JPH0751511Y2 - テープカートリッジの収納ケース - Google Patents

テープカートリッジの収納ケース

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JPH0751511Y2
JPH0751511Y2 JP1990401266U JP40126690U JPH0751511Y2 JP H0751511 Y2 JPH0751511 Y2 JP H0751511Y2 JP 1990401266 U JP1990401266 U JP 1990401266U JP 40126690 U JP40126690 U JP 40126690U JP H0751511 Y2 JPH0751511 Y2 JP H0751511Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
window
storage case
case
lid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990401266U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0486794U (ja
Inventor
幹久 井上
重雄 今井
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Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、身と蓋が一体成形ヒン
ジを介して連設されているワンピース構造の収納ケース
に関し、内部透視用の窓に改良を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】ワンピース構造の収納ケースは、例えば
実公昭57−58620号公報に公知である。これは身
と背壁と蓋とを一体に成形し、背壁と身および背壁と蓋
との間に一体成形ヒンジを設けたものである。また、ブ
ックケース型の収納ケースにおいて、透明のシート材で
ケース全体を形成し、その主面壁の一部に内部視認用の
窓を設けることも、実開昭60−38277号公報に公
知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ワンピース構造の収納
ケースは、ヒンジの繰り返し曲げ変形に耐える必要上、
例えばポリプロピレンなどの靱性に優れた軟質のプラス
チック材で成形される。この種のプラスチック材は曲げ
変形には強靱さを発揮するが、全体に柔らかく成形後の
寸法安定性に欠ける。そのため硬質プラスチック製の収
納ケースや、ブックケース型の収納ケースに比べて、ケ
ース周壁の厚さが全体に分厚く設定されている。ブック
ケース型の収納ケースの厚み(約0.6mm)を1とす
るとき、硬質ケースの壁厚みは2倍前後であるが、ワン
ピース構造のケースの壁厚みは3.5〜5倍にも達す
る。
【0004】このようにケースの壁厚が大きいと、ケー
ス全体を透明プラスチック材で成形し、その一部に内部
透視用の窓を設けるときに、窓の透明度が低下し、内部
を見通すことが困難となる。元来、一体成形ヒンジを形
成するに適したプラスチック材は、高度の透明度が得ら
れ難い材料特性を示すことが多く、このことも窓の透視
性能を確保できない要因となっている。
【0005】こうした理由から従来のワンピース構造の
収納ケースでは、概して全体を着色した不透明にしてお
り、例えばテープカートリッジを別の収納ケースに間違
って収めたような場合には、いちいち蓋を開けてテープ
カートリッジの確認を行わねばならなかった。本考案の
目的は、ワンピース構造の収納ケースにおいて、これの
一部に設けられる窓の透視性能を向上させるにある。本
考案の他の目的は、窓の内面側にポケットを設け、イン
デックスカードや内容解説書などが前記ポケットに収ま
る収納ケースを得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、身2に対し蓋
3が薄肉の折曲自在な一体成形ヒンジ5を介して開閉自
在に連設されており、全体が透明ないし半透明のプラス
チック材で一体成形されている収納ケースにおいて、構
成壁の一部が内部透視用の窓20に設定されているこ
と、窓20の形成領域には内壁面に凹部21を形成し
て、窓20の肉厚tを他の壁部分の肉厚Tよりも薄く形
成してあること、窓20の内壁面の凹部21に、プラス
チックシート22を溶着してポケット23が形成されて
いること、窓20の外表面の周囲を粗面化処理し、プラ
スチックシート22の溶着部26がその粗面化処理領域
内に位置するようにしてあることを特徴とする。
【0007】
【作用】窓20はこれの内面側に凹部21を形成して、
この窓20の肉厚tを他の壁部分よりも薄く設定したの
