WO2018207659A1 - ワイヤーハーネスの固定構造、及びワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネスの固定構造、及びワイヤーハーネス Download PDF

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悠 中野
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Abstract

クランプ孔を形成してクランプ固定することが適切でない取付対象に対しても、車両組立時に簡易にワイヤーハーネスを固定することができる技術を提供することを目的とする。ワイヤーハーネスの固定構造は、第1層と、前記第1層よりも軟らかい第2層とを含む板状部材と、前記板状部材に沿って配設された電線と、前記電線に取付けられ前記電線を前記板状部材に固定する固定用部材とを含むワイヤーハーネスと、を備える。前記固定用部材は、前記第1層に対して貫通可能に形成されると共に貫通した状態で係止している貫通係止片と、前記貫通係止片と間隔をあけて設けられて前記貫通係止片が前記板状部材の表面を突き付けることを規制する規制片と、前記貫通係止片と前記規制片とを連結する柱部とを備える。

Description

ワイヤーハーネスの固定構造、及びワイヤーハーネス
 この発明は、ワイヤーハーネスを取付対象に固定する技術に関する。
 ワイヤーハーネスを取付対象に固定する技術が、例えば、特許文献1、2に記載されている。特許文献1は、クランプ(クリップなどとも言う)を用いてワイヤーハーネスを取付対象に固定する技術を開示している。また特許文献2は、ルーフライニング(ヘッドライニング、ルーフトリムなどとも言う)にルーフハーネスを固定する技術を開示している。
 ここで、特許文献1のようにクランプを用いてワイヤーハーネスを固定する場合、取付対象にクランプ固定用の孔を形成する必要が有る。しかしながら、ワイヤーハーネスの取付対象が特許文献2に記載のルーフライニングなどのように室内に露出する部材である場合、当該部材にクランプ固定用の孔を形成し、その孔にクランプを挿入係止させると、係るクランプが室内に露出する恐れがある。このように、取付対象によっては、クランプ固定用の孔を形成してクランプを固定する技術を適用することが適切でない場合もある。
 このため特許文献2では、粘着テープ又はホットメルト等の接着剤によってルーフハーネスをルーフライニングに固定している。
特開2012-10474号公報 特開2000-335329号公報
 しかしながら、粘着テープ又はホットメルト等の接着剤による固定方法では、車両組立時の作業工数が増える恐れがある。
 そこで、本発明は、クランプ孔を形成してクランプ固定することが適切でない取付対象に対しても、車両組立時に簡易にワイヤーハーネスを固定することができる技術を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1層と、前記第1層における第1主面の側に積層され、前記第1層よりも軟らかい第2層とを含み車両に内装される板状部材と、前記板状部材に沿って配設された電線と、前記電線に取付けられ前記電線を前記板状部材に固定する固定用部材とを含むワイヤーハーネスと、を備え、前記固定用部材は、先端部が前記第1層に対して前記第1主面とは反対側の第2主面の側から貫通可能に形成されると共に貫通した状態で前記第1主面の側に係止している貫通係止片と、前記貫通係止片と間隔をあけて設けられて前記貫通係止片が前記板状部材の表面を突き付けることを規制する規制片と、前記貫通係止片と前記規制片とを連結する柱部とを備える。
 第2の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造であって、前記板状部材は、前記第2層に対して前記第1層側とは反対側に積層され、前記第2層よりも硬い第3層をさらに含む。
 第3の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造であって、前記電線はフラットな状態に配設される。
 第4の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第3の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造であって、前記ワイヤーハーネスは、シート状に形成され、前記電線が縫付又は溶着によって固定された電線固定シート部をさらに含む。
 第5の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1から第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの固定構造であって、前記ワイヤーハーネスは、シート状に形成され、前記固定用部材が取付けられると共に前記規制片と前記第1層との間に介在する固定用部材取付シート部をさらに含む。
 第6の態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1から第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスの固定構造であって、前記固定用部材は、前記貫通係止片及び前記柱部を含み、前記柱部に穴が形成された第1部材と、前記穴に挿入されて前記貫通係止片が前記板状部材に係止した状態を維持する挿入部を含む第2部材と、を備える。
 第7の態様に係るワイヤーハーネスは、第1層と、前記第1層における第1主面の側に積層され、前記第1層よりも軟らかい第2層とを含み車両に内装される板状部材に沿って配設される電線と、前記電線に取付けられ、前記電線を前記板状部材に固定する固定用部材と、を備え、前記固定用部材は、先端部が前記第1層に対して前記第1主面とは反対側の第2主面の側から貫通可能に形成されると共に貫通した状態で前記第1主面の側に係止している貫通係止片と、前記貫通係止片と間隔をあけて設けられて前記貫通係止片が前記板状部材の表面を突き付けることを規制する規制片と、前記貫通係止片と前記規制片とを連結する柱部と、を備える。
