JP2000001979A - 点検口用器材 - Google Patents

点検口用器材

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JP2000001979A
JP2000001979A JP18163498A JP18163498A JP2000001979A JP 2000001979 A JP2000001979 A JP 2000001979A JP 18163498 A JP18163498 A JP 18163498A JP 18163498 A JP18163498 A JP 18163498A JP 2000001979 A JP2000001979 A JP 2000001979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検口枠と蓋部材とを極めてシンプルな形状
の押出成形材で得ることと合わせて、点検口の表側の見
栄えを更に改善し、併せて蓋部材の点検口枠に対する着
脱が、検飩式よりも更に簡便におこなえるようにする。 【解決手段】 点検口枠3は角筒部19と覆い板14と
から形成される。蓋板22を備えて成る蓋部材5は、点
検口枠3の角筒部19に嵌合される角筒部35と、この
角筒部35の内外に向かって一体に延設される覆い板2
8とから形成される。点検口枠3の覆い板14と蓋枠2
0の覆い板28との対向面には、いずれにも永久磁石1
8,34が設けられていて、これら永久磁石18,34
の吸着力で蓋部材5で前記点検口枠3を閉塞させるよう
にした。また、蓋部材5の覆い板28は前記角筒部35
を形成する立ち壁29との会合部位40を中心にして外
方側は点検口枠3の覆い板14の横幅寸法よりも大き
く、内方側ではこの蓋板22の周縁支え代が備わって幅
広に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井や側壁などの
内部に配置された配管や配線、更にはエア・ダクトなど
の各種設備の点検及び補修、修理のために、建築物の天
井や側壁に設置されている点検口用器材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の点検口用器材は、一般的
には天井点検口を対象にした製品が主流であるので、こ
の天井点検口に例をとって考察する。
【0003】この天井点検口は、図16に示されるよう
に、天井01の開口02に嵌め込まれ、取付け金具(ク
ギやビスなど)を使用して、天井01に固定される点検
口枠03と、この点検口枠03の枠開口04を塞ぐ蓋板
05とからなる。そして、この蓋板05は、軸及び軸受
からなる開閉取付け具06を介して、この点検口枠03
に回転可能に組み付けられている。また、この蓋板05
は、不用意に開放されぬよう、その閉塞姿勢を保持する
ための施錠装置(図外)が設けられている。
【0004】上記のような点検口は、蓋板05が軸を中
心に回転する形態が採用されているので、長年月の使用
の間には、軸や軸受部分に損傷、損壊が発生して、開閉
ができなる。更には、点検口枠03や蓋板05の強度を
保つための配慮も必要で、コストアップにつながる。ま
た、この従来の構造を、側壁の点検口に適用した場合、
点検口の近辺に障害物などが存在すると、蓋板05の開
閉ができなくなるおそれがある。また、開閉が可能であ
っても、障害物の位置によっては半開きになったりし
て、本来の開口の機能が大きく削がれる。したがって、
従来、側壁に適用できる好ましい点検口用器材は、これ
といって適切な製品が存在していなかった。
【0005】そこで、この回転式の問題点を解消するた
めに、近年、蓋板を検飩式に開閉する手段が採用される
ようになった(一例として特開平7−259319号公
報参照)。この手段は、図17に示されるように、検飩
式にするために、点検口枠07が形成する枠開口08の
上下の面部に条溝09が設けられ、蓋板010の上下の
外側面には突片011が設けられている。また、外観を
美麗にするために、点検枠口の枠開口の左右の面部に
は、入り口が幅狭な係合溝012が設けられ、かつ、こ
の係合溝012には、先端にこの係合溝012に遊嵌さ
れる脚辺013を備えてクランク状に形成された掩蔽部
材014が装着されている。更に、この掩蔽部材014
は、係合溝012に遊嵌する脚片013の他に、これに
連設され、かつ、枠開口08の前方に突出する突出片0
15と、その先端に連設され、かつ、枠開口08の内方
に折曲する掩蔽片016とから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この検飩式の枠構造
は、前記開閉式の点検口の枠構造に比べれば、蓋板01
0が検飩式で、点検口枠07から離脱できる構造となっ
ているから、点検口の近辺に障害物などが存在しても、
枠開口08を全面的に開放することができ、本来の開口
