JP2020042505A - 入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システム - Google Patents

入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】入出場が管理されるスペースに入場あるいは出場する際の利便性を向上させることができる入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システムを提供する。【解決手段】入出場管理装置300は、チャージ管理部353と、精算部354とを持つ。前記チャージ管理部は、決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、前記決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付ける。前記精算部は、利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置(自動改札機)400において前記識別情報が取得された場合、前記入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、前記入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、前記電子マネーの金額から引き去る。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システムに関する。
従来より、鉄道会社が発券するICカードに事前に電子マネーをチャージしておき、自動改札機にICカードを翳すことにより、鉄道運賃を精算するシステム(ストアードフェアシステム)がある。これに関連して、ICカードとクレジットカードとを予め紐づけておき、クレジット決済によって自動的に電子マネーをICカードにチャージするものが知られている。しかしながら、鉄道会社が発券するICカードを発行しなければこのシステムを利用することができず、例えば外国からの旅行者などにとって非常に手間であり、不便であった。
特開2002−109584号公報 特開2005−215877号公報 特開2012−215999号公報
本発明が解決しようとする課題は、入出場が管理されるスペースに入場あるいは出場する際の利便性を向上させることができる入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システムを提供することである。
実施形態の入出場管理装置は、チャージ管理部と、精算部とを持つ。チャージ管理部は、決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、前記決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付ける。精算部は、利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置において前記識別情報が取得された場合、前記入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、前記入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、前記電子マネーの金額から引き去る。
実施形態に係る入出場管理システム1の概略図。 実施形態に係る入出場管理装置300と自動改札機400の機能構成図。 残高情報332の内容の一例を示す図。 利用者情報333の内容の一例を示す図。 入場照会処理(A)と出場照会処理(P)とを含む処理の一例を示すシーケンス図。 入場照会処理(D)と出場照会処理(Q)とを含む処理の一例を示すシーケンス図。 入出場管理装置300による処理の一例を示すフローチャート。 入場照会処理の一例を示すフローチャート。 入場照会処理の他の例を示すフローチャート。 入場照会処理(D)の一例を示すフローチャート。 入場照会処理(D)の続きの処理の一例を示すフローチャート。 出場照会処理の一例を示すフローチャート。 出場照会処理(Q)の一例を示すフローチャート。 出場照会処理の一例を示すフローチャート。 出場照会処理の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の入出場管理装置、入出場管理方法、プログラム、および入出場管理システムを、図面を参照して説明する。以下では、実施形態の入出場管理装置が、鉄道を利用する利用者の入出場を管理する例について説明する。なお、入出場管理装置はこれに限られず、例えば、遊園地や動物園等の施設への入出場を管理するものであってもよく、時間に応じて料金が課金されるその他の施設への入出場を管理するものであってもよい。
図1は、実施形態に係る入出場管理システム1の概略図である。入出場管理システム1は、例えば、一以上の決済サーバ100と、一以上の仲介サーバ200と、一以上の入出場管理装置300と、一以上の自動改札機(入出場処理装置)400と、一以上の駅務機器500とを備える。これらの構成は、ネットワークNWによって互いに接続されており、このネットワークNWを介して互いに通信する。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、専用回線、無線基地局、プロバイダなどのうちの一部または全部を含む。
決済サーバ100は、決済事業者により管理されるサーバである。決済事業者には、例えば、クレジットカード会社、銀行などの金融機関、その他の契約者の代理で決済を行う代行決済サービスを提供する事業者等が含まれる。この決済事業者は、自動改札機400により入出場が管理されるスペースにおいて利用者にサービスを提供するサービス提供事業者(ここでは、鉄道会社)とは異なる事業者である。以下、決済事業者がクレジットカード会社であり、クレジットカード会社と契約する各契約者に割り当てられる識別情報がクレジットカード番号である例について説明する。また、クレジットカード番号が、クレジットカードに搭載された電子タグに格納されている例について以下説明するが、これに限られない。例えば、クレジットカード番号がエンコードされた二次元コードを利用して、この二次元コードを紙やその他の媒体、端末装置の表示画面等に表示するようにしてもよい。
仲介サーバ200は、仲介事業者により管理されるサーバである。仲介事業者は、決済サーバ100に対する与信確認を仲介する事業者である。与信確認とは、予め決済事業者と契約している契約者に信用を供与している状態か否かを確認することである。契約者に信用を供与している状態である場合(言い換えると、与信確認が取れた場合)、決済事業者は契約者の代理で決済を行うことができる。一方、契約者に信用を供与していない状態である場合(言い換えると、与信確認が取れない場合)、決済事業者は契約者の代理で決済を行うことができない。仲介サーバ200は、決済事業者による決済によって電子マネーをチャージするよう入出場管理装置300により要求された場合、決済サーバ100と通信することにより与信確認を行う。なお、仲介事業者は、サービス提供事業者とは異なる事業者である。現状では、決済金額に拘わらず、与信確認ごとに発生する手数料を、サービス提供事業者が仲介事業者に支払う運用がとられる場合が多い。
入出場管理装置300、自動改札機400、および駅務機器500は、サービス提供事業者により管理される。自動改札機400、および駅務機器500は、各駅に設置される。自動改札機400は、利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置の一例である。入出場管理装置300は、例えば、サービス提供事業者ごとに設置される。入出場管理装置300は、サービス提供事業者により管理される他のサーバ(図示を省略)と通信し、料金表などの各種情報を取得する。駅務機器500は、例えば、駅員などにより操作される装置であり、駅員などにより入力された情報を入出場管理装置300に送信する。
自動改札機400は、例えば、読取窓に翳されたクレジットカードと通信し、クレジットカードに搭載されている電子タグからクレジットカード番号を読み取る。なお、自動改札機400は、二次元コードを読み取るリーダを備え、端末装置の表示画面に表示された二次元コードを読み取り、二次元コードにエンコードされているクレジットカード番号を取得してもよい。自動改札機400により取得されるクレジットカード番号を保持している媒体を、以下、カード券と記す。自動改札機400は、表示部を備え、入出場管理装置300による処理結果を示す情報を受信し、受信した情報に基づく出場情報を表示部に表示させてもよい。出力情報には、例えば、精算金額や、入場あるいは出場が許可あるいは禁止されたこと、禁止された理由などを含む。