で、窓20の内部透視度が肉厚tを薄くした分だけ向上
することになる。
【0008】
【考案の効果】本考案では、収納ケース1の全体を透明
ないしは半透明のプラスチック材で一体形成し、その構
成壁の一部に内部透視用の窓20を設けるについて、窓
20の形成領域の内面側に凹部21を形成して、該窓2
0の肉厚tを周りの壁部分の肉厚Tより薄くしたので、
窓20の透視度を十分に向上できる。従って、窓20の
内面の凹部21に形成したポケット23に収め得るイン
デックスカード24や内容解説書などは、その窓20を
通してインデックスカード24の内容を外部から容易に
読み取ることができ、テープカートリッジ8の分類や検
索を速やかに行え、保存管理に便利である。とくに、ポ
ケット23は窓20の内面側に形成されているので、こ
の収納ケース1の携帯時、あるいは整理棚や整理ケース
等への出し入れ時に、そのポケット23に収められたイ
ンデックスカード24およびプラスチックシート22が
外部の他物と接触するのを避けることができて脱落、汚
れ、傷つきなどをよく防止できる。またプラスチックシ
ート22の溶着部26は窓20の外表面の周囲に施され
た粗面化処理領域内に位置させているので、外部から見
えにくくなって外観的体裁の良好な収納ケースを得るこ
とができる。
【0009】
【実施例1】図1ないし図6は本考案をビデオ用テープ
カートリッジの収納ケースに適用した実施例1を示す。
図2および図3において、本案収納ケース1は身2と蓋
3、および両者2・3間の背壁4を透明プラスチック材
で一体に成形したワンピース構造とされ、身2と背壁
4、および蓋3と背壁4との間にそれぞれに薄肉の一体
成形ヒンジ5を設けてある。蓋3を身2の開口上面に被
せ付けた状態では、背壁4が起立して全体は薄い角箱形
状となる。
【0010】身2は、左右に長い長方形状の主面壁6を
有し、該主面壁6の前縁、左右側縁および後縁の左右端
に沿って平面視でC字形の内周壁7が立設されている。
内周壁7の内面複数個所には、テープカートリッジ8の
装填姿勢を規定する位置決め壁部9が、ケース内方へ向
って一体に張り出し形成してある。これらの位置決め壁
部9は内周壁7の反り変形を防ぐ補強用にもなる。
【0011】蓋3は、これを閉じた状態において身2側
の主面壁6に対向する主面壁10と、この主面壁10の
前縁および左右側縁に沿ってこれら三方周縁より内側に
突設された平面視でコ字形の外周壁11と、背壁4に沿
って立設された蓋後壁12とからなる。
【0012】蓋3を閉じた状態において、前記周壁7・
11は内外に重なりあって接合し、接合相手壁の内方向
または外方向への変形を規制する。蓋3における主面壁
10からの外周壁11の突出高さ寸法は、背壁4の内法
寸法に一致する。身2における主面壁6からの内周壁7
の突出高さ寸法は、外周壁11より小さく寸法設定され
ており、内周壁7の前部中央は他より低い高さ寸法に設
定されている。
【0013】身2に蓋3を閉じ合わせた状態を維持する
ために、内周壁7と外周壁11との接合面間に係合手段
を有する。この係合手段としては、内周壁7の前壁両端
寄りおよび左右壁の前端寄りに設けた合計4個の係合片
14と、この係合片14に設けた係合凹部14aに対応
して外周壁11の内面に突設した合計4個の係合突起1
5とからなり、身2に蓋3を閉じ合わせたとき、各係合
凹部14aと各係合突起15とが凹凸係合する。係合片
14は主面壁6から独立して突設されていてケース内方
へたわみ変形できる。
【0014】図2においてテープカートリッジ8は、上
面壁の長手方向一端寄りに、記録内容を記入するラベル
17が貼り付けてある。このテープカートリッジ8は、
前面の前蓋18が背壁4の側を向く姿勢で身2内に収め
ることができ、その前後や上下を逆にした姿勢では身2
内に装填することができない。
【0015】上記蓋3側の主面壁10の一部に窓20を
有する。窓20の外面は鏡面状に仕上げるが、他の主面
壁10の外表面は粗面化処理して、見かけ上は不透明化
する。図4はこの粗面部を点描で示しており、窓20は
粗面部によって長方形状に区画されている。身2側の主
面壁6の外表面も粗面化処理する。
【0016】上記主面壁10・6は、平面度を維持して
使用時の反り変形を防ぐために、肉厚Tを3mmに設定
しているが、この厚みでは窓20の透視性能を十分に確
保できない。そこで図1および図3に示すように、窓2
0の形成領域には内壁面側に凹部21を形成して、その
肉厚tを1.5mmと薄くした。この凹部21は図2に
示すごとく窓20と同じ長方形状であるが、窓20の外
形よりひと回り大きく形成する。
【0017】上記のように主面壁10における窓20の
部分の肉厚tを他の部分の肉厚Tの約半分にすると、窓
20を通して内部をよく透視できる。因みに、凹部21
を窓20の外面側に設けても、同様に透視性能は向上で
