WO2014058066A1 - 美容方法 - Google Patents

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Abstract

 本発明は、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を容易に落とすことができる美容方法を提供する。本発明にかかる美容方法は、薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップと、貼付した薄膜の支持体を除去するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする。

Description

美容方法 関連出願
 本出願は、2012年10月12日付け出願の日本国特許出願2012-227075号の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。
 本発明は美容方法に関し、特に凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料やサンケア化粧料を容易に落とすことができる美容方法に関する。
 従来より、毛穴、シワ、ニキビ跡等によって生じる皮膚上の凹凸を補正したいという声が多かった。
 このような凹凸補正効果を有する皮膚外用剤として、シリコーン系皮膜剤等を含む凹凸補正用皮膚外用剤が知られている(特許文献1)。この凹凸補正用皮膚外用剤は、皮膚上に強靱な化粧膜を作ることで優れた凹凸補正効果を実現している。しかし、メイククレンジング用の洗浄料を用いないと、化粧膜が皮膚上に残ってしまうという問題があった。
 一般的なメーキャップ化粧料やサンケア化粧料においても、化粧料を落とす際、水ではなく、メイククレンジング用の洗浄料を用いないと、キメに化粧料が残ってしまい、くすみや肌荒れの原因となるという問題があった。
 また、スキンケア化粧料に、さまざまな有効成分を配合し、保湿効果や美白効果等を付与する試みがなされている。
 そのような有効成分の経皮吸収効果を高めるために、保湿用ゲルシート(特許文献2)や機能性シート(特許文献3)に有効成分を含ませることが記載されている。これらのシートはゲル状で目立つため、長時間顔に貼付し、貼付したまま外出することはできなかった。
 一方、スキンケア化粧料を塗布後にメーキャップ化粧料やサンケア化粧料を塗布すると、有効成分が混ざってしまったり、筆やパフ等の塗布具に染みこんでしまうという問題もあった。
特開2010-229094号公報 特開2001-31556号公報 特開2012-148980号公報
 本発明は前記従来技術に鑑み行われたものであり、その解決すべき課題は、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を容易に落とすことができる美容方法を提供することにある。また、基材膜を貼付する前にスキンケア化粧料を塗布した場合、スキンケア化粧料の経皮吸収効果に優れた美容方法を提供することもできる。
 本発明者らが前述の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなる薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップと、貼付した薄膜の支持体を除去するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有することで、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料やサンケア化粧料を容易に落とすことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
 すなわち、本発明にかかる美容方法は、薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップと、貼付した薄膜の支持体を除去するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、
 薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする。
 
 また、本発明にかかる美容方法は、薄膜の支持体を除去するステップと、皮膚に基材膜を貼付するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、
 薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする。
 前記美容方法において、皮膚に基材膜を貼付するステップの前に、スキンケア化粧料を塗布するステップを有することが好適である。
 前記美容方法において、基材膜が、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、あるいはこれらの共重合体、アクリルウレタン共重合体から選ばれる1種または2種以上を含むことが好適である。