自動改札機400は、カード券からクレジットカード番号を読み取った場合、利用情報を生成する。利用情報には、例えば、自動改札機400が設置されている駅(場所や位置でもよい)を示す識別情報や時刻情報などが含まれる。自動改札機400は、読み取ったクレジットカード番号に利用情報を対応付けた情報を、入出場管理装置300に送信する。入出場管理装置300は、受信したクレジットカード番号と利用情報に基づいて、利用者の入出場の有無を判定し、判定結果を、自動改札機400に送信する。自動改札機400は、受信した判定結果に基づいて、利用者の通過を規制する規制材の開処理あるいは閉処理を実行する。
図2は、実施形態に係る入出場管理装置300と自動改札機400の機能構成図である。入出場管理装置300は、例えば、第1通信部311と、第2通信部312と、第3通信部313と、記憶部330と、処理部350とを備える。第1通信部311は、仲介サーバ200と通信する。第2通信部312は、自動改札機400と通信する。第3通信部313は、駅務機器500と通信する。第1通信部311、第2通信部312、および第3通信部313は、NICなどの通信インターフェースを含む。記憶部330は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSDなどのフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などである。記憶部330には、例えば、料金表情報331、残高情報332、利用者情報333、ネガティブリスト334などが格納されている。
料金表情報331は、乗車駅、下車駅、乗り継ぎ駅、特急券利用の有無などの入力情報に基づいて、運賃を導出するための料金表に関する情報である。利用者の属性や期日に応じて料金が異なる場合、料金表情報331は、それぞれに応じた料金表に関する情報を含む。
図3は、残高情報332の内容の一例を示す図である。残高情報332は、例えば、クレジットカード番号に、有効期限、契約者名、決済事業者、チケット残高、最終精算日、利用停止通知などを対応付けた情報である。クレジットカード番号は、クレジットカード会社からクレジットカードの契約者ごとに割り当てられる識別情報である。クレジットカード番号は、決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報の一例である。クレジットカード番号は、一の契約者に対して一つの番号であってもよく、家族カードや使い捨てのクレジットカード番号のように、一のクレジットカード番号や一の契約者に紐付けられた複数の番号を含むものであってもよい。契約者名は、契約時に登録されているクレジットカードの契約者の氏名である。有効期限は、対応するクレジットカード番号を用いて決済が可能な期限である。決済事業者は、クレジットカード会社の名称である。チケット残高は、決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額である。最終精算日は、チケット残高を用いた利用料金の精算が実行された最も新しい日を示す情報である。利用停止通知については、後述する。
図4は、利用者情報333の内容の一例を示す図である。利用者情報333は、例えば、クレジットカード番号に、利用状況、精算完了情報、券面氏名、属性、電話番号などを対応付けた情報である。利用状況は、サービス提供事業者により提供されるサービスの利用状況を示す情報である。利用状況には、例えば、改札内に入場している状態であること(入場状態)、改札内から出場している状態であること(出場状態)、入場あるいは出場した駅(駅名や識別情報等で示される)、入場あるいは出場した時刻などが含まれる。精算完了情報は、サービス提供事業者により提供されるサービスの利用により発生した利用料金の精算が完了しているか否かを示す情報を含む。また、精算完了情報は、過去の精算状況を示す情報を含んでいてもよい。過去の精算状況を示す情報には、例えば、精算が遅延なく完了した回数、精算が遅延ありで完了した回数、精算が完了していない回数などが含まれる。券面氏名は、カード券に表示される利用者の氏名である。券面氏名は、クレジットカードの契約者と同じであってもよく、異なるものでもよい。後者の場合には、例えば、カード券に表示可能な文字数が制限されている場合が含まれる。属性には、年齢、性別などが含まれる。
ネガティブリスト334は、入出場が禁止されている利用者の一覧である。この入出場が禁止されている利用者は、例えば、入出場管理装置300により決定される。ネガティブリスト334には、例えば、入出場が禁止されている利用者のクレジットカード番号が含まれる。
図2に戻って、処理部350は、例えば、データ管理部351と、登録部352と、チャージ管理部353と、精算部354と、返金管理部355と、入出場判定部356とを備える。これらの構成は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが、記憶部330に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、これらの構成要素の機能のうち一部または全部は、LSI、ASIC、FPGA等のハードウェア(回路部:circuitryを含む)によって実現されていてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されていてもよい。
データ管理部351は、仲介サーバ200に送信する情報を暗号化して、第1通信部311を用いて送信する。また、データ管理部351は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から受信した情報を複合化する。例えば、データ管理部351は、新規のクレジットカード番号が登録部352により登録される場合、新規のクレジットカード番号を暗号化して仲介サーバ200に送信する。仲介サーバ200から受信した情報を複合化することにより、データ管理部351は、クレジットカード番号の有効期限や契約者名などを取得する。データ管理部351は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信した情報を、処理部350の各部に出力してもよく、記憶部330に格納してもよい。
また、データ管理部351は、第3通信部313を用いて、駅務機器500から送信される情報を受信し、受信した情報を記憶部330に格納させる。例えば、データ管理部351は、駅務機器500から受信した券面氏名、属性、電話番号等を示す情報を、利用者情報333の一部として、記憶部330に格納する。なお、データ管理部351は、第3通信部313を用いて、サービス提供事業者が管理する他のサーバから送信される情報を受信し、受信した情報を記憶部330に格納してもよい。
登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から、新規のクレジットカード番号を受信した場合、受信した新規のクレジットカード番号を残高情報332と利用者情報333に登録する。また、登録部352は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から受信した有効期限や契約者名などを、新規のクレジットカード番号に対応付けて残高情報332に登録する。また、登録部352は、クレジットカード番号に対応付けて利用情報に基づく利用状況を利用者情報333に登録する。また、登録部352は、第3通信部313を用いて駅務機器500から受信した利用者の属性(年齢や性別等)や電話番号等を、新規のクレジットカード番号に対応付けて残高情報332に登録する。
チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200と通信し、決済サーバ100に対して電子マネーのチャージを要求する。例えばチャージ管理部353は、予め決められたチャージタイミングに到達したか否かを判定し、チャージタイミングに到達したと判定された場合、設定金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成し、仲介サーバ200に送信する。チャージタイミングには、例えば、自動改札機400から利用情報を受信した場合(言い換えると、自動改札機400から入場通知あるいは出場通知を受信した場合)、予め決められた日時(チャージ日時)に到達した場合、チャージ残高から利用料金の引き去り処理が精算部354により実行された場合、チケット残高が最低金額閾値L1(第1閾値)未満になった場合、などが含まれる。こうすることにより、クレジットカード番号が自動改札機400により取得されたタイミングで設定金額をチャージすることができるため、入場時から出場時までの間や出場した後にチケット残高が増え、出場時においてチケット残高が不足する事態や、次回の入場時においてチケット残高が不足する事態を回避することができる。
