JP4614321B2 - 電子マネーの自動充填方法 - Google Patents
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Description
この電子マネーを用いる方法としては、例えばICカードの記憶手段に電子マネーとして利用できる額を記憶させておき、電子マネーでの支払いを行なう毎に、電子マネーの残高額から支払額に相当する電子マネー分を減額するという仕組みが既に知られている。(例えば、特許文献1、参照)
利用者は、ICカードへの電子マネー充填処理を行なうことで、ICカードを使用して何度でも繰り返して電子マネーの使用ができるようにしてある。
そして、利用者が、うっかりICカードの電子マネーの残高額が少なくなっていることを忘れて、ショッピングに出かけてしまうこともある。
このような場合には、ICカードの記憶手段に記憶された電子マネーの残高額が、店舗への支払い代金に足りなかったりして目的の買物ができない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子マネーの自動充填方法を適応するシステムの構成概要を示す図、図2は、本発明の第1実施形態に係る電子マネーの自動充填方法を適応するシステムのシステムブロック図、図3は、本発明の第1実施形態に係る電子マネーの自動充填方法の処理手順を説明するフローチャート、図4は、本発明の第2実施形態に係る電子マネーの自動充填方法を適応するシステムのシステムブロック図、図5は、本発明の第2実施形態に係る電子マネーの自動充填方法の処理手順を説明するフローチャートである。
また、パソコン3には、インターフェース11、表示手段12、スクリーンロック手段13、ICカード電子マネー残高額情報読取手段14、電子マネー残高比較手段15、充填要求手段16、電子マネー充填手段17、記憶手段18、通信手段19、入力手段20、制御手段21、などが備えられている。
ICカード4は、個人認証処理機能を有しており、個人認証処理による認証を受けることができた場合にパソコン3での処理を実行することができるようにしてある。
スクリーンロック手段13は、ICカードリーダライタ2にセットされているICカード4を利用者が抜くことでディスプレイからなる表示手段12の画像の動作を停止させてロック状態とする機能を有する。
これにより、利用者が、一時的にパソコン3から所用で離れた際でも第三者が不正にパソコンを操作できないようにセキュリティの保護を図っている。
この電子マネーの残高額最低基準値は、ICカード4の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が全て無くなる前の段階で、電子マネーの充填を行なえるように、ICカード4の記憶手段に充填可能な全体の電子マネーの利用限度額に対して、約20〜80%程度が残っている段階で電子マネーの充填を行なえるような額を電子マネーの残高額最低基準値として設定しておくことが好ましい。
あるいは、100%に設定することにより、設定した電子マネーがいつでも充填されるようにしてもよい。
また、記憶手段18には、制御用プログラムが登録され、この制御用プログラムに基づいて一連の処理が行なわれる。
また、電子マネー残高比較手段15は、ICカードリーダライタ2によりICカード4から読み取った電子マネーの残高額情報と、パソコン3の記憶手段18に登録されている電子マネーの残高額最低基準値とを比較する機能を有している。
充填要求手段16は、ICカードリーダライタ2によりICカード4から読み取った電子マネーの残高額情報が、電子マネーの残高額最低基準値よりも少ない場合に、パソコン3から電子マネー管理サーバ7に対して、ICカード4に電子マネーを充填するのに必要な処理を行うことを要求する信号を送信する機能を有している。
電子マネー情報データベース24には、発行されたICカード1に関して、ICカード管理ID、その利用者の個人情報、ICカード1に充填された電子マネーの充填履歴情報、などが登録されている。
電子マネー情報処理手段23は、電子マネー管理サーバ7がパソコン3からICカード4に電子マネーを充填するのに必要な処理を行うことを要求する信号を受信した際に、電子マネー情報データベース24に登録された情報から審査を行い、充填処理を行なうための情報をパソコン3に送信すると共に、これらの充填情報を電子マネー情報データベース24に登録する機能を有する。
まず、利用者がICカードリーダライタ2にICカード1をセットする。(ステップS1)
次に、ICカード1での個人認証処理が実行される。(ステップS2)
この個人認証処理での結果におおいて認証を受けることができた場合に、ICカードリーダライタ2は、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額情報の読み取りを行ない、パソコン3にその残高額情報を送る。(ステップS3)
