JPWO2018179322A1 - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

油圧ショベル(1)は、第1のステレオカメラと、第2のステレオカメラとを有している。第1のステレオカメラは、撮像部(51a)と撮像部(51b)とを有している。第2のステレオカメラは、撮像部(52a)と、撮像部(52b)とを有している。ケース(56a)は、撮像部(51a)および撮像部(52a)を内部に収容している。ケース(56b)は、撮像部(51b)および撮像部(52b)を内部に収容している。ケース(56a)およびケース(56b)は、キャブ(5)の外部に取り付けられている。

Description

本発明は、作業車両に関し、特に、ステレオカメラを有する作業車両に関する。
キャブ内に地形測量のためのステレオカメラを有する油圧ショベルが、特開2012−233353号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2012−233353号公報
ところで油圧ショベルのキャブの前窓は、一般的にはキャブ前方からキャブ屋根側へスライド移動させることにより開くことができる。これにより、前窓を開けて作業することが可能になる。
しかし上記公報のようにカメラを配置すると、カメラが障害となって前窓を開くことができない。
本開示は、ステレオカメラをキャブに取り付け、かつキャブの前窓を開くことができる作業車両を提供することを目的とする。
本開示の作業車両は、キャブと、第1のステレオカメラと、第2のステレオカメラと、第1のケースと、第2のケースとを備えている。第1のステレオカメラは、第1の撮像部と、第2の撮像部とを有している。第2のステレオカメラは、第3の撮像部と、第4の撮像部とを有している。第1のケースは、第1の撮像部および第3の撮像部を内部に収容している。第2のケースは、第2の撮像部および第4の撮像部を内部に収容している。第1のケースおよび第2のケースは、キャブの外部に取り付けられている。
上記構成により、本開示によれば、ステレオカメラをキャブに取り付け、かつキャブの前窓を開くことができる作業車両を実現することができる。
一実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す斜視図である。 図2に示す状態から撮像部のケースを省略して示す斜視図である。 図2に示すケース56aと、その内部の収納物との構成を示す分解斜視図である。 図4に示すケース56aの内部の収納物として裏板、シール部材、ブラケットなどを示す分解斜視図である。 ケース56a内の構成を示す縦断面図である。 ケース56a内の構成を示す横断面図である。 図1に示す油圧ショベルのキャブの縦断面図である。 図1に示す油圧ショベルにおけるカメラの配線とそのカバーとを説明するための分解斜視図である。 各撮像部による撮像範囲を示す模式図である。 ステレオ画像データ合成システムの構成を示す機能ブロック図である。 他の実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。 図12に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す正面図である。 図12に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す平面図である。 図12に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す側面図である。 ステレオ画像データ合成システムの他の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(一実施の形態)
まず、本開示の一実施の形態における作業車両の構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な作業車両の一例として油圧ショベルについて図1を用いて説明する。なお本発明は油圧ショベル以外にブルドーザ、ホイールローダなどの作業車両にも適用可能である。
以下の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」とは、キャブ5内の運転席8に着座したオペレータを基準とした方向である。
図1は、一実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。図1に示されるように、本実施の形態の油圧ショベル1は、走行体2と、旋回体3と、作業機4とを主に有している。走行体2と旋回体3とにより、油圧ショベル1の車両本体が構成されている。
走行体2は、左右一対の履帯2aを有している。左右一対の履帯2aが回転駆動することにより、油圧ショベル1が自走可能に構成されている。
旋回体3は、走行体2に対して旋回自在に設置されている。旋回体3は、キャブ5と、エンジンフード6と、カウンタウェイト7とを主に有している。
キャブ5は、旋回体3のたとえば前方左側(車両前側)に配置されている。キャブ5の内部には、オペレータが着座するための運転席8が配置されている。旋回体3の上面には、アンテナ9が設置されている。
アンテナ9は、油圧ショベル1の通信端末(図示せず)に接続されており、通信端末はコントローラに接続されている。コントローラは、モニターと双方向の通信ケーブルなどにより接続されている。アンテナ9は、たとえば油圧ショベル1外部の通信衛星を通じて通信地球局と通信が可能である。
エンジンフード6およびカウンタウェイト7の各々は、旋回体3の後方側(車両後側)に配置されている。エンジンフード6は、エンジンルームの少なくとも上方を覆うように配置されている。エンジンルーム内には、エンジンユニット(エンジン、排気処理ユニットなど)が収納されている。カウンタウェイト7は、採掘時などにおいて車両本体のバランスをとるために、エンジンルームの後方に配置されている。
作業機4は、土砂の掘削などの作業を行うためのものである。作業機4は、旋回体3の前方側に取り付けられている。作業機4は、たとえばブーム4a、アーム4b、バケット4c、油圧シリンダ4d、4e、4fなどを有している。ブーム4a、アーム4bおよびバケット4cの各々が油圧シリンダ4f、4e、4dによって駆動されることにより、作業機4は駆動可能である。
ブーム4aの基端部は、ブームピンを介して、旋回体3に連結されている。ブーム4aは、ブームピンを中心に回転可能に設けられている。アーム4bの基端部は、アームピンを介して、ブーム4aの先端部に連結されている。アーム4bは、アームピンを中心に回転可能に設けられている。バケット4cは、バケットピンを介して、アーム4bの先端部に連結されている。バケット4cは、バケットピンを中心に回転可能に設けられている。
作業機4は、キャブ5に対したとえば右側に設けられている。なお、キャブ5と作業機4との配置は図1に示す例に限られるものではなく、たとえばキャブ5が旋回体3の前方右側に配置され、かつ作業機4がキャブ5の左側に配置されてもよい。
キャブ5は、運転席8を覆って配置されている屋根部分48と、屋根部分48を支持する複数のピラーとを含んでいる。複数のピラーは、フロントピラー40と、リアピラー46と、中間ピラー44とを有している。フロントピラー40は、運転席8に対し前方の、キャブ5のコーナ部に配置されている。リアピラー46は、運転席8に対し後方の、キャブ5のコーナ部に配置されている。中間ピラー44は、フロントピラー40とリアピラー46との間に配置されている。各々のピラーは、キャブ5の床部に連結されている下端と、キャブ5の屋根部分48に連結されている上端とを有している。