また、チャージ管理部353は、チケット残高がリセットされたか否かを判定し、チケット残高がリセットされた履歴がある場合に、リクエスト情報を生成してもよい。チケット残高のリセットとは、例えば、所定期日(例えば、月末日)において、返金管理部355によりチケット残高の電子マネーが全額返金されることである。
なお、チャージ管理部353は、精算部354により導出された利用料金(後述)の精算においてチケット残高が不足しているか否かを判定し、利用料金の精算においてチケット残高が不足している場合、不足分以上の金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成してもよい。利用料金の精算においてチケット残高が不足する場合には、例えば、利用料金を導出した後で、利用料金がチケット残高以下でないと判定され、設定金額がチャージされる際に、設定金額とチケット残高との合計値が利用料金よりも少ない場合が含まれる。また、利用料金の精算においてチケット残高が不足する場合には、精算なしで入場した後で、チケット残高が初乗り料金よりも少ない場合なども含まれる。こうすることにより、チケット残高不足により利用料金が精算できない事態を回避することができる。
また、チャージ管理部353は、精算部354により導出された利用料金(後述)と設定金額などを比較して、利用料金が設定金額よりも高い場合、利用料金以上の金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成してもよい。また、チャージ管理部353は、残高情報332のチケット残高を参照し、チケット残高と設定金額の合計値が利用料金以上であるか否かを判定し、チケット残高と設定金額の合計値が利用金額以上でない場合、利用金額以上の金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成してもよい。こうすることにより、チャージされた後に、利用料金の精算の際にチケット残高が不足するという事態を回避することができる。
また、チャージ管理部353は、リクエスト情報を送信した後、決済サーバ100によりクレジットカード番号に対して設定金額の電子マネーを決済することの与信確認が取れた場合、与信確認が取れたことを示す通知(以下、与信確認通知と記す)を仲介サーバ200から受信する。与信確認通知には、例えば、クレジットカード番号や決済サーバ100により決済された電子マネーの金額(以下、チャージ金額と記す)などを示す情報が含まれる。チャージ管理部353は、受信した与信確認通知に基づいて、チャージ金額をチケット残高に加算する。例えば、チャージ管理部353は、与信確認通知に含まれるクレジットカード番号に、チャージ金額を対応付けて、残高情報332の一部として記憶部330に格納する。なお、既に電子マネーがチケット残高としてチャージされている場合、チャージ管理部353は、与信確認通知に含まれるクレジットカード番号に対応付けられているチケット残高を残高情報332から読み出し、読み出したチケット残高にチャージ金額を加算した値で残高情報332の「チケット残高」の欄を書き換える。
また、チャージ管理部353は、リクエスト情報を送信した後、決済サーバ100によりクレジットカード番号に対して設定金額の電子マネーを決済することの与信確認が取れない場合、与信確認が取れないことを示す通知(以下、与信確認不可通知と記す)を仲介サーバ200から受信する。この場合、チャージ管理部353は、与信確認が取れなかったクレジットカード番号をネガティブリスト334に登録する。なお、チャージ管理部353は、一定期間をあけて同じリクエスト情報を複数回に渡って送信し、与信確認不可通知しか受信できない場合に、クレジットカード番号をネガティブリスト334に登録するようにしてもよい。つまり、与信確認が取れない場合があったとしても、その後に与信確認が取れた場合には、クレジットカード番号をネガティブリスト334に登録しないようにしてもよい。
精算部354は、自動改札機400によりクレジットカード番号が取得された場合、自動改札機400により取得された情報に基づいて、利用料金を導出する。利用料金とは、自動改札機400が入出場を許可あるいは禁止するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金である。例えば、精算部354は、料金表情報331と利用者情報333とを参照し、自動改札機400から受信した利用情報に基づいて、利用料金を導出する。具体的には、精算部354は、利用者情報333の利用状況として格納されている「入場駅」を読み出し、利用情報として自動改札機400から受信した「出場駅」までの運賃(あるいは、入場時に精算した料金を差し引いた料金)を、料金表情報331を参照して導出する。なお、利用者情報333の利用状況として「入場駅」が格納されていない場合、精算部354は、利用情報として自動改札機400から受信した「入場駅」からの初乗り運賃を利用料金として導出してもよい。また、利用者情報333の利用状況の欄に「入場時の精算が完了していないことを示す情報」が格納されている場合、精算部354は、出場時において、入場時に精算が完了していない金額も含めて、出場時の精算額を導出し、利用料金としてもよい。
なお、精算部354は、利用料金を導出する前に、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信したクレジットカード番号と利用情報とに基づいて、利用料金の導出が必要か否かを判定してもよい。例えば、入場時には料金を収受せず、出場時に料金を収受するシステムである場合、精算部354は、出場時である場合に、利用料金の導出が必要であると判定する。なお、精算部354は、利用情報に出場処理であることを示す情報が含まれる場合や、利用者情報の利用状況に入場状態だけが記録されており、且つ、出場状態が記録されていない場合に、出場時であると判定する。
精算部354は、導出された利用料金をチケット残高から引き去る処理を実行する。例えば、精算部354は、残高情報332を参照し、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信したクレジットカード番号に対応付けられたチケット残高を読み出す。利用料金がチケット残高以下である場合、精算部354は、チケット残高から利用料金を減算した値で、残高情報332の「チケット残高」の欄を書き換える。また、精算部354は、精算した日(時刻情報を含む日時でもよい)を示す情報を、残高情報332の「最終精算日」の欄に書き込む。一方、利用料金がチケット残高以下でない場合、精算部354は、チャージ管理部353によりチケット残高に設定金額が加算された後(あるいは、利用金額が設定金額以上である場合、チケット残高が利用金額以上になった後)、利用料金をチケット残高から引き去る処理を実行する。
返金管理部355は、予め決められた返金タイミングに到達した場合、チケット残高の電子マネーを利用者に返金するよう、決済サーバ100に対して要求する。これにより、決済サーバ100は、例えば、クレジットカード番号により識別される契約者の銀行口座に、チケット残高の電子マネーを振り込む処理を実行する。
返金タイミングには、例えば、以下に説明する返金タイミング1〜3のうち少なくとも一つを含む。返金タイミング1は、予め決められた日時(返金日時)である。返金タイミング2は、精算部354によるチケット残高を利用した精算処理が実行されていない期間が継続して所定期間(例えば、2週間)を超えた場合である。返金タイミング3は、クレジットカード番号に対応付けられた有効期限の最終日あるいは最終日よりも前の所定日時である。例えば返金タイミング2に到達したか否かを判定する場合、返金管理部355は、残高情報332の「最終精算日」を参照して、チケット残高から利用料金が引き去られた最終日から所定期間が経過したか否かを判定する。なお、返金タイミング3を採用することにより、有効期限を超えてしまい、クレジットカード番号に対応付けて返金できなくなる事態を回避することができる。また、返金タイミング1を採用することにより、例えば、定期的にチケット残高のリセットを実行することができる。
返金管理部355は、電子マネーを利用者に返金した場合、その旨を示す履歴情報を、クレジットカード番号に対応付けて残高情報332に登録してもよい。
入出場判定部356は、自動改札機400により取得されたクレジットカード番号に基づいて、入場あるいは出場を許可するか否かを判定する。初めに、入出場判定部356は、利用者情報333を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号や利用情報に基づいて、入場処理であるか、あるいは出場処理であるかを判定する。例えば、利用者情報333の利用状況の欄に「出場状態」であることが登録されている場合、入出場判定部356は、入場処理であると判定する。一方、利用者情報333の利用状況の欄に「入場状態」であることが登録されている場合、入出場判定部356は、出場処理であると判定する。なお、利用情報に入場処理あるいは出場処理であることを示す情報が含まれている場合、入出場判定部356は、利用情報に基づいて判定してもよい。
