JPS6144904Y2 - - Google Patents

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JPS6144904Y2
JPS6144904Y2 JP1981145195U JP14519581U JPS6144904Y2 JP S6144904 Y2 JPS6144904 Y2 JP S6144904Y2 JP 1981145195 U JP1981145195 U JP 1981145195U JP 14519581 U JP14519581 U JP 14519581U JP S6144904 Y2 JPS6144904 Y2 JP S6144904Y2
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JP
Japan
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inner panel
lining
protrusion
door
sealer
Prior art date
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JP1981145195U
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JPS5848525U (ja
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Publication of JPS6144904Y2 publication Critical patent/JPS6144904Y2/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水や塵埃等が車室内に侵入するのを防
止するための車両の車室内シール装置に関するも
のである。
ドア等の車体をアウターパネルとともに構成す
るドアインナーパネル、サイドインナーパネル等
のインナーパネルには車室内装備品の取付用やそ
の他の目的のために孔が開口形成される。該孔か
ら水や塵埃等が車室内に侵入するのを防止するた
めに従来において第7図の通り、インナーパネル
40にポリ塩化ビニール製のフイルム41によつ
て水や塵埃等の通過を阻止した上で、車室内に露
出するライニング43をビス等でインナーパネル
40に止着することが行われている。かかる従来
例によると、フイルム41を用意しなければなら
ないこと、該フイルム41の貼付作業が必要であ
ること、特に該作業は面倒で、作業工数が多くな
ることの問題があつた。
本考案は以上の如き従来の問題を解決するため
に成されたものである。
本考案の目的は、インナーパネルの表面側に配
設されて車室内に露出するライニングを防水材料
によつて形成することにより、該ライニングを従
来のフイルムの機能を備えたものとし、且つライ
ニングの裏面にシーラー剤塗布用の堤状突起を形
成し、シーラー剤を塗布した該突起をインナーパ
ネルの表面に当てがうことにより、インナーパネ
ルとライニングとの間の隙間を該シーラー剤と突
起とで遮断し、以つて水や塵埃等が該隙間を経て
車室内に侵入するのを防止でき、更に、上記突起
の突出量を適宜に定めることにより、インナーパ
ネルに凹凸があつても該凹凸を突起の突出量によ
つて補正し、ライニングを所定位置に取り付ける
ことができるようにした車両の車室内シール装置
を提供する処にある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
図示例は本考案に係る装置を車両のドアに適用
した場合を示し、第1図はドアの斜視図、第2
図、第3図は第1図の2−2線、3−3線断面図
である。ドア1は車外側のドアアウターパネル2
と車内側のドアインナーパネル3とからなり、ア
ウター、インナー両パネル2,3の上辺部2a,
3aの対向端間にはドアガラスの嵌装開口部4が
形成されている。インナーパネル3の表面側、換
言するとインナーパネル3の車室内側にはライニ
ング5が配設され、該ライニング5は端縁5a…
においてビス等の止着部材でインナーパネル3に
止着される。又、ライニング5にはスピーカ7の
収容ボツクス部8とドアポケツト部9とが一体に
形成され、ライニング5は単なる車室内装飾板と
してだけでなく車室内の装備品としても使用され
る。特に、ライニング5は水、塵埃等が不透過の
合成樹脂による防水材料から成形され、ライニン
グ5自体が第7図で述べたフイルム41の機能を
備えたものとなつている。10はスピーカ7の前
面に配置されたスピーカグリルである。
インナーパネル3と対向するライニング5の
面、即ちライニング5の裏面5bには突起11が
形成され、該突起11の拡大図を第4図で示す。
突起11は頂面11aから一定深さの溝12を有
し、該溝12はシーラー剤の充填、塗布用の溝で
ある。突起11は不連続に弧立して設けられるの
ではなく、連続した長さをもつた堤状に形成され
ている。このような堤状突起11はインナーパネ
ル3に開口形成されている孔の下辺、左右両辺の
少なくとも三周辺、好しくはこれに上辺を加えた
四周辺の全てを囲繞するように形成され、図示例
ではインナーパネル3に前記スピーカ収容ボツク
ス部8及びドアポケツト部9をアウターパネル2
とインナーパネル3との間に膨出挿入させるため
の孔13,14が上下に形成されており、突起1
1は孔13,14の下辺の下部突起11−1と、
孔13,14の左右両側辺の側部突起11−2,
11−3とからなる。
ライニング5をインナーパネル3の表面側に配
設する場合には、先ず突起11の溝12に第5図
の通りシーラー剤15を充填、塗布し、該突起1
1をインナーパネル3の表面3bに当てがい、次
いで既述の如くライニング5の端縁5aをビス等
でインナーパネル3に止着する。
かくすることによりライニング5はアウターパ
ネル2とともにドア1を構成するインナーパネル
3の表面側に取り付けられることとなり、前記ド
アガラス嵌装開口部4からドア1の内部に入り込
む水、塵埃等は防水材料よりなるライニング5に
よつて車室内に侵入するのを阻止される。水、塵
埃等は前記孔13,14からインナーパネル3と
ライニング5との間の隙間Sに侵入するが、該隙
間Sは孔13,14の少なくとも三周辺を囲繞す
