WO2013051217A1 - ストロボ装置およびストロボ装置を備えた撮像装置 - Google Patents

ストロボ装置およびストロボ装置を備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

 本発明のストロボ装置は、ストロボ本体部と、ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、発光部の鉛直方向の角度を通常照射方向角度と通常照射方向角度とは異なる所望照射方向角度との間で変更可能とする可変機構を備えている。さらに、可変機構を駆動する駆動部と、発光部の鉛直方向の角度を検出する鉛直方向角度検出部と、鉛直方向角度検出部の検出信号に基づいて、駆動部により発光部の鉛直方向の角度を所望照射方向角度に変更させる制御装置と、を備える。これにより、所望照射方向角度に即時に変更して、撮影の準備にかかる時間を低減し、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる。

Description

ストロボ装置およびストロボ装置を備えた撮像装置
 本発明は、閃光放電管が発光する照射範囲を制御するストロボ装置およびストロボ装置を備えた撮像装置に関する。
 従来から撮像装置は、より自然な画像を得るために、ストロボ装置の発光部から放射されるストロボ光を天井や壁などの反射体に照射して拡散させ、被写体を間接的に照明して撮影するバウンス撮影が行われている。
 つまり、バウンス撮影においては、ストロボ装置の発光部の照射面を、被写体と正対させず、天井や壁などの反射体のある所望の方向に向け、ストロボ光を反射体で反射させて照明し、被写体を撮影している。
 そこで、従来のストロボ装置は、ストロボ装置の制御部で、撮影レンズの光軸方向である撮影方向とストロボ光を照射する照射方向(反射体のある所望の方向)とのなすバウンス角を自動的に制御する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、ストロボ装置の発光部を常に反射体のある方向に向けてストロボ光を照射し、間接的に被写体を照明できるとしている。
 しかし、特許文献1のストロボ装置は、反射体と被写体とに、それぞれ撮像装置の撮像レンズを向けてオートフォーカス測距し、反射体および被写体との距離に基づいてバウンス角を設定している。そのため、撮影意図により撮像装置の姿勢(撮影方向)を変えるたびに、ストロボ装置の制御部は、オートフォーカス測距し、バウンス角を設定し直して、照射方向を反射体のある任意の方向に変更する必要がある。その結果、特許文献1のストロボ装置は、撮影の準備に時間がかかるため、シャッターチャンスを逃すという課題があった。
特開2009-163179号公報
 上記課題を解決するために、本発明のストロボ装置は、ストロボ本体部と、ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、発光部の鉛直方向の角度を通常照射方向角度と通常照射方向角度とは異なる所望照射方向角度との間で変更可能とする可変機構を備えている。さらに、可変機構を駆動する駆動部と、発光部の鉛直方向の角度を検出する鉛直方向角度検出部と、鉛直方向角度検出部の検出信号に基づいて、駆動部により発光部の鉛直方向の角度を所望照射方向角度に変更させる制御装置と、を備える。
 これにより、制御装置は、ストロボ装置の現在の照射方向角度に関係なく、鉛直方向角度検出部で自動的に検出された発光部の鉛直方向の照射方向角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更できる。その結果、撮影の準備にかかる時間を低減して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる。
 また、本発明の撮像装置は、上記ストロボ装置を備えた構成を有する。
 これにより、制御部は、ストロボ装置の現在の照射方向角度に関係なく、鉛直方向角度検出部や水平方向角度検出部で自動的に検出された発光部の鉛直方向や水平方向の照射方向角度に基づいて、発光部を所望照射方向角度に即時に変更することができる。さらに、特に、複数のストロボ装置を有する撮像装置の場合、各々のストロボ装置の照射方向角度を遠隔位置から変更できる。その結果、撮影時の準備時間を大幅に短縮して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる撮像装置を実現できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、同実施の形態に係るストロボ装置の側面図である。 図3は、同実施の形態に係るストロボ装置の上面図である。 図4Aは、同実施の形態に係るストロボ装置が設定可能な上下方向(鉛直方向)の照射範囲を説明する説明図である。 図4Bは、同実施の形態に係るストロボ装置が設定可能な左右方向(水平方向)の照射範囲を説明する説明図である。 図5は、同実施の形態に係るストロボ装置のバウンス撮影モードにおける傾斜角度の一例を示す説明図である。 図6は、同実施の形態に係るストロボ装置のバウンス撮影モードにおける処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態2に係るストロボ装置の側面図である。