きるが、この場合は該凹部21内に塵埃がたまるので、
好ましくない。
【0018】図5および図6に示すように、前記凹部2
1の内面に透明のプラスチックシート22を溶着してポ
ケット23を形成し、ポケット23内にインデックスカ
ード24や内容解説書などが出し入れ自在に収まるよう
にした。図のプラスチックシート22は三方周縁のみを
溶着して、背壁4に臨む側が出し入れ口25として開口
している。図6に示すように溶着部26は主面壁10の
粗面部形成領域内に位置しており、これがケース外面か
ら見えることはない。
【0019】
【別実施態様例】窓20は主面壁10内の複数個所に設
けることもでき、必要があれば身2側の主面壁6や背壁
4側に設けることができる。背壁4は身2あるいは蓋3
と一体に成形されていてもよく、この場合は一体成形ヒ
ンジ5を一個所にのみ設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスチックシートを溶着する前の状態で示す
図2におけるA−A線断面図である。
【図2】プラスチックシートを溶着する前の状態の収納
ケースを展開した状態での内部の平面図である。
【図3】プラスチックシートを溶着する前の状態の収納
ケースを展開した状態での斜視図である。
【図4】収納ケースを閉じた状態での斜視図である。
【図5】窓の内部平面図である。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 身 3 蓋 5 一体成形ヒンジ 8 テープカートリッジ 10 主面壁 17 ラベル 20 窓 21 凹部 22 プラスチックシート 23 ポケット 24 インデックスカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−183676(JP,A) 実開 昭60−169111(JP,U) 実開 昭61−134986(JP,U) 実開 昭58−187073(JP,U) 実開 昭59−161559(JP,U) 実開 昭59−121773(JP,U) 実開 昭58−165778(JP,U) 実開 昭59−121771(JP,U) 実開 昭58−14286(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】身2に対し蓋3が薄肉の折曲自在な一体成
    形ヒンジ5を介して開閉自在に連設されており、全体が
    透明ないし半透明のプラスチック材で一体成形されてい
    る収納ケース1において、 構成壁の一部が内部透明用の窓20に設定されており、 窓20の形成領域には内壁面に凹部21を形成して、窓
    20の肉厚tを他の壁部分の肉厚Tよりも薄く形成して
    あり、 窓20の内壁面の凹部21に、プラスチックシート22
    を溶着してポケット23が形成されており、 窓20の外表面の周囲を粗面化処理し、プラスチックシ
    ート22の溶着部26がその粗面化処理領域内に位置す
    るようにしてあることを特徴とするテープカートリッジ
    の収納ケース。
JP1990401266U 1990-12-03 1990-12-03 テープカートリッジの収納ケース Expired - Lifetime JPH0751511Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990401266U JPH0751511Y2 (ja) 1990-12-03 1990-12-03 テープカートリッジの収納ケース

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JPH0486794U JPH0486794U (ja) 1992-07-28
JPH0751511Y2 true JPH0751511Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31879388

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JP1990401266U Expired - Lifetime JPH0751511Y2 (ja) 1990-12-03 1990-12-03 テープカートリッジの収納ケース

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Families Citing this family (1)

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JP2602562Y2 (ja) * 1992-06-04 2000-01-17 ティーディーケイ株式会社 テープカセット用収納ケース

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