の機能を削ぐおそれはなくなった。
【0007】しかし、この先行技術による点検口の枠構
造は、点検口枠07の条溝09、蓋板010の突片01
1、点検口枠07の係合溝012、別部材で構成される
掩蔽部材014など数多くの凹凸を備えた大変複雑な形
状の押し出し成形材の素材と、同様に複雑な形状を備え
た別部材とを要する。そのために、コストアップを招来
するのは必定で、組立加工にも手数を要する。また、こ
の検飩式は、点検口枠07に蓋部材010が装填された
とき、点検口の表側は、この点検口枠07に設けられた
掩蔽部材014と蓋部材010との間、そして点検口枠
07と蓋部材010の突片011との間にそれぞれ間隙
017が生じる構造を備えている。その結果、この間隙
017内にほこりが溜まりやすく、外観上美麗とはいい
難く、また掃除するにも手数を要する。
【0008】本発明は、この不都合を解消する目的で、
開発されたものである。したがって、請求項1に記載さ
れた発明は、上記のように、壁体に設けられた開口に取
り付けられる点検口枠と、この点検口枠によって形成さ
れる枠開口に、蓋板を備えてこの枠開口を閉塞するため
に当該枠開口に着脱自在に装着される蓋部材とから形成
される点検口用器材において、点検口枠と蓋部材とを極
めてシンプルな形状の押し出し成形材で得ることと合わ
せて、点検口の表側の見栄えを更に改善し、併せて蓋部
材の点検口枠に対する着脱が、この検飩式よりも更に簡
便におこなえるようにすることである。
【0009】また、請求項2に記載された発明は、前記
第1発明の技術的な課題を達成しながら、蓋板の肉厚の
大小をうまく吸収できるようにすることである。
【0010】請求項3に記載された発明は、更に蓋部材
の着脱をより一層簡便にすることである。
【0011】請求項5並びに請求項6に記載された発明
は、更に蓋部材を天井の点検口に適用しやすくすること
である。
【0012】請求項7に記載された発明は、側壁に適用
するのに好適で、殊に蓋部材の構造を簡素にすることで
ある。
【0013】請求項8に記載された発明は、点検口枠に
対して蓋部材を見栄えよく嵌合でき、併せて壁並びに天
井に設けられた点検口のいずれにも適用できるようにす
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第1の技術的な課題
を解決するために、請求項1に記載された発明は、壁体
に設けられた開口に取り付けられる点検口枠と、この点
検口枠によって形成される枠開口に、蓋板を備えてこの
枠開口を閉塞するためにこの枠開口に着脱自在に装着さ
れる蓋部材とからなる点検口用器材において、前記開口
に嵌着される点検口枠は、角筒部と、この角筒部の辺縁
から外方に向かって一体に延設される覆い板とからなる
断面L字状に形成され、前記蓋部材は、後方に向けて角
筒状に立ち上げて形成され、前記点検口枠の角筒部内に
嵌合される立ち壁と、この立ち壁の辺縁から内外に向か
って一体に延設される覆い板とが備わっているととも
に、前記点検口枠の前記覆い板と蓋部材の覆い板の背面
との対向面のいずれか一方には所定間隔で複数個の永久
磁石が、また、他方にはこの永久磁石に対向して同様に
複数個の磁着体が設けられ、更に前記蓋部材の覆い板
は、前記立ち壁との会合部位から外方側は点検口枠の覆
い板の横幅寸法よりも大きな寸法を備え、また、前記会
合部位から内方側ではこの蓋部材が支える前記蓋板の周
縁支え代を備えて幅広に形成されていることである。
【0015】この手段によれば、点検口枠は、実質的に
角筒部と、この角筒部の辺縁から外方に向かって一体に
延設される覆い板のみの断面L字状に形成されている。
また、蓋部材も、基本的には、角筒状に形成されて成る
立ち壁と、この立ち壁の辺縁から内外に向かって一体に
延設される覆い板とで形成され、従来の検飩式の枠構造
と違って、数多くの凹凸をそなえた大変複雑な形状の押
し出し成形材の素材と、同様に複雑な形状を備えた別部
材を、全く必要としない。
【0016】また、点検口枠に対して蓋部材を、いずれ
か一方に設けた永久磁石に他方に設けた磁着体を吸着さ
せることで、着脱自在とするから、蓋部材を点検口枠に
近づけるだけで、蓋部材は点検口枠に嵌合装着される。
逆に蓋部材を点検口枠から僅かに離すだけで、簡便に取
り外せて枠開口を開放できる。
【0017】更に、前記蓋部材の覆い板は、前記立ち壁
との会合部位から外方側は点検口枠の覆い板の横幅寸法
よりも大きな寸法を備え、また、前記会合部位から内方
側ではこの蓋部材が支える前記蓋板の周縁支え代を備え
て幅広に形成されているから、点検口枠の覆い板は、こ
の蓋部材の覆い板によって完全にその前面全域が覆われ
てしまい、点検口の表側からは、この蓋部材しか見えな
くなる。
【0018】したがって、この請求項1に記載される発
明は、次の効果を有する。点検口枠は、実質的に角筒部
と、この角筒部の辺縁から外方に向かって一体に延設さ