さらに、入出場判定部356は、入場処理あるいは出場処理において、利用料金の精算が必要か否かを判定する。例えば、出場時に精算し、入場において利用料金の支払いが必要でないことが予め決められている場合、入出場判定部356は、入場時に利用料金の精算が必要ないと判定する。なお、精算の有無は、駅ごとに決められていてもよく、駅を経営する鉄道会社ごとに決められていてもよい。
精算が必要ない場合、入出場判定部356は、入場あるいは出場を許可する。精算が必要な場合、精算可能であるか否かを判定し、精算可能であると判定した場合、入出場判定部356は、入場あるいは出場を許可する。ただし、クレジットカード番号がネガティブリスト334に登録されている場合、入出場判定部356は、入場あるいは出場を禁止する。
具体的に説明すると、利用料金の精算が必要であると判定した場合、入出場判定部356は、自動改札機400により取得されたクレジットカード番号に基づいて、残高情報332を参照し、精算部354により導出された利用料金がチケット残高以下であるか否かを判定する。利用料金がチケット残高以下である場合、入出場判定部356は、利用者の入場あるいは出場を許可し、第2通信部312を用いて自動改札機400に、許可通知を送信する。
なお、入出場判定部356は、利用料金がチケット残高以下でない場合であっても、所定条件(以下、入出場許可条件と記す)を満たす場合、利用者の入場あるいは出場を許可してもよい。入出場許可条件は、例えば、(ア)利用者が優良ユーザであること、(イ)精算部354により導出された利用料金が高額精算閾値H1(第2閾値)以下であること、(ウ)チケット残高が最低金額閾値L1(第3閾位置)以上であること、などのうち少なくとも一つを含む。
入出場判定部356は、チケット残高に基づく利用料金の過去の精算状況が一定の基準を満たしている場合、優良ユーザであると判定する。チケット残高に基づく利用料金の過去の精算状況が一定の基準を満たしている場合には、例えば、利用者の精算が完了していない回数が第1閾値以下である場合、精算が遅延なく完了した回数が第2閾値以上である場合などが含まれる。また、入出場判定部356は、自動改札機400から受信したクレジットカード番号がネガティブリスト334に登録されている場合、優良ユーザでないと判定する。
なお、入出場判定部356は、利用料金がチケット残高以下でない場合であって、且つ、入出場許可条件の(ア)〜(ウ)のうち少なくとも一つを満たす場合、利用者の入場あるいは出場を許可してもよい。例えば、(ウ)を満たさない場合、入出場判定部356は、(ア)を満たすか否かを判定し、(ア)を満たす場合、利用者の入場あるいは出場を許可するようにしてもよい。また、入出場判定部356は、利用料金がチケット残高以下でない場合においては、入出場許可条件の(ア)〜(ウ)の全てを満たさない限り、利用者の入場あるいは出場を禁止するようにしてもよい。
こうすることにより、利用料金をチケット残高で精算できない場合であっても、利用料金が高額でない場合や、チケット残高が少しでも残っている場合には、とりあえず入場あるいは出場を許可することができる。
次に、図5,6を参照して、入出場管理システム1による処理の一例について説明する。
図5は、入場照会処理(A)と出場照会処理(P)とを含む処理の一例を示すシーケンス図である。入場照会処理(A)とは、入場時に精算が必要ない場合であって、且つ、入場時に新規のクレジットカード番号が自動改札機400により取得された場合に、入出場管理装置300により実行される処理である。出場照会処理(P)は、出場時に精算が必要な場合であって、且つ、チケット残高が不足していない場合に、入出場処理装置300により実行される処理である。
はじめに、入場照会処理(A)について説明する。入場ゲートに設置されている自動改札機400に、利用者のクレジットカードが翳されると、自動改札機400は、入場処理を開始する(ステップS1)。入場処理において、自動改札機400は、利用情報を生成し、クレジットカード番号に利用情報を対応付けた情報を入出場管理装置300に送信する(ステップS2)。そして、入出場管理装置300は、自身の記憶部330を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が登録されているか否かを判定する。クレジットカード番号が登録されていない場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(A)を開始する(ステップS3)。入場照会処理(A)において、入出場管理装置300は、クレジットカード番号を含み、設定金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成し、仲介サーバ200に送信する(ステップS4)。また、入出場管理装置300は、入場を許可する許可通知を自動改札機400に送信する(ステップS5)。
リクエスト情報を受信した場合、仲介サーバ200は、リクエスト情報に基づいてチャージ処理を実行する(ステップS6)。チャージ処理において、仲介サーバ200は、クレジットカード番号に対して設定金額の電子マネーを決済することの与信確認を決済サーバ100に依頼する(ステップS7)。決済サーバ100は、仲介サーバ200による依頼に基づいて、信用照会処理を開始する(ステップS8)。信用照会処理において、決済サーバ100は、指定されたクレジットカード番号に対して、設定金額の電子マネーを決済することが可能であるか否かを判定する。決済サーバ100は、信用照会処理の結果を仲介サーバ200に通知する(ステップS9)。仲介サーバ200は、決済サーバ100から受信した信用照会処理の結果を入出場管理装置300に転送する(ステップS10)。例えば、ステップS8の信用照会処理において与信確認が取れた場合、仲介サーバ200は与信確認通知を入出場管理装置300に送信する。一方、ステップS8の信用照会処理において与信確認が取れない場合、仲介サーバ200は与信確認不可通知を入出場管理装置300に送信する。
こうすることにより、利用者はクレジットカードを自動改札機400に翳すだけでクレジットカード番号を入出場管理装置300に登録することができ、且つ、設定金額が自動でチャージされる。よって、利用者による事前登録が不要になり、利用者側の利便性もサービス提供事業者側の利便性も向上する。
次に、出場照会処理(P)について説明する。出場ゲートに設置されている自動改札機400に、利用者のクレジットカードが翳されると、自動改札機400は、出場処理を開始する(ステップS21)。出場処理において、自動改札機400は、利用情報を生成し、クレジットカード番号に利用情報を対応付けた情報を入出場管理装置300に送信する(ステップS22)。そして、入出場管理装置300は、利用料金を導出し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号に対応付けられた残高情報332のチケット残高を参照し、利用料金がチケット残高以下か否かを判定する。利用料金がチケット残高以下である場合、入出場管理装置300は、出場照会処理(P)を開始する(ステップS23)。出場照会処理(P)において、入出場管理装置300は、利用料金を導出し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号に対応付けられたチケット残高から、利用料金を引き去る処理を実行する。また、入出場処理装置300は、利用者の出場を判定し、判定結果を自動改札機400に送信する(ステップS24)。次いで、入出場管理装置300は、オートチャージ処理を実行する(ステップS25)。
図6は、入場照会処理(D)と出場照会処理(Q)とを含む処理の一例を示すシーケンス図である。入場照会処理(D)とは、クレジットカード番号が登録されており、且つ、入場時に精算が必要な場合に、入出場処理装置300により実行される処理である。出場照会処理(Q)は、出場時に精算が必要な場合であって、且つ、チケット残高が不足している場合に、入出場処理装置300により実行される処理である。なお、出場照会処理(Q)では、入出場許可条件を満たせば、利用料金を精算する前であっても、出場が許可される。
