JP2017507985A - 多機能性表面を有する固体支持体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に美容ケアを提供するための、2種以上の乾燥した局所的に許容される組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体に関する。より詳細には、本発明は、2種以上の乾燥した局所的に許容される組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体(1)であって、前記固体支持体が、n+1個の機能性エリア(10、20、30)を画定する少なくとも1つの機能性表面を示し、nが1以上の整数であり、各機能性エリア(10、20、30)が局所的に許容される組成物(11、21、31)を含み、少なくとも2種以上の局所的に許容される組成物がそれぞれ、独立して、少なくとも1種の水溶性ポリマー及び少なくとも1種の局所的に許容される成分を含む、多機能性表面を有する固体支持体(1)に関する。

Description

本発明は、特に美容ケアを提供するための、2種以上の乾燥した局所的に許容される組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体に関する。
より詳細には、本発明は、ターゲット美容ケアを必要とする対象に、異なるゾーンにおいて、ターゲット美容ケアを送達するための、固体支持体に適用される化粧用組成物の分野に関する。
化粧用組成物は、それらの機能性を高めるために、並びに新しい感覚的体験を消費者又は使用者に提供するために、不織布、紙又はポリマーフィルム等の基材又は支持体と合わされる。ワイプ、フェイシャルマスク及びパッドが、こうした組合せ製品の典型的な例である。一般に、基材又は支持体は、1種の化粧用組成物によって含浸され、販売のために包装される。これらの製品の機能は、主に、化粧用組成物の機能に広く依存し、より直接的には、化粧用組成物で使用される活性成分に依存する。例えば、クレンジング、メイクアップ除去又はリフレッシュが、ワイプのターゲットとされるのに対し、フェイシャルマスクでは、保湿、ホワイトニング、又はアンチエイジングが一般にターゲットとされる。
顔で必要とされるスキンケアは、対象の領域ごとに多様であり、これらの異なる領域のために必要とされるケアは、異なっている。例えば、皮膚のT−ゾーンは皮膚のUゾーンよりも油っぽい傾向があるので、顔の2つのゾーンで必要なスキンケア組成物は、互いに異なる。同様に、別の例は、目の周辺のゾーン及び顔の残りのゾーンであり得、これらはそれぞれ異なる皮膚トリートメントを必要とする。この意味によると、用語「領域」及び「ゾーン」は同等である。
したがって、特異なケアが2つ以上の特定の皮膚ゾーンに有益である方法(method)又は方法(process)を開発する必要性がある。より詳細には、顔の脂質−タンパク質構造が領域ごとに多様であるため、顔の異なる領域のために必要とされる滋養物は、求められる成果のタイプに基づいて、異なっている。したがって、顔の異なる領域が、その特定の皮膚領域又はゾーンごとに特異な皮膚ケア又は利益を提供するための特定のスキンケア組成物で同時にトリートメント可能な方法(method)又は方法(process)を開発する必要性がある。
異なる局所的組成物を、必要とされる皮膚ゾーンに適用することは、極めて明白であるが、消費者が、いくつかの別個の化粧用組成物を取り扱うのは不都合である。異なる化粧用組成物を適切な量で異なるゾーンに適用することは、困難であることもある。したがって、複合化粧用組成物から構成される単一の製品の必要性がある。
複合化粧用組成物を吸収する方法は既に従来技術において教示されてはいるが、複数の化粧用組成物の互いの間の相互作用を制限するという課題がまだ残っている。実際に、異なる美容ケアを必要とする顔の異なるゾーンは、一緒に近接して配置されており(目の下、頬等)、共通のフロントライン(common front line)を提供し得る。したがって、複合化粧用組成物は、単一の支持体に一緒に近接して配置されるべきであるが、異なる化粧用組成物間の混合を回避するべきである。
米国特許出願公開第2006/0104931号は、少なくとも2種の異なるゲル組成物を含む美容トリートメント物品であって、各ゲル組成物が、水不溶性基材の1つ又は複数の選択された場所に設けられた美容トリートメント物品を開示している。ゲル組成物は2種の組成物の混合の機会を減少させるが、包装時、更には使用又は適用中に、リスクを完全に排除することはできない。
米国特許出願公開第2010/0191314号は、異なるケアを提供するための特異なエリアを有する温度制御されたフェイスマスクを記載しているが、包装時及び使用中のこれらの組成物の混合を排除するという課題には対処していない。
PCT出願国際公開第2011/146321号は、複数の皮膚効果剤を使用者の皮膚に個別に送達するためのシステム及び方法を提供する。方法は、画像デバイス及びデジタルプリンタを使用するが、それでもなお、これらの作用剤の互いとの混合の課題には対処していない。
米国特許出願公開第2006/0104931号 米国特許出願公開第2010/0191314号 国際公開第2011/146321号 インド特許出願2215/DEL/2013
本発明は、上に挙げられた課題への解決法を提供することを目的とする。本発明は、配合物の混合を回避しながら包装及び使用され得る、1種より多い配合物を含む単一の製品を提供することを目的とする。より詳細には、本発明は、消費者又は使用者が、数種の別個の化粧用組成物を、好ましくは適量で、使用者の皮膚の異なる領域に適用する、より都合の良い方法を提供することを目的とする。本発明はまた、単一の製品又はデバイスを介して複数の化粧用組成物を複数のゾーンに適用する事例において、活性成分が、対象のケラチン物質の望まれない/所望でないゾーンに送達されることを制限することも目的とする。本発明はまた、単一の製品又はデバイスを介して複数の化粧用組成物を複数のゾーンに適用する事例において、活性成分の活性度が低下する可能性を制限することも目的とする。より一般には、本発明は、単一の製品又はデバイスを介して複数の化粧用組成物を複数のゾーンに適用する事例において、複数の化粧用組成物の相互作用に関連した課題を克服することを目的とする。
