JP3851205B2 - チケット課金清算方法、チケット課金清算プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベントのチケットをイベント参加者に販売し、その販売したチケットの課金、清算をするチケット課金清算方法と、そのチケット課金清算方法の実現に用いられるチケット課金清算プログラムと、そのチケット課金清算プログラムを記録した記録媒体とに関し、特に、イベント開催の際における最寄りの駅などの乗降車場所の混雑を解消できるようにするチケット課金清算方法と、そのチケット課金清算方法の実現に用いられるチケット課金清算プログラムと、そのチケット課金清算プログラムを記録した記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンサートなどといったイベントが開催される場合には、その開催の開始時刻に合わせて人々が集まってくるとともに、その開催の終了時刻に合わせて、人々が帰っていくことになる。
【0003】
その際、イベント会場の最寄りの駅では、イベント開催の開始時刻の少し前の時刻と、イベント開催の終了時刻の少し後の時刻とに、短い時間帯に人々が集中することで大変に混雑な状態が発生し、これにより、利用者の移動に支障が生じたり、事故が起こりやすいという状況が発生することになる。
【0004】
そこで、イベントが開催される場合には、イベントの主催者や交通機関は、チケットの文面やマスメディアなどを通して、イベントの参加者に対して、「当日はお早めに会場へお越しください」といったようなメッセージを発信することで、イベント会場の最寄りの駅の混雑を防ぐようにする措置をとっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術では、イベント参加者の自主性に任せていることから、イベント開催時における駅の混雑度は解消することができず、利用者の移動に支障が生じたり、事故が起こりやすいという状況の発生が避けられない。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、イベント開催の際における最寄りの駅などの乗降車場所の混雑を解消できるようにする新たなチケット課金清算技術の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のチケット課金清算方法はコンピュータにより実行されて、イベントのチケットをイベント参加者に販売し、該販売したチケットの課金、清算をする処理を行うために、(1)イベント参加者を識別する情報に対応付けて、該イベント参加者が乗合交通手段の乗降車場所を利用した時刻を記憶している乗降車場所通過履歴記憶手段を参照先とし、チケットの課金、清算対象のイベント参加者を識別する情報をキーとして該参照を行うことで、該課金、清算対象のイベント参加者が該乗降車場所を利用した時刻を取得する第1の過程と、(2)イベント参加者に関する情報と、該イベント参加者が購入したチケットごとに設定されているイベントを識別する情報及び値引き情報とを対応付けて記憶しているイベント参加申込み記憶手段を参照先とし、課金、清算対象のイベント参加者に関する情報をキーとして該参照を行うことで、イベントを識別する情報及び値引き情報を取得する第2の過程と、(3)イベントを識別する情報と、乗降車場所の利用時間ごとに設定される値引き情報及び値引き率とを対応付けて記憶している値引き率記憶手段を参照して、第2の過程で取得したイベントを識別する情報及び値引き情報に対応付けられている乗降車場所の利用時間に、第1の過程で取得した乗降車場所を利用した時刻が該当しているか否かを判断する第3の過程と、(4)第3の過程における判断にしたがって、前記販売したチケットの課金あるいは課金の清算を行う第4の過程とを備えるように構成する。
【0008】
次に、図1に示す本発明の概要構成に従って、本発明の概要について説明する。
図1中、1は本発明を具備するチケット販売システムであって、コンサートなどといったイベントのチケットを販売するもの、2は利用者であって、イベントのチケットを購入するユーザ、3は乗合交通手段運営機関であって、イベント参加者(イベントのチケットを購入した利用者2)が利用する乗合交通手段を運営する機関である。
【0009】
本発明のチケット販売システム1は、チケット料金設定手段10と、チケット販売手段11と、利用時刻取得手段12と、課金・清算手段13と、システム利用受付手段14と、システム利用料金徴収手段15とを備える。
【0010】
このチケット料金設定手段10は、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、イベントのチケット料金を設定する。チケット販売手段11は、チケット料金設定手段10の設定したチケット料金に従ってチケットを販売する。
【0011】
利用時刻取得手段12は、イベント開催の際におけるイベント参加者が利用した乗合交通手段の乗降車場所における利用時刻を取得する。課金・清算手段13は、利用時刻取得手段12の取得した利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった乗降車場所における利用時間とに応じて、販売したチケットに対する課金あるいは課金の清算を行う。
【0012】