 前記美容方法において、基材膜にヒアルロン酸またはその誘導体膜が担持されていることが好適である。
 前記美容方法において、支持体が水溶性高分子膜または布であることが好適である。
 前記美容方法において、皮膚が凹凸を有することが好適である。
 本発明にかかるメーキャップ方法は、皮膚に基材膜(支持体を除去した薄膜)を貼付した後、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するメーキャップ方法であって、
 薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする。
 本発明は、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料やサンケア化粧料を容易に落とすことができる美容方法を提供することができる。また、基材膜を貼付する前にスキンケア化粧料を塗布した場合、スキンケア化粧料の経皮吸収効果に優れた美容方法を提供することもできる。
本発明の美容方法で用いられる薄膜を示す図である。 本発明の美容方法の説明図である。 本発明の美容方法の説明図である。 スキンケア化粧料を塗布するステップを有する本発明の美容方法の説明図である。 スキンケア化粧料を塗布するステップを有する本発明の美容方法の説明図である。 (A)は素肌の写真である。(B)は(A)の皮膚上に基材膜を貼付した写真である。(C)は(B)の基材膜上にメーキャップ化粧料を塗布した写真である。 (A)は、素肌の写真である。(B)は、(A)の皮膚上にパウダーファンデーションを塗布した皮膚の写真である。 (A)は、素肌の写真である。(B)は、(A)の皮膚上に基材膜を貼付した写真である。(C)は、(B)の基材膜上にメーキャップ化粧料を塗布した写真である。(D)は、(C)の基材膜をセロハンテープで除去した写真である。 (A)は、素肌にスキンケア化粧料およびメーキャップ化粧料を塗布した写真である。(B)は、素肌にスキンケア化粧料を塗布後、基材膜を貼付し、メーキャップ化粧料を塗布した写真である。 (A-1)は、皮膚上にメーキャップ化粧料を塗布した写真である。(A-2)は、(A-1)の化粧料塗布部分をセロハンテープではがした際の写真である((A-2’)はその拡大写真である)。(B-1)は、皮膚上に基材膜を貼付し、メーキャップ化粧料を塗布した写真である。(B-2)は、(B-1)の化粧料塗布部分をセロハンテープではがした際の写真である((B-2’)はその拡大写真である)。 トラネキサム酸溶液のみを塗布した皮膚(トラネキサム酸溶液のみ)と、トラネキサム酸溶液塗布後に基材膜を貼付した皮膚(トラネキサム酸溶液+基材膜)から採取した角層のトラネキサム酸量を示す図(3名のパネルで測定した結果)である。 トラネキサム酸溶液のみを塗布した皮膚(トラネキサム酸溶液のみ)と、トラネキサム酸溶液塗布後に基材膜を貼付した皮膚(トラネキサム酸溶液+基材膜)から採取した角層のトラネキサム酸量を示す図(測定結果の平均値)である。 (A)は、素肌の写真である。(B)は、(A)の肌に保湿液を塗布した皮膚の、8時間経過後の写真である。 (A)は、素肌の写真である。(B)は、(A)の肌に保湿液を塗布後、基材膜を貼付した皮膚の、8時間経過後の写真である。
 はじめに、本発明の美容方法で用いられる薄膜について説明する。
 本発明で用いられる薄膜を図1に示す。
 薄膜10は、膜厚が10~500nmの基材膜12と支持体14からなる。
 基材膜は、厚さ10~500nmであることが必要である。また、基材膜の厚さは50~350nmが好ましく、100~250nmが特に好ましい。
 基材膜の厚さが厚すぎると、貼り付けする部分に違和感が生じたり、凹凸補正効果に劣る傾向がある。
 基材膜の厚さが薄すぎると、操作性に劣る傾向がある。
 基材膜の材料は、特に限定されないが、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、これらの共重合体、アクリルウレタン共重合体から選ばれる1種または2種以上の材料が好ましい。
 基材膜の作製方法は、本発明の厚さに作製できるものであれば特に限定されないが、スピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法により作製することが好ましい。特にスピンコーティング法の場合は、スピンコーターは任意のものを用いることができるが、回転数2000~5000rpmで作製することが好ましい。
 また、基材膜にヒアルロン酸またはその誘導体を担持させることが好ましい。本発明において、担持させる場合には、担持層(ヒアルロン酸またはその誘導体)を含めて基材膜としている。
 担持層(ヒアルロン酸またはその誘導体)の厚さは特に限定されないが、均一な製品を製造するために、50~400nmが好ましい。