はじめに、入場照会処理(D)について説明する。入場ゲートに設置されている自動改札機400に、利用者のクレジットカードが翳されると、自動改札機400は、入場処理を開始する(ステップS31)。入場処理において、自動改札機400は、利用情報を生成し、クレジットカード番号に利用情報を対応付けた情報を入出場管理装置300に送信する(ステップS32)。入出場管理装置300は、自身の記憶部330を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が登録されているか否かを判定する。クレジットカード番号が登録されている場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(D)を開始する(ステップS33)。入場照会処理(D)において、入出場管理装置300は、利用料金を導出し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号に対応付けられたチケット残高から、利用料金を引き去る処理を実行する。また、入出場処理装置300は、利用者の入場を判定し、判定結果を自動改札機400に送信する(ステップS34)。次いで、入出場管理装置300は、オートチャージ処理を実行する(ステップS35)。
次に、出場照会処理(Q)について説明する。出場ゲートに設置されている自動改札機400に、利用者のクレジットカードが翳されると、自動改札機400は、出場処理を開始する(ステップS41)。出場処理において、自動改札機400は、利用情報を生成し、クレジットカード番号に利用情報を対応付けた情報を入出場管理装置300に送信する(ステップS42)。そして、入出場管理装置300は、利用料金を導出し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号に対応付けられたチケット残高を参照して、利用料金がチケット残高以下か否かを判定する。利用料金がチケット残高以下でない場合、入出場管理装置300は、出場照会処理(Q)を開始する(ステップS43)。出場照会処理(Q)において、入出場管理装置300は、クレジットカード番号を含み、設定金額のチャージを要求するリクエスト情報を生成し、仲介サーバ200に送信する(ステップS44)。また、入出場管理装置300は、利用者の出場を判定し、判定結果を自動改札機400に送信する(ステップS45)。
リクエスト情報を受信した場合、仲介サーバ200は、リクエスト情報に基づいてチャージ処理を実行する(ステップS46)。チャージ処理において、入出場管理装置300は、クレジットカード番号に対して設定金額の電子マネーを決済することの与信確認を決済サーバ100に依頼する(ステップS47)。決済サーバ100は、入出場管理装置300による依頼に基づいて、信用照会処理を開始する(ステップS48)。信用照会処理において、決済サーバ100は、指定されたクレジットカード番号に対して、設定金額の電子マネーを決済することが可能であるか否かを判定する。決済サーバ100は、信用照会処理の結果を仲介サーバ200に通知する(ステップS49)。仲介サーバ200は、決済サーバ100から受信した信用照会処理の結果を入出場管理装置300に転送する(ステップS50)。
図7は、入出場管理装置300による処理の一例を示すフローチャートである。まず、入出場判定部356は、第2通信部312を用いて自動改札機400からクレジットカード番号を受信したか否かを判定する(ステップS101)。クレジットカード番号を受信した場合、入出場判定部356は、利用者情報333を参照し、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信したクレジットカード番号や利用情報に基づいて、入場処理であるか否かを判定する(ステップS103)。入場処理であると判定した場合、入出場判定部356は、入場照会処理を実行する(ステップS105)。入場照会処理の詳細については、後述する。ステップS103において、入場処理でないと判定した場合、入出場判定部356は、利用者情報333を参照し、クレジットカード番号や利用情報に基づいて出場処理であるか否かを判定する(ステップS107)。出場処理であると判定した場合、入出場判定部356は、出場照会処理を実行する(ステップS109)。出場照会処理の詳細については、後述する。
図8は、入場照会処理の一例を示すフローチャートである。まず、入出場判定部356は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信されたクレジットカード番号や利用情報に基づいて、入場処理において利用料金の精算が必要か否かを判定する(ステップS201)。入場処理において利用料金の精算が必要ない場合、入出場判定部356は、残高情報332を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が登録されているか否かを判定する(ステップS203)。自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されていない場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(A)を実行する。そして、入出場判定部356は、入場を許可すると判定し(ステップS205)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS207)。
次いで、登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信されたクレジットカード番号を、残高情報332に登録する(ステップS209)。そして、登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、ステップS209において登録したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS211)。なお、登録部352は、ステップS211において、入場状態であることを示す情報、入場駅を示す情報、入場時に精算処理が実行されていないことを示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
次いで、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200に、設定金額の電子マネーのチャージを要求するリクエスト情報を送信する(ステップS213)。そして、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から、与信確認通知を受信したか否か否かを判定する(ステップS215)。与信確認通知を受信した場合、チャージ管理部353は、設定金額をチケット残高に加算する(ステップS217)。一方、ステップS215において、与信確認不可通知を受信した場合、チャージ管理部353は、自動改札機400から受信したクレジットカード番号をネガティブリスト334に登録する(ステップS219)。
一方、ステップS203において、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されている場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(B)を実行する。入場照会処理(B)とは、クレジットカード番号が登録されており、且つ、入場時に精算が必要ない場合に、入出場処理装置300により実行される処理である。
入場照会処理(B)において、入出場判定部356は、入場を許可すると判定し(ステップS221)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS223)。そして、登録部352が、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS225)。なお、登録部352は、ステップS225において、入場状態であることを示す情報、入場駅を示す情報、入場時に精算処理が実行されていないことを示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
次いで、チャージ管理部353は、チケット残高が最低金額閾値L1以上であるか否かを判定する(ステップS227)。チケット残高が最低金額閾値L1以上である場合、入出場管理装置300は、入場照会処理を終了する。一方、ステップS227において、チケット残高が最低金額閾値L1以上でない場合、チャージ管理部353は、ステップS213に移行する。
図9は、入場照会処理の他の例を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、入場時において精算が必要な場合に、入出場管理装置300により実行される処理である。例えば、入場時において利用料金の精算が必要である場合、入出場判定部356は、図8のステップS201において、YESに移行し、以下に説明する処理を実行する。
