WO2020044439A1 - 表示装置 - Google Patents

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達 岡部
遼佑 郡司
市川 伸治
信介 齋田
庄治 岡崎
徳生 吉田
博己 谷山
広司 有賀
浩治 神村
彬 井上
芳浩 仲田
義博 小原
康治 谷村
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Abstract

表示領域には、第2金属膜により形成された複数の第1表示用配線、各第1表示用配線を覆うように第1平坦化膜、及び第1平坦化膜上に第3金属膜により形成された複数の第2表示用配線がそれぞれ設けられ、折り曲げ部(B)には、第1無機絶縁膜(15)のスリット(S)を埋めるように第1平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第1樹脂膜(19b)が設けられ、第1樹脂膜(19b)の上面には、第3金属膜により形成された複数の第1接続配線(20c)が折り曲げ部(B)の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられている。

Description

表示装置
 本発明は、表示装置に関するものである。
 近年、液晶表示装置に代わる表示装置として、有機EL(electroluminescence)素子を用いた自発光型の有機EL表示装置が注目されている。この有機EL表示装置では、可撓性を有する樹脂基板上に有機EL素子等を形成したフレキシブルな有機EL表示装置が提案されている。ここで、有機EL表示装置では、画像表示を行う表示領域と、その表示領域の周囲に額縁領域とが設けられ、額縁領域を縮小させることが要望されている。そして、フレキシブルな有機EL表示装置では、平面視における額縁領域が占有する面積を小さくするために、額縁領域を折り曲げると、その額縁領域に配置された配線が破断するおそれがある。
 例えば、特許文献1には、ベンディングホールを形成することにより、ベンディング領域に対応するバッファ膜、ゲート絶縁膜及び層間絶縁膜のそれぞれ一部を除去して、配線の断線を防止するフレキシブル表示装置が開示されている。
特開2014-232300号公報
 ところで、フレキシブルな有機EL表示装置では、樹脂基板上にベースコート膜、ゲート絶縁膜及び層間絶縁膜等の無機絶縁膜が設けられているので、額縁領域の配線の断線を抑制するために、額縁領域の折り曲げ部における無機絶縁膜を除去して、その除去した部分に平坦化膜を形成し、その平坦化膜上に配線を形成することがある。しかしながら、このような構成の有機EL表示装置では、額縁領域の折り曲げ部の無機絶縁膜を除去した部分だけに平坦化膜を別途形成する必要があるので、製造コストが高くなってしまう。改善の余地がある。
 本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、額縁領域の折り曲げ部における配線の断線を低コストで抑制することにある。
 上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、画像表示を行う表示領域、該表示領域の周囲に額縁領域、該額縁領域の端部に端子部、並びに該端子部及び上記表示領域の間に一方向に延びるように折り曲げ部がそれぞれ規定された樹脂基板と、上記樹脂基板上に設けられ、第1金属膜、第1無機絶縁膜、第2金属膜、第1平坦化膜、第3金属膜及び第2平坦化膜が順に積層されたTFT層と、上記TFT層上に設けられ、上記第2平坦化膜上に配置された複数の画素電極、及び該各画素電極の周端部を覆うエッジカバーを有する発光素子とを備え、上記折り曲げ部において、上記第1無機絶縁膜には、上方に開口するスリットが上記折り曲げ部の延びる方向に延びるように設けられ、上記スリットの上記表示領域側及び上記端子部側には、上記第1金属膜により形成された複数の第1引出配線及び複数の第2引出配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるようにそれぞれ設けられ、上記表示領域には、上記第2金属膜により形成された複数の第1表示用配線、該各第1表示用配線を覆うように上記第1平坦化膜、該第1平坦化膜上に上記第3金属膜により形成された複数の第2表示用配線、及び該各第2表示用配線を覆うように上記第2平坦化膜がそれぞれ設けられた表示装置であって、上記折り曲げ部には、上記スリットを埋めるように上記第1平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第1樹脂膜が設けられ、上記第1樹脂膜の上面には、上記第3金属膜により形成された複数の第1接続配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられ、上記複数の第1接続配線は、上記スリットの上記表示領域側において、上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記スリットの上記端子部側において、上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする。
 本発明によれば、表示領域には、第2金属膜により形成された複数の第1表示用配線、各第1表示用配線を覆うように第1平坦化膜、及び第1平坦化膜上に第3金属膜により形成された複数の第2表示用配線がそれぞれ設けられ、折り曲げ部には、第1無機絶縁膜のスリットを埋めるように第1平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第1樹脂膜が設けられ、第1樹脂膜の上面には、第3金属膜により形成された複数の第1接続配線が折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられているので、額縁領域の折り曲げ部における配線の断線を低コストで抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の概略構成を示す平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置の表示領域の平面図である。 図3は、図1中のIII-III線に沿った有機EL表示装置の表示領域の断面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を構成するTFT層の等価回路図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る有機EL表示装置を構成する有機EL層を示す断面図である。 図6は、図1中の領域Aを拡大した有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の平面図である。 図7は、図6中のVII-VII線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図8は、図6中のVIII-VIII線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図9は、本発明の第2の実施形態に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の平面図であり、図6に相当する図である。 図10は、図9中のX-X線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図11は、図9中のXI-XI線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図12は、本発明の第2の実施形態の変形例1に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図であり、図10に相当する図である。 図13は、本発明の第2の実施形態の変形例1に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図であり、図11に相当する図である。 図14は、本発明の第2の実施形態の変形例2に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の平面図であり、図6に相当する図である。 図15は、図14中のXV-XV線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図16は、図14中のXVI-XVI線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図17は、本発明の第3の実施形態に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の平面図であり、図6に相当する図である。 図18は、図17中のXVIII-XVIII線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図19は、図17中のXIX-XIX線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図20は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の平面図であり、図6に相当する図である。 図21は、図20中のXXI-XXI線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。 図22は、図20中のXXII-XXII線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
 《第1の実施形態》
 図1~図8は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態を示している。なお、以下の各実施形態では、発光素子を備えた表示装置として、有機EL素子を備えた有機EL表示装置を例示する。ここで、図1は、本実施形態の有機EL表示装置50aの概略構成を示す平面図である。また、図2は、有機EL表示装置50aの表示領域Dの平面図である。また、図3は、図1中のIII-III線に沿った有機EL表示装置50aの表示領域Dの断面図である。また、図4は、有機EL表示装置50aを構成するTFT層30の等価回路図である。また、図5は、有機EL表示装置50aを構成する有機EL層33を示す断面図である。また、図6は、図1中の領域Aを拡大した有機EL表示装置50aの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの平面図である。また、図7及び図8は、図6中のVII-VII線及びVIII-VIII線に沿った有機EL表示装置50aの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの断面図である。なお、図6の平面図では、後述する第2樹脂膜21b及び第3樹脂膜32bの図示を省略している。
 有機EL表示装置50aは、図1に示すように、例えば、矩形状に設けられた画像表示を行う表示領域Dと、表示領域Dの周囲に設けられた額縁領域Fとを備えている。