また、ICカード1での個人認証処理で認証が受けられなかった場合には、処理を終了する。
この比較処理の結果において、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高が、パソコン3の記憶手段18に登録されている電子マネーの残高額最低基準値よりも少ないと判定された場合には、パソコン3は、電子マネー管理サーバ6に対して、ICカード1の電子マネーの残高額を増額するための充填処理を行うことを指示する充填要求指示信号を送信する。(ステップS4)
尚、この比較処理の結果において、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が、パソコン3の記憶手段18に登録されている電子マネーの残高額最低基準値よりも多いと判定された場合には、そのまま処理を終了する。
そして、電子マネーの充填を行なってもよい利用者である場合には、充填要求のあった電子マネー分の送信をパソコン3に対して行なう。(ステップS6)
また、電子マネーの充填を受けられない利用者であると判定された場合には、処理を終了する。
以上の処理により、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が予め定めた額よりも減少した際に、自動的に電子マネーの充填が行なわれる。
図4に示すように、ICカードリーダライタ2には、ICカード4から情報の読み取りを行なう読取手段8a、ICカード4に情報の書き込みを行なう書込手段8b、制御手段9、インターフェース10などが備えられている。
パソコン3には、インターフェース11、表示手段12、スクリーンロック手段13、ICカード電子マネー残高額情報読取手段14、電子マネー充填手段17、記憶手段18、通信手段19、入力手段20、制御手段21、などが備えられている。
ICカード4には、個人認証処理機能を有しており、個人認証処理による認証を受けることができた場合にパソコン3での処理を実行することができるようにしてある。
スクリーンロック手段13は、ICカードリーダライタ2にセットされているICカード4を利用者が抜くことでディスプレイからなる表示手段12の画像の動作を停止させてロック状態とする機能を有する。
これにより、利用者が、一時的にパソコン3から所用で離れた際でも第三者が不正にパソコンを操作できないようにセキュリティの保護を図っている。
また、記憶手段18には、制御用プログラムが登録され、この制御用プログラムに基づいて一連の処理が行なわれる。
電子マネー情報データベース24には、発行されたICカード1に関して、ICカード管理ID、その利用者の個人情報、ICカード1に充填された電子マネーの充填履歴情報、などが登録されている。
電子マネー情報処理手段23は、ICカード4に電子マネーを充填する際に、電子マネー情報データベース24に登録された情報から審査を行い、充填処理を行なうための情報をパソコン3に送信すると共に、これらの充填情報を電子マネー情報データベース24に登録する機能を有する。
この電子マネーの残高額最低基準値は、ICカード4の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が全て無くなる前の段階で、電子マネーの充填を行なえるように、ICカード4の記憶手段に充填可能な全体の電子マネーの利用限度額に対して、約20〜80%程度が残っている段階で電子マネーの充填を行なえるような額を電子マネーの残高額最低基準値として設定しておくことが好ましい。
あるいは、100%に設定することにより、設定した電子マネーがいつでも充填されるようにしてもよい。
まず、利用者がICカードリーダライタ2にICカード1をセットする。(ステップS9)
次に、ICカード1での個人認証処理が実行される。(ステップS10)
この個人認証処理での結果において認証を受けることができた場合に、ICカードリーダライタ2は、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額情報の読み取りを行ない、読み取られた残高額情報をパソコン3から電子マネー管理サーバ6に送信する。(ステップS11)
また、ICカード1での個人認証処理で認証が受けられなかった場合には、処理を終了する。
この比較処理の結果において、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高が、電子マネーの残高額最低基準値よりも少ないと判定された場合には、電子マネー情報データベース24に登録されている情報に基づいて、電子マネーの充填を行なってもよいのかに関する判定を行う。(ステップS13)
