JP3659794B2 - 建物の開口部内枠材の組立構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の開口部に取り付けられる内枠材の組立構造に係り、特に、開口端部周縁にフランジ部を有する内枠材の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような内枠材の組立構造では一般に、矩形枠材の4面の側壁を形成する各側板は、その一辺に沿って直角に起立延在するフランジ部を有している。これら側板を矩形に組み立てるとき、矩形開口の周囲に沿って四辺のフランジ部が連続して形成されるためには種々の工夫が必要である。例えば実開昭61−201480号公報に開示された内枠材の組立構造では、図4〜6に示すように、各側板30のフランジ部31は、その一方端が側板30の一方端縁よりも長く延ばされており、他方端は側板のもう一方の端縁と同じ面で真っすぐ止められている。この延長フランジ部32側の端縁が、図5に示すように隣接する側板30の真っすぐな端縁に接続される。そして4枚の側板が組み立てられて図6に示すような枠体に形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
通常、この側板は、フランジ部と一体に樹脂の押し出し成形で製作されるので、フランジ部の一方端を長く延ばした状態は、押し出し成形後の加工でその延長分の幅寸法で側板を切除することによって作られており、その切除を現場加工により行う場合は、作業が煩わしいばかりか、組み立てられた枠体のフランジ部の仕上がりの美醜が作業者の技量の熟練度によって大きく異なり、醜くなる恐れがある。
【0004】
本発明は上述のごとき従来の技術的課題に鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。したがって本発明の目的は、現場加工が必要なく組み立て作業が簡単であって、作業者の熟練度に関係なく美しく仕上げることのできる内枠材の組立構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る建物の開口部内枠材の組立構造は、上述のごとき従来技術の課題を解決し、その目的を達成するために以下のような構成を備えている。即ち、2枚以上の側板の各端縁どうしを互いに大略直交させ、かつ一方の側板の木端面を他方の側板の内側壁面に突き合わせて該突き合わせ部分をビスにて接続して枠体を形成し、建物の開口に挿入されて上記開口内に嵌め込まれる内枠材の組立構造において、
上記2枚以上の側板は、上記開口内に上記枠体を挿入可能とする外側壁面と、上記枠体の開口端部周縁に相当する箇所で該側板の上記外側壁面に大略直交して立設されたフランジ部とを有しており、
上記木端面を上記内側壁面に突き合わせたときに互いに大略90°に屈曲して隣接する上記フランジ部どうしの間に介設されてフランジ全体の角部を構成し、かつ上記隣接する上記フランジ部どうしを連結して上記ビスによる接続の前に上記側板の仮止めを行う連結部材にて、上記枠体の組み付けを行うことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施形態】
本発明に係る建物の開口部内枠材の組立構造を、ユニットバスの窓枠を例として以下に説明する。窓枠は4枚の側板10を矩形に組み立てて構成され、図1に示すように窓枠用開口内に挿入される。側板10はそのフランジ部11と一体的にプラスチック材の押し出し成形によって製作され、一定断面の長尺物として形成され、開口の大きさに合わせて適当な長さに切断してから組み立てられる。外壁20の開口にはサッシ窓21が嵌め込まれており、窓枠はサッシ窓21の部屋内側の開口枠となる。
【0007】
ユニットバス内壁12面には窓枠のフランジ部11が重なって窓枠用開口の部屋内側切り口が覆い隠され、所謂回り縁となって開口の見切りがなされる。2枚の側板10,10どうしの組み付けは、図2に示すように、一方の側板10の木端面が他方の側板10の内側壁面に、その端縁に沿って突き合わせられ、その外側からビス13等で締め付け固定される。
【0008】
一方、フランジ部11は、窓枠が開口内に挿入された状態では浴室壁面に面して表側には見えない側の面に、その長手方向に沿って溝14が形成されている。フランジ部11はそれぞれ側板10と同じ長さで形成されているので、側板10,10どうしが図2のように組み付けられるとき、フランジ部11の四隅は切り欠かれてしまう。
【0009】
図3は、この切り欠かれる四隅に連結部材15が嵌め込まれた状態を示している。連結部材15は、フランジ部11の四隅の矩形に相当する長方形を呈していて表に出て化粧面となる部分16と、この化粧面部分から互いに直交する方向へ延出された脚部17,17とを有しており、この脚部17,17は、フランジ部11の背面側の溝14内に挿入されることによって、隣り合うフランジ部11どうしを連結する。連結部材15の脚部17は、溝14内に挿入されてからは容易に抜けないように、抜け防止爪18が溝14の幅方向へ突出しいる。図3に示すように、正面側から見るとフランジ部11は各隅部で互いに連続して窓枠開口の回り縁を構成する。