 表示領域Dには、図2に示すように、複数のサブ画素Pがマトリクス状に配列されている。また、表示領域Dでは、図2に示すように、例えば、赤色の表示を行うための赤色発光領域Lrを有するサブ画素P、緑色の表示を行うための緑色発光領域Lgを有するサブ画素P、及び青色の表示を行うための青色発光領域Lbを有するサブ画素Pが互いに隣り合うように設けられている。なお、表示領域Dでは、例えば、赤色発光領域Lr、緑色発光領域Lg及び青色発光領域Lbを有する隣り合う3つのサブ画素Pにより、1つの画素が構成されている。
 額縁領域Fの図1中右端部には、複数の端子Eを有する端子部Tが設けられている。また、額縁領域Fにおいて、図1に示すように、表示領域D及び端子部Tの間には、図中縦方向を折り曲げの軸として、例えば、180°に(U字状に)折り曲げ可能な折り曲げ部Bが一方向(図中縦方向)に延びるように設けられている。また、額縁領域Fにおいて、後述する第1平坦化膜19a及び第2平坦化膜21aには、図1に示すように、略C状のトレンチGが第1平坦化膜19a及び第2平坦化膜21aを貫通するように設けられている。ここで、トレンチGは、図1に示すように、平面視で端子部T側が開口するように略C字状に設けられている。
 有機EL表示装置50aは、図3に示すように、樹脂基板として設けられた樹脂基板層10と、樹脂基板層10上に設けられたTFT(thin film transistor)層30aと、TFT層30上に発光素子として設けられた有機EL素子35と、有機EL素子35を覆うように設けられた封止膜40とを備えている。
 TFT層30は、図3に示すように、樹脂基板層10上に設けられたベースコート膜11と、ベースコート膜11上に設けられた複数の第1TFT9a、複数の第2TFT9b(図4参照)、複数の第3TFT9c及び複数のキャパシタ9dと、各第1TFT9a、各第2TFT9b、各第3TFT9c及び各キャパシタ9d上に順に設けられた第1平坦化膜19a及び第2平坦化膜21aとを備えている。
 TFT層30では、図3に示すように、ベースコート膜11、半導体膜、ゲート絶縁膜13、第1金属膜、第1層間絶縁膜15(第1無機絶縁膜)、第4金属膜、第2層間絶縁膜17(第2無機絶縁膜)、第2金属膜、第1平坦化膜19a、第3金属膜及び第2平坦化膜21aが樹脂基板層10上に順に積層されている。ここで、上記半導体膜は、後述する第1半導体層12a等を構成し、上記第1金属膜は、後述するゲート線14d等を構成し、上記第4金属膜は、後述する上部導電層16a等を構成し、上記第2金属膜は、後述するソース線18f等を構成し、上記第3金属膜は、後述する電源線20a等を構成している。また、上記第2金属膜及び第3金属膜は、例えば、チタン膜、アルミニウム膜及びチタン膜等の金属積層膜により形成され、上記第1金属膜及び第4金属膜は、例えば、モリブデン膜等により形成されている。なお、上記第4金属膜が省略されている場合には、第1無機絶縁膜として、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17が設けられている。
 TFT層30では、表示領域Dにおいて、図2及び図4に示すように、図中横方向に互いに平行に延びるように複数のゲート線14dが複数の表示用配線として設けられている。また、TFT層30では、表示領域Dにおいて、図2及び図4に示すように、図中横方向に互いに平行に延びるように複数の発光制御線14eが複数の表示用配線として設けられている。なお、各発光制御線14eは、図2に示すように、各ゲート線14dと隣り合うように設けられている。また、TFT層30では、表示領域Dにおいて、図2及び図4に示すように、図中縦方向に互いに平行に延びるように複数のソース線18fが複数の表示用配線として設けられている。また、TFT層30では、表示領域Dにおいて、図1中の縦方向に互いに平行に延びる複数の電源線(20a)と、図1中の横方向に互いに平行に延びる複数の電源線(20a)とを各交差部で連結してなる電源線20aが複数の表示用配線として格子状に設けられている。また、TFT層30では、図4に示すように、各サブ画素Pにおいて、第1TFT9a、第2TFT9b、第3TFT9c及びキャパシタ9dがそれぞれ設けられている。
 ベースコート膜11は、例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン等の無機絶縁膜の単層膜又は積層膜により構成されている。
 第1TFT9aは、図4に示すように、各サブ画素Pにおいて、対応するゲート線14d、ソース線18f及び第2TFT9bに電気的に接続されている。また、第1TFT9aは、図3に示すように、ベースコート膜11上に順に設けられた半導体層12a、ゲート絶縁膜13、ゲート電極14a、第1層間絶縁膜15、第2層間絶縁膜17、並びにソース電極18a及びドレイン電極18bを備えている。ここで、半導体層12aは、図3に示すように、ベースコート膜11上に島状に設けられ、後述するように、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有している。また、ゲート絶縁膜13は、図3に示すように、半導体層12aを覆うように設けられている。また、ゲート電極14aは、図3に示すように、ゲート絶縁膜13上に半導体層12aのチャネル領域と重なるように設けられている。また、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17は、図3に示すように、ゲート電極14aを覆うように順に設けられている。また、ソース電極18a及びドレイン電極18bは、図3に示すように、第2層間絶縁膜17上に互いに離間するように設けられている。また、ソース電極18a及びドレイン電極18bは、図3に示すように、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17の積層膜に形成された各コンタクトホールを介して、半導体層12aのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ電気的に接続されている。なお、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17は、例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン等の無機絶縁膜の単層膜又は積層膜により構成されている。
 第2TFT9bは、図4に示すように、各サブ画素Pにおいて、対応する第1TFT9a、電源線20a及び第3TFT9cに電気的に接続されている。なお、第2TFT9bは、第1TFT9a及び第3TFT9cと実質的に同じ構造を有している。
 第3TFT9cは、図4に示すように、各サブ画素Pにおいて、対応する第2TFT9a、電源線20a及び発光制御線14eに電気的に接続されている。また、第3TFT9cは、図3に示すように、ベースコート膜11上に順に設けられた半導体層12b、ゲート絶縁膜13、ゲート電極14b、第1層間絶縁膜15、第2層間絶縁膜17、並びにソース電極18c及びドレイン電極18dを備えている。ここで、半導体層12bは、図3に示すように、ベースコート膜11上に島状に設けられ、半導体層12aと同様に、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有している。また、ゲート絶縁膜13は、図3に示すように、半導体層12bを覆うように設けられている。また、ゲート電極14bは、図3に示すように、ゲート絶縁膜13上に半導体層12bのチャネル領域と重なるように設けられている。また、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17は、図3に示すように、ゲート電極14bを覆うように順に設けられている。また、ソース電極18c及びドレイン電極18dは、図3に示すように、第2層間絶縁膜17上に互いに離間するように設けられている。また、ソース電極18c及びドレイン電極18dは、図3に示すように、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17の積層膜に形成された各コンタクトホールを介して、半導体層12bのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ電気的に接続されている。
 なお、本実施形態では、トップゲート型の第1TFT9a、第2TFT9b及び第3TFT9cを例示したが、第1TFT9a、第2TFT9b及び第3TFT9cは、ボトムゲート型であってもよい。
 キャパシタ9dは、図4に示すように、各サブ画素Pにおいて、対応する第1TFT9a及び電源線20dに電気的に接続されている。ここで、キャパシタ9dは、図3に示すように、ゲート電極14a等と同一層に同一材料により形成された下部導電層14cと、下部導電層14cを覆うように設けられた第1層間絶縁膜15と、第1層間絶縁膜15上に下部導電層14cと重なるように設けられた上部導電層16aとを備えている。なお、上部導電層16aは、第2層間絶縁膜17及び第1平坦化膜19aに形成されたコンタクトホール(不図示)を介して電源線20aに電気的に接続されている。
 第1平坦化膜19aは、各ソース線18fを覆うように設けられ、例えば、ポリイミド樹脂等の有機樹脂材料により構成されている。なお、本実施形態では、ポリイミド樹脂製の第1平坦化膜19aを例示したが、第1平坦化膜19aは、アクリル樹脂やポリシロキサン樹脂等の有機樹脂材料により構成されていてもよい。
 第2平坦化膜21aは、電源線20aを覆うように設けられ、例えば、ポリイミド樹脂等の有機樹脂材料により構成されている。なお、本実施形態では、ポリイミド樹脂製の第2平坦化膜21aを例示したが、第2平坦化膜21aは、アクリル樹脂やポリシロキサン樹脂等の有機樹脂材料により構成されていてもよい。
 有機EL素子35は、図3に示すように、TFT層30上に順に設けられた複数の第1電極31a、エッジカバー32a、複数の有機EL層33及び第2電極34を備えている。
 複数の第1電極31aは、図3に示すように、複数のサブ画素Pに対応するように、第2平坦化膜21上にマトリクス状に画素電極として設けられている。ここで、第1電極31aは、図3に示すように、第1平坦化膜19aに形成されたコンタクトホール、上記第3金属膜により形成されたコンタクト層20b、及び第2平坦化膜21aに形成されたコンタクトホールを介して、各第3TFT9cのドレイン電極18dに電気的に接続されている。また、第1電極31aは、有機EL層33にホール(正孔)を注入する機能を有している。また、第1電極31aは、有機EL層33への正孔注入効率を向上させるために、仕事関数の大きな材料で形成するのがより好ましい。ここで、第1電極31aを構成する材料としては、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、金(Au)、チタン(Ti)、ルテニウム(Ru)、マンガン(Mn)、インジウム(In)、イッテルビウム(Yb)、フッ化リチウム(LiF)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、モリブデン(Mo)、イリジウム(Ir)、スズ(Sn)等の金属材料が挙げられる。また、第1電極31aを構成する材料は、例えば、アスタチン(At)/酸化アスタチン(AtO)等の合金であっても構わない。さらに、第1電極31aを構成する材料は、例えば、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような導電性酸化物等であってもよい。また、第1電極31aは、上記材料からなる層を複数積層して形成されていてもよい。なお、仕事関数の大きな化合物材料としては、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等が挙げられる。