フロントピラー40は、左ピラー41と、右ピラー42とを有している。左ピラー41は、キャブ5の前方左隅に配置されている。右ピラー42は、キャブ5の前方右隅に配置されている。右ピラー42は、作業機4に近い側に配置されている。左ピラー41は、作業機4から離れる側に配置されている。
フロントピラー41、42と、一対のリアピラー46と、屋根部分48と、床部とによって囲まれた空間は、キャブ5の室内空間を形成している。運転席8は、キャブ5の室内空間に収容されている。運転席8は、キャブ5の床部のほぼ中央部に配置されている。キャブ5の左側面には、オペレータがキャブ5に乗降するためのドアが設けられている。
左ピラー41と右ピラー42との間には、前窓47aが配置されている。前窓47aが閉じた状態では、前窓47aは運転席8に対し前方に配置されている。一対のリアピラー46の間には、後窓47b(図8)が配置されている。後窓47bは、運転席8に対し後方に配置されている。前窓47aおよび後窓47bの各々は、透明材料よりなる窓部と、その窓部を保持するサッシ部とを有している。
運転席8に着座しているオペレータは、前窓47aおよび後窓47b各々を通して、キャブ5の外部を視認可能である。たとえば運転席8に着座しているオペレータは、前窓47aを通して、土砂を掘削するバケット4c、施工対象の現況地形などを直接見ることができる。また運転席8に着座しているオペレータは、後窓47bを通して、車両本体の後方を直接見ることができる。
キャブ5の前方上端には、前フレーム(前方梁部材)49aが位置している。前フレーム49aは、左ピラー41と右ピラー42とを繋いでいる。前フレーム49aは、屋根部分48と閉じた状態の前窓47aとの間に配置されている。キャブ5の後方上端には、後フレーム(後方梁部材)49bが位置している。後フレーム49bは、一対のリアピラー46同士を繋いでいる。後フレーム49bは、後窓47bと屋根部分48との間に配置されている。
図2は、図1に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す斜視図である。図3は、図2に示す状態から撮像部のケースを省略して示す斜視図である。
図2に示されるように、油圧ショベル1は、第1のステレオカメラと、第2のステレオカメラとを有している。第1のステレオカメラは、撮像部51a(第1の撮像部)と、撮像部51b(第2の撮像部)とを有している。撮像部51a、51bの各々は、キャブ5の外部であって、前フレーム49aに取り付けられている。撮像部51aは、前フレーム49aと左ピラー41との交差部に位置している。撮像部51bは、前フレーム49aと右ピラー42との交差部に位置している。
第2のステレオカメラは、撮像部52a(第3の撮像部)と、撮像部52b(第4の撮像部)とを有している。撮像部52a、52bの各々は、キャブ5の外部であって、前フレーム49aに取り付けられている。撮像部52aは、前フレーム49aと左ピラー41との交差部に位置している。撮像部52bは、前フレーム49aと右ピラー42との交差部に位置している。
第1のステレオカメラと第2のステレオカメラとは、キャブ5の外部に取り付けられている。第1のステレオカメラと第2のステレオカメラとの各々は、前フレーム49aに取り付けられている。
撮像部51aと撮像部52aとは、1つのケース56a(第1のケース)の内部に収容されている。ケース56aは、前方に開口部56aaを有している。この開口部56aaには、ガラスカバー57a(カバー)が配置されている。撮像部51aと撮像部52aとの各々は、ガラスカバー57aを通して油圧ショベル1の前方の地形などを撮像することができる。
撮像部51bと撮像部52bとは、1つのケース56b(第2のケース)の内部に収容されている。ケース56bは、前方に開口部56baを有している。この開口部56baには、ガラスカバー57b(カバー)が配置されている。撮像部51bと撮像部52bとの各々は、ガラスカバー57bを通して油圧ショベル1の前方の地形などを撮像することができる。
ケース56a、56bの各々は、キャブ5の外部に取り付けられている。前フレーム49aには、撮像部のケース56a、56bの各々が取り付けられている。ケース56aは、前フレーム49aと左ピラー41とが交差する部分に配置されている。ケース56bは、前フレーム49aと右ピラー42とが交差する部分に配置されている。
ケース56a、56bの間には、たとえば2つの前照灯91が配置されている。2つの前照灯91の各々は、前フレーム49aに取り付けられている。2つの前照灯91の各々により、夜間などに油圧ショベル1の前方を照らすことができる。
図3に示されるように、撮像部51aと撮像部52aとは、前フレーム49aと左ピラー41との交差部において左右方向に互いに並ぶように配置されている。撮像部51bと撮像部52bとは、前フレーム49aと右ピラー42との交差部において左右方向に互いに並ぶように配置されている。
図3中には、第1のステレオカメラにおける撮像部51aの光軸OA1と撮像部51bの光軸OA2とが示されている。また図3中には、第2のステレオカメラにおける撮像部52aの光軸OA3と撮像部52bの光軸OA4とが示されている。
撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3との各々は、油圧ショベル1が水平な地面に配置された状態において俯角となるように設定されている。撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3とは、互いに傾斜している。撮像部51aの光軸OA1は、撮像部52aの光軸OA3に対して下側に傾斜している。これにより撮像部51aは、撮像部52aよりも下側の地形などを撮像可能である。
撮像部51bの光軸OA2と撮像部52bの光軸OA4との各々は、油圧ショベル1が水平な地面に配置された状態において俯角となるように設定されている。撮像部51bの光軸OA2と撮像部52bの光軸OA4とは、互いに傾斜している。撮像部51bの光軸OA2は、撮像部52bの光軸OA4に対して下側に傾斜している。これにより撮像部51bは、撮像部52bよりも下側の地形などを撮像可能である。
撮像部51aの光軸OA1と撮像部51bの光軸OA2との各々は、水平面に対してほぼ同じ傾斜角度を有している。撮像部52aの光軸OA3と撮像部52bの光軸OA4との各々は、水平面に対してほぼ同じ傾斜角度を有している。
次に、ケース56a、56bの内部の収納物などの構成について、ケース56aの内部の収納物を例に挙げて図4〜図7を用いて説明する。なおケース56bの内部の収納物の構成は、ケース56aの内部の収納物の構成とほぼ同じであるため、その説明を繰り返さない。
図4は、図2に示すケース56aと、その内部の収納物との構成を示す分解斜視図である。図5は、図4に示すケース56aの内部の収納物として裏板53、シール部材54、ブラケット55などを示す分解斜視図である。図6および図7は、図4に示すケース56a内の構成を示す縦断面図および横断面図である。