システム利用受付手段14は、乗合交通手段運営機関3から提供サービスの利用を受け付ける。システム利用料金徴収手段15は、乗合交通手段運営機関3から提供サービスの利用の料金を徴収する。
【0013】
以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供することができる。
【0014】
このように構成される本発明のチケット販売システム1では、チケット料金設定手段10は、システム利用受付手段14により提供サービスの利用の受け付けられた乗合交通手段を処理対象として、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、例えば、イベント開催の開始時刻に比べて早く乗降車場所で降車する利用者ほどチケット料金を安くし、イベント開催の終了時刻に比べて遅く乗降車場所で乗車する利用者ほどチケット料金を安くする形でチケット料金を設定する。
【0015】
これを受けて、イベント参加者は、安いチケットの購入を望むときには、早めにイベント会場にくることを約束してチケットの購入を申し込んだり、遅めに帰ることを約束してチケットの購入を申し込んでくるので、チケット販売手段11は、この申し込みを受けて、チケット料金設定手段10の設定したチケット料金に従ってチケットを販売する。
【0016】
このとき、チケット販売手段11は、利用時間に応じて設定されるチケットの販売数の制限内でチケットを販売することで、イベント参加者がその利用時間に集中して乗降車しないように処理することがある。
【0017】
また、チケット販売手段11は、チケットの販売時点で、銀行口座などを使って、イベント参加者に対して、割り引かない形のチケット料金を課金したり、割り引いた形のチケット料金を課金するように処理することもあるが、チケットの販売時点では課金せずに、イベント開催の終了後に課金するように処理することもある。
【0018】
このようにしてチケットが販売された後、イベントが開催されることになるが、利用時刻取得手段12は、例えば、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所で記録されるデータに従って、このイベントの開催の際におけるイベント参加者のその乗降車場所における利用時刻を取得する。
【0019】
この乗降車場所における利用時刻の取得を受けて、課金・清算手段13は、その取得された利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった乗降車場所における利用時間とに応じて、イベント参加者がチケット購入時に約束した利用時間に従って乗降車したのか否かを判断して、その判断結果に基づいて、銀行口座などを使って、チケット料金を徴収していない場合には、例えば違約金などを考慮しつつ販売したチケットに対する課金を行ったり、チケット料金を徴収している場合には、例えば違約金などを考慮しつつ販売したチケットに対する課金の清算を行う。
【0020】
一方、システム利用料金徴収手段15は、システム利用受付手段14により提供サービスの利用の受け付けられた乗合交通手段運営機関3から、定額の形や利用者数に応じた形で設定される提供サービスの利用の料金を徴収する。
【0021】
このようにして、本発明では、イベントのチケット料金の割り引きを使って、イベント参加者が利用する乗合交通手段の利用時間を分散させることにより、イベント会場の最寄りの駅などの混雑を緩和するという構成を採るものである。
【0022】
これにより、本発明によれば、イベント主催者は、イベントの参加者に対して、「当日はお早めに会場へお越しください」といったようなメッセージを発信する必要がなくなり、また、利用者は、安いチケット料金でイベントに参加できるようになり、また、乗合交通手段の運営機関は、イベントの参加者に対して、「当日はお早めに会場へお越しください」といったようなメッセージを発信する必要がなくなるとともに、イベントの開催当日に、駅員などを増員させる必要がなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0024】
図2に、本発明を実現するためのシステム構成の一例を図示する。
【0025】
この図に示すように、本発明のチケット販売システム1は、ネットワーク20を介して、利用者2の操作する端末(携帯端末など)と、乗合交通手段運営機関3とに接続されて、利用者2に対してコンサートなどといったイベントのチケットを販売する処理を行う。
【0026】
以下、説明の便宜上、実施形態例では、乗合交通手段として電車を想定することにする。したがって、乗合交通手段運営機関3は電車を運営する交通会社となる。
【0027】
ここで、図中に示す改札通過履歴データベース(改札通過履歴DB)30は、例えば交通会社により管理されて、図3に示すように、利用者の所持するカード(ICカードなどで構成されて、電車賃の支払いに用いられるもの)のIDとの対応をとりつつ、その利用者が何日の何時何分にどの駅で乗降車したのかについて記述する情報を管理する機能を持つ。
【0028】
図4に、本発明のチケット販売システム1の装置構成の一実施形態例を図示する。
【0029】
この図に示すように、本発明のチケット販売システム1は、イベントのチケットの販売処理を実行するために、利用契約プログラム100と、イベント登録プログラム101と、チケット販売プログラム102と、課金実行プログラム103と、会員情報テーブル104と、イベント会場−最寄り駅テーブル105と、サービス利用申込みテーブル106と、イベント情報テーブル107と、値引き率設定テーブル108と、イベント参加申込みテーブル109とを備える。
