JPH07230111A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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Publication number
JPH07230111A
JPH07230111A JP6040634A JP4063494A JPH07230111A JP H07230111 A JPH07230111 A JP H07230111A JP 6040634 A JP6040634 A JP 6040634A JP 4063494 A JP4063494 A JP 4063494A JP H07230111 A JPH07230111 A JP H07230111A
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JP
Japan
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strobe
mode
angle
signal
irradiation
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JP6040634A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Konno
吉彦 今野
Masaharu Eguchi
正治 江口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH07230111A publication Critical patent/JPH07230111A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作によりストロボ照射方向をコント
ロールすることを可能とする。 【構成】 カメラ本体からの信号によりストロボ光照射
の光軸の上下角と左右角の両方を自動移動可能とする照
射方向設定手段40と、カメラのファインダを覗く撮影
者の視線に基づき、撮影者が注視するファインダ内にお
ける位置を検出する視線位置検出手段5,7と、外部操
作により視線入力の検出タイミングを指示するタイミン
グ指示手段と、該タイミング指示手段により指示された
タイミング時における視線位置が前記視線位置検出手段
から入力され、この視線位置に基づいて前記照射方向設
定手段による照射方向を演算する照射方向演算手段36
とを設け、ストロボ照射方向の設定を、タイミング指示
手段にて指示される時点の視線位置により行うようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ本体からの信号
によりストロボ光照射の光軸の上下角と左右角の両方を
自動移動可能とする機能を有した、カメラに装着又は内
蔵される照射方向可変ストロボ手段とカメラ(本体)と
の組み合わせにより成るカメラシステムの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等に用いられるストロ
ボ装置として、発光方向(ストロボの光軸)を手動で任
意に設定可能な装置が広く用いられている。
【0003】この種のストロボ装置を用いて、ストロボ
の配光角を撮影画角より絞り込み、スポット照明効果を
得る撮影手法が知られている。
【0004】このスポット照明効果を撮影範囲の任意の
位置で実現するためには、撮影範囲のどの場所を照明す
るかの設定の為に、ストロボの光軸を上下,左右に手動
で傾ける設定を行っていた。
【0005】また、特に近距離で顕著となるストロボの
発光方向と撮影レンズ光軸とのズレであるパララックス
を補正する必要から、特開昭57−122423号公報
では、測距手段から得られる距離情報に基づいてストロ
ボの光軸を上下に傾ける事で、被写体位置での撮影レン
ズ光軸とストロボ装置の光軸を一致させる技術が開示さ
れている。
【0006】また、本願出願人により、カメラに装着、
又は、内蔵されるストロボ装置を有したカメラシステム
において、カメラ本体からの信号によりストロボ光照射
の光軸の上下角と左右角の両方を自動移動可能とする照
射方向設定手段を設け、ストロボの発光方向の自動設定
を可能とした「照射方向可変ストロボシステム」が提案
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
最初の従来例では、カメラ本体からの信号でストロボの
配光角制御は可能であるが、発光方向を自動制御する事
は出来ないのでスポット照明効果を得ようとすると狙っ
た位置にスポット光を当てる為にストロボの発光方向を
手動で微調整する必要があり、煩わしいものであった。
【0008】また、特許公開昭57−122423号公
報の技術では、パララックス補正は自動で行う事が可能
であるが、左右方向への自動設定を行う事は出来なかっ
た為にスポット照明効果を得る為には適用する事は出来
なかった。
【0009】また、本出願人による「照射方向可変スト
ロボシステム」においては、カメラ本体からストロボの
照射方向を設定することは可能であったが、照射方向の
設定が通常の選択スイッチによっていたため、設定の繁
雑さを避ける事が出来なかった。
【0010】(発明の目的)本発明の第1の目的は、簡
単な操作によりストロボ照射方向をコントロールするこ
とのできるカメラシステムを提供することである。
【0011】本発明の第2の目的は、極めて難しいスポ
ット照射を、視線入力によりコントロールすることので
きるカメラシステムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、カメラ本体からの信号によりストロボ光照射の光軸
の上下角と左右角の両方を自動移動可能とする機能を有
した照射方向可変ストロボ装置と、カメラのファインダ
を覗く撮影者の視線に基づき、撮影者が注視するファイ
ンダ内における位置を検出する視線位置検出手段と、外
部操作により視線入力の検出タイミングを指示するタイ
ミング指示手段と、該タイミング指示手段により指示さ
れたタイミング時における視線位置が前記視線位置検出
手段から入力され、この視線位置に基づいて前記照射方
向設定手段による照射方向を演算する照射方向演算手段
とを設け、ストロボ照射方向の設定を、タイミング指示
手段にて指示される時点の視線位置により行うようにし
ている。
【0013】また、請求項2記載の本発明は、照射方向
可変ストロボ装置内に、カメラ本体からの信号によりス
トロボ光照射の光軸の上下角と左右角の両方を自動移動
可能とする照射方向設定手段の他に、カメラ本体からの
信号により照射角を自動設定する照射角設定手段を具備
し、視線位置に基づいてストロボ照射方向の設定を行う
と共に、その時の測距情報や焦点距離情報などによって
得られるカメラ本体よりの照射角設定信号に基づいてス
トロボ照射角の設定を行うようにしている。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例におけるカメラシ
ステムの要部構成を示すブロック図であり、本実施例
は、オートフォーカス(以後AFと略称する)一眼レフ
カメラに本発明を適用した例である。
【0016】図1において、1は被写体までの距離を測
定する為の測距手段であり、距離信号2を出力する。ま
た、測距手段1は従来より広く用いられている多点測距
を可能にした構成をとっており、したがって距離信号2
は各測距点の測距結果に応じた信号、つまり複数の距離
信号並びに対応する測距点を意味する信号である。
【0017】3は使用中のレンズの焦点距離信号4を出
力する焦点距離検出手段である。5は視線入力手段であ
り、使用者がカメラのファインダ内のどの位置に視線を
向けているかを検知し、視線位置指示信号6を出力す
る。7は視線位置解析手段であり、前記視線入力手段5
から出力される視線位置指示信号6を受け取り、使用者
の視線が向けられているファインダ内の絶対位置を示す
位置指示信号8と、視線がファインダ内のコマンド指示
位置にある場合にはコマンドコード9を出力する。ま
た、使用者の視線位置が検出不能若しくは信頼性に乏し
い時には検出不能のコマンドコード9が出力される。
【0018】本実施例では、視線位置検出手段を、前記
視線入力手段5と前記視線位置解析手段7の組み合わせ
で実現している。
【0019】10はAFモード選択手段であり、下記の
各モードの選択を行い、AFモード選択信号11として
出力する。
【0020】AFモード・・・マニュアルフォーカス
(AF不使用) AFモード・・・多点測距(測距点自動選択) AFモード・・・測距点手動選択並びに測距点選択 AFモード・・・多点測距(測距点視線選択) 12はストロボモード選択手段であり、下記の各モード
の選択を行い、ストロボモード選択信号13として出力
する。
【0021】ストロボモード・・・ストロボ不使用 ストロボモード・・・固定発光 ストロボモード・・・配光角自動設定 ストロボモード・・・配光角自動設定(パララックス
補正) ストロボモード・・・スポットストロボ(手動設定) ストロボモード・・・スポットストロボ(視線設定) ストロボモード・・・バウンスストロボ(手動設定) ストロボモード・・・バウンスストロボ(視線設定) ストロボモード・・・ストロボモード視線設定 通常の使用時には、AFモードとストロボモードを
設定しておけば、視線によりAFとストロボの設定が全
て行う事が可能となる。
【0022】14は姿勢検出手段であり、カメラの上
下,左右角度の水平方向からの傾きを検出し、姿勢信号
15として出力する。16,18は2段スイッチとして
構成されたカメラ本体のレリーズスイッチであり、16
がスタンバイスイッチ,18がレリーズスイッチであ
る。スタンバイスイッチ16が入るとスタンバイ信号1
7が出力され、カメラは撮影準備シーケンスを開始し、
それに引き続きレリーズスイッチ18が入ると撮影信号
19が出力され、カメラは撮影シーケンスを開始する。
【0023】視線入力のタイミングを指示するタイミン
グ指示手段を、カメラのモードにより不要となる場合も
あるので、複合機能化することが望ましく、本実施例で
も多用途操作部として、モードによる機能切換えを行っ
ている。
【0024】20は多用途操作部であり、前述したスト
ロボモードが、,,,,時に下記の機能を持
つ。
【0025】ストロボモード・・・スポットストロボ
の照射位置及び照射範囲指定 ストロボモード・・・視線指示の検出タイミング指定 ストロボモード・・・バウンスストロボの照射角及び
配光角指定 ストロボモード・・・視線指示の検出タイミング指定 ストロボモード・・・視線指示の検出タイミング指定 したがって、多用途操作部20からの出力は上記各モー
ド間で意味の異なった信号であるので、多用途信号21