 ヒアルロン酸またはその誘導体としては、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチル化ヒアルロン酸等が挙げられる。
 ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させる方法は、任意の方法で行うことができる。例えば、基材膜をスピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法等により作製後、ヒアルロン酸またはその誘導体含有溶液を滴下・乾燥させる方法や、ヒアルロン酸またはその誘導体を基材膜材料に分散させた分散液を得た後、スピンコーティング法、(マイクロ)グラビア法、あるいはスプレーコーティング法等に用いられる基板上に該分散液を滴下する方法等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
 支持体としては、水溶性高分子膜または布を用いることが好ましい。基材膜のみでは、薄すぎて作製後の剥離等が難しく、取り扱い性も悪いが、支持体を積層することで、取り扱い性に優れた薄膜を実現できる。
 支持体の厚さは特に限定されないが、1~500μmが好ましい。
 水溶性高分子膜としては、特に限定されないが、ポリビニルアルコールまたはその誘導体、ポリエーテルまたはその誘導体、ポリサッカライド類、高分子電解質あるいはその塩、ヒアルロン酸またはその誘導体から選ばれる1種または2種以上を含むことが好ましい。
 なお、取り扱いを容易にするために、ヒアルロン酸ナトリウム等を担持させる場合、支持体として水溶性高分子膜に加えてPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂膜を用いてもよい。
 布としては、特に限定されないが、メッシュまたは不織布が好ましい。
 メッシュとは、網目状の樹脂シートであり、素材としてはPET樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロンなどが挙げられ、剥離性の点でPET樹脂が好ましく用いられるが、いずれも良好に用いることができる。
 また、不織布としては、ナイロン、セルロース、ポリエステル繊維などが挙げられる。
 なお、本発明においては、基材膜が皮膚上に均一に貼付されている状態に導くための支持体の種類や使用方法の例を挙げているが、均一に皮膚上に貼付されるものであれば、本願の効果を奏することができる。
 本発明の美容方法は、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料やサンケア化粧料を容易に落とすために実施されるものである。
 本発明の美容方法は、薄膜の支持体を除去するステップ(図2(A))と、皮膚に基材膜を貼付するステップ(図2(B))と、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップ(図2(C))と、を有する。
 まず、図2(A)に示されるように、薄膜の支持体を除去し、基材膜を得ることが必要である。
 支持体として水溶性高分子膜を用いる場合、水溶性高分子膜は、例えば水に浸漬させることで容易に除去することができる。
 支持体として布を用いる場合、水や化粧水等を皮膚に塗布し、薄膜の基材膜側を皮膚に貼付することで、基材膜を肌に貼付し、支持体のみを剥離することができる。
 次に、図2(B)に示されるように、皮膚に基材膜を貼付することが必要である。
 基材膜に、ヒアルロン酸またはその誘導体を担持させている場合、ヒアルロン酸またはその誘導体担持側を皮膚に貼付することが好ましい。
 そして、図2(C)に示されるように、基材膜を貼付した皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料20を塗布することが必要である。
 メーキャップ化粧料は、特に限定されず、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、化粧下地、口紅、BBクリーム等が挙げられる。
 サンケア化粧料は、皮膚を紫外線から守るために用いられる化粧料であって、一般的には紫外線吸収剤が高配合されている。本発明において、サンケア化粧料とは、必ずしもボディ用ではなく、顔用の化粧料も含まれる。サンケア化粧料としては、日焼け止め、日中用美容液、日中用乳液、BBクリーム等が挙げられる。
 なお、BBクリームはBlemish Balm creamの略で、化粧下地、ファンデーション、コンシーラ等のメーキャップ化粧料の機能の他、日焼け止め機能および美容液の機能も有する多機能化粧料であるため、メーキャップ化粧料とサンケア化粧料の両方に分類されることがある。
 メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料は、強く擦らずに塗布することが好ましい。