【0030】
この会員情報テーブル104は、図5(a)に示すように、利用者の会員番号に対応付けて、その利用者の名前と、その利用者の所持する上述のカードのIDと、その利用者の持つ銀行の口座番号などを管理する。
【0031】
イベント会場−最寄り駅テーブル105は、図5(b)に示すように、イベントが開催される会場に対応付けて、そのイベント会場の最寄りの駅と、それを運営する交通会社の名称などを管理する。
【0032】
サービス利用申込みテーブル106は、図6(a)に示すように、サービスの利用の提供を要求した最寄り駅およびその駅を運営する交通会社に対応付けて、そのサービス利用の契約期間と、その他の契約条項などを管理する。
【0033】
イベント情報テーブル107は、図6(b)に示すように、開催されるイベントに対応付けて、そのイベントの会場と、そのイベントの名称と、そのイベントの開催日時と、そのイベントへの参加料金などを管理する。
【0034】
値引き率設定テーブル108は、図7に示すように、開催されるイベントに対応付けて、各値引きタイプ毎に、イベント開始時の値引きであるのか、イベント終了時の値引きであるのかということと、その値引きの適用対象となる時間(時間帯)と、その値引きの値引き率と、その値引きの適用可能な定員と、その値引きの適用可能な残りの人数などを管理する。
【0035】
イベント参加申込みテーブル109は、図8に示すように、イベントに参加する利用者毎に、どのイベントに参加するのかということと、イベント開始時の値引きを受けるのか否かということと、イベント開始時の値引きを受ける場合には、その値引きタイプと、イベント終了時の値引きを受けるのか否かということと、イベント終了時の値引きを受ける場合には、その値引きタイプと、改札通過履歴データベース30から取得する開始時改札通過時刻及び終了時改札通過時刻と、最終的な総値引き率と、値引きの条件である時間に違約したのか否かを示す情報などを管理する。
【0036】
図9に、利用契約プログラム100の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図10に、イベント登録プログラム101の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図11に、チケット販売プログラム102の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図12ないし図14に、課金実行プログラム103の実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0037】
次に、これらの処理フローに従って、本発明のチケット販売システム1の実行する処理について詳細に説明する。
【0038】
先ず最初に、利用契約プログラム100の実行する処理について説明する。
【0039】
利用契約プログラム100は、交通会社からサービスの利用申込み要求が発行されると、図9の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ21で、交通会社の端末に、図15に示すような契約入力画面を表示する。
【0040】
すなわち、サービスの利用申込みを行う交通会社名と、サービスの利用の適用を受ける路線名と、サービスの利用の適用を受ける駅名と、サービスの利用の適用を受ける期間とについての入力を指示する図15に示すような契約入力画面を表示するのである。
【0041】
ここで、この契約入力画面では、サービスの利用に必要となる料金についても表示するようにしているが、この料金については、定額で設定するようにしてもよいし、駅数や契約期間やイベント参加者の利用者数に応じて設定するようにしてもよい。
【0042】
続いて、ステップ22で、交通会社の端末から、この契約入力画面に入力された利用申込み情報を受け取り、続くステップ23で、その受け取った利用申込み情報をサービス利用申込みテーブル106に書き込んで、処理を終了する。
【0043】
このようにして、利用契約プログラム100は、交通会社からサービスの利用の申込み要求が発行されると、交通会社から利用申込み情報を受け取って、それをサービス利用申込みテーブル106に登録するように処理するのである。
【0044】
利用契約プログラム100は、この後、適当な時点に、交通会社から、サービスの利用に必要となる料金を徴収するように処理することになる。
【0045】
次に、イベント登録プログラム101の実行する処理について説明する。
【0046】
イベント登録プログラム101は、チケット販売業者からイベントの登録要求が発行されると、図10の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ31で、チケット販売業者から登録要求のあるイベント情報を受け取る。
【0047】
続いて、ステップ32で、その受け取ったイベント情報を、図6(b)に示すようなテーブル構造を持つイベント情報テーブル107に書き込む。続いて、ステップ33で、イベント会場−最寄り駅テーブル105を参照することで、受け取ったイベント情報で指定されるイベント会場の最寄りの駅を特定する。
【0048】