とする。
【0026】22はパララックス情報出力手段であり、
ストロボの発光位置の撮影レンズ光軸からのズレ量に関
する情報をパララックス情報信号23として出力する。
24はパララックス算出手段であり、前記距離信号2と
前記パララックス情報信号23に基づきパララックス補
正信号25を出力する。26は画角計算手段であり、前
記焦点距離信号4と前記距離信号2から実際の焦点距離
を算出し、この実際の焦点距離に基づき撮影画角を計算
して画角指示信号27として出力する。28は光軸角検
出手段であり、使用するレンズがティルト,シフト,光
学ブレ補正により光軸が変化している場合に、光軸の方
向角を検出して光軸角信号29として出力する。
【0027】ここで述べている光軸角は、撮影光学系の
光軸が撮影面に直交したとき、つまり通常の撮影時が、
θx=0°,θy=0°となる値で、θxはカメラを正
位置に構えた時に、撮影光学系の撮影面の垂線から撮影
面を原点として左右の角度を表して時計回りに(+)、
θyはカメラを正位置に構えた時に、撮影面の垂線から
撮影面を原点として上下の角度を表して水平方向から上
への傾きが(+)である。このθx,θyを本実施例で
は光軸角と定義する。
【0028】光軸角信号29には、前述したティルト,
シフトに基づく静的光軸角変位量30と光学ブレ補正に
基づく動的光軸角変位量31が含まれている。
【0029】前記動的光軸角変位量31は静的光軸角変
位量30と比較し非常に小さい値であるので、通常は静
的光軸角変位量30のみ使用する事で問題ないが、光学
ブレ補正系によりオートシフト動作等を行う場合には、
絶対変位量が大きくなる為、動的光軸角変位量31も考
慮に入れる必要がある。
【0030】また、使用する光学系が光軸角を変位させ
る手段を持たない時には、この光軸角信号29は一定値
を持つし、光軸角を変位させる手段が上記全てを含有し
ている必要が無い事も言うまでもない。
【0031】32は使用パラメータ決定手段であり、前
記AFモード選択信号11,ストロボモード選択信号1
3,位置指示信号8,コマンドコード9,姿勢信号1
5,他用途信号21に基づき、スタンバイ信号17のタ
イミングでAFとストロボのコントロールに使用する信
号の選択並びに変換を行い、決定距離信号33,決定照
射位置指示信号34,決定照射角指示信号35を出力す
る。36は照射方向計算手段であり、前記決定距離信号
33,前記決定照射位置指示信号34,前記パララック
ス補正信号25,前記画角指示信号27,前記光軸角信
号29により、ストロボの照射方向を計算して照射方向
設定信号37として出力する。
【0032】38は照射角計算手段であり、前記距離信
号2,前記決定距離信号33,前記決定照射角指示信号
35,前記画角指示信号27により、ストロボの照射角
を計算して照射角設定信号39として出力する。40は
照射方向設定手段であり、前記照射方向設定信号37に
基づきストロボの照射方向(光軸)を上下,左右に傾斜
させる。上下,左右への傾斜はストロボ内の設けられた
駆動手段により行われる。41は照射角設定手段であ
り、前記照射角設定信号39に基づきストロボの照射角
(一般に配光角と呼ばれている所謂ストロボの光が照射
される範囲)を設定する。ストロボの照射角設定はスト
ロボ内の駆動手段により行われる。
【0033】42は発光手段であり、ストロボ光の発光
を行う。43はシーケンスコントローラであり、該シー
ケンスコントローラ43はカメラの全体のシーケンスを
コントロールするとともに、発光手段42の発光タイミ
ングの制御も行う。
【0034】本発明のストロボ部分以外の撮影動作(絞
り制御,シャッタ制御,フィルム給送等)は従来と同様
に、前述したシーケンスコントローラ43によりコント
ロールされるが、該シーケンスコントローラ43による
動作は従来とまったく同様に行う事が可能であるため、
詳細な説明は省略する。
【0035】図2,図3,図4は本発明の一実施例にお
けるカメラシステムの構成図であり、本実施例はAF一
眼レフカメラのアクセサリーシューにストロボ装置を装
着してシステムを構成した例である。
【0036】更に詳述すると、図2はカメラシステムの
側面図、図3はカメラシステムの上面図、図4はカメラ
システムの背面図に対応している。
【0037】これらの図において、51は撮影レンズ、
52はメインミラー、53はサブミラー、54は距離測
定装置である。
【0038】距離測定時は、撮影レンズ51により集光
された光束の一部がメインミラー52の一部を透過し、
サブミラー53により距離測定装置54に導かれ距離測
定が行われ、距離信号が出力される。ここで得られる距
離信号が図1の距離信号2に対応している。
【0039】本測距機構は、従来より用いられているオ
ートフォーカス機構である。従って距離測定装置54に
て測定される値はデフォーカス量で、絶対距離の算出は
合焦時のフォーカスレンズの絶対位置とデフォーカス量
の関係から演算により行っている。
【0040】合焦動作は前記デフォーカス量とレンズ固
有のパラメータから、撮影レンズ51中のフォーカスレ
ンズ群を不図示のフォーカス駆動機構により駆動する事
で行われる。
【0041】55は撮影レンズ51の焦点距離をカメラ
本体側に伝達する為の焦点距離検出手段であり、図1の
焦点検出手段3に対応している。この焦点距離検出手段
55は、撮影レンズ51が単焦点レンズであれば固定デ
ータが、ズームレンズであればズームエンコーダにより
検出されるズーム位置に応じたデータが、焦点距離信号
として出力される。ここで得られる焦点距離信号が、図
1の焦点距離信号4に対応している。
【0042】56はシフトユニットで、撮影レンズ51
の光軸をシフト(平行移動させる)機能を持つととも
に、このシフト量に基づき撮影範囲が変化した量をレン
ズの正位置からの光軸角変位量として変換後に出力す
る。ここで得られる光軸角変位量が図1の静的光軸角変
位量30に対応している。なお、このシフトユニット5
6には、ティルト機能を持たせたり、ティルト機能のみ
に限定する事も可能である事は言うまでもない。又シフ
トユニット56のシフト動作は手動で行うように構成さ
れているが、モータにより動かす構成をとれば、カメラ
本体からの自動コントロールが可能になる事は言うまで
もない。
【0043】57はブレ補正手段であるところの可変頂
角プリズムであり、該可変頂角プリズム57はレンズに
内蔵されているブレ検出手段58の出力により補正駆動
系59がコントロールされ、カメラの手ブレを光学的に
補正する。この光学補正の手法は従来より提案され、ま
た製品としても発売されているため、詳細な説明は省略
する。
【0044】59は可変頂角プリズム57の補正角を検
出する検出センサであり、この検出センサ59の出力信
号が、図1の動的光軸角変位量31に対応している。6
1はフォーカシングスクリーンであり、該フォーカシン
グスクリーン61には透過型液晶パネル62が一体的に
設けられ、各種情報の表示に用いられている。63はコ
ンデンサレンズ、64はペンタプリズムである。
【0045】65は接眼レンズで、該接眼レンズ65の
内部には可視光透過,赤外光反射のダイクロイックミラ
ー65aが斜設されており、光路分割器を兼ねている。
66は受光レンズである。67は照明手段であり、例え
ば赤外線発光ダイオードから成っている。68は光電素
子であり、CCD等の2次元エリアセンサで構成されて
いる。
【0046】上記の接眼レズ65〜光電素子68によ
り、眼球の視線検出系69が構成されており、照明手段
67から投光された赤外線がダイクロックミラー65a
により反射してファインダを覗いている使用者の眼球に
投光され、眼球からの反射光が再びダイクロックミラー
65aにより受光レンズ66に導かれ、受光レンズ66
により光電素子68上に眼球像が結像する。そして、こ
の眼球像の検出により、使用者の視線が検出される。
【0047】この構成により検出される視線検出は、例
えば本願出願人による特開平3−109029号公報に
示されている構成で実現する事が可能である。
【0048】上記構成により、可変頂角プリズム57,
撮影レンズ51を通った光束はフォーカシングスクリー
ン61上に結像し、コンデンサレンズ63,ペンタプリ
ズム64,接眼レンズ65を通してファインダ像として
観察される。
【0049】70は金属ボールセンサ等で構成されてい
る姿勢検出手段であり、カメラの傾きを検出し姿勢検出
信号を出力する。ここで得られる姿勢検出信号が、図1
の姿勢信号15に対応している。
【0050】71はカメラのアクセサリーシューに着脱
自在に装着されるストロボ装置であり、アクセサリーシ
ューに設けられた電気接点の接続によりカメラ本体と通
信を行うように構成され、カメラ側からの命令によりス
トロボの照射方向(光軸)を上下,左右に変更出来ると
ともに照射角の設定も可能となっている。
【0051】72はレリーズスイッチであり、レリーズ
スイッチ72は2段スイッチで構成され、半押し状態で
入る第1のスイッチが、図1のスタンバイスイッチ16
に、全押し状態で入る第2のスイッチが、図1のレリー
ズスイッチ18に対応している。
【0052】73はカメラの右肩部に設けられたドット
マトリックス型の外部表示液晶パネルであり、各種カメ
ラ情報(シャッタ速度,絞り値,AFモード等)の表示
が行われる。74はAFモード選択スイッチであり、ロ
ータリースイッチで構成され、前述したAFモード選択
が行われる。そして、このFモード選択スイッチ74
が、図1におけるAFモード選択手段10に対応してい
る。
【0053】75は前記ストロボ装置71に設けられた
ストロボモード選択スイッチであり、ロータリースイッ
チで構成され、前述したストロボモードの選択が行わ
れ、アクセサリーシューを通してカメラ本体にシリアル
通信で本スイッチの情報が伝達される。そして、ストロ
ボモード選択スイッチ75が、図1のストロボモード選
択手段12に対応している。
【0054】本実施例では、ストロボ装置を着脱可能に
設定したカメラシステムとして構成したため、ストロボ
装置側にストロボモード選択スイッチ75を設けたが、
カメラ本体側にこのスイッチを設ける事も勿論可能であ
り、特に最近多く見られる内蔵ストロボを持ったカメラ
に於いては、カメラ本体に設けておく事が望ましいが、
オプションスイッチの構成を取る事も勿論可能である。
【0055】76はクロスカーソル型の4接点スイッチ
であるところの選択スイッチ、77はマルチモードスイ
ッチであり、選択スイッチ76とマルチモードスイッチ
77が、図1における多用途操作部20に対応してい
る。そして、この選択スイッチ76とマルチモードスイ
ッチ77は前述したストロボモード,,,,
時に、以下の表1の機能に割り当てられている。
【0056】 78は測距点選択スイッチであり、AFモード時に有
効となり、このAFモード時に測距点選択スイッチ7