図4に示されるように、ケース56a内には、撮像部51a、52aと、裏板53と、シール部材54と、ブラケット55と、ガラスカバー57aとが主に収納されている。ケース56aは、前方の開口部56aaと、後方の上面に設けられた挿通孔56abと、後方の側面に設けられた挿通孔56acとを有している。ケース56aの開口部56aaには、透明なガラスカバー57aが取り付けられている。
ケース56aの内部には、撮像部51aと撮像部52aとが配置されている。撮像部51aと撮像部52aとの各々は、ブラケット55に取り付けられている。ブラケット55は、ボルト58aにより裏板53に取り付けられている。裏板53の外周縁には、シール部材54が取り付けられている。シール部材54は、裏板53とケース56aとの間をシールするためのものである。
図5に示されるように、ブラケット55は、裏板取付部55aと、第1支持部55bと、第2支持部55cとを有している。裏板取付部55a、第1支持部55bおよび第2支持部55cは、一体的に構成されている。第1支持部55bと第2支持部55cとは互いに直接には接続されておらず、裏板取付部55aを介在して接続されている。
第1支持部55bおよび第2支持部55cの各々は、裏板取付部55aに対して傾斜している。第1支持部55bおよび第2支持部55cの各々は、裏板取付部55aとの接続部から上方に向かうほど前方へ向かうように傾斜している。
裏板取付部55aに対する第1支持部55bの傾斜角度は、裏板取付部55aに対する第2支持部55cの傾斜角度とは異なっている。裏板取付部55aと第1支持部55bとがなす角度は、裏板取付部55aと第2支持部55cとがなす角度よりも小さい。また第1支持部55bは第2支持部55cよりも高い位置(上方)に延びている。
裏板取付部55aには、ボルト58aを挿通するための挿通孔55dが設けられている。第1支持部55bには、ボルトを挿通するための挿通孔55bbが設けられている。また第1支持部55bには、切欠部55baが設けられている。また第2支持部55cには、ボルトを挿通するための挿通孔55cbが設けられている。また第2支持部55cには、切欠部55caが設けられている。
第1支持部55bは、図4に示されるように撮像部51aを取り付けるための部分である。たとえばボルトが第1支持部55bの挿通孔55bbを挿通された後に撮像部51aにねじ込まれることにより、撮像部51aが第1支持部55bに取り付けられている。第1支持部55bに撮像部51aが取り付けられた状態で、撮像部51aの背面から延びる電線59a(図4)は、第1支持部55bの切欠部55ba内を通されている。
第2支持部55cは、図4に示されるように撮像部52aを取り付けるための部分である。たとえばボルトが第2支持部55cの挿通孔55cbを挿通された後に撮像部52aにねじ込まれることにより、第2支持部55cに撮像部52aが取り付けられている。第2支持部55cに撮像部52aが取り付けられた状態で、撮像部52aの背面から延びる電線59b(図4)は、第2支持部55cの切欠部55ca内を通されている。
図5に示されるように、裏板53は、本体部53aと、上側固定部53bと、横側固定部53cとを有している。本体部53aには、雌ねじ部53aaと、電線挿通孔53dとが設けられている。たとえばボルト58aがブラケット55の挿通孔55dを挿通した後に、本体部53aの雌ねじ部53aaにねじ込まれている。これにより、ブラケット55が本体部53aに支持されている。
図4に示されるように、撮像部51aの電線59aと撮像部52aの電線59bとの各々は、本体部53aの電線挿通孔53dを通ることによって本体部53aを貫通している。
図5に示されるように、上側固定部53bは、本体部53aの上端から後方へ延びている。上側固定部53bには雌ねじ部53baが設けられている。たとえばボルト58cがケース56aの挿通孔56ab(図4)を挿通して上側固定部53bの雌ねじ部53baにねじ込まれている。
横側固定部53cは、本体部53aの側端から後方へ延びている。横側固定部53cには雌ねじ部53caが設けられている。たとえばボルト58bがケース56aの挿通孔56ac(図4)を挿通して横側固定部53cの雌ねじ部53caにねじ込まれている。
図4および図5に示されるように、上記のボルト58cが雌ねじ部53baにねじ込まれ、ボルト58bが雌ねじ部53caにねじ込まれることにより、裏板53にケース56aが取り付けられている。
裏板53における本体部53aの外周縁を取り囲むようにシール部材54が取り付けられている。シール部材54には、切欠部54b(連通部)が設けられている。切欠部54bは、ケース56aの内部と外部とを連通するよう構成されている。この切欠部54bは、シール部材54の最下端部に位置している。図4に示されるように、撮像部51a、52aの双方は、切欠部54bの位置よりも高い位置に配置されている。
なおケース56aの内部と外部とを連通する連通部は、シール部材54およびケース56aの少なくとも一方に設けられていればよい。ケース56aに連通部が設けられる場合には、その連通部はケース56aの下面に設けられることが好ましい。
図6に示されるように、シール部材54は、本体部53aの外周縁の前面と後面とを挟み込んでいる。裏板53にケース56aが取り付けられた状態において、シール部材54の外周端54aはケース56aの内面に当接している。このシール部材54により、裏板53とケース56aとの間がシールされている。シール部材54により、ケース56aの内部空間(撮像部51a、52aが収納された空間)への水、塵埃などの侵入が抑制されている。
図6に示す側面視において撮像部51aの光軸OA1とガラスカバー57aの後面との交点の高さ位置は、撮像部52aの光軸OA3とガラスカバー57aの後面との交点の高さ位置と同じである。側面視においてガラスカバー57aの後面の垂線PLは、撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3との間に位置する。
ケース56aの開口部56aaは、側面視において撮像部51aの画角VA1と撮像部52aの画角VA3との双方を遮らない長さLを有している。油圧ショベル1が水平な地面上に配置された状態において、撮像部51aの光軸OA1が水平面HSとなす角度θ1は、撮像部52aの光軸OA3が水平面HSとなす角度θ2よりも大きい。
図7に示されるように、ケース56aの開口部56aaは、平面視において撮像部51aの画角VA1と撮像部52aの画角VA3との双方を遮らない幅Wを有している。図7に示す平面視において、撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3とは油圧ショベル1の前方に向かって互いに近づくように傾斜している。
次に、前窓47aの移動と、第1および第2ステレオカメラに電気的に接続される電子機器とについて図8および図9を用いて説明する。
図8は、図1に示す油圧ショベルのキャブの縦断面図である。図9は、図1に示す油圧ショベルにおけるステレオカメラの配線とそのカバーとを説明するための分解斜視図である。
図8に示されるように、左ピラー41および右ピラー42の各々には、1対の第1ガイドレール40aの各々が設けられている。1対の第1ガイドレール40aの各々は、フロントピラー41、42の各々に沿って上下方向に延びている。屋根部分48には、左右1対の第2ガイドレール48aが設けられている。左右1対の第2ガイドレール48aの各々は、前後方向に沿って延びている。第1ガイドレール40aと第2ガイドレール48aとは互いに接続されている。