すなわち、受け取ったイベント情報で指定されるイベント会場を検索キーにして、図5(b)に示すようなテーブル構造を持つイベント会場−最寄り駅テーブル105を参照することで、そのイベント会場の最寄りの駅を特定するのである。
【0049】
続いて、ステップ34で、サービス利用申込みテーブル106を参照することで、その特定した最寄り駅がサービスの利用を申込んでいるのか否かを判断する。すなわち、図6(a)に示すようなテーブル構造を持つサービス利用申込みテーブル106を参照することで、その特定した最寄り駅がサービスの利用を申込んでいるのか否かを判断するのである。
【0050】
この判断処理に従って、特定した最寄り駅がサービスの利用を申込んでいないことを判断するときには、そのまま処理を終了し、申込んでいることを判断するときには、ステップ35に進んで、サービス利用申込みテーブル106を参照することで、その特定した最寄り駅がサービス利用の契約期間内に入っているのか否かを判断する。すなわち、図6(a)に示すようなテーブル構造を持つサービス利用申込みテーブル106を参照することで、その特定した最寄り駅がサービス利用の契約期間内に入っているのか否かを判断するのである。
【0051】
この判断処理により、特定した最寄り駅がサービス利用の契約期間内に入っていないことを判断するときには、そのまま処理を終了し、契約期間内に入っていることを判断するときには、ステップ36に進んで、図7に示すようなテーブル構造を持つ値引き率設定テーブル108にイベント名と対応をとりつつイベント料金の値引き率を設定して、処理を終了する。
【0052】
すなわち、例えば、イベント開催の開始時の2時間前に最寄り駅を降車する場合には100人を限度に30%の割り引き(値引きタイプA)を行い、1時間30分前に最寄り駅を降車する場合には80人を限度に20%の割り引き(値引きタイプB)を行い、1時間前に最寄り駅を降車する場合には50人を限度に10%の割り引き(値引きタイプC)を行い、また、イベント開催の終了時の1時間後に最寄り駅を乗車する場合には50人を限度に10%の割り引き(値引きタイプD)を行い、1時間30分後に最寄り駅を乗車する場合には80人を限度に20%の割り引き(値引きタイプE)を行い、2時間後に最寄り駅を乗車する場合には100人を限度に30%の割り引き(値引きタイプF)を行うというようなイベント料金の値引き率を設定して、それを図7に示すようなテーブル構造を持つ値引き率設定テーブル108に登録するのである。
【0053】
このようにして、イベント登録プログラム101は、チケット販売業者からイベントの登録要求が発行されると、チケット販売業者からイベント情報を受け取って、それをイベント情報テーブル107に登録するとともに、そのイベント情報で指定されるイベント開催の開始時刻及び終了時刻を基準にして、イベント料金の値引き率を設定して、それを値引き率設定テーブル108に登録するように処理するのである。
【0054】
次に、チケット販売プログラム102の実行する処理について説明する。
【0055】
チケット販売プログラム102は、イベントへの参加を希望する利用者からチケットの購入要求が発行されると、図11の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ41で、イベントへの参加を希望する利用者の端末に、図16に示すようなチケット申込み画面を表示する。
【0056】
すなわち、参加を希望するイベント名と、そのイベントの開催日時と、購入するチケットの枚数とについての入力を指示するとともに、各チケット購入希望者毎に、会員番号と、イベント開催の開始時刻及び終了時刻に応じた値引きの適用を希望する場合には、その値引きタイプとについての入力を指示する図16に示すようなチケット申込み画面を表示するのである。
【0057】
続いて、ステップ42で、イベントへの参加を希望する利用者の端末から、このチケット申込み画面に入力されたチケット申込み情報を受け取る。
【0058】
続いて、ステップ43で、チケット申込み情報で指定された全てのチケット購入希望者の処理を終了したのか否かを判断して、処理が完了していないことを判断するときには、ステップ44に進んで、未処理のチケット購入希望者の中から一人を選択する。
【0059】
続いて、ステップ45で、その選択したチケット購入希望者が値引きを希望しているのか否かを判断して、値引きを希望していることを判断するときには、ステップ46に進んで、図7に示すようなテーブル構造を持つ値引き率設定テーブル108を参照することで、希望している値引きタイプの適用人数に余裕があるのか否かを判断する。
【0060】
この判断処理に従って、希望している値引きタイプの適用人数に余裕があることを判断するときには、ステップ47に進んで、その値引きタイプを記録しつつ、イベント参加申込みテーブル109に対して、チケット申込み情報で指定されたイベント参加者情報を登録することで、チケット購入を受け付ける。なお、このチケット購入に対する課金については、イベントの開催後に、後述する課金実行プログラム103が処理することになる。
【0061】
すなわち、図8に示すようなテーブル構造を持つイベント参加申込みテーブル109に対して、チケット申込み情報で指定された会員番号/利用者名/イベント番号/値引きタイプを登録することで、チケット購入を受け付けるのである。
【0062】
ここで、イベント参加申込みテーブル109に記録される開始時改札通過時刻/終了時改札通過時刻/総値引き率/違約フラグについては、後述するように、課金実行プログラム103が記録することになる。
