WO2011096041A1 - 本身への貼付け前の表紙に対して折り曲げ加工用の筋を入れる装置 - Google Patents

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Abstract

 表紙Sを、同期して同じ向きに回転する第1および第2の送りローラ対2、3;4、5間で搬送するようにし、第1および第2の送りローラ対間に、それぞれ静止金型15および可動金型16からなる第1および第2の筋入れユニット13、14を配置し、そして、静止金型と可動金型を表紙の搬送路Fを挟んで対向させ、さらに、第1の送りローラ対2、3および第1の筋入れユニット13間に表紙の先端縁を検出するセンサー29を配置し、第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、表紙がセンサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、第1および第2の送りローラ対の回転を停止させて、筋入れユニットを作動させ、可動金型を静止金型に押し付けることによって、表紙に筋を入れる。

Description

本身への貼付け前の表紙に対して折り曲げ加工用の筋を入れる装置
 本発明は、背形成領域を挟んで両側に表表紙形成領域および裏表紙形成領域を有する表紙の、当該背形成領域を本身の背に貼付け、その後、表紙を折り曲げ加工する無線綴じ製本の際に、本身の背への貼付け前の表紙に折り曲げ加工用の筋を入れる装置に関する。
 従来の無線綴じ製本機は、例えば、本身搬送路に沿って配置された、無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニット(ミーリングユニット、糊付けユニットおよび表紙付けユニット)と、本身搬送路に沿って往復運動し得るクランプユニットと、クランプユニットを往復運動させるクランプユニット駆動機構と、を備えている。そして、クランプユニットは一対のクランプ板を有し、本身が、一対のクランプ板に挟持されて、一連の処理ユニットを順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされる。
 この無線綴じ製本機においては、一対のクランプ板は、固定クランプ板と、可動クランプ板とから構成され、クランプユニットは、可動クランプ板を固定クランプ板に対し近接および離間する方向に動かす間隔調節手段を有している。そして、ミーリングユニットの上流側の本身挿入位置において、本身が、背面を下にして、本身挿入位置に配置された揃え板上に置かれるとともに、クランプユニットの一対のクランプ板の間に挿入され、それらによって挟持された後、クランプユニットによって本身搬送路に沿ってミーリングユニットに送られる。
 ミーリングユニットは、フライス盤を備えており、一対のクランプ板に挟持された本身がミーリングユニット上を通過する間に、本身の背が切削され、本身の背の全体に糊を均一に付着させるための前処理加工がなされる。その後、一対のクランプ板に挟持された本身は、糊付けユニットに送られる。
 糊付けユニットは、糊タンクおよび糊付けローラ等を備え、一対のクランプ板に挟持された本身が糊付けユニット上を通過する間に、本身の背に糊が付けられる。その後、一対のクランプ板に挟持された本身は、表紙付けユニットに送られる。
 表紙付けユニットは、底板および一対のニップ板を備えている。一対のニップ板は、固定ニップ板と、可動ニップ板とから構成され、それらの間隔が本身の厚さに応じて予め調節された状態で待機する。製本処理が開始されると、表紙が、表紙供給部から、底板および一対のニップ板上に搬送される。その後、一対のクランプ板の間に挟持された本身が、本身の背が表紙の背形成領域に対向する位置で停止する。そして、底板および一対のニップ板が上昇し、表紙が上昇する底板によって本身の背に押しつけられ、それと同時に、可動ニップ板が固定ニップ板に近接する方向に動かされ、表紙が、本身の背の角の近傍において本身の側面に両側から押しつけられる。それによって、表紙が、本身の背に貼付けられるとともに、本身の背の角において本身の側面に沿うように折られ、冊子が出来上がる。その後、クランプユニットは本身挿入位置まで戻り、そしてそこで、一対のクランプ板が最大限まで開き、冊子が排出される。
 ところで、従来の無線綴じ製本機においては、表紙が厚い場合や表紙の紙質が比較的硬い場合、表紙付けユニットの一対のニップ板によって、表紙を本身の側面に両側から押しつけるだけでは、表紙が十分に折られず、背の角がほぼ直角に形成された仕上がりの良い冊子が得られないという問題があった。
 この問題を解消するため、従来技術において、表紙供給部と一対のニップ板との間の表紙搬送路中に筋入れ装置を配置し、表紙を表紙供給部から一対のニップ板上に搬送する間に、表紙における本身の背の角に当たる位置に平行な2本の筋を入れるようにした無線綴じ製本機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
 この無線綴じ製本機の筋入れ装置は、表紙搬送路を横切ってのびる駆動シャフトに取り付けられて、軸方向に間隔をあけて配置された第1および第3の筋入れローラと、駆動シャフトに平行にのびる従動シャフトに取り付けられて、軸方向に間隔をあけて配置された第2および第4の筋入れローラと、を備えている。そして、第1および第3の筋入れローラは凹部を有し、第2および第4の筋入れローラは凸部を有し、第1の筋入れローラの凹部に第2の筋入れローラの凸部が嵌め込まれて第1の筋入れローラ対を形成し、第3の筋入れローラの凹部に第4の筋入れローラの凸部が嵌め込まれて第2の筋入れローラ対を形成している。
 そして、表紙は、表紙供給部から一対のニップ板上まで搬送される間に、第1および第2の筋入れローラ対のそれぞれのローラ間隙を通され、それによって、表紙に2本の平行な筋が付される。