尚、この比較処理の結果において、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が、電子マネーの残高額最低基準値よりも多いと判定された場合には、そのまま処理を終了する。
また、電子マネーの充填を受けられない利用者であると判定された場合には、処理を終了する。
以上の処理により、ICカード1の記憶手段に記憶されている電子マネーの残高額が予め定めた額よりも減少した際に、自動的に電子マネーの充填が行なわれる。
この場合には、パソコン3側に自動充填増額手段を設けて、予め設定した増額回数よりも多く頻繁に増額するようなICカード利用者に対しては、1回の充填の際における充填額を自動的に増やすようにする。
これにより、電子マネーを頻繁に利用する者の充填回数が多くなり処理負担が過剰になることを防止することができる。
2 ICカードリーダライタ
3 パソコン
4 利用者用のICカード
5 通信回線
6 電子マネー管理センター
7 電子マネー管理サーバ
8a 読取手段
8b 書込手段
9,21,25 制御手段
10,11 インターフェース
12 表示手段
13 スクリーンロック手段
14 ICカード電子マネー残高額情報読取手段
15,26 電子マネー残高比較手段
16 充填要求手段
17 電子マネー充填手段
18,27 記憶手段
19,22 通信手段
20 入力手段
23 電子マネー情報処理手段
24 電子マネー情報データベース
Claims (2)
- 個人認証処理機能を有するICカードと、ICカードリーダライタを備え、スクリーンロック機能を有するパソコンと、
前記パソコンと通信回線を介して接続された電子マネー管理サーバとにより、前記ICカードに記憶されている電子マネーの残高額が、予め定めた基準値を下回った場合に、自動的に残高額の増額を行なうための電子マネーの自動充填方法であって、
前記ICカードリーダライタにICカードが装着された後に前記ICカードの個人認証機能での個人認証処理が実行され、前記スクリーンロック機能を解除するステップと、
前記個人認証処理で認証が受けられ、前記スクリーンロック機能が解除された場合に、前記ICカードリーダライタで、前記ICカードに記憶されている残高額情報を読み取るステップと、
前記ICカードリーダライタで読み取ったICカードの残高額情報を前記パソコンに送信して、前記パソコンに予め登録されている残高額最低基準値と比較するステップと、
前記比較の結果、前記残高額が前記残高額最低基準値よりも下回っていると判定された場合に、前記パソコンから前記電子マネー管理サーバに対して、前記ICカードの残高額の増額処理を要求する増額要求信号を送信するステップと、
前記電子マネー管理サーバは、前記パソコンから増額要求信号を受信した場合に、前記パソコンに対して、ICカードに充填するための電子マネー情報を送信するステップと、
前記パソコンは、前記電子マネー管理サーバから前記電子マネー情報を受信した際に、前記ICカードリーダライタにより受信した電子マネー情報に基づいて、前記ICカードに記憶されている電子マネーの残高額の増額処理を行なうステップと、
を有することを特徴とする電子マネーの自動充填方法。 - 個人認証処理機能を有するICカードと、ICカードリーダライタを備え、スクリーンロック機能を有するパソコンと,
前記パソコンと通信回線を介して接続された電子マネー管理サーバとにより、前記ICカードに記憶されている電子マネーの残高額が、予め定めた基準値を下回った場合に、自動的に残高額の増額を行なうための電子マネーの自動充填方法であって、
前記ICカードリーダライタにICカードが装着された後に前記ICカードの個人認証機能で個人認証処理が実行され、前記スクリーンロック機能を解除するステップと、
前記個人認証処理で認証が受けられ、前記スクリーンロック機能が解除された場合に、前記ICカードリーダライタで、前記ICカードに記憶されている残高額情報を読み取るステップと、
前記ICカードリーダライタで読み取ったICカードの残高額情報を、前記パソコンから前記電子マネー管理サーバに送信するステップと、
前記電子マネー管理サーバにおいて、予め登録されている残高額最低基準値と、前記パソコンから受信したICカードの残高額情報とを比較するステップと、
前記比較の結果、前記残高額が前記残高額最低基準値よりも下回っていると判定された場合に、前記電子マネー管理サーバから前記パソコンに対して、ICカードに充填するための電子マネー情報を送信するステップと、
前記パソコンは、前記電子マネー管理サーバから前記電子マネー情報を受信した際に、前記ICカードリーダライタにより受信した電子マネー情報に基づいて、前記ICカードに記憶されている電子マネーの残高額の増額処理を行なうステップと、
を有することを特徴とする電子マネーの自動充填方法。
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