【0063】
続いて、ステップ48で、値引きの適用に応じて、値引き率設定テーブル108に記録される適用人数を更新(適用する値引きタイプの適用人数を1つデイクリメントする)して、次のチケット購入希望者に対する処理を行うべくステップ43に戻る。
【0064】
一方、ステップ45で、選択したチケット購入希望者が値引きを希望していないことを判断し、また、ステップ46で、値引き適用人数に余裕がないことで希望する値引きを適用できないことを判断するときには、ステップ49に進んで、値引きタイプを記録せずに、イベント参加申込みテーブル109にイベント参加者情報を登録することで、チケット購入を受け付けてから、次のチケット購入希望者に対する処理を行うべくステップ43に戻る。
【0065】
そして、ステップ43で、チケット申込み情報で指定された全てのチケット購入希望者の処理を終了したことを判断するときには、イベント参加申込みテーブル109への登録が完了したことを判断して、処理を終了する。
【0066】
このようにして、チケット販売プログラム102は、イベントへの参加を希望する利用者からチケットの購入要求が発行されると、その利用者が値引きの適用を希望しているのか否かを判断する。そして、値引きの適用を希望していない場合には、その旨を記録しつつ、利用者から入力されたイベント参加者情報をイベント参加申込みテーブル109に登録し、値引きの適用を希望している場合には、適用人数の枠に余裕があるのか否かを判断して、値引きの適用が可能である場合には、それを記録しつつ、利用者から入力されたイベント参加者情報をイベント参加申込みテーブル109に登録するように処理するのである。
【0067】
次に、課金実行プログラム103の実行する処理について説明する。
【0068】
課金実行プログラム103は、チケット販売業者から販売したチケット(この実施形態例に従う場合、販売時点ではチケット料金を徴収していない)に対しての課金要求が発行されると、図12ないし図14の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ51で、図8に示すようなテーブル構造を持つイベント参加申込みテーブル109から、課金要求のあるイベントに参加したイベント参加者の一覧を取得する。
【0069】
続いて、ステップ52で、イベント情報テーブル107を参照することで、そのイベントへの参加料金を取得する。すなわち、イベント情報テーブル107には、図6(b)に示すように、イベントへの参加料金が記録されているので、それを取得するのである。
【0070】
続いて、ステップ53で、ステップ51で取得した全てのイベント参加者の処理を終了したのか否かを判断して、処理が完了していないことを判断するときには、ステップ54に進んで、未処理のイベント参加者の中から一人を選択する。
【0071】
続いて、ステップ55で、イベント参加申込みテーブル109を参照することで、その選択したイベント参加者が値引きの適用を申込み済みであるのか否かを判断する。
【0072】
この判断処理に従って、選択したイベント参加者が値引きの適用の申込みをしていないことを判断するときには、ステップ56に進んで、ステップ52で取得したイベント料金を課金金額と決定する。
【0073】
続いて、ステップ57で、図5(a)に示すようなテーブル構造を持つ会員情報テーブル104を参照することで、その選択したイベント参加者の銀行口座番号を特定して、その銀行口座番号を使って課金を行ってから、次のイベント参加者に対する課金処理を行うべくステップ53に戻る。
【0074】
一方、ステップ55で、選択したイベント参加者が値引きの適用を申込み済みであることを判断するときには、ステップ58に進んで、図5(a)に示すようなテーブル構造を持つ会員情報テーブル104を参照することで、その選択したイベント参加者の所持するカード(ICカードなどで構成されて、電車賃の支払いに用いられるもの)などに記録されたIDを取得する。
【0075】
続いて、ステップ59で、その取得したカードIDを検索キーにして、図3に示すデータ構造を持つ改札通過履歴データベース30を参照することで、選択したイベント参加者がイベント参加の際に改札を通過した時刻(最寄り駅を乗降車した時刻:イベント開始時における改札通過時刻とイベント終了時における改札通過時刻)を収集して、イベント参加申込みテーブル109に記録する。
【0076】
続いて、ステップ60で、その収集した改札通過時刻とステップ52で取得したイベント料金とに基づいて、イベント料金となる課金金額を決定し、続くステップ61で、会員情報テーブル104を参照することで、その選択したイベント参加者の銀行口座番号を特定して、その銀行口座番号を使って課金を行ってから、次のイベント参加者に対する課金処理を行うべくステップ53に戻る。
【0077】
このステップ60では、具体的には、図14の処理フローに従って課金金額を決定するように処理している。
【0078】
すなわち、このステップ60に入ると、図14の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ600で、変数“値引き率”に初期値0を設定する。
【0079】
続いて、ステップ601で、ステップ54で選択したイベント参加者に適用される値引きタイプ(ステップ55でイベント参加申込みテーブル109を参照する際に特定される)がイベント開始時の値引きを含んでいるのか否かを判断する。