なお図8においては、図の簡略化のため左ピラー42の第1ガイドレール40aのみが示されているが、右ピラー41にも第1ガイドレール40aが設けられている。また図8においては、図の簡略化のため1対の第2ガイドレール48aのうち右側の第2ガイドレール48aのみが示されているが、屋根部分48の左側にも第2ガイドレール48aが設けられている。
前窓47aは、1対の突出部47aaと、1対の突出部47abとを有している。1対の突出部47aaは、前窓47aが閉じた状態にあるときに前窓47aの下端部に位置し、かつ左右方向に突き出している。1対の突出部47abは、前窓47aが閉じた状態にあるときに前窓47aの上端部に位置し、かつ左右方向に突き出している。
これらの突出部47aa、47abのそれぞれは、第1ガイドレール40a、第2ガイドレール48aに沿って移動可能である。これにより前窓47aは、第1ガイドレール40aおよび第2ガイドレール48aによって移動可能に支持されている。
具体的には、前窓47aは上記の移動により閉じた状態と開いた状態との間で移動可能である。前窓47aが閉じた状態にあるときには、前窓47aは運転席8の前方に位置している。この状態において、前窓47aは、フロントピラー41、42に沿って上下方向に延在している。この状態において、突出部47aaは突出部47abよりも下方に位置している。この閉じた状態において、運転席8に着座したオペレータは、前窓47a越しに前方を視認する。
前窓47aが開いた状態にあるときには、前窓47aは運転席8の上方に位置している。この状態において、前窓47aは、屋根部分48に沿って前後方向に延在している。この状態において、突出部47aaは突出部47abよりも前方に位置しており、突出部47abとほぼ同じ高さに位置している。この開いた状態において、運転席8に着座したオペレータは、前方に前窓47aが無い状態で前方を視認する。
前窓47aが閉じた状態から開いた状態へ移動する際には、前窓47aの下端の突出部47aaは第1ガイドレール40aに沿って上方へ移動した後に、第2ガイドレール48aに沿って後方へ移動する。また前窓47aの上端の突出部47abは、第2ガイドレール48aに沿って後方へ移動する。
キャブ5の室内空間には、電子機器60が配置されている。電子機器60は、撮像部51a、51b、52a、52bの各々に電気的に接続されている。撮像部51a、51b、52a、52bの各々から電子機器60へのデータ送信は、無線であってもよい。電子機器60は、撮像部51a、51b、52a、52bの各々の撮像データを処理する機能を有する。電子機器60は、たとえば撮像部51a、51b、52a、52bの各々にて撮像された画像データのフォーマットをコンバートする機能を有している。
電子機器60は、キャブ5の天井に取り付けられている。天井とは、屋根部分48の下面側(キャブ室内側)である。電子機器60は、開いた状態にある前窓47aよりも上方に位置するように天井に取り付けられている。また電子機器60は、運転席8よりも後方に位置している。具体的には、電子機器60は、運転席8の最後端部REの前後位置SPよりも後方に位置している。
電子機器60と撮像部51a、51b、52a、52bの各々とは電線59により電気的に接続されている。この電線59は、電子機器60の前面に接続されている。電子機器60は、電線59が接続された前面が低く、その前面に対向する後面が高くなるように傾斜している。
電子機器60の前面は、天井内装材81よりも下方に突き出している。電子機器60の後面は、天井内装材81よりも上方に位置している。天井内装材81よりも下方に突き出した電子機器60の下方は、内装材カバー82により覆われている。内装材カバー82は、天井内装材81などに取り付け、取り外し可能である。電子機器60と撮像部51a、51b、52a、52bの各々とを接続するための電線59は、後フレーム49bに設けられた貫通孔49baを通じて、キャブ5の内部から外部に延びている。内装材カバー82を天井内装の一部とみなすと、電子機器60は屋根部分48と天井内装の間に配置されているといえる。
側面視において、フロントピラー41、42の各々は、下から上に向かうにしたがって前から後へ向かうように傾斜している。ケース56a、56bの前端FE1は、キャブ5の前端位置FE2よりも後方に位置している。ケース56a、56bの最上端の高さ位置UE1の各々は、キャブ5の上端の高さ位置UE2よりも低い。
図9に示されるように、電子機器60と撮像部51a、51b、52a、52bとを接続するための電線59は、屋根部分48上に延設されている。電線59は、前フレーム49aから後フレーム49bまで屋根部分48上を延びている。屋根部分48上に位置する電線59を覆うように、屋根部分48にはカバー72a、72b、73a、73bが取り付けられている。
カバー73a、73bの各々は、屋根部分48の前方側(前フレーム49a側)であって左右両側の各々に取り付けられている。カバー72a、72bの各々は、カバー73a、73bの各々と後フレーム49bとの間であって左右両側の各々に取り付けられている。
また後フレーム49b上に位置する電線59を覆うように、後フレーム49bにカバー71が取り付けられている。カバー71は、たとえば複数個のカバー部71a、71b、71c、71dからなっている。
次に、撮像部51a、51b、52a、52bの各々の撮像範囲と、ステレオ画像データの合成とについて図10および図11を用いて説明する。
図10は、各撮像部による撮像範囲を示す模式図である。図11は、ステレオ画像データ合成システムの構成を示す機能ブロック図である。
図10に示されるように、撮像部51aはたとえば撮像範囲VR1を撮像可能である。撮像部51bはたとえば撮像範囲VR2を撮像可能である。撮像部52aはたとえば撮像範囲VR3を撮像可能である。撮像部52bはたとえば撮像範囲VR4を撮像可能である。
撮像部51aの撮像範囲VR1と撮像部51bの撮像範囲VR2とは左右に一部重なっている。撮像部52aの撮像範囲VR3と撮像部52bの撮像範囲VR4とは左右に一部重なっている。
撮像部51aの撮像範囲VR1と撮像部52aの撮像範囲VR3とは上下に一部重なっている。撮像部51bの撮像範囲VR2と撮像部52bの撮像範囲VR4とは上下に一部重なっている。
上記のとおり撮像部51aの撮像範囲VR1と撮像部51bの撮像範囲VR2とは互いに左右に一部重なっているため、撮像部51aで撮像した画像と撮像部51bで撮像した画像とをステレオ処理することで撮像対象物の三次元画像を構築することが可能である。
また撮像部52aの撮像範囲VR3と撮像部52bの撮像範囲VR4とは互いに左右に一部重なっているため、撮像部52aで撮像した画像と撮像部52bで撮像した画像とをステレオ処理することで撮像対象物の三次元画像を構築することが可能である。
また撮像部51a、51bの画像から構築した三次元画像と、撮像部52a、52bの画像から構築した三次元画像とを上下に合成することにより、広い範囲での三次元画像(たとえば三次元現況地形)を得ることができる。
図11に示されるように、第1のステレオカメラは、撮像部51aと撮像部51bとにより構成されている。第2のステレオカメラは、撮像部52aと撮像部52bとにより構成されている。第1のステレオカメラの撮像部51a、51bと第2のステレオカメラの撮像部52a、52bとは、上記の電子機器60を介在してコントローラ20に電気的に接続されている。
