JP6129017B2 - 作業機の上部構造 - Google Patents
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Description
そこで側部カバーに開口部を形成して、この開口部からメンテナンス等をしたり、この開口部から工具を出し入れする収納箱を装置フレーム上に配置したりすることが考えられるが、グリスガンを出し入れできるような大きな開口部を形成すると、側部カバーの強度が低下するという別の問題が発生する。
本発明は、側部カバーに開口部を形成するとともに側部カバーの内面に箱形成部材を取り付けることにより、装置フレーム上の油圧機器のメンテナンス、工具の収納等を容易にしながら側部カバーの補強ができる作業機の上部構造を提供することを目的とする。
第1に、走行装置M及び作業装置Nを有する作業機2の装置フレーム3上に、走行装置M及び作業装置Nを制御する油圧機器P及び操縦装置Qを配置し、操縦装置Qの運転席Q1の前下方に油圧機器Pを上から覆うステップ4を配置し、装置フレーム3とステップ4との間の側方を覆う側部カバー5を設けている作業機の上部構造であって、前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、この開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けており、前記側部カバー5の内面に箱形成部材31を取り付けており、前記箱形成部材31と前記側部カバー5とによって前記開口部6から挿入する工具8を収納する工具箱が形成されていることを特徴とする。
第3に、前記箱形成部材31を、側部カバー5の内面に固着していることを特徴とする。
1の前下方に油圧機器Pを上から覆うステップ4を配置し、装置フレーム3とステップ4との間の側方を覆う側部カバー5を設けている作業機の上部構造であって、前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、この開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けており、前記側部カバー5の内面に、前記開口部6から挿入する工具8を収納する箱形成部材31を取り付けており、前記側部カバー5は、開口部6を形成している外側面の下部から装置フレーム3に近づくように湾曲して装置フレーム3と連結する下部5bを有し、前記箱形成部材31を側部カバー5の外側面の裏面と下部5bの上面とに固着していることを特徴とする。
第5に、前記箱形成部材31は、前端が開口部6の前縁より前側で、後端が開口部6の後縁より後側でそれぞれ側部カバー5の内面に連結し、下部5bからの高さhは開口部6の下縁の高さHより低いことを特徴とする。
第6に、前記側部カバー5は、外側面の上部からステップ4に近づくようにL字状に屈曲した上部5aと、外側面の前部から装置フレーム3の前コーナ部を形成すべく装置フレーム3の中央側に近づくように湾曲した前部5cとを有していることを特徴とする。
即ち、本発明は、側部カバー5に前部から後部にかけて開口した開口部6を形成しているので、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pのメンテナンス等が容易にでき、かつ側部カバー5の内面に開口部6から挿入する工具8を収納する箱形成部材31を取り付けているので、工具8を収納しながら側部カバー5の補強をすることができる。
また、箱形成部材31は、前端が開口部6の前縁より前側で、後端が開口部6の後縁より後側でそれぞれ側部カバー5の内面に連結し、下部5bからの高さhは開口部6の下縁の高さHより低いので、油圧機器Pのメンテナンスの障害になることなく箱形成部材31を設けることができる。
に構成することができる。
図1、2において、建設用作業機2として後方小旋回型のバックホーを示しており、作業機2はクローラ式の走行装置Mに装置フレーム(旋回台)3を縦軸廻り旋回自在に搭載し、装置フレーム3の前部に掘削をする作業装置Nを装着し、後部にエンジンEを搭載し、前部から後部にかけて操縦装置Qを搭載しており、装置フレーム3及びその上の構造物が作業機2の上部構造を構成している。
前記操縦装置Qを内蔵したキャビン20は、装置フレーム3及びその上の構造物とは別個に組み立てられて、アセンブリにした状態でクッションを介して装置フレーム3上に組み付けられる。
前記フロアシート20Fのステップ4で覆われる装置フレーム3の上面には、旋回用油圧モータ、コントロールバルブP1、操作モード切替バルブP2等の油圧機器Pが配置されており、旋回用油圧モータは装置フレーム3の略中央に配置され、コントロールバルブP1及び操作モード切替バルブP2は装置フレーム3の左側部に前後して配置されている。
前記側部カバー5は略長方形の薄板をプレス加工したものであり、本体部分となる外側面と、上部5aと、下部5bと、前部5cと、後部とを有し、上部5aは外側面からステップ4に近づくようにL字状に屈曲しており、下部5bは外側面から装置フレーム3に近づくように湾曲して装置フレーム3と連結しており、前部5cは装置フレーム3の左前コーナ部を形成すべく装置フレーム3の中央側に近づくように(前部カバー25に近づくように)湾曲しており、本体部分の中央に位置する中央部5dは外側面から内面側に凹んでいる。