まず、入出場判定部356は、残高情報332を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が登録されているか否かを判定する(ステップS233)。自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されていない場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(C)を実行する。入場照会処理(C)は、出場時に精算が必要な場合であって、且つ、入場時に新規のクレジットカード番号が自動改札機400により取得された場合に、入出場管理装置300により実行される処理である。
入場照会処理(C)において、入出場判定部356は、入場を許可しないと判定し(ステップS235)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS237)。以下、ステップS209、S213,S215,S217,S219は、上述と同様の処理であるため、説明を省略する。
こうすることにより、入場照会処理(C)では、入場が許可されないが、クレジットカード番号が登録されると共に、チケット残高として電子マネーがチャージされる。そのため、一定時間後に再入場した場合、クレジットカード番号が登録されているため、次に説明する入場照会処理(D)が実行される。なお、入場照会処理(C)はこれに限られず、
入場時にはとりあえず入場を許可すると共に、利用料金を導出し、未精算の利用料金とクレジットカード番号と利用情報とを対応付けて利用者情報333に登録しておき、電子マネーがチャージされたタイミングで、あるいは、出場時にクレジットカード番号が取得されたタイミングで、精算するようにしてもよい。
一方、ステップS233において、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されている場合、入出場管理装置300は、入場照会処理(D)を実行する。
図10は、入場照会処理(D)の一例を示すフローチャートである。入場照会処理(D)において、精算部354は、自動改札機400から受信された利用情報に基づいて利用料金を導出する(ステップS241)。例えば、精算部354は、初乗り運賃を利用料金に決定する。そして、精算部354は、利用料金がチケット残高以下であるか否かを判定する(ステップS243)。利用料金がチケット残高以下である場合、精算部354は、利用料金をチケット残高から引き去り(ステップS245)、入出場判定部356は、入場を許可すると判定する(ステップS247)。そして、入出場判定部356は、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS249)。登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS251)。なお、登録部352は、ステップS251において、入場状態であることを示す情報、入場駅を示す情報、入場時に精算処理が実行されたこと(精算金額なども含む)を示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
一方、ステップS243において、利用料金がチケット残高以下でない場合、入出場判定部356は、利用者が優良ユーザであるか否かを判定する(ステップS253)。利用者が優良ユーザであると判定した場合、入出場判定部356は、入場を許可すると判定すし(ステップS255)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS257)。登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS259)。なお、登録部352は、ステップS259において、入場状態であることを示す情報、入場駅を示す情報、入場時に精算処理が実行されていないことを示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
次いで、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200に、設定金額の電子マネーのチャージを要求するリクエスト情報を送信する(ステップS261)。なお、チャージ管理部353は、利用金額が設定金額よりも高い場合、利用金額以上の電子マネーのチャージを要求するリクエスト情報を生成し、第1通信部311を用いて仲介サーバ200に送信してもよい。そして、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から、与信確認通知を受信したか否か否かを判定する(ステップS263)。与信確認通知を受信した場合、チャージ管理部353は、チケット残高に設定金額を加算する(ステップS265)。そして、精算部354は、利用料金をチケット残高から引き去る処理を実行する(ステップS267)。なお、登録部352は、ステップS267において、入場時の精算が完了したことを示す情報などを生成し、生成した情報を用いて利用者情報333の利用状況の一部を書き換える。また精算部354は、ステップS267における引き去り処理を行わず、出場時に合わせてチケット残高から引き去り処理を実行してもよい。一方、ステップS263において、与信確認不可通知を受信した場合、チャージ管理部353は、自動改札機400から受信したクレジットカード番号をネガティブリスト334に登録する(ステップS269)。
こうすることにより、利用料金の精算においてチケット残高が不足している場合であっても、優良ユーザであれば、とりあえず入場を許可するとともに、電子マネーがチャージされた後で、自動的に利用料金を引き去ることができる。よって、入場時に自動改札機400により利用者が止められる事態を抑制し、利用者の利便性を向上させることができる。また、とりあえず入場させるためには利用者が優良ユーザであることという一定の条件を設けることにより、利用料金を徴収できないリスクを低減させることができる。
図11は、入場照会処理(D)の続きの処理の一例を示すフローチャートである。ステップS253において、利用者が優良ユーザでないと判定された場合、入出場判定部356は、入場を許可しないと判定し(ステップS271)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS273)。以下、ステップS213,S215,S217,S219は、上述と同様の処理であるため、説明を省略する。
図12は、出場照会処理の一例を示すフローチャートである。まず、入出場判定部356は、残高情報332を参照し、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が登録されているか否かを判定する(ステップS301)。自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されていない場合、入出場管理装置300は、出場を許可しないと判定し(ステップS303)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS305)。
一方、自動改札機400から受信したクレジットカード番号が残高情報332に登録されている場合、精算部354は、利用者情報333を参照し、自動改札機400から受信された利用情報に基づいて利用料金を導出する(ステップS307)。そして、精算部354は、導出した利用料金がチケット残高以下であるか否かを判定する(ステップS309)。利用料金がチケット残高以下である場合、入出場管理装置300は、出場照会処理(P)を実行する。
出場照会処理(P)において、精算部354は、利用料金をチケット残高から引き去る処理を実行する(ステップS311)。そして、入出場判定部356は、出場を許可すると判定し(ステップS313)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS315)。登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS317)。なお、登録部352は、ステップS317において、出場状態であることを示す情報、出場駅を示す情報、出場時の精算が完了したことを示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。一方、ステップS309において、利用料金がチケット残高以下でない場合、入出場管理装置300は、出場照会処理(Q)を実行する。