 第1から第7の態様によると、固定用部材を直接、板状部材における第1層に貫通させてそのまま係止させることができる。この際、第2層が第1層よりも軟らかいため、貫通係止片が第2層を貫通しにくい。このため、貫通係止片が露出することを抑制することができる。以上より、クランプ孔を形成してクランプ固定することが適切でない取付対象に対しても、車両組立時に簡易にワイヤーハーネスを固定することができる。
 貫通係止片が第2層を貫通していない場合、第2層のうち貫通係止片に押される部分が盛り上がることが考えられる。この場合でも、第2の態様によると、第3層が第2層よりも硬いため、第3層での盛り上がりが抑制される。従って、第3層側が室内側であると、室内側から貫通係止片に係る盛り上がりを特定しにくくなる。また、貫通係止片が第2層を貫通してしまった場合でも、第3層があることによって貫通係止片の露出を抑制できる。この場合、例えば、第3層が貫通係止片より硬いことによって第3層に達した貫通係止片の貫通を直接抑制することが考えられる。また例えば、第2層から露出する貫通係止片の先端の長さ寸法よりも第3層の厚みが厚いことによって貫通係止片が第3層を突き抜けることを抑制することが考えられる。
 例えば、固定用部材を同じ材料で異なる形状に形成した場合、貫通係止片に係る貫通性能(第1層への貫通しやすさ)と、係止性能(貫通後に第1層に係止した際の抜けにくさ)とは背反に近い関係となることが考えられる。この場合でも第3の態様によると、電線がフラットな状態に配設されることによって車両の振動に起因して電線が振れた場合に、その振れ幅を小さく抑えることができる。このため、貫通係止片の係止性能が低い場合でも、固定用部材が板状部材から外れにくくなる。これにより、必要な貫通性能及び係止性能を両立させやすくなる。
 特に、第4の態様によると、電線を簡易にフラットな状態に配設可能となる。また、電線固定シート部に固定用部材を挿して取付けることも可能となる。
 特に、第5の態様によると、第1層の厚みが異なる複数種類の板状部材に対して、同じ種類の固定用部材を用いる場合に、固定用部材取付シート部によって、その差を吸収できる。
 特に、第6の態様によると、挿入部が穴に挿入されていることによって、貫通係止片が板状部材に係止した状態を維持しやすくなる。また、挿入部が穴に対して貫通係止片の係止状態を維持可能な位置の手前にある状態で、貫通係止片を小さくすることもできる。これにより、貫通係止片を板状部材に対して貫通容易とすることができる。
実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造及びその組付対象を示す概略分解斜視図である。 実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造を示す概略平面図である。 図2のIII-III線に沿って切断した断面図である。 実施形態に係るワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 ワイヤーハーネスの変形例を示す概略斜視図である。 実施形態に係る固定用部材を示す概略斜視図である。 ワイヤーハーネスの固定構造の第1変形例を示す概略断面図である。 ワイヤーハーネスの固定構造の第2変形例を示す概略断面図である。 ワイヤーハーネスの固定構造の第3変形例を示す概略断面図である。 ワイヤーハーネスを板状部材に固定する様子を示す説明図である。 電線の変形例を示す概略断面図である。 固定用部材の第1変形例を示す概略断面図である。 固定用部材の第2変形例を示す概略正面図である。 第2変形例に係る固定用部材が弾性変形する様子を示す説明図である。 第2変形例に係る固定用部材を備えるワイヤーハーネスの固定構造を示す概略断面図である。
 {実施形態}
 以下、実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造1及びその組付対象となる車体80を示す概略分解斜視図である。図2は、実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造1を示す概略平面図である。図3は、図2のIII-III線に沿って切断した断面図である。
 実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造1は、板状部材10と、板状部材10に固定されるワイヤーハーネス20とを備える。
 板状部材10は、車両に内装される部材である。具体的には、板状部材10は、第1層12と、第2層14とを含む。さらにここでは板状部材10は、第3層16を含む。
 第2層14は、第1層12よりも軟らかく形成されている。第3層16は、第2層14よりも硬く形成されている。なお、第1層12と第3層16とは、第1層12の方が硬くてもよいし、第3層16の方が硬くてもよいし、同じ硬さであってもよい。
 第2層14は、第1層12の第1主面12a側に積層される。第3層16は、第2層14に対して第1層12とは反対側に積層される。従って第1層12、第2層14、及び第3層16は、この順で積層している。以下では、板状部材10は、第1層12に対して第2層14が位置する側の表面が室内側を向くように内装されるものとして説明するが、第2層14に対して第1層12が位置する側の表面が室内側を向くように内装されるものであってもよい。
 より詳細には、ここでは、板状部材10がルーフライニングであるものとして説明する。従って板状部材10は車体80における天井部82の内面に取付けられる。もっとも、板状部材10は、ドアトリム等の他の車両に内装される部材であることも考えられる。この際、ワイヤーハーネスの固定構造1は、板状部材10の一方表面が室内に露出するような場合に好適である。