れる覆い板のみの断面L字状に形成され、また、蓋部材
も、基本的には、角筒状に形成された立ち壁と、この立
ち壁の辺縁から内外に向かって一体に延設される覆い板
とで形成される。その結果、廉価に提供でき、組立加工
も簡便である。また、点検口枠に対して蓋部材を、いず
れか一方に設けた永久磁石を他方に設けた磁着体に吸着
させることで、着脱自在とする構成であるから、着脱操
作が格段に簡便になる。更に、従来の検飩式と違って、
点検口枠の覆い板は、この蓋部材の覆い板によって完全
にその前面全域が覆われてしまい、併せて前記のよう
に、簡素な押し出し成形部材が採用されているから、構
成部材同士の間に隙間が生ぜず、ほこりが溜まりにく
く、外観上美麗で、また掃除も手軽に行える。
【0019】この発明において、請求項2に記載される
ように、前記蓋部材の立ち壁と、この立ち壁の内方側に
設けられた蓋板係止角筒部との間で蓋板固定溝が形成さ
れ、この蓋板固定溝には、係止突条が一体に設けられ、
また、それぞれに前記蓋板固定溝の係止突条に係止され
る係止突条を備えた、長,短長さの異なる一対の固定突
片が備わったL型形状の押さえ具が、その一方の固定突
片がこの蓋板固定溝に係合され、他方の固定突片が前記
蓋板の裏面に当接されるようにして、この蓋板固定溝に
嵌脱自在に係合される構成を採用するのが望ましい。前
記蓋板の肉厚が、使用目的によって、大小変更される場
合でも、押さえ具の両方の固定突片の、前記長短長さが
異なる構成をうまく活用して、この肉厚の変化をうまく
吸収できるからである。例えば、短い固定突片では、こ
れを前記蓋板固定溝に係合させれば、6mmの肉厚に対
応できる。また、逆に長い固定突片では、これを前記蓋
板固定溝に係合させれば、9〜15mmの肉厚に対応で
きる。
【0020】また、請求項3に記載されるように、永久
磁石と磁着体は、左右の覆い板に設けられのが望まし
い。蓋部材を着脱させるには、一般的に、この蓋部材の
左右の覆い板部分を把持する作業の形態がとられること
が多い。したがって、ここに永久磁石と磁着体とが設け
られることによって、力学的に見て、把持力がストレー
トにこれら永久磁石と磁着体とに負荷され、着脱の際の
取扱いが格段に容易になるからである。
【0021】この場合、前記磁着体は永久磁石が、鉄
板、銅板などの磁着体のいずれかが採用される。殊に、
装着状態を堅固に保つ見地からは、磁着体は永久磁石で
あるのが望ましい(請求項4)。
【0022】また、請求項5に記載されるように、前記
押さえ具の固定突片の内、長い寸法の固定突片側の遊端
には係止突条が形成されているとともに、この長い寸法
の固定突片が、前記点検口枠の角筒部の立ち上がり寸法
と同等の長さに設定されている構成が採用できる。この
ようにすることによって、図10に示されるように、短
い固定突片を点検口枠の角筒部(基板)の遊端(奥側)
に引っかけ、長い固定突片を前記蓋部材の蓋板固定溝に
係合させることによって、蓋部材をこの点検口枠に固定
的に装着できる。したがって、蓋板は、壁の点検口に適
用されるのとは違って、単に蓋部材に載置されるだけで
あるため、下方から押し上げることで、簡単に開閉でき
るようになる。その結果、天井の点検口に、うまく対応
させて適用できる。
【0023】更に、別の手段として、請求項6に記載さ
れるように、前記蓋部材の立ち壁が、前記点検口枠の角
筒部の立ち上がり寸法と同等の立ち上がり寸法に形成さ
れていて、これら立ち壁と角筒部とが一体に点検口回り
に固定されている構成が採用される。このようにするこ
とによって、図11に示されるように、点検口枠の角筒
部(基板)と蓋部材の立ち壁とを互いに密着させた形で
嵌合させ、両者をクギやビスなどの止め付け具で点検口
周りの枠木などに打ち付けることができる。したがっ
て、蓋板は、前記壁の点検口に適用されるのと違って、
単に蓋部材に載置されるだけであるため、下方から押し
上げることで、簡単に開閉できるようになる。その結
果、天井の点検口に、うまく対応させて適用できる。併
せて、押さえ具を不要とするから、構造的にも、コスト
面でも、共に有利に提供できる。
【0024】また、請求項7に記載されたように、前記
蓋部材が、蓋板と、覆い板と、この覆い板から一体に立
設された立ち壁とからなる構成を採用できる。このよう
にすることによって、側壁専用の点検口用器材ではある
が、蓋部材、殊に蓋枠の構造、形状を格段に簡素にまと
めることができる。したがって、コストメリットを格段
に向上できる利点がある。
【0025】また、請求項8に記載されるように、前記
点検口枠の立ち上がり壁は、覆い板との会合点から遊端
に向かって所定の寸法部分より上方部分において、その
少なくとも内方側の表面が内方側に偏位膨出され、前記
覆い板の会合点からこの膨出部分までが凹入され、この
凹入部の立ち上がり寸法が前記蓋部材の立ち壁の立ち上
がり寸法と同等若しくはやや長く設定された構成を採用
できる。このようにすることによって、図13,図14