 また、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料としては、パウダーファンデーション等の液状成分配合量の少ない化粧料を用いることが好ましく、液状成分配合量が30質量%以下の化粧料を用いることがより好ましい。リキッドファンデーション等の液状成分配合量が多い化粧料を用いると、基材膜がはがれやすくなる場合がある。
 基材膜としてポリ乳酸を含む基材膜を用いる場合、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料に極性の高い成分を高配合しないことが好ましい。極性の高い成分を高配合すると、膜形成能を低下させる場合がある。
 極性の高い成分としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジメチルエーテル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
 また、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料に、エタノール、デカメチルシクロペンタシロキサン、メトキシケイ皮酸エチルヘキシルも高配合しないことがより好ましい。このような成分を高配合すると、膜形成能を低下させる場合がある。
 上記成分の合計量は、30質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましく、配合しないことが特に好ましい。
 なお、皮膚に基材膜を貼付するステップを行った後、皮膚上の基材膜が乾燥してから、皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを行うことが好ましい。
 基材膜が乾燥するまでに必要な放置時間は、特に限定されないが、30秒以上であることが好ましく、1分以上であることがより好ましい。
 本発明の美容方法において、薄膜の支持体を除去するステップと、皮膚に基材膜を貼付するステップは、順番が逆でも構わない。
 すなわち、本発明にかかる美容方法は、薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップ(図3(A))と、貼付した薄膜の支持体を除去するステップ(図3(B))と、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップ(図3(C))と、を有する。
 これらのステップは、上記の実施形態と同様に行うことができる。
 図3(A)に示されるステップでは、適度に濡らした皮膚に薄膜を貼付する。ここで、皮膚は、水や化粧料等の任意の液体等で濡らすことができる。支持体として布を用いる場合、このような濡れた皮膚に容易に薄膜を貼付することができる。このため、本実施形態において、支持体が布であることが好ましい。
 本発明の美容方法で貼付された基材膜は、使用後に、水やその他の洗浄料(例えばメイク落とし、洗顔料等)により、はがすことができる。塗布されたメーキャップ化粧料やサンケア化粧料は全て基材膜上に塗布されているため、基材膜をはがすことで容易に落とすことができる。
 このように、単なる水であっても、貼付した部分を濡らすことで、基材膜およびメーキャップ化粧料およびサンケア化粧料を除去することができる。しかし、本発明の基材膜は、通常の発汗のみではがれることはない。
 本発明の美容方法は、凹凸を有する皮膚に適用することが好ましい。本発明の美容方法を行うことで、図2(B)や図3(A)のように角層16に凹凸がある皮膚であっても、優れた凹凸補正効果を実現できる。
 本発明の美容方法は、皮膚に基材膜を貼付するステップの前に、スキンケア化粧料を塗布するステップを有することが好ましい。
 すなわち、薄膜の支持体を除去するステップ(図4(A))と、スキンケア化粧料を塗布するステップ(図4(B))と、皮膚に基材膜を貼付するステップ(図4(C))と、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップ(図4(D))と、を有することが好ましい。
 なお、薄膜の支持体を除去するステップと、スキンケア化粧料を塗布するステップは、行う順番が逆でも構わない。
 本発明の美容方法において、薄膜の支持体を除去するステップと、皮膚に基材膜を貼付するステップは、順番が逆でも構わない。
 すなわち、本発明にかかる美容方法は、スキンケア化粧料を塗布するステップ(図5(A))と、薄膜の基材膜面を該皮膚に貼付するステップ(図5(B))と、貼付した薄膜の支持体を除去するステップ(図5(C))と、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップ(図5(D))と、を有する。
 スキンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法においても、薄膜の支持体を除去するステップ、皮膚に基材膜を貼付するステップ、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップは、上記で説明したように行われる。