 係るルーフライニングとしては、例えば、吸音又は断熱等を目的とした発泡樹脂層と、当該発泡樹脂層の両面にそれぞれ設けられて発泡樹脂層を補強する補強層とを備えるものが知られている。以下では、板状部材10における第2層14が上記発泡樹脂層であり、第1層12及び第3層16が上記補強層であるものとして説明する。係る発泡樹脂層の材料となる樹脂としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂等を用いることができる。また係る補強層としては、発泡樹脂層とは別に設けられた板材を、発泡樹脂層を構成する板材に接合させるものであることが考えられる。この場合、補強層を構成する板材としては、例えば、樹脂製の板材のほか、ガラス繊維、炭素繊維、バサルト繊維、天然繊維、有機繊維等製の板材、又は不織布など考えられる。また、係る補強層としては、いわゆるスキン層であることも考えられる。スキン層は、発泡樹脂層を形成する際に同一樹脂によって表面に形成された硬質の層である。なお、第1層12及び第3層16は同じ種類のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。
 なお、板状部材10がルーフライニングである場合、第3層16に対して、第2層14とは反対側に図示省略の表皮層が積層されることが考えられる。表皮層は、例えば、不織布、織布、編布等を材料として形成される。表皮層における第3層16側とは反対側の主面が、板状部材10の室内側表面とされ、室内に露出する。また、第1層12に対して第2層14とは反対側に裏面層としてフィルム等が積層されることも考えられる。第1層12における第1主面12a、又は裏面層が積層される場合において裏面層における第1層12側とは反対側の主面が、板状部材10における車体80側表面とされる。以下では、板状部材10における室内側表面を単に表面と称すると共に、板状部材10における車体80側表面を裏面と称することがある。
 板状部材10における各層の厚みは、板状部材10に要求される仕様に基づいて適宜設定される。ここで、板状部材10において、一部に厚みの異なる部分が存在する場合があり得る。例えば、板状部材10は、一旦平板状に形成された後、加熱及び冷間プレスされることによって一部が曲げ変形されるなどして所望形状に成形されることが考えられる。この場合、加熱及び冷間プレスされることによって曲げ変形した部分が、曲げ変形しなかった部分よりも厚みが薄くなる場合があり得る。
 板状部材10には、開口部18が形成されている。係る開口部18は例えば、照明などの電装品が配設される部分である。従って、ワイヤーハーネス20は、板状部材10に対して当該開口部18を避けるようにして配設される。
 図4は、実施形態に係るワイヤーハーネス20を示す概略斜視図である。
 ワイヤーハーネス20は、電線22と、固定用部材50とを含む。ここでは、ワイヤーハーネス20は、電線固定シート部30をさらに含む。またここでは、ワイヤーハーネス20は、固定用部材取付シート部40をさらに含む。
 電線22は、板状部材10に沿って配設されている。より詳細には、電線22は、長手方向に沿った少なくとも一部の領域で板状部材10に重なるように配設されている。電線22として例えば芯線と芯線を覆う絶縁被覆とを含む絶縁電線を用いることが考えられる。芯線は、銅又はアルミニウム等の導電性材料によって形成される。芯線は単線であってもよいし、撚線であってもよい。絶縁被覆は、PVC(polyvinyl chloride)、PE(polyethylene)、PP(polypropylene)などの樹脂等が芯線の外周に押出成形されて形成されたものであってもよいし、芯線の外周に塗布されたワニス(エナメル塗料ともいう)等が焼き付けられて形成されたものであってもよい。
 電線22は、少なくとも1本含まれていればよい。ここでは、電線22は複数含まれている。複数の電線22は板状部材10に対してフラットな状態に配設される。本実施形態に示す例では、複数の電線22は、束となった状態で板状部材10の外側から板状部材10に向けて延びる。この際、複数の電線22は、途中で分岐して板状部材10における複数個所に向けてそれぞれ延びる。このとき各枝線部23は、板状部材10の縁部に近い位置において分岐し、開口部18等の電線22を配線するのに不適合な箇所等を避けつつ各接続相手となる相手側部材90の位置までなるべく最短経路を通って延びている。図2に示す例では、すべての枝線部23の末端部が板状部材10上で相手側部材90に接続されているが、一部の枝線部が板状部材を通過して車両後方に延びることもあり得る。なお、相手側部材90としては、照明部材のほかに、例えば、センサ、アンテナ等である場合が考えられる。
 各枝線部23は、例えば、端部にそれぞれ設けられたコネクタ24を介して、車両に搭載される相手側部材90に接続される。
 電線固定シート部30は、シート状に形成されている。電線22は、電線固定シート部30に対して固定されている。これにより、電線22の経路規制がなされている。電線固定シート部30を構成する材料は特に限定されるものではない。例えば、図4に示す例では、電線22は、電線固定シート部30に対して糸32によって縫い付けられることによって固定されている。この場合、電線固定シート部30は、電線22を縫い付け可能なものであればよい。
 電線22の縫付方法としては、ミシンを使って縫い付けるものであってもよいし、もちろん手で縫い付けるものであってもよい。ミシンを使って縫い付ける場合、例えば、ミシンにおける上糸及び下糸を、電線22とは別に用意する場合、又はミシンにおける上糸及び下糸の一方に電線22を用いる場合などが考えられる。