に示されるように、側壁の点検口にも天井の点検口に
も、点検口枠並びに蓋部材の構造を変えることなく、い
ずれの点検口にもうまく対応して提供できる。すなわ
ち、側壁の点検口に適用される場合には、図13に示さ
れるように、点検口枠に蓋部材を嵌合させると、この蓋
部材の立ち壁が点検口枠の角筒部の前記凹入部内に収め
られて、この立ち壁の内方側表面が点検口枠の角筒部の
内方側表面と同じ平面上に位置して、外観上もすっきり
と、また、美麗にまとめることができ、好ましい外観を
呈することになる。また、天井の点検口に適用される場
合には、図15に示されるように、点検口枠に蓋部材か
嵌合された状態で、この蓋部材の立ち壁並びに点検口枠
の角筒部をともに、クギやビスなどの止め付け具によっ
て、点検口周りの枠木などに打ち付けることができる。
蓋板は、壁の点検口に適用されるのとは違って、単に蓋
部材に載置されるだけであるため、下方から押し上げる
ことで、簡単に開閉できるようになる。その結果、天井
の点検口に、うまく対応させて適用できる。併せて、押
さえ具を不要とするから、構造的にも、コスト面でも、
共に有利に提供できる。更に、図13に示される側壁に
適用される場合と同様に、この蓋部材の立ち壁が点検口
枠の角筒部の前記凹入部内に収められて、この立ち壁の
内方側表面が点検口枠の角筒部の内方表面の同じ平面上
に位置して、外観上もすっきりとまとまって、好ましい
外観を呈することになる。このように、側壁の点検口に
も天井の点検口にも、点検口枠並びに蓋部材の構造を変
えることなく、いずれの点検口にもうまく対応して提供
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 (第1の実施の形態)本第1の実施の形態は、図1〜図
8に示されるように、本発明に係る点検口用器材が建物
の側壁に設けられる点検口に適用された場合の具体構造
を示している。
【0027】図2,図4に示されるように、本発明の点
検口枠用器材は、建物の側壁1の所要箇所に設けられた
壁開口2に開口装着される点検口枠3と、更に図1にも
示されるように、この点検口枠3の形成する枠開口4を
着脱自在な手段によって開放・閉塞する蓋部材5とから
形成される。
【0028】前記点検口枠3は、図3に示されるよう
に、押し出し成形材が所要長さに切断され、両端部が4
5度の角度に斜めに切り落とされてなる同一長さの上下
左右の枠材6,7,8,9が、正方形に組み合わされ
(図1,図4)、その互いに突き合わされた端部同士に
わたって配設される繋ぎ板10を介して互いに接合固定
されて形成される。
【0029】前記枠材6〜9は、図2,図3に示される
ように、前記壁開口2の内周面11に当接される基板1
2と、この基板12の壁外方側の端部13から外方に向
かって90度に折れ曲がって一体に連設された覆い板1
4と、更にこの覆い板14の遊端15から壁側に向かっ
て90度折れ曲がって一体に連設されている突条16を
備えて構成される。
【0030】押し出し成形材を用いて以上のように形成
された前記上下左右の枠材6〜9は、図1,図2,図4
に示されるように、正方形に枠組みされ、図3に示され
るように、その四隅において、前記基板12と覆い板1
4の裏面、そして突条16によって形成される繋ぎ板の
嵌め込み溝17に、L字状に形成された前記繋ぎ板10
が嵌合され、これをこの嵌め込み溝17の溝底に接着す
ることによって、枠組みが正方形に一体化され、点検口
枠3が形成される。
【0031】この点検口枠3の前記左右の覆い板14の
表面には、図1,図4に示されるように、上下方向で所
定の間隔を開けて、上下一対の永久磁石18が設けられ
ている。この永久磁石18は、ゴム磁石で、その裏面に
貼着された両面接着テープ(図外)を介して、この覆い
板14の表面に接着固定される(図8)。これによっ
て、図2,図4に示されるように、前記覆い板14が前
記基板12で形成される角筒部19の表側辺縁に周設さ
れた前記点検口枠3が形成される。
【0032】この点検口枠3の枠開口4を開閉する前記
蓋部材5は、図1,図2,図5に示されるように、蓋枠
20と、この蓋枠20の形成する枠開口21に嵌合係止
されて、この枠開口21を閉塞する蓋板22とから形成
される。
【0033】前記蓋枠20は、図5に示されるように、
前記点検口枠2と同様に、押し出し成形材が所要長さに
切断され、両端部が45度の角度に斜めに切り落とされ
てなる同一長さの上下左右の枠材23,24,25,2
6が、正方形に組み合わされ(図1,図4)、その互い
に突き合わされた端部同士にわたって配設される繋ぎ板
27を介して互いに接合固定されて形成される。
【0034】前記枠材23〜26は、図2,図4,図5
に示されるように、覆い板28の裏面で、その幅方向中
央位置からやや内方、つまりこの蓋部材5の中心側に偏
らせて、覆い板28に対して直角に立ち壁29が一体的
