JP4020164B2 - 電子チケット販売システムおよびその方法 - Google Patents
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Description
1.購入の意思があり、購入対象のチケット等の条件が明確になっている場合
2.購入の意思があるが購入対象のチケットが漠然とし不明確な情報が多い場合(潜在需要)
3.購入の意思がなかったが、広告等の情報により、購買意欲が湧く場合(潜在需要)
4.購入の意思がなく、広告等の情報からも購買意欲が湧かない場合
のように概ね上記の4種類に大別されるが、上記2,3の潜在需要の喚起を促すような利用者の利便性を追及したシステムが、利用者、交通機関の両方から望まれていた。
購入して利用者の保有する携帯端末に格納する電子チケット販売システムにおいて、携帯端末から利用者の目的を利用者情報として受け付けて、この目的行動の条件に合致した店舗情報を抽出し、この店舗情報と当該店舗への交通機関の電子チケット情報とを併せて表示する表示情報を生成してこれを前記携帯端末に対して配信するものである。
このように、利用者の目的行動を基準に交通機関の電子チケットの購入を可能としたため、従来不可能だった電子チケットの潜在需要を喚起することが可能となる。
(1)利用者はあらかじめ個人の属性を利用者情報として登録しておくことで、電子チケット購入時の情報の入力を必要最低限とすることができ、潜在的に希望していた電子チケットを購入することができる。
(2)サービス提供者は利用者を能動的な購買活動から潜在需要を喚起する受動的な購買活動へ移行させることにより、販売機会を拡大し、交通機関の利用促進、駅付近の商店街や施設等の利用促進につなげることができる。
などの効果が期待できる。
なお、この携帯端末1は、それぞれが電話番号とドメイン名を組み合わせたネットワーク上で排他的なアドレス(たとえば、09031234567@abc.ne.jp)を有しており、電子チケットセンタ2からネットワークを介してTCP/IPに基づいた電子データ、すなわち電子メールを受信できるようになっている。
また、受信したデータがHTML形式のフォーマットファイルである場合には表示部では当該HTMLの書式で定義された表示形態通りの表示が可能となっている。
各データベースの構成例として、図7に店舗情報データベース7、図8に利用者情報デ
ータベース8、図9に電子チケットデータベース6の構成を示している。
情報処理装置3および情報管理装置5は、具体的にはWEBサーバで構成されており、携帯端末1から指定されたアドレス(URL:Uniform Resource Locator)に格納され
たHTML(Hyper Text Mark-up Language)形式のフォーマットファイルを携帯端末1に返信し、携帯端末1の表示部上に当該ファイルを画面書式に対応させて表示する機能を有している。
まず、利用者は、携帯端末1を用いて、電子チケットを購入するため電子チケットセンタ2に接続する。
次に利用者が「乗車券の購入」を選択すると、携帯端末1は電子チケットセンタ2に対して、当該情報を送信する。
ここで、利用者が「目的行動の入力」を選択すると、該選択情報が電子チケットセンタ2に送信される。
電子チケットセンタ2では、受信した目的行動に基づいてデータベースの検索とデータの抽出を行い、この結果を、店舗情報と当該店舗への交通機関の電子チケット購入受付情報と併せて、情報配信装置4を通じて携帯端末1に送信する。
利用者が、表示された店舗情報と電子チケット購入受付情報とを確認し、店舗情報と電子チケット購入の意志が合致すれば電子チケットを購入する。
これにより、当該電子チケットデータが電子チケットセンタ2からダウンロードされて携帯端末1内に格納されるとともに、当該購入情報が図11に示すように表示される。
なお、購入に伴う費用の電子決済方法についての説明は公知の技術を利用するため説明は省略する。
System)を利用した位置情報から最寄駅を自動抽出してもよい。
算出を行い、その旨を利用者に示す。
1.利用者は目的行動の入力から目的地駅への電子チケットが容易に購入できる。
2.店舗は利用者の利便性向上により、潜在している需要を喚起し、購買に結びつけることができる。
3.鉄道会社は上記効果により、潜在需要者の利用が増大し、鉄道利用率の向上が図れる。
4,電子チケットセンタは上記3者それぞれにメリットがある仕組みを提供することで、本システム利用による手数料などを計上することができる。
という効果が得られる。
本実施例での携帯端末1の表示部における検索結果の表示例を図22および図23に示す。
6.利用者は自分が所有する電子チケットを特に意識することなく、有効に活用できる。という効果が得られる。
基本的な処理は実施例1で説明した通りで、実施例1との違いは検索方法にある。図3のフローチャートにしたがい説明する。
ここで、S111〜S113は実施例1と同じであるため説明は省略する。