 もっとも、電線固定シート部30に対する電線22の固定方法は、縫付に限られるものではない。例えば、図5に示すワイヤーハーネス120のように電線22は、電線固定シート部30に対して溶着によって固定されていてもよい。この場合、電線固定シート部30は、電線22を溶着可能なものであればよい。係る溶着方法としては、超音波溶着、レーザー溶着のほか熱溶着等であってもよい。また、例えば、電線22は、接着剤又は粘着テープ等によって電線固定シート部30に対して固定されていてもよい。また、電線固定シート部が2層のシート材を含み、電線22が当該2層のシート材に挟み込まれることによって固定されていてもよい。
 ここで、電線固定シート部30を構成するシート材は、枝線部23ごとに別に設けられているが、複数の枝線部23が1つのシート材に固定されている場合もあり得る。
 また、図2に示す例では電線22は、電線固定シート部30に対して直線状に配設されているが、途中で曲がって配設される部分があってもよい。例えば、枝線部23aは開口部18を避けるために曲がって配設され、当該曲げの前後で異なるシート材に固定されているが、当該曲げの部分及びその前後の部分が、1枚の同じシート材に固定されていてもよい。また例えば、分岐位置からの最短経路における電線22の延在方向と、電線22端部に設けられたコネクタ24と相手側部材90に設けられた受側コネクタとの嵌合方向とが異なる場合、電線22のうち端部のコネクタ24から延出した付近の部分が曲げられることが考えられる。この場合、当該曲がった部分が電線固定シート部30に固定されることも考えられる。
 また電線固定シート部30は、電線22に対して1方から覆う1枚のシート材を含んでいる。そして電線22は、電線固定シート部30の一方の主面上に配設されて固定されている。そしてシート材が板状部材10側となるようにワイヤーハーネス20が板状部材10上に配設されている。もっとも、電線22が板状部材10側となるようにワイヤーハーネス20が板状部材10上に配設されていてもよい。また電線22は、途中で電線固定シート部30の一方の主面上から他方の主面上へ移ることもあり得る。
 図6は、実施形態に係る固定用部材50を示す概略斜視図である。
 固定用部材50は、電線22に取付けられる。固定用部材50は、電線22を板状部材10に固定する部材である。具体的には、固定用部材50は、貫通係止片52と、規制片54と、柱部56とを備える。固定用部材50は例えば、樹脂または金属等を材料として形成される。固定用部材50は例えば、型を用いた一体成形品であることが考えられる。
 貫通係止片52は、先端部52aが第1層12に対して第1主面12aとは反対側の第2主面12b側から貫通可能に形成される。つまり貫通係止片52は、板状部材10における裏面から貫通可能に形成される。貫通係止片52は、板状部材10における孔が形成されていない部分に貫通可能である。また貫通係止片52は、第1層12を貫通した状態で第1主面12a側に係止している。貫通係止片52は、例えば錐体状(ここでは、円錐状)に形成されている。貫通係止片52が錐体状に形成されることにより、型を用いて固定用部材50を一体成型する際に型抜きが容易となる。円錐の底部52bが柱部56と連結される部分であり、また、第1層12を貫通した状態で第1主面12a側に係止する部分である。また、円錐の頂点が貫通係止片52における先端部52aである。
 規制片54は、貫通係止片52と間隔をあけて設けられる。規制片54は、貫通係止片52が板状部材10の表面を突き付けることを規制する。例えば規制片54は、第1層12の第2主面12b又は板状部材10における裏面に引っ掛かって係止し、もって、それ以上貫通係止片52が貫通方向前方に進むことを規制する。従って、規制片54の形状および大きさは、貫通係止片52が第1層12及びそれより裏面側の層を貫通した際に、第1層12及びそれより裏面側の層に形成される孔の周縁に引っ掛かり可能な形状及び大きさであればよい。ここでは規制片54は、貫通係止片52と軸心を同じにする円板状に形成されている。この場合、規制片54は貫通係止片52と同じかそれよりも大きく形成されているとよい。なお、図6に示すように、規制片54のうち柱部56と連結される面とは反対側の主面(以下、規制片54の底面と称することがある)の外縁は湾曲面状に面取された形状であることが好ましい。
 柱部56は、貫通係止片52と規制片54とを連結する。ここでは、柱部56は、貫通係止片52の底部52bよりも細く、かつ規制片54よりも細い柱状(ここでは円柱状)に形成されている。また柱部56は、その軸心が貫通係止片52の軸心及び規制片54の軸心と一致している。固定用部材50が板状部材10に挿し込まれた状態で、柱部56の少なくとも一部は、第1層12内に位置する。また固定用部材50が固定用部材取付シート部40に取付けられた状態で、柱部56の少なくとも一部は、固定用部材取付シート部40内に位置する。
 固定用部材取付シート部40は、シート状に形成されている。固定用部材取付シート部40は、固定用部材50が取付けられる部分である。固定用部材取付シート部40は、規制片54と第1層12との間に介在している。例えば、固定用部材取付シート部40は、電線固定シート部30と同じシート材であることが考えられる。この場合、1枚のシート材において、電線22の固定に使用されていない部分、例えば、糸32が縫い付けられていない部分、又は電線22の被覆と溶着されていない部分などを固定用部材取付シート部40として用いることができる。図2に示す例では、固定用部材取付シート部40が電線22の側方に設けられている、つまり固定用部材50が取付けられる位置が電線22に対して側方の位置であるが、このことは必須の構成ではない。例えば、図7に示すように、固定用部材50が並列に並ぶ複数の電線22の間に取付けられるものであってもよい。また例えば、図8に示すように、固定用部材50が電線22の下方に取付けられるものであってもよい。この場合、例えば、1枚のシート材に対して電線22のうち長手方向に沿った一部の領域を固定せず、当該1枚のシート材において電線22と重なる部分であって電線22が固定されていない部分に固定用部材50が取付けられることが考えられる。
