JP2004013910A - 電子決済システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICカード10に識別IDおよび電子バリューを記録しておき、ICカード10を保持した利用者が、自動改札機12を通過する際に電子バリューから乗車料金を差し引く。このとき、電子バリュー残高が、所定の額より少なくなれば、所定の電子バリュー額を補充する。補充する電子バリュー額は、鉄道事業者の情報管理サーバ16に蓄積された後、金融機関の請求サーバ18に送信され、当該利用者の金融機関口座から引き落とされる。
【選択図】図1
Description
1−1.全体構成および処理概要
1−1−1.全体構成
図1に、鉄道を交通機関とし、非接触型のICカードを乗車券として利用する場合における電子決済システムの全体構成図を示す。
この図において、情報記録媒体であるICカード10と、鉄道事業者における決済端末装置の一部である自動改札機12は通信可能である。ICカード10は、非接触型を前提としており、自動改札機12はこれに対応して通信できるものとする。図1において、自動改札機12は、2つしか示されていないが、実際には複数の装置が存在する。請求サーバ装置18は、1つしか示されていないが、実際には、請求処理を行う金融機関またはクレジット会社毎に装置が存在する。
例えば、鉄道の利用者は、予め鉄道事業者から発行されたICカード10を利用して自動改札機12を通過する。ICカード10には、利用者を特定するための識別IDである利用者IDと乗車料金の支払いを行うための電子バリューが記録されている。
自動改札機12は、乗車時または下車時において、ICカード10に記録されている電子バリューから乗車料金を差し引き、新たな電子バリュー残高を算出する。このとき算出した新たな電子バリュー残高が、ICカード10毎に設定された補充判定額以下になっていれば、ICカード10毎に設定された補充額と同額の電子バリューを追加する。なお、補充判定額および補充額は、ICカード10に記録されている。
1−2−1.ICカード
図2に、情報記録媒体であるICカード10におけるハードウェア構成図を示す。ICカード10は、CPU20、メモリ21および通信回路23を備えている。メモリ21には、利用者を特定するための利用者ID、利用可能な電子バリュー残高、電子バリューを補充するときの補充額およびその補充を判定するための補充判定額等が記録されている。通信回路23は、他の装置との通信を行うための回路であって、ここでは自動改札機等に接続可能である。
図3に、決済端末装置を構成する自動改札機12におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU30、ディスプレイ31、メモリ32および通信回路33を備えている。メモリ32には、駅名を検索するため駅名テーブル、検索した駅名から乗車料金を決定するための料金テーブルおよびICカード10の電子バリューを乗車運賃として引き落として電子決済を実現するためのプログラム等が記録されている。通信回路33は、他の装置との通信を行うための回路であって、ここでは前記非接触ICカードおよび自動改札コントローラと接続可能である。
1−2−3.自動改札コントローラ
図4に、決済端末装置を構成する自動改札コントローラ14におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU40、メモリ41、ディスプレイ42、ハードディスク43、キーボード/マウス44および通信回路45を備えている。ハードディスク43には、無効なICカードの識別番号が記録された無効カードデータベース43A、および、ICカード10に電子バリューを補充したときに、当該ICカードにかかる利用者IDと補充額を記録する補充情報データベース43B等が記録されている。通信回路45は、他の装置との通信を行うための回路であって、ここでは前記自動改札機および情報管理サーバ装置16と接続可能である。
1−2−4.情報管理サーバ装置
図5に、決済サーバ装置を構成する情報管理サーバ装置16におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU50、メモリ51、ディスプレイ52、ハードディスク53、キーボード/マウス54および通信回路55を備えている。ハードディスク53には、ICカード10の利用者にかかる情報を記録した利用者データベース53A、請求サーバ装置に送信するために利用者毎の請求情報を記録した請求データベース53Bおよび無効なICカードの識別番号が記録された無効ICカードデータベース53C等が記録されている。通信回路55は、他の装置との通信を行うための回路であって、ここでは前記自動改札コントローラ14および請求サーバ装置18と接続可能である。