 以下、本発明の実施の形態のストロボ装置およびそれを備えた撮像装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
 (実施の形態1)
 以下に、本発明の実施の形態のストロボ装置およびそれを備えた撮像装置について、図1から図4Bを用いて説明する。
 図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図2は、同実施の形態に係るストロボ装置の側面図である。図3は、同実施の形態に係るストロボ装置の上面図である。図4Aは、同実施の形態に係るストロボ装置が設定可能な上下方向(鉛直方向)の照射範囲を説明する説明図である。図4Bは、同実施の形態に係るストロボ装置が設定可能な左右方向(水平方向)の照射範囲を説明する説明図である。
 図1に示すように、本実施の形態の撮像装置1は、少なくとも被写体を撮像する撮影機能部3と、演算部4と、表示部5と、操作部6と、周辺I/F(Interface)7と、を備えている。また、撮像装置1には、被写体にストロボ光を照射するストロボ装置2が装着可能(着脱可能)に設けられている。
 そして、演算部4は、ストロボ装置2および撮影機能部3を制御する。表示部5は、被写体を撮像した画像などを表示する。操作部6は、撮影条件の設定や電源のオンオフを切り換える。周辺I/F7は、撮像装置1と周辺機器との間で画像データなどを入出力する。
 また、図2および図3に示すように、本実施の形態のストロボ装置2は、少なくとも、例えば矩形状に形成された筐体からなるストロボ本体部8と、発光部10と、可変機構11と、駆動部12と、鉛直方向角度検出部13と、制御装置14と、操作部15と、を備えている。発光部10は、ストロボ本体部8に回転可能に連結され、閃光放電管9が収納されている。そして、発光部10は、閃光放電管9が発光した光を、照射面16側に開口部を有する反射傘9aで反射して外部に放射する。可変機構11は、発光部10を所望の角度に変更する。鉛直方向角度検出部13は、発光部10内に設けられ、発光部10の鉛直方向A(図2参照)の角度を検出する。制御装置14は、鉛直方向角度検出部13の検出信号に基づいて、図3に示す、例えば鉛直方向駆動モータからなる駆動部12により発光部10の鉛直方向Aの角度を変更させる。操作部15は、ストロボ本体部8に設けられ、ユーザは操作部15を介して、例えば発光部10の所望照射方向角度を設定することができる。
 また、ストロボ本体部8の上面8a側には、発光部10が回転可能に連結されている。さらに、ストロボ本体部8の下面8b側には、図1に示す撮像装置1が連結可能に設けられている。このとき、ストロボ本体部8の正面8cが撮像装置1の撮影方向B(撮像レンズの光軸方向)を向くように、撮像装置1に連結されている。
 また、発光部10は、例えば略矩形状(矩形状を含む)に形成された筐体からなり、筐体の一方の面10a側には閃光放電管9が発光した光を照射する照射面16を備えている。そして、発光部10は、可変機構11を介して、照射面16の鉛直方向Aに対する角度を変更することにより、ストロボ光が照射される照射方向Cが変更できるように構成されている。
 また、可変機構11は、図2から図4Bに示すように、鉛直方向可変機構17と水平方向可変機構18とから構成され、ストロボ本体部8と発光部10とを回転可能に連結する。具体的には、可変機構11の鉛直方向可変機構17は、ストロボ本体部8の幅方向D(図3参照)に沿って設けられる回転軸Xを中心に鉛直方向Aに回転可能に連結されている。一方、可変機構11の水平方向可変機構18は、ストロボ本体部8の上下方向E(高さ方向:図4A参照)に設けられる回転軸Yを中心に水平方向Fに回転可能に連結されている。
 さらに、可変機構11の鉛直方向可変機構17は、図4Aの実線で示す発光部10の鉛直方向Aの角度を通常照射方向角度(発光部10が通常撮影位置P1にあるときの角度)と、図4Aの一点鎖線で示すユーザによって設定される、通常照射方向角度とは異なる所望照射方向角度(発光部10がバウンス撮影位置P2、P3にあるときの角度)との間を含んで、回転可能に連結するように設けられている。この場合、可変機構11の鉛直方向可変機構17は、通常撮影位置P1からバウンス撮影位置P3との間で、例えば鉛直方向180度の回転角度範囲で回転する。
 一方、可変機構11の水平方向可変機構18は、図4Bの実線で示す発光部10の位置を中心に、左右方向各90度の回転角度範囲で回転する。
 また、駆動部12は、図2および図3に示すように、鉛直方向可変機構17を回転駆動する、例えば鉛直方向駆動モータなどからなる鉛直方向駆動部19(図3参照)と、水平方向可変機構18を回転駆動する、例えば水平方向駆動モータなどからなる水平方向駆動部20(図2参照)とを備える。
 また、鉛直方向角度検出部13は、本実施の形態では、例えばXYZ軸の3方向の加速度を検出する3軸加速度センサから構成されている。そして、3軸加速度センサで、静止時の重力加速度を検出して、発光部10の鉛直方向Aの照射方向角度(発光部10の姿勢)を検出している。これにより、ストロボ装置2の発光部10の現時点での姿勢を検出することができる。