に立設されている。また、この立ち壁29の内側には、
この立ち壁29とやゝ間隔を開けて、この立ち壁29よ
りも背丈の低い(図例では約4/5)係合壁30が一体
的に立設されていて、両壁の間に蓋板22を係止保持す
る係止溝31が形成されている。更に、この覆い板28
の幅方向、つまり内外の両端縁からは、この覆い板28
に対してその裏面側に直角に折れ曲がった突条32がそ
れぞれ一体に連設されている。
【0035】押し出し成形材を用いて以上のように形成
された前記上下左右の枠材23〜26は、正方形に枠組
みされ(図1,図4)、その四隅において、図5に示さ
れるように、前記覆い板28と立ち壁29の裏面、そし
て外側の突条32によって形成される繋ぎ板の嵌め込み
溝33に、L字状に形成された前記繋ぎ板27が嵌合さ
れ、これをこの嵌め込み溝27の溝底に接着することに
よって、枠組みが正方形に一体化され、蓋部材5、厳密
には蓋枠20が形成される。
【0036】この蓋枠20の前記覆い板28と立ち壁2
9の裏面、そして外側の突条32によって形成される嵌
め込み溝33の内、左右の嵌め込み溝33には、それぞ
れ上下方向で所定の間隔を開けて、図4,図5に示され
るように、上下一対の永久磁石34が設けられている。
この永久磁石34は、ゴム磁石で、その裏面に貼着され
た両面接着テープを介して、この覆い板28の裏面に接
着固定される(図8)。これによって、図2,図5に示
されるように、前記覆い板28が前記立ち壁29で形成
される角筒部35の表側辺縁の内外にわたって設けられ
た前記蓋部材5が形成される。
【0037】また、前記蓋部材5の覆い板28は、図
2,図7,図8に示されるように、前記立ち壁29との
会合部位(根元)40から外方側は前記点検口枠3の覆
い板14の横幅寸法よりも大きな寸法を備え、また、前
記会合部位40から内方側ではこの蓋部材5が支える前
記蓋板22の周縁支え代を備えて幅広に形成されてい
る。
【0038】前記永久磁石18,34は、いずれか一方
が永久磁石の磁力によって吸引される他の物質、つまり
鉄板や銅板などの磁着体に代替させることもできる。つ
りま、永久磁石同士の組合せの他に、永久磁石と磁着体
との組合せであっても、所期の目的は良好に発揮され
る。
【0039】なお、前記永久磁石18,34は共に、点
検口枠3と蓋枠20の左右の嵌め込み溝17,33に設
けられているが、必要に応じて上下左右の嵌め込み溝1
7,33に設けられる。より理想的には、左右の嵌め込
み溝17,33に設けられるのが望ましい。
【0040】したがって、前記点検口枠3にこの蓋部材
5を近づけると、両者に設けられている前記永久磁石1
8,34の吸引力によって、この蓋部材5は簡便に点検
口枠3の枠開口4を閉塞する(図1,図2,図8)。ま
た、蓋部材5を手前に引くことによって、これを点検口
枠3からいとも簡単に取り外せて、点検口枠3の枠開口
4を開放する(図4)。
【0041】また、前記点検口枠3の覆い板14は、そ
の前面全域がこの蓋部材5の覆い板28で覆われてしま
うので、これを前面から見ると、図1に示されるよう
に、蓋部材5のみが露呈する形となり、外観上極めてシ
ンプルである。
【0042】このように、点検口枠3に対する蓋部材5
の着脱を、永久磁石同士の組合せ、又は、永久磁石と磁
着体との組合せによる吸引という手段を採用しておこな
うので、一軸を中心にして開閉したり、検飩式に開閉し
たりする従来の手段と違って、開閉操作が格段に簡便に
なる。併せて点検口枠3の近辺に他物が存在していて
も、回転式のものと違って、この点検口枠の枠開口をう
まく開放できる。この利点は、検飩式と同様である。た
だ、検飩式は、その蓋部材の着脱操作が煩雑であるのに
対して、本発明は、すこぶる簡単である点で大きな違い
が見られる。
【0043】また、図5に示されるように、前記立ち壁
26と係合壁27との互いの対向面間に形成される前記
係止溝31の内面には複数段の係止突条36が一体に形
成されている。
【0044】前記蓋板22は、図2,図4,図5に示さ
れるように、その上下左右の寸法が、前記互いに対向す
る係合壁30間の内法寸法とほぼ同等若しくはやや短い
寸法に設定されている。したがって、前記内側の突条3
2に周縁部が支えられ、かつ、端縁がこの係止壁30の
内面にほぼ当接するように形成される。
【0045】また、前記蓋板22は、図2,図4,図
6,図7に示されるように、前記内側の突条32に周縁
部が支えられた状態で、その周縁適宜箇所、図例では上
下左右の四箇所を係合突条付きの押さえ具37によって
蓋枠20に一体的に取り付けられている。
【0046】この係合突条付きの押さえ具37は、図
6,図7に示されるように、断面がL字状に形成されて
長短長さの異なる一対の固定突片38が備わっている。
この固定突片38には、それぞれその内外両面に、前記
係止溝31に形成さた係止突条36に係合される複数段
の係止突条39が一体に設けられている。