 エッジカバー32aは、図3に示すように、各第1電極31aの周端部を覆うように格子状に設けられている。ここで、エッジカバー32aを構成する材料としては、例えば、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリシロキサン樹脂等の有機膜が挙げられる。
 複数の有機EL層33は、図3に示すように、各第1電極31a上に配置され、複数のサブ画素Pに対応するように、マトリクス状に設けられている。ここで、各有機EL層33は、図5に示すように、第1電極31a上に順に設けられた正孔注入層1、正孔輸送層2、発光層3、電子輸送層4及び電子注入層5を備えている。
 正孔注入層1は、陽極バッファ層とも呼ばれ、第1電極31aと有機EL層33とのエネルギーレベルを近づけ、第1電極31aから有機EL層33への正孔注入効率を改善する機能を有している。ここで、正孔注入層1を構成する材料としては、例えば、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体等が挙げられる。
 正孔輸送層2は、第1電極31aから有機EL層33への正孔の輸送効率を向上させる機能を有している。ここで、正孔輸送層2を構成する材料としては、例えば、ポルフィリン誘導体、芳香族第三級アミン化合物、スチリルアミン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリ-p-フェニレンビニレン、ポリシラン、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミン置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、水素化アモルファスシリコン、水素化アモルファス炭化シリコン、硫化亜鉛、セレン化亜鉛等が挙げられる。
 発光層3は、第1電極31a及び第2電極34による電圧印加の際に、第1電極31a及び第2電極34から正孔及び電子がそれぞれ注入されると共に、正孔及び電子が再結合する領域である。ここで、発光層3は、発光効率が高い材料により形成されている。そして、発光層3を構成する材料としては、例えば、金属オキシノイド化合物[8-ヒドロキシキノリン金属錯体]、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、ジフェニルエチレン誘導体、ビニルアセトン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、ブタジエン誘導体、クマリン誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ベンズチアゾール誘導体、スチリル誘導体、スチリルアミン誘導体、ビススチリルベンゼン誘導体、トリススチリルベンゼン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘導体、アミノピレン誘導体、ピリジン誘導体、ローダミン誘導体、アクイジン誘導体、フェノキサゾン、キナクリドン誘導体、ルブレン、ポリ-p-フェニレンビニレン、ポリシラン等が挙げられる。
 電子輸送層4は、電子を発光層3まで効率良く移動させる機能を有している。ここで、電子輸送層4を構成する材料としては、例えば、有機化合物として、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、テトラシアノアントラキノジメタン誘導体、ジフェノキノン誘導体、フルオレノン誘導体、シロール誘導体、金属オキシノイド化合物等が挙げられる。
 電子注入層5は、第2電極34と有機EL層33とのエネルギーレベルを近づけ、第2電極34から有機EL層33へ電子が注入される効率を向上させる機能を有し、この機能により、有機EL素子35の駆動電圧を下げることができる。なお、電子注入層5は、陰極バッファ層とも呼ばれる。ここで、電子注入層5を構成する材料としては、例えば、フッ化リチウム(LiF)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化バリウム(BaF)のような無機アルカリ化合物、酸化アルミニウム(Al)、酸化ストロンチウム(SrO)等が挙げられる。
 第2電極34は、図3に示すように、各有機EL層33及びエッジカバー32aを覆うように共通電極として設けられている。また、第2電極34は、有機EL層33に電子を注入する機能を有している。また、第2電極34は、有機EL層33への電子注入効率を向上させるために、仕事関数の小さな材料で構成するのがより好ましい。ここで、第2電極34を構成する材料としては、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、イットリウム(Y)、ナトリウム(Na)、マンガン(Mn)、インジウム(In)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、イッテルビウム(Yb)、フッ化リチウム(LiF)等が挙げられる。また、第2電極34は、例えば、マグネシウム(Mg)/銅(Cu)、マグネシウム(Mg)/銀(Ag)、ナトリウム(Na)/カリウム(K)、アスタチン(At)/酸化アスタチン(AtO)、リチウム(Li)/アルミニウム(Al)、リチウム(Li)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)、フッ化リチウム(LiF)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)等の合金により形成されていてもよい。また、第2電極34は、例えば、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)等の導電性酸化物により形成されていてもよい。また、第2電極34は、上記材料からなる層を複数積層して形成されていてもよい。なお、仕事関数が小さい材料としては、例えば、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、フッ化リチウム(LiF)、マグネシウム(Mg)/銅(Cu)、マグネシウム(Mg)/銀(Ag)、ナトリウム(Na)/カリウム(K)、リチウム(Li)/アルミニウム(Al)、リチウム(Li)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)、フッ化リチウム(LiF)/カルシウム(Ca)/アルミニウム(Al)等が挙げられる。
 封止膜40は、図3に示すように、第2電極34を覆うように設けられ、第2電極34上に順に積層された第1無機膜36、有機膜37及び第2無機膜38を備え、有機EL素子35の有機EL層33を水分や酸素から保護する機能を有している。ここで、第1無機膜36及び第2無機膜38は、例えば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸窒化シリコン膜等の無機絶縁膜により構成されている。また、有機膜37は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ尿素樹脂、パリレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の有機樹脂材料により構成されている。
 また、有機EL表示装置50aは、図1に示すように、額縁領域Fにおいて、トレンチGの外側に枠状に設けられた第1堰き止め壁Waと、第1堰き止め壁Waの周囲に枠状に設けられた第2堰き止め壁Wbとを備えている。ここで、第1堰き止め壁Wa及び第2堰き止め壁Wbは、例えば、第1平坦化膜19aと同一材料により同一層に形成された下層樹脂層と、エッジカバー32aと同一材料により同一層に形成された上層樹脂層とを積層して形成されている。なお、第1堰き止め壁Waは、封止膜40の有機膜37の周端部に重なるように設けられ、封止膜40の有機膜37のインクの拡がりを抑制するように構成されている。また、トレンチGの内側には、例えば、平面視で枠状に形成され、延伸された端子部Tで高電源電圧(ELVDD)が入力され、電源線20aに電気的に接続される額縁配線(不図示)が設けられている。また、トレンチGの外側には、例えば、平面視で略C状に形成され、延伸された端子部Tで低電源電圧(ELVSS)が入力され、第2電極34に電気的に接続される他の額縁配線(不図示)が設けられている。
 また、有機EL表示装置50aは、図6~図8に示すように、額縁領域Fの折り曲げ部Bにおいて、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたスリットSを埋めるように設けられた第1樹脂膜19bと、第1樹脂膜19b上に設けられた複数の第1接続配線20cと、各第1接続配線20cを覆うように設けられた第2樹脂膜21bと、第2樹脂膜21bを覆うように設けられた第3樹脂膜32bとを備えている。
 スリットSは、図7及び8に示すように、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17を貫通して上方に開口し、樹脂基板層10の上面を露出させるように、折り曲げ部Bの延びる方向に沿って突き抜ける溝状に設けられている。なお、本実施形態では、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17を貫通するスリットSを例示したが、スリットSは、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17を貫通することなく、スリットSの底部に無機絶縁膜が残っていてもよい。
 スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図6及び図7に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第1引出配線14fが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図6及び図8に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第3引出配線16bが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第3引出配線16bは、図6に示すように、各第1引出配線14fと隣り合うように設けられている。また、第1引出配線14f及び第3引出配線16bは、引き回し配線(不図示)を介して、表示領域Dに延びる信号配線(ゲート線14d、発光制御線14e、ソース線18f、電源線20a等)に電気的に接続されている。