8が押されると、AF時に基準となる測距点が巡回的に
選択される。
【0057】上記各モード時には、前述の外部液晶パネ
ル73と透過型液晶パネル62に各種情報が表示され
る。
【0058】次に、各モード時のファインダ表示、並び
に、外部液晶パネル表示について説明する。
【0059】図5,図6,図7,図8,図9,図10
は、上記構成によるファインダ表示を示した図であり、
図5はストロボモード,,,の時の、図6はス
トロボモードの時の、図7はストロボモードの時
の、図8はストロボモードの時の、図9はストロボモ
ードの時の、図10はストロボモードの時の、それ
ぞれの表示形態を示している。
【0060】まず、ストロボモード,,,の時
のファインダ表示である図5について説明する。
【0061】図5において、81,82,83,84,
85はAFの測距点を表した測距エリア表示であり、現
在のAFモードにおける測距点の表示される。つまり、
AFモード及びAFモードの時には、全ての測距エ
リアが表示され、AFモード時には、測距点選択スイ
ッチ78により選択された測距点のみが表示され、非選
択測距点は非表示とされている。また、AFを使用しな
いAFモードの時には、上記すべての測距点は非表示
状態となっている。
【0062】本実施例では5カ所の測距点を持っている
多点測距AFで構成されているが、多点測距は従来技術
により実現されるので、詳細な説明は省略する。
【0063】また、AF後の合焦時には、使用された測
距点に対応した測距エリアが点滅表示され、合焦に使用
された測距エリアを使用者に伝達している。測距エリア
の表示形態はストロボモードには依存しないので、図
6,図7,図8,図9,図10の測距エリアには同じ番
号をつけてある。
【0064】86はストロボマークで、ストロボ不使用
であるストロボモードの時には、非表示となる。87
は配光角自動設定マークで、使用するレンズの焦点距離
に連動してストロボの配光角を自動設定するストロボモ
ード,の時に表示される。88はシャッタ速度表
示、89は絞り値表示である。90はパララックス補正
マークで、パララックス自動補正を行うストロボモード
の時とスポットストロボを使用する時のストロボモー
ド,の時に表示される。
【0065】図6はストロボモード時のファインダ表
示を示した図である。
【0066】図6において、測距エリア表示81,8
2,83,84,85とストロボマーク86,シャッタ
速度表示88,絞り値表示89,パララックス補正マー
ク90は、図5と同様である。配光角自動設定マーク8
7は表示形態が図6に示す形態になり、スポット発光の
設定時である事を示している。
【0067】91〜105は照射エリア表示グラフィッ
クを表しており、前述の選択スイッチ76により指示さ
れた照射位置が一つが表示され、被写体のどのエリアを
中心として発光を行うかが選択される。また、照射エリ
ア表示グラフィック91〜105は、表示される大きさ
が前述のマルチモードスイッチ77により巡回的に変更
され、被写体に対するストロボの照射範囲を表示する
(相似形状で拡大,縮小する)。
【0068】本実施例とは別に、選択された照射エリア
を中心とした照射角はズームに連動し変化させるのみ
で、ファインダ中の像に占める割合を固定とするように
構成する事も、勿論可能である。この場合はマルチモー
ドスイッチ77による照射範囲指定動作は無くなる事は
言うまでもない。
【0069】図7はストロボモード時のファインダ表
示を示した図である。
【0070】図7において、測距エリア表示81,8
2,83,84,85とストロボマーク86,シャッタ
速度表示88,絞り値表示89,パララックス補正マー
ク90は、図5と同様である。
【0071】配光角自動設定マーク87は表示形態が図
7に示す形態になり、スポット発光の設定時である事を
示している。106は視線モード表示で、視線検出が行
われている事を示している。107はスポット発光の中
心位置を示すスポットマーカーで、本モード時にマルチ
モードスイッチ77が押された時の視線位置を検出し、
スポットストロボの照射中心として設定する。108は
スポット発光の範囲を示す照射エリア表示で、照射エリ
ア表示108の設定はスポットマーカー設定後に再度マ
ルチモードスイッチ77が押す事により設定される。
【0072】照射エリアの設定はスポットマーカー位置
を中心として、2度目のマルチモードスイッチの押し下
げ時の視線位置がスポット照射の最外部となるように配
光特性を元に設定される。また、配光範囲設定後に再度
マルチモードスイッチ77が押されると、再度スポット
マーカーの設定,照射エリア設定のシーケンスが繰り返
される。
【0073】図6,図7における配光範囲は、概念図を
示しているために真円形状となっているが、実際のスト
ロボの配光形式にあわせて楕円形状や略長方形形状にす
る事も勿論可能であり、配光量の中心から何%落ちを配
光範囲と規定するかは、任意であるが、例えば80%落
ち位置等にすれば良い。
【0074】図8はストロボモード時のファインダ表
示を示した図である。
【0075】図8において、測距エリア表示81,8
2,83,84,85とストロボマーク86,シャッタ
速度表示88,絞り値表示89は、図5と同様である。
【0076】109はバウンスモードマークであり、ス
トロボがバウンスモードである事を示している。110
はティルト角表示マークであり、ティルト角表示マーク
110にはティルト範囲を示す上限角位置110b,下
限角位置110cと現在のティルト角110aにより構
成されている。ここで述べているティルト角とは、カメ
ラが水平位置で使用されていると仮定した時の、ストロ
ボの光軸のカメラの光軸に対する上下方向の角度を示し
ている。111はスイング角表示マークであり、スイン
グ角表示マーク111にはスイング範囲を示す右限角位
置111b、左限角位置111cと現在のスイング角1
11aにより構成されている。ここで述べているスイン
グ角とは、カメラが水平位置で使用されていると仮定し
た時の、ストロボの光軸のカメラの光軸に対する左右方
向の角度を示している。
【0077】上記現在のティルト角110aと現在のス
イング角111aは選択スイッチ76により操作出来、
この操作に連動してストロボの照射方向が設定される。
【0078】また、このティルト角とスイング角の範囲
はカメラに装着されるストロボに依存しているため、ス
トロボからカメラ側にシリアル通信で装着されたストロ
ボのティルト角,スイング角範囲が送られ、カメラ側で
はストロボから送られて来た上記データに基づきティル
ト角範囲,スイング角範囲の表示が行われる。
【0079】図9はストロボモード時のファインダ表
示を示した図である。
【0080】図9において、測距エリア表示81,8
2,83,84,85とストロボマーク86,シャッタ
速度表示88,絞り値表示89は、図5と同様である。
また、バウンズモードマーク109,ティルト角表示マ
ーク110,スイング角表示マーク111は、図8と同
様である。106は視線モード表示で、視線検出が行わ
れている事を示しており、図7と同様である。
【0081】112,113はティルト角設定スイッチ
であり、112はティルト角を上に移動させ、113は
ティルト角をしたに移動させる。114,115はスイ
ング角設定スイッチであり、114はスイング角を右に
移動させ、115はスイング角を左に移動させる。11
2,113,114,115のそれぞれの設定スイッチ
は視線によりコントロールされるが、このコントロール
は前述したマルチモードスイッチ77と視線入力の複合
操作による。
【0082】実際の動作は、マルチモードスイッチ77
が押されたタイミングで決定された選択スイッチの機能
がマルチモードスイッチの機能となり、マルチモードス
イッチ77が離される迄の期間選択スイッチの機能が連
続動作する。
【0083】この構成を取る事で、単一のマルチモード
スイッチ77を視線により機能を切り換える事ができ、
簡単な操作で一つのスイッチの機能を切り換える事が可
能となる。
【0084】このような切り換えは上記用途に限定され
るもので無い事は勿論であり、通常なら機能別のスイッ
チを設けたり、複数の操作部材の複合操作を行ったり、
モード切換スイッチを押す事で機能切換えを行わなけれ
ばならなかった用途においても、極めて簡単に単一の操
作部材を切換え使用する事が可能である。
【0085】つまり、従来の操作形態だと切換えを表示
を見て対応する切換えスイッチを押し、その後に機能決
定されたスイッチを操作する必要があったが、本構成に
よれば、切換え表示を見ながらマルチモードスイッチ7
7を押すだけで動作を指示出来るため、操作の為の動作
を少なくとも一動作減らす事が可能である。
【0086】図10はストロボモード時のファインダ
表示を示した図で、すべての表示要素を表示させた状態
を示している。
【0087】図10において、測距エリア表示81,8
2,83,84,85とシャッタ速度表示88,絞り値
表示89は、図5と同様である。106は視線モード表
示で、視線検出が行われている事を示しており、図7と
同様である。
【0088】ストロボマーク86,配光角自動設定マー
ク87,パララックス補正マーク90,スポットマーカ
107,照射エリア表示108,バウンスモードマーク
109,ティルト角表示マーク110,スイング角表示
マーク111,ティルト角設定スイッチ112,11
3、及び、スイング角設定スイッチ114,115は多
機能化されている為、本モードでの動作を説明する。
【0089】まず、カメラの動作開始時点では、測距エ
リア表示81,82,83,84,85、シャッタ速度
表示88,絞り値表示89,視線モード表示106、及
び、ストロボマーク86が表示されている。
【0090】ストロボマーク86は、図11(a)に示
された状態がストロボ未使用状態、図11(b)に示さ
れた状態がストロボ使用状態を示している。そして、ス
トロボ使用,不使用の切り換えは、視線入力とマルチモ
ードスイッチ77の複合操作により切り換えられる。
【0091】カメラがストロボモードの初期状態で
は、ストロボ不使用状態、つまり図11(a)に示され
たストロボマークの表示形態になっている。
【0092】この時、使用者が視線をストロボマーク8
6に向けてマルチモードスイッチ77を押すと、図1の
多用途操作部20からトリガ信号として多用途信号21
が出力される。トリガ信号である多用途信号21を受け
取った使用パラメータ決定手段32は、その瞬間での視
線位置を視線入力手段5から視線位置解析手段7を通し
て取得し、視線位置がストロボマーク86の位置であれ
ば、シーケンスコントローラ43と通信を行い、ストロ
ボをアクティブ状態とすると共に、ストロボマーク86
の表示をオン、つまり図11(b)の状態にする。