 また、図2に示すように、制御装置14は、少なくともA/D変換部21と、演算部22と、駆動部12を制御する制御部23とを備える。A/D変換部21は、本実施の形態では、鉛直方向角度検出部13の検出信号をA/D変換する。演算部22は、A/D変換部21により変換された変換値と所望照射方向角度の指定値とに基づいて、所望照射方向角度に対する発光部10の傾斜角度差を算出する。制御部23は、演算部22で算出された発光部10の傾斜角度差を解消するように駆動部12を制御する。つまり、制御装置14は、発光部10の鉛直方向Aの角度を少なくとも現在の傾斜角度から所望照射方向角度に変更させる。
 さらに、制御装置14は、例えば通常撮影モードとバウンス撮影モードなどの撮影モードを切り替えることができる。つまり、通常撮影モードにおいては、制御装置14は、ストロボ光が撮影方向B(被写体のある方向)に照射されるように、発光部10の傾斜角度を通常照射方向角度に設定する。一方、バウンス撮影モードにおいては、制御装置14は、ユーザによって設定された任意の向き(被写体に間接光を照射したい場合は、天井などの反射体のある方向)に、ストロボ光が照射されるように発光部10の傾斜角度を所望照射方向角度に設定する。これにより、選択された通常撮影モードおよびバウンス撮影モードに応じて、発光部10の傾斜角度を所望照射方向角度に変更して、被写体を照明することができる。
 また、操作部15は、ストロボ本体部8の背面8d(被写体側と反対の面)に設けられている。そして、操作部15は、ストロボ装置2(または発光部10のみ)を所望照射方向角度となるように傾斜させたときの傾斜角度を鉛直方向角度検出部13で検出することにより、制御装置14の演算部22に所望照射方向角度を設定する。つまり、発光部10をユーザが望む角度に回転させ、そのときの鉛直方向の角度を鉛直方向角度検出部13で検出する。そして、検出した値を記憶することにより、ユーザが望む発光部10の所望照射方向角度と鉛直方向の角度とを結びつけて設定する。
 以下に、本実施の形態に係る撮像装置1のバウンス撮影モードの動作について、図2を参照しながら、図5と図6を用いて説明する。
 図5は、同実施の形態に係るストロボ装置のバウンス撮影モードにおける傾斜角度の一例を示す説明図である。
 なお、ストロボ装置2は、初期状態として、通常撮影モードが選択され、ストロボ装置2の発光部10の照射方向Cが、図5に示すように、撮影方向Bを向くように傾斜している場合を例に、以下で説明する(図4Aに示す通常撮影位置P1の状態に相当)。
 まず、ユーザは、図2および図5に示すように、制御装置14にバウンス撮影モードにおける所望照射方向角度を、以下で示す方法により設定する。
 具体的には、ユーザは、はじめに、バウンス撮影モードにおいてストロボ光を照射する反射体24(本実施の形態では天井面)に発光部10の照射面16を向ける。このとき、操作部15は、上記状態における鉛直方向Aに対する発光部10の角度を鉛直方向角度検出部13で検出する。そして、鉛直方向角度検出部13は、発光部10の角度に相当する検出信号を、制御装置14のA/D変換部21に入力して、検出信号をA/D変換する。さらに、A/D変換された変換値を、制御装置14の演算部22に入力する。そして、制御装置14の演算部22は、A/D変換部21から入力された変換値を、バウンス撮影モードにおける発光部10の所望照射方向角度の指定値として、予め記憶する。
 つぎに、上記のように予め発光部10の所望照射方向角度の指定値を記憶した状態で、ユーザがバウンス撮影モードを選択して、被写体をバウンス撮影する場合について、図6を用いて説明する。
 図6は、同実施の形態に係るストロボ装置のバウンス撮影モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
 まず、ユーザは、撮像装置1の撮像レンズを被写体に向けてシャッターを押し、撮影を開始する。このとき、ストロボ装置2の現在の鉛直方向角度が、上記で記憶した所望照射方向角度の指定値と異なる場合、ストロボ光を反射体24(天井)に照射するために、発光部10を所望照射方向角度に回転(バウンス)させる。
 具体的には、まず、図2および図6に示すように、3軸加速度センサで構成された鉛直方向角度検出部13が検出信号を検出したか否かを判断する(ステップS1)。このとき、鉛直方向角度検出部13が検出信号を検出した場合(ステップS1のYES)、発光部10の鉛直方向Aの角度を検出する。そして、鉛直方向角度検出部13で検出した検出信号をA/D変換部21でA/D変換する(ステップS2)。一方、鉛直方向角度検出部13が検出信号を検出しない場合(ステップS1のNO)、鉛直方向角度検出部13が検出信号を検出するまで待機する。
 つぎに、制御装置14の演算部22は、A/D変換部21から入力された変換値が、上記で予め設定した所望照射方向角度に対応する傾斜角度の指定値と一致するか否かを比較する(ステップS3)。
 このとき、変換値が指定値と一致しない場合(ステップS3のNO)、制御装置14の演算部22は、回転(バウンス)角度を算出する(ステップS4)。
 具体的には、まず、制御装置14の演算部22は、変換値と、所望照射方向角度に対応する傾斜角度の指定値との角度差(発光部10の傾斜角度差)を算出する。
 つぎに、算出された傾斜角度差を回転角度として、制御装置14の制御部23に入力する。
 つぎに、制御装置14の制御部23は、入力された発光部10を現在の角度から、傾斜角度差に相当する回転角度分、発光部10を回転させる(ステップS5)。
 そして、発光部10の傾斜角度差が解消されると(具体的には、変換値と指定値とが一致する場合に相当)、発光部10のバウンス処理を終了する。