 また例えば、図9に示すように、固定用部材取付シート部140は、電線固定シート部30とは別に設けられて、電線固定シート部30に接合されていてもよい。接合方法は、接着剤142のほか、溶着、両面粘着テープ等が考えられる。また、図9に示す例では、固定用部材取付シート部140は、電線固定シート部30に対して電線22が配設される主面30aとは反対側主面30bに接合されているが、電線22が配設される主面30aに接合されるものであってもよい。この場合、固定用部材取付シート部140と、電線固定シート部30とで電線22を挟むものであってもよい。
 また同じく図9に示すように、固定用部材50は、電線22に対して両側方に設けられていてもよい。もちろん図2に示すように固定用部材取付シート部40と電線固定シート部30とが1枚のシート材である場合にも、固定用部材50が電線22に対して両側方に設けられていてもよい。
 固定用部材50を固定用部材取付シート部40に取付けるに当たり、固定用部材取付シート部40を構成するシート材には固定用部材50を挿通する孔が予めあけられていてもよいし、あけられていなくてもよい。固定用部材50を挿通する孔が予めあけられている場合、貫通係止片52を通すものであってもよいし、規制片54を通すものであってもよい。孔が貫通係止片52を通すものである場合、例えば、貫通係止片52の底部52bよりも小さい円状に形成されることが考えられる。また、孔が規制片54を通すものである場合、例えば、規制片54の直径と同程度の長さ寸法を有するスリット状に形成されることが考えられる。また、固定用部材50を挿通する孔が予めあけられていない場合、貫通係止片52を突き刺して貫通させることが考えられる。
 ここで、固定用部材50を用いてワイヤーハーネス20を板状部材10に固定する動作について説明する。図10は、ワイヤーハーネス20を板状部材10に固定する様子を示す説明図である。
 まずは、図3に示すように、固定用部材50が電線22に対して固定されたワイヤーハーネス20を準備する。そして、ワイヤーハーネス20を板状部材10に対して配設形態に応じた形態に配設する。
 その後、図10に示すように、固定用部材50の貫通係止片52の先端部52aを板状部材10の裏面に向けた状態とする。この際、板状部材10において貫通係止片52の前方に位置する部分は、予め孔が形成されていない部分である。この状態で、規制片54の底面を押圧して、貫通係止片52を板状部材10に対して裏面から挿し込んでいく。
 そして、規制片54が固定用部材取付シート部40を介して板状部材10の裏面に引っ掛かったら、それ以上の押圧を停止する。これにより、図3に示すように、貫通係止片52が第1層12を通過し、その底部52bが第1層12の第1主面12a側に係止する。なお、貫通係止片52の底部52bは、第2層14の一部を巻き込みつつ第1層12の第1主面12aに係止することもあり得る。
 ここで、貫通係止片52の底部52bが第1層12の第1主面12aに係止する場合、例えば以下の第1係止態様または第2係止態様のうち少なくとも一方が生じることによって引っ掛かることができると考えられる。
 まず第1係止態様は、以下の通りである。即ち、貫通係止片52を第1層12に挿し込んでいくと、貫通係止片52が第1層12からの反力を受けて底部52bの径が小さくなるように弾性変形する。この状態で、第1層12を突き抜けると、第2層14が第1層12よりも軟らかいため、貫通係止片52の弾性変形していた状態が緩和される。このため、貫通係止片52の底部52bが、貫通係止片52の貫通に伴い第1層12に形成された孔よりも外側に広がり、当該孔の周縁に引っ掛かることができるというものである。
 また第2係止態様は以下の通りである。即ち、貫通係止片52を第1層12に挿し込んでいくと、第1層12が貫通係止片52から力を受けて貫通係止片52に対して放射状に広がるように弾性変形した状態となる。この状態で貫通係止片52の貫通に伴い第1層12に形成された孔は、貫通係止片52の貫通後に第1層12の弾性変形が緩和されることによって貫通係止片52の底部52bよりも小さくなる。このため、貫通係止片52の底部52bが当該孔の周縁に引っ掛かることができるというものである。
 この際、貫通係止片52の第1層12に対する貫通のしやすさは、図10に示すように、作業者が指WSで規制片54の底面を押圧して貫通可能であることが好ましい。貫通係止片52の第1層12に対する貫通のしやすさは、貫通係止片52の形状、特に貫通係止片52の先端部52aの尖り具合、および貫通係止片52並びに第1層12を構成する材料の特性(硬さ、弾性)等によって変わるものと考えられる。
 また、第1層12の第1主面12a側に係止した貫通係止片52の第1層12に対する抜けにくさは、車両使用中に抜けないものであることが好ましい。第1層12の第1主面12a側に係止した貫通係止片52の第1層12に対する抜けにくさは、貫通係止片52の形状、特に貫通係止片52の通過後に第1層12に形成される孔に対する貫通係止片52の底部52bの広がり具合、および貫通係止片52並びに第1層12を構成する材料の特性(硬さ、弾性)等によって変わるものと考えられる。
 ここで、柱部56の長さ寸法と貫通係止片52の高さ寸法との和は、固定用部材取付シート部40の厚み寸法と板状部材10の厚み寸法との和以下であることが好ましく、固定用部材取付シート部40の厚み寸法と板状部材10のうち第2層14及びこれより裏面側の厚み寸法との和以下であることがより好ましい。これにより、貫通係止片52が板状部材10を突き抜けて表面に露出することをより確実に抑制できる。柱部56の長さ寸法と貫通係止片52の高さ寸法との和が、固定用部材取付シート部40の厚み寸法と板状部材10の厚み寸法との和より大きい場合、貫通係止片52が板状部材10を突き抜けて表面に露出することを抑制するには、固定用部材50が貫通不能となるように第3層16を形成するなどが考えられる。