【0093】また、ストロボマーク86がオン状態の時
にストロボマーク86上に視線がある時には、マルチモ
ードスイッチ77が押されると、上記動作とは逆にスト
ロボをオフすると共にストロボマーク86をオフ状態、
つまり図11(a)の状態にする。
【0094】上記動作により、ストロボの使用,不使用
を視線入力を用いて行う事が可能となる。そして、スト
ロボが不使用状態であれば、配光角自動設定マーク8
7,パララックス補正マーク90,スポットマーカー1
07、照射エリア表示108、バウンズモードマーク1
09、ティルト角表示マーク110、スイング角表示マ
ーク111,ティルト角設定スイッチ112,113、
及び、スイング角設定スイッチ114,115は全て消
灯状態で、機能停止状態となっている。
【0095】そして、ストロボ使用状態の時に上記各表
示がアクティブになり、対応する機能を視線入力を用い
て選択出来るように構成されている。
【0096】上記選択には、視線を対応する機能表示位
置に向けた状態で、マルチモードスイッチ77を押す事
で対応する機能の選択,解除が行われる。
【0097】配光角自動設定マーク87は、消灯状態、
並びに、図11(c),図11(d),図11(e)の
3つの状態をとる。
【0098】消灯状態の時は、ストロボ自体が不使用状
態であるために選択自体が無意味となるため、選択不能
の意味で消灯状態になっている。消灯状態の意味は他の
表示でも同じなため、以降の説明は省略する。
【0099】図11(c)が配光角自動設定オフを、図
11(d)が配光角自動設定オンを、図11(e)がス
ポット配光状態を、それぞれ示している。
【0100】表示が上記の状態の時に対応する機能がア
クティブになっているとともに、他の状態への移行の時
に視線選択を行うためのスイッチとして表示されてい
る。つまり、配光角自動設定マーク87上に視線を向け
た状態でマルチモードスイッチ77を押すと、“配光角
自動設定オフ”→“配光角自動設定オン”→“スポット
配光状態”の3つの状態が巡回的に選ばれ、対応する表
示形態に配光角自動設定マーク87が変化する。
【0101】また、配光角自動設定機能が設定される
と、次の設定が強制的に行われる。 また、上記表2による強制オフ時には、対応する表示自
体が消え、対応機能の選択を不能とし、強制オン時に
は、表示をオンするとともに視線入力による対応機能の
変化を抑止する。このロック動作を行う事で誤操作を防
止している。また、強制オンによるロック動作時は、表
示の濃度を下げて、対応機能がアクティブでかつ変更不
能である事を使用者に示している。
【0102】パララックス補正マーク90は、消灯状
態、並びに、図11(f),図11(g)の2つの状態
をとる。
【0103】図11(f)の状態がパララックス補正機
能オフを、図11(g)の状態がパララックス補正機能
オンを,それぞれ示している。
【0104】パララックス補正機能のオン,オフは配光
角自動設定機能と同様に、視線入力とマルチモードスイ
ッチ77の複合操作により行われる。
【0105】スポットマーカー107,照射エリア表示
108により示される、スポットストロボ照射位置の視
線入力指定機能は、配光角自動設定機能がスポット配光
状態となっている時に有効となる。
【0106】スポット配光状態、すなわち配光角自動設
定マーク87が図11(e)に示された形態となってい
る時には、カメラの動作は図7に示された例と同じく、
視線入力とマルチモードスイッチ77の複合操作により
スポットマーカ107と照射エリア表示108が設定さ
れ、ファインダ上で指定された位置,範囲にスポットス
トロボ光が照射される。
【0107】バウンスモードマーク109は、消灯状
態、並びに、図11(h),図11(i),図11
(j)の3つの状態をとる。
【0108】図11(h)の状態がバウンスモードオフ
を、図11(i)の状態がオートバウンスモードを、図
11(j)の状態がバウンス角視線設定モードを、それ
ぞれ表している。
【0109】図11(i)のオートバウンスモード時に
は、ティルト角表示マーク110,スイング角表示マー
ク111が同時に表示され、設定されたストロボのティ
ルト角,スイング角を表示する。図11(j)のバウン
ス角視線設定モードでは、図9に示された例と同様に、
ティルト角表示マーク110,ティルト角設定スイッチ
112,113、及び、スイング角表示マーク111,
スイング角設定スイッチ114,115が表示される。
【0110】また、バウンスストロボが設定されると、
配光角設定機能、パララックス補正機能は自動解除され
るとともにロックされる。
【0111】図11(h),図11(i),図11
(j)の各モード間での遷移は、他の機能の選択と同様
に、視線入力とマルチモードスイッチ77により行われ
る。
【0112】バウンス角視線設定モードは図9に示され
た動作と同様に行われる。
【0113】オートバウンスモードとは、カメラの姿勢
検出手段の出力を利用して、自動的にあらかじめ設定さ
れた方向にストロボを向ける機能である。つまり、姿勢
検出手段14の検出結果に基づき、カメラとストロボの
地面に対する方向を検出し、前,上方80°等あらかじ
め決められた角度でバウンス発光を行うフルオートバウ
ンス発光である。
【0114】また、オートバウンスモード時には、プリ
発光動作を行い、AFセンサによる輝度情報,色温度セ
ンサによるバウンス対象物の色温度検出等を行えば、よ
り精度の高いオートバウンス発光を行う事が可能にな
る。
【0115】図12は外部液晶パネル73の表示を示し
た図である。
【0116】図12において、120は露出モード表示
を示し、該露出モード表示120は図21の状態でプロ
グラムモードに設定された状態を示している。121は
シャッタ速度表示、122は絞り値表示、123はフィ
ルムの駒数表示を表している。また、124,125,
126,127,128は有効となっているAFの測距
点を示しており、使用されていない測距点表示は消灯さ
れる。129,130はAFモード表示である。129
はAFが有効であるAFモード,,の時に表示さ
れ、130はマニュアルフォーカスモードであるAFモ
ードの時に表示される。131は視線検出モード表示
で、該視線検出モード表示131が表示されている時に
は視線検出機能が働いている事を示している。132は
ストロボ表示であり、ストロボ使用時に表示される。
【0117】次に、上記構成によるカメラシステムの動
作について、図13のフローチャートを用いて説明す
る。まず、電源が投入されると、ステップ201からの
動作を開始する。 [ステップ201] 初期状態では、AFモードはAF
モード〔多点測距(測距点視線選択)〕がデフォルト
で設定されているため、AFモードワークエリア601
にAFモードを示す“8”を記憶する。 [ステップ202] ストロボモード選択手段12から
ストロボモード選択信号13を取得し、ストロボモード
ワークエリア602に記憶する。 [ステップ203] ストロボモードワークエリア60
2の内容を取得し、ストロボ使用モードであれば、スト
ロボの充電を開始する。 [ステップ204] 撮影ワークエリア603,合焦ワ
ークエリア604を“0”にする。 [ステップ205] 外部液晶パネル73を初期化す
る。
【0118】初期化された外部液晶パネル73には、露
出モード表示120,駒数表示123,有効測距点表示
124,125,126,127,128がそれぞれ表
示されている。 [ステップ206] ファインダ表示を初期化する。
【0119】初期化されたファインダ表示は、測距エリ
ア81,82,83,84,85が表示されており、他
の表示は全て消灯状態となっている。 [ステップ207] ストロボの照射角、及び、照射位
置を初期位置にリセットする。実際の動作は、決定照射
位置指示信号34=ストレート,決定照射角指示信号3
5=デフォルト(中間配光角)を出力し、照射方向スト
レート位置,照射角デフォルト状態にストロボを移動す
る。 [ステップ208] ストロボモードの判別を行い、外
部液晶パネル73とファインダ表示を正規表示とする。
【0120】ストロボモードと表示の対応は、下の表3
による。 記号の説明 ×:非表示 ●:フル表示 ◎:白抜き表示(図10参照) sp:スポット配光マーク(図6参照) [ステップ209] 割り込みを許可する。
【0121】ここで許可される割り込み信号は、以下の
通りである。
【0122】A 状態が変化した時に発生する割り込み 1 ストロボモード選択信号13 B 発生をトリガとする割り込み 1 スタンバイ信号17 2 撮影信号19 3 AFモード選択信号11 4 多用途信号21(選択スイッチ76,マルチモード
スイッチ77) [ステップ210] 撮影ワークエリア603を取得
し、“0”ならステップ210へ、“1”ならステップ
211へ、それぞれ制御を移行する。この処理は、撮影
が行われるまでステップ210で待つという処理であ
る。 [ステップ211] 割り込みを禁止する。 [ステップ212] 撮影ワークエリア603,合焦ワ
ークエリア604を“0”にする。 [ステップ213] ストロボの電源をオフにする。 [ステップ214] フィルム給送等の後処理を行う。 [ステップ215] 撮影信号19がオフ状態になるま
で待つ。ここでの処理は、レリーズスイッチから使用者
の指が離れるまで待つ処理である。 [ステップ216] ステップ205に制御を移す。
【0123】上記動作がメインルーチンであり、細かい
処理は全て割り込みにより処理されている。これは、選
択動作等が多機能であるため、純粋なシーケンシャル処
理よりも割り込み処理による動作が本発明の場合適して
いるためである。
【0124】次に、各割り込みルーチンでの処理につい
て説明する。なお、割り込みルーチンが動作している期
間は、多重割り込みを防止するために割り込みは禁止さ
れ、割り込みルーチンの処理後割り込みは許可される。 《A−1 ストロボモード選択信号13の割り込み》ス
トロボモード選択信号13の割り込みルーチンでは、ス
トロボモードが変更された時にストロボモードワークエ
リア602を更新するとともに、ストロボの充電状態を
変更する。割り込みが発生すると、図14のステップ2
30へ制御を移す。 [ステップ230] 変化したストロボモード選択信号
13を取得する。 [ステップ231] 上記のステップ230で取得した
ストロボモード選択信号13の示すストロボモードが
“0”(ストロボ不使用)ならばステップ232へ、
“0”以外(ストロボを使用するモード)ならステップ
238へ、それぞれ制御を移す。 [ステップ232] ストロボの充電を中止する。 [ステップ233] 決定照射位置指示信号34=スト
レート,決定照射角指示信号35=デフォルト(中間配
光角)を出力し、照射方向ストレート位置,照射角デフ
ォルト状態にストロボを移動する。 [ステップ234] 上記のステップ230で取得した