 一方、変換値が指定値と一致する場合(ステップS3のYES)、制御装置14の制御部23は、発光部10の角度を変更せずに、発光部10のバウンス処理を終了する。
 本実施の形態によれば、制御装置14は、ストロボ装置2の現在(撮影前の状態)の角度に関係なく、鉛直方向角度検出部13で自動的に検出された発光部10の鉛直方向の角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 より具体的に示すと、まず、制御装置14は、鉛直方向角度検出部13で自動的に検出された検出信号をA/D変換部21で変換する。つぎに、制御装置14の演算部22で、A/D変換部21で変換された変換値および、予め設定された所望照射方向角度の指定値に基づいて、所望照射方向角度に対する発光部10の傾斜角度差を算出する。そして、制御装置14は、制御部23が発光部10の傾斜角度差を解消する(変換値が指定値とを一致させる)ように、制御装置14の駆動部12(本実施の形態では鉛直方向駆動部19)を制御する。これにより、バウンス撮影モードにおける複雑な処理動作を削減して、発光部10を傾斜角度を所望照射方向角度に即時に変更することができる。その結果、撮影の準備にかかる時間を低減して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる。
 また、本実施の形態によれば、鉛直方向角度検出部13として、3軸加速度センサを用いることにより、発光部10の鉛直方向Aの傾斜角度を、即時に検出することができる。その結果、制御装置14は、発光部10がストロボ装置2の現在の鉛直方向Aの傾斜角度に関係なく、発光部10を所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 また、本実施の形態によれば、ユーザが操作部15により発光部10の鉛直方向Aにおける所望照射方向角度を予め任意に設定することができる。そのため、操作部15で設定された所望照射方向角度に発光部10の傾斜角度を容易に変更することができる。
 (実施の形態2)
 以下に、本発明の実施の形態2に係るストロボ装置およびそれを備えた撮像装置について、図7を用いて説明する。
 図7は、本発明の実施の形態2に係るストロボ装置の側面図である。
 つまり、本実施の形態に係るストロボ装置25およびそれを備えた撮像装置は、水平方向角度検出部26をさらに備えた点で、実施の形態1に係るストロボ装置2およびそれを備えた撮像装置1と異なる。
 そこで、以下では、本実施の形態のストロボ装置25に設けられた水平方向角度検出部26を中心に説明する。なお、それ以外の構成や作用は、実施の形態1のストロボ装置2およびそれを備えた撮像装置1と基本的には同様であるので、同様の構成には同一の符号を付与し、その説明を省略する。
 図7に示すように、本実施の形態のストロボ装置25は、実施の形態1のストロボ装置2の各構成に加えて、水平方向に対するストロボ装置25の傾斜角度を検出する水平方向角度検出部26を備える。
 水平方向角度検出部26は、磁場(磁界)の大きさ・方向を検出する、例えば地磁気センサで構成され、発光部10内に設けられている。そして、地磁気センサで、発光部10が向いている、例えば水平方向の方位を検出して、発光部10の水平方向の照射方向角度(発光部10の姿勢)を検出する。これにより、ストロボ装置25の発光部10の現時点での水平方向の姿勢を検出することができる。
 また、操作部27は、実施の形態1と同様に、ストロボ本体部8の背面8dに設けられている。操作部27は、本実施の形態においては、発光部10を鉛直方向Aおよび水平方向F(図4B参照)の所望照射方向角度にユーザが設定可能に設けられている。
 以下に、本実施の形態に係る撮像装置のバウンス撮影モードの動作について、実施の形態1を参照しながら、図4Bを用いて簡単に説明する。
 なお、ストロボ装置25は、初期状態として、通常撮影モードが選択され、ストロボ装置25の発光部10の照射方向Cが、図4Bに示すように、撮影方向Bを向いている場合を例に、以下で説明する(図4Bに示す通常撮影位置P4の状態に相当)。
 まず、ユーザは、制御装置14にバウンス撮影モードにおける所望照射方向角度を、以下で示す方法により設定する。
 具体的には、ユーザは、はじめに、バウンス撮影モードにおいてストロボ光を照射する反射体(バウンス撮影位置P5の状態に相当)の方向に発光部10の照射面16を向ける。このとき、操作部15で、上記状態における水平方向Fに対する発光部10の角度を水平方向角度検出部26で検出する。そして、水平方向角度検出部26は、発光部10の水平方向Fの角度に相当する検出信号を、実施の形態1と同様に、制御装置14のA/D変換部21でA/D変換して、変換された変換値を、バウンス撮影モードにおける発光部10の水平方向Fの所望照射方向角度の指定値として、予め記憶する。
 つぎに、ユーザがバウンス撮影モードを選択して、被写体をバウンス撮影する。
 このとき、まず、ユーザは、撮像装置の撮像レンズを被写体に向けてシャッターを押し、撮影を開始する。このとき、ストロボ装置25の現在の水平方向角度が、上記で記憶した所望照射方向角度の指定値と異なる場合、ストロボ光を反射体に照射するために、発光部10を所望照射方向角度に回転(バウンス)させる。
