WO2016043344A1 - 油圧ショベル - Google Patents

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    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units

Abstract

 キャブ(32)を有する油圧ショベル(1)であって、キャブ(32)は、天井の側方にて前後に延設された側部ビーム(57)、および後方隅部に立設され、下端部から上方に向かうに従って後方側に傾斜し、上端部にかけて上方に延びる後部ピラー(56)を含んで構成されるキャブフレーム(51)と、上下方向に沿った軸回りでの回動によりキャブフレーム(51)に開閉自在に設けられるドア(61)と、側部ビーム(57)および後部ピラー(56)の接合部分に設けられて当該接合部分を補強する補強材(71)とを備え、ドア(61)の開放時には、補強材(71)がドア(61)の上部よりも後方側に位置する。

Description

油圧ショベル
 本発明は、油圧ショベルに関する。
 キャブ仕様の小型の油圧ショベルにおいては、上部旋回体の略全体を上方から覆うようにキャブが搭載されている。また、小型の油圧ショベルでは、上部旋回体でのエンジンルームの占める割合が大きい。エンジンルームは、上部旋回体の後部側にて所定の高さで設けられている。従って、上部旋回体に搭載されるキャブの後部下側は、オペレータの居住空間を多くとるために、前方側に向かって所定の高さで斜めに削がれた形状になっている。さらに、キャブの後部下側の形状に併せて、キャブを構成するキャブフレームも同様な形状を有している。具体的に、キャブフレームのそのような形状に対応した部分には、下端部から上方に向かうに従って後方に傾斜した後部ピラーが用いられている(例えば、特許文献1の図8参照)。
 一方、特許文献1に記載の油圧ショベルでは、キャブに設けられたドアとして、前後にスライドするスライド式の開閉構造が採用されている。
特開2004-36169号公報
 ところで、近年の小型の油圧ショベルとしては、開発コストや製造コストを抑えることが要求されており、ドアの開閉構造としても、構造が複雑なスライド式に代えて、ヒンジを用いた簡素な開閉構造の採用が望まれている。
 また、前記のように下端部から上方に向かうに従って後方に傾斜したピラーを用いてオペレータの居住空間を多くとり、キャブを大きくすると、キャブフレームの剛性が低下する。そこで、キャブフレームの剛性を上げるために、補強材を側部ビームと後部ピラーとの間に架設し、剛性を確保することも考えられるが、ヒンジ式のドアを採用した場合、開放したドアが補強材に衝突して損傷する可能性がある。
 本発明の目的は、ドアの開閉構造として、ヒンジ等を採用した場合でも、キャブフレームの剛性を確保できるとともに、開放したドアの損傷を防止できる油圧ショベルを提供することにある。
 本発明の油圧ショベルは、キャブを有する油圧ショベルであって、前記キャブは、天井の側方にて前後に延設された側部ビーム、および後方隅部に立設され、下端部から上方に向かうに従って後方側に傾斜し、上端部にかけて上方に延びる後部ピラーを含んで構成されるキャブフレームと、上下方向に沿った軸回りでの回動により前記キャブフレームに開閉自在に設けられるドアと、前記側部ビームおよび前記後部ピラーの接合部分に設けられて当該接合部分を補強する補強材とを備え、前記ドアの開放時には、前記補強材が前記ドアの上部よりも後方側に位置することを特徴とする。
 ここで、後部ピラーが傾斜しているとは、直線状に傾斜している場合や、湾曲して傾斜している場合を含む。
 本発明によれば、ドアの開閉構造として、回動軸を有するヒンジ等を採用するが、キャブフレームの側部ビームと後部ピラーとの接合部分を補強材により補強するため、側部ビームおよび後部ピラー間での捩れ等を防止でき、キャブフレームの後部下側の削がれた部分を含むキャブフレーム全体の剛性を確保できる。
 また、開放したドアの上部よりも後方にそのような補強材を位置させるので、ドアが補強材に衝突する心配がなく、ドアの損傷を防止できる。
 本発明の油圧ショベルでは、前記補強材にはアンテナが取り付けられることが好ましい。