図13は、出場照会処理(Q)の一例を示すフローチャートである。出場照会処理(Q)において、まず、入出場判定部356は、チケット残高が最低金額閾値L1以上であるか否かを判定する(ステップS321)。チケット残高が最低金額閾値L1以上である場合、入出場判定部356は、利用料金が高額精算閾値H1以下であるか否かを判定する(ステップS323)。利用料金が高額精算閾値H1以下である場合、入出場判定部356は、利用者が優良ユーザであるか否かを判定する(ステップS325)。利用者が優良ユーザである場合、入出場判定部356は、出場を許可すると判定し(ステップS327)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS329)。そして、登録部352は、第2通信部312を用いて自動改札機400から受信された利用情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS331)。なお、登録部352は、ステップS331において、出場状態であることを示す情報、出場駅を示す情報、出場時の精算が完了していないこと(未精算額なども含む)を示す情報を生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
次いで、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200に、設定金額の電子マネーのチャージを要求するリクエスト情報を送信する(ステップS333)。そして、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から、与信確認通知を受信したか否か否かを判定する(ステップS335)。与信確認通知を受信した場合、チャージ管理部353は、チケット残高に設定金額を加算する(ステップS337)。そして、精算部354は、利用料金をチケット残高から引き去る処理を実行する(ステップS339)。なお、登録部352は、ステップS339において、出場時の精算が完了したことを示す情報などを生成し、生成した情報を用いて利用者情報333の利用状況の一部を書き換える。一方、ステップS335において、与信確認不可通知を受信した場合、チャージ管理部353は、自動改札機400から受信したクレジットカード番号をネガティブリスト334に登録する(ステップS341)。
こうすることにより、利用料金の精算においてチケット残高が不足している場合であっても、入出場許可条件を満たせば、とりあえず出場を許可するとともに、電子マネーがチャージされた後で、自動的に利用料金を引き去ることができる。よって、出場時に自動改札機400により利用者が止められる事態を抑制し、利用者の利便性を向上させることができる。また、とりあえず出場させるためには入出場条件を満たすことという一定の条件を設けることにより、利用料金を徴収できないリスクを低減させることができる。
一方、ステップS321,S323,S325のうち少なくとも一つにおいて否定的な判定をした場合、入出場判定部356は、出場を許可しないと判定し(ステップS343)、第2通信部312を用いて自動改札機400に、判定結果を送信する(ステップS345)。その後、利用者は、駅の窓口で精算を依頼する。駅員は、駅務機器500を操作して、窓口での精算処理をするとともに出場処理をする。駅務機器500は、窓口での精算処理や出場処理の結果を示す情報(出場駅を示す情報、出場状態であることなどを含む)やクレジットカード番号などを対応付けた情報を、入出場管理装置300に送信する。そして、登録部352は、第3通信部313を用いて駅務機器500から受信された情報を、共に受信したクレジットカード番号に対応付けて、残高情報332に登録する(ステップS347)。例えば、登録部352は、ステップS347において、出場状態であることを示す情報、出場駅を示す情報、出場時の精算が完了していないこと(未精算額なども含む)を示す情報などを生成し、生成した情報を利用者情報333の利用状況に追加する。
図14は、出場照会処理の一例を示すフローチャートである。まず、チャージ管理部353は、チャージタイミングに到達したか否かを判定する(ステップS401)。チャージタイミングに到達していない場合、チャージ管理部353は、ステップS401の処理を繰り返す。
一方、ステップS401において、チャージタイミングに到達した場合、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200に、設定金額の電子マネーのチャージを要求するリクエスト情報を送信する(ステップS403)。そして、チャージ管理部353は、第1通信部311を用いて仲介サーバ200から、与信確認通知を受信したか否か否かを判定する(ステップS405)。与信確認通知を受信した場合、チャージ管理部353は、設定金額をチケット残高に加算する(ステップS407)。一方、ステップS405において、与信確認不可通知を受信した場合、チャージ管理部353は、自動改札機400から受信したクレジットカード番号をネガティブリスト334に登録する(ステップS409)。
図15は、出場照会処理の一例を示すフローチャートである。まず、返金管理部355は、返金タイミングに到達したか否かを判定する(ステップS501)。返金タイミングに到達していない場合、返金管理部355は、ステップS501の処理を繰り返す。返金タイミングに到達した場合、返金管理部355は、残高情報332を参照し、チケット残高が0円より高いか否かを判定する(ステップS503)。チケット残高が0円より高くない場合(つまり、チケット残高が0円以下の場合)、返金管理部355は、処理を終了する。一方、チケット残高が0円より高い場合、返金管理部355は、チケット残高の全額を利用者に返金するための処理を実行する(ステップS505)。
こうすることにより、チケット残高を返金してほしい場合に、利用者が窓口で手続きをする必要がなくなり、利用者側の利便性もサービス提供事業者側の利便性も向上する。ところで、国内在住の利用者において、電子マネーをチャージしたICカード(いわゆるクローズドループカード)を利用する方法などが普及しているが、外国からの旅行者はこのICカードを日本で購入し、日本を出国する前にチャージ金額を窓口で返金する場合が多い。この場合、窓口に外国からの旅行者が行列する現象が起きたりしており、出国時間に間に合わずに返金できない場合もある。返金管理部355が返金処理を自動的に実行することにより、このような問題も改善することができる。さらに、クレジットカードのようなオープンループカードを利用したり、クレジットカード番号がエンコードされた二次元コードを利用することにより、クローズドループカードを購入する必要がなくなり、利用者側の利便性が向上する。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付けるチャージ管理部353と、利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置(自動改札機400)において識別情報が取得された場合、入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、電子マネーの金額から引き去る精算部354とを備えることにより、入出場が管理されるスペースに入場あるいは出場する際の利便性を向上させることができる。
利便性について具体的に説明する。例えば、チケット残高として一定額(数千円や数万円)をチャージしておくことにより、乗車回数に比較して決済回数の方が少なくて済むため、サービス提供事業者が仲介事業者に支払う手数料を抑えることができる。また、チャージ残高から利用料金を精算することにより、入出場の度に与信照会をする必要がないため、入出場の度に与信照会をすることにより必要となる時間を削減することができることにより、速やかな入出場が実現できる。また、事前に一定額をチャージしておくことにより、サービス提供事業者が利用料金を徴収できないリスクを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、入場時に精算をして出場時に精算をしないシステムについては、入場時に精算をせずに出場時に精算をする方法を適用することができる。
なお、クレジットカードの紛失等により契約者から決済事業者に対して利用停止が通知された場合、決済サーバ100は、自発的に、あるいは入出場管理装置300による要求に基づいて、利用停止通知を仲介サーバ200経由で入出場管理装置300に送信してもよい。利用停止通知には、利用を停止するクレジットカード番号が含まれる。入出場管理装置300の処理部350は、利用停止通知を受信した場合、例えば、残高情報332の利用停止通知にフラグを立てる。チャージ管理部353は、リクエスト情報を生成する前に、利用停止通知にフラグが立っているか否かを判定し、利用停止通知にフラグが立っている場合、リクエスト情報を生成しないようにしてもよい。また、精算部354も同様にして、遅くともチケット残高から利用料金を引き去る処理を実行する前に、利用停止通知にフラグが立っているか否かを判定し、利用停止通知にフラグが立っている場合、チケット残高から利用料金を引き去る処理を実行しないようにしてもよい。一方、返金管理部355は、利用停止通知にフラグが立っている場合であっても、チケット残高を利用者に返金してもよい。