撮像部51aと撮像部51bとは、車両本体に対して前方の領域(図10に示される撮像範囲VR1、VR2)を同期して撮像する。撮像部51aおよび撮像部51bの各々が撮像した2次元画像は、電子機器60を通じてコントローラ20に入力される。コントローラ20は、入力された2つの2次元画像に係るデータを、外部の監視局76へ送信する。
監視局76は、ステレオマッチング部761を有している。ステレオマッチング部761は、画像データ生成システムの一部を構成している。ステレオマッチング部761は、撮像部51aと撮像部51bとが異なる角度から同時に撮像した2次元画像をステレオマッチングし、撮像対象である前方領域の三次元形状に係る画像データを算出する。より具体的には、ステレオマッチング部761は、撮像部51aと撮像部51bとの視差に基づき、三角測量の原理を用いて、撮像部51aから撮像対象である前方領域までの距離と、撮像部52aから前方領域までの距離とを算出して、前方領域の三次元形状を求める。
撮像部52aと撮像部52bとは、車両本体に対して前方の領域(図10に示される撮像範囲VR3、VR4)を同期して撮像する。撮像部52aおよび撮像部52bの各々が撮像した2次元画像は、電子機器60を通じてコントローラ20に入力される。コントローラ20は、入力された2つの2次元画像に係るデータを、外部の監視局76へ送信する。
監視局76は、ステレオマッチング部762を有している。ステレオマッチング部762は、画像データ生成システムの一部を構成している。ステレオマッチング部762は、撮像部52aと撮像部52bとが異なる角度から同時に撮像した2次元画像をステレオマッチングし、撮像対象である前方領域の三次元形状に係る画像データを算出する。より具体的には、ステレオマッチング部762は、撮像部52aと撮像部52bとの視差に基づき、三角測量の原理を用いて、撮像部52aから撮像対象である前方領域までの距離と、撮像部52bから前方領域までの距離とを算出して、前方領域の三次元形状を求める。
図10を用いて説明した通り、第1のステレオカメラが撮像する撮像範囲VR1、VR2はオペレータから見て下側である。第2のステレオカメラが撮像する撮像範囲VR3、VR4はオペレータから見て上側である。第1のステレオカメラが撮像する撮像範囲VR1、VR2と第2のステレオカメラが撮像する撮像範囲VR3、VR4とは互いに上下方向に一部重なっている。
このため図11において、ステレオマッチング部761で求められる前方領域の三次元形状はオペレータから見て下側の地形を示し、ステレオマッチング部762で求められる前方領域の三次元形状はオペレータから見て上側の地形を示している。ステレオマッチング部761で求められる三次元形状と、ステレオマッチング部762で求められる三次元形状との互いに重畳する部分においては、形状が共通している。
監視局76はさらに、上下ステレオ画像データ合成部763を有している。上下ステレオ画像データ合成部763は、ステレオマッチング部761により算出された画像データと、ステレオマッチング部762により算出された画像データとを1つに合成する。この画像データの合成は、第1のステレオカメラと第2のステレオカメラとの相対位置に基づいて、一方の画像データの座標系上に他方の画像データを投影することにより行われる。2つの画像データを、共通した三次元形状が重畳するように縦に並べて合成することにより、図10に示す撮像範囲VR1〜VR4が広く合成された三次元形状を示す画像データが取得される。
上記により得られた三次元形状の画像データ(地形データ)は、コントローラ20に送信される。コントローラ20は、三次元形状の画像データをモニタ21に表示する。オペレータは、モニタ21に表示された三次元形状の画像データを確認しながら掘削などの作業を行うことができる。
近年、衛星測位システムによる作業車両の位置計測、三次元土木施工データ、三次元現況地形データの利用により作業車両の生産性向上を図る情報化施工が普及している。上記第1および第2のステレオカメラにより得られた三次元現況地形データを衛星測位システムと組み合わせた情報化施工を行なうことにより生産性の向上を図ることができる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、図1および図2に示されるように、ケース56aおよびケース56bは、キャブ5の外部に取り付けられている。このため、図8に示されるように前窓47aが開閉動作をする際にケース56aおよびケース56bが前窓47aに干渉しない。このため、キャブ5の前窓47aを開くことができる。
また前窓47aとの干渉を避けるために、ケース56aおよびケース56bの位置を移動させる機構を取り付ける必要もない。このため、ケース56aおよびケース56bの位置を固定してキャブ5に取り付けることができる。よって、ケース56a、56bおよび第1および第2のステレオカメラをキャブ5に正確に取り付けることができる。
また仮にケース56a、56bをキャブ5の室内空間に取り付けた場合、ケース56a、56bがオペレータの視界を遮るおそれがある。これに対して本実施の形態においては、ケース56a、56bがキャブ5の外部に取り付けられている。このため、ケース56a、56bがオペレータの視界を遮ることはない。よってオペレータの視界性は良好である。
図2に示されるように、前フレーム49aは、キャブ5の前方上端に位置している。この前フレーム49aに、ケース56aおよびケース56bの各々が取り付けられている。このため、ケース56a内に収容された撮像部51a、52aおよびケース56b内に収容された撮像部51b、52bの各々は、オペレータの視点に近い視点から撮像することが可能となる。
図3に示されるように、撮像部51aが前フレーム49aと左ピラー41との交差部に配置され、撮像部51bが前フレーム49aと右ピラー42との交差部に配置されている。これにより第1のステレオカメラにおいて撮像部51aと撮像部51bとの左右方向の間隔を大きく確保することが可能となる。このため、第1のステレオカメラにおける測量誤差を低減することができる。
また撮像部52aが前フレーム49aと左ピラー41との交差部に配置され、撮像部52bが前フレーム49aと右ピラー42との交差部に配置されている。これにより第2のステレオカメラにおいても撮像部52aと撮像部52bとの左右方向の間隔を大きく確保することが可能となる。このため、第2のステレオカメラにおける測量誤差を低減することができる。
図8に示されるように、撮像部51a、52a、51b、52bの各々に電気的に接続された電子機器60がキャブ5の天井に取り付けられている。電子機器60を天井に取り付けることで、電子機器60の配置スペースを確保することが容易となる。また前フレーム49aに取り付けられる撮像部51a、51b、52a、52bの各々と電子機器60とを繋ぐ電線59の配線長さを、電子機器60をキャブ5の床面近くに配置した場合と比較して短くすることができる。
図8に示されるように、電子機器60および内装材カバー82の各々は、開いた状態にある前窓47aよりも上方に位置している。このため、前窓47aの開閉動作時に前窓47aが電子機器60および内装材カバー82の各々と干渉することは防止される。
図8に示される側面視において、フロントピラー41、42の各々は、下から上に向かうにしたがって前から後へ向かうように傾斜している。このためケース56a、56bの各々の前端FE1は、キャブ5の前端位置FE2よりも後方に位置している。これによりキャブ5の輸送の際に複数のキャブ5を前後方向に並べた場合でも、後ろに位置するキャブ5のケース56a、56bの各々が、前に位置するキャブ5に当たることはない。このためキャブ5の輸送時にキャブ5およびケース56a、56bに傷が付くことが抑制される。