1−2−5.請求サーバ装置
図6に、決済サーバ装置を構成する請求サーバ装置18におけるハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU60、メモリ61、ディスプレイ62、ハードディスク63、キーボード/マウス64および通信回路65を備えている。ハードディスク63には、ICカードの利用者にかかる口座情報を記録した口座データベース63A等が記録されている。通信回路65は、他の装置との通信を行うための回路であって、ここでは前記情報管理サーバ装置16と接続可能である。
1−3.ICカードの発行処理
本実施形態においては、非接触型ICカードを利用して交通機関等に設置された自動改札機を通過する際の電子決済について説明する。
まず、当該電子決済システムの利用者は、乗車券として利用可能なICカードの発行を受ける必要がある。ここでは、鉄道事業者などの交通機関において前記ICカードを発行するものとする。
図7は、本実施形態において、利用者からの申請を受けた鉄道事業者が、情報管理サーバ装置16を使用してICカード10の発行処理を行う場合のフローチャートである。図8は、ICカード10の利用者情報の登録を行う際に、情報管理サーバ装置16のディスプレイ52に表示される入力画面の例である。なお、ICカード10の利用者情報の登録には、前記情報管理サーバ装置16に接続可能な入力端末装置を利用してもよい。図9に、情報管理サーバ装置16に登録される利用者データベース53Aの例を示す。図10に、請求サーバ装置18に登録されるカード番号データベース63Aの例を示す。
利用者は、ICカード10の発行を受けるための必要事項を申込書に記入し鉄道事業者に提出する。鉄道事業者の担当者は、前記申込書に基づいて、利用申込み情報を情報管理サーバ装置16の登録画面(図8)に入力する(ステップS701)。なお、前記登録画面には、名前、住所、決済種別、カード番号、補充判定額、補充額、デポジット等の情報を入力するための入力欄が表示される。
ICカード10の発行を受けた利用者は、当該ICカード10を使用して交通機関に設置された自動改札機12を通過する。本実施形態においては、非接触型ICカードを使用するため、自動改札機12にはカードを挿入したり搬送したりする機械装置は不要である。
図11は、ICカード10を所持する利用者が自動改札機12を通過する場合において、自動改札機12が行う処理を示すフローチャートである。自動改札機12は、利用者が乗車時に乗降情報を書き込み、下車時に前記乗降情報に基づいて乗車料金を算出するものとし、以下、下車時における自動改札機12の処理を説明する。図9のレコード90に示す利用者ID「001」を当該利用者とみなして処理を行う。
送信を受けて、自動改札機12は、無効ICカードのチェックを行う(ステップS1102)。無効ICカードのチェックは、自動改札機12が自動改札コントローラ14の無効ICカードデータベース43Aに接続して行われる。すなわち、自動改札機12に記録されている電子決済プログラムが、利用者IDを検索キーにして無効ICカードデータベース43Aを検索する。
図12に無効ICカードデータベース43Aの例を示す。このデータベースの項目には、利用者ID、氏名、決済種別、カード番号等が登録されている。利用者IDがこのデータベースに存在する場合、当該ICカード10は、無効ICカードとみなされる(ステップS1103、NO)。例えば、利用者ID「001」が、無効ICカードデータベース43Aに存在しなければ、当該利用者のICカードは、無効ICカードとはみなされない。
ICカード10が、無効ICカードであるとみなされなかった場合は(ステップS1105、YES)、乗車料金の決済処理を行う(ステップS1107)。この決済処理は、ICカードから受信した乗降情報に基づき、駅名テーブル、料金テーブルを参照して電子決済プログラムが行う。すなわち、乗降情報から取得した乗車駅(「大阪」)と、自動改札機12に予め記録されている当該下車駅との間の乗車料金を、前記駅名テーブルおよび料金テーブルから取得する。
自動改札機12は、ICカード10から受信した電子バリュー残高から、当該乗車料金を減算する。さらに、減算後の電子バリュー残高が、ICカード10から受信した補充判定額以下であるか否かを判断する(ステップS1107)。