【0047】したがって、蓋板22を前記内側の突条3
2にその周縁部が支えられた状態で蓋枠20にセット
し、この押さえ具37を前記係止溝31に押し込み、そ
の内面の係止突条36にこの押さえ具37の係止突条3
9を係止させる。押さえ具37が係止溝31に係止固定
され、もって、蓋板22が蓋枠20に一体的に取り付け
られる。
【0048】押さえ具37は、その係止溝31に押し込
まれない側の固定突片38が蓋板22の裏面に当接する
までこの係止溝31に押し込まれることによって、蓋板
22を蓋枠20にガタツキなくしっかりと取り付けるこ
とができる。
【0049】また、蓋板22の肉厚が太い場合には、図
2に示される取り付け状態とは逆に、この押さえ具37
の長い側の固定突片38を前記係止溝31に挿入係止さ
せることによって対応できる。
【0050】(第2の実施の形態)図9,図10に示さ
れる構造は、天井に設けられた点検口に適用される場合
を例示した第2の実施の形態を示す。この第2の実施の
形態は、基本的な構成は前記第1の実施の形態と同様で
ある。したがって、同一の構成を備える部材、部品、部
位には同一の符号を付してその説明の詳細は割愛する。
そこで、前記第1の実施の形態と相違する点について以
下詳述する。
【0051】この第2の実施の形態では、前記押さえ具
が、前記第1の実施の形態と異なっている。つまり、図
9に示されるように、押さえ具42は、やはり、長短の
固定突片43,44を備えている。長い固定突片43
は、その上下の寸法が前記点検口枠の基板12の上下寸
法よりもやや長く形成されているとともに、その下端に
は、前記係合溝31の上下寸法と等しい長さ部分の両面
に、それぞれ係止突条45が備わって、全体としてLの
字状に形成される。
【0052】このような構成によると、図10に示され
るように、点検口枠3に蓋部材5を、永久磁石18,3
4の吸着力によって嵌合固定させ、点検口枠3の枠開口
4を閉鎖する。次いで、前記押さえ具42を、その長い
固定突片43の係止突条45を前記係合溝31に押し込
みながら、短い固定突片44を前記点検口枠3の基板1
2の上方遊端13に係止させる。その結果、蓋部材5は
この押さえ具42によって、点検口枠3に一体的に固定
される。蓋板22は、前記蓋枠20の突条32上に載置
されているだけであるから、これを下方から押し上げる
ようにして、枠開口4を開放できる。このようにして、
単に押さえ具の形状を少し変えるだけで、他の構成部品
は全て前記第1の実施の形態と同様のものを採用でき、
この点でコストメリットがある。
【0053】(第3の実施の形態)図11に示される構
成は、第3の実施の形態を例示し、特に天井に形成され
る点検口に適用される場合に好適な別の例を示す。
【0054】図11に示される構造は、蓋部材5の立ち
壁29の上下寸法が、この蓋部材5が点検口枠3に嵌合
された状態で、丁度点検口枠3の基板12の上方遊端1
3とこの立ち壁29の上方遊端29Aとがほぼ同じ高さ
レベルになるように寸法設定されたものである。
【0055】このような構成によって、図示されるよう
に、点検口枠3に蓋部材5を嵌合した後、点検口枠3の
基板12と蓋部材5の立ち壁29とを共に、クギやビス
などの止め付け具46によって、点検口回りの枠木に一
体に取り付けることができる。
【0056】したがって、蓋部材5の立ち壁29を少し
長くするだけで、他の部材や部品並びに形状は、前記第
1,第2の実施の形態と全く同様にして、簡便に天井の
点検口への点検口用器材として転用でき、コストメリッ
トがある。
【0057】(第4の実施の形態)図12に示される構
成は、本第4の実施の形態を例示し、特に天井に形成さ
れる点検口に適用される場合に好適な更に別の例を示
す。
【0058】図12に示される構造は、前記第1,第
2、そして第3の実施の形態で採用される、蓋部材5の
係合壁30及び前記点検口枠3の基板29に形成される
係止突条36を割愛してある。したがって、蓋部材5は
立ち壁29と突条32だけを備えた構造となる。
【0059】言うまでもなく、この蓋板22は、その周
縁が前記突条32上に載置されるので、これを下方から
押し上げるようにして、枠開口4を開放できる。
【0060】この構成によれば、点検口枠3の枠材6〜
9並びに蓋枠20の枠材23〜26が、第1ないし第3
の実施の形態に示される構造よりも、更に簡素になり、
コストメリットがある。
【0061】なお、前記図11並びに図12に示される
構造の内、前記第1ないし第2の実施の形態と、基本的
に、同一の構成を備える部材、部品、部位には同一の符
号を付してその説明の詳細は割愛する。
【0062】(第5の実施の形態)本第5の実施の形態
は、第1に側壁並びに天井それぞれの点検口に対して、
点検口枠と蓋部材とを側壁専用あるいは天井専用に作製
する必要がなく、いずれにも適用でき、コストメリット
があることと、外観上の美観を更に向上できる点検口用