 本発明の油圧ショベルでは、前記補強材は、中空の箱形形状であることが好ましい。
 本発明の油圧ショベルにおいて、前記側部ビームおよび前記後部ピラーは、水平方向の外側に向かって凸状とされた断面形状を有し、前記側部ビームおよび前記後部ピラーの各表面の最も外側に突出した頂部の表面と、前記補強材の表面とが面一になって連続していることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルを示す側面図。 実施形態の要部を示す斜視図。 実施形態の要部を示す断面図であり、図1の矢印A-A断面図。 実施形態の要部をキャブの内部から観た内観図。 実施形態の要部に取り付けられたアンテナの配線経路を示す斜視図。
[油圧ショベルの概略構成]
 以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
 図1は、本実施形態に係る油圧ショベル1を示す側面図である。図1において、油圧ショベル1は、油圧モータにて駆動されるクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3の前方側に設けられて土砂の掘削等を行う作業機4とを備え、小型の油圧ショベルとして構成されている。
 このうち上部旋回体3は、略中央に図示しない旋回油圧モータが設けられたレボフレーム31を備えている。レボフレーム31には、前部側から後部側に向かって順に前記作業機4、オペレータが乗り込むキャブ32、およびカウンタウェイト33が設けられている。その他、レボフレーム31には、前方および上方がキャブ32で覆われ、後方および側方が外装カバー34等で覆われたエンジンルーム35が所定の高さで設けられている。
 また、図示を省略するが、キャブ32の下方には、エンジンで駆動される油圧ポンプから圧送された圧油を、下部走行体2や作業機4に分配するコントロールバルブが配置されている。キャブの右側方には、燃料タンク、作動油タンク、エンジン冷却水用のサブタンクなど、タンク類が配置されている。なお、本実施形態において、前後左右とは、キャブ32内で着座したオペレータを基準とした方向である。
 作業機4は、レボフレーム31に上下揺動自在に取り付けられたブーム41と、ブーム41の先端に上下揺動自在に取り付けられた図示略のアームと、アームの先端に上下揺動自在に取り付けられた図示略のバケットとを有している。ブーム41、アーム、およびバケットは、油圧シリンダであるブームシリンダ41A、アームシリンダ、バケットシリンダのシリンダロッドの先端にそれぞれ連結されており、各シリンダロッドをコントロールバルブからの圧油にて伸縮動作させることにより揺動する。
 さらに、小型の油圧ショベル1である本実施形態では、別の作業機として、下部走行体2のトラックフレーム21の前部にブレード42が設けられている。このブレード42は、図示しないブレードシリンダによって動作する。ブレードシリンダも、コントロールバルブからの圧油にて伸縮する。
[キャブ構造]
 図1に示すように、キャブ32は、複数のフレーム部材を箱形形状に接合したキャブフレーム51を備えている。キャブフレーム51は、フロア面部52Aを有して上部旋回体3上に支持されるフロアフレーム52と、フロアフレーム52の後部に階段状に設けられてオペレータシートの支持面部53Aを有する支持フレーム53と、フロアフレーム52の前部の左右両側に立設された前部ピラー54と、左側方において支持フレーム53の直前位置にてフロアフレーム52に立設されたセンターピラー55と、キャブ32の後方隅部である支持フレーム53の後部の左右両側に立設された後部ピラー56とを備えている。
 さらに、キャブフレーム51は、右側において図示略の前部ピラーおよび後部ピラー56(図5参照)の間に水平に架設された図示略の中間ビームと、左右の前部ピラー54の上端間に架設された図示略の前部ビームと、左右両側において前部ピラー54および後部ピラー56の上端間(左側ではセンターピラー55の上端を含む)に架設されて前後に延設された側部ビーム57と、左右の後部ピラー56の上端間に架設された後部ビーム58(図2~図5参照)と、天井部分を構成する天井プレート59(図2参照)とを備えている。