 具体的には、図2および図6を用いて実施の形態1で説明した方法により回転(バウンス)させる。このとき、実施の形態1の鉛直方向角度検出部13を水平方向角度検出部26と読み替えればよいので、説明は省略する。
 本実施の形態によれば、制御装置14は、ストロボ装置2の現在(撮影前の状態)の角度に関係なく、水平方向角度検出部26で自動的に検出された発光部10の水平方向F(図4B参照)の角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 これにより、例えば発光部10に対して水平方向に位置する予め設定した反射体である壁の方向に、ストロボ光を照射するために、発光部10を所望照射方向角度に即時に変更できる。
 また、本実施の形態によれば、水平方向角度検出部26として、地磁気センサを用いることにより、発光部10の水平方向Fの角度を、即時に検出することができる。これにより、バウンス撮影モードにおける複雑な処理動作を削減して、制御装置14は、発光部10がストロボ装置25の現在の水平方向Fの角度に関係なく、発光部10を水平方向Fにおける所望照射方向角度に即時に変更することができる。その結果、撮影の準備にかかる時間を低減して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる。
 なお、本発明のストロボ装置およびストロボ装置を備えた撮像装置は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更できることはいうまでもない。
 例えば、上記各実施の形態では、操作部15、27を、ストロボ本体部8に設けた例で説明したが、これに限られない。例えば、操作部15、27を、発光部10に設けてもよい。
 また、上記各実施の形態では、操作部15、27を、ストロボ本体部8または発光部10のいずれかに設け、ユーザが直接操作する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、ストロボ装置の発光部またはストロボ本体部に、外部との信号の送受信を行う信号送受信部を設け、さらに、ストロボ装置に設けた信号送受信部を介して操作部を遠隔操作できる遠隔操作装置を着脱可能に付属して設けてもよい。これにより、遠隔操作装置から、例えば無線方式などにより信号送受信部にストロボ装置の所望照射方向角度を送信して設定することができる。
 このとき、信号送受信部は、少なくとも所望照射方向角度に関する信号を遠隔操作装置から受信する受信部を備える。
 また、遠隔操作装置は、所望照射方向角度などの情報を入力するための操作ボタンや操作レバーなどの入力インターフェイスと、信号送受信部に対して光や電波などの無線方式で信号を発信する発信部とを備える。なお、遠隔操作装置は、信号送受信部を介して操作部と通信する構成や、操作部を介さずに制御部と直接通信する構成でもよい。
 さらに、遠隔操作装置と信号送受信部との通信方式は、無線方式に限定されず、通信ケーブルなどを用いた有線方式でもよい。
 また、遠隔操作装置は、発光部を遠隔操作するために設けられた専用の装置に限定されず、発光部を遠隔操作するためのプログラムを読み込み可能な、撮像装置やコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末などの情報処理装置でもよい。このとき、上記情報処理装置は、情報処理装置に設けられる通信機能を用いてストロボ装置と通信可能に構成されることが好ましい。
 これにより、ユーザが遠隔から所望照射方向角度をストロボ装置の操作部に設定することができる。その結果、制御装置の制御部は、ストロボ装置の現在の角度に関係なく、少なくとも鉛直方向角度検出部(または、鉛直方向角度検出部と水平方向角度検出部)で、自動的に検出された発光部の鉛直方向(または、鉛直方向および水平方向)の角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 また、上記各実施の形態では、鉛直方向角度検出部13や水平方向角度検出部26を発光部10に設置し、発光部10の鉛直方向Aや水平方向Fの角度を検出する例で説明したが、これに限られない。例えば、鉛直方向角度検出部や水平方向角度検出部を、ストロボ本体部に設置してもよい。これにより、鉛直方向角度検出部や水平方向角度検出部は、発光部の傾斜角度ではなく、ストロボ本体部の角度を検出することができる。
 以下に、上記構成の場合における、具体的な動作について説明する。
 まず、制御装置は、ストロボ本体部に対する発光部の現在の傾斜角度を演算部に記憶する。
 つぎに、制御装置は、演算部で回転(バウンス)角度を算出するときに、傾斜角度とストロボ本体部の角度とから発光部の角度を算出する。
 つぎに、上記各実施の形態と同様に、制御装置の制御部を介して、発光部を所望照射方向角度に即時に変更する。