 また、柱部56の長さ寸法は、板状部材10のうち第1層12及びこれより裏面側の厚み寸法以上であることが好ましく、固定用部材取付シート部40の厚み寸法と板状部材10のうち第1層12及びこれより裏面側の厚み寸法との和以上であることがより好ましい。これにより、貫通係止片52がより確実に第1層12を突き抜けてその底部52bが第1層12の第1主面12a側に引っ掛かることができる。
 なお、上述のように、1つの板状部材10の中に厚みの異なる部分がある場合があり得る。この場合でも、固定用部材取付シート部40を規制片54と第1層12との間に介在させることによって、場合によって固定用部材取付シート部40を圧縮させてその厚み寸法の差を吸収させることができる。これにより、板状部材10における厚みの異なる部分に対しても1つの固定用部材50で対応可能となる。
 あとは、すべての固定用部材50を板状部材10に押し込んで係止させることによって、ワイヤーハーネス20を板状部材10に固定することができる。なお、枝線部23が複数ある場合、一の枝線部23を配設し、当該枝線部23に設けられた固定用部材50を板状部材10に押し込んだ後、他の枝線部23を配設してもよいし、すべての枝線部23の配設が終わってから、固定用部材50を板状部材10に押し込む作業に移るものであってもよい。
 上記態様によると、固定用部材50を直接、板状部材10における第1層12に貫通させてそのまま係止させることができる。この際、第2層14が第1層12よりも軟らかいため、貫通係止片52が第2層14を貫通しにくい。このため、貫通係止片52が露出することを抑制することができる。以上より、クランプ孔を形成してクランプ固定することが適切でない取付対象に対しても、車両組立時に簡易にワイヤーハーネス20を固定することができる。また、固定用部材50を予め電線22に取付けておくことが可能であるため、この点においても車両組立時の作業工数を低減できる。
 また、貫通係止片52が第2層14を貫通していない場合、第2層14のうち貫通係止片52に押される部分が盛り上がることが考えられる。この場合でも、第3層16が第2層14よりも硬いため、第3層16での盛り上がりが抑制される。従って、第3層16側が室内側であると、室内側から貫通係止片52に係る盛り上がりを特定しにくくなる。また、貫通係止片52が第2層14を貫通してしまった場合でも、第3層16があることによって貫通係止片52の露出を抑制できる。この場合、例えば、第3層16が貫通係止片52より硬いことによって第3層16に達した貫通係止片52の貫通を直接抑制すること、または第3層16が第1層12より硬いことによって第1層12へ貫通させる際の力で第3層16へ貫通できないようにすることなどが考えられる。また例えば、第2層14から露出する貫通係止片52の先端の長さ寸法よりも第3層16の厚みが厚いことによって貫通係止片52が第3層16を突き抜けることを抑制することが考えられる。
 また、例えば固定用部材50を同じ材料で異なる形状に形成した場合、貫通係止片52に係る貫通性能(第1層12への貫通しやすさ)と、係止性能(貫通後に第1層12に係止した際の抜けにくさ)とは背反に近い関係となることが考えられる。この場合でも、電線22がフラットな状態に配設されることによって車両の振動に起因して電線22が振れた場合に、その振れ幅を小さく抑えることができる。このため、貫通係止片52の係止性能が低い場合でも、固定用部材50が板状部材10から外れにくくなる。これにより、必要な貫通性能及び係止性能を両立させやすくなる。
 また、電線固定シート部30を備えることによって電線22を簡易にフラットな状態に配設可能となる。また、電線固定シート部30を構成するシート材の空いている位置に固定用部材50を挿して取付けることも可能となる。
 また、第1層12の厚みが異なる複数種類の板状部材10に対して、同じ種類の固定用部材50を用いる場合に、固定用部材取付シート部40によって、その差を吸収できる。
 {変形例}
 実施形態において、板状部材10上において複数の電線22がフラットな状態に配設されるものとして説明したが、このことは必須の構成ではない。図11に示すように電線22は束ねられていてもよい。図11に示す例では、電線22は丸断面を有するように束ねられているが、これ以外の断面形状を有するように束ねられていてもよい。
 また、実施形態において、固定用部材50における貫通係止片52が錐体状であるものとして説明したが、このことは必須の構成ではない。例えば、図12に示す固定用部材150のように、貫通係止片152は、底部152bの外縁が規制片54側に向けて突出するような形状、換言すると、大きい錐体の底部152b側においてこれより高さの小さい錐体を除いたような形状に形成されていてもよい。貫通係止片152が図12に示すような形状に形成されると、径が小さくなる方向に底部152bが弾性変形容易となる。また、径が大きくなる方向に底部152bが弾性変形することも可能となる。
 図13は、固定用部材50の第2変形例を示す概略正面図である。第2変形例に係る固定用部材250は、貫通係止片の係止状態を維持可能である点で固定用部材50とは異なる。具体的には、固定用部材250は、第1部材251と、第2部材260とを備える。
 第1部材251は、貫通係止片252、規制片254及び柱部256を備える。貫通係止片252、規制片254及び柱部256は、上記貫通係止片52、規制片54及び柱部56と同様の形状に(ここでは、柱部256が柱部56よりも僅かに太くなるように)形成されている。第1部材251において柱部256に穴257及び貫通孔258が形成されている。
