WO2019225434A1 - ポリテトラフルオロエチレン組成物 - Google Patents
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- the PTFE composition of the present disclosure is excellent in stretch processability even though it contains a fibrous filler.
- the modifying monomer is not particularly limited as long as it can be copolymerized with TFE.
- perfluoroolefin such as hexafluoropropylene [HFP]; chlorofluoroolefin such as chlorotrifluoroethylene [CTFE];
- HFP hexafluoropropylene
- CTFE chlorofluoroolefin
- examples thereof include hydrogen-containing fluoroolefins such as trifluoroethylene and vinylidene fluoride [VDF]; perfluorovinyl ether; perfluoroalkylethylene; ethylene; fluorine-containing vinyl ether having a nitrile group.
- denatured monomer to be used may be 1 type, and multiple types may be sufficient as it.
- Rf 1 represents a perfluoro organic group
- the “perfluoro organic group” means an organic group in which all hydrogen atoms bonded to carbon atoms are substituted with fluorine atoms.
- the perfluoro organic group may have ether oxygen.
- perfluoroalkyl group in the PAVE examples include a perfluoromethyl group, a perfluoroethyl group, a perfluoropropyl group, a perfluorobutyl group, a perfluoropentyl group, and a perfluorohexyl group.
- Purple propyl vinyl ether [PPVE] whose group is a perfluoropropyl group is preferred.
- Rf 1 is a perfluoro (alkoxyalkyl) group having 4 to 9 carbon atoms, Rf 1 is represented by the following formula:
- the fibrous filler preferably has an average fiber diameter of 1 to 25 ⁇ m, more preferably 1 to 20 ⁇ m, and more preferably 5 to 20 ⁇ m from the viewpoint of maintaining mechanical strength and mixing with polytetrafluoroethylene. More preferably it is.
- the average fiber diameter is obtained by arbitrarily photographing 10 field images of a scanning electron microscope for 10 fields of view, measuring the length of 200 fibers, and determining the number average fiber diameter.
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Abstract
繊維状フィラーを含むにも関わらず、延伸加工性に優れるポリテトラフルオロエチレン組成物を提供する。ポリテトラフルオロエチレンと繊維状フィラーとを含み、前記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下であり、かつ、繊維長160μm超の割合が15質量%以下であることを特徴とするポリテトラフルオロエチレン組成物である。
Description
本開示は、ポリテトラフルオロエチレン組成物に関する。
ポリテトラフルオロエチレンは、機械的物性を改善する目的で充填材を含有させて使用することが知られている。
例えば、特許文献1には、テトラフルオロエチレンと1.0重量%以下の割合の共重合可能な単量体との共重合体に、比表面積が1.0~2.0m2/gの炭素繊維を配合してなる変性ポリテトラフルオロエチレン組成物が記載されている。