ストロボモード選択信号13をストロボモードワークエ
リア602に記憶する。 [ステップ235] 外部液晶パネル73のストロボ表
示132を消す。 [ステップ236] 上記の表3のストロボモードの
関係に基づき、透過型液晶パネルの表示を消す。 [ステップ237] ステップ244へ制御を移す。
【0125】上記ステップ231においてストロボを使
用するモードであることを判別した場合には、前述した
様にステップ238へ移行する。 [ステップ238] ストロボモードワークエリア60
2の内容が“0”(ストロボ不使用)ならステップ23
9へ、“0”以外ならステップ241へ、それぞれ制御
を移す。 [ステップ239] ストロボの充電を開始する。 [ステップ240] 外部液晶パネル73のストロボ表
示132を表示する。 [ステップ241] ストロボモードの判別を行い、フ
ァインダ表示を行う。ストロボモードと表示の対応は表
3による。 [ステップ242] ステップ230で取得したストロ
ボモード選択信号13をストロボモードワークエリア6
02に記憶する。 [ステップ243] 決定照射位置指示信号34=スト
レート,決定照射角指示信号35=デフォルト(中間配
光角)を出力し、照射方向ストレート位置,照射角デフ
ォルト状態にストロボを移動する。 [ステップ244] 合焦ワークエリア604をクリア
し、メインルーチンに復帰する。
【0126】《B−1 スタンバイ信号17の割り込
み》スタンバイ信号17の割り込みでは、AFモードワ
ークエリア601とストロボモードワークエリア602
の内容を参照し、AFの動作とストロボのスタンバイ動
作を行うと共に露出量の決定を行う。その後、AF動作
の結果を合焦ワークエリアに設定する。割り込みが発生
すると、図15のステップ260に制御が移行する。 [ステップ260] 不図示のAEセンサの出力と所定
のプログラム線図からシャッタ速度と絞りの組み合わせ
を求め、シャッタ速度ワークエリア605と絞り値ワー
クエリア606に記憶する。
【0127】このシーケンスは従来のカメラシステムと
同様なので、詳細な説明は省略するが、ストロボの使
用,不使用が考慮されている事は言うまでもない。 [ステップ261] AFモードワークエリア601の
内容を取得する。
【0128】AFM←AFモードワークエリア601 [ステップ262] 以下の条件で各ステップに分岐す
る。
【0129】AFM=0→ステップ295 AFM=1→ステップ263 AFM=2,3,4,5、又は、6→ステップ270 AFM=7→ステップ280 先ず、ステップ262においてAFM=1であった場合
について述べる。 [ステップ263] 距離信号2を取得し、5点測距の
結果を所定のアルゴリズムに基づき評価し、使用する測
距点を決定する。 [ステップ264] ステップ263での判断の結果、
信頼出来る測距データが得られた場合にはステップ26
5へ移行し、得られなかった時には図17のステップ2
90に制御を移す。 [ステップ265] ステップ263で決定された測距
点に合焦するように撮影レンズ51を駆動する。 [ステップ266] ファインダ表示の測距エリア81
〜85の中で、実際に使用された測距点に対応する測距
エリアの輝度を上げ、使用者に測距位置を伝達する。 [ステップ267] 選択された測距点を測距点ワーク
エリア607に記憶する。 [ステップ268] 合焦ワークエリア604に合焦を
表す“1”を設定する。設定後、図16のステップ30
0に制御を移す。
【0130】次に、ステップ262においてAFM=
2,3,4,5、又は、6の場合について述べる。 [ステップ270] 距離信号2から以下の条件で信号
を抽出する。
【0131】AFM=2・・・左端 AFM=3・・・左中 AFM=4・・・中央 AFM=5・・・右中 AFM=6・・・右端 [ステップ271] ステップ270で選られた測距点
対応距離信号を評価し、信頼出来る測距データが得られ
た場合はステップ272へ移行し、得られなかった時に
は図17のステップ290に制御を移す。 [ステップ272] 上記のステップ270で決定され
た測距点に合焦するように撮影レンズ51を駆動する。 [ステップ273] ファインダ表示の測距エリア81
〜85の中で、AFMに対応した測距エリアの輝度を上
げ、使用者に測距位置を伝達する。 [ステップ274] 使用された測距点を測距点ワーク
エリア607に記憶する。 [ステップ275] 合焦ワークエリア604に合焦を
表す“1”を設定する。設定後、図16のステップ30
0に制御を移す。
【0132】次に、AFM=7であった場合について述
べる。 [ステップ280] 使用者の視線を示す位置指示信号
8を取得し、eye_pとする。
【0133】eye_p←位置指示信号8 [ステップ281] eye_pに基づき、使用者の視
線位置がファインダ内の測距エリア81〜85のうち最
も近い位置を判断し、eye_afとする。
【0134】eye_af←使用測距エリア(1・・・
左端、〜、5・・・右端) [ステップ282] 距離信号2から以下の条件で信号
を抽出する。
【0135】eye_af=1・・・左端 eye_af=2・・・左中 eye_af=3・・・中央 eye_af=4・・・右中 eye_af=5・・・右端 [ステップ283] ステップ282で選られた測距点
対応距離信号を評価し、信頼出来る測距データが得られ
た場合はステップ284へ移行し、得られなかった時に
は図17のステップ290に制御を移す。 [ステップ284] ステップ282で決定された測距
点に合焦するように撮影レンズ51を駆動する。 [ステップ285] ファインダ表示の測距エリア81
〜85の中で、eye_afに対応した測距エリアの輝
度を上げ、使用者に測距位置を伝達する。 [ステップ286] 使用された測距点を測距点ワーク
エリア607に記憶する。 [ステップ287] 合焦ワークエリア604に合焦を
表す“1”を設定する。設定後、図16のステップ30
0に制御を移す。
【0136】続いて、図17のステップ290以降の制
御について述べる。 [ステップ290] 測距エリア表示81,82,8
3,84,85を点滅させ、AF不能を使用者に知らせ
る。 [ステップ291] スタンバイスイッチ16がoff
になるまでスタンバイ信号17を監視して待つ。 [ステップ292] 測距エリア表示8,82,83,
84,85を通常表示に戻す。 [ステップ293] メインルーチンに復帰する。
【0137】次に、ステップ262においてAFM=1
であった場合について述べる。 [ステップ295] 測距点ワークエリア607にマニ
ュアルフォーカスを示す“0”をセットする。 [ステップ296] 合焦ワークエリア604にマニュ
アルフォーカスを示す“2”をセットする。
【0138】図16のステップ300からの処理では、
ストロボの設定を行う。 [ステップ300] ストロボスタンバイワークエリア
608の内容を取得する。
【0139】ss←ストロボスタンバイワークエリア6
08 [ステップ301] ssの値が“1”なら条件設定が
完了しているのでステップ310へ、ssの値が“0”
なら未設定項目があるためステップ302へ、それぞれ
制御を移行する。 [ステップ302] ファインダ内のストロボマーク8
6を点滅させ、使用者にストロボの未設定項目がある事
を伝達する。 [ステップ303] スタンバイスイッチ16がoff
になるまでスタンバイ信号17を監視して待つ。 [ステップ304] ファインダ内のストロボマーク8
7を通常表示に戻す。 [ステップ305] 合焦ワークエリア604をクリア
する。 [ステップ306] メインルーチンに復帰する。
【0140】上記ステップ301において条件設定が完
了していると判別した場合には、ステップ310へ移行
する。 [ステップ310] ストロボワークエリア602の内
容を取得する。
【0141】sw←ストロボワークエリア602 [ステップ311] swの値を判断し、以下の分岐を
行う。
【0142】sw=0,1→メインルーチンへ復帰 sw=2→ステップ312 sw=3→ステップ315 sw=4,5→ステップ318 sw=6,7→ステップ330 sw=8→ステップ340 先ず、ステップ311においてsw=2であった場合に
ついて、図18を用いて説明する。 [ステップ312] 焦点距離信号4を取得する。 [ステップ313] ステップ312で取得した焦点距
離信号4に基づき、ストロボの照射角を計算する。 [ステップ314] 決定照射位置指示信号34=スト
レート,決定照射角指示信号35=ステップ313で得
られた照射角を出力し、照射方向ストレート位置、照射
角を焦点距離に合わせた値にストロボを移動する。スト
ロボ設定後、メインルーチンへ復帰する。
【0143】次に、ステップ311においてsw=3で
あった場合について、図19を用いて説明する。 [ステップ315] 焦点距離信号4を取得する。 [ステップ316] ステップ312で取得した焦点距
離信号4に基づき、ストロボの照射角を計算する。 [ステップ317] 決定照射位置指示信号34=スト
レート+パララックス補正,決定照射角指示信号35=
ステップ313で得られた照射角を出力し、照射方向ス
トレート+パララックス補正、照射角を焦点距離に合わ
せた値にストロボを移動する。ストロボ設定後、メイン
ルーチンへ復帰する。
【0144】次に、ステップ311においてsw=4又
は5であった場合について、図20を用いて説明する。 [ステップ318] 以下の各ワークエリアの値を取得
する。
【0145】fx←ファインダx座標610 fy←ファインダy座標611 [ステップ319] 測距ワークエリア607の値を取
得する。
【0146】dp←測距点ワークエリア607 [ステップ320] スポットワークエリア612の値
を取得する。
【0147】fr←スポットワークエリア612 [ステップ321] 決定距離信号33=dp、定照射
位置指示信号34=fx,fy、決定照射角指示信号3
5=frを出力し、ストロボの照射方向、照射角を照射
方向計算手段36と照射角計算手段38に計算させる。
【0148】照射方向計算手段36は照射方向設定信号
37を出力し、照射方向設定手段40は照射方向設定信
号37に基づき、ストロボの照射方向を設定する。照射
角計算手段38は照射角設定信号39を出力し、照射角
設定手段41は照射角設定信号39に基づき、ストロボ
の照射角を設定する。
【0149】上記照射方向計算手段36と照射角計算手
段39の動作は、決定距離信号33により指示された測
距点に対応するパララックス補正信号と画角指示信号2
7を抽出後、前述した各パラメータに基づき計算され
る。ストロボ設定後、メインルーチンへ復帰する。
【0150】次に、ステップ311においてsw=6又