 穴257は、規制片254の底面の開口部から貫通係止片252に向けて延びている。ここでは穴257は、有底であり、その底の位置が貫通係止片252の位置とされている。もっとも、穴257の底の位置は貫通係止片252の位置まで達していなくてもよい。また、穴257は貫通係止片252の先端まで貫通しており、底がない状態であってもよい。
 貫通孔258は柱部256の側面における一の位置から反対側の位置に達する態様で形成されている。穴257と貫通孔258とは連通している。なお、貫通係止片252は、円錐形ではなく柱部256から両側方に延びる形状に形成されていてもよい。この場合、貫通係止片は、柱部256に形成された貫通孔258を挟む位置に形成されるとよい。
 第1部材251において、穴257が形成されていることによって、図14に示すように貫通係止片252が板状部材10を貫通する際に、貫通係止片252の底部252aが小さくなるように弾性変形容易となる。また、貫通孔258が形成されていることによっても、図14に示すように貫通係止片252が板状部材10を貫通する際に、貫通係止片252の底部252aが小さくなるように弾性変形容易となる。また、貫通孔258が形成されていることによって、穴257に後述する凹部268を形成するに当たって金型を用いて第1部材251を成形する際に、金型を抜きやすくなる。
 第2部材260は、穴257に挿入可能な挿入部262と、穴257への挿入部262の挿入しすぎを規制する挿入規制片264とを備える。
 挿入部262は、棒状に形成されている。挿入部262が穴257に対して挿入されることによって、係止した状態にある貫通係止片252が小さくなるように弾性変形することを抑制できる。従って、穴257と、挿入部262とが貫通係止片252の係止状態を維持する維持部として機能する。
 第1部材251と第2部材260とは、穴257への挿入部262の挿入深さが第1深さとなった状態で係止可能であることが好ましい。第1深さは、板状部材10への貫通係止片252の係止状態を維持可能な深さであり、ここでは挿入部262が穴257の奥まで達した深さである。
 さらに、第1部材251と第2部材260とは、穴257への挿入部262の挿入深さが第2深さとなった状態で係止可能であることがより好ましい。第2深さは、第1深さよりも浅く設定されている。第2深さは、第1部材251を板状部材10に貫通させる際に、穴257へ挿入された挿入部262が貫通係止片252の弾性変形を阻害しにくい深さである。例えば、固定用部材250における第1部材251が固定用部材取付シート部40に取付けられると共に、第2部材260が第2深さの位置で第1部材251に係止した状態がワイヤーハーネス220の形態とされることが考えられる。この場合、係るワイヤーハーネス220が車両の組立工場に搬送されて、貫通係止片252が板状部材10に貫通係止した後に第2部材260が第1部材251に対してさらに挿入される。そして、第2部材260が第1部材251に対して第1深さの位置で係止することによってワイヤーハーネスの固定構造201とされる。
 第1部材251と第2部材260とが、穴257への挿入部262の挿入深さが第1深さ、第2深さで係止可能である構成として、例えば、穴257の内周面と、挿入部262の外周面との一方に突起267が形成されると共に他方に突起267が係止する凹部268が形成されることが考えられる。ここでは、穴257の内周面に凹部268が形成されている。また、挿入部262の外周面に突起267が形成されている。ここでは、穴257の深さ方向に沿って間隔をあけて2つの凹部268a、268bが形成されている。このうち穴257の奥に近い位置に形成された凹部268aに突起267が係止した状態が、穴257への挿入部262の挿入深さが第1深さとなった状態である。また、穴257の入口に近い位置に形成された凹部268bに突起267が係止した状態が、穴257への挿入部262の挿入深さが第2深さとなった状態である。
 このとき突起267および凹部268は、第1部材251に対する第2部材260の挿入方向後方への係止力が、挿入方向前方への係止力よりも大きくなっている。つまり、突起267および凹部268は、第1部材251に対する第2部材260の抜け止により効果を発揮する。ここで、第1深さでの第1部材251に対する第2部材260の挿入方向前方への移動の規制は、挿入規制片264が補っている。
 挿入規制片264は、例えば、規制片254と同様に平板状(ここでは円板状)に形成される。挿入規制片264は、ここでは、規制片254よりも小さく形成されているが、規制片254と同じ大きさに形成されていてもよいし、規制片254より大きく形成されていてもよい。挿入規制片264は、挿入部262が穴257に対して第1深さまで挿入された状態で、穴257の周縁に引っ掛かり可能とされている。これにより、穴257に対して挿入部262がそれ以上挿入されることを抑制する。
 ここで、穴257の内周面の形状と挿入部262の外周面の形状とは、特に限定されるものではなく、円形状であってもよいし、角形状であってもよい。また、穴257の内周面の形状と挿入部262の外周面の形状とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
 また、挿入部262は、穴257と同じ大きさに形成されていてもよいし、穴257よりも大きく形成されていてもよい。挿入部262が、穴257よりも大きく形成されている場合、挿入部262が挿入されることによって、貫通係止片252が広がるように形成されていてもよい。また挿入部262は、板状部材10への貫通係止片252の係止状態を維持可能であれば、穴257より小さく形成されていてもよい。