本開示は、繊維状フィラーを含むにも関わらず、延伸加工性に優れるポリテトラフルオロエチレン(以下「PTFE」と記載する)組成物を提供することを目的とする。
本開示は、PTFEと繊維状フィラーとを含み、上記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下であり、かつ、繊維長160μm超の割合が15質量%以下であることを特徴とするPTFE組成物に関する。
上記繊維状フィラーは、繊維長80μm未満の割合が75質量%以上であることが好ましい。
上記繊維状フィラーは、炭素繊維及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
上記ポリテトラフルオロエチレンの含有量は、60~97質量%であることが好ましい。
上記繊維状フィラーの含有量は、3~40質量%であることが好ましい。
本開示のPTFE組成物は、繊維状フィラーを含むにも関わらず、延伸加工性に優れる。
以下、本開示のPTFE組成物を具体的に説明する。
従来、繊維状のフィラーを含有したPTFE組成物は耐圧縮クリープ特性や耐摩耗性に優れていたが、延伸加工には使用できないことが当業者の技術常識であり、延伸加工性について検討されていなかった。本発明者等が鋭意検討したところ、特定の繊維状フィラーを用いると、驚くべきことに、繊維状フィラーを含むにも関わらず、延伸加工性に優れるPTFE組成物とすることができることが見出された。
すなわち、本開示のPTFE組成物は、PTFEと繊維状フィラーとを含み、上記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下であり、かつ、繊維長160μm超の割合が15質量%以下である。上記構成を有することによって、圧縮強度等の機械的強度に優れ、かつ、延伸加工性に優れるPTFE組成物となる。
すなわち、本開示のPTFE組成物は、PTFEと繊維状フィラーとを含み、上記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下であり、かつ、繊維長160μm超の割合が15質量%以下である。上記構成を有することによって、圧縮強度等の機械的強度に優れ、かつ、延伸加工性に優れるPTFE組成物となる。
上記PTFEは、TFE単位のみを含むホモPTFEであっても、TFE単位とTFEと共重合可能な変性モノマーに基づく変性モノマー単位とを含む変性PTFEであってもよい。
また、上記PTFEは、非溶融加工性及びフィブリル化性を有する高分子量PTFEであってもよいし、溶融加工性を有し、フィブリル化性を有しない低分子量PTFEであってもよいが、非溶融加工性及びフィブリル化性を有する高分子量PTFEであることが好ましい。
また、上記PTFEは、非溶融加工性及びフィブリル化性を有する高分子量PTFEであってもよいし、溶融加工性を有し、フィブリル化性を有しない低分子量PTFEであってもよいが、非溶融加工性及びフィブリル化性を有する高分子量PTFEであることが好ましい。
上記変性モノマーとしては、TFEとの共重合が可能なものであれば特に限定されず、例えば、ヘキサフルオロプロピレン[HFP]等のパーフルオロオレフィン;クロロトリフルオロエチレン[CTFE]等のクロロフルオロオレフィン;トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン[VDF]等の水素含有フルオロオレフィン;パーフルオロビニルエーテル;パーフルオロアルキルエチレン;エチレン;ニトリル基を有するフッ素含有ビニルエーテル等が挙げられる。また、用いる変性モノマーは1種であってもよいし、複数種であってもよい。
上記パーフルオロビニルエーテルとしては特に限定されず、例えば、下記一般式(1)
CF2=CF-ORf1 (1)
(式中、Rf1は、パーフルオロ有機基を表す。)で表されるパーフルオロ不飽和化合物等が挙げられる。本明細書において、上記「パーフルオロ有機基」とは、炭素原子に結合する水素原子が全てフッ素原子に置換されてなる有機基を意味する。上記パーフルオロ有機基は、エーテル酸素を有していてもよい。
CF2=CF-ORf1 (1)
(式中、Rf1は、パーフルオロ有機基を表す。)で表されるパーフルオロ不飽和化合物等が挙げられる。本明細書において、上記「パーフルオロ有機基」とは、炭素原子に結合する水素原子が全てフッ素原子に置換されてなる有機基を意味する。上記パーフルオロ有機基は、エーテル酸素を有していてもよい。
上記パーフルオロビニルエーテルとしては、例えば、上記一般式(1)において、Rf1が炭素数1~10のパーフルオロアルキル基を表すものであるパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)[PAVE]が挙げられる。上記パーフルオロアルキル基の炭素数は、好ましくは1~5である。
上記PAVEにおけるパーフルオロアルキル基としては、例えば、パーフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘキシル基等が挙げられるが、パーフルオロアルキル基がパーフルオロプロピル基であるパープルオロプロピルビニルエーテル[PPVE]が好ましい。
上記パーフルオロビニルエーテルとしては、更に、上記一般式(1)において、Rf1が炭素数4~9のパーフルオロ(アルコキシアルキル)基であるもの、Rf1が下記式:
上記パーフルオロビニルエーテルとしては、更に、上記一般式(1)において、Rf1が炭素数4~9のパーフルオロ(アルコキシアルキル)基であるもの、Rf1が下記式:
(式中、mは、0又は1~4の整数を表す。)で表される基であるもの、Rf1が下記式:
(式中、nは、1~4の整数を表す。)で表される基であるもの等が挙げられる。
パーフルオロアルキルエチレンとしては特に限定されず、例えば、パーフルオロブチルエチレン[PFBE]、パーフルオロヘキシルエチレン、(パーフルオロオクチル)エチレン等が挙げられる。
パーフルオロアルキルエチレンとしては特に限定されず、例えば、パーフルオロブチルエチレン[PFBE]、パーフルオロヘキシルエチレン、(パーフルオロオクチル)エチレン等が挙げられる。
ニトリル基を有するフッ素含有ビニルエーテルとしては、CF2=CFORf2CN(式中、Rf2は2つの炭素原子間に酸素原子が挿入されていてもよい炭素数が2~7のアルキレン基を表す。)で表されるフッ素含有ビニルエーテルがより好ましい。
上記変性PTFEにおける変性モノマーとしては、HFP、CTFE、VDF、PPVE、PFBE及びエチレンからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。より好ましくは、PPVE、HFP及びCTFEからなる群より選択される少なくとも1種の単量体である。
上記変性PTFEは、変性モノマー単位が0.001~2モル%の範囲であることが好ましく、0.001~1モル%の範囲であることがより好ましい。
本明細書において、変性PTFEを構成する変性モノマー単位の含有量は、NMR、FT-IR、元素分析、蛍光X線分析を単量体の種類によって適宜組み合わせることで算出できる。
上記PTFEは、溶融粘度(MV)が1.0×10Pa・s以上であることが好ましく、1.0×102Pa・s以上であることがより好ましく、1.0×103Pa・s以上であることが更に好ましい。
上記溶融粘度は、ASTM D 1238に準拠し、フローテスター(島津製作所社製)及び2φ-8Lのダイを用い、予め測定温度(380℃)で5分間加熱しておいた2gの試料を0.7MPaの荷重にて上記温度に保って測定することができる。
上記溶融粘度は、ASTM D 1238に準拠し、フローテスター(島津製作所社製)及び2φ-8Lのダイを用い、予め測定温度(380℃)で5分間加熱しておいた2gの試料を0.7MPaの荷重にて上記温度に保って測定することができる。
上記PTFEは、標準比重(SSG)が2.130~2.230であることが好ましく、2.140以上であることがより好ましく、2.190以下であることがより好ましい。
本明細書において、標準比重(SSG)は、ASTM D 4895-89に準拠して、水中置換法に基づき測定することができる。
本明細書において、標準比重(SSG)は、ASTM D 4895-89に準拠して、水中置換法に基づき測定することができる。
上記PTFEは、融点が324~360℃であることが好ましい。本明細書において、フッ素樹脂の融点は、示差走査熱量測定(DSC)装置を用い、10℃/分の速度で昇温したときの融解熱曲線における極大値に対応する温度として求めた値である。
上記PTFEは、フィブリル化性を有するものであることが好ましい。上記フィブリル化性とは、容易に繊維化してフィブリルを形成する特性を指す。フィブリル化性を有するPTFEからは、ペースト押出成形により、連続したペースト押出ビードが得られ、かつ、該ビード(未焼成ビード)に伸びが観察される。一方、フィブリル化性を有しないPTFEをペースト押出しても、連続したペースト押出ビードが得られないか、又は、得られたとしても未焼成ビードの伸びはほとんどない。
上記PTFEは、フィブリル化性に加えて、非溶融加工性を有することが好ましい。非溶融加工性とは、ポリマーを溶融して加工できないことをいう。
上記PTFEは、フィブリル化性に加えて、非溶融加工性を有することが好ましい。非溶融加工性とは、ポリマーを溶融して加工できないことをいう。
上記PTFEは、PTFEモールディングパウダーであることが好ましい。上記PTFEモールディングパウダーは、TFEを懸濁重合することにより得られるパウダーである。上記PTFEモールディングパウダーは、いずれも、重合により得た粒子を公知の方法により造粒して得られたものであってもよい。
上記PTFEは、粒子状であることが好ましく、平均粒子径が1~2000μmであることが好ましい。上記平均粒子径は、1000μm以下であることがより好ましく、700μm以下であることが更に好ましい。また、10μm以上であることが好ましく、15μm以上であることがより好ましい。平均粒子径が大きすぎると、成形や繊維状フィラーと混合することが困難になるおそれがあり、平均粒子径が小さすぎると、PTFE組成物の流動性が劣るおそれがある。
上記PTFE粒子の平均粒子径は、JIS K6891に準拠して測定するか、または、レーザー回折式粒度分布測定装置を用い、カスケードは使用せず、分散圧力3.0barで測定を行い、粒度分布積算の50%に対応する粒子径に等しいとする。レーザー回折式粒度分布測定装置としては、例えば、日本電子株式会社製のHELOS&RODOSを用いることができる。
上記PTFE粒子の平均粒子径は、JIS K6891に準拠して測定するか、または、レーザー回折式粒度分布測定装置を用い、カスケードは使用せず、分散圧力3.0barで測定を行い、粒度分布積算の50%に対応する粒子径に等しいとする。レーザー回折式粒度分布測定装置としては、例えば、日本電子株式会社製のHELOS&RODOSを用いることができる。