本発明は、より詳細には、2種以上の乾燥した局所的に許容される組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体(1)であって、前記固体支持体が、n+1個の機能性エリア(10、20、30)を画定する少なくとも1つの機能性表面を提供し、nが1以上の整数であり、各機能性エリア(10、20、30)が局所的に許容される組成物(11、21、31)を含み、少なくとも2種以上の局所的に許容される組成物がそれぞれ、独立して、少なくとも1種の水溶性ポリマー及び少なくとも1種の局所的に許容される成分を含む、多機能性表面を有する固体支持体(1)に関する。
これらの組成物は、包装又は使用中に組成物が混合又は重複することなく、固体支持体の別個のエリアに、ただし近接した空間的な接続で適用されてもよく、このエリアは、更に共通のフロントラインを含む。
この発明は、配合物を混合及び液垂れさせることなく、これらの配合物の適用を容易にするために、1種又は複数の局所的組成物を前記支持体の異なるエリアに付着させた後、乾燥させた支持体であって、前記エリアが、局所的ケアを必要とする対象のケラチン物質の特異なゾーンをターゲットとする、支持体に関する。支持体は、有利には、局所的組成物を再水和させ且つ前記ケラチン物質の各ゾーンへの効果を促進するために、適用前に水和又は湿潤される。
異なる機能性エリア(目の下、頬、及び残りの顔)を含むフェイスマスクの形態の多機能性表面を有する固体支持体を、概略的に表す図である。 フェイスマスクの形態の本発明の多機能性表面を有する固体支持体を、スクリーン印刷技術によって調製するための方法を示すために撮影された写真である。 フェイスマスクの形態の多機能性表面を有する固体支持体の調製中の中間構成を表す図である。 フェイスマスクの形態の本発明の多機能性表面を有する固体支持体を、スクリーン印刷技術によって調製するための方法を示すために撮影された写真である。 フェイスマスクの形態の多機能性表面を有する固体支持体の調製中の中間構成を表す図である。
各組成物は、少なくとも1種の水溶性ポリマー及び少なくとも1種の活性成分を含む。本発明の意味では、「活性成分」は、ケラチン物質に有益であろうものとして、非常に広く解釈されなければならない。より詳細には、本発明は、局所的ケアを行う活性成分に関する。一般に、前記活性成分は、支持体からケラチン物質に移動する。
一実施形態において、前記n+1個の機能性エリアは、部分的に、又は本質的に完全に、前記固体支持体の1つの表面を覆う。
具体的な実施形態によれば、nは1である。
具体的な実施形態によれば、nは2である。
具体的な実施形態によれば、nは3である。
具体的な実施形態によれば、nは4である。
具体的な実施形態によれば、nは、5以下である。
nが2以上であるとき、前記支持体は、別個である、又は同一である、又は一部が別個で一部が同一である化粧用組成物のいずれかを含むことができる。例えば、一実施形態は、3つの機能性エリア及び2種の別個の組成物を含む固体支持体である。別の実施形態は、3つの機能性エリア及び3つの別個の組成物を含む固体支持体である。前者の事例では、隣接した機能性エリアは同一の組成物を含まない。
典型的には、ケラチン物質は、皮膚、毛髪等を含む外皮によって表される。一実施形態において、前記ケラチン物質は皮膚である。具体的な一実施形態において、ケラチン物質は顔の皮膚である。
一実施形態において、局所的に許容される組成物は化粧用組成物である。
本発明は、一般に、全ての局所的に許容される支持体に適用可能である。本明細書で使用するとき、用語「局所的に許容される支持体」は、ケラチン物質、特に皮膚への適用に適合したデバイス又は支持体を指す。こうした支持体は、局所的ケアを必要とするヒトの対象のボディへの適用に適合している。より詳細には、局所的に許容される支持体は、ワイプ、フェイシャルマスク等を含むパーソナルケア用支持体又はデバイスである。この発明は、フェイシャルマスクの文脈で記載されているが、同様に、他の局所的に許容される支持体にも容易に適合され得る。
本明細書で使用するとき、用語「フェイシャルマスク」は、顔の形状の基材シートを含み、一般に、目、鼻及び口の設計エリアを含む基材シートを含む固体支持体を指す。こうしたエリアは一般に、基材シートでカットされている。
こうした固体支持体は、顔にフィットする、より複雑な形状のものであってもよい。フェイシャルマスクはまた、耳も覆ってもよい。フェイシャルマスクはまた、部分的に又は完全に、毛髪も覆ってもよい。フェイシャルマスクはまた、部分的に又は完全に、首も覆ってもよい。
一実施形態によれば、固体支持体は、1つの基材シートを含む。
一実施形態によれば、固体支持体は、それぞれ独立して、同一若しくは異なる基材で作製され、又は同一若しくは異なる基材を含む、2つ以上の基材シートを含む。
具体的な一実施形態によれば、多機能性表面を有する固体支持体は、2013年7月25日にインド特許出願において番号2215/DEL/2013で出願されたものに定義されているアプリケーター本体である。固体支持体は、例えばフェイスマスク、ワイプ及びパッドの中から選択される。例としては、フェイスマスクは、目、鼻及び口のためのスリットを有する顔の形状にカットされて、ターゲット機能に応じて化粧料を支持する固体支持体である。
こうした固体支持体の機能は、主に、活性成分の活性度に依存する。保湿、ホワイトニング及びアンチエイジングが、こうした固体支持体、とりわけフェイスマスクにとって、最も一般的な機能である。
本発明の固体支持体の最も一般的な形態は、例えば、折り畳まれ、単一使用小袋内に包装されてもよい。いくつかの事例では、本発明の固体支持体は、ロールパックの形態で流通される。こうしたロールパックは、所定の形状の複数の多機能性固体支持体、例えば複数のフェイスマスクを有する基材ロールを含む。化粧料は、固体支持体をロールパックから切り離した後に、こうした本発明の固体支持体に適用され得る。
特定の実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体は、フェイスマスクである。この事例では、マスクの外側の輪郭が、本質的に楕円形又は円形を画定している。別法では、それは、多角形を画定している。こうしたフェイスマスクでは、本質的楕円形又は円形の表面積は、0.25cmから500cmの間、好ましくは200cmから450cmの間を占める。
有利には、多機能性表面を有する固体支持体は、内部空洞を含む。こうした内部空洞は、使用者の目に面して配置されることが意図された2つの貫通開口部、及び使用者の口に面して配置されることが意図された別の貫通開口部を含む。
