JP2565149Y2 - 放射線遮蔽引戸 - Google Patents
放射線遮蔽引戸Info
- Publication number
- JP2565149Y2 JP2565149Y2 JP1991059191U JP5919191U JP2565149Y2 JP 2565149 Y2 JP2565149 Y2 JP 2565149Y2 JP 1991059191 U JP1991059191 U JP 1991059191U JP 5919191 U JP5919191 U JP 5919191U JP 2565149 Y2 JP2565149 Y2 JP 2565149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding door
- door
- radiation shielding
- occupying
- occupying portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、病院のレントゲン室等
の出入口に設けられる放射線遮蔽引戸、特に引戸の召合
せ部に関するものである。
の出入口に設けられる放射線遮蔽引戸、特に引戸の召合
せ部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院のレントゲン室等、放射線を扱う空
間は放射線が外部に漏出しない様に、壁、扉体には鉛シ
ートが埋設されている。斯かる放射線遮蔽引戸に於いて
召合せ部から放射線が漏出しない様、召合せ部も又放射
線遮蔽構造になっている。
間は放射線が外部に漏出しない様に、壁、扉体には鉛シ
ートが埋設されている。斯かる放射線遮蔽引戸に於いて
召合せ部から放射線が漏出しない様、召合せ部も又放射
線遮蔽構造になっている。
【0003】従来の、放射線遮蔽引戸を図3により説明
する。
する。
【0004】図3は引分け引戸を示し、扉体1,2は芯
材3の両面に鉛シート4を介在させ表面パネル5が貼設
され、更に化粧パネル6重合せ構成されたものである。
材3の両面に鉛シート4を介在させ表面パネル5が貼設
され、更に化粧パネル6重合せ構成されたものである。
【0005】1方の扉体1の占合せ側端部には、塩化ビ
ニル等の合成樹脂からなるシール材7が設けられてい
る。他方の扉体2の端部両面に、スペーサ8を介して前
記1方の扉体1側に延出する鉛シート9が設けられ、鉛
シート9を覆ってカバーパネル10が設けられている。
ニル等の合成樹脂からなるシール材7が設けられてい
る。他方の扉体2の端部両面に、スペーサ8を介して前
記1方の扉体1側に延出する鉛シート9が設けられ、鉛
シート9を覆ってカバーパネル10が設けられている。
【0006】上記放射線遮蔽引戸に於いて、扉体1,2
の閉状態では、前記1方の扉体2と前記鉛シートとで形
成される凹部に他方の扉体2の端部が入込んだ状態とな
るので、扉体部分は鉛シート4により、又扉体1,2の
召合せ部分は前記鉛シート9によってそれぞれ遮蔽され
る。
の閉状態では、前記1方の扉体2と前記鉛シートとで形
成される凹部に他方の扉体2の端部が入込んだ状態とな
るので、扉体部分は鉛シート4により、又扉体1,2の
召合せ部分は前記鉛シート9によってそれぞれ遮蔽され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の放射線
遮蔽引戸では、召合せ部分の構成として前記スペーサ
8、鉛シート9、カバーパネル10等部品点数が増え、
又これらの取付けも面倒で作業性、製作コストの点で問
題があった。更に、前記スペーサ8、鉛シート9、カバ
ーパネル10等が扉体の厚み方向に突出した形状となる
為、意匠性に問題があったと共に引戸の納まり寸法が大
きくなっていた。
遮蔽引戸では、召合せ部分の構成として前記スペーサ
8、鉛シート9、カバーパネル10等部品点数が増え、
又これらの取付けも面倒で作業性、製作コストの点で問
題があった。更に、前記スペーサ8、鉛シート9、カバ
ーパネル10等が扉体の厚み方向に突出した形状となる
為、意匠性に問題があったと共に引戸の納まり寸法が大
きくなっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、両面に鉛シー
トが貼設された放射線遮蔽引戸の引戸占合せ部を段付形
状とし、相手側占合せ部を該引戸占合せ部と対称な形状
とし、該引戸占合せ部の相手側の扉体に向かって突出す
る立片の先端にシール材を設け、前記引戸占合せ部の両
面に前記鉛シートの表面に重合した化粧パネルの折曲り
部を入込ませる溝を形成させ、引戸閉状態で占合せ部が
重合する様構成したことを特徴とするものである。
トが貼設された放射線遮蔽引戸の引戸占合せ部を段付形
状とし、相手側占合せ部を該引戸占合せ部と対称な形状
とし、該引戸占合せ部の相手側の扉体に向かって突出す
る立片の先端にシール材を設け、前記引戸占合せ部の両
面に前記鉛シートの表面に重合した化粧パネルの折曲り
部を入込ませる溝を形成させ、引戸閉状態で占合せ部が
重合する様構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】引戸の召合せ部が段付形状となっているので、
引戸召合せ部先端と、相手側召合せ部先端との当接位置
がずれ、引戸召合せ部からの放射線の漏出が防止され
る。
引戸召合せ部先端と、相手側召合せ部先端との当接位置
がずれ、引戸召合せ部からの放射線の漏出が防止され
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。
する。
【0011】尚、図1、図2中、図3中で示したものと
同一のものには同符号を付してある。扉体11、扉体1
2の召合せ部分は点対称であるので、以下は扉体12に
ついて説明する。
同一のものには同符号を付してある。扉体11、扉体1
2の召合せ部分は点対称であるので、以下は扉体12に
ついて説明する。
【0012】扉体12の端部に設けられる枠体13は凹
溝14を形成し、該凹溝14を形成する2の溝壁16
a,16bの1方16aは他方より高くなっている。而
して、両面の鉛シート4、表面パネル5、化粧パネル6
はそれぞれ該凹溝14の溝壁の端縁に合致する様に貼設
されている。前記枠体13に召合せシール部材15を嵌
設する。
溝14を形成し、該凹溝14を形成する2の溝壁16
a,16bの1方16aは他方より高くなっている。而
して、両面の鉛シート4、表面パネル5、化粧パネル6
はそれぞれ該凹溝14の溝壁の端縁に合致する様に貼設
されている。前記枠体13に召合せシール部材15を嵌
設する。
【0013】該召合せシール部材15は基材22と該基