図8に示されるように、電子機器60が運転席8よりも後方に位置している。また電子機器60の前面に電線59が接続されている。これにより、運転席8付近のオペレータが電子機器60と電線59との接続部にアクセスすることが容易となる。これにより電子機器60のメンテナンスが容易となる。
図8に示されるように、電子機器60の電線59が接続される前面が後面よりも低くなるように電子機器60は傾斜している。このように電子機器60の電線59が接続される前面が低い位置にあるため、オペレータが電子機器60と電線59との接続部にアクセスすることがさらに容易となる。これにより電子機器60のメンテナンスがさらに容易となる。
図8に示されるように、電子機器60の電線59が接続される前面が天井内装材81よりも下方に突き出している。このため、内装材カバー82を天井内装材81から取り外すことにより、電子機器60に対する電線59の取り付け、取り外しを容易に行うことが可能となる。
仮に電線59を通す孔が屋根部分48に設けられた場合、キャブ5の外部から内部への水漏れが生じやすくなる。また仮に電線59を通す孔が後窓47bに設けられた場合、オペレータによる後方の視認性が悪化する。本実施の形態では図8に示されるように、電線59を通す貫通孔49baが後フレーム49bに設けられている。これにより、キャブ5の内部への水漏れを抑制しつつ、オペレータによる後方の視認性を良好に保つことが可能となる。
図6に示されるように、側面視において撮像部51aの光軸OA1とガラスカバー57aの後面との交点の高さ位置は、撮像部52aの光軸OA3とガラスカバー57aの後面との交点の高さ位置と同じである。これにより側面視において、撮像部51aの画角VA1と撮像部52aの画角VA3との双方を遮ることなく、ケース56aの開口部56aaの長さLを小さくすることができる。これによりガラスカバー57aのサイズを小さくすることが可能となる。ガラスカバー57aは、作業時に生じる飛散物により傷が付いたり、破損しやすい。このガラスカバー57aの寸法を小さくすることにより、飛散物によるガラスカバー57aの傷付きおよび破損の抑制が可能となる。
図7に示されるように、平面視において、撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3とは油圧ショベル1の前方に向かって互いに近づくように傾斜している。これにより平面視において、撮像部51aの画角VA1と撮像部52aの画角VA3との双方を遮ることなく、ケース56aの開口部56aaの幅Wを小さくすることができる。これによりガラスカバー57aのサイズを小さくすることが可能となり、上記と同様、飛散物によるガラスカバー57aの傷付きおよび破損の抑制が可能となる。
また図4および図5に示されるように、シール部材54およびケース56aの少なくとも一方には、ケース56aの内部と外部とを連通する連通部(たとえば切欠部54b)が設けられている。このため、ケース56aの内部において結露が生じることが抑制される。
切欠部54bは、シール部材54の最下端部に設けられている。撮像部51a、52aの双方は、切欠部54bの位置よりも高い位置(上方)に配置されている。このため、仮に切欠部54bからケース56a内に水、塵埃などが侵入しても、撮像部51a、52aに水、塵埃などが付着することは抑制される。
図5に示されるように、ブラケット55の第1支持部55bと第2支持部55cとが一体となるようにブラケット55は構成されている。これにより部品点数の増加を抑えることができる。また撮像部51a、52aの光軸OA1、OA3の角度設定が容易となる。
図6に示されるように、油圧ショベル1が水平な地面上に配置された状態において、撮像部51a、52a、51b、52bの各光軸OA1〜OA4の各々は俯角に設定されている。油圧ショベルのような作業車両において作業する部位は地面である。このため各光軸OA1〜OA4が俯角に設定されていることにより、水平もしくは水平に近い地面の三次元現況地形データを得ることが容易となる。
しかし作業する部位は水平に限らず、油圧ショベル1などの作業車両の前方から上方に向かって傾斜している場合もある。本実施の形態においては、図6に示されるように、油圧ショベル1(作業車両)が水平な地面上に配置された状態で、撮像部51aの光軸OA1が水平面HSとなす第1の角度θ1は、撮像部52aの光軸OA3が水平面HSとなす第2の角度θ2よりも大きい。これにより、図10に示されるように撮像部51aによる下方の撮像範囲VR1と撮像部52aによる上方の撮像範囲VR2とを同時に撮像することが可能となる。このため、仮に作業する部位が作業車両1の前方から上方に向かって傾斜している場合でも、作業する傾斜部の三次元現況地形データを得ることが容易となる。
また図3に示されるように、油圧ショベル1(作業車両)が水平な地面上に配置された状態において、撮像部51bの光軸OA2が水平面となす第3の角度は、撮像部52bの光軸OA4が水平面となす第4の角度よりも大きい。これにより、図10に示されるように撮像部51aによる下方の撮像範囲VR1と撮像部52aによる上方の撮像範囲VR2とを同時に撮像することが可能となる。このため、仮に作業する部位が作業車両1の前方から上方に向かって傾斜している場合でも、作業する傾斜部の三次元現況地形データを得ることが容易となる。
図8に示されるように、ケース56bの最上端の高さ位置UE1は、キャブ5の上端の高さ位置UE2よりも低い。このようにケース56bの最上端の高さ位置UE1が設定されることにより、ケース56bをバケット軌跡を避けて配置することが可能となる。これによりケース56bとバケット4cとの干渉を防止することができる。
またケース56bの前端FE1がキャブ5の前端位置FE2よりも後方に位置することにより、ケース56bとバケット4cとの干渉をさらに防止することができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態における作業車両について図12〜図15を用いて説明する。
図12は、他の実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。図13、図14および図15は、それぞれ図12に示す油圧ショベルのステレオカメラ付近を示す正面図、平面図および側面図である。
図12に示されるように、本実施の形態の構成は、図1〜図11に示される一実施の形態における構成と比較して、第1および第2のステレオカメラの構成において異なっている。
本実施の形態においては、第1のステレオカメラは、撮像部51a(第1の撮像部)と撮像部51b(第2の撮像部)とを有している。第2のステレオカメラは、撮像部52a(第3の撮像部)と撮像部52b(第4の撮像部)とを有している。
撮像部51aと撮像部52aとは、1つのケース56a(第1のケース)内に収容されている。ケース56aは、前方に2つの開口部56aa、56abを有している。2つの開口部56aa、56abは、互いに上下方向に並んで配置されている、開口部56aaは開口部56abよりも下側に配置されている。
2つの開口部56aa、56abの各々には、ガラスカバー57aa、57ab(カバー)が配置されている。撮像部51aはガラスカバー57aaを通して、また撮像部52aはガラスカバー57abを通して、油圧ショベル1の前方の地形などを撮像することができる。