 スキンケア化粧料を塗布するステップは、図4(B)および図5(A)に示されている。
 スキンケア化粧料としては、特に限定されず、化粧水、乳液、美容液、クリーム等が挙げられる。
 支持体として布を用いる場合、皮膚をスキンケア化粧料等で濡らし、薄膜の基材膜面を皮膚に貼付し、布のみを剥離し、得られた基材膜を皮膚に貼付することが好ましい。すなわち、図5に示される実施形態において、支持体が布であることが好ましい。
 皮膚と基材膜の間に存在するスキンケア化粧料は、有効成分の経皮吸収効果に優れている。すなわち、本発明の美容方法を行うことで、図4(D)および図5(D)に示されているように、角層16および表皮18に存在する角質細胞における有効成分の経皮吸収量が多くなる。このため、スキンケア化粧料に、保湿剤、美白剤、血行促進剤、植物抽出物等の有効成分を配合することが好ましい。
 はじめに、本発明の美容方法に用いられる薄膜の作製方法を示す。
・薄膜作製方法
 全ての操作は、クリーンルーム(クラス10,000)内にスピンコーター(Opticoat MS-A 150、MIKASA社製)を設置して行った。
 シリコン基板(KST World社製)を4cm×4cmに切り取り、SPM(H2SO4/H2O 2.3:1(v/v) )に120℃にて10分間浸漬した後、イオン交換水(抵抗率 18MΩcm)にて洗浄した。この基板をスピンコーターに設置して、ポリL乳酸(以下、PLA)ジクロロメタン溶液(Mw:100,000、ポリサイエンス社製、20mg/mL)を500μL滴下して、スピンコート(4000rpm、20秒) を行い、ポリL乳酸膜を得た。得られたポリL乳酸膜の厚さを原子間力顕微鏡(キーエンス社製)で測定したところ、120nmであった。
 次に、ヒアルロン酸ナトリウム(バイオヒアロ12(株式会社資生堂製))を70%エタノール水溶液にて10mg/mLに調製しておき、これをポリL乳酸膜上に約1.5mL滴下して乾燥(80℃、30分)させ、イオン交換水にて基板表面を洗浄(室温、1分)、窒素ガスにて表面を乾燥させ、基材膜(ポリL乳酸膜にヒアルロン酸ナトリウムを担持した膜;厚さ130nm)を得た。
 さらに、基材膜の表面にポリビニルアルコール水溶液(以下PVA、Mw:22,000、関東化学社製、100mg/mL)を0.5mL滴下して乾燥させて水溶性高分子膜(PVAフィルム)を基材膜上に形成させた(80℃、30分)。シリコン基板から基材膜を水溶性高分子膜ごと剥がし、薄膜を得た。
 なお、以下に示す効果は、薄膜を水に浸漬して水溶性高分子膜を溶解して得られた基材膜を、ヒアルロン酸ナトリウムを担持させた側を皮膚に貼付することにより評価された。
 本発明者らは、上記作製方法で得られた薄膜の基材膜を貼付した皮膚について観察を行った。
 はじめに、被験者の何も塗布していない頬を撮影した。撮影した写真を図6(A)に示す。
 次に、同じ箇所の皮膚に少し水をつけて、基材膜を貼付し、約1分間、基材膜が乾くのを待ってから、撮影した(点線に囲まれた部分)。撮影した写真を図6(B)に示す。
 その後、同じ箇所の皮膚に、下記参考例1のパウダーファンデーションをスポンジにて、ぽんぽんとのせるように塗布し、撮影した。撮影した写真を図6(C)に示す。
参考例1 パウダーファンデーション
タルク      20 質量%
マイカ      35
カオリン      5
二酸化チタン   10
セリサイト     5
着色顔料      5
パール顔料    10
防腐剤      適量
流動パラフィン   8
酸化防止剤     2
 図6より、基材膜を貼付した皮膚にパウダーファンデーションを塗布することで、優れた凹凸補正効果が実現できることがわかった。
 次に、上記作製方法で得られた薄膜の基材膜を貼付した皮膚についてさらなる検討を行った。
 はじめに、被験者の何も塗布していない頬を撮影した写真を図7(A)に示す。そして、同じ箇所の皮膚に、上記参考例1のパウダーファンデーションを塗布した写真を図7(B)に示す。
 次に、同じ被験者の何も塗布していない頬を撮影した写真を図8(A)に示す。同じ箇所の皮膚に少し水をつけて、基材膜を貼付(線に囲まれた部分)し、約1分間、基材膜が乾くのを待ってから、撮影した。写真を図8(B)に示す。
 その後、同じ箇所の皮膚に、上記参考例1のパウダーファンデーションをスポンジにて、ぽんぽんとのせるように塗布した。その時の写真を図8(C)に示す。
 次に、貼付した基材膜を、セロハンテープで除去した。その時の写真を図8(D)に示す。
 図7および図8より、基材膜を貼付した皮膚にパウダーファンデーションを塗布することで、優れた凹凸補正効果が実現できることが再確認できた。また、基材膜除去後は、毛穴に化粧料が詰まっておらず、化粧料を容易に落とせることがわかった。
 次に、異なる厚さの基材膜を貼付した皮膚について検討を行った。
 まず、本発明者らは、厚さ330nm(ポリL乳酸膜250nm+アセチル化ヒアルロン酸80nm)の基材膜を含む薄膜を(マイクロ)グラビア法で作製した。支持体としては、布(PETメッシュ)を用いた。