 スリットSの端子部T側(図中右側)には、図6及び図7に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第2引出配線14gが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの端子部T側(図中右側)には、図6及び図8に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第4引出配線16cが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第4引出配線16cは、図6に示すように、各第2引出配線14gと隣り合うように設けられている。また、第2引出配線14g及び第4引出配線16cは、他の引き回し配線(不図示)を介して、端子部Tの端子Eに電気的に接続されている。
 第1樹脂膜19bは、第1平坦化膜19aと同一材料により同一層に形成されている。
 複数の第1接続配線20cは、上記第3金属膜により形成され、図6に示すように、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延び、第1樹脂膜19bを跨ぐように設けられている。ここで、隣り合う一対の第1接続配線20cの一方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図6及び図7に示すように、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHaを介して第1引出配線14fに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20cの他方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図6及び図8に示すように、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHcを介して第3引出配線16bに電気的に接続されている。さらに、隣り合う一対の第1接続配線20cの一方の端子部T側(図中右側)の端部は、図6及び図7に示すように、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHbを介して第2引出配線14gに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20cの他方の端子部T側(図中右側)の端部は、図6及び図8に示すように、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHdを介して第4引出配線16cに電気的に接続されている。
 第2樹脂膜21bは、第2平坦化膜21aと同一材料により同一層に形成されている。
 第3樹脂膜32bは、エッジカバー32aと同一材料により同一層に形成されている。
 上述した有機EL表示装置50aでは、各サブ画素Pにおいて、ゲート線14dを介して第1TFT9aにゲート信号が入力されることにより、第1TFT9aがオン状態となり、ソース線18fを介して第2TFT9bのゲート電極14b及びキャパシタ9dにソース信号に対応する所定の電圧が書き込まれて、発光制御線14eを介して第3TFT9cに発光制御信号が入力されたときに第3TFT9cがオン状態となり、第2TFT9bのゲート電圧に応じた電流が電源線20aから有機EL層33に供給されることにより、有機EL層33の発光層3が発光して、画像表示が行われる。なお、有機EL表示装置50aでは、第1TFT9aがオフ状態になっても、第2TFT9bのゲート電圧がキャパシタ9dによって保持されるので、次のフレームのゲート信号が入力されるまで発光層3による発光が各サブ画素Pで維持される。
 次に、本実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法について説明する。なお、本実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法は、TFT層形成工程、有機EL素子形成工程及び封止膜形成工程を備える。
 <TFT層形成工程>
 例えば、ガラス基板上に形成した樹脂基板層10の表面に、周知の方法を用いて、ベースコート膜11、第1TFT9a、第2TFT9b、第3TFT9c、キャパシタ9d、第1平坦化膜19a、電源線20a及び第2平坦化膜21a等を形成することにより、TFT層30を形成する。
 ここで、表示領域Dにおいて、第1TFT9a、第2TFT9b及び第3TFT9cを形成する際には、ソース線18f等を形成する前に、額縁領域Fの折り曲げ部Bにおいて、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17の積層膜をドライエッチングにより除去して、スリットSを形成する。その後、ソース線18f等を形成した後に、表示領域Dにおいて、第1平坦化膜19aを形成する際に、額縁領域Fにおいて、スリットSを埋めるように第1樹脂膜19bを形成する。続いて、表示領域Dにおいて、電源線20a等を形成する際に、額縁領域Fにおいて、第1接続配線20cを形成する。さらに、表示領域Dにおいて、電源線20a等を覆うように第2平坦化膜21aを形成する際に、額縁領域Fにおいて、第1接続配線20cを覆うように第2樹脂膜21bを形成する。
 <有機EL素子形成工程>
 上記TFT層形成工程で形成されたTFT層30の第2平坦化膜21a上に、周知の方法を用いて、第1電極31a、エッジカバー32a、有機EL層33(正孔注入層1、正孔輸送層2、発光層3、電子輸送層4、電子注入層5)、第2電極34を形成して、有機EL素子35を形成する。
 ここで、表示領域Dにおいて、第1電極31aの周端部を覆うようにエッジカバー32aを形成する際に、額縁領域Fにおいて、第2樹脂膜21bを覆うように第3樹脂膜32bを形成する。
 <封止膜形成工程>
 まず、上記有機EL素子形成工程で形成された有機EL素子35が形成された基板表面に、マスクを用いて、例えば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸窒化シリコン膜等の無機絶縁膜をプラズマCVD(chemical vapor deposition)法により成膜して、第1無機膜36を形成する。
 続いて、第1無機膜36が形成された基板表面に、例えば、インクジェット法により、アクリル樹脂等の有機樹脂材料を成膜して、有機膜37を形成する。
 さらに、有機膜37が形成された基板に対して、マスクを用いて、例えば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、酸窒化シリコン膜等の無機絶縁膜をプラズマCVD法により成膜して、第2無機膜38を形成することにより、封止膜40を形成する。
 最後に、封止膜40が形成された基板表面に保護シート(不図示)を貼付した後に、樹脂基板層10のガラス基板側からレーザー光を照射することにより、樹脂基板層10の下面からガラス基板を剥離させ、さらに、ガラス基板を剥離させた樹脂基板層10の下面に保護シート(不図示)を貼付する。
 以上のようにして、本実施形態の有機EL表示装置50aを製造することができる。
 以上説明したように、本実施形態の有機EL表示装置50aによれば、表示領域Dには、第2金属膜により形成された複数のソース線18f、各ソース線18fを覆うように第1平坦化膜19a、及び第1平坦化膜19a上に第3金属膜により形成された複数の電源線20aがそれぞれ設けられている。また、額縁領域Fの折り曲げ部Bには、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたスリットSを埋めるように第1樹脂膜19bが設けられている。そして、第1樹脂膜19bの上面には、第3金属膜により形成された複数の第1接続配線20cが折り曲げ部Bの延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられている。ここで、スリットSを埋める第1樹脂膜19bは、第1平坦化膜19aと同一材料により同一層に形成されており、折り曲げ部BのスリットSを埋めるだけに平坦化膜を別途設ける必要がないので、額縁領域Fの折り曲げ部Bにおける第1接続配線20cの断線を低コストで抑制することができる。
 また、本実施形態の有機EL表示装置50aによれば、複数の第1接続配線20cにおける隣り合う一対の第1接続配線20cの一方は、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHa及びHbを介して第1引出配線14f及び第2引出配線14gに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20cの他方は、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHc及びHdを介して第3引出配線16b及び第4引出配線16cに電気的に接続されている。ここで、第1引出配線14f及び第2引出配線14gは、第1金属膜により形成され、第3引出配線16b及び第4引出配線16cは、第4金属膜により形成されているので、第1引出配線14f及び第2引出配線14gと第3引出配線16b及び第4引出配線16cとの間には、第1層間絶縁膜15が介在する。これにより、第1引出配線14f及び第2引出配線14gと第3引出配線16b及び第4引出配線16cとを近づけて配置することができるので、折り曲げ部Bにおける隣り合う配線間のピッチを狭くすることができる。
 《第2の実施形態》
 図9~図16は、本発明に係る表示装置の第2の実施形態を示している。ここで、図9は、本実施形態の有機EL表示装置50bの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの平面図であり、図6に相当する図である。また、図10及び図11は、図9中のX-X線及びXI-XI線に沿った有機EL表示装置50bの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの断面図である。なお、以下の各実施形態において、図1~図8と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、図9の平面図では、後述する第2樹脂膜21c及び第3樹脂膜32cの図示を省略している。
 上記第1の実施形態では、第1引出配線14f及び第2引出配線14gが第1接続配線20cを介して電気的に接続された有機EL表示装置50aを例示したが、本実施形態では、第1引出配線14f及び第2引出配線14gが第1接続配線20d、第2接続配線31b及び第3接続配線31cを介して電気的に接続された有機EL表示装置50bを例示する。
 有機EL表示装置50bは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、矩形状に設けられた表示領域Dと、表示領域Dの周囲に枠状に設けられた額縁領域Fとを備えている。
 有機EL表示装置50bは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、樹脂基板層10と、樹脂基板層10上に設けられたTFT層30と、TFT層30上に発光素子として設けられた有機EL素子35と、有機EL素子35を覆うように設けられた封止膜40とを備えている。
 有機EL表示装置50bは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、額縁領域Fにおいて、トレンチGの外側に枠状に設けられた第1堰き止め壁Waと、第1堰き止め壁Waの周囲に枠状に設けられた第2堰き止め壁Wbとを備えている。