 また、挿入部262と穴257との相対的な大きさが、長手方向に沿って異なるように形成されていることも考えられる。この場合、例えば、挿入部と穴とのうち挿入部が最初に穴に挿入されるときから第2深さの位置までの間に対応する部分では、挿入部が穴と同じかそれより小さく形成されると共に、第2深さから第1深さまでの間に対応する部分では、挿入部の方が穴よりも大きく形成されていることなどが考えられる。この場合、第2深さの位置までは、挿入部が穴と同じかそれよりも小さいため、挿入力を小さくできる。第2深さの位置から第1深さの位置までは、挿入部が穴よりも大きいため挿入力を大きくでき、もって板状部材10への係止前の誤挿入を抑制できる。また、板状部材10への係止後に、挿入部のうち穴よりも大きい部分が貫通係止片252を広げることができる。
 係る固定用部材250を用いて電線22を板状部材10に固定するには以下のようにするとよい。
 即ち、まず固定用部材250における第1部材251を固定用部材取付シート部40に取付ける。そして、第1部材251が固定用部材取付シート部40に取付けられたワイヤーハーネス220を車両の組立工場に搬送する。この際、上述したように第2部材260は、第1部材251と第2深さの位置で係止した状態で搬送されるとよい。もっとも、第2部材260は、第1部材251と係止していない状態、つまり第1部材251とは別に搬送されるものであってもよい。
 次に、車両の組立工場において、ワイヤーハーネス220を板状部材10に沿って配設させた状態で、ワイヤーハーネス220における第1部材251を板状部材10に貫通させる。このとき、上述したように、穴257及び貫通孔258が形成されているため、貫通係止片252が小さくなるように弾性変形しやすくなる。このため、第1部材251を板状部材10に貫通させやすい。
 第1部材251を板状部材10に貫通させたら、次に、第2部材260を第1部材251に対してさらに挿入して第1深さの位置で係止させる。以上により、図15に示すように、固定用部材250が板状部材10に貫通係止した状態となり、さらに係止状態が維持された状態となる。
 なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
 以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
 1 ワイヤーハーネスの固定構造
 10 板状部材
 12 第1層
 12a 第1主面
 12b 第2主面
 14 第2層
 16 第3層
 18 開口部
 20 ワイヤーハーネス
 22 電線
 24 コネクタ
 30 電線固定シート部
 40 固定用部材取付シート部
 50 固定用部材
 52 貫通係止片
 52a 先端部
 52b 底部
 54 規制片
 56 柱部
 80 車体
 82 天井部
 90 相手側部材

Claims (7)

  1.  第1層と、前記第1層における第1主面の側に積層され、前記第1層よりも軟らかい第2層とを含み車両に内装される板状部材と、
     前記板状部材に沿って配設された電線と、前記電線に取付けられ前記電線を前記板状部材に固定する固定用部材とを含むワイヤーハーネスと、
     を備え、
     前記固定用部材は、
     先端部が前記第1層に対して前記第1主面とは反対側の第2主面の側から貫通可能に形成されると共に貫通した状態で前記第1主面の側に係止している貫通係止片と、
     前記貫通係止片と間隔をあけて設けられて前記貫通係止片が前記板状部材の表面を突き付けることを規制する規制片と、
     前記貫通係止片と前記規制片とを連結する柱部とを備える、ワイヤーハーネスの固定構造。
  2.  請求項1に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
     前記板状部材は、前記第2層に対して前記第1層側とは反対側に積層され、前記第2層よりも硬い第3層をさらに含む、ワイヤーハーネスの固定構造。
  3.  請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
     前記電線はフラットな状態に配設される、ワイヤーハーネスの固定構造。
  4.  請求項3に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
     前記ワイヤーハーネスは、シート状に形成され、前記電線が縫付又は溶着によって固定された電線固定シート部をさらに含む、ワイヤーハーネスの固定構造。
  5.  請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
     前記ワイヤーハーネスは、シート状に形成され、前記固定用部材が取付けられると共に前記規制片と前記第1層との間に介在する固定用部材取付シート部をさらに含む、ワイヤーハーネスの固定構造。
  6.  請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
     前記固定用部材は、
     前記貫通係止片及び前記柱部を含み、前記柱部に穴が形成された第1部材と、
     前記穴に挿入されて前記貫通係止片が前記板状部材に係止した状態を維持する挿入部を含む第2部材と、を備える、ワイヤーハーネスの固定構造。
  7.  第1層と、前記第1層における第1主面の側に積層され、前記第1層よりも軟らかい第2層とを含み車両に内装される板状部材に沿って配設される電線と、
     前記電線に取付けられ、前記電線を前記板状部材に固定する固定用部材と、
     を備え、
     前記固定用部材は、
     先端部が前記第1層に対して前記第1主面とは反対側の第2主面の側から貫通可能に形成されると共に貫通した状態で前記第1主面の側に係止している貫通係止片と、
     前記貫通係止片と間隔をあけて設けられて前記貫通係止片が前記板状部材の表面を突き付けることを規制する規制片と、
     前記貫通係止片と前記規制片とを連結する柱部と、
     を備える、ワイヤーハーネス。
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