器材を提供するものである。
【0063】図13ないし図15に示されるように、基
本的な構成は、前記第1の実施の形態に示されるものと
同様である。したがって、同一の構成を備える部材、部
品、部位には同一の符号を付してその説明の詳細は割愛
する。そこで、前記第1の実施の形態と相違する点につ
いて以下詳述する。
【0064】この第5の実施の形態では、前記点検口枠
3の基板12は、覆い板14との会合点から遊端に向か
って所定の寸法部分より上方部分において、その少なく
とも内方側の表面Fが内方側に偏位膨出され、前記覆い
板14からこの膨出部分47までの立ち上がり寸法が前
記蓋部材5の立ち壁29の立ち上がり寸法と同等若しく
はやや長く設定され、この膨出部分47の下に凹入部4
8が形成される。
【0065】このような構成では、前記点検口枠3に蓋
部材5を、前記永久磁石18,34の吸着力によって、
嵌合させ枠開口4を閉塞すると、蓋枠20の立ち壁29
が、前記凹入部48に収められる(図14のA)。
【0066】したがって、蓋枠20の立ち壁29は、前
記点検口枠3の基板12の凹入部48に収められて、こ
の立ち壁29の内方側の表面fが点検口枠3の前記角筒
部19(基板12)の内方側の表面Fと同じ平面上に位
置して、外観上もすっきりと、また、美麗にまとめるこ
とができ、好ましい外観を呈することになる。
【0067】また、天井の点検口に適用される場合に
も、図15に示されるように、点検口枠3に蓋部材5が
嵌合された状態で、この蓋部材5の立ち壁29並びに点
検口枠3の基板12をともに、クギやビスなどの止め付
け具46によって、点検口周りの枠木などに打ち付ける
ことができる。そして、蓋板22は、壁の点検口に適用
されるのと違って、単に蓋部材5に載置されるだけであ
るため、下方から押し上げることで、簡単に開閉できる
ようになる。その結果、天井の点検口に、うまく対応さ
せて適用できる。併せて、押さえ具37を不要とするか
ら、構造的にも、コスト面でも、有利に提供できる。更
に、図13に示される側壁に適用される場合と同様に、
この蓋部材5の立ち壁29が点検口枠3の角筒部19の
前記凹入部48内に収められて、この立ち壁29の内方
側の表面fが点検口枠の角筒部19の内方側の表面Fの
同じ平面上に位置して、外観上もすっきりとまとまっ
て、好ましい外観を呈することになる。
【0068】このように、側壁の点検口にも天井の点検
口にも、点検口枠3並びに蓋部材5の構造を変えること
なく、いずれの点検口にもうまく対応できる。
【0069】尚、図中、特に図13において、前記基板
12の内方側の表面F並びに立ち壁29の内方側の表面
fに形成される状溝49は、前記クギやビスなどの止め
付け具46の位置決めのために形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点検口用器材の第1の実施の形態
を示し、その全体正面図である。
【図2】本発明に係る点検口用器材の第1の実施の形態
を示し、側壁の点検口に取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図3】点検口枠の要部を裏面から外観した場合の一部
切欠きか拡大外観図である。
【図4】点検口枠の正面と蓋部材の裏面とをともに外観
した場合の一部切欠き外観図である。
【図5】蓋枠の要部を裏面から概観した場合の一部切欠
き拡大外観図である。
【図6】押さえ具を係止溝に係合させるときの作用を示
した要部の切欠き拡大説明図である。
【図7】押さえ具を係止溝に係合させて蓋板を蓋枠に取
り付けた状態を説明し、図1中のB−B拡大断面図であ
る。
【図8】永久磁石による吸着状態を説明し、図1中A−
A拡大断面図である。
【図9】本発明に係る点検口用器材の第2の実施の形態
を示し、押さえ具の拡大外観図である。
【図10】本発明に係る点検口用器材の第2の実施の形
態を示し、点検口枠と蓋部材との取り付け状態を示す要
部の拡大断面図である。
【図11】本発明に係る点検口用器材の第3の実施の形
態を示し、点検口枠と蓋部材との取り付け状態を示す要
部の拡大断面図である。
【図12】本発明に係る点検口用器材の第4の実施の形
態を示し、点検口枠と蓋部材との取り付け状態を示す一
部切欠き拡大断面図である。
【図13】本発明に係る点検口用器材の第5の実施の形
態を示し、点検口枠と蓋枠との嵌合状態を示す、要部の
拡大外観図である。
【図14】本発明に係る点検口用器材の第5の実施の形
態を示し、(A)は側壁の点検口に適用した場合の一部
切欠き全体断面図、(B)はその作用の説明図である。
【図15】本発明に係る点検口用器材の第5の実施の形
態を示し、天井の点検口に適用した場合の一部切欠き全
体断面図である。
【図16】従来の点検口用器材の説明図である。
【図17】従来の検飩式の枠構造の説明図である。
【符号の説明】
3…点検口枠、4…枠開口、5…蓋部材、12…基板、