は7であった場合について、図21を用いて説明する。 [ステップ330] 以下の各ワークエリアの値を取得
する。
【0151】st←ストロボティルト角613 si←ストロボスイング角614 [ステップ331] 決定照射位置指示信号34=s
t,si、決定照射角指示信号35=デフォルト(中間
配光角)を出力し、照射方向をバウンズ対応角に、照射
方向をバウンズ対応角に、照射角をデフォルト状態にス
トロボを移動する。ストロボ設定後、メインルーチンへ
復帰する。
【0152】次に、ステップ311においてsw=8で
あった場合について、図22を用いて説明する。 [ステップ340] 視線ファンクションコード615
を取得する。
【0153】sc←視線ファンクションコード615 [ステップ341] scの値を判断し、以下の分岐を
行う。
【0154】sc=0,1→メインルーチンへ復帰 sc=2→ステップ312 sc=3→ステップ315 sc=4→ステップ318 sc=5→ステップ330 sc=6→ステップ342 上記でわかるように、視線コントロール時にも大半の処
理は通常のコントロールと同様に行われる。 [ステップ342] 姿勢信号14と、あらかじめ設定
されているバウンズ角に基づき、st,siを設定す
る。
【0155】この処理により、姿勢検出手段の検出結果
に基づき、カメラとストロボの地面に対する方向を検出
し、前,上方80°等あらかじめ決められた角度でバウ
ンズ発光を行うフルオートバウンズ発光を行う事が可能
になる。 [ステップ343] 決定照射位置指示信号34=s
t,si、決定照射角指示信号35=デフォルト(中間
配光角)を出力し、照射方向をバウンズ対応角に、照射
角をデフォルト状態にストロボを移動する。ストロボ設
定後、メインルーチンへ復帰する。
【0156】《B−2 撮影信号19の割り込み》撮影
信号19の割り込みルーチンでは、実際の撮影シーケン
スをコントロールする。撮影信号19の割り込みが発生
すると、図23のステップ350に制御が移す。 [ステップ350] 合焦ワークエリア604の値を取
得する。
【0157】gw←合焦ワークエリア604 [ステップ351] gwの値を判断し、以下の分岐を
行う。
【0158】gw=0→ステップ352 gw≠0→ステップ353 先ず、ステップ351においてgw=0(合焦)であっ
た場合について述べる。 [ステップ352] 撮影信号19がoffになるまで
待つ。この処理は、撮影準備が完了していない場合に、
撮影シーケンスを進めないために行われる。撮影信号1
9がoffになれば、メインルーチンに復帰する。
【0159】次に、ステップ351においてgw≠0
(非合焦)であった場合について述べる。 [ステップ353] ストロボモードワークエリア60
2の内容を取得する。
【0160】sw←ストロボモードワークエリア602 [ステップ354] 絞り値ワークエリア606に記憶
されている値に絞りを設定する。 [ステップ355] シャッタ速度ワークエリア605
に記憶されている値を取得し、ミラーアップ、シャッタ
制御等の撮影動作を行う。この時、sw値が“0”以外
なら、所定のタイミングで発光信号44を出力し、発光
手段42によりストロボ発光を行う。 [ステップ356] 撮影ワークエリア603に“1”
を設定し、撮影完了をメインルーチンに知らせる。撮影
ワークエリア603設定後にメインルーチンに復帰す
る。
【0161】《B−3 AFモード選択信号11の割り
込み》AFモード選択信号11の割り込みルーチンで
は、AFモードが変更された時にAFモードワークエリ
ア601を更新するとともに合焦ワークエリアをクリア
し再AF要求を出す。割り込みが発生すると、図24の
ステップ360に制御を移す。 [ステップ360] AFモードワークエリア601の
内容を取得する。
【0162】AFM←AFモードワークエリア601 [ステップ361] AFモードを更新する(AFM=
AFM+1)。
【0163】上記の処理で、AFモードを一つ進める。
ここでAFMが“7”を越えていれば、AFMの値を
“0”にする。この処理により、AFMはAFモードの
0〜7の8つの値を持つ。AFM値とAFモードの対応
は以下の表4による。 [ステップ362] AFモードワークエリア601
に、AFMを記憶する。
【0164】AFモードワークエリア601←AFM [ステップ363] 合焦ワークエリア604を“0”
にする。 [ステップ364] AFMの値を参照し、以下の表5
に基づきAFモード,ファインダ内の測距エリア,外部
液晶パネルの測距点表示を行う。 表示後、メインルーチンに復帰する。
【0165】《B−4 多用途信号21の割り込み》多
用途信号21の割り込みルーチンでは、モード毎に各種
の動作が行われると共に、合焦ワークエリアをクリアし
再AF要求を出す。割り込みが発生すると、図25のス
テップ370に制御を移す。 [ステップ370] ストロボモードワークエリア60
2の内容を取得する。
【0166】sw←ストロボモードワークエリア602 [ステップ371] sw値を判断し、sw値が“0〜
3”ならメインルーチンに復帰する。 [ステップ372] 発生した割り込みを判断し、選択
スイッチ76による割り込みならステップ373へ、マ
ルチモードスイッチ77による割り込みなら図26のス
テップ390へ、それぞれ制御を移する。 [ステップ373] sw値を判断し、sw=4か6な
らステップ374へ、それ以外ならメインルーチンに復
帰する。 [ステップ374] sw値を判断し、sw=4ならス
テップ375へ、sw=6ならステップ380へ、それ
ぞれ制御を移す。 [ステップ375] ファインダx座標610,ファイ
ンダy座標611を取得する。
【0167】fx←ファインダx座標 fy←ファインダy座標 [ステップ376] fxとfyの値を、選択スイッチ
76に示された方向に所定量更新する。このとき、設定
範囲を越えていれば、設定範囲内に収まるように値を調
整する。
【0168】fx←fx+〔(−)(DX)〕 fy←fy+〔(−)(DY)〕 例えば、選択スイッチ76に斜め下が押されると、上の
式は fx←fx+DX fy←fy−DY となる。 [ステップ377] ファインダx座標610、ファイ
ンダy座標611を更新する。
【0169】ファインダx座標←fx ファインダy座標←fy [ステップ378] 照射エリア表示グラフィックをf
x,fyに基づき、更新する。 [ステップ379] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリア608に“1”
を設定する。メインルーチンに復帰する。
【0170】上記ステップ374においてsw=6であ
る場合は、前述したようにステップ380に制御を移
す。 [ステップ380] ストロボティルト角613,スト
ロボスイング角614を取得する。
【0171】st←ストロボティルト角613 si←ストロボスイング角614 [ステップ381] stとsiの値を、選択スイッチ
76に示された方向に所定量更新する。このとき、設定
範囲を越えていれば、設定範囲内に収まるように値を調
整する。 [ステップ382] ストロボティルト角613,スト
ロボスイング角614を更新する。
【0172】ストロボティルト角613←st ストロボスイング角614←si [ステップ383] ティルト角表示マーク110とス
イング角表示マーク111をstとsiに基づき更新す
る。 [ステップ384] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0173】上記ステップ372において、マルチモー
ドスイッチ77による割り込みなら、前述したように図
26のステップ390に制御を移す。 [ステップ390] sw値を判断し、sw=4ならス
テップ391へ、sw=4以外ならステップ396へ、
それぞれ移行する。 [ステップ391] スポットワークエリア612の値
を取得する。
【0174】fr←スポットワークエリア612 [ステップ392] fr値を更新する。本実施例では
fr値は“1〜3”の値をとるため、この範囲を外れる
場合には調整を施す。
【0175】fr←fr+1 if fr>3 then fr←1 [ステップ393] スポットワークエリア612を更
新する。
【0176】スポットワークエリア612←fr [ステップ394] fr値に基づき、照射エリアグラ
フィックの大きさを調整する。 [ステップ395] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0177】上記ステップ390においてsw=4以外
であった場合には、前述したようにステップ396へ制
御を移す。 [ステップ396] sw値がsw5ならステップ39
7へ、それ以外なら図27のステップ415に移行す
る。 [ステップ397] 回数ワークエリア616を取得す
る。
【0178】tw←回数ワークエリア616 [ステップ397] tw=1ならステップ398へ、
tw=2ならステップ405へ、それぞれ移行する。 [ステップ398] tw←2として、回数を更新す
る。 [ステップ399] 視線位置を示す位置指示信号8を
取得し、fx,fyとする。
【0179】fx←位置指示信号8のx成分 fy←位置指示信号8のy成分 [ステップ400] スポットマーカ107,照射エリ
ア表示108を消灯する。 [ステップ401] fx,fy値に基づき、スポット
マーカ107を表示する。 [ステップ402] ファインダx座標610,ファイ
ンダy座標611を更新する。
【0180】ファインダx座標←fx ファインダy座標←fy [ステップ403] 回数ワークエリア616を更新す
る。
【0181】回数ワークエリア616←tw [ステップ404] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに0を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0182】上記ステップ397においてtw=2であ
った場合は、ステップ405へ制御を移す。 [ステップ405] tw←1として、回数を更新す
る。 [ステップ406] 視線位置を示す位置指示信号8を
取得しwx,wyとする。
【0183】wx←位置指示信号8のx成分 wy←位置指示信号8のy成分 [ステップ407] ファインダx座標610,ファイ
ンダy座標611を取得する。
【0184】fx←ファインダx座標 fy←ファインダy座標 [ステップ408] スポット照射範囲を計算する。
【0185】 fr=√〔(wx−fx)^2+(wy−fy)^2〕 [ステップ409] fr値に基づき、照射エリア表示
108を表示する。 [ステップ410] スポットワークエリア612を更
新する。