一実施形態において、マスクはまた、使用者の鼻によって押し退けられることを意図するフラッパーの範囲を定めるスリットも備え、鼻挿入貫通開口部の範囲を定める。
変形形態では、フェイスマスクの本質的楕円形又は円形は、使用者の首に掛かる且つ/又は耳に掛かるように面した形で完成される。
別の変形形態では、多機能性表面を有する固体支持体は、パッチ又はある容積を有する衣料品、例えば靴下、手袋、若しくは袖へと形成される。
基材シート
多機能性固体支持体は、1種若しくは複数の基材で作製され、又は1種若しくは複数の基材を含む。こうした基材は、例えば、基材シート又は層であってもよい。
有利には、固体支持体は、水不溶性である。「水不溶性」は、固体支持体が、水に含浸されても溶解しない又は直ちに崩壊しないことを意味する。
有利には、固体支持体は、少なくとも1つの繊維層を含む。それは、例えば、織られた繊維、編まれた繊維、不織性繊維又は/及びポリマーメッシュを含む。
有利には、基材シートは、不織性繊維の繊維層を含む。好ましい実施形態では、基材は不織性材料である。
「不織性」は、本発明の意味では、個々の繊維又はフィラメントが、シートのような構造で無秩序に配置されて織られても編まれてもいない繊維を含む基材を意味する。不織性基材の繊維は、一般に、機械的作用(例えばニードルパンチ、エアジェット、ウォータージェット等)の効果下で、又は熱作用の効果下で、又は結合剤の添加によって、互いに連結される。こうした不織性材料は、例えば、ISO規格9092によって、摩擦及び/又は凝集及び/又は接着によって結合された、方向性をもって又はランダムに方向付けされた繊維のウェブ又はシートであると定義され、除かれるのは、紙、又は織る、編む、房にする、若しくは糸を組み込んで縫う、若しくはフィラメントを結合させることによって得られる製品である。不織性材料は、使用される繊維の長さにおいて紙とは異なる。紙では、繊維は、より短い。しかしながら、湿式で製造されて紙でのように繊維が短いセルロース繊維をベースとする不織性材料がある。不織性材料と紙との違いは、一般に、不織性材料では繊維間に水素結合がないことである。繊維は、天然繊維、合成繊維、又はこれらの混合物とすることができる。合成繊維の非限定的な例は、ポリエステル、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66)、ビスコース、アクリル繊維、モダクリル繊維、ポリ塩化ビニリデン及びスパンデックスである。天然繊維の例としては、セルロース繊維(例えば木材パルプ繊維、綿繊維、麻繊維、ジュート繊維及び亜麻繊維)、絹、及びケラチン(例えば羊毛繊維、及びラクダの毛の繊維)が挙げられる。
固体支持体の密度は、典型的には30g/m2〜400g/m2、好ましくは40g/m2〜80g/m2である。
一実施形態によれば、固体支持体は、ケラチン物質上の局所的適用のための多機能性表面、及び前記多機能性表面に反対の表面を提供するように設計される。
好ましい実施形態では、固体支持体は、前記多機能性表面に反対の表面又は基材上に、液体不透過性フィルムを含んでもよい。より詳細には、少なくとも1つの液体不透過性フィルムが、前記多機能性表面に反対の不織性基材上に適用され(例えば積層され)、局所的に許容される組成物は、前記不織性基材の前記多機能性表面に適用される。有利には、閉塞性のフィルムは、局所的に許容される組成物が、前記支持体の1つの面から別の面に移動することを回避し、又は少なくとも制限し、また、適用中に、より長時間、支持体を湿潤状態に維持することによって、こうした支持体の長く持続する適用を容易にする。
液体不透過性フィルムの最も一般的な例は、ポリエチレン及びポリプロピレンフィルムである。これらのフィルムは、局所的に許容される組成物が、1つの面から別の面に移動することを防ぎ、又は少なくとも最小化する。こうしたフィルムの非限定的な例は、ポリエチレン、ポリプロピレン及びPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムである。
支持体がケラチン物質に、ある一定の時間適用される必要がある別の実施形態によれば、通気性の液体不透過性フィルムを使用できる。本明細書で使用するとき、用語「通気性」は、フィルム又はバリアが、水蒸気及び気体に対して透過性であることを意味する。言い換えると、「通気性フィルム」は、水蒸気及び気体が通過することを許容するが、他の液体については必ずしも許容しない。
こうした通気性の液体不透過性の非限定的な例は、通気性にするための十分な量のポリマー、例えばポリビニルアルコール(PVOH)、ポリ酢酸ビニル(PVA)、エチレンビニルアルコール(EVA)、ポリウレタン、エチレンメチルアクリレート(EMA)及びエチレンメチルアクリル酸(EMM)から構成されるフィルムである。
これらの液体不透過性フィルムは、様々な方法によって、基材、特に不織性基材上に適用(例えば積層)できる。様々な結合の単なる例は、限定するものではないが、熱接着剤の結合及び音波結合である。
局所的に許容される組成物:
本発明のフレームで使用されるべき局所的に許容される組成物は、少なくとも1種の水溶性ポリマー及び少なくとも1種の局所的に許容される成分を含む。「局所的に許容される」は、外皮、好ましくはヒトの外皮、特にヒトの皮膚に適合することを意味する。用語「局所的に許容される組成物」は、好ましくは、局所的適用によって、許容される色、臭気及び感触を呈し、一般に、使用者が前記組成物を使用することを妨げやすい、許容されない不快さを生成しない組成物を指す。
水溶性ポリマーは、有利には、前記固体支持体のターゲットエリアでの乾燥の際に乾燥フィルムを作製し、包装時には乾燥状態及び適用時には湿潤状態のこれらの組成物が混合することを防ぐ。
有利には、水溶性ポリマーは、複数の水溶性ポリマーの中から選択される。より好ましくは、これはフィルム形成性ポリマーである。フィルム形成性ポリマーは、単独で、或いは他のフィルム形成剤と共に、好ましくはケラチン物質に、好ましくは皮膚に接着する連続フィルムを形成するように適合される。
「水溶性ポリマー」は、少なくともこのポリマーで作製された前記固体支持体が、25℃の水中に浸漬されると、例えば数分間から1日の期間の間に、撹拌しなくても、徐々に崩壊及び/又は溶解することを意味する。
固体支持体は、ケラチン物質への適用時間中、その形状を保持し、崩壊及び/又は溶解しない。