撮像部51bと撮像部52bとは、1つのケース56b(第2のケース)内に収容されている。ケース56bは、前方に2つの開口部56ba、56bbを有している。2つの開口部56ba、56bbは、互いに上下方向に並んで配置されている、開口部56baは開口部56bbよりも下側に配置されている。
2つの開口部56ba、56bbの各々には、ガラスカバー57ba、57bb(カバー)が配置されている。撮像部51bはガラスカバー57baを通して、また撮像部52bはガラスカバー57bbを通して、油圧ショベル1の前方の地形などを撮像することができる。
ケース56aおよびケース56bの各々は、キャブ5の外部に取り付けられている。ケース56aは、前フレーム49aおよび左ピラー41の少なくともいずれかに取り付けられている。ケース56aは、前フレーム49aと左ピラー41との交差する部分に配置されている。ケース56bは、前フレーム49aおよび右ピラー42の少なくともいずれかに取り付けられている。ケース56bは、前フレーム49aと右ピラー42との交差する部分に配置されている。
ケース56a、56bの間には、たとえば2つの前照灯91が配置されている。2つの前照灯91の各々は、前フレーム49aに取り付けられている。2つの前照灯91の各々により、夜間などに油圧ショベル1の前方を照らすことができる。
撮像部51aと撮像部52aとは上下方向に並んでいる。撮像部51aは撮像部52aよりも下側に配置されている。撮像部51bと撮像部52bとは上下方向に並んでいる。撮像部51bは撮像部52bよりも下側に配置されている。
図12中には、撮像部51aの光軸OA1と、撮像部51bの光軸OA2とが示されている。また図12中には、撮像部52aの光軸OA3と、撮像部52bの光軸OA4とが示されている。
撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3との各々は、油圧ショベル1が水平な地面に配置された状態において俯角となるように設定されている。撮像部51aの光軸OA1と撮像部52aの光軸OA3とは、互いに傾斜している。撮像部51aの光軸OA1は、撮像部52aの光軸OA3に対して下側に傾斜している。これにより撮像部51aは、撮像部52aよりも下側の地形などを撮像可能である。
撮像部51bの光軸OA2と撮像部52bの光軸OA4との各々は、油圧ショベル1が水平な地面に配置された状態において俯角となるように設定されている。撮像部51bの光軸OA2と撮像部52bの光軸OA4とは、互いに傾斜している。撮像部51bの光軸OA3は、撮像部52bの光軸OA4に対して下側に傾斜している。これにより撮像部51bは、撮像部52bよりも下側の地形などを撮像可能である。
撮像部51aの光軸OA1と撮像部51bの光軸OA2との各々は、水平面に対してほぼ同じ傾斜角度を有している。撮像部52aの光軸OA3と撮像部52bの光軸OA4との各々は、水平面に対してほぼ同じ傾斜角度を有している。
油圧ショベル1が水平な地面上に配置された状態において、撮像部51aの光軸OA1が水平面となす角度は、撮像部52aの光軸OA3が水平面となす角度よりも大きい。また油圧ショベル1が水平な地面上に配置された状態において、撮像部51bの光軸OA2が水平面となす角度は、撮像部52bの光軸OA4が水平面となす角度よりも大きい。
図13に示されるように、撮像部51a、52aの各々は、キャブ5の外部であって、前フレーム49aおよび左ピラー41の少なくとも一方に取り付けられている。撮像部51a、52aの各々は、前フレーム49aと左ピラー41との交差する部分に配置されている。
撮像部51b、52bの各々は、キャブ5の外部であって、前フレーム49aおよび右ピラー42の少なくとも一方に取り付けられている。撮像部51b、52bの各々は、前フレーム49aと右ピラー42との交差する部分に配置されている。
撮像部51aおよび撮像部52aの各々は、正面視において左ピラー41および左ピラー41の延長領域RAの少なくとも一方に重畳するように配置されている。撮像部51bおよび撮像部52bの各々は、正面視において右ピラー42および右ピラー42の延長領域RBに重畳するように配置されている。
これにより撮像部51aと撮像部51bとの左右方向の間隔を大きく確保することができる。このため撮像部51a、51bよりなる第1のステレオカメラの測量誤差を低減でき、精度を向上することができる。また撮像部52aと撮像部52bとの左右方向の間隔を大きく確保することができる。このため撮像部52a、52bよりなる第2のステレオカメラの測量誤差を低減でき、精度を向上することができる。
撮像部51aおよび撮像部52aの各々は、左ピラー41および左ピラー41の延長領域RAに取り付けられている。撮像部51bおよび撮像部52bの各々は、右ピラー42および右ピラー42の延長領域RBに取り付けられている。
油圧ショベル1などの作業車両においては、作業車両転倒時におけるオペレータの保護は非常に重要である。このため油圧ショベル1などの作業車両においては、転倒安全規格(ROPS:ROllover Protective Structure)に適用したキャブ、いわゆるROPSキャブが採用される。このROPSキャブにおいては、キャブの側面に位置するフロントピラー、屋根部分の左右両側、リアピラーおよび床部分の左右両側の強度が他の部分に比較して大幅に向上されている。このため、この剛性の高いフロントピラー41、42およびその延長領域RA、RBに撮像部51a、51b、52a、52bが取り付けられることにより、撮像部51a、51b、52a、52bの各光軸OA1〜OA4のずれを抑制することができる。
撮像部51aの横幅(左右方向の幅)および撮像部52aの横幅の各々は、左ピラー41の横幅よりも狭い。また撮像部51bの横幅および撮像部52bの横幅の各々は、右ピラー42の横幅よりも狭い。
図14に示されるように、撮像部51aおよび撮像部52aの各々は、平面視において左ピラー41に重畳するように配置されている。撮像部51bおよび撮像部52bの各々は、平面視において右ピラー42に重畳するように配置されている。
撮像部51aの光軸OA1、撮像部51bの光軸OA2、撮像部52aの光軸OA3および撮像部52bの光軸OA4の各々は、平面視において前方に向かうほど作業機4(図1)側に近づくように傾斜している。
平面視において撮像部51aの光軸OA1は、撮像部52aの光軸OA3よりも前方に向かって作業機4側に近づくように傾斜している。平面視において撮像部51bの光軸OA2は、撮像部52bの光軸OA4よりも前方に向かって作業機4側に近づくように傾斜している。
図15に示されるように、撮像部51aは撮像部52aよりも前方に位置している。撮像部51bは撮像部52bよりも前方に位置している。
撮像部51aおよび撮像部52aの各々は、側面視において左ピラー41の上端湾曲部URに取り付けられている。撮像部51bおよび撮像部52bの各々は、側面視において右ピラー42の上端湾曲部に取り付けられている。
撮像部51aおよび撮像部52aを内部に収容するケース56aの最上端の高さ位置は、キャブ5の上端の高さ位置UE2よりも低い。撮像部51bおよび撮像部52bを内部に収容するケース56bの最上端の高さ位置は、キャブ5の上端の高さ位置UE2よりも低い。