【0080】
この判断処理に従って、イベント参加者に適用される値引きとしてイベント開始時の値引きタイプが存在することを判断するときには、ステップ602に進んで、図7に示すようなテーブル構造を持つ値引き率設定テーブル108を参照することで、課金要求のあるイベントに対して適用されるその値引きタイプの指す時間帯及び値引き率を取得する。
【0081】
続いて、ステップ603で、その取得した時間帯とイベント参加申込みテーブル109に記録した改札通過時刻(開始時改札通過時刻)とから、値引きタイプの規定する時間帯の通りに改札を通過(降車)したのか否かを判断して、時間帯通りに改札を通過したことを判断するときには、ステップ604に進んで、ステップ602で取得した値引き率を変数“値引き率”に加算する。
【0082】
一方、ステップ601で、イベント参加者に適用される値引きとしてイベント開始時の値引きタイプが存在しないことを判断するときには、このステップ601〜ステップ604の処理を省略する。
【0083】
続いて、ステップ605で、ステップ54で選択したイベント参加者に適用される値引きタイプがイベント終了時の値引きを含んでいるのか否かを判断する。
【0084】
この判断処理に従って、イベント参加者に適用される値引きとしてイベント終了時の値引きタイプが存在することを判断するときには、ステップ606に進んで、図7に示すようなテーブル構造を持つ値引き率設定テーブル108を参照することで、課金要求のあるイベントに対して適用されるその値引きタイプの指す時間帯及び値引き率を取得する。
【0085】
続いて、ステップ607で、その取得した時間帯とイベント参加申込みテーブル109に記録した改札通過時刻(終了時改札通過時刻)とから、値引きタイプの規定する時間帯の通りに改札を通過(乗車)したのか否かを判断して、時間帯通りに改札を通過したことを判断するときには、ステップ608に進んで、ステップ606で取得した値引き率を変数“値引き率”に加算する。
【0086】
一方、ステップ605で、イベント参加者に適用される値引きとしてイベント終了時の値引きタイプが存在しないことを判断するときには、このステップ605〜ステップ608の処理を省略する。
【0087】
続いて、ステップ609で、ステップ52で取得したイベント料金と、変数“値引き率”の指定する値引き率とを乗算することで、イベント料金となる課金金額を決定する。
【0088】
このようにして決定した課金金額については、上述したように、ステップ51で、イベント参加者の銀行口座番号を使って課金が行われることになる。
【0089】
一方、ステップ603で、イベント開始時に時間帯通りに改札を通過しなかったことを判断するときと、ステップ607で、イベント終了時に時間帯通りに改札を通過しなかったことを判断するときには、ステップ610に進んで、約束を守らなかったことに対応して、ステップ52で取得したイベント料金と予め設定される違約金とを加算することで、イベント料金となる課金金額を決定する。
【0090】
このようにして決定した課金金額については、上述したように、ステップ61で、イベント参加者の銀行口座番号を使って課金が行われることになる。
【0091】
ここで、変数“値引き率”に記録される最終的な値引き率と、時間帯通りに改札を通過したのか否かについての情報とについては、イベント参加申込みテーブル109に記録しておくことになる。
【0092】
このようにして、課金実行プログラム103は、チケット販売業者から販売したチケットに対しての課金要求が発行されると、値引きタイプの指定する時間帯通りに最寄り駅を利用したのか否かを判断して、時間帯通りに最寄り駅を利用した場合には、値引きを有効なものとして扱って課金を行い、時間帯通りに最寄り駅を利用しなかった場合には、値引きを有効なものとして扱わずに課金を行うように処理するのである。
【0093】
図示実施形態例に従って本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態例では、チケット販売の際には課金を行わないようにしているが、値引きを行わない形でチケット料金を課金したり、値引きを行った形でチケット料金を課金するようにして、イベント終了後の適当な時点に、その差額を課金するようにしてもよい。
【0094】
また、実施形態例では、カードを使って改札通過時刻を取得するようにしているが、改札通過時刻の検出については、どのような方法を用いてもよいことは言うまでもない。
【0095】
(付記1)イベントのチケットを販売するチケット販売方法であって、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、イベントのチケット料金を設定する過程と、上記設定したチケット料金に従ってチケットを販売する過程と、イベント開催の際におけるイベント参加者の上記乗降車場所における利用時刻を取得する過程と、上記取得した利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった上記利用時間とに応じて、販売したチケットに対する課金あるいは課金の清算を行う過程とを備えることを、特徴とするチケット販売方法。
【0096】