もし、減算後の電子バリュー残高が、前記補充判定額以下である場合には、自動改札機12は、電子バリューの補充処理を行う(ステップS1109)。電子バリューの補充は、ICカード10から受信した補充額に基づいて行われる。すなわち、減算後の電子バリュー残高に当該補充額を加算して、新たな電子バリュー残高を決定し、ICカード10に送信する(ステップS1110)。ICカード10は、この新たな電子バリュー残高を受信して、ICチップ内に記録する。
例えば、減算後の電子バリュー残高は「900円」であり、当該利用者のICカードから受信した補充額は「10000円」であるので、新たな電子バリュー残高は「10900円」となる。
自動改札機12は、上記の利用者にかかる利用者IDおよび補充額に基づいて請求処理を行う(ステップS1111)。この請求処理において、自動改札機12は、利用者IDおよび補充額を自動改札コントローラ14の補充情報データベース43Bに記録する。 図13に、補充情報データベース43Bの例を示す。このデータベースの項目には、利用者ID、補充額、補充日付等が登録される。
例えば、当該利用者の場合、図13のレコード130に示すように利用者ID「001」、補充額「10000円」および補充日付「2001/05/05」等のデータが登録される。
以下、利用者が、決済種別に「クレジット」を選択している場合について説明する。図15は、鉄道事業者の有する情報管理サーバ装置16と、クレジット会社の有する請求サーバ装置18が請求処理を行う場合のフローチャートである。
情報管理サーバ装置16は、利用者の所有するICカードに補充処理がなされるたびに更新される請求データベース53Bに基づいて請求データを作成する。この請求データは、例えばカード番号の上桁などによって特定されるクレジット会社毎に作成される(ステップS1501)。
以下、利用者が、決済種別に「口座振替」を選択している場合について説明する。図16は、鉄道事業者の有する情報管理サーバ装置16と、金融機関の有する請求サーバ装置18が請求処理を行う場合のフローチャートである。
情報管理サーバ装置16は、利用者の所有するICカード10に補充処理がなされるたびに更新される請求データベース53Bに基づいて請求データを作成する。この請求データは、例えばカード番号の上桁などによって特定される金融機関毎に作成される(ステップS1601)。
このように、電子バリュー残高が無くなったときに補充を行い、ICカード10にかかる補充額をまとめて利用者に請求することにより、利用者はクレジット会社から発行される請求書にかかる請求額の確認がしやすい。すなわち、クレジットカードのように利用の度に請求処理を行えば、利用者は利用回数およびそのときの乗車料金を覚えておかなければ、請求額を確認することができない。
また、鉄道事業者にとっては、請求処理をまとめて行うことによって、自動改札の通過時におけるコンピュータ処理の負荷を減らすことができる。
2−1.全体構成および処理概要
2−1−1.全体構成
図17に、非接触型のICカードを使用して、自動販売機で商品購入を行う場合における電子決済システムの全体構成図を示す。
この図において、情報記録媒体であるICカード10と、商品販売業者における決済端末装置の一部である自動販売機170は通信可能である。ICカード10は、非接触型を前提としており、自動販売機170はこれに対応して通信できるものとする。
例えば、自動販売機の利用者は、予め鉄道事業者から発行されたICカード10を利用して自動販売機170に近づく。ICカード10には、利用者を特定するための識別IDである利用者IDと、商品代金の支払いを行うための電子バリューが記録されている。
利用者が、自動販売機170に近づきICカード読み取り部分にICカード10をかざすと、ICカード10は、利用者IDおよび電子バリューを自動販売機170に送信する。送信を受けて、自動販売機170の商品購入が可能となり、利用者は、例えば商品選択ボタンを押すなどして商品購入を行う。
本実施形態において使用するICカードは、第1の実施形態のICカードと同様のハードウェア構成を有する。
自動販売機170は、第1の実施形態における自動改札機12(図3)と同様にCPU30、ディスプレイ31、メモリ32および通信回路33を備える。但し、メモリ32には商品代金を決定する商品テーブル、およびICカード10の電子バリューを商品代金として引き落として電子決済を実現するためのプログラム等が記録されている。
第1の実施形態においてICカード10をの発行を受けた利用者は、当該ICカード10を使用し、自動販売機170において商品を購入することができる。
図18は、ICカード10を所持する利用者が商品を購入する場合に、自動販売機170が行う処理を示すフローチャートである。以下、商品購入時における自動販売機170の処理を説明する。