担分を減算する(S114)。このときの運賃は利用者情報データベース8より取得した会員利用者の利用実績に応じた割引が実施された値であり、店舗が負担する金額も会員利用者の利用実績に応じた負担額とする。
次のステップS115は実施例1と同じため説明は省略する。
本実施例での検索結果の携帯端末1の表示部での表示例を示したのが図24および図25である。
7.会員利用者は各店舗や鉄道などの利用実績に応じたポイントやサービスの違いなどの複雑な体系を意識することなく、常に最適な電子チケットを購入できるという効果が得られる。
図26に本実施例の全体システム構成図を示す。
携帯端末1は、電子チケットを購入する意思を電子チケットセンタ2に送信する手段とDMによる情報配信および購入した電子チケット情報を受信する手段、そして当該電子チケット情報を記憶する記憶手段を備えている。
情報を受ける側の利用者は、図28に示すように、個人の住所、生年月日、家族構成、趣味、嗜好などの利用者属性を携帯端末1を通じて電子チケットセンタ2に登録し(電子チケット利用登録の際に登録した内容を使用してもよい)、さらにDM情報配信の情報受信条件(内容、受信時間帯、地域等)を事前に登録しておく(S201)。
ステップ203のデータベース検索処理の詳細を示したものが図43である。以下同図に基づいて説明する。
次に、情報処理装置3は、電子チケット情報データベース6から利用者の最寄駅から店舗の最寄駅までの運賃を取得し(S2006)、DM情報に登録する(図48)。
に利用者に対して電子メール等で情報を配信する(S204)。
前記DM情報の送信後は送信予定日時に送信済みである旨を記録し、2重に送信することを防止する。
1.利用者は有益な情報の入手により、有利な条件での店舗利用ができる。
2.利用者は購入操作の単純化により、店舗までの移動に必要な電子チケットを容易に購入できる。
3.店舗は情報配信の効率化と購入操作の単純化でその情報のヒット率を向上させ、売り上げに寄与できる。
4.鉄道会社は、潜在する需要の喚起による鉄道利用率向上が期待できる。
5.電子チケットセンタ上記3者のシステム利用による手数料収入などが得られる。
なお、同図においてステップS211〜S213は実施例5のS201〜S203(図27)と同じであるため説明は省略する。
て配信する(S215)。
ここで、基本的な処理は実施例5と同じであるが、実施例5との違いは電子チケット情報の検索方法にある。以下は、図27のフローチャートに当てはめて本実施例を説明する。
情報処理装置3は、所定のタイミング(店舗が指定した時間や一定時間毎)で、店舗情報データベース7への問い合わせを行い、配信すべき情報がある場合には配信条件に基づき、条件に合致する利用者を利用者情報データベース8から検索する。
なお、ステップS204は実施例5と同じであるため説明は省略する。
7.利用者は自分が所有する電子チケットを特に意識することなく、有効に活用できる。
本実施例の全体システム構成図は実施例5で説明した図26と同じであるため説明は省略する。
を説明する。
なお、ステップS201〜S202は実施例5と同じであるため説明は省略する。
なお、ステップS204は実施例5の処理と同じであるため説明は省略する。
8.会員利用者は各店舗や鉄道などの利用実績に応じたポイントやサービスの違いなどの複雑な体系を意識することなく、常に最適な電子チケットを購入できる。
という効果が得られる。
図33に本実施例の全体システム構成図を示す。
情報管理装置5は、鉄道会社が提供する電子チケットの電子チケットデータベース6と、店舗が登録する店舗のサービス内容等の店舗情報データベース7と、利用者が登録する属性等の利用者情報データベース8とをそれぞれ管理する機能を有している。
ステップS221は実施例5のステップS202と同じであるため説明は省略する。
データベースより検索する(S223)。
9.利用者は欲しい情報を欲しいときに受信することで不要なDM情報配信を受信することが無くなる。
また、店舗は利用者が要求する情報のみを提供するため、購買へ結びつくヒット率が高くなる。などの効果が得られる。
本実施例は既に説明した実施例1から9の全てに対応できるものであり、全体の構成は図1、図18、図26、図31、図33のチケット購入の処理を不要とした図となる。
情報処理装置3は、携帯端末1から利用者が入力した目的行動に合致した店舗のサービス情報や、携帯端末1から利用者が入力したDM情報受信に関する各条件と店舗が入力したDM情報配信に関する各条件とが合致した情報を検索する(S301)。
フラグが”2”に書き換えられる。このときの状態を示したものが図40である。ここで、ステータス=2は当該電子チケットによる鉄道利用について、店舗が80%負担、利用者が20%負担する状態を表す。
1.利用者は、電子チケットを購入する操作が必要なくなり、利便性が向上する。
2.利用者は、購入した電子チケットを使用しない場合に料金を課金されることが無くなり、急な予定変更が発生した場合にも無駄が生じない。