蓋部材9の前後中途部の下部にはロック具27が設けられ、蓋部材9を閉鎖姿勢にしたときに、ロック具27のロック片28を側部カバー5の中央部5dの下部に係合して、蓋部材9を閉鎖姿勢にロックできるようにしている。このロック具27は作業機2の運転キーによって操作可能になっている。
前記側部カバー5は、中央に大口径の開口部6が形成されているので、前上部から後上部にわたって上縁部材7が連結されている。この上縁部材7は帯板をT字状に溶着して形成されており、側部カバー5の上部5aの上面に添接される略水平な上面部7Aと、側部カバー5の外表面の上部に添接しかつ開口部6の上縁を形成する略垂直な側面部7Bとを有する。
前記上縁部材7は、断面L字の溝形鋼で上面部7Aと側面部7Bとを形成してもよく、また、側面部7Bに蓋部材9枢支用の前後一対のヒンジ具26を設けてもよい。
作業機2のメンテナンスのためには、グリスガン及びフィルタレンチ等の工具8と、その工具8を収納しておくための工具箱とが必要であり、作業機2に装備しておかねばならない。前記開口部6を、工具8が出し入れできる大きさにすることにより、装置フレーム3の上面側を工具8を収納する収納空間Sとし、蓋部材9の開閉によって出し入れできることになる。
ー5とによってポケット形状の工具箱が形成されている。
前記箱形成部材31は、帯板を屈曲して形成しており、前部に階段状に屈曲した補助板32を固着しており、この補助板32を有する前端が側部カバー5の外側面の裏面の開口部6の前縁より前側で固着され、帯板をL字状に屈曲した後端が開口部6の後縁より後側で側部カバー5の内面に固着連結されている。
例えば、作業機2はバックホーの他、ホイールローダ等であってもよく、上縁部材7の側面部7Bは側部カバー5の外面に取り付けられているが、側部カバー5の上部を略垂直に形成しておいて、その内面に側面部7Bを取り付けてもよい。
前記箱形成部材31は側壁だけでなく底壁を有する断面L字形状のものを使用して、側壁の前後端と底壁の側縁とを側部カバー5の外側面の裏面に固着して、工具8を収納する収納空間Sを形成してもよい。
3 装置フレーム
4 ステップ
5 側部カバー
5a 上部
5b 下部
5c 前部
5d 中央部
6 開口部
7 上縁部材
8 工具
9 蓋部材
20 キャビン
26 ヒンジ具
31 箱形成部材
H,h 高さ
P 油圧機器
P1 コントロールバルブ
P2 操作モード切替バルブ
R 乗降口
S 収納空間
Claims (6)
- 走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、この開口部(6)を開閉自在に閉鎖する蓋部材(9)を設けており、
前記側部カバー(5)の内面に箱形成部材(31)を取り付けており、
前記箱形成部材(31)と前記側部カバー(5)とによって前記開口部(6)から挿入する工具(8)を収納する工具箱が形成されていることを特徴とする作業機の上部構造。 - 前記側部カバー(5)は、開口部(6)を形成している側面から装置フレーム(3)に近づくように延びる延設部を有し、前記箱形成部材(31)を側部カバー(5)の前記延設部の上面に固着していることを特徴とする請求項1に記載の作業機の上部構造。
- 前記箱形成部材(31)を、側部カバー(5)の内面に固着していることを特徴とする請求項2に記載の作業機の上部構造。
- 走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、この開口部(6)を開閉自在に閉鎖する蓋部材(9)を設けており、
前記側部カバー(5)の内面に、前記開口部(6)から挿入する工具(8)を収納する
箱形成部材(31)を取り付けており、
前記側部カバー(5)は、開口部(6)を形成している外側面の下部から装置フレーム(3)に近づくように湾曲して装置フレーム(3)と連結する下部(5b)を有し、前記箱形成部材(31)を側部カバー(5)の外側面の裏面と下部(5b)の上面とに固着していることを特徴とする作業機の上部構造。 - 前記箱形成部材(31)は、前端が開口部(6)の前縁より前側で、後端が開口部(6)の後縁より後側でそれぞれ側部カバー(5)の内面に連結し、下部(5b)からの高さ(h)は開口部(6)の下縁の高さ(H)より低いことを特徴とする請求項4に記載の作業機の上部構造。
- 前記側部カバー(5)は、外側面の上部からステップ(4)に近づくようにL字状に屈曲した上部(5a)と、外側面の前部から装置フレーム(3)の前コーナ部を形成すべく装置フレーム(3)の中央側に近づくように湾曲した前部(5c)とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機の上部構造。
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