る突起11−1,11−2,11−3と該突起1
1−1,11−2,11−3の夫々に塗布された
シーラー剤15とによつて遮断されていて、車室
内まで連通状態となつていないため、隙間Sを経
て車室内に水、塵埃等が侵入することはない。イ
ンナーパネル3には図示しない水抜孔が形成され
ており、ドア1の内部、隙間Sに入り込んだ水が
該水抜孔から外部へ排出されるようになつてい
る。
第6図は第4図、第5図の突起11よりもライ
ニング5からの突出量を大きくした堤状突起21
を示し、該突起21にもシーラー剤15の塗布量
を増加させることができる溝22が形成されてい
る。かかる突起21はインナーパネル3に凹凸部
がある場合に突出量の小さな突起11とともにラ
イニング5に形成され、突出量の差によつて該凹
凸部を補正しつつライニング5をインナーパネル
3に対して所定位置に取り付けることができるよ
うになり、換言すると、凹凸部のある任意な形状
にインナーパネル3を形成しても、突起11,2
1の突出量を適宜に定めることにより、ライニン
グ5をインナーパネル3に対して追従性のあるも
のにすることができる。
以上は本考案に係る装置をドアに適用した場合
であつたが、本考案に係る装置はサイドアウター
パネル、サイドインナーパネルからなる車体にも
適用できるものである。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ラ
イニングを従来のフイルムの機能を備えた防水材
料から成形したため、フイルム、及び該フイルム
の貼付作業が不要となり、部品点数の削減、作業
の容易を達成できるとともに、ライニングの裏面
にシーラー剤塗布用の突起を堤状に形成し、これ
をインナーパネルの表面に当てがつたため、イン
ナーパネルとライニングとの間の隙間を該突起と
シーラー剤とで遮断でき、インナーパネルに開口
形成される孔から水や塵埃が該隙間に入り込んで
も、隙間を経て車室内にこれらが侵入するのを確
実に防止でき、更に突起の突出量は適宜に定める
ことができるため、インナーパネルに凹凸部があ
つてもこれを突起の突出量によつて補正してライ
ニングを所定の位置に取り付けることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はドア
の斜視図、第2図、第3図は第1図の2−2線、
3−3線断面図、第4図は突起の拡大断面図、第
5図はシーラー剤を塗布し、インナーパネルに当
てがつた状態における突起の拡大断面図、第6図
は突出量が異なる突起の拡大断面図、第7図は従
来例を示す断面図である。 尚図面中、1はドア、2はアウターパネル、3
はインナーパネル、5はライニング、11,21
は突起、15はシーラー剤である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア等の車体をアウターパネルとともに構成す
    るインナーパネルの表面側に防水材料よりなるラ
    イニングを配設するとともに、該ライニングの裏
    面にシーラー剤塗布用の堤状突起をインナーパネ
    ル表面の凹凸部に対応させて突出形成し、シーラ
    ー剤を塗布した該突起を上記インナーパネルの表
    面の凹凸部に隙間なく当てがつたことを特徴とす
    る車両の車室内シール装置。
JP14519581U 1981-09-30 1981-09-30 車両の車室内シ−ル装置 Granted JPS5848525U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14519581U JPS5848525U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 車両の車室内シ−ル装置

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JP14519581U JPS5848525U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 車両の車室内シ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS5848525U JPS5848525U (ja) 1983-04-01
JPS6144904Y2 true JPS6144904Y2 (ja) 1986-12-17

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ID=29938135

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JP14519581U Granted JPS5848525U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 車両の車室内シ−ル装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564969B2 (ja) * 2010-02-05 2014-08-06 トヨタ自動車株式会社 サービスホールのシール構造、発泡材製サービスホールカバー
JP5375645B2 (ja) * 2010-02-10 2013-12-25 トヨタ自動車株式会社 サービスホールのシール構造
JP6435309B2 (ja) 2016-12-06 2018-12-05 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332414U (ja) * 1976-08-26 1978-03-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587811U (ja) * 1978-12-13 1980-06-17

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JPS5332414U (ja) * 1976-08-26 1978-03-20

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JPS5848525U (ja) 1983-04-01

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