 つまり、上記構成の場合、ストロボ本体部は、撮像装置に固定されているため、発光部を回転することにより照射方向角度を変更する。このとき、発光部を通常照射位置からバウンス照射位置に変更している間、ストロボ本体部は静止しているが、発光部は回転(バウンス)動作している。そのため、バウンス照射位置に発光部の位置を変更中でも、ストロボ本体部が静止しているので、発光部に設けた3軸加速度センサで発光部の角度を検出することができる。これにより、発光部の位置を変更中でも、発光部の角度を検出しながら発光部の位置を変更できる。その結果、より精度の高い回転(バウンス)角度の制御が可能となる。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ装置2の操作部15、27がストロボ本体部8に備えられている構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、操作部を、発光部または撮像装置に備えてもよい。これにより、ストロボ装置または撮像装置の設計自由度を向上できる。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ装置2(または撮像装置1)および発光部10を傾斜させて、発光部10をバウンス撮影位置P2に合わせて、そのときの角度を鉛直方向角度検出部13で検出させて、所望照射方向角度を設定する例で説明したが、これに限られない。例えば、ユーザが発光部の角度を操作部から直接入力して、所望照射方向角度を設定する構成でもよい。さらに、所望照射方向角度を、予め制御部で設定する構成でもよい。
 また、上記各実施の形態では、鉛直方向可変機構17の回転範囲が最大180度である例で説明したが、これに限られない。例えば、鉛直方向可変機構の回転範囲は最大90度でもよい。この場合でも、水平方向可変機構と組み合わせることにより、発光部10の上下方向(鉛直方向)の角度を上記実施の形態と同様に通常照射位置から回転軸Xを中心に180度まで回転させることができる。つまり、鉛直方向可変機構を90度から180度までの範囲で回転させる必要がある場合、水平方向可変機構が左右方向にそれぞれ180度回転できる構成すれば実現可能である。
 また、上記各実施の形態では、鉛直方向角度検出部13で発光部10の鉛直方向Aの角度を検出して、制御装置14で傾斜角度を検出する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、鉛直方向角度検出部13は、発光部10の鉛直方向Aを検出して、その検出値に基づいて発光部10の傾斜角度を検出する構成でもよい。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ光の照射方向をバウンス撮影に適した所望の方向に常に向くように設定する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、測距センサや発光部から照射されたストロボ光を受光する受光センサと組み合わせて、被写体または反射体までの距離を計測する測距部に適用して、ストロボ光の照射方向を被写体または反射体の方向に常に向くように制御してもよい。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ本体部に対して発光部の傾斜角度を変更する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、図2に示す発光部10の閃光放電管9を収納する反射傘9aを所望の方向に常に向くように設定して、ストロボ光を反射体に照射する構成としてもよい。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ装置2、25を装着(着脱)可能に構成する例で説明したが、これに限られない。例えば、ストロボ装置を、撮像装置に内蔵する構成でもよい。これにより、コンパクトに構成できる。
 また、上記各実施の形態では、ストロボ本体部8の内部に制御装置14のA/D変換部21、演算部22および制御部23を備える構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、制御装置14を構成するA/D変換部21、演算部22および制御部23の一部または全部を、撮像装置の内部に設けてもよい。この場合、ストロボ装置と撮像装置とを接続することにより、制御装置で制御するように構成される。
 また、上記各実施の形態では、撮像装置に1つのストロボ装置を接続する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、撮像装置に、複数のストロボ装置を接続する構成でもよい。これにより、複数の反射体にストロボ光を照射して、被写体をバウンス撮影できる。
 このとき、複数のストロボ装置を遠隔操作により、バウンス撮影することが好ましい。これにより、各々のストロボ装置の照射方向角度を遠隔位置から変更できる。その結果、撮影時の準備時間を大幅に短縮して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる撮像装置を実現できる。
 また、上記実施の形態1では、発光部を鉛直方向の所望照射方向角度に即時に変更する構成を例に、実施の形態2では、発光部を水平方向の所望照射方向角度に即時に変更する構成を例に、別々の構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、発光部を鉛直方向および水平方向に、同時に所望照射方向角度を即時に変更する構成としてもよいことはいうまでもない。これにより、任意の方向にストロボ光を照射して、バウンス撮影をすることができる。その結果、被写体を撮影する撮影状態などの応用範囲を格段に向上させることができる。
 以上で説明したように、本発明のストロボ装置は、ストロボ本体部と、ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、発光部の鉛直方向の角度を通常照射方向角度と通常照射方向角度とは異なる所望照射方向角度との間で変更可能とする可変機構を備えている。さらに、可変機構を駆動する駆動部と、発光部の鉛直方向の角度を検出する鉛直方向角度検出部と、鉛直方向角度検出部の検出信号に基づいて、駆動部により発光部の鉛直方向の角度を所望照射方向角度に変更させる制御装置と、を備える。
 この構成によれば、制御装置は、ストロボ装置の現在の照射方向角度に関係なく、鉛直方向角度検出部で自動的に検出された発光部の鉛直方向の照射方向角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。これにより、撮影の準備にかかる時間を低減して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる。
 また、本発明のストロボ装置は、鉛直方向角度検出部が、ストロボ本体部または発光部のいずれか一方に設けられている。この構成によれば、ストロボ装置の設計自由度が向上できる。
 また、本発明のストロボ装置は、制御装置が、鉛直方向角度検出部の検出信号をA/D変換するA/D変換部と、A/D変換部により変換された変換値と予め設定された所望照射方向角度の指定値とに基づいて、発光部の傾斜角度差を算出する演算部と、発光部の傾斜角度差を解消するように駆動部を制御する制御部と、を備える。
 この構成によれば、制御装置は、鉛直方向角度検出部で自動的に検出された検出信号をA/D変換部で変換した変換値と、予め設定された所望照射方向角度の指定値とに基づいて、発光部の傾斜角度差を、演算部で算出する。そして、制御装置の制御部は、発光部の傾斜角度差を解消する(指定値を変換値に一致させる)ように駆動部を制御する。これにより、発光部の照射方向角度を所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、鉛直方向角度検出部は、3軸加速度センサで構成されている。
 この構成によれば、3軸加速度センサにより発光部の鉛直方向の照射方向角度を検出することができる。これにより、制御装置は、発光部がストロボ装置の現在の鉛直方向の照射方向角度に関係なく、発光部を鉛直方向における所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、可変機構は発光部の水平方向の角度を変更可能な水平方向可変機構を備え、駆動部は水平方向可変機構を駆動する水平方向駆動部を備え、発光部の水平方向の角度を検出する水平方向角度検出部を、さらに備え、制御装置は、水平方向角度検出部の検出信号に基づいて、駆動部により発光部の水平方向の角度を水平方向における所望照射方向角度に変更させる。
 この構成によれば、制御装置は、ストロボ装置の現在の照射方向角度に関係なく、水平方向角度検出部で自動的に検出された発光部の水平方向の照射方向角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。これにより、鉛直方向だけでなく、水平方向の反射体を利用して被写体をバウンス撮影できる。その結果、バウンス撮影の反射範囲を拡大して、撮影の自由度を向上できる。
 また、本発明のストロボ装置は、水平方向角度検出部が、ストロボ本体部または発光部のいずれか一方に設けられている。この構成によれば、ストロボ装置の設計自由度が向上できる。
 また、本発明のストロボ装置は、水平方向角度検出部が、地磁気センサで構成されている。
 この構成によれば、地磁気センサにより発光部の水平方向の照射方向角度を検出することができる。これにより、制御装置は、発光部がストロボ装置の現在の水平方向の照射方向角度に関係なく、発光部を水平方向における所望照射方向角度に即時に変更することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、ストロボ本体部および発光部の少なくとも一方に、所望照射方向角度を設定可能な操作部が設けられる。
 この構成によれば、ユーザが、操作部により発光部の鉛直方向における所望照射方向角度を設定することができる。これにより、操作部で設定された所望照射方向角度に発光部の照射方向角度を任意に変更することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、ストロボ本体部および発光部の少なくとも一方に、水平方向における所望照射方向角度を設定可能な操作部が設けられる。
 この構成によれば、ユーザが、操作部により発光部に水平方向における所望照射方向角度を設定することができる。これにより、操作部で設定された水平方向における所望照射方向角度に発光部の照射方向角度を変更することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、操作部に、遠隔から所望照射方向角度を設定可能に構成されている。この構成によれば、ユーザは、遠隔から所望照射方向角度を操作部に設定することができる。これにより、ストロボ装置から離れた場所から撮影を行う場合でも、ストロボ装置の設置場所に撮影者が移動せずに、ストロボ装置の照射方向を変更できる。
 また、本発明のストロボ装置は、操作部に、遠隔から所望照射方向角度を設定可能な遠隔操作部を、さらに備える。この構成によれば、ユーザが遠隔から遠隔操作部を用いて所望照射方向角度を設定することができる。