本開示のPTFE組成物は特定の繊維状フィラーを含む。ポリテトラフルオロエチレンと特定の繊維状フィラーを含むことによって、圧縮強度等の機械的強度を向上させるとともに、延伸加工性も優れたものとなる。
上記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下である。上記平均繊維長は、延伸加工性がより向上することから、95μm以下であることが好ましく、80μm以下であることがより好ましく、60μm以下であることが更に好ましい。
平均繊維長の下限値は限定されないが、例えば、40μmである。
上記平均繊維長は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、平均繊維長(重量基準)を求める。また、繊維長160μm超の割合及び繊維長80μm未満の割合は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、その分布からそれぞれの割合を読み取り、算出する。
上記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下である。上記平均繊維長は、延伸加工性がより向上することから、95μm以下であることが好ましく、80μm以下であることがより好ましく、60μm以下であることが更に好ましい。
平均繊維長の下限値は限定されないが、例えば、40μmである。
上記平均繊維長は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、平均繊維長(重量基準)を求める。また、繊維長160μm超の割合及び繊維長80μm未満の割合は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、その分布からそれぞれの割合を読み取り、算出する。
上記繊維状フィラーは、機械的強度保持、ポリテトラフルオロエチレンとの混合性の観点から、平均繊維径が1~25μmであることが好ましく、1~20μmであることがより好ましく、5~20μmであることが更に好ましい。
上記平均繊維径は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、数平均繊維径を求める。
上記平均繊維径は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、数平均繊維径を求める。
上記繊維状フィラーは、繊維長160μm超の割合が15質量%以下である。延伸加工性がより向上することから、繊維長160μm超の割合は10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、4質量%以下が更に好ましい。
上記繊維状フィラーは、機械的強度を優れたものにするとともに、延伸加工性を優れたものとする観点から、繊維長80μm未満の割合が75質量%以上であることが好ましい。上記割合は80質量%以上であることがより好ましい。
上記繊維長160μm超の割合及び80μm未満の割合は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測して、その分布よりそれぞれの割合を読み取り、算出する。
上記繊維状フィラーは、圧縮強度等の機械的強度を向上させるとともに、延伸加工性をより優れたものにできることから、アスペクト比が2.0~8.0であることが好ましく、2.5~7.0がより好ましく、3.0~6.0が更に好ましい。
上記アスペクト比は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長の平均値、および繊維径の平均値より算出した。
上記アスペクト比は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長の平均値、および繊維径の平均値より算出した。
上記繊維状フィラーとしては特に限定されず、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、セラミック繊維、ロックウール、スラグウール、チタン酸カリウムウイスカー、シリコーンカーバイドウイスカー、サファイアウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイスカー、ウオラストナイト、銅線、鋼線、ステンレス鋼線、炭化ケイ素繊維等;芳香族ポリアミド繊維、レーヨン、フェノール樹脂、ポリベンゾイミダゾール繊維等の有機繊維;等が挙げられる。このうち、樹脂との分散性の観点から、炭素繊維、ガラス繊維、セラミック繊維及び有機繊維からなる群より選択される少なくとも1種が好ましく、炭素繊維及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種がより好ましい。
上記炭素繊維としてはPAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、セルロース系炭素繊維等のいずれでもよい。また、等方性炭素繊維でも、異方性炭素繊維であってもよい。
上記炭素繊維としてはPAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、セルロース系炭素繊維等のいずれでもよい。また、等方性炭素繊維でも、異方性炭素繊維であってもよい。
上記繊維状フィラーは、耐摩耗性の観点から、比重が1.3以上2.0未満であることが好ましく、1.4~1.9であることがより好ましい。上記比重は、ブタノール置換法(JIS R 7222)に準拠して求めることができる。