水溶性フィルム形成性ポリマーは、デンプン、プルラン、デンプン、セルロース、それらの誘導体、及びそれらのブレンドからなる群から選択されることが好ましい。
有利には、本発明において使用される水溶性ポリマーは、セルロース及びその誘導体からなる群から選択される。本発明における使用にとって良好な水溶性ポリマーは、セルロースエーテル、とりわけ水溶性メチルセルロース、特に、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)ポリマー、例えば、商標名METHOCEL K35、METHOCEL A15LV、METHOCEL Premium E5 LV、及びK35 LVでDow chemical co.社から入手可能なものである。
局所的に許容される組成物中の水溶性ポリマーの量は、水性溶液中におけるそのポリマーの粘度及び/又は水溶性に依存する。一般に、その量は、総湿潤組成物質量の0.5〜20質量%、より好ましくは1〜10質量%、更により好ましくは1〜5質量%の範囲である。
一実施形態において、前記組成物の局所的に許容される成分は、少なくとも1種のスキンケア剤及び/又は少なくとも1種の美容活性成分を含む。
美容活性成分は、例えば、油、保湿剤、界面活性剤、構造化剤、日焼け止め剤、フィルム形成剤、保存剤、酸性化及び/又はアルカリ化剤、緩衝剤、キレート剤、着色添加剤、皮膚科用活性剤、ホワイトニング活性成分、他のスキンケア剤、美容活性成分、並びにそれらの任意の組み合わせからなる群から選択されてもよい。
用語「油」は、室温で液体である疎水性化合物を指す。好適な油としては、本明細書において示したものを含むがこれらに限定されない、シリコーン、エステル、植物油、合成油が挙げられる。油は、揮発性であっても不揮発性であってもよく、好ましくは室温で注入可能な液体の形態にある。用語「揮発性」は、油が、測定可能な蒸気圧、又は少なくとも水銀約2mmの蒸気圧を20℃で有することを意味する。用語「不揮発性」は、油が、20℃で水銀約2mm未満の蒸気圧を有することを意味する。構造化剤は、組成物、したがって構造の粘度を増加させるであろう。望ましい構造化剤としては、シリコーンエラストマー、シリコーンガム又はワックス、天然又は合成のワックス、ポリアミド、シリコーンポリアミド等が挙げられる。日焼け止め剤としては、化学的なUVA又はUVB日焼け止め剤、又は微粒子形態にある物理的日焼け止め剤が挙げられる。フィルム形成剤は、一般に、皮膚に適用される化粧品によって形成されるフィルムを強化することになり、いくつかの事例では、耐水性又は移り耐性を促進させる。皮膚科用剤としては、ケラチン物質、特に皮膚をケアするための作用剤、より詳細には、炎症、ざ瘡、乾癬、皮膚老化、そう痒、皮膚色調障害、例えばそばかす又は白斑及び皮膚刺激を治療するための作用剤が挙げられる。
例えば、本スキンケア剤及び/又は美容活性成分は、ホワイトニング剤、抗酸化剤、クレンジング剤、フリーラジカル捕捉剤、保湿剤、肌色改変剤、抗ニキビ剤、アンチエイジング剤、抗しわ剤、抗炎症剤、皮膚きめのトリートメント剤、制汗剤、美容剤、抗菌剤、栄養剤、皮脂及び/又は水分吸収剤、並びにそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
具体的な一実施形態において、スキンケア剤及び/又は美容活性成分は、いくつかの皮膚油の吸収を可能にする。前記局所的に許容される組成物の組成物は、例えば油分吸収以外にも有利となり得る美容活性成分等の他の局所的に許容される成分を含有してもよい。
局所的に許容される組成物は、水性又は非水性又はエマルジョンシステムであってもよい。これは、組成物で使用されるスキンケア剤の溶解性及び適合性に依存するであろう。
皮膚のホワイトニング剤又は増白(ブライトニング)剤の非限定的な例としては、限定されるものではないが、肌色変更顔料、反射性粒子材料、ソフトフォーカス剤、及びそれらの混合物が挙げられる。肌色変更顔料としては、限定されるものではないが、タルク、マイカ、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、及び酸化チタンコーティングマイカ、ホウケイ酸塩;疎水性修飾酸化亜鉛、疎水性修飾二酸化チタンが挙げられる。
本発明中で使用される抗酸化剤及び/又は抗炎症剤及び/又は冷却活性剤及び/又は汗吸収活性剤の例としては、限定するものではないが、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンC及びビタミンDの誘導体、リコペン、カロテン、レシチン、米糠脂質、米糠油、メントール;ヨーグルト、ケイ素化メントール、乳酸メンチル;アーモンド油;ピーナツ油;ヒマワリ油;ホースグラム粉末;オリーブオイル;ヒュームドシリカ又は非ヒュームドシリカ、疎水性修飾シリカ、親水性シリカ、及びそれらの混合物/複合体が挙げられる。
スキンケア活性剤又は美容活性剤の量は、総湿潤組成物質量の0.001〜99質量%、より好ましくは0.01〜30質量%、更により好ましくは0.01〜5質量%の範囲であってもよい。
一実施形態において、局所的に許容される組成物は、1種又は複数の他の生理学的に許容される成分を更に含んでもよい。
更に、本発明の別の実施形態では、前記局所的に許容される組成物は、1種又は複数の可塑剤を含む。こうした可塑剤は、有利には、前記固体支持体の可撓性及び強度を増加させることができ、また、いくつかの事例では、皮膚コンディショニング利益も提供し得る。好適な可塑剤の非限定的な例は、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、及びジエチレングリコール等のグリコール、デキストリン、ソルビトールである。
局所的組成物は、例えば、溶液、特に水性溶液又は油性溶液、クリーム、水性ゲル、油性ゲル、エマルジョン、マイクロエマルジョン、ナノエマルジョン、例えば、水中油型又は油中水型又は複合又はシリコーン含有エマルジョン、及び無水製品、例えば液体、ペースト状又は固体無水製品からなる群から、特に制限なく選択されてもよい。本発明は、乾燥及び再水和され得るならば、任意の他のタイプの局所的組成物を対象として含む。
一実施形態によれば、異なる機能性エリアは、共通のフロントラインを提供する。
一実施形態によれば、前記支持体はフェイスマスクである。
一実施形態によれば、前記局所的に許容される組成物に存在する局所的に許容される成分のうちの1種又は複数が、美容ケア又は利益を提供する。
一実施形態によれば、前記固体支持体は、少なくとも1つの繊維層を含む。