(付記2)付記1記載のチケット販売方法において、上記乗合交通手段を運営する機関から提供サービスの利用を受け付ける過程と、上記乗合交通手段を運営する機関から提供サービスの利用の料金を徴収する過程とを備えることを、特徴とするチケット販売方法。
【0097】
(付記3)付記1又は2記載のチケット販売方法において、上記チケットを販売する過程では、上記利用時間に応じて設定されるチケットの販売数の制限内でチケットを販売することを、特徴とするチケット販売方法。
【0098】
(付記4)イベントのチケットを販売するチケット販売システムであって、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、イベントのチケット料金を設定する手段と、上記設定したチケット料金に従ってチケットを販売する手段と、イベント開催の際におけるイベント参加者の上記乗降車場所における利用時刻を取得する手段と、上記取得した利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった上記利用時間とに応じて、販売したチケットに対する課金あるいは課金の清算を行う手段とを備えることを、特徴とするチケット販売システム。
【0099】
(付記5)付記4記載のチケット販売システムにおいて、上記乗合交通手段を運営する機関から提供サービスの利用を受け付ける手段と、上記乗合交通手段を運営する機関から提供サービスの利用の料金を徴収する手段とを備えることを、特徴とするチケット販売システム。
【0100】
(付記6)付記4又は5記載のチケット販売システムにおいて、上記チケットを販売する手段は、上記利用時間に応じて設定されるチケットの販売数の制限内で、チケットを販売することを、特徴とするチケット販売システム。
【0101】
(付記7)イベントのチケットを販売する処理を行うチケット販売プログラムであって、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、イベントのチケット料金を設定する処理と、上記設定したチケット料金に従ってチケットを販売する処理と、イベント開催の際におけるイベント参加者の上記乗降車場所における利用時刻を取得する処理と、上記取得した利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった上記利用時間とに応じて、販売したチケットに対する課金あるいは課金の清算を行う処理とをコンピュータに実行させるためのチケット販売プログラム。
【0102】
(付記8)イベントのチケットを販売する処理を行うプログラムを記録したチケット販売プログラムの記録媒体であって、イベント参加者が利用する乗合交通手段の乗降車場所における利用時間と、イベントの開催時間とに応じて、イベントのチケット料金を設定する処理と、上記設定したチケット料金に従ってチケットを販売する処理と、イベント開催の際におけるイベント参加者の上記乗降車場所における利用時刻を取得する処理と、上記取得した利用時刻と、販売したチケットの料金の設定元となった上記利用時間とに応じて、販売したチケットに対する課金あるいは課金の清算を行う処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したチケット販売プログラムの記録媒体。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、イベントのチケット料金の割り引きを使って、イベント参加者が利用する乗合交通手段の利用時間を分散させることにより、イベント会場の最寄りの駅などの混雑を緩和するという構成を採るものである。
【0104】
これにより、本発明によれば、イベント主催者は、イベントの参加者に対して、「当日はお早めに会場へお越しください」といったようなメッセージを発信する必要がなくなり、また、利用者は、安いチケット料金でイベントに参加できるようになり、また、乗合交通手段の運営機関は、イベントの参加者に対して、「当日はお早めに会場へお越しください」といったようなメッセージを発信する必要がなくなるとともに、イベントの開催当日に、駅員などを増員させる必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要構成図である。
【図2】本発明を実現するためのシステム構成の一例を示す図である。
【図3】改札通過履歴データベース30のデータ構造の説明図である。
【図4】チケット販売システム1の装置構成の一実施形態例である。
【図5】図5(a)は会員情報テーブル104の説明図、図5(b)はイベント会場−最寄り駅テーブル105の説明図である。
【図6】図6(a)はサービス利用申込みテーブル106の説明図、図6(b)はイベント情報テーブル107の説明図である。
【図7】値引き率設定テーブル108の説明図である。
【図8】イベント参加申込みテーブル109の説明図である。
【図9】利用契約プログラム100の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図10】イベント登録プログラム101の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図11】チケット販売プログラム102の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図12】課金実行プログラム103の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図13】課金実行プログラム103の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図14】課金実行プログラム103の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図15】契約入力画面の説明図である。