【0010】
連結部材15の組み付けは、側板10,10どうしのビス止めの前に行うのが好都合であり、このようにビス止め前に組み付けておけば、組み上げられた枠体は、そのままである程度の自立性を持って仮留め状態となり、ビスの締め込み作業が容易に行える。
【0011】
なお、上に例示した実施形態は、代表的な矩形の窓枠用として4枚の側板を矩形に組み立てて内枠材としたが、例えば窓の下縁に相当する箇所は別に棚状の板材が取り付けられて、3枚の側板を「コ」字状に組み立てて窓の上縁および両側縁に嵌め込んでもよい。あるいは、2枚の側板を大略90°に組み立てて三角窓の2辺に嵌め込んでもよい。また、建物の開口は窓のような貫通開口に限らず、例えば壁面から壁内に引き込んだ引き込み棚のように凹部開口であってもよい。
【0012】
【発明の効果】
上述のように連結部材を用いれば、各側板は単純に必要長さにだけ切断して組み立てるだけでよく、作業は単純で高度な熟練技術を必要とせず、しかも仕上がりは美しく仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内枠材の組立構造をユニットバスの窓枠の例で示す断面図である。
【図2】 本発明に係る内枠材の組立構造を組み立て前の状態で示す部分斜視図である。
【図3】 本発明に係る内枠材の組立構造を組み立て後の状態で示す部分正面図である。
【図4】 従来技術による内枠材の組立構造における側板の加工の仕方を示す斜視図である。
【図5】 図4の側板の組み立て方を示す斜視図である。
【図6】 従来技術により組み立てられた内枠材を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 側板
11 フランジ部
12 ユニットバス内壁
13 ビス
14 溝
15 連結部材
16 化粧面部分
17 脚部
18 抜け防止爪
20 外壁
21 サッシ窓
Claims (1)
- 2枚以上の側板(10)の各端縁どうしを互いに大略直交させ、かつ一方の側板の木端面を他方の側板の内側壁面に突き合わせて該突き合わせ部分をビスにて接続して枠体を形成し、建物の開口に挿入されて上記開口内に嵌め込まれる内枠材の組立構造において、
上記2枚以上の側板(10)は、上記開口内に上記枠体を挿入可能とする外側壁面と、上記枠体の開口端部周縁に相当する箇所で該側板の上記外側壁面に大略直交して立設されたフランジ部(11)とを有しており、
上記木端面を上記内側壁面に突き合わせたときに互いに大略90°に屈曲して隣接する上記フランジ部(11)どうしの間に介設されてフランジ全体の角部を構成し、かつ上記隣接する上記フランジ部どうしを連結して上記ビスによる接続の前に上記側板の仮止めを行う連結部材(15)にて、上記枠体の組み付けを行うことを特徴とする、建物の開口部内枠材の組立構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08725598A JP3659794B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 建物の開口部内枠材の組立構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08725598A JP3659794B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 建物の開口部内枠材の組立構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11280349A JPH11280349A (ja) | 1999-10-12 |
JP3659794B2 true JP3659794B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08725598A Expired - Lifetime JP3659794B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 建物の開口部内枠材の組立構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008223286A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Shin Nikkei Co Ltd | リフォームサッシ |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP08725598A patent/JP3659794B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11280349A (ja) | 1999-10-12 |
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