一実施形態によれば、前記固体支持体は、1つの面に液体不透過性フィルムを含む。
一実施形態によれば、前記液体不透過性フィルムは、前記固体支持体上に、前記固体支持体の前記多機能性表面に反対の表面に配置される。
一実施形態によれば、前記各機能性エリア(10、20、30)は、化粧用組成物(11、21、31)を支持し、美容ケアを必要とするケラチン物質のターゲットゾーンに前記美容ケアを送達するように設計されている。
一実施形態において、1つ又は2つの機能性エリアは、美容ケアを目の下のゾーンに送達するように設計されている。
一実施形態において、1つ又は2つの機能性エリアは、美容ケアを頬のゾーンに送達するように設計されている。
一実施形態において、少なくとも1つの機能性エリアは、少なくとも目の下のゾーン又は頬のゾーンに加えて、少なくとも部分的に1つ又は複数の残りの顔のゾーンに美容ケアを送達するように設計されている。
前記固体支持体を調製するための方法:
本発明はまた、本発明による多機能性表面を有する固体支持体を調製する方法であって、
(i)n+1個の機能性エリア(10、20、30)を画定する少なくとも1つの機能性表面を示し、nが1以上の整数である、固体支持体を調製する工程と、
(ii)少なくとも1種の局所的組成物を、前記固体支持体の各機能性エリアに適用し、乾燥させて、2種以上の乾燥した化粧用組成物を支持する固体支持体を得る工程と
を含む、方法に関する。
上記の配合物は、印刷技術、例えばスクリーン印刷技術及び/又はデジタル印刷技術を使用して、基材シートに適用され得る。
本明細書で使用するとき、用語「スクリーン印刷技術」は、本発明による少なくとも1つの、多機能性表面を有する固体支持体に接して配置されたスクリーンを使用する印刷技術を指す。スクリーンは、組成物が固体支持体に移動することを止めるエリア、及び組成物が、多機能性表面を有する固体支持体に移動することを許容するエリアを含む。組成物が、多機能性表面を有する固体支持体に移動することを許容するエリアは、前記固体支持体の機能性エリアと本質的に同じ設計を示す。したがって、組成物をスクリーンに適用することにより、適用された各組成物は、前記固体支持体の所望の機能性エリアにのみ移動してもよい。1種、いくつか又は全ての組成物が、1つ、いくつか又は全ての機能性エリアに移動してもよい。また、1種、いくつか又は全ての組成物が、2つ以上の機能性エリアに移動してもよい。一実施形態において、1つ又は複数のスクリーンを使用して、組成物を適用し、各スクリーンが所望の機能性エリアへの移動を許容してもよい。
特定の実施形態によれば、1種の組成物は、1つ又は複数の特異な機能性エリアに移動する。
用語「移動」及び「適用」は、スクリーン/多機能性表面を有する固体支持体に対する/その上への組成物の適用の任意のモードを指す。前記固体支持体に前記局所的組成物を支持させる(これはまた、この意味では、「その中に含ませる」も意味する)ために、任意の方法が適当である。例えば局所的組成物は、前記固体支持体中に埋め込まれる、又は前記固体支持体に付着する(延ばすことを含む)。具体的な一実施形態は、前記固体支持体の少なくとも1種の基材中に埋め込まれる局所的組成物に関する。この用語は、組成物が、支持体上へ/支持体によって/支持体中に支持される方法として、広く、特定の制限を一切もたずに、解釈されるべきである。
スクリーン印刷技術では、スクリーンは、一実施形態によれば、多機能性表面を有する固体支持体に再現されるべき設計の逆像又はネガ画像を表す。
一実施形態において、単一のスクリーンが使用される。別の実施形態では、いくつかのスクリーンが使用される。
一実施形態において、2種以上の組成物を適用するために、単一のスクリーンが使用される。こうした事例では、セパレータを使用して、スクリーンの異なるエリアを分離できる。一実施形態において、各組成物は、分離されたスクリーンの分離エリアに適用される。
一実施形態において、1種超の組成物又は各組成物を適用するために、1つのスクリーンが使用される。こうした事例では、スクリーンの設計は、多機能性表面を有する固体支持体の機能性エリアの設計に対応する。
一実施形態において、スクリーンはメッシュである。こうしたメッシュは、フレームの上で引き伸ばされてもよい。メッシュサイズは、所望の量の組成物が基材又は多機能性表面を有する固体支持体に移動し、又は適用されることを許容する。本明細書で使用するとき、用語「メッシュサイズ」は、メッシュ中のスレッド/cmの数を指す。より小さなメッシュサイズのメッシュは、より多くの量の組成物が、多機能性表面を有する固体支持体に移動することを容易にする。メッシュサイズは、例えば、12〜400スレッド/cm、より好ましくは12〜200スレッド/cm、更により好ましくは40〜150スレッド/cmの範囲であってもよい。一実施形態において、スクリーンはポリエステルで作製される。
組成物は、スクリーンの一部若しくは全体の表面に適用されてもよく、多機能性表面を有する固体支持体に組成物が移動することを許容するエリアのみに適用されてもよい。多機能性表面を有する固体支持体に組成物が移動することを許容するエリアは、典型的には、スクリーンの1つ又は複数の貫通開口部又は孔によって表される。こうしたエリアは、例えば、スクリーンに所望の形状をカットすることにより調製され得る。
一実施形態において、移動は、作業者によって手作業で、1種又は複数の組成物を、多機能性表面を有する固体支持体に移動させるための手段を使用して、例えば、1つ又は複数のスキーザー(squeezer)の使用により行われる。一実施形態において、1種又は複数の組成物を、多機能性表面を有する固体支持体に移動させるために、自動システムが使用される。メッシュ又は布地をスクリーンとして使用する事例において、組成物は、毛管作用によって、スクリーンの厚さ及びメッシュサイズにより定められる、制御及び規定された量で移動してもよい。
一実施形態において、1種又は複数の組成物を、多機能性表面を有する固体支持体に移動させるために、圧力がスクリーンに加えられる。
一実施形態において、基材、好ましくは多機能性表面を有する固体支持体は、フレーム内に、又はフレームに接するように配置される。スクリーン、例えばメッシュは、好ましくはフレームの上で引き伸ばされ、フレーム及びスクリーンは、基材、又は多機能性表面を有する固体支持体上に付着される。1つ又は複数のスクリーンが、連続的に基材に適用される。基材又は多機能性表面を有する固体支持体の所望のエリアに組成物を移動させるために、組成物は、連続的に、多機能性表面を有する固体支持体に組成物が移動することを許容するスクリーンのエリアに付着し、又はスクリーンの一部若しくは全体の表面に付着する。組成物はその後、基材、又は多機能性表面を有する固体支持体に移動する。こうした移動は、例えば、圧力を組成物に与えて、固体支持体の表面に浸透させることにより行ってもよい。スクリーン及びフレームは、基材、又は多機能性表面を有する固体支持体から取り外され、規定された設計に従って、基材、又は多機能性表面を有する固体支持体に組成物を残す。
本発明の一実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体に組成物を移動させるために、インクジェット印刷技術が使用される。
インク印刷は、例えば、本発明の組成物の液滴を、多機能性表面を有する固体支持体に推進することにより行ってもよい。この技術において、組成物は、他の適用手段、例えばスクリーン又はメッシュを使用することにより組成物を移動させることなく、多機能性表面を有する固体支持体に直接適用される。この技術は一般に、異なる組成物を、ある一定のパターンで、多機能性表面を有する固体支持体に送達するために、コンピュータ制御インクジェット印刷機器を必要とする。これは、デジタル印刷とも呼ばれることもある。
別の実施形態では、コーティング技術又はプレスローラ技術を使用できる。これらの技術は、最新技術において周知である。
一実施形態において、局所的組成物の乾燥は、全ての局所的組成物が、多機能性表面を有する固体支持体に適用され、又は移動した後に行われる。一実施形態において、乾燥は、1種又は複数の局所的組成物が、多機能性表面を有する固体支持体に適用され、又は移動した後に、連続的に行われる。一実施形態において、乾燥は、各組成物の適用又は移動後に行われる。
乾燥は、手作業で、半自動で、又は自動プロセスで行ってもよい。乾燥温度は、多機能性表面を有する固体支持体及び組成物の熱的特性に依存する。乾燥は、組成物から水を部分的に又は完全に除去することを可能にする。一般に、乾燥工程の温度は、35℃〜100℃、より好ましくは35℃〜70℃、更により好ましくは40℃〜60℃であってもよい。
具体的な実施形態において、方法は、
(i)固体支持体を調製する工程と、
(ii)第1の局所的組成物を、前記多機能性表面を有する固体支持体の少なくとも1つの第1の機能性エリアに適用し、又は移動させる工程と、
(iii)第1の局所的組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体を乾燥させる工程と、
(iv)第2の局所的組成物を、前記多機能性表面を有する固体支持体の少なくとも1つの第2の機能性エリアに適用し、又は移動させ、任意選択で、第3の局所的組成物を、前記多機能性表面を有する固体支持体の少なくとも1つの第3の機能性エリアに適用し、又は移動させる工程と、
(v)第1、第2、及び任意選択の第3の局所的組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体を乾燥させる工程と、
(vi)第1、第2、及び任意選択の第3の局所的組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体を回収する工程と、
(vii)任意選択で、前記多機能性表面を有する固体支持体を、ボディマスク、例えばフェイスマスクに成形する工程と
を含む。
具体的な実施形態によれば、局所的組成物を、前記多機能性表面を有する固体支持体の少なくとも1つの機能性エリアに適用し、又は移動させる工程は、スクリーン、例えばメッシュ又は布地を、基材又は多機能性表面を有する固体支持体と接触させることと、基材又は多機能性表面を有する固体支持体の所望のエリアに組成物を移動させるために、多機能性表面を有する固体支持体に組成物が移動することを許容するスクリーンのエリア又はスクリーンの一部若しくは全体の表面に、前記局所的組成物を適用することと、前記局所的組成物を、前記基材又は多機能性表面を有する固体支持体に移動させることとを含む。
一実施形態において、局所的組成物は基材に移動し、この基材は、その後、多機能性表面を有する固体支持体を調製するために使用される。
一実施形態において、局所的組成物は、多機能性表面を有する固体支持体に直接移動する。
適用:
一実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体は、美容的用途のために使用される。
別の実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体は、皮膚科用途のために使用される。
別の実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体は、薬学的用途のために使用される。
別の実施形態において、多機能性表面を有する固体支持体は、医療デバイスとして使用される。
一実施形態において、ケラチン物質上での使用又は適用前に、多機能性表面を有する固体支持体を湿潤させて、局所的組成物を再水和させる。例えば、水性溶液又はエマルジョンを、前記多機能性表面を有する固体支持体に、若しくは少なくとも前記局所的組成物にスプレーすることにより、又は前記多機能性表面を有する固体支持体を、若しくは少なくとも前記局所的組成物を、水性溶液又はエマルジョン中に浸漬することにより、多機能性表面を有する固体支持体を湿潤させ又は水和させてもよい。具体的な実施形態において、前記水性溶液は水である。局所的組成物又は多機能性表面を有する固体支持体を湿潤させ又は水和させるために必要とされる水性溶液又はエマルジョンの量は、使用される基材及び組成物のタイプに依存する。この量は、固体支持体が皮膚上で良好に接着するために、適切であるべきである。
特定の実施形態によれば、多機能性表面を有する固体支持体は、マスクの形状と似た形状の3重作用性フェイスマスクである。
本発明は、パッケージング(packaging)、キット、それらの使用、及び複合美容ケアの方法にも関する。
より詳細には、本発明は、本発明による支持体、又は本発明による方法によって調製される支持体を含むパッケージングに関する。
本発明は、本発明による支持体、又は本発明による方法によって調製される支持体を含み、水を含む少なくとも1つのレシピエント(recipient)を更に含む、キットに関する。
本発明は、本発明による支持体、又は本発明による方法によって調製される支持体の使用であって、2種以上の乾燥した化粧用組成物を、対象のケラチン物質に局所的に適用するための使用に関する。
本発明は、複合美容ケアの方法であって、本発明による固体支持体又は本発明による方法によって調製される固体支持体の乾燥した化粧用組成物を少なくとも部分的に水和させる工程と、水和された支持体を対象のケラチン物質に適用して、複合美容ケアを行う工程とを含む、方法に関する。
一実施形態において、前記複合美容ケアは、前記2種以上の化粧用組成物を支持する前記固体支持体を、前記ケラチン物質に1回適用することによって提供される。
使用者のボディの表面は、有利には使用者の皮膚であり、特に使用者の腕又は足、又は好ましくは顔の皮膚等の使用者の体の部分上に位置している皮膚である。多機能性表面を有する固体支持体の形状は、ターゲット機能及びターゲットゾーンに応じて、その外側の輪郭によって画定される。
本発明の別の実施形態は、本発明のマスクの多機能性固体支持体、及び1種又は複数の美容活性成分を含む生理学的に許容される流体を収容するスプレーボトルから構成されるキットに関する。こうした流体は、例えば、水性溶液又はエマルジョンであってもよい。前記流体を使用して、使用前に、本発明の固体支持体を水和させてもよい。例えば、こうした流体は、固体支持体のケラチン物質への良好な接着を容易にするために使用され得る1種又は複数の保湿剤を含有してもよい。例えば、こうした流体は、1種又は複数の皮膚水和剤を含有してもよい。一実施形態において、こうした流体は、固体支持体によって支持される組成物の表面全体に適用される。一実施形態において、前記流体は、前記固体支持体の適用中に、使用者の顔を水和させることができる。
別の実施形態では、本発明は、1つ又は複数の壁によって分離される少なくとも2つの区画を有するパッケージングであって、1つの区画が固体支持体を収容し、1つ又は複数の区画が少なくとも1種の生理学的に許容される流体を収容する、パッケージングに関する。使用中、2つの区画の間の壁は、例えば、流体を前記固体支持体に適用するために、破断されてもよい。
実施例は、例示として単純に与えられ、本発明の範囲を全く限定しない。実施例において、特に示されない限り、全ての百分率は質量によって与えられ、温度は摂氏温度で表され、特に示されない限り、室温(約20℃)であり、圧力は、特に示されない限り、大気圧(101325Pa)である。
(実施例1)
3つの異なる組成物を支持するフェイスマスク:
1.乾燥及び目の下のくまの強度を低減する美容活性成分を含む、目の下のエリアのための局所的組成物。
2.抗ニキビ美容成分を含む、頬のエリアのための局所的組成物。
3.皮膚ホワイトニング美容成分を含む、顔の残りのエリアのための局所的組成物。
ここで使用される基材を、96%のセルロース繊維及び4%のポリエステル(PET−ポリエチレンテレフタレート)繊維(PET)から構成されるレース不織性基材で紡ぎ、組成物が支持されるべき表面に反対の表面に、5マイクロメートルのポリエチレンフィルム(PE)を積層した。3つの組成物は、以下のtable 1(表1)に示される通りである。
Figure 2017507985
組成物の粘度を、Brookfield DV 3 ULTRAによって、RVスピンドルno.3を使用して、25℃、20RPMで1分間測定すると、約2300cpsであった。
使用者が認識できるように、各組成物は異なる色を有する。これらの3つの組成物を、スクリーン印刷技術を使用して、基材に適用した。
残りの顔のエリアの組成物を基材に適用する方法を、図2に示す。
12×12インチ(100、700)の2つのアルミニウムフレームを用意した。100メッシュ(ポリエステル)布地のスクリーン550を、フレーム100の上で引き伸ばした。スクリーン550は、多機能性表面を有する固体支持体300に組成物が移動することを許容するエリアを含む。ここで、スクリーン550は、顔の形状200の貫通開口部を有する。
スクリーン550を含むフレーム100を、多機能性表面を有する固体支持体300に接するように置く。このような多機能性表面を有する固体支持体300は、この例では、基材シートである。手動圧力をスキーザーに加え、スキーザーを水平線からおおよそ45°に位置させる。スクリーンは、約100スレッド/cmのメッシュサイズを呈する。
組成物130を付着させ、より好ましくは、スクリーン550の開口エリアに付着させ、前記多機能性表面を有する固体支持体300の表面に、スキーザー400を使用して組成物130を適用した。
この結果、図3による本質的に円形のフロントライン12によって範囲が定められた顔の形状30が生じ、基材300は、基材300に印刷され、組成物130によって設計された顔の画像を含む。組成物130は、目の下のエリア10及び頬のエリア20を除き、顔の画像上に配置される。
ピンク色の組成物130で印刷された基材300を、その後、45℃で30分間乾燥させた。
100メッシュ布地のスクリーン520を、フレーム700の上で引き伸ばした。図4に示されるように、分割器800をアルミニウムフレーム700の中央に配置し、スクリーン520の2つの部分を分離する。分割器800の1つの面には、目の下のエリア10のための開口部が配置され、他方側には頬のエリア20のための開口部が配置される。スクリーン520及び分割器800を含むアルミニウムフレーム700を、基材300に接するように配置する。スクリーン520を、既に組成物130で印刷し、乾燥させた基材300の上に、前記スクリーンの開口部が、実質的に正確に、基材300の目の下のエリア10及び頬のエリア20のそれぞれの位置に合うように配置した。目の下10のための黄色の組成物110及び頬20のための青色の組成物120を、スキーザー600を使用して、基材300に適用した。この結果、本質的に円形のフロントライン12によって範囲が定められた顔の形状が、図5に従って基材300に印刷された。基材300に印刷された前記顔は、目の下のエリア10に印刷された組成物110、頬のエリア20に印刷された組成物120、及びフロントライン12によって範囲が定められる顔の残りのエリア30に印刷された組成物130を含む。このような基材300を、再度30分間45℃で乾燥させた。
この基材300を、フロントライン12にマッチし得る線5に沿った、本質的に丸いフェイスマスク1に成形した。目15、鼻35及び口25のための貫通開口部も、図1に示されるマスク1を得るために成形した。ここで、基材300をカット手段によって成形した。
Figure 2017507985