 このようなキャブ32の後部下側は、エンジンルーム35を避けるために、前方に向かって斜めに削がれている。そして、そのような形状に対応するために、支持フレーム53の後端縁53Bは、後方に向かって斜めに傾斜している。同様に、後部ピラー56の下部側も、下端部から上方に向かうに従って後方側に傾斜した傾斜部56Aとなっており、傾斜部56Aから上端部にかけて上方に略鉛直に延びている。なお、支持フレーム53の後端部は、エンジンの上部に位置した支持プレート33Aに支持されている。このような支持プレート33Aは、カウンタウェイト33に立設された左右の支柱33Bの上端間に架設されている。
 本実施形態のキャブ32において、オペレータが乗り降りする左側には、ヒンジ式のドア61が設けられている。このため、センターピラー55には、上下に離間した位置に一対のヒンジ62が取り付けられている。ドア61は、それらのヒンジ62の上下方向に沿った軸回りでの回動により、キャブフレーム51に対して開閉自在に設けられている。このようなヒンジ式の開閉構造では、スライド式のドアを採用していた従来とは異なり、キャブフレーム51にガイドレールが設けられていない。
 これに対してキャブ32の右側には、図示および詳細な説明を省略するが、左右にスライド可能な一対のガラス板からなる引戸タイプのサッシ窓が設けられている。このようなサッシ窓は、キャブフレーム51の中間の高さ位置で水平に架設された前述の中間ビーム、その上方の天井側の側部ビーム57、前側の前部ピラー54、および後側の後部ピラー56によって区画される領域に配置される。
[キャブフレームの補強構造]
 図2は、本実施形態の要部を拡大して示す斜視図である。
 図1、図2において、従来のようなガイドレールが設けられていないキャブフレーム51には、後部ピラー56と側部ビーム57との接合部の剛性を確保するために、補強材71が設けられている。具体的に補強材71は、側部ビーム57と後部ピラー56との接合部分で形成されるコーナーの内側に設けられ、この接合部分を補強する。なお、キャブ32の右側では、補強材71のような部材は設けられていないが、前述したサッシ窓設置用の中間ビームが設けられることで、キャブフレーム51の剛性が確保されている。
 補強材71は、側部ビーム57と後部ピラー56との接合部分であるコーナー部分において、直角を成す二辺が側部ビーム57および後部ピラー56に接合された側面視で略直角三角形の部材である。また、補強材71は、開放されたドア61の上部よりも後方側に位置している(図1中では2点鎖線参照)。ここで、ドア61の上部とは、図1における斜線で記した部分を指す。このため、補強材71には、ラジオ用のアンテナ81が取り付けられているが、アンテナ81とドア61とは干渉しない。アンテナ81やその取付構造については後述する。
[補強材の詳細]
 図3は、補強材71の断面図であり、図1の矢印A-A断面図である。
 ここで先ず、側部ビーム57および後部ピラー56の断面形状について説明する。図3に示すように、側部ビーム57は、水平方向の外側に向かって凸状とされた曲面部57Aを有している。曲面部57Aの断面形状は、本実施形態では、1/4円弧状である。このため、曲面部57Aの下端縁は、最も外側に突出した頂部57Bになっている。頂部57Bの下側には、キャブ32のガラス板32Aを保持するためのガラス保持部57Cが内側に向かって折曲して設けられている。側部ビーム57の裏面側は、鉛直面部57Dとして形成されている。
 これに対して後部ピラー56は側部ビーム57と同じ断面形状を有している。側部ビーム57および後部ピラー56のそれぞれの端部は、同一断面形状部分が略45°の角度で切断され、切断面を互いに突き合わせることで溶接等により接合され、コーナー部分を形成している。
 補強材71は、そのようなコーナーでの接合部分を補強することで、後部ピラー56および側部ビーム57間で捩れ等が生じるのを抑制する。この結果、キャブフレーム51の下部側の削がれた部分を含むキャブフレーム51全体の剛性が確保される。
 このような補強材71は具体的に、表面側の第1プレート72と、裏面側の第2プレート73とにより、中空の箱形形状とされている。第1、第2プレート72,73は、互いに平行とされて水平方向に離間した鉛直面部72A,73Aと、鉛直面部72A,73Aにおける直角三角形の斜辺に対応した部分と連続した折曲部72B,73Bとを備えている。