材22に一体的に係着したシール材21から成り、前記
基材22は、前記溝壁16bの端縁に当接し前記溝壁1
6aの壁面に当接する蓋部17と、該蓋部17の溝壁1
6b側の端部内面に形成した鉤状の嵌合突条18bと、
前記蓋部17の外面、前記扉体12厚みの略中心位置に
他方の扉体に向かって突出する立片19と、該立片19
の先端に形成されたシール材保持部20と、該シール材
保持部20の裏面に形成した鉤状の嵌合突条18aとか
ら一体成形されている。前記嵌合突条18a、18bは
それぞれ凹溝14に嵌合する様になっており、又前記嵌
合突条18a、18bが形成する溝には前記化粧パネル
6の折曲り部が入込んで前記召合せシール部材15の抜
脱を防止する。
材22に一体的に係着したシール材21から成り、前記
基材22は、前記溝壁16bの端縁に当接し前記溝壁1
6aの壁面に当接する蓋部17と、該蓋部17の溝壁1
6b側の端部内面に形成した鉤状の嵌合突条18bと、
前記蓋部17の外面、前記扉体12厚みの略中心位置に
他方の扉体に向かって突出する立片19と、該立片19
の先端に形成されたシール材保持部20と、該シール材
保持部20の裏面に形成した鉤状の嵌合突条18aとか
ら一体成形されている。前記嵌合突条18a、18bは
それぞれ凹溝14に嵌合する様になっており、又前記嵌
合突条18a、18bが形成する溝には前記化粧パネル
6の折曲り部が入込んで前記召合せシール部材15の抜
脱を防止する。
【0014】而して、各扉体の召合せ部は段付き形状と
なり、図1の如く閉じた状態では、立片19相互が重合
し、前記シール材21は他方の扉体の蓋部17に当接す
る。又、扉体の1側面については前記シール材21分だ
け鉛シート9が途切れることになるが、他方の面につい
ては前記シール材21の位置がずれており、扉体両面に
ついてみると、鉛シートが途切れている箇所はないこと
になる。又、前記した様に各扉体11,12の召合せ部
は段付き形状となり、閉じた状態では立片19相互が重
合するので光、風等についても遮蔽効果が大きい。
なり、図1の如く閉じた状態では、立片19相互が重合
し、前記シール材21は他方の扉体の蓋部17に当接す
る。又、扉体の1側面については前記シール材21分だ
け鉛シート9が途切れることになるが、他方の面につい
ては前記シール材21の位置がずれており、扉体両面に
ついてみると、鉛シートが途切れている箇所はないこと
になる。又、前記した様に各扉体11,12の召合せ部
は段付き形状となり、閉じた状態では立片19相互が重
合するので光、風等についても遮蔽効果が大きい。
【0015】尚、前記召合せシール部材15の形状につ
いては種々変更が可能であり、上記した形状に限定され
るものではない。
いては種々変更が可能であり、上記した形状に限定され
るものではない。
【0016】又、本考案は片開引戸にも実施可能である
ことは言うまでもない。
ことは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上述べた如く本考案によれば、引分け
引戸の召合せ部形状が同一になるので、左右の引戸に関
して同一の部品を用意すればよく、部品管理が容易にな
ると共に左右の引戸で製作工程が同一となり加工工程が
減少するので、製作費が低減し、更に扉体に別部品を設
けなくてよいので、意匠性が向上し、納まり寸法も小さ
くなる。
引戸の召合せ部形状が同一になるので、左右の引戸に関
して同一の部品を用意すればよく、部品管理が容易にな
ると共に左右の引戸で製作工程が同一となり加工工程が
減少するので、製作費が低減し、更に扉体に別部品を設
けなくてよいので、意匠性が向上し、納まり寸法も小さ
くなる。
【図1】本考案の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】従来例を示す部分断面図である。
1 扉体 2 扉体 4 鉛シート 15 召合せシール部材 21 シール材
Claims (1)
- 【請求項1】 両面に鉛シートが貼設された放射線遮蔽
引戸の引戸占合せ部を段付形状とし、相手側占合せ部を
該引戸占合せ部と対称な形状とし、該引戸占合せ部の相
手側の扉体に向かって突出する立片の先端にシール材を
設け、前記引戸占合せ部の両面に前記鉛シートの表面に
重合した化粧パネルの折曲り部を入込ませる溝を形成さ
せ、引戸閉状態で占合せ部が重合する様構成したことを
特徴とする放射線遮蔽引戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059191U JP2565149Y2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 放射線遮蔽引戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059191U JP2565149Y2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 放射線遮蔽引戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053575U JPH053575U (ja) | 1993-01-19 |
JP2565149Y2 true JP2565149Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13106282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991059191U Expired - Fee Related JP2565149Y2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 放射線遮蔽引戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565149Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823033A (ja) * | 1981-08-03 | 1983-02-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真法 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP1991059191U patent/JP2565149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053575U (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |