JP2001031556A - 保湿用ゲルシート - Google Patents

保湿用ゲルシート

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JP2001031556A
JP2001031556A JP11209791A JP20979199A JP2001031556A JP 2001031556 A JP2001031556 A JP 2001031556A JP 11209791 A JP11209791 A JP 11209791A JP 20979199 A JP20979199 A JP 20979199A JP 2001031556 A JP2001031556 A JP 2001031556A
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JP
Japan
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sheet
skin
gel
moisturizing
hydrogel
Prior art date
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JP11209791A
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English (en)
Inventor
Kouichiro Masuda
耕一良 増田
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Kanae Co Ltd
Original Assignee
Kanae Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌に貼着することによって肌を保湿状態と
し、美肌効果をもたらす保湿用ゲルシートに関し、水分
や化粧用有効成分の経皮吸収が良好で従来の保湿用ゲル
シートに比べて保湿効果に優れ、皮膚の角質化が多少進
行しても、保湿効果が低下することのない保湿用ゲルシ
ートを提供することを課題とする。 【解決手段】 シート基材1の表面側に、通気性シート
5が設けられてなるとともに、該通気性シート5とシー
ト基材1との間に発熱材6が介装され、且つ前記シート
基材1の裏面側に含水ゲル7が設けられてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保湿用ゲルシート、
さらに詳しくは、肌に貼着することによって肌を保湿状
態とし、美肌効果をもたらす保湿用ゲルシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、皮膚は適度な水分を保持してい
ることが良好な健康状態であると認識されており、この
観点から、含水ゲルをシートに具備させた保湿用ゲルシ
ートが開発されている。
【0003】この保湿用ゲルシートは、含水ゲルに、水
分の他に皮膚に対する化粧用としての有効成分を具備さ
せ、含水ゲルの部分を肌に付着させ、そのゲル中の水分
を肌に付着させ且つ化粧用としての有効成分を肌に付与
することによって、美肌用として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような保湿用ゲル
シートは、それ自体で皮膚に対するある程度の湿潤効果
を有するものではあるが、湿潤したゲルの部分を肌に付
着させるだけのものであるため、水分や化粧用有効成分
の経皮吸収の効果にも限度がある。
【0005】特に、皮膚の角質化が進行すると、上記の
ような保湿用ゲルシートを付着させるのみでは、肌に対
する保湿効果が必ずしも十分には得られていない。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、水分や化粧用有効成分の経皮吸収
が良好で従来の保湿用ゲルシートに比べて保湿効果に優
れ、皮膚の角質化が多少進行しても、保湿効果が低下す
ることのない保湿用ゲルシートを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、シート基材1の表面側に、通気性シー
ト5が設けられてなるとともに、該通気性シート5とシ
ート基材1との間に発熱材6が介装され、且つ前記シー
ト基材1の裏面側に含水ゲル7が設けられてなることに
ある。
【0008】含水ゲル7の裏面側には、離型シート8が
設けられているのが望ましい。
【0009】このような保湿用ゲルシートを使用する場
合には、含水ゲル7の部分が肌に接触するように保湿用
ゲルシートを肌に付着させる。
【0010】このようにして保湿用ゲルシート9が貼着
されると、含水ゲル7中の水分が肌に吸収され、保湿効
果が得られる。
【0011】この場合、シート基材1の表面側に発熱材
6及び通気性シート5が設けられているため、その通気
性シート5を介して空気中の酸素と発熱材6とが反応
し、発熱材6が発熱する。
【0012】このような発熱材6の発熱によって、含水
ゲル7中の水分が肌に吸収される際に、その肌に対する
湿潤効果が促進され、水分の経皮吸収が促進されること
となるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は一実施形態の保湿用ゲルシートの平
面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は図1の
B−B線拡大断面図を示す。
【0015】図1乃至図3において、1はシート基材
で、不織布からなる第1シート2及び第2シート3間に
両面粘着テープ4が介装されて構成されている。
【0016】このシート基材1の第1シート2の表面側
には、不織布からなる通気性シート5が設けられてお
り、その第1シート2と通気性シート5との間には、発
熱材6が介装されている。
【0017】この発熱材6は、鉄粉を含み、その他に活
性炭や保水剤が混入されて組成物とされている。
【0018】また、シート基材1の第2シート3の裏面
側には、含水ゲル7が設けられている。
【0019】この含水ゲルは、澱粉系、アルリル樹脂系
等の吸水性高分子で構成され、水の他にビタミンC、プ
ラセンターエキス等の美白成分、コラーゲンやエラスチ
ン等の皺防止用成分、シルク抽出液等の化粧用成分が含
有されている。
【0020】含水ゲル7の裏面側には、離型シート8が
設けられている。この離型シート8は、剥離性を維持す
るため、シリコン樹脂が塗布して処理されている。
【0021】上述のような構成からなる保湿用ゲルシー
ト9は、図1に示すように全体が略三日月状に形成され
ており、上記発熱材6は、同図の点線で示すように複数
箇所(本実施形態では4箇所)に分散して設けられてい
る。
【0022】このような保湿用ゲルシート9は、発熱材
6が介装されるように第1シート2と通気性シート5と
の周縁がヒートシールによって取り付けられたものと、
含水ゲル7を具備した第2シート3の含水ゲル7側に離
型シート8が具備されたものとが、両面粘着テープ4を
介して第1シート2と第2シート3とを貼着されること
によって製作される。
【0023】そして、このような構成からなる保湿用ゲ
ルシート9を使用する場合には、先ず外包材10を切断し
てその外包材10から保湿用ゲルシート9を取り出す。
【0024】その後、図4に示すように速やかに離型シ
ート8を含水ゲル7から剥離し、図5に示すように肌11
に含水ゲル7が接触するように肌11の所定位置(具体的
には目元)に保湿用ゲルシート9を貼着する。
【0025】このように保湿用ゲルシート9が貼着され
ると、含水ゲル7中の水分と化粧用の有効成分が肌に吸
収される。
【0026】この場合において、シート基材1の表面側
には、発熱材6及び通気性シート5が設けられているた
め、その通気性シート5を介して空気中の酸素と発熱材
6中の鉄粉とが反応し、発熱材6が発熱する。
【0027】このような発熱材6の発熱によって、含水
ゲル7中の水分が肌に吸収される際に、その肌に対する
湿潤効果が促進される。
【0028】これによって、水分及び化粧用有効成分の
経皮吸収が促進されることとなるのである。
【0029】尚、上記実施形態では、保湿用ゲルシート
9の全体を略三日月状に形成したが、保湿用ゲルシート
9の形状はこれに限定されるものではなく、貼着する部
位によって任意に変更可能である。
【0030】上記実施形態では、目元の貼着部位に沿い
易いように保湿用ゲルシート9が略三日月状に形成され
ている。
【0031】また、上記実施形態では、4箇所に分散し
て発熱材6が設けられていたが、5箇所以上に分散して
設けられていてもよく、或いは2箇所、3箇所に分散し
て設けられていてもよい。
【0032】このように発熱材6を複数箇所に分散して
設けることにより、折り曲げ易くなり、曲面部分にも適
合させ易くなるため、肌に沿いやすいという利点を有す
る。
【0033】ただし、このように複数箇所に設けること
は本発明に必須の条件ではなく、1箇所のみに設けるこ
とも可能である。
【0034】さらに、上記実施形態では、シート基材1
が、不織布からなる第1シート2及び第2シート3間に
両面粘着テープ4が介装されて構成されているため、発
熱材6が介装されるように第1シート2と通気性シート
5との周縁がヒートシールによって取り付けられたもの
と、含水ゲル7を具備した第2シート3の含水ゲル7側
に離型シート8が具備されたものとを、両面粘着テープ
4を介して第1シート2と第2シート3とを貼着される
ことによって保湿用ゲルシート9を容易に製作すること
ができるという好ましい効果が得られたが、シート基材
1の構成は該実施形態に限定されるものではない。
【0035】たとえば不織布の1層のみでシート基材1
が構成されていてもよい。
【0036】また、シート基材1を構成する第1シート
2及び第2シート3の材質も該実施形態の不織布に限定
されない。
【0037】さらに、上記実施形態では、発熱材6とし
て鉄粉を含むものを用いたが、発熱材6の種類はこれに
限定されるものではない。
【0038】さらに、含水ゲル7の材質も、上記実施形
態の澱粉系、アクリル樹脂系等の吸水性高分子に限定さ
れず、寒天やコンニャク等のようなものであってもよ
い。
【0039】また、含水ゲル中に含有される化粧用の成
分の種類も、上記実施形態のビタミンC、プラセンター
エキス等の美白成分、コラーゲンやエラスチン等の皺防
止用成分、シルク抽出液等に限定されるものではなく、
目的に応じて任意の成分を含有させることも可能であ
る。
【0040】さらに、上記実施形態では、保湿用ゲルシ
ート9を目元に貼着したが、保湿用ゲルシート9の貼着
部位は該実施形態に限定されるものではなく、頬等の顔
の他の部位に貼着することも可能である。
【0041】さらには、手や足に貼着することも可能で
あり、目的に応じて貼着部位を変更することが可能であ
る。
【0042】さらに、上記実施形態では、通気性シート
5を不織布で構成したが、通気性シート5の材質も該実
施形態に限定されるものではなく、たとえば空気透過性
フィルムで構成されていてもよく、さらには紙のような
もので構成されていてもよい。
【0043】要は、発熱材6中の鉄粉が空気中の酸素と
反応して発熱しうるように、通気性の素材で構成されて
いればよい。
【0044】さらに、上記実施形態では、シート基材
1、通気性シート5、発熱材6の全体が外包材10で包装
されているため、発熱材6を空気から好適に遮断するこ
とができたが、発熱材6を空気から遮断する手段は、こ
のような外包材10で包装することに限定されるものでは
ない。
【0045】
【発明の効果】叙上のように、本発明においては、含水
ゲルの部分が肌に接触するように保湿用ゲルシートを肌
に付着させた状態において、通気性シートを介して空気
中の酸素と発熱材とが反応し、発熱材が発熱するため、
その発熱によって、含水ゲル中の水分や化粧用成分が肌
に吸収される際に、その肌に対する湿潤効果が促進され
て水分等の経皮吸収が促進され、従って単にゲルシート
を貼着していた従来の場合に比べると、保湿効果が著し
く向上するという効果がある。
【0046】また、このように湿潤効果が促進されて水
分等の経皮吸収が促進されるため、皮膚に角質化が進行
していても、皮膚がある程度湿潤されるために、保湿効
果が低下することがないという効果がある。
【0047】さらに、発熱材を複数箇所に分散して設け
た場合には、折り曲げ易くなり、曲面部分にも適合させ
易くなるため、肌に沿いやすいという効果がある。
【0048】さらに、全体が外包材で包装されている場
合には、発熱材を空気から好適に遮断することができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の保湿用ゲルシートの平面図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】図1のB−B線拡大断面図。
【図4】離型シートを剥離した状態の断面図。
【図5】保湿用ゲルシートを肌に貼着した状態の断面
図。
【符号の説明】
1…シート基材 5…通気性シート 6…発熱材 7…含水ゲル 8…離型シート 9…保湿用ゲルシート 10…外包材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート基材(1) の表面側に、通気性シー
    ト(5) が設けられてなるとともに、該通気性シート(5)
    とシート基材(1) との間に発熱材(6) が介装され、且つ
    前記シート基材(1) の裏面側に含水ゲル(7) が設けられ
    てなることを特徴とする保湿用ゲルシート。
  2. 【請求項2】 含水ゲル(7) の裏面側に離型シート(8)
    が設けられている請求項1記載の保湿用ゲルシート。
  3. 【請求項3】 含水ゲル(7) に化粧用成分が含有されて
    いる請求項1又は2記載の保湿用ゲルシート。
  4. 【請求項4】 発熱材(6) が、通気性シート(5) とシー
    ト基材(1) との間の複数箇所に分散して介装されてなる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の保湿用ゲルシート。
  5. 【請求項5】 外包材(10)で包装されている請求項1乃
    至4のいずれかに記載の保湿用ゲルシート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014058066A1 (ja) 2012-10-12 2014-04-17 株式会社 資生堂 美容方法
JP2019026562A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 株式会社コーセー 皮膚貼付用ゲル組成物及び積層物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014058066A1 (ja) 2012-10-12 2014-04-17 株式会社 資生堂 美容方法
JP2019026562A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 株式会社コーセー 皮膚貼付用ゲル組成物及び積層物
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