このようなマスクの乾燥組成物密度は、5〜70gm/mの範囲であった。
各マスクの乾燥組成物は、マスクのサイズ及び寸法に依存するであろう。例えば、私達は、合計0.40グラムの乾燥組成物を含有する直径21cmのマスクを開発した。
使用者の顔に適用するために、フェイスマスクを水に浸漬することにより、又はフェイスマスクに水をスプレーすることにより、フェイスマスクを湿潤させ、又は水和させてもよい。乾燥組成物に水を適用する際、これは、多機能性表面を有する固体支持体300におけるそれぞれの位置を保つゲルの類の構造を形成する。皮膚への良好な接着を提供するために、フェイスマスクを湿潤させるのに必要である水の量は、この具体的な例では、おおよそ0.80グラムであったことが観察された。
個別の利益を、目の下のエリア、頬のエリア及び残りの顔のエリアに送達するために、湿潤マスクを顔に適用してもよい。
多機能性表面を有する固体支持体の閉塞性により、作製されるフェイスマスクを、少なくとも4時間、皮膚上で、湿潤状態に保つことができる。フェイスマスクの適用時間は、使用者の感覚上の心地良さ、及び製品の有効性に従って決定される必要がある。
したがって、本発明は、配合物の混合を回避しながら包装及び使用され得る、1種より多い配合物から構成される単一の製品を提供する。本発明は、使用者が、数種の別個の局所的組成物を、好ましくは適量で、使用者の皮膚の異なる領域に適用する、都合の良い方法を提供する。本発明はまた、単一の製品又はデバイスを介して複数の局所的組成物を複数のゾーンに適用する事例において、活性成分が、対象のケラチン物質の望まれない/所望でないゾーンに送達されることも制限する。本発明はまた、単一の製品又はデバイスを介して複数の局所的組成物を複数のゾーンに適用する事例において、活性成分の活性度が低下する可能性も制限し、これは、異なる局所的組成物の間で、混合が起こらないからである。より一般には、本発明は、単一の製品又はデバイスを介して複数の局所的組成物を複数のゾーンに適用する事例において、複数の局所的組成物の相互作用を制限し、更には回避する。
10 目の下のエリア(機能性エリア)
12 フロントライン
20 頬のエリア(機能性エリア)
30 顔の残りのエリア(機能性エリア)
110 組成物
120 組成物
130 組成物
300 多機能性表面を有する固体支持体

Claims (14)

  1. 2種以上の乾燥した局所的に許容される組成物を支持する、多機能性表面を有する固体支持体(1)であって、前記固体支持体が、n+1個の機能性エリア(10、20、30)を画定する少なくとも1つの機能性表面を示し、nが1以上の整数であり、各機能性エリア(10、20、30)が局所的に許容される組成物(11、21、31)を含み、少なくとも2種以上の局所的に許容される組成物がそれぞれ、独立して、少なくとも1種の水溶性ポリマー及び少なくとも1種の局所的に許容される成分を含む、多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  2. 異なる機能性エリアが共通のフロントラインを示す、請求項1に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  3. 前記支持体がフェイスマスクである、請求項1又は2に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  4. 前記局所的に許容される組成物に存在する局所的に許容される成分のうちの1種又は複数が、美容ケア又は利益を提供する、請求項1から3のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  5. 前記固体支持体が、少なくとも1つの繊維層を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  6. 前記固体支持体が、1つの面に液体不透過性フィルムを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  7. 前記液体不透過性フィルムが、前記固体支持体上の、前記固体支持体の前記多機能性表面に反対の表面に配置される、請求項1から6のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  8. 前記各機能性エリア(10、20、30)が、化粧用組成物(11、21、31)を支持し、美容ケアを必要とするケラチン物質のターゲットゾーンに前記美容ケアを送達するように設計されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体(1)。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の多機能性表面を有する固体支持体を調製する方法であって、
    (i)n+1個の機能性エリア(10、20、30)を画定する少なくとも1つの機能性表面を示し、nが1以上の整数である、固体支持体を調製する工程と、
    (ii)少なくとも1種の局所的組成物を、前記固体支持体の各機能性エリアに適用し、乾燥させて、2種以上の乾燥した化粧用組成物を支持する固体支持体を得る工程と
    を含む、方法。
  10. 前記化粧用組成物が、印刷によって、好ましくはスクリーン印刷又はデジタル印刷によって適用される、請求項9に記載の方法。
  11. 請求項1から8のいずれか一項に記載の支持体、又は請求項9若しくは10に記載の方法によって調製される支持体を含む、パッケージング。
  12. 請求項1から8のいずれか一項に記載の支持体、又は請求項9若しくは10に記載の方法によって調製される支持体を含み、水を含む少なくとも1種のレシピエントを少なくとも更に含む、キット。
  13. 2種以上の乾燥した化粧用組成物を対象のケラチン物質に局所的に適用するための、請求項1から8のいずれか一項に記載の支持体又は請求項9若しくは10に記載の方法によって調製される支持体の使用。
  14. 複合美容ケアの方法であって、請求項1から8のいずれか一項に記載の固体支持体又は請求項9若しくは10に記載の方法によって調製される固体支持体の乾燥した化粧用組成物を少なくとも部分的に水和させる工程と、前記水和された支持体を対象のケラチン物質に適用して、複合美容ケアを行う工程とを含む、方法。
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