【0186】スポットワークエリア612←fr [ステップ411] 回数ワークエリア616を更新す
る。
【0187】回数ワークエリア616←tw [ステップ412] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0188】上記ステップ396においてsw=5以外
であった場合は、前述した様に図27のステップ415
へ制御を移す。 [ステップ415] sw値を判断し、sw=6以外な
らステップ416へ移行し、sw=6ならメインルーチ
ンに復帰する。 [ステップ416] sw値を判断し、sw=7ならス
テップ417へ、sw=8ならステップ425へ、それ
ぞれ移行する。 [ステップ417] コマンドコード9を取得する。
【0189】cmd←コマンドコード9 [ステップ418] ストロボティルト角613,スト
ロボスイング角614を取得する。
【0190】st←ストロボティルト角613 si←ストロボスイング角614 [ステップ419] cmd値に基づき、以下の処理を
行う。
【0191】 cmd=0,1,2,3,4→メインルーチンへ復帰 cmd=5→st=st+dt cmd=6→st=st−dt cmd=7→si=si+di cmd=8→si=si−di ここで、dt,diはストロボの単位回動角を表してい
る。 [ステップ420] st,si値が可能移動角を越え
ていれば調整する。 [ステップ421] ストロボティルト角613、スト
ロボスイング角614を更新する。
【0192】ストロボティルト角613←st ストロボスイング角614←si [ステップ422] ティルト角表示マーク110とス
イング角表示マーク111をstとsiに基づき更新す
る。 [ステップ423] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0193】上記ステップ416においてsw=8であ
った場合は、ステップ425へ制御を移す。 [ステップ425] コントロールモード617を取得
する。
【0194】ct←コントロールモード617 [ステップ426] コマンドコード9を取得する。
【0195】cmd←コマンドコード9 [ステップ427] 視線位置を示す位置指示信号8を
取得し、wx,wyとする。
【0196】wx←位置指示信号8のx成分 wy←位置指示信号8のy成分 [ステップ428] cmd値が“0”でなければステ
ップ429へ移行し、“0”であれば図32のステップ
490へ飛ぶ。 [ステップ429] cmd値が“1”ならステップ4
30へ、“1”以外ならステップ439へ、それぞれ移
行する。 [ステップ430] ct値が“0”ならステップ43
1へ、“0”以外ならステップ435へ、それぞれ移行
する。 [ステップ431] ct=1として、通常ストロボ使
用モードに設定する。 [ステップ432] 表示を以下の表6示す形態に設定
する。 [ステップ433] コントロールモード617を更新
する。
【0197】ct←コントロールモード617 [ステップ434] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0198】上記ステップ430においてt=0でなか
った場合は、前述した様にステップ435へ制御を移
す。 [ステップ435] ct=0として、ストロボ不使用
モードに設定する。 [ステップ436] 表示を以下の表7に示す形態に設
定する。 [ステップ437] コントロールモード617を更新
する。
【0199】ct←コントロールモード617 [ステップ438] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0200】上記ステップ429においてcmd=1で
ないと判別した場合は、前述した様に制御をステップ4
39に移す。 [ステップ439] cmdの値が“2”ならステップ
440へ、“2”以外ならステップ450へ、それぞれ
移行する。 [ステップ440] ctの値が2ならステップ441
へ、2以外なら図29ん0ステップ445へ飛ぶ。 [ステップ441] ct=3として、配光角自動設定
+パララックス補正モードに設定する。 [ステップ442] 表示を以下の表8に示す形態に設
定する。 [ステップ443] コントロールモード617を更新
する。
【0201】ct←コントロールモード617 [ステップ444] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0202】上記ステップ440においてct=2でな
いと判別した場合は、前述した様にステップ445へ制
御を移す。 [ステップ445] ctの値が“3”ならステップ4
46へ、“3”以外ならメインルーチンに復帰する。 [ステップ446] ct=2として、配光角自動設定
モードに設定する。 [ステップ447] 表示を以下の表9に示す形態に設
定する。 [ステップ448] コントロールモード617を更新
する。
【0203】ct←コントロールモード617 [ステップ449] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0204】上記ステップ439においてcmd=2以
外であると判別した場合は、前述した様に図29のステ
ップ450へ制御を移す。 [ステップ450] cmd値が“3”ならステップ4
51へ、“3”以外なら図30のステップ466へ、そ
れぞれ移行する。 [ステップ451] ct値が“1”ならステップ45
2へ、“1”以外ならステップ456へ、それぞれ移行
する。 [ステップ452] ct=2として、配光角自動設定
モードに設定する。 [ステップ453] 表示を以下の表10に示す形態に
設定する。 [ステップ454] コントロールモード617を更新
する。
【0205】ct←コントロールモード617 [ステップ455] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0206】上記ステップ451においてct=1以外
であると判別した場合は、前述した様にステップ456
へ制御を移す。 [ステップ456] ct値が“2”か“3”ならステ
ップ457へ、それ以外ならステップ461へ、それぞ
れ移行する。 [ステップ457] ct=4として、スポットストロ
ボモードに設定する。 [ステップ458] 表示を以下の表11に示す形態に
設定する。 [ステップ459] コントロールモード617を更新
する。
【0207】ct←コントロールモード617 [ステップ460] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに0を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0208】上記ステップ456においてct=2又は
3以外であった場合には、前述したようにステップ46
1へ制御を移す。 [ステップ461] ct値が“4”ならステップ46
2へ、“4”以外ならメインルーチンへ復帰する。 [ステップ462] ct=1として、通常ストロボ使
用モードに設定する。 [ステップ463] 表示を以下の表12に示す形態に
設定する。 [ステップ464] コントロールモード617を更新
する。
【0209】ct←コントロールモード617 [ステップ465] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0210】上記ステップ461においてct=4以外
であると判別した場合には、前述した様に図30に示す
ステップ466へ制御を移す。 [ステップ466] cmd値が“4”ならステップ4
67へ、“4”以外なら図31のステップ481、それ
ぞれ移行する。 [ステップ467] ct値が“5”ならステップ46
8へ、“5”以外ならステップ472へ、それぞれ移行
する。 [ステップ468] ct=6としてオートバウンスモ
ードに設定する。 [ステップ469] 表示を以下の表13に示す形態に
設定する。 [ステップ470] コントロールモード617を更新
する。
【0211】t←コントロールモード617 [ステップ471] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0212】上記ステップ467においてct=5以外
であると判別した場合は、前述したようにステップ47
2へ制御を移す。 [ステップ472] ct値が“6”ならステップ47
3へ、“6”以外ならステップ477へ、それぞれ移行
する。 [ステップ473] ct=1として通常ストロボモー
ドに設定する。 [ステップ474] 表示を以下の表14に示す形態に
設定する。 [ステップ475] コントロールモード617を更新
する。
【0213】ct←コントロールモード617 [ステップ476] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに“1”を設定
する。その後メインルーチンに復帰する。
【0214】上記ステップ472においてct=6以外
であると判別した場合には、ステップ477へ制御を移
す。 [ステップ477] ct=5としてバウンズモードに
設定する。 [ステップ478] 表示を以下の表15に示す形態に
設定する。 [ステップ479] コントロールモード617を更新
する。
【0215】ct←コントロールモード617 [ステップ480] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0216】上記ステップ466においてcmd=4以
外であると判別した場合は、前述したように図31のス
テップ481へ制御を移す。 [ステップ481] cmd値が“5“,“6”,
“7”,“8”ならステップ482へ、それ以外ならメ
インルーチンに復帰する。 [ステップ482] ct値が“5”ならステップ48
3へ、それ以外ならメインルーチンに復帰する。 [ステップ483] ストロボティルト角613、スト
ロボスイング角614を取得する。
【0217】st←ストロボティルト角613 si←ストロボスイング角614 [ステップ484] cmd値に基づき、以下の処理を
行う。
【0218】cmd=5→st=st+dt cmd=6→st=st−dt cmd=7→si=si+di cmd=8→si=si−di ここで、dt,diはストロボの単位回動角を表してい
る。 [ステップ485] st,si値が可能移動角を越え
ていれば調整する。 [ステップ486] ストロボティルト角613、スト
ロボスイング角614を更新する。
【0219】ストロボティルト角613←st ストロボスイング角614←si [ステップ487] ティルト角表示マーク110とス
イング角表示マーク111をstとsiに基づき更新す