上記実施形態においては、補充額および補充判定額をICカード10に記録するようにしているが、自動改札機12、自動改札コントローラ14または情報管理サーバ装置16に記録するようにしてもよい。この場合、ICカード10から受信した利用者IDに基づいて補充額および補充判定額を取得すればよい。
上記実施形態においては、利用者毎に補充額および補充判定額をするようにしているが、すべての利用者に一律の額を設定してもよい。この場合、ICカード10から自動改札機12に補充額および補充判定額を送信することは不要であるため、処理の高速化が望める。
10・・・ICカード(情報記録媒体)
12・・・自動改札機(決済端末装置)
14・・・自動改札コントローラ(決済端末装置)
16・・・情報管理サーバ装置
18・・・請求サーバ装置
Claims (13)
- 電子バリュー残高を記録した情報記録媒体と、前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算することによって決済を行い、さらに補充額および補充判定額に基づいて前記電子バリュー残高を更新する決済端末装置と、当該決済端末装置と通信可能に設けられた決済サーバ装置とを有する電子決済システムであって、
情報記録媒体は、識別IDおよび電子バリュー残高を決済端末装置に送信し、
送信を受けて決済端末装置は、前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算し、減算後の電子バリュー残高が前記補充判定額以下になるときには、当該減算後の電子バリュー残高に前記補充額を加算して求めた加算後の電子バリュー残高を情報記録媒体に送信するとともに、当該情報記録媒体にかかる識別IDおよび前記補充額を決済サーバ装置に送信し、
送信を受けて情報記録媒体は、決済端末装置から受信した加算後の電子バリュー残高を記録し、
送信を受けて決済サーバ装置は、前記識別IDによって特定される利用者へ前記補充額にかかる請求処理を行うこと
を特徴とする電子決済システム。 - 決済サーバ装置と通信可能に設けられており、情報記録媒体から受信した電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算することによって決済を行い、さらに補充額および補充判定額に基づいて前記電子バリュー残高を更新する決済端末装置であって、
情報記録媒体から識別IDおよび電子バリュー残高を受信し、
前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算し、減算後の電子バリュー残高が前記補充判定額以下になるときには、当該減算後の電子バリュー残高に前記補充額を加算して求めた加算後の電子バリュー残高を情報記録媒体に送信するとともに、当該情報記録媒体にかかる識別IDおよび前記補充額を決済サーバ装置に送信すること
を特徴とする決済端末装置。 - 電子バリュー残高を記録した情報記録媒体であって、
前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算することによって決済を行い、さらに補充額および補充判定額に基づいて前記電子バリュー残高を更新する決済端末装置と通信可能に設けられており、
識別IDおよび電子バリュー残高を決済端末装置に送信し、
前記決済端末装置が前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算し、減算後の電子バリュー残高が前記補充判定額以下になるときに当該減算後の電子バリュー残高に前記補充額を加算することによって求めた加算後の電子バリュー残高、を受信して記録すること
を特徴とする情報記録媒体。 - 請求項1〜3のいずれかの電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記補充額および補充判定額は、前記情報記録媒体に記録されていること
を特徴とするもの。 - 請求項1〜4のいずれかの電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記補充額および補充判定額は、前記識別ID毎に予め設定された所定額であること
を特徴とするもの。 - 請求項1〜4のいずれかの電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記補充額および補充判定額は、前記識別IDによらない所定額であること
を特徴とするもの。 - 請求項1〜6のいずれかの電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記決済サーバ装置は、前記決済端末装置からの送信情報を管理する情報管理サーバ装置と、前記識別IDによって特定される利用者へ補充額の請求処理を行う請求サーバ装置から構成されること