【図16】チケット申込み画面の説明図である。
【符号の説明】
1 チケット販売システム
2 利用者
3 乗合交通手段運営機関
10 チケット料金設定手段
11 チケット販売手段
12 利用時刻取得手段
13 課金・清算手段
14 システム利用受付手段
15 システム利用料金徴収手段
Claims (3)
- コンピュータが、イベントのチケットをイベント参加者に販売し、該販売したチケットの課金、清算をするチケット課金清算方法であって、
イベント参加者を識別する情報に対応付けて、該イベント参加者が乗合交通手段の乗降車場所を利用した時刻を記憶している乗降車場所通過履歴記憶手段を参照先とし、チケットの課金、清算対象のイベント参加者を識別する情報をキーとして該参照を行うことで、該課金、清算対象のイベント参加者が該乗降車場所を利用した時刻を取得する第1の過程と、
イベント参加者に関する情報と、該イベント参加者が購入したチケットごとに設定されているイベントを識別する情報及び値引き情報とを対応付けて記憶しているイベント参加申込み記憶手段を参照先とし、前記課金、清算対象のイベント参加者に関する情報をキーとして該参照を行うことで、イベントを識別する情報及び値引き情報を取得する第2の過程と、
イベントを識別する情報と、乗降車場所の利用時間ごとに設定される値引き情報及び値引き率とを対応付けて記憶している値引き率記憶手段を参照して、前記第2の過程で取得したイベントを識別する情報及び値引き情報に対応付けられている乗降車場所の利用時間に、前記第1の過程で取得した乗降車場所を利用した時刻が該当しているか否かを判断する第3の過程と、
前記第3の過程における判断にしたがって、前記販売したチケットの課金あるいは課金の清算を行う第4の過程と
を備えることを特徴とするチケット課金清算方法。 - コンピュータに、イベントのチケットをイベント参加者に販売し、該販売したチケットの課金、清算をさせるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
イベント参加者を識別する情報に対応付けて、該イベント参加者が乗合交通手段の乗降車場所を利用した時刻を記憶している乗降車場所通過履歴記憶手段を参照先とし、チケットの課金、清算対象のイベント参加者を識別する情報をキーとして該参照を行うことで、該課金、清算対象のイベント参加者が該乗降車場所を利用した時刻を取得する第1の過程と、
イベント参加者に関する情報と、該イベント参加者が購入したチケットごとに設定されているイベントを識別する情報及び値引き情報とを対応付けて記憶しているイベント参加申込み記憶手段を参照先とし、前記課金、清算対象のイベント参加者に関する情報をキーとして該参照を行うことで、イベントを識別する情報及び値引き情報を取得する第2の過程と、
イベントを識別する情報と、乗降車場所の利用時間ごとに設定される値引き情報及び値引き率とを対応付けて記憶している値引き率記憶手段を参照して、前記第2の過程で取得したイベントを識別する情報及び値引き情報に対応付けられている乗降車場所の利用時間に、前記第1の過程で取得した乗降車場所を利用した時刻が該当しているか否かを判断する第3の過程と、
前記第3の過程における判断にしたがって、前記販売したチケットの課金あるいは課金の清算を行う第4の過程と
を実行させるためのチケット課金清算プログラム。 - コンピュータに、イベントのチケットをイベント参加者に販売し、該販売したチケットの課金、清算をさせるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
前記コンピュータに、
イベント参加者を識別する情報に対応付けて、該イベント参加者が乗合交通手段の乗降車場所を利用した時刻を記憶している乗降車場所通過履歴記憶手段を参照先とし、チケットの課金、清算対象のイベント参加者を識別する情報をキーとして該参照を行うことで、該課金、清算対象のイベント参加者が該乗降車場所を利用した時刻を取得する第1の過程と、
イベント参加者に関する情報と、該イベント参加者が購入したチケットごとに設定されているイベントを識別する情報及び値引き情報とを対応付けて記憶しているイベント参加申込み記憶手段を参照先とし、前記課金、清算対象のイベント参加者に関する情報をキーとして該参照を行うことで、イベントを識別する情報及び値引き情報を取得する第2の過程と、
イベントを識別する情報と、乗降車場所の利用時間ごとに設定される値引き情報及び値引き率とを対応付けて記憶している値引き率記憶手段を参照して、前記第2の過程で取得したイベントを識別する情報及び値引き情報に対応付けられている乗降車場所の利用時間に、前記第1の過程で取得した乗降車場所を利用した時刻が該当しているか否かを判断する第3の過程と、
前記第3の過程における判断にしたがって、前記販売したチケットの課金あるいは課金の清算を行う第4の過程と
を実行させるためのチケット課金清算プログラムを記録した記録媒体。
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