 第1、第2プレート72,73は、折曲部72B,73B近傍にて斜辺に沿って溶接等により接合されている。第2プレート73の折曲部73Bの下側には、ガラス保持部73Cが設けられている。また、第1、第2プレート72,73は、側部ビーム57および後部ピラー56に対向した側で離間しており、補強材71として開放している。この開放部分を塞ぐように、第1、第2プレート73,73が側部ビーム57および後部ピラー56に溶接等で接合されている。
 補強材71の裏面側では、第1プレート72の鉛直面部72Aの上端縁が側部ビーム57の頂部57Bに溶接等で接合されている。接合された状態では、鉛直面部72Aの表面と頂部57Bの表面とが面一になっている。また、補強材71の裏面側においても、第2プレート73の鉛直面部73Aの上端縁が側部ビーム57の鉛直面部57Dに溶接等で接合されている。接合された状態では、鉛直面部73A,57D同士が面一になっている。このように、補強材71と側部ビーム57とで、互いの接合部分が面一になっていることから、溶接後の仕上げ作業等が容易となる。補強材71と後部ピラー56との接合構造も同様である。
[アンテナの取付構造]
 図1~図3において、補強材71の第1プレート72には、AM/FMラジオ用のアンテナ81が取り付けられている。ラジオチューナは、その操作性を考慮し、他の操作スイッチ類と同様にキャブ32内の右側に配置される。また、ラジオチューナ付近には、通信衛星等を利用して情報通信を行う通信機器も配置され、通信機器用のアンテナも配置される。この場合、そのようなアンテナとの配置規定により、当該アンテナから所定距離以上離れた位置にラジオ用のアンテナ81を取り付ける必要がある。
 このことから本実施形態では、ラジオチューナとは左右逆側に設けられた補強材71にアンテナ81が取り付けられる。補強材71が中空の箱形形状であるため、アンテナ81の構成部材の一部を補強材71内に収容可能であり、そのような構成部材を露出させないことで、キャブ32内での内観を良好にできる。さらに、補強材71の第1プレート72の表面は平坦であることから、アンテナ81を安定した状態に容易に取り付けることができる。これらの点で補強材71は、アンテナ81の取付部材として好適である。
 アンテナ81は、補強材71の第1プレート72に設けられた開口部72Cを塞ぐように、当該第1プレート72にねじ止め等される略半球体状のベース部材82と、ベース部材82の凹部82Aに配置される球体状の回動部材83と、回動部材83から鉛直方向の上側に向けて突設された取付ボルト83Aに螺合されるロッド状のアンテナ体84と、ベース部材82および補強材71間に介装されるシート状のシール部材85とを備えている。
 アンテナ81はさらに、長手方向の中央部分がベース部材82に保持されるとともに、一端側が補強材71内に突設され、他端側が回動部材83に挿入および係合される軸部材86と、補強材71内にて軸部材86に挿通され、軸部材86の一端側から螺入されたナット86Aによりベース部材82に取り付けられるターミナル部材87と、ターミナル部材87およびベース部材82間にシール部材85と共に介装される環状のスペーサ88と、回動部材83の外側から中央に向けて軸部材86の軸方向に対して直交する方向で螺入される蝶ねじ89とを備えている。これらのうち、回動部材83、アンテナ体84、および軸部材86は、金属等の導体で形成され、電気的に導通している。
 このようなアンテナ81は、補強材71に取り付けられていることで、補強材71と同様、開放されたドア61とは干渉しない。また、アンテナ81では、蝶ねじ89の先端が回動部材83の内部で軸部材86と係合しており、蝶ねじ89を緩めることにより、蝶ねじ89を回動軸として回動部材83を回動可能である。油圧ショベル1をトレーラにて輸送する場合、上方に突出するアンテナ81が輸送時の高さ制限を超えることがあるため、輸送時に回動部材83を回動させてアンテナ体84を下向きにし、高さ制限を越えないようにする(図1および図3中の2点鎖線参照)。この際にも、図1に示すように、下向きとされたアンテナ81と開放されたドア61とが干渉することはない。
[アンテナの配線構造]