本開示のPTFE組成物は、PTFEの含有量が、60~97質量%であることが好ましい。PTFEの含有量は、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上が更に好ましく、また、95質量%以下がより好ましく、92質量%以下が更に好ましい。
本開示のPTFE組成物は、繊維状フィラーの含有量が、3~40質量%であることが好ましい。3質量%未満であると、フィラーの充填効果が発現しないおそれがあり、40質量%を超えると、機械的物性が著しく低下するおそれがある。
繊維状フィラーの含有量は、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上が更に好ましく、また、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい。
繊維状フィラーの含有量は、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上が更に好ましく、また、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい。
本開示のPTFE組成物は、PTFE及び繊維状フィラーのみからなるものであってもよいし、必要に応じて他の成分を含んでいてもよい。
上記他の成分としては、金属、無機または有機の補強用充填材や相溶化剤、潤滑剤(フッ化カーボン、カーボングラファイト、二硫化モリブデン)、安定剤など種々の添加剤を組み合わせて配合することができる。
上記他の成分としては、金属、無機または有機の補強用充填材や相溶化剤、潤滑剤(フッ化カーボン、カーボングラファイト、二硫化モリブデン)、安定剤など種々の添加剤を組み合わせて配合することができる。
本開示のPTFE組成物は、公知の方法で製造することができる。例えば、PTFE及び繊維状フィラー、並びに、必要に応じて添加される他の成分を、V型ブレンダ―、タンブラー、ヘンシェルミキサー、ボールミキサー、レディゲミキサー等の混合機にて混合することで得ることができる。
本開示のPTFE組成物は、延伸加工性に優れるため、シート、チューブ、リング、延伸膜等に成形して用いることができる。本開示はまた、上記PTFE組成物を延伸加工して得られた成形品を提供する。上記成形品の形状は特に限定されないが、シート状、チューブ状、リング状等が挙げられる。
上記成形品は、従来公知の延伸加工方法により製造することができる。
上記成形品は、従来公知の延伸加工方法により製造することができる。
本開示のPTFE組成物はまた、摺動材としても用いることができる。摺動材を含む製品としては、各種ギア、すべり摩擦または転がり摩擦機構のベアリング、軸受け等、ブレーキ、クラッチ部品等、ピストンリング、各種シール部材などが挙げられる。好適な用途としては、自動車の自動変速機、連続無段可変変速機をはじめとする各種の油圧機器などに用いられるシールリングが挙げられる。すなわち、本開示は、上記樹脂組成物を成形してなるシールリングをも提供する。
例えば、PTFE及び繊維状フィラーを上記の混合機にて混合して樹脂組成物を得た後、圧縮成形などの成形法により成形し、成形体を350~380℃で0.5~10時間焼成した後、得られた焼成体を切削加工等により加工することで所望の成形体(シールリング等)を得てもよい。
さらに、炭酸ガス、天然ガス、代替フロン、空気、ヘリウムガスなどが使用されているコンプレッサー用シール(チップシール、ピストンリング)、高層建築物用の高水圧シール、トラック、バス、自動車などのパワーステアリングシールリング、ショベルカー、フォークリフト、ブルドーザーまたは釘打ち機等の建設機械関連のシール軸受としても使用可能である。
例えば、PTFE及び繊維状フィラーを上記の混合機にて混合して樹脂組成物を得た後、圧縮成形などの成形法により成形し、成形体を350~380℃で0.5~10時間焼成した後、得られた焼成体を切削加工等により加工することで所望の成形体(シールリング等)を得てもよい。
さらに、炭酸ガス、天然ガス、代替フロン、空気、ヘリウムガスなどが使用されているコンプレッサー用シール(チップシール、ピストンリング)、高層建築物用の高水圧シール、トラック、バス、自動車などのパワーステアリングシールリング、ショベルカー、フォークリフト、ブルドーザーまたは釘打ち機等の建設機械関連のシール軸受としても使用可能である。
つぎに本開示のPTFE組成物を実施例をあげて説明するが、本開示のPTFE組成物はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例で用いる原料化合物を説明する。
(1)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
PTFE(A)
商品名:ポリフロンM-18F、ダイキン工業株式会社製、標準比重(SSG):2.164、融点:344.9℃
(2)繊維状フィラー
[カーボンファイバー(A)]
平均繊維長53.0μm、繊維長160μm超の割合0.5質量%、繊維長80μm未満の割合94.0質量%、アスペクト比:3.9
[カーボンファイバー(B)]
平均繊維長56.0μm、繊維長160μm超の割合3.0質量%、繊維長80μm未満の割合81.0質量%、アスペクト比:3.9
[カーボンファイバー(C)]
平均繊維長114.0μm、繊維長160μm超の割合21.0質量%、繊維長80μm未満の割合43.0質量%、アスペクト比:9.5