3.店舗は、利用者に来店してもらうための電子チケットを広く配布することで、ヒット率が向上し、また来店しない利用者に対して料金を負担する必要がない。
4.鉄道会社は、上記効果による旅客率の向上が見込める。
5.電子チケット販売センタは、上記効果によるシステムの利用で手数料収入が得られる。
2 電子チケットセンタ
3 情報処理装置
4 情報配信装置
5 情報管理装置
6 電子チケットデータベース
7 店舗情報データベース
8 利用者情報データベース
11−1〜11−n 電子チケットセンタ
Claims (6)
- 電子データで構成された交通機関の電子チケットを電子チケットセンタから購入して利用者の保有する携帯端末に格納する電子チケット販売システムであって、
目的行動のカテゴリおよび利用料金を含む店舗情報を登録した店舗データベースと、
前記交通機関の電子チケットの区間および料金を少なくとも含む電子チケット情報を登録した電子チケットデータベースと、
前記携帯端末からの入力によって利用者の目的行動を受け付ける手段と、
前記で受け付けた目的行動のカテゴリに合致した店舗情報を前記店舗データベースから抽出する手段と、
前記で抽出された複数の店舗情報毎に、当該各店舗への交通機関の電子チケット情報を前記電子チケットデータベースから検索する手段と、
前記で抽出された複数の店舗情報と、前記で検索された当該各店舗への交通機関の電子チケット情報とを併せて表示する表示情報を前記携帯端末に対して配信する手段とからなり、
前記表示情報には検索された店舗の利用料金と当該店舗への交通機関の電子チケットの料金の合計金額が含まれ、該合計金額が少ない順に並び替えられて表示される電子チケット販売システム。 - 請求項1記載の電子チケット販売システムであって、
前記配信手段は、前記交通機関の電子チケット情報とともに、当該店舗で消費可能な当該店舗用の電子チケット情報も併せて表示する表示情報を前記携帯端末に対して配信する電子チケット販売システム。 - 請求項1乃至2記載の電子チケット販売システムであって、
前記利用者の携帯端末から既に所有する電子チケットの所持情報を受信して、当該各店舗についての最寄駅までの経路に対応する交通機関の電子チケットから、当該所持情報に基づいて新たに購入が必要となる不足区間分の電子チケットを算出し、算出した電子チケット情報から表示情報を生成する手段を有する電子チケット販売システム。 - 請求項1乃至3の電子チケット販売システムであって、
前記利用者が利用した電子チケットによる店舗の利用実績を登録する手段と、店舗の利用実績による優待情報を登録する手段とを備え、
前記利用者の当該店舗の利用実績に応じた優待情報を前記表示情報に付加する手段を有する電子チケット販売システム。 - 電子データで構成された交通機関の電子チケットを販売して利用者の保有する携帯端末に格納する電子チケットサーバであって、
目的行動のカテゴリおよび利用料金を含む店舗情報を登録した店舗データベースと、
前記交通機関の電子チケットの区間および料金を少なくとも含む電子チケット情報を登録した電子チケットデータベースと、
前記携帯端末からの入力によって利用者の目的行動を受け付ける手段と、
前記で受け付けた目的行動のカテゴリに合致した店舗情報を前記店舗データベースから抽出する手段と、
前記で抽出された複数の店舗情報毎に、当該各店舗への交通機関の電子チケット購入受付情報を前記電子チケットデータベースから検索する手段と、
前記で抽出された複数の店舗情報と、前記で検索された当該各店舗への交通機関の電子チケット情報とを併せて表示する表示情報を前記携帯端末に対して配信する手段と、からなり、
前記表示情報には検索された店舗の利用料金と当該店舗への交通機関の電子チケットの料金を合計した合計金額が含まれ、該合計金額が少ない順に並び替えられて表示される電子チケットサーバ。 - 電子データで構成された交通機関の電子チケットを電子チケットセンタから購入して利用者の保有する携帯端末に格納する電子チケット販売方法であって、
電子チケットセンタは、目的行動のカテゴリおよび利用料金を含む店舗情報を登録した店舗データベースと、前記交通機関の電子チケットの区間および料金を少なくとも含む電子チケット情報を登録した電子チケットデータベースと、を有しており、
電子チケットセンタの情報処理装置は、前記携帯端末からの入力によって利用者の目的行動を受け付け、
前記情報処理装置は、前記で受け付けた目的行動の条件に合致した複数の店舗情報を前記店舗データベースから抽出し、前記で抽出された複数の店舗情報毎に、当該各店舗への交通機関の電子チケット情報を前記電子チケットデータベースから検索し、
前記情報配信装置は、前記で抽出された店舗情報と、前記で検索された当該店舗への交通機関の電子チケット情報とを、当該店舗の利用料金と当該店舗への交通機関の電子チケットの料金との合計金額とともに、該合計金額が少ない順に並び替えて表示する表示情報を前記携帯端末に対して配信する電子チケット販売方法。
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