 図3に示すように、アンテナ81のターミナル部材87の内部では、軸部材86に対する電気的な導通が維持されるようにしてアンテナ線ACの一端が結線されている。補強材71の第2プレート73には挿通孔73Dが設けられており、ターミナル部材87からのアンテナ線ACは、挿通孔73Dに取り付けられたグロメット73Eを通して補強材71から引き出され、キャブ32内で配線されている。
 キャブ32内において、キャブフレーム51の天井プレート59の下方には内張91が設けられている。内張91の左右の後方隅部には切欠部91Aが設けられている。補強材71から出たアンテナ線ACは、アンテナ81に近い左側の切欠部91Aを通して、内張91の裏側に入り込んでいる。内張91の裏側でのアンテナ線ACは、後部ビーム58に取り付けられた環状のリテーナ92を通して配線され、図示しないラジオチューナに近い右側の切欠部91Aからキャブ32内へと引き出されている。
 キャブ32内に引き出されたアンテナ線ACは、右側の後部ピラー56に取り付けられるカバーの中を通ってラジオチューナに結線される。
[実施形態の効果]
 以上の本実施形態の油圧ショベル1によれば、ドア61の開閉構造として、ヒンジ62を採用した場合でも、キャブフレーム51の剛性を確保できるとともに、開放したドア61の損傷を防止できるとういう効果があり、本発明の目的を達成できる。
 なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
 例えば、前記実施形態では、補強材71にアンテナ81が取り付けられていたが、アンテナ81を補強材71以外の箇所に取り付けた場合でも、本発明に含まれる。
 前記実施形態では、補強材71が中空であったり、後部ピラー56および側部ビーム57と面一とされたりしたが、これに限定されない。例えば、補強材を所定の厚みを有するプレートにて形成したり、後部ピラー56および側部ビーム57によるコーナー部分を外側から完全に覆うように補強材を接合してもよい。
 前記実施形態では、キャブフレームの左側には、右側のような中間ビームが設けられていないとして説明したが、開放したドア61が衝突しない突出量となるように、同様な中間ビームを取り付けることも可能である。つまり、本発明において、そのような中間ビームの有無は問わない。
 本発明は、特に小型の油圧ショベルに好適に利用することができる。
 1…油圧ショベル、32…キャブ、51…キャブフレーム、56…後部ピラー、57…側部ビーム、57B…頂部、61…ドア、71…補強材。

Claims (4)

  1.  キャブを有する油圧ショベルであって、
     前記キャブは、天井の側方にて前後に延設された側部ビーム、および後方隅部に立設され、下端部から上方に向かうに従って後方側に傾斜し、上端部にかけて上方に延びる後部ピラーを含んで構成されるキャブフレームと、
     上下方向に沿った軸回りでの回動により前記キャブフレームに開閉自在に設けられるドアと、
     前記側部ビームおよび前記後部ピラーの接合部分に設けられて当該接合部分を補強する補強材とを備え、
     前記ドアの開放時には、前記補強材が前記ドアの上部よりも後方側に位置する
     ことを特徴とする油圧ショベル。
  2.  請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、
     前記補強材にはアンテナが取り付けられる
     ことを特徴とする油圧ショベル。
  3.  請求項1または請求項2に記載の油圧ショベルにおいて、
     前記補強材は、中空の箱形形状である
     ことを特徴とする油圧ショベル。
  4.  請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の油圧ショベルにおいて、
     前記側部ビームおよび前記後部ピラーは、水平方向の外側に向かって凸状とされた断面形状を有し、
     前記側部ビームおよび前記後部ピラーの各表面の最も外側に突出した頂部の表面と、前記補強材の表面とが面一になって連続している
     ことを特徴とする油圧ショベル。
     
     
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