 有機EL表示装置50bは、図9~図11に示すように、額縁領域Fの折り曲げ部Bに形成されたスリットSを埋めるように設けられた第1樹脂膜19bと、第1樹脂膜19b上に設けられた複数の第1接続配線20dと、各第1接続配線20dを覆うように設けられた第2樹脂膜21cと、第2樹脂膜21c上に設けられた複数の第2接続配線31b及び複数の第3接続配線31cと、各第2接続配線31b及び各第3接続配線31cを覆うように設けられた第3樹脂膜32cとを備えている。
 スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図9及び図10に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第1引出配線14fbが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図9及び図11に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第3引出配線16bbが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第3引出配線16bbは、図9に示すように、各第1引出配線14fbと隣り合うように設けられている。また、第1引出配線14fb及び第3引出配線16bbは、引き回し配線(不図示)を介して、表示領域Dに延びる信号配線(ゲート線14d、発光制御線14e、ソース線18f、電源線20a等)に電気的に接続されている。
 スリットSの端子部T側(図中右側)には、図9及び図10に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第2引出配線14gbが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの端子部T側(図中右側)には、図9及び図11に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第4引出配線16cbが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第4引出配線16cbは、図9に示すように、各第2引出配線14gbと隣り合うように設けられている。また、第2引出配線14gb及び第4引出配線16cbは、他の引き回し配線(不図示)を介して、端子部Tの端子Eに電気的に接続されている。
 複数の第1接続配線20dは、上記第3金属膜により形成され、図9に示すように、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。
 第2樹脂膜21cは、第2平坦化膜21aと同一材料により同一層に形成されている。
 複数の第2接続配線31bは、各第1電極31aと同一材料により同一層に形成され、図9~図11に示すように、第2樹脂膜21cの上面の表示領域D側(図中左側)において、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延び、第2樹脂膜21cの表示領域D側(図中左側)の側面及び第2層間絶縁膜17上に延伸するように設けられている。
 複数の第3接続配線31cは、各第1電極31aと同一材料により同一層に形成され、図9~図11に示すように、第2樹脂膜21cの上面の端子部T側(図中右側)において、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延び、第2樹脂膜21cの端子部T側(図中右側)の側面及び第2層間絶縁膜17上に延伸するように設けられている。
 第3樹脂膜32cは、エッジカバー32aと同一材料により同一層に形成されている。
 ここで、隣り合う一対の第1接続配線20dの一方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図9及び図10に示すように、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、並びに第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHeを介して第1引出配線14fbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20dの他方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図9及び図11に示すように、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHiを介して第3引出配線16bbに電気的に接続されている。さらに、隣り合う一対の第1接続配線20dの一方の端子部T側(図中右側)の端部は、図9及び図10に示すように、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、並びに第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHgを介して第2引出配線14gbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20dの他方の端子部T側(図中右側)の端部は、図9及び図11に示すように、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHjを介して第4引出配線16cbに電気的に接続されている。
 上述した有機EL表示装置50bは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、可撓性を有し、各サブ画素Pにおいて、第1TFT9a、第2TFT9b及び第3TFT9cを介して有機EL層33の発光層3を適宜発光させることにより、画像表示を行うように構成されている。
 なお、本実施形態では、第2接続配線31b及び第3接続配線31cが第2樹脂膜21cの側面に延伸された有機EL表示装置50bを例示したが、図12及び図13に示すように、第2接続配線31ba及び第3接続配線31caが第2樹脂膜21caの上面だけに形成された有機EL表示装置50baであってもよい。ここで、図12及び図13は、有機EL表示装置50bの変形例1の有機EL表示装置50baの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの断面図であり、図10及び図11に相当する図である。
 具体的に有機EL表示装置50baでは、図12及び図13に示すように、有機EL表示装置50bの第2樹脂膜21cに相当する第2樹脂膜21caの上面の表示領域D側(図中左側)に、各第1電極31aと同一材料により同一層に形成された複数の第2接続配線31baが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、有機EL表示装置50baでは、図12及び図13に示すように、第2樹脂膜21caの上面の端子部T側(図中右側)に、各第1電極31aと同一材料により同一層に形成された複数の第3接続配線31caが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。ここで、第2接続配線31baの表示領域D側(図中左側)は、図12に示すように、第2樹脂膜21ca、第2層間絶縁膜17及び第1層間絶縁膜15に形成されたコンタクトホールHkを介して第1引出配線14fに、又は図13に示すように、第2樹脂膜21ca及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHmを介して第3引出配線16bに電気的に接続されている。また、第3接続配線31caの端子部T(図中右側)は、図12に示すように、第2樹脂膜21ca、第2層間絶縁膜17及び第1層間絶縁膜15に形成されたコンタクトホールHlを介して第1引出配線14gに、又は図13に示すように、第2樹脂膜21ca及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHnを介して第3引出配線16cに電気的に接続されている。
 また、本実施形態では、第1樹脂膜19bの側面が金属層から露出した有機EL表示装置50bを例示したが、図14~図16に示すように、第1樹脂膜19bの側面が金属層20eで覆われた有機EL表示装置50bbであってもよい。ここで、図14は、有機EL表示装置50bの変形例2の有機EL表示装置50bbの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの平面図であり、図6に相当する図である。また、図15及び図16は、図14中のXV-XV線及びXVI-XVI線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。なお、図14の平面図では、後述する第2樹脂膜21d及び第3樹脂膜32cの図示を省略している。
 具体的に有機EL表示装置50bbは、図14~図16に示すように、額縁領域Fの折り曲げ部Bに形成されたスリットSを埋めるように設けられた第1樹脂膜19bと、第1樹脂膜19b上に設けられた複数の第1接続配線20dと、第1樹脂膜19bの側面に設けられた金属層20eと、各第1接続配線20d及び金属層20eを覆うように設けられた第2樹脂膜21dと、第2樹脂膜21d上に設けられた複数の第2接続配線31b及び複数の第3接続配線31cと、各第2接続配線31b及び各第3接続配線31cを覆うように設けられた第3樹脂膜32cとを備えている。ここで、金属層20eは、上記第3金属膜により形成され、図14~図16に示すように、第1樹脂膜19bの側面を覆うように設けられている。
 スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図14及び図15に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第1引出配線14fcが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの表示領域D側(図中左側)には、図14及び図16に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第3引出配線16bcが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第3引出配線16bcは、図14に示すように、各第1引出配線14fcと隣り合うように設けられている。また、第1引出配線14fc及び第3引出配線16bcは、引き回し配線(不図示)を介して、表示領域Dに延びる信号配線(ゲート線14d、発光制御線14e、ソース線18f、電源線20a等)に電気的に接続されている。さらに、スリットSの端子部T側(図中右側)には、図14及び図15に示すように、上記第1金属膜により形成された複数の第2引出配線14gcが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、スリットSの端子部T側(図中右側)には、図14及び図16に示すように、上記第4金属膜により形成された複数の第4引出配線16ccが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。なお、各第4引出配線16ccは、図14に示すように、各第2引出配線14gcと隣り合うように設けられている。また、第2引出配線14gc及び第4引出配線16ccは、他の引き回し配線(不図示)を介して、端子部Tの端子Eに電気的に接続されている。