 そして、被験者に洗顔後、スキンケア化粧料、メーキャップ化粧料を塗布してもらい、5時間経過後に写真を撮影した。なお、メーキャップ化粧料塗布直前に、片方の頬にのみ基材膜を貼付し、支持体を剥離した。
 ここで、スキンケア化粧料(化粧水および乳液)、メーキャップ化粧料(化粧下地およびパウダーファンデーション)には、それぞれ、エリクシールシュペリエル(いずれもII、資生堂社製)、マキアージュ(パーフェクトマルチベースBB、トゥルーパウダリー、資生堂社製)を用いた。
 化粧料塗布5時間経過後の基材膜を貼付していない皮膚、基材膜を貼付した皮膚の写真を、それぞれ図9(A)、図9(B)に示す。
 図9より、基材膜を貼付していない皮膚にメーキャップ化粧料を塗布しても、毛穴にファンデーションの粉が落ち込み、毛穴を隠すことは難しかった。一方、基材膜を貼付した皮膚にメーキャップ化粧料を塗布することで、毛穴が目立たず、優れた凹凸補正効果が実現できることが再確認できた。
 一方、本発明者らが(マイクロ)グラビア法により、上記以外の厚さ(300nm(ポリL乳酸膜200nm+アセチル化ヒアルロン酸100nm)および400nm(ポリL乳酸膜200nm+アセチル化ヒアルロン酸200nm))の基材膜を含む薄膜(支持体:PETメッシュ、ナイロンメッシュ、不織布)を作製し、基材膜を皮膚に貼付したところ、いずれも凹凸補正効果に優れていた。
 以上のことから、本発明にかかる美容方法は、薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップと、貼付した薄膜の支持体を除去するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする。
 本発明の美容方法を用いることで、凹凸補正効果に優れ、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を容易に落とすことが可能である。
 本発明者らのさらなる検討の結果、皮膚に基材膜を貼付するステップと、薄膜の支持体を除去するステップの順番を逆にしても、同様の効果を有することが明らかになった。
 次に、本発明者らは、上記作製方法で得られた薄膜を貼付した皮膚上にメーキャップ化粧料を塗布した皮膚について観察を行った。
 下記方法によりメーキャップした皮膚(A(コントロール)およびB)を撮影した写真を、それぞれ図10(A-1)、(B-1)に示す。該皮膚のメーキャップをセロハンテープではがした際の写真を、それぞれ図10(A-2)、(B-2)に示す。なお、図10(A-2’)、(B-2’)は、それぞれ(A-2)、(B-2)を拡大した写真である。
・皮膚A(コントロール)
 何も塗布していない皮膚に、下記参考例2のアイシャドウをアイシャドウチップで塗布した。
・皮膚B
 皮膚に少し水をつけて、基材膜を貼付し、支持体を剥離した。そして、1分間、基材膜が乾くのを待ってから、下記参考例2のアイシャドウをアイシャドウチップで塗布した。
参考例2 アイシャドウ
タルク        45 質量%
マイカ        15
セリサイト       5
顔料         15
パール顔料      10
流動パラフィン     6
ジメチルポリシロキサン 2
酸化防止剤       2
防腐剤         適量
 図10より、基材膜を貼付した皮膚は、基材膜をはがすことで、容易に基材膜上のメーキャップ化粧料を落とせることがわかった。また、拡大写真によると、皮膚Aではキメに化粧料が残ってしまっているが、皮膚Bではきれいに落とせていることがわかった。
 次に、本発明者らは、上記作製方法で得られた薄膜を貼付する前に、スキンケア化粧料(トラネキサム酸溶液)を塗布し、該化粧料の経皮吸収効果について検討を行った。
 コントロールのトラネキサム酸溶液のみを塗布した皮膚(トラネキサム酸溶液のみ)と、トラネキサム酸溶液塗布後に薄膜を貼付した皮膚(トラネキサム酸溶液+薄膜)の角層を、下記方法により採取した。そして、採取した角層からトラネキサム酸を水に抽出し、液体クロマトグラフ質量分析(LC-MS)にて定量した。3名のパネルで、試験を2回行った結果を図11に、該結果の平均値を図12に示す。
・角層採取方法
 22℃、相対湿度20%の恒温恒湿室で行われた。
 まず、3名のパネルの左腕の前腕内側を石鹸で洗浄した。
 次に、2%トラネキサム酸水溶液を被験部位2箇所にそれぞれ塗布(塗布量:2μl/cm2)し、乾燥させた。乾燥後、水を塗布した。
 一方の被験部位(コントロール)は、そのまま乾燥させた。もう一方の被験部位には、基材膜を貼付した。
 そして、6時間恒温恒湿室で安静にした。6時間後、各被験部位を石鹸で洗浄した。この際に基材膜も水で洗い流した。
 そして、各被験部位の角層をアロンアルファで採取した。
 図11および図12より、スキンケア化粧料(トラネキサム酸溶液)塗布後に基材膜を貼付することで、有効成分(トラネキサム酸)の経皮吸収効果が上昇することがわかった。