る。 [ステップ488] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0220】上記図28のステップ428においてcm
d=0以外と判別した場合には、前述したように図32
のステップ490へ制御を移す。 [ステップ490] ct値が“4”ならステップ49
1へ、“4”以外ならメインルーチンに復帰する。 [ステップ491] 回数ワークエリア616を取得す
る。
【0221】tw←回数ワークエリア616 [ステップ492] tw=1ならステップ493へ、
tw=2ならステップ500へ、それぞれ移行する。 [ステップ493] tw=2として、回数を更新す
る。 [ステップ494] 視線位置を示す位置指示信号8を
取得しfx,fyとする。
【0222】fx←位置指示信号8のx成分 fy←位置指示信号8のy成分 [ステップ495] スポットマーカ107,照射エリ
ア表示108を消灯する。 [ステップ496] fx,fy値に基づき、スポット
マーカ107を表示する。 [ステップ497] ファインダx座標610,ファイ
ンダy座標611を更新する。
【0223】ファインダx座標←fx ファインダy座標←fy [ステップ498] 回数ワークエリア616を更新す
る。
【0224】回数ワークエリア616←tw [ステップ499] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに0を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0225】上記ステップ492においてtw=1以外
と判別した場合には、前述したようにステップ500へ
制御を移す。 [ステップ500] tw=1として、回数を更新す
る。 [ステップ501] 視線位置を示す位置指示信号8を
取得し、wx,wyとする。
【0226】wx←位置指示信号8のx成分 wy←位置指示信号8のy成分 [ステップ502] ファインダx座標610,ファイ
ンダy座標611を取得する。
【0227】fx←ファインダx座標 fy←ファインダy座標 [ステップ503] スポット照射範囲を計算する。
【0228】 fr=√〔(wx−fx)^2+(wy−fy)^2〕 [ステップ504] fr値に基づき、照射エリア表示
108を表示する。 [ステップ505] スポットワークエリア612を更
新する。
【0229】スポットワークエリア612←fr [ステップ506] 回数ワークエリア616を更新す
る。
【0230】回数ワークエリア616←tw [ステップ507] 合焦ワークエリア604をクリア
する。ストロボスタンバイワークエリアに1を設定す
る。その後メインルーチンに復帰する。
【0231】以上の動作フローに基づき、本カメラシス
テムはコントロールされる。
【0232】上記から明らかな様に、従来では例えば照
射方向切換え用の表示を見て対応する切換スイッチを押
し、その後に機能決定されたスイッチを操作する必要が
あったが、本実施例では、切換え表示を見ながら(注視
位置を見ながら)マルチモードスイッチ77を押すだけ
で、任意の方向にストロボ照射方向を設定することが可
能となる。
【0233】また、本実施例では、更に、距離信号2,
決定距離信号33,決定照射角指示信号35,画角指示
信号27に基づいて決定照射指示信号を算出し、これに
よりストロボ照射角を制御するようにしているため、極
めて難しいスポット照射を容易に行うことができる。
【0234】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、カメラ本体からの信号によりストロボ光
照射の光軸の上下角と左右角の両方を自動移動可能とす
る機能を有した照射方向可変ストロボ装置と、カメラの
ファインダを覗く撮影者の視線に基づき、撮影者が注視
するファインダ内における位置を検出する視線位置検出
手段と、外部操作により視線入力の検出タイミングを指
示するタイミング指示手段と、該タイミング指示手段に
より指示されたタイミング時における視線位置が前記視
線位置検出手段から入力され、この視線位置に基づいて
前記照射方向設定手段による照射方向を演算する照射方
向演算手段とを設け、ストロボ照射方向の設定を、タイ
ミング指示手段にて指示される時点の視線位置により行
うようにしている。
【0235】よって、簡単な操作によりストロボ照射方
向をコントロールすることが可能となる。
【0236】また、請求項2記載の本発明によれば、照
射方向可変ストロボ装置内に、カメラ本体からの信号に
よりストロボ光照射の光軸の上下角と左右角の両方を自
動移動可能とする照射方向設定手段の他に、カメラ本体
からの信号により照射角を自動設定する照射角設定手段
を具備し、視線位置に基づいてストロボ照射方向の設定
を行うと共に、その時の測距情報や焦点距離情報などに
よって得られるカメラ本体よりの照射角設定信号に基づ
いてストロボ照射角の設定を行うようにしている。
【0237】よって、極めて難しいスポット照射を、視
線入力によりコントロールすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカメラシステムの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるカメラシステムの側
面図である。
【図3】本発明の一実施例におけるカメラシステムの上
面図である。
【図4】本発明の一実施例におけるカメラシステムの背
面図である。
【図5】本発明の一実施例におけるストロボモード〜
時のファインダ内表示を示す図である。
【図6】本発明の一実施例におけるストロボモード時
のファインダ内表示を示す図である。
【図7】本発明の一実施例におけるストロボモード時
のファインダ内表示を示す図である。
【図8】本発明の一実施例におけるストロボモード時
のファインダ内表示を示す図である。
【図9】本発明の一実施例におけるストロボモード時
のファインダ内表示を示す図である。
【図10】本発明の一実施例におけるストロボモード
時のファインダ内表示を示す図である。
【図11】本発明の一実施例のカメラシステムにおける
ファインダ内での表示内容について説明する為の図であ
る。
【図12】本発明の一実施例における外部液晶パネルの
表示について説明するための図である。
【図13】本発明の一実施例のカメラシステムにおける
メイン動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施例においてストロボモード選
択信号の割り込み時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の一実施例においてスタンバイ信号の
割り込み時の動作を示すフローチャートである。
【図16】図15の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図17】同じく図15の他の分岐による続きの動作を
示すフローチャートである。
【図18】図16の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】同じく図16の他の分岐による続きの動作を
示すフローチャートである。
【図20】同じく図16の他の分岐による続きの動作を
示すフローチャートである。
【図21】同じく図16の他の分岐による続きの動作を
示すフローチャートである。
【図22】同じく図16の他の分岐による続きの動作を
示すフローチャートである。
【図23】本発明の一実施例において撮影信号の割り込
み時の動作を示すフローチャートである。
【図24】本発明の一実施例においてAFモード選択信
号の割り込み時の動作を示すフローチャートである。
【図25】本発明の一実施例において多用途信号の割り
込み時の動作を示すフローチャートである。
【図26】図25の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図27】図26の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図28】図27の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図29】図28の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図30】図29の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図31】図30の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図32】図28の他の分岐による続きの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 測距手段 2 焦点距離検出手段 5 視線入力検出手段 7 視線位置解析手段 10 AFモード選択手段 12 ストロボモード選択手段 22 パララックス情報出力手段 24 パララックス算出手段 26 画角計算手段 28 光軸角検出手段 32 使用パラメータ決定手段 36 照射方向計算手段 38 照射角計算手段 40 照射方向設定手段 41 照射角設定手段 42 発光手段 43 シーケンスコントローラ 77 マルチモードスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体からの信号によりストロボ光
    照射の光軸の上下角と左右角の両方を自動移動可能とす
    る照射方向設定手段を有した、カメラに装着又は内蔵さ
    れる照射方向可変ストロボ装置と、カメラのファインダ
    を覗く撮影者の視線に基づき、撮影者が注視するファイ
    ンダ内における位置を検出する視線位置検出手段と、外
    部操作により視線入力の検出タイミングを指示するタイ
    ミング指示手段と、該タイミング指示手段により指示さ
    れたタイミング時における視線位置が前記視線位置検出
    手段から入力され、この視線位置に基づいて前記照射方
    向設定手段による照射方向を演算する照射方向演算手段
    とを備えたカメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記照射方向可変ストロボ装置は、カメ
    ラ本体からの信号により照射角を自動設定する照射角設
    定手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の
    カメラシステム。
JP6040634A 1994-02-16 1994-02-16 カメラシステム Pending JPH07230111A (ja)

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