 隣り合う一対の第1接続配線20dの一方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図14及び図15に示すように、第2樹脂膜21dに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、並びに第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHeを介して第1引出配線14fcに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20dの他方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図14及び図16に示すように、第2樹脂膜21dに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHiを介して第3引出配線16bcに電気的に接続されている。さらに、隣り合う一対の第1接続配線20dの一方の端子部T側(図中右側)の端部は、図14及び図15に示すように、第2樹脂膜21dに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、並びに第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHgを介して第2引出配線14gcに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20dの他方の端子部T側(図中右側)の端部は、図14及び図16に示すように、第2樹脂膜21dに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHjを介して第4引出配線16ccに電気的に接続されている。
 上述した有機EL表示装置50bbによれば、第1樹脂膜19bの少なくとも側面が金属層20eに覆われているので、第1樹脂膜19bの上面に第1接続配線20dを形成する際に行うドライエッチングにおいて、第1樹脂膜19bの表層のエッチングを抑制することができ、ドライエッチング装置のチャンバー内の汚染を抑制することができる。
 なお、本変形例2では、本実施形態の有機EL表示装置50bの第1樹脂膜19bの側面に金属層20eを設けた構成を例示したが、金属層20eは、上記変形例1の有機EL表示装置50baの第1樹脂膜19bの側面に設けてもよい。
 本実施形態の有機EL表示装置50bは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法において、第1接続配線20cのパターン形状を変更し、第1電極31aを形成する際に、第2接続配線31b及び第3接続配線31cを形成することにより、製造することができる。
 以上説明したように、本実施形態の有機EL表示装置50bによれば、表示領域Dには、第2金属膜により形成された複数のソース線18f、各ソース線18fを覆うように第1平坦化膜19a、及び第1平坦化膜19a上に第3金属膜により形成された複数の電源線20aがそれぞれ設けられている。また、額縁領域Fの折り曲げ部Bには、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたスリットSを埋めるように第1樹脂膜19bが設けられている。そして、第1樹脂膜19bの上面には、第3金属膜により形成された複数の第1接続配線20dが折り曲げ部Bの延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられている。ここで、スリットSを埋める第1樹脂膜19bは、第1平坦化膜19aと同一材料により同一層に形成されており、折り曲げ部BのスリットSを埋めるだけに平坦化膜を別途設ける必要がないので、額縁領域Fの折り曲げ部Bにおける第1接続配線20dの断線を低コストで抑制することができる。
 また、本実施形態の有機EL表示装置50bによれば、複数の第1接続配線20dにおける隣り合う一対の第1接続配線20dの一方は、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHeを介して、第1引出配線14fbに電気的に接続されていると共に、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHgを介して、第2引出配線14gbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の第1接続配線20dの他方は、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHf、第2接続配線31b、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHiを介して、第3引出配線16bbに電気的に接続されていると共に、第2樹脂膜21cに形成されたコンタクトホールHh、第3接続配線31c、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHjを介して、第4引出配線16cbに電気的に接続されている。ここで、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbは、第1金属膜により形成され、第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbは、第4金属膜により形成されているので、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbと第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbとの間には、第1層間絶縁膜15が介在する。これにより、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbと第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbとを近づけて配置することができるので、折り曲げ部Bにおける隣り合う配線間のピッチを狭くすることができる。
 《第3の実施形態》
 図17~図22は、本発明に係る表示装置の第3の実施形態を示している。ここで、図17は、本実施形態の有機EL表示装置50cの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの平面図であり、図6に相当する図である。また、図18及び図19は、図17中のXVIII-XVIII線及びXIX-XIX線に沿った有機EL表示装置50cの折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。
 上記第1及び第2の実施形態では、第1接続配線20c及び20dが表示領域D側と端子部T側とで一体に形成された有機EL表示装置50a及び50bを例示したが、第1接続配線が表示領域D側と端子部T側とで分かれて形成された有機EL表示装置50cを例示する。
 有機EL表示装置50cは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、矩形状に設けられた表示領域Dと、表示領域Dの周囲に枠状に設けられた額縁領域Fとを備えている。
 有機EL表示装置50cは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、樹脂基板層10と、樹脂基板層10上に設けられたTFT層30と、TFT層30上に発光素子として設けられた有機EL素子35と、有機EL素子35を覆うように設けられた封止膜40とを備えている。
 有機EL表示装置50cは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、額縁領域Fにおいて、トレンチGの外側に枠状に設けられた第1堰き止め壁Waと、第1堰き止め壁Waの周囲に枠状に設けられた第2堰き止め壁Wbとを備えている。
 有機EL表示装置50cは、図17~図19に示すように、額縁領域Fの折り曲げ部Bに形成されたスリットSの底部に設けられた複数の下層接続配線18gと、各下層接続配線18gを覆ってスリットSを埋めるように設けられた第1樹脂膜19cと、第1樹脂膜19c上に設けられた複数の表示側第1接続配線20f及び複数の端子側第1接続配線20gと、各表示側第1接続配線20f及び各端子側第1接続配線20gを覆うように設けられた第2樹脂膜21dとを備えている。
 複数の下層接続配線18gは、上記第2金属膜により形成され、図17に示すように、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。
 複数の表示側第1接続配線20fは、上記第3金属膜により形成され、図17~図19に示すように、第1樹脂膜19cの上面の表示領域D側(図中左側)において、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延び、第1樹脂膜19cの表示領域D側(図中左側)の側面及び第2層間絶縁膜17上に延伸するように設けられている。
 複数の端子側第1接続配線20gは、上記第3金属膜により形成され、図17~図19に示すように、第1樹脂膜19cの上面の端子部T側(図中右側)において、折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延び、第1樹脂膜19cの端子部T側(図中右側)の側面及び第2層間絶縁膜17上に延伸するように設けられている。
 第2樹脂膜21dは、第2平坦化膜21aと同一材料により同一層に形成されている。
 ここで、隣り合う一対の表示側第1接続配線20fの一方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図17及び図18に示すように、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHaを介して第1引出配線14fbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の表示側第1接続配線20fの他方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図17及び図19に示すように、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHcを介して第3引出配線16bbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の表示側第1接続配線20fの両方の端子部T側(図中右側)の端部は、図17~図19に示すように、第1樹脂膜19cに形成された一対のコンタクトホールHoを介して下層接続配線18gの表示領域D側(図中左側)に電気的に接続されている。