 すなわち、乾燥環境において、トラネキサム酸溶液のみでは、トラネキサム酸が結晶化し、経皮吸収されにくいが、基材膜を貼付することで結晶化されずに、肌への浸透量が多くなることが示唆された。
 次に、本発明者らは、上記作製方法で得られた薄膜を貼付する前に、スキンケア化粧料(保湿液)を塗布し、荒れた角層の凹凸補正効果と保湿効果について検討を行った。
 皮膚(A)に、下記美容方法を行った皮膚(B)を撮影した写真を、それぞれ図13(B)(コントロール)、図14(B)に示す。
・美容方法
 23℃、相対湿度10%の恒温恒湿室で行われた。
 まず、パネルの左腕の前腕内側に、下記参考例3に示す保湿液を被験部位2箇所にそれぞれ塗布(塗布量:2μl/cm2)した。
 一方の被験部位は、そのまま8時間放置した(コントロール)。もう一方の被験部位には、基材膜を貼付後、8時間放置した。
参考例3 保湿液
ジメチルポリシロキサン             5 質量%
エタノール                   5
グリセリン                   4
ジプロピレングリコール             5
ポリエチレングリコール1500         2
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット  2
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン      0.5
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル  0.5
モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル  0.2
フェノキシエタノール              適量
エデト酸2ナトリウム2水和物          適量
キサンタンガム                 0.1
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体    0.1
カルボキシビニルポリマー            0.1
イオン交換水                  残量
 図13の(A)、(B)と、図14の(A)、(B)とを比較すると、基材膜を貼付した図14の方が、肌荒れにより角層がめくれて白く見える部分が少なくなっていることがわかった。
 このように、本発明にかかる美容方法を用いると、凹凸補正効果および保湿効果を長時間維持することもできる。
10   薄膜
12   基材膜
14   支持体
16   角層
18   表皮
20   メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料
22   スキンケア化粧料

Claims (8)

  1.  薄膜の基材膜面を皮膚に貼付するステップと、貼付した薄膜の支持体を除去するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、
     薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする美容方法。
  2.  薄膜の支持体を除去するステップと、皮膚に基材膜を貼付するステップと、該皮膚にメーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するステップを有する美容方法であって、
     薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とする美容方法。
  3.  請求項1または2に記載の美容方法において、皮膚に基材膜を貼付するステップの前に、スキンケア化粧料を塗布するステップを有することを特徴とする美容方法。
  4.  請求項1~3のいずれかに記載の美容方法において、基材膜が、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、あるいはこれらの共重合体、アクリルウレタン共重合体から選ばれる1種または2種以上を含むことを特徴とする美容方法。
  5.  請求項1~4のいずれかに記載の美容方法において、基材膜にヒアルロン酸またはその誘導体膜が担持されていることを特徴とする美容方法。
  6.  請求項1~5のいずれかに記載の美容方法において、支持体が水溶性高分子膜または布であることを特徴とする美容方法。
  7.  請求項1~6のいずれかに記載の美容方法において、皮膚が凹凸を有することを特徴とする美容方法。
  8.  皮膚に基材膜(支持体を除去した薄膜)を貼付した後、メーキャップ化粧料および/またはサンケア化粧料を塗布するメーキャップ方法であって、
     薄膜が、膜厚が10~500nmの基材膜と支持体からなることを特徴とするメーキャップ方法。
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