を特徴とするもの。 - 請求項7の電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記決済端末装置は、決済金額に値する電子バリューを運賃として減算する交通機関等に設置された自動改札機であり、
前記情報管理サーバ装置は、前記自動改札機から受信した情報記録媒体にかかる識別IDおよび補充額を、請求サーバ装置に送信し、
前記請求サーバ装置は、金融機関等に設置されており、前記識別IDによって特定される利用者の金融機関口座から口座振替によって前記補充金額の回収を行うこと
を特徴とするもの。 - 請求項7の電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記決済端末装置は、決済金額に値する電子バリューを運賃として減算する交通機関等に設置された自動改札機であり、
前記情報管理サーバ装置は、前記自動改札機から受信した情報記録媒体にかかる識別IDおよび補充額を、請求サーバ装置に送信し、
前記請求サーバ装置は、予め利用者から前払いされた金額から差し引くことによって前記補充金額の回収を行うこと
を特徴とするもの。 - 請求項7の電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記決済端末装置は、決済金額に値する電子バリューを運賃として減算する交通機関等に設置された自動改札機であり、
前記情報管理サーバ装置は、前記自動改札機から受信した情報記録媒体にかかる識別IDおよび補充額を、請求サーバ装置に送信し、
前記請求サーバ装置は、クレジット会社等に設置されており、前記識別IDによって特定される利用者のクレジット取引によって前記補充金額の回収を行うこと
を特徴とするもの。 - 請求項1〜10のいずれかの電子決済システム、決済端末装置または情報記録媒体において、
前記情報記録媒体は、電子バリュー残高を記録可能なICチップを内蔵した、ICカード、携帯電話または携帯情報端末であること
を特徴とするもの。 - 電子バリュー残高を記録した情報記録媒体と、前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算することによって決済を行い、さらに補充額および補充判定額に基づいて前記電子バリュー残高を更新する決済端末装置と、当該決済端末装置と通信可能に設けられた決済サーバ装置とを用いた電子決済方法であって、
情報記録媒体は、識別IDおよび電子バリュー残高を決済端末装置に送信し、
送信を受けて決済端末装置は、前記電子バリュー残高から決済金額に値する電子バリューを減算し、減算後の電子バリュー残高が前記補充判定額以下になるときには、当該減算後の電子バリュー残高に前記補充額を加算して求めた加算後の電子バリュー残高を情報記録媒体に送信するとともに、当該情報記録媒体にかかる識別IDおよび前記補充額を決済サーバ装置に送信し、
送信を受けて情報記録媒体は、決済端末装置から受信した加算後の電子バリュー残高を記録し、
送信を受けて決済サーバ装置は、前記識別IDによって特定される利用者へ前記補充額にかかる請求処理を行うこと
を特徴とする電子決済方法。 - 電子バリュー残高を記録した乗車券としてのICカードと、前記ICカードから乗車料金に値する電子バリューを減算することによって決済を行い、さらに所定の補充額および補充判定額に基づいて前記電子バリュー残高を更新する自動改札機と、当該自動改札機と通信可能に設けられた決済サーバ装置とを用いた電子決済方法であって、
ICカードを所持する利用者が、前記自動改札機を通過する場合において、
前記自動改札機は、ICカードに記録されている識別ID、補充額、補充判定額および電子バリュー残高を読み込み、
さらに、電子バリュー残高から乗車料金に値する電子バリューを減算し、減算後の電子バリュー残高が前記補充判定額以下になるときには、当該減算後の電子バリュー残高に前記補充額を加算して求めた加算後の電子バリュー残高をICカードに送信するとともに、当該ICカードにかかる識別IDおよび前記補充額を決済サーバ装置に送信し、
送信を受けてICカードは、自動改札機から受信した加算後の電子バリュー残高を記録し、
送信を受けて決済サーバ装置は、前記識別IDによって特定される利用者へ前記補充額にかかる請求処理を口座振替、デポジット引落またはクレジット取引にて行うこと
を特徴とする電子決済方法。
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