 また、隣り合う一対の端子側第1接続配線20gの一方の端子部T側(図中右側)の端部は、図17及び図18に示すように、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHbを介して第2引出配線14gbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の端子側第1接続配線20gの他方の端子部T側(図中右側)の端部は、図17及び図19に示すように、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHdを介して第3引出配線16cbに電気的に接続されている。また、隣り合う一対の端子側第1接続配線20gの両方の表示領域D側(図中左側)の端部は、図17~図19に示すように、第1樹脂膜19cに形成された一対のコンタクトホールHpを介して下層接続配線18gの端子部T側(図中右側)に電気的に接続されている。
 上述した有機EL表示装置50cは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aと同様に、可撓性を有し、各サブ画素Pにおいて、第1TFT9a、第2TFT9b及び第3TFT9cを介して有機EL層33の発光層3を適宜発光させることにより、画像表示を行うように構成されている。
 なお、本実施形態では、表示側第1接続配線20f及び端子側第1接続配線20gが第1樹脂膜19cの側面に延伸された有機EL表示装置50cを例示したが、図20~図22に示すように、表示側第1接続配線20f及び端子側第1接続配線20gが第1樹脂膜19caの上面だけに形成された有機EL表示装置50caであってもよい。ここで、図20は、有機EL表示装置50cの変形例に係る有機EL表示装置50caの折り曲げ部Bを含む額縁領域Fの平面図であり、図6に相当する図である。また、図21及び図22は、図20中のXXI-XXI線及びXXII-XXII線に沿った有機EL表示装置の折り曲げ部を含む額縁領域の断面図である。
 具体的に有機EL表示装置50caでは、図20~図22に示すように、有機EL表示装置50cの第1樹脂膜19cに相当する第1樹脂膜19caの上面の表示領域D側(図中左側)に、上記第3金属膜により形成された複数の表示側第1接続配線20faが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。また、有機EL表示装置50caでは、図20~図22に示すように、第1樹脂膜19caの上面の端子部T側(図中右側)に、上記第3金属膜により形成された複数の端子側第1接続配線20gaが折り曲げ部Bの延びる方向と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられている。
 ここで、表示側第1接続配線20faの表示領域D側(図中左側)は、図20及び図21に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHq、第1コンタクト層18h、並びに第2層間絶縁膜17及び第1層間絶縁膜15に形成されたコンタクトホールHsを介して第1引出配線14fbに、又は図20及び図22に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHq、第1コンタクト層18h、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHuを介して第3引出配線16bbに電気的に接続されている。また、表示側第1接続配線20faの端子部T側(図中右側)は、図20~図22に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHoを介して下層接続配線18gの表示領域D側(図中左側)に電気的に接続されている。さらに、端子側第1接続配線20gaの端子部T側(図中左側)は、図20及び図21に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHr、第2コンタクト層18i、並びに第2層間絶縁膜17及び第1層間絶縁膜15に形成されたコンタクトホールHtを介して第2引出配線14gbに、又は図20及び図22に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHr、第2コンタクト層18i、及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHvを介して第4引出配線16cbに電気的に接続されている。また、端子側第1接続配線20gaの表示領域D側(図中左側)は、図20~図22に示すように、第1樹脂膜19caに形成されたコンタクトホールHpを介して下層接続配線18gの端子部T側(図中右側)に電気的に接続されている。なお、第1コンタクト層18h及び第2コンタクト層18iは、上記第2金属膜により形成されている。
 本実施形態の有機EL表示装置50cは、上記第1の実施形態の有機EL表示装置50aの製造方法において、ソース線18f等を形成する際に、下層接続配線18gを形成し、第1接続配線20cのパターン形状を変更することにより、製造することができる。
 以上説明したように、本実施形態の有機EL表示装置50cによれば、表示領域Dには、第2金属膜により形成された複数のソース線18f、各ソース線18fを覆うように第1平坦化膜19a、及び第1平坦化膜19a上に第3金属膜により形成された複数の電源線20aがそれぞれ設けられている。また、額縁領域Fの折り曲げ部Bには、ベースコート膜11、ゲート絶縁膜13、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたスリットSを埋めるように第1樹脂膜19cが設けられている。そして、第1樹脂膜19cの上面には、第3金属膜により形成された複数の表示側第1接続配線20f及び複数の端子側第1接続配線20gが折り曲げ部Bの延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられている。ここで、スリットSを埋める第1樹脂膜19cは、第1平坦化膜19aと同一材料により同一層に形成されており、折り曲げ部BのスリットSを埋めるだけに平坦化膜を別途設ける必要がないので、額縁領域Fの折り曲げ部Bにおける表示側第1接続配線20f及び端子側第1接続配線20gの断線を低コストで抑制することができる。
 また、本実施形態の有機EL表示装置50cによれば、複数の表示側第1接続配線20fにおける隣り合う一対の表示側第1接続配線20fの一方の表示領域D側が、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHaを介して、第1引出配線14fbに電気的に接続されていると共に、複数の端子側第1接続配線20gにおける隣り合う一対の端子側第1接続配線20gの一方の端子部T側が、第1層間絶縁膜15及び第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHbを介して、第2引出配線14gbに電気的に接続されている。また、複数の表示側第1接続配線20fにおける隣り合う一対の表示側第1接続配線20fの他方の表示領域D側が、第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHcを介して、第3引出配線16bbに電気的に接続されていると共に、複数の端子側第1接続配線20gにおける隣り合う一対の端子側第1接続配線20gの他方の端子部T側が第2層間絶縁膜17に形成されたコンタクトホールHdを介して、第4引出配線16cbに電気的に接続されている。ここで、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbは、第1金属膜により形成され、第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbは、第4金属膜により形成されているので、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbと第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbとの間には、第1層間絶縁膜15が介在する。これにより、第1引出配線14fb及び第2引出配線14gbと第3引出配線16bb及び第4引出配線16cbとを近づけて配置することができるので、折り曲げ部Bにおける隣り合う配線間のピッチを狭くすることができる。
 《その他の実施形態》
 上記各実施形態では、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層の5層積層構造の有機EL層を例示したが、有機EL層は、例えば、正孔注入層兼正孔輸送層、発光層、及び電子輸送層兼電子注入層の3層積層構造であってもよい。
 また、上記各実施形態では、第1電極を陽極とし、第2電極を陰極とした有機EL表示装置を例示したが、本発明は、有機EL層の積層構造を反転させ、第1電極を陰極とし、第2電極を陽極とした有機EL表示装置にも適用することができる。
 また、上記各実施形態では、第1電極に接続されたTFTの電極をドレイン電極とした有機EL表示装置を例示したが、本発明は、第1電極に接続されたTFTの電極をソース電極と呼ぶ有機EL表示装置にも適用することができる。
 また、上記各実施形態では、表示装置として有機EL表示装置を例に挙げて説明したが、本発明は、電流によって駆動される複数の発光素子を備えた表示装置に適用することができる。例えば、量子ドット含有層を用いた発光素子であるQLED(Quantum-dot light emitting diode)を備えた表示装置に適用することができる。
 以上説明したように、本発明は、フレキシブルな表示装置について有用である。
B    折り曲げ部
D    表示領域
E    端子
F    額縁領域
Ha~Hv  コンタクトホール
S    スリット
T    端子部
10   樹脂基板層
14d  ゲート線(表示用配線)
14f,14fb  第1引出配線
14g,14gb  第2引出配線
15   第1層間絶縁膜(第1無機絶縁膜)
16b,16bb  第3引出配線
16c,16cb  第4引出配線
17   第2層間絶縁膜(第1無機絶縁膜、第2無機絶縁膜)
18f  ソース線(第1表示用配線)
18g  下層接続配線
18h  第1コンタクト層
18i  第2コンタクト層
19a  第1平坦化膜
19b  第1樹脂膜
20a  電源線(第2表示用配線)
20c,20d  第1接続配線
20f,20fa  表示側第1接続配線
20g,21ga  端子側第1接続配線
20e  金属層
21a  第2平坦化膜
21c,21ca,  第2樹脂膜
30a  TFT層
31a  第1電極(画素電極)
31b,31ba  第2接続配線
31c,31ca  第3接続配線
32a  エッジカバー
35   有機EL素子(発光素子)
50a,50b,50ba,50bb,50c,50ca  有機EL表示装置

Claims (14)

  1.  画像表示を行う表示領域、該表示領域の周囲に額縁領域、該額縁領域の端部に端子部、並びに該端子部及び上記表示領域の間に一方向に延びるように折り曲げ部がそれぞれ規定された樹脂基板と、
     上記樹脂基板上に設けられ、第1金属膜、第1無機絶縁膜、第2金属膜、第1平坦化膜、第3金属膜及び第2平坦化膜が順に積層されたTFT層と、