[カーボンファイバー(D)]
平均繊維長118.0μm、繊維長160μm超の割合10.0質量%、繊維長80μm未満の割合52.0質量%、アスペクト比:8.7
PTFE(A)
商品名:ポリフロンM-18F、ダイキン工業株式会社製、標準比重(SSG):2.164、融点:344.9℃
(2)繊維状フィラー
[カーボンファイバー(A)]
平均繊維長53.0μm、繊維長160μm超の割合0.5質量%、繊維長80μm未満の割合94.0質量%、アスペクト比:3.9
[カーボンファイバー(B)]
平均繊維長56.0μm、繊維長160μm超の割合3.0質量%、繊維長80μm未満の割合81.0質量%、アスペクト比:3.9
[カーボンファイバー(C)]
平均繊維長114.0μm、繊維長160μm超の割合21.0質量%、繊維長80μm未満の割合43.0質量%、アスペクト比:9.5
[カーボンファイバー(D)]
平均繊維長118.0μm、繊維長160μm超の割合10.0質量%、繊維長80μm未満の割合52.0質量%、アスペクト比:8.7
実験例で評価する特性の各種測定方法について説明する。
圧縮強度
実施例1~2、比較例1~2の各樹脂組成物210gを成形圧力49.0MPaで加圧成形した後、370℃で焼成し、円柱状成形体(外径50mm、高さ50mm)を得た。この成形体から圧縮強度試験用の試験片(外径10mm、高さ20mm)を作製し、島津製作所製のオートグラフAG-Iを用いて、試験片高さが25%変形するまで、10mm/minの速度で圧縮し、その際の応力を測定した。
実施例1~2、比較例1~2の各樹脂組成物210gを成形圧力49.0MPaで加圧成形した後、370℃で焼成し、円柱状成形体(外径50mm、高さ50mm)を得た。この成形体から圧縮強度試験用の試験片(外径10mm、高さ20mm)を作製し、島津製作所製のオートグラフAG-Iを用いて、試験片高さが25%変形するまで、10mm/minの速度で圧縮し、その際の応力を測定した。
ピンホール
実施例1~2、比較例1~2の各樹脂組成物210gを成形圧力30MPaで加圧成形した後、370℃で焼成し、円柱状成形体(外径50mm、高さ50mm)を得た。この成形体をスカイブ加工することで厚みがおよそ0.13mmのシートを作製した。このシートを島津製作所製のオートグラフAGS-J引張試験機を用いて、延伸倍率が2倍になるまで、50mm/minの速度で延伸し、その際に生じる成形体のピンホールの数を観察した。ピンホールの観察には実態顕微鏡の40倍像を任意で10視野分撮影し、その平均を算出した。
実施例1~2、比較例1~2の各樹脂組成物210gを成形圧力30MPaで加圧成形した後、370℃で焼成し、円柱状成形体(外径50mm、高さ50mm)を得た。この成形体をスカイブ加工することで厚みがおよそ0.13mmのシートを作製した。このシートを島津製作所製のオートグラフAGS-J引張試験機を用いて、延伸倍率が2倍になるまで、50mm/minの速度で延伸し、その際に生じる成形体のピンホールの数を観察した。ピンホールの観察には実態顕微鏡の40倍像を任意で10視野分撮影し、その平均を算出した。
カーボンファイバーの平均繊維長(重量基準)、繊維長160μm超の割合、繊維長80μm未満の割合は、走査型電子顕微鏡の200倍像を任意で10視野分撮影し、200本の繊維長を計測してその繊維長の分布より算出した。
実施例1
懸濁重合により得られたポリテトラフルオロエチレン樹脂の粉末(上記PTFE(A))を90質量部と、カーボンファイバー(A)を10質量部とをヘンシェルミキサーを用いて混合し、PTFE組成物を得た。
懸濁重合により得られたポリテトラフルオロエチレン樹脂の粉末(上記PTFE(A))を90質量部と、カーボンファイバー(A)を10質量部とをヘンシェルミキサーを用いて混合し、PTFE組成物を得た。
実施例2及び比較例1~2
繊維状フィラーの種類を表1に記載のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてPTFE組成物を得た。
繊維状フィラーの種類を表1に記載のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてPTFE組成物を得た。
表1からわかるように、平均繊維長が100μm以下であり、160μm超のカーボンファイバー割合が15質量%以下であることによって、優れた圧縮強度を有しながら、ピンホールの数が少なく、破断もしない成形品が得られることがわかる。
Claims (5)
- ポリテトラフルオロエチレンと繊維状フィラーとを含み、
前記繊維状フィラーは、平均繊維長が100μm以下であり、かつ、繊維長160μm超の割合が15質量%以下である
ことを特徴とするポリテトラフルオロエチレン組成物。 - 前記繊維状フィラーは、繊維長80μm未満の割合が75質量%以上である請求項1記載のポリテトラフルオロエチレン組成物。
- 前記繊維状フィラーは、炭素繊維及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2記載のポリテトラフルオロエチレン組成物。
- 前記ポリテトラフルオロエチレンの含有量は、60~97質量%である請求項1、2又は3記載のポリテトラフルオロエチレン組成物。
- 前記繊維状フィラーの含有量は、3~40質量%である請求項1、2、3又は4記載のポリテトラフルオロエチレン組成物。
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