なお本実施の形態の上記以外の構成は、図1〜図11に示される一実施の形態の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態においては、図13に示されるように、撮像部51aと撮像部52aとが互いに上下方向に配置されるとともに、撮像部51bと撮像部52bとが互いに上下方向に配置されている。このため本実施の形態によれば、上記一実施の形態と比較して、第1のステレオカメラを構成する撮像部51aと撮像部51bとの左右方向の間隔をより広く確保することが可能となる。このため第1のステレオカメラの精度をさらに向上させることができる。
上記と同様、本実施の形態によれば、上記一実施の形態と比較して、第2のステレオカメラを構成する撮像部52aと撮像部52bとの左右方向の間隔をより広く確保することが可能となる。このため第2のステレオカメラの精度をさらに向上させることができる。
(その他)
図16は、ステレオ画像データ合成システムの他の構成を示す機能ブロック図である。
図11においては、監視局76がステレオマッチング部761、762と上下ステレオ画像データ合成部763とを有する場合について説明した。しかし図16に示されるように、油圧ショベル1などの作業車両に搭載されたコントローラ20が、ステレオマッチング部761、762と上下ステレオ画像データ合成部763とを有していてもよい。この場合、三次元形状の画像データの作成は、コントローラ20にて行われる。
また図13に示されるように、正面視において、2つの前照灯91と一直線上に並ぶように撮像部51a、51b、52a、52bが配置されていてもよい。具体的には、2つの前照灯91から、2つの前照灯91が並ぶ方向に左右に延長した領域RC内に撮像部51a、51b、52a、52bが配置されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 油圧ショベル(作業車両)、2 走行体、2a 履帯、3 旋回体、4 作業機、4a ブーム、4b アーム、4c バケット、4d,4e,4f 油圧シリンダ、5 キャブ、6 エンジンフード、7 カウンタウェイト、8 運転席、9 アンテナ、20 コントローラ、21 モニタ、40 フロントピラー、40a 第1ガイドレール、41 左ピラー、42 右ピラー、44 中間ピラー、46 リアピラー、47a 前窓、47aa,47ab 突出部、47b 後窓、48 屋根部分、48a 第2ガイドレール、49a 前フレーム、49b 後フレーム、49ba 貫通孔、51a,51b,52a,52b 撮像部、53 裏板、53a 本体部、53aa,53ba,53ca 雌ねじ部、53b 上側固定部、53c 横側固定部、53d 電線挿通孔、54 シール部材、54a 外周端、54b,55ba,55ca 切欠部、55 ブラケット、55a 裏板取付部、55b 第1支持部、55bb,55cb,55d,56ab 挿通孔、55c 第2支持部、56a,56b ケース、56aa,56ab,56ba,56bb 開口部、57a,57aa,57ab,57b,57ba,57bb ガラスカバー、58a,58b,58c ボルト、59,59a,59b 電線、60 電子機器、71,72a,72b,73a,73b カバー、71a〜71d カバー部、76 監視局、81 天井内装材、82 内装材カバー、91 前照灯、761,762 ステレオマッチング部、763 上下ステレオ画像データ合成部。

Claims (14)

  1. キャブと、
    第1の撮像部と、第2の撮像部とを有する第1のステレオカメラと、
    第3の撮像部と、第4の撮像部とを有する第2のステレオカメラと、
    前記第1の撮像部および前記第3の撮像部を内部に収容する第1のケースと、
    前記第2の撮像部および前記第4の撮像部を内部に収容する第2のケースと、を備え、
    前記第1のケースおよび前記第2のケースは、前記キャブの外部に取り付けられている、作業車両。
  2. 前記第1のケースおよび前記第2のケースは、前記キャブの前方上端に位置する前フレームに取り付けられている、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記第1のステレオカメラおよび前記第2のステレオカメラの各々で取得された撮像データを処理する電子機器をさらに備え、
    前記電子機器は、前記キャブの内部に位置し、かつ前記キャブの天井に取り付けられている、請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記キャブは、運転席と、前窓とを有し、
    前記前窓は、閉じた状態と開いた状態との間で移動し、前記閉じた状態では前記運転席の前方に位置し、前記開いた状態では前記運転席の上方に位置し、
    前記電子機器は、前記開いた状態にある前記前窓よりも上方に位置している、請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記電子機器は、前記運転席よりも後方に位置している、請求項4に記載の作業車両。
  6. 前記第1のステレオカメラおよび前記第2のステレオカメラの各々と前記電子機器とを電気的に接続する電線をさらに備え、
    前記キャブは、後窓と、前記後窓の上に位置する後フレームとを有し、
    前記電線は、前記後フレームに設けられた貫通孔を通じて前記キャブの外部から内部に延びている、請求項3に記載の作業車両。
  7. 前記電線は前記電子機器の前面に接続されており、
    前記電子機器は、前記前面が低く、前記前面に対向する後面が高くなるように傾斜している、請求項6に記載の作業車両。
  8. 前記第1のケースは、前記第1の撮像部および前記第3の撮像部の前方に透明なカバーを有し、
    前記第1の撮像部の光軸と前記カバーの後面との交点の高さ位置は、前記第3の撮像部の光軸と前記カバーの後面との交点の高さ位置と同じである、請求項1に記載の作業車両。
  9. 裏板と、
    前記裏板および前記第1のケースの間をシールするシール部材とをさらに備え、
    前記シール部材および前記第1のケースの少なくとも一方には、前記第1のケースの内部と外部を連通させる連通部が設けられている、請求項1に記載の作業車両。
  10. 前記裏板に支持されたブラケットをさらに備え、
    前記ブラケットは、前記第1の撮像部を支持する第1支持部と、前記第3の撮像部を支持する第2支持部とを有し、
    前記第1支持部と前記第2支持部とが一体となるように前記ブラケットは構成されている、請求項9に記載の作業車両。
  11. 前記キャブは、フロントピラーを有し、
    前記第1の撮像部および前記第3の撮像部の各々は、正面視において前記フロントピラーおよび前記フロントピラーの延長領域上に重畳するように配置されている、請求項1に記載の作業車両。
  12. 前記第1の撮像部は、前記第3の撮像部の下側に配置されている、請求項11に記載の作業車両。
  13. 前記作業車両が水平な地面上に配置された状態において、前記第1の撮像部の光軸が水平面となす第1の角度は、前記第3の撮像部の光軸が水平面となす第2の角度よりも大きい、請求項12に記載の作業車両。
  14. 前記第1のケースの上端の高さ位置および前記第2のケースの上端の高さ位置の各々は、前記キャブの上端の高さ位置よりも低い、請求項1に記載の作業車両。
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