13…角筒部の遊端、14…覆い板、18…永久磁石、
19…角筒部、20…蓋枠、22…蓋板、28…覆い
板、29…立ち壁、30…係合壁、31…係止溝、34
…永久磁石、35…角筒部、36…係止突条、37…押
さえ具、38…固定突片、39…係止突条、40…会合
部位、42…押さえ具、43…長い固定突片、44…短
い固定突片、45…係止突条、48…凹入部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月19日(1998.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体に設けられた開口に取り付けられる
    点検口枠と、この点検口枠によって形成される枠開口
    に、蓋板を備えてこの枠開口を閉塞するためにこの枠開
    口に着脱自在に装着される蓋部材とからなる点検口用器
    材において、前記開口に嵌着される点検口枠は、角筒部
    と、この角筒部の辺縁から外方に向かって一体に延設さ
    れる覆い板とからなる断面L字状に形成され、前記蓋部
    材は、後方に向けて角筒状に立ち上げて形成され、前記
    点検口枠の角筒部内に嵌合される立ち壁と、この立ち壁
    の辺縁から内外に向かって一体に延設される覆い板とが
    備わっているとともに、前記点検口枠の前記覆い板と蓋
    部材の覆い板の背面との対向面のいずれか一方には所定
    間隔で複数個の永久磁石が、また、他方にはこの永久磁
    石に対向して同様に複数個の磁着体が設けられ、更に前
    記蓋部材の覆い板は、前記立ち壁との会合部位から外方
    側は点検口枠の覆い板の横幅寸法よりも大きな寸法を備
    え、また、前記会合部位から内方側ではこの蓋部材が支
    える前記蓋板の周縁支え代を備えて幅広に形成されてい
    ることを特徴とする点検口用器材。
  2. 【請求項2】前記蓋部材の立ち壁と、この立ち壁の内方
    で、この立ち壁の内側面と平行にして前記覆い板から一
    体に立設された蓋板係止角筒部とが備わっていて、これ
    ら立ち壁と蓋板係止角筒部との間で蓋板固定溝が形成さ
    れ、この蓋板固定溝には係止突条が一体に設けられ、ま
    た、それぞれに前記蓋板固定溝の係止突条に係止される
    係止突条を備えた長短長さの異なる一対の固定突片が備
    わったL型形状の押さえ具が、その一方の固定突片がこ
    の蓋板固定溝に係合され、他方の固定突片が前記蓋板の
    裏面に当接されるようにして、この蓋板固定溝に嵌脱自
    在に係合されている請求項1記載の点検口用器材。
  3. 【請求項3】 前記永久磁石と磁着体は、それぞれ左右
    の覆い板に設けられている請求項1記載の点検口用器
    材。
  4. 【請求項4】 前記磁着体は永久磁石が、鉄板、銅板な
    どの磁着体のいずれかである請求項1記載の点検口用器
    材。
  5. 【請求項5】 前記押さえ具の固定突片の内、長い寸法
    の固定突片は、その遊端に係止突条が形成され、かつ、
    前記点検口枠の角筒部の立ち上がり寸法と同等の長さに
    寸法設定されている請求項1記載の点検口用器材。
  6. 【請求項6】 前記蓋部材の立ち壁が、前記点検口枠の
    角筒部の立ち上がり寸法と同等の立ち上がり寸法に形成
    されていて、これら立ち壁と角筒部とが一体に点検口回
    りに固定されている請求項1記載の点検口用器材。
  7. 【請求項7】 前記蓋部材は、蓋板と、覆い板と、この
    覆い板から一体に立設された立ち壁とから構成されてい
    る請求項1記載の点検口用器材。
  8. 【請求項8】 前記点検口枠の立ち上がり壁は、覆い板
    との会合点から遊端に向かって所定の寸法部分より上方
    部分において、その少なくとも内方側の表面が内方側に
    偏位膨出され、前記覆い板の会合点からこの膨出部分ま
    での立ち上がり寸法が前記蓋部材の立ち壁の立ち上がり
    寸法と同等若しくはやや長く設定されている請求項1記
    載の点検口用器材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005200825A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Daiken Co Ltd 壁点検口
KR101155558B1 (ko) * 2009-08-25 2012-06-19 구정민 조립식 작물하우스
JP2014040709A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Kaidaa Giken:Kk フレームレス天井点検口

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