JP5973950B2 - 作業機の上部構造 - Google Patents
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そこで側部カバーに開口部を形成して、この開口部からメンテナンス等ができるようにすることが考えられるが、開口部を形成すると側部カバーの強度が低下するという別の問題が発生する。
本発明は、側部カバーに開口部を形成するとともに、その前上部から後上部にわたって上縁部材を連結することにより、装置フレーム上の油圧機器のメンテナンス等を容易にしながら側部カバーの補強ができる作業機の上部構造を提供することを目的とする。
第1に、走行装置M及び作業装置Nを有する作業機2の装置フレーム3上に、走行装置M及び作業装置Nを制御する油圧機器P及び操縦装置Qを配置し、操縦装置Qの運転席Q1の前下方に油圧機器Pを上から覆うステップ4を配置し、装置フレーム3とステップ4との間の側方を覆う側部カバー5を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、側部カバー5の前上部から後上部にわたって乗降用ステップを形成し且つ開口部6の上縁を形成する上縁部材7を連結していることを特徴とする。
前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、側部カバー5の前上部から後上部にわたって上縁部材7を連結しており、
上縁部材7は、乗降用ステップを形成する略水平の上面部7Aと、側部カバー5の前上部と後上部とに添接しかつ開口部6の上縁を形成する側面部7Bとを有することを特徴とする。
第3に、前記開口部6と対向する装置フレーム3上に工具8を収納する収納空間Sを形成し、側部カバー5に開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けていることを特徴とする。
前記ステップ4の左右一側縁が乗降口R側となっていて、その乗降口R側の側部カバー5に前記開口部6を形成していることを特徴とする。
即ち、側部カバー5に前部から後部にかけて開口した開口部6を形成しているので、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pのメンテナンス等が容易にでき、かつ側部カバー5の前上部から後上部にわたって上縁部材7を連結しているので、側部カバー5の補強をすることができる。
また、開口部6と対向する装置フレーム3上に収納空間Sを形成し、側部カバー5に開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けているので、収納空間Sに長尺の工具8を収納しておくことができ、かつ蓋部材9を開放して開口部6から取り出すこともできる。
図1、2において、建設用作業機2として後方小旋回型のバックホーを示しており、作業機2はクローラ式の走行装置Mに装置フレーム(旋回台)3を鉛直軸廻り旋回自在に搭載し、装置フレーム3の前部に掘削をする作業装置Nを装着し、後部にエンジンEを搭載し、前部から後部にかけて操縦装置Qを搭載しており、装置フレーム3及びその上の構造物が作業機2の上部構造を構成している。
前記操縦装置Qを内蔵したキャビン20は、装置フレーム3及びその上の構造物とは別個に組み立てられて、アセンブリにした状態でクッションを介して装置フレーム3上に組み付けられる。
前記フロアシート20Fのステップ4で覆われる装置フレーム3の上面には、旋回用油圧モータ、コントロールバルブP1、操作モード切替バルブP2等の油圧機器Pが配置されており、旋回用油圧モータは装置フレーム3の略中央に配置され、コントロールバルブP1及び操作モード切替バルブP2は装置フレーム3の左側部に前後して配置されている。
前記側部カバー5は略長方形の薄板をプレス加工したものであり、上部5aは外側面からステップ4に近づくようにL字状に屈曲しており、下部5bは外側面から装置フレーム3に近づくように湾曲しており、前部5cは装置フレーム3の左前コーナ部を形成すべく前部カバー25に近づくように湾曲しており、中央部5dは外側面から凹んでいる。
蓋部材9の前後中途部の下部にはロック具27が設けられ、蓋部材9を閉鎖姿勢にしたときに、ロック具27のロック片28を側部カバー5の中央部5dの下部に係合して、蓋部材9を閉鎖姿勢にロックできるようにしている。このロック具27は作業機2の運転キーによって操作可能になっている。
前記側部カバー5は、中央に大口径の開口部6が形成されているので、前上部から後上部にわたって上縁部材7が連結されている。この上縁部材7は帯板をT字状に溶着して形成されており、側部カバー5の上部5aの上面に添接される略水平な上面部7Aと、側部カバー5の外表面の上部に添接しかつ開口部6の上縁を形成する略垂直な側面部7Bとを有する。
前記上縁部材7は、断面L字の溝形鋼で上面部7Aと側面部7Bとを形成してもよく、また、側面部7Bに蓋部材9枢支用の前後一対のヒンジ具26を設けてもよい。
即ち、作業機2のメンテナンスのためには、グリスガン、フィルタレンチ、工具箱等が必要であり、作業機2に装備しておかねばならない。前記開口部6を、グリスガン、フィルタレンチ、工具箱等が出し入れできる大きさにすることにより、装置フレーム3の上面を工具8を収納する収納空間Sとし、蓋部材9の開閉によって出し入れできることになる。
この衝立板31を設けることにより、側部カバー5の内方の収納空間Sはポケットとなり、工具8を装置フレーム3に装着することなく収納しておくことができる。
例えば、作業機2はバックホーの他、ホイールローダ等であってもよく、上縁部材7の側面部7Bは側部カバー5の外面に取り付けられているが、側部カバー5の上部を略垂直に形成しておいて、その内面に側面部7Bを取り付けてもよい。
3 装置フレーム
4 ステップ
5 側部カバー
5a 上部
5b 下部
5c 前部
5d 中央部
6 開口部
7 上縁部材
7A 上面部
7B 側面部
8 工具
9 蓋部材
20 キャビン
26 ヒンジ具
E エンジン
M 走行装置
N 作業装置
P 油圧機器
P1 コントロールバルブ
P2 操作モード切替バルブ
Q 操縦装置
Q1 運転席
R 乗降口
S 収納空間
Claims (4)
- 走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、側部カバー(5)の前上部から後上部にわたって乗降用ステップを形成し且つ前記開口部(6)の上縁を形成する上縁部材(7)を連結していることを特徴とする作業機の上部構造。 - 走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、側部カバー(5)の前上部から後上部にわたって上縁部材(7)を連結しており、
前記上縁部材(7)は、乗降用ステップを形成する略水平の上面部(7A)と、側部カバー(5)の前上部と後上部とに添接しかつ開口部(6)の上縁を形成する側面部(7B)とを有することを特徴とする作業機の上部構造。 - 前記開口部(6)と対向する装置フレーム(3)上に工具(8)を収納する収納空間(S)を形成し、側部カバー(5)に開口部(6)を開閉自在に閉鎖する蓋部材(9)を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の上部構造。
- 前記走行装置(M)に装置フレーム(3)を鉛直軸廻り旋回自在に搭載し、装置フレーム(3)に作業装置(N)を装着するとともに後部にエンジン(E)を搭載しており、
前記ステップ(4)の左右一側縁が乗降口(R)側となっていて、その乗降口(R)側の側部カバー(5)に前記開口部(6)を形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機の上部構造。
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