 また、本発明のストロボ装置は、操作部が、所望照射方向角度を無線で送信する。この構成によれば、ユーザは、遠隔から所望照射方向角度を設定することができる。
 これらにより、ストロボ装置から離れた場所から撮影を行う場合でも、ストロボ装置の設置場所に撮影者が移動せずに、ストロボ装置の照射方向を変更できる。
 また、本発明の撮像装置は、上記ストロボ装置を備えた構成を有する。
 この構成によれば、制御部は、ストロボ装置の現在の照射方向角度に関係なく、鉛直方向角度検出部や水平方向角度検出部で自動的に検出された発光部の鉛直方向や水平方向の照射方向角度に基づいて、所望照射方向角度に即時に変更することができる。また、特に、複数のストロボ装置を有する撮像装置の場合、各々のストロボ装置の照射方向角度を遠隔位置から変更できる。これにより、撮影時の準備時間を大幅に短縮して、シャッターチャンスを逃さず被写体をバウンス撮影できる撮像装置を実現できる。
 本発明は、ストロボ光の照射方向を現在の照射方向から所望の照射方向に即時に変更して、シャッターチャンスを逃さずに撮影するバウンス撮影などが要望されるストロボ装置およびそれを備えた撮像装置などの用途に有用である。
 1  撮像装置
 2,25  ストロボ装置
 3  撮影機能部
 4  演算部
 5  表示部
 6  操作部
 7  周辺I/F
 8  ストロボ本体部
 8a  上面
 8b  下面
 8c  正面
 8d  背面
 9  閃光放電管
 9a  反射傘
 10  発光部
 10a  一方の面
 11  可変機構
 12  駆動部
 13  鉛直方向角度検出部
 14  制御装置
 15,27  操作部
 16  照射面
 17  鉛直方向可変機構
 18  水平方向可変機構
 19  鉛直方向駆動部
 20  水平方向駆動部
 21  A/D変換部
 22  演算部
 23  制御部
 26  水平方向角度検出部

Claims (13)

  1. ストロボ本体部と、
    前記ストロボ本体部に回転可能に連結される発光部と、
    前記発光部の鉛直方向の角度を通常照射方向角度と前記通常照射方向角度とは異なる所望照射方向角度との間で変更可能とする可変機構と、
    前記可変機構を駆動する駆動部と、
    前記発光部の鉛直方向の角度を検出する鉛直方向角度検出部と、
    前記鉛直方向角度検出部の検出信号に基づいて、前記駆動部により前記発光部の鉛直方向の角度を前記所望照射方向角度に変更させる制御装置と、を備えるストロボ装置。
  2. 前記鉛直方向角度検出部は、前記ストロボ本体部または前記発光部のいずれか一方に設けられている請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記鉛直方向角度検出部の検出信号をA/D変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部により変換された変換値と予め設定された前記所望照射方向角度の指定値とに基づいて、前記発光部の傾斜角度差を算出する演算部と、
    前記発光部の前記傾斜角度差を解消するように前記駆動部を制御する制御部と、を備える請求項1記載のストロボ装置。
  4. 前記鉛直方向角度検出部は、3軸加速度センサで構成される請求項1に記載のストロボ装置。
  5. 前記可変機構は前記発光部の水平方向の角度を変更可能な水平方向可変機構を備え、
    前記駆動部は前記水平方向可変機構を駆動する水平方向駆動部を備え、
    前記発光部の水平方向の角度を検出する水平方向角度検出部を、さらに備え、
    前記制御装置は、前記水平方向角度検出部の検出信号に基づいて、前記駆動部により前記発光部の水平方向の角度を水平方向における所望照射方向角度に変更させる請求項1に記載のストロボ装置。
  6. 前記水平方向角度検出部は、前記ストロボ本体部または前記発光部のいずれか1一方に設けられている請求項5に記載のストロボ装置。
  7. 前記水平方向角度検出部は、地磁気センサで構成されている請求項5記載のストロボ装置。
  8. 前記ストロボ本体部および前記発光部の少なくとも一方に、前記所望照射方向角度を設定可能な操作部が設けられる請求項1に記載のストロボ装置。
  9. 前記ストロボ本体部および前記発光部の少なくとも一方に、前記水平方向における前記所望照射方向角度を設定可能な操作部が設けられる請求項5に記載のストロボ装置。
  10. 前記操作部は、遠隔から前記所望照射方向角度を設定可能に構成されている請求項8または請求項9のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  11. 前記操作部は、遠隔から前記所望照射方向角度を設定可能な遠隔操作部を、さらに備える請求項8または請求項9のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  12. 前記操作部は、前記所望照射方向角度を無線で送信する請求項10または請求項11のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  13. 前記請求項1に記載のストロボ装置を備えた撮像装置。
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