     上記TFT層上に設けられ、上記第2平坦化膜上に配置された複数の画素電極、及び該各画素電極の周端部を覆うエッジカバーを有する発光素子とを備え、
     上記折り曲げ部において、上記第1無機絶縁膜には、上方に開口するスリットが上記折り曲げ部の延びる方向に延びるように設けられ、
     上記スリットの上記表示領域側及び上記端子部側には、上記第1金属膜により形成された複数の第1引出配線及び複数の第2引出配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるようにそれぞれ設けられ、
     上記表示領域には、上記第2金属膜により形成された複数の第1表示用配線、該各第1表示用配線を覆うように上記第1平坦化膜、該第1平坦化膜上に上記第3金属膜により形成された複数の第2表示用配線、及び該各第2表示用配線を覆うように上記第2平坦化膜がそれぞれ設けられた表示装置であって、
     上記折り曲げ部には、上記スリットを埋めるように上記第1平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第1樹脂膜が設けられ、
     上記第1樹脂膜の上面には、上記第3金属膜により形成された複数の第1接続配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられ、
     上記複数の第1接続配線は、上記スリットの上記表示領域側において、上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記スリットの上記端子部側において、上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  2.  請求項1に記載された表示装置において、
     上記複数の第1接続配線は、上記第1樹脂膜を跨ぐように設けられ、上記第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して、上記複数の第1引出配線及び上記複数の第2引出配線に電気的にそれぞれ接続されていることを特徴とする表示装置。
  3.  請求項1に記載された表示装置において、
     上記折り曲げ部において、上記第1樹脂膜及び上記各第1接続配線上には、上記第2平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第2樹脂膜が設けられ、
     上記第2樹脂膜の上面の上記表示領域側及び上記端子部側には、上記各画素電極と同一材料により同一層に形成された複数の第2接続配線及び複数の第3接続配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるようにそれぞれ設けられ、
     上記複数の第2接続配線は、上記第2樹脂膜の上記表示領域側の側面及び上記第1無機絶縁膜上に延伸し、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第2樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1接続配線の上記表示領域側にそれぞれ電気的に接続され、
     上記複数の第3接続配線は、上記第2樹脂膜の上記端子部側の側面及び上記第1無機絶縁膜上に延伸し、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第2樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1接続配線の上記端子部側にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  4.  請求項1に記載された表示装置において、
     上記折り曲げ部において、上記第1樹脂膜及び上記各第1接続配線上には、上記第2平坦化膜と同一材料により同一層に形成された第2樹脂膜が設けられ、
     上記第2樹脂膜の上面の上記表示領域側及び上記端子部側には、上記各画素電極と同一材料により同一層に形成された複数の第2接続配線及び複数の第3接続配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるようにそれぞれ設けられ、
     上記複数の第2接続配線は、上記第2樹脂膜及び上記第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第2樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1接続配線の上記表示領域側にそれぞれ電気的に接続され、
     上記複数の第3接続配線は、上記第2樹脂膜及び上記第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第2樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1接続配線の上記端子部側にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  5.  請求項3又は4に記載された表示装置において、
     上記第1樹脂膜の少なくとも側面は、上記第3金属膜により形成された金属層に覆われていることを特徴とする表示装置。
  6.  請求項1に記載された表示装置において、
     上記スリットの底部には、上記第2金属膜により形成された複数の下層接続配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるように設けられ、
     上記複数の第1接続配線は、上記第1樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の下層接続配線をそれぞれ経由していることを特徴とする表示装置。
  7.  請求項6に記載された表示装置において、
     上記複数の第1接続配線は、上記表示領域側に設けられた複数の表示側第1接続配線と、上記端子部側に設けられた複数の端子側第1接続配線とを備え、
     上記複数の表示側第1接続配線は、上記第1樹脂膜の上記表示領域側の側面及び上記第1無機絶縁膜上に延伸し、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第1樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の下層接続配線の上記表示領域側にそれぞれ電気的に接続され、
     上記複数の端子側第1接続配線は、上記第1樹脂膜の上記端子部側の側面及び上記第1無機絶縁膜上に延伸し、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第1樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の下層接続配線の上記端子部側にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  8.  請求項6に記載された表示装置において、
     上記複数の第1接続配線は、上記表示領域側に設けられた複数の表示側第1接続配線と、上記端子部側に設けられた複数の端子側第1接続配線とを備え、
     上記スリットの上記表示領域側の縁部の上記第1無機絶縁膜上には、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1引出配線にそれぞれ電気的に接続され、上記第2金属膜により形成された複数の第1コンタクト層が設けられ、
     上記スリットの上記端子部側の縁部の上記第1無機絶縁膜上には、該第1無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第2引出配線にそれぞれ電気的に接続され、上記第2金属膜により形成された複数の第2コンタクト層が設けられ、
     上記複数の表示側第1接続配線は、上記第1樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第1コンタクト層にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第1樹脂膜に形成された他のコンタクトホールを介して上記複数の下層接続配線の上記表示領域側にそれぞれ電気的に接続され、
     上記複数の端子側第1接続配線は、上記第1樹脂膜に形成されたコンタクトホールを介して上記複数の第2コンタクト層にそれぞれ電気的に接続されていると共に、上記第1樹脂膜に形成された他のコンタクトホールを介して上記複数の下層接続配線の上記端子部側にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  9.  請求項1~8の何れか1つに記載された表示装置において、
     上記TFT層は、上記第1無機絶縁膜及び上記第2金属膜の間に該第1無機絶縁膜側から順に設けられた第4金属膜及び第2無機絶縁膜を備え、
     上記スリットの上記表示領域側及び上記端子部側には、上記第4金属膜により形成された複数の第3引出配線及び複数の第4引出配線が上記折り曲げ部の延びる方向と交差する方向に互いに平行に延びるようにそれぞれ設けられ、
     上記複数の第1接続配線における隣り合う一対の第1接続配線の一方は、上記第1無機絶縁膜及び上記第2無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して対応する上記第1引出配線及び上記第2引出配線に電気的に接続され、上記隣り合う一対の第1接続配線の他方は、上記第2無機絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して対応する上記第3引出配線及び上記第4引出配線に電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  10.  請求項1~9の何れか1つに記載された表示装置において、
     上記表示領域には、複数の表示用配線が設けられ、
     上記端子部には、複数の端子が設けられ、
     上記複数の第1引出配線は、上記複数の表示用配線にそれぞれ電気的に接続され、
     上記複数の第2引出配線は、上記複数の端子にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  11.  請求項10に記載された表示装置において、
     上記表示領域には、上記第1金属膜により形成された複数のゲート線が上記複数の表示用配線として設けられていることを特徴とする表示装置。
  12.  請求項10に記載された表示装置において、
     上記表示領域には、上記第2金属膜により形成された複数のソース線が上記複数の表示用配線として設けられていることを特徴とする表示装置。
  13.  請求項10に記載された表示装置において、
     上記表示領域には、上記第3金属膜により形成された複数の電源線が上記複数の表示用配線として設けられていることを特徴とする表示装置。
  14.  請求項1~13の何れか1つに記載された表示装置において、
     上記発光素子は、有機EL素子であることを特徴とする表示装置。
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