なお、入出場管理装置300は、利用金額がチケット残高以下でない場合であっても、入場あるいは出場を許可するものとして説明したが、サービス提供事業者に応じて、禁止するものであってもよい。つまり、入出場判定部356は、精算部354により利用料金の引き去り処理が完了しない場合に、入場あるいは出場を禁止するものであってもよい。
なお、自動改札機400は、入出場管理装置300と直接通信せずに、駅務機器500を介して入出場管理装置300と通信するようにしてもよい。
また、精算の有無は、利用者ごとに決められていてもよい。例えば、ネガティブリスト334に登録されている利用者は入場時に初乗り料金の精算が必要と決められていてもよい。
1…入出場管理システム、100…決済サーバ、200…仲介サーバ、300…入出場管理装置、311…第1通信部、312…第2通信部、313…第3通信部、330…記憶部、331…料金表情報、332…残高情報、333…利用者情報、334…ネガティブリスト、350…処理部、351…データ管理部、352…登録部、353…チャージ管理部、354…精算部、355…返金管理部、356…入出場判定部、400…自動改札機(入出場処理装置)、500…駅務機器

Claims (16)

  1. 決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、前記決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付けるチャージ管理部と、
    利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置において前記識別情報が取得された場合、前記入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、前記入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、前記電子マネーの金額から引き去る精算部と、
    を備える入出場管理装置。
  2. 前記チャージ管理部は、
    前記利用者の入場時あるいは出場時に取得された前記識別情報に基づいて、前記利用者の前記電子マネーの金額が第1閾値未満であるか否かを判定し、前記利用者の前記電子マネーの金額が前記第1閾値未満である場合、前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを要求する、
    請求項1に記載の入出場管理装置。
  3. 前記チャージ管理部は、
    前記利用者の入場時あるいは出場時に取得された前記識別情報に基づいて、前記利用料金の精算において前記電子マネーの金額が不足しているか否かを判定し、前記利用料金の精算において前記電子マネーの金額が不足している場合、前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを要求する、
    請求項1または2に記載の入出場管理装置。
  4. 前記精算部は、
    前記利用料金が前記電子マネーの金額以下でない場合、前記決済事業者により管理される決済サーバから電子マネーがチャージされた後、前記利用料金を前記電子マネーの金額から引き去る、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  5. 前記チャージ管理部は、
    前記入出場処理装置により取得された前記識別情報が、前記識別情報と前記電子マネーの金額とを対応付けた対応情報に登録されているか否かを判定し、前記識別情報が前記対応情報に登録されていない場合、前記識別情報を前記対応情報に登録すると共に、前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを要求する、
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  6. 予め決められた返金タイミングに到達した場合、前記電子マネーの金額を前記利用者に返金するよう前記決済事業者に依頼する返金管理部と、をさらに備える
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  7. 前記返金タイミングは、
    所定の期日、
    前記精算部による前記電子マネーの金額を利用した精算処理が実行されていない期間が、継続して所定時間を超えた場合、あるいは
    前記識別情報に対応付けられた有効期限の最終日あるいは最終日より前の期日、のうち少なくとも一つを含む、
    請求項6に記載の入出場管理装置。
  8. 前記チャージ管理部は、
    前記利用者の入場時あるいは出場時に取得された前記識別情報に基づいて、前記電子マネーの金額が全額返金されたかを判定し、前記電子マネーの金額が全額返金された履歴がある場合、前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを要求する、
    請求項1から7のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  9. 前記入出場処理装置により取得された前記識別情報に基づいて前記利用料金が前記電子マネーの金額以下であるか否かを判定し、前記利用料金が前記電子マネーの金額以下である場合、前記利用者の入場あるいは出場を許可する入出場判定部と、をさらに備える
    請求項1から8のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  10. 前記入出場判定部は、
    前記利用料金が前記電子マネーの金額以下でない場合であっても、所定条件を満たす場合、前記利用者の入場あるいは出場を許可する、
    請求項9に記載の入出場管理装置。
  11. 前記所定条件には、
    前記電子マネーの金額に基づく前記利用料金の過去の精算状況が一定の基準を満たしていること、
    前記利用料金が第2閾値以下であること、
    前記電子マネーの金額が第3閾値以上であること、のうち少なくとも一つを含む、
    請求項10に記載の入出場管理装置。
  12. 前記チャージ管理部は、
    前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを要求した後、要求した電子マネーが前記電子マネーの金額に加算されなかった場合、前記利用者を入出場が禁止される制限者リストに追加する、
    請求項1から11のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  13. 前記チャージ管理部は、
    前記決済事業者により管理される決済サーバに対して電子マネーのチャージを複数回にわたって要求した後、要求した電子マネーが前記電子マネーの金額に加算されなかった場合、前記利用者を入出場が制限される制限者リストに追加する、
    請求項1から12のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置。
  14. コンピュータが、
    決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、前記決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付け、
    利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置において前記識別情報が取得された場合、前記入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、前記入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、前記電子マネーの金額から引き去る、
    入出場管理方法。
  15. コンピュータに、
    決済事業者による決済を利用するために利用者に割り当てられている識別情報に、前記決済事業者による決済によりチャージされた電子マネーの金額を対応付けさせ、
    利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置において前記識別情報が取得された場合、前記入出場処理装置により取得された情報に基づいて導出された、前記入出場処理装置が入出場を許可するスペースにおいて提供されるサービスの利用料金を、前記電子マネーの金額から引き去らせる、
    プログラム。
  16. 請求項1から13のうちいずれか一項に記載の入出場管理装置と、
    利用者の入出場を許可または禁止する入出場処理装置と、
    を備える入出場管理システム。
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