 さらに、第1の筋入れローラ対は、駆動および従動シャフトに対しスライド可能に取り付けられる一方、第2の筋入れローラ対は、駆動および従動シャフトに対し固定される。
 また、筋入れ装置は、駆動シャフトに平行にのびるガイドロッドと、ガイドロッドに対しスライド可能に取り付けられた移動ブロックと、ガイドロッドに平行にのび、軸まわりに回転可能な送りネジと、送りネジを回転させるモータと、を備えている。そして、移動ブロックには送りネジに対応するネジ溝を有する貫通穴が形成され、移動ブロックの貫通穴に送りネジが係合し、送りネジの回転によって移動ブロックがガイドロッドに沿ってスライドする。さらに、移動ブロックには、先端にベアリングを備えた突起が設けられ、この移動ブロックのベアリングは、第1の筋入れローラの凹部内に嵌め込まれる。こうして、送りネジの回転による移動ブロックのスライド運動に伴って、第1および第2の筋入れローラ対間の間隔が変更され得る。
 さらに、上記第1および第2筋入れローラ対間の間隔の変更に伴う、表紙の背形成領域の中心位置の変更に対応するため、表紙供給部における表紙の供給位置を調節するための一対のガイド板が備えられ、また、一対のニップ板の位置を変更する機構が備えられる。
 こうして、本身の厚さに応じて、表紙の第1および第2の筋入れローラ対間の間隔が変更され、また、表紙供給部の一対のガイド板の位置、および一対のニップ板の位置がそれぞれ調節され、それによって、表紙における本身の背の角に当たる位置に2本の平行な筋が入れられる。
 この従来の筋入れユニットによれば、同じ厚さの冊子を大量生産する場合は、一度設定した第1および第2の筋入れローラ対間の間隔を変更する必要がないので生産効率が良いが、厚さが異なる多種類の冊子を少量ずつ生産する場合には、冊子の厚さが変更されるたびに、第1の筋入れローラ対を動かして第1および第2の筋入れローラ対間の間隔を変更する必要があり、この変更作業には手間がかかり、しかもこの作業の間は製本機による製本動作を中断しなければならず、その結果、生産効率が非常に悪くなるという問題があった。
 また、この筋入れユニットによれば、表紙の厚さが変更された場合には、駆動シャフトおよび従動シャフト間の間隔を変更する必要があるが、シャフト間の間隔を変更するための機構を設けると、製本機の構造がより複雑になり、また、シャフト間の間隔の変更作業によってさらに生産効率が低下するという問題があった。
特開2003-291562号公報
 したがって、本発明の課題は、厚さが異なる多種類の冊子を少量ずつ生産する場合や、表紙の厚さが異なる場合においても、生産効率を低下させることなく、表紙に折り曲げ加工用の筋を入れることができる装置を提供することにある。
 上記課題を解決するため、本発明によれば、背形成領域を挟んで両側に表表紙形成領域および裏表紙形成領域を有する表紙の、前記背形成領域を本身の背に貼付け、その後、前記表紙を折り曲げ加工する無線綴じ製本の際に、前記本身の背への貼付け前の前記表紙に前記折り曲げ加工用の筋を入れる装置であって、フレームと、前記フレームに取り付けられた水平な第1の送りローラ対と、前記フレームに取り付けられて、前記第1の送りローラ対から間隔をあけて前記第1の送りローラ対に平行に配置された水平な第2の送りローラ対と、を備え、前記第2の送りローラ対のローラ間隙は前記第1の送りローラ対のローラ間隙に対向し、さらに、前記フレームに取り付けられ、前記第1および第2の送りローラ対を同期して同じ向きに回転させるローラ駆動機構を備え、前記第1の送りローラ対のローラ間隙に導入された前記表紙が、第1および第2の送りローラ対間を搬送された後、前記第2の送りローラ対のローラ間隙から排出されるようになっており、前記装置は、さらに、前記フレームに取り付けられて前記第1および第2の送りローラ対間に配置され、前記表紙に筋を入れる第1の筋入れユニットを備え、前記筋入れユニットは、前記フレームに取り付けられて前記表紙の搬送路の上側または下側に配置され、前記搬送路を横切ってのびる水平な静止金型と、前記搬送路を挟んで前記静止金型に対向して配置され、前記搬送路を横切ってのびる水平な可動金型と、を有し、前記静止金型および前記可動金型の一方は、前記搬送路を横切ってのびるV字断面の直線状の溝を備え、他方は、前記搬送路を横切ってのび、前記溝に対応する断面を有する直線状の突起を備え、前記筋入れユニットは、さらに、前記フレームに取り付けられ、前記可動金型を上下方向に運動可能に案内するガイドと、前記可動金型を、前記ガイドに沿って動かし、前記可動金型が前記静止金型から離れかつ前記搬送路から退避する第1の位置と、前記可動金型が前記搬送路から突き出して前記静止金型に押しつけられ、それによって前記溝および前記突起が係合する第2の位置と、をとらせる金型駆動機構と、を有し、前記可動金型が前記第1の位置から前記第2の位置を経て前記第1の位置に戻る1往復運動をする間に、前記静止金型および前記可動金型間に位置する前記表紙に対し直線状の筋が入れられ、前記装置は、さらに、前記第1の送りローラ対および前記第1の筋入れユニットの間に配置され、前記表紙の先端縁の通過を検出するセンサーと、前記ローラ駆動機構および前記金型駆動機構を制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離と、予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さと、予め入力された前記本身の厚さとに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第1の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記本身の背の両側の角に対応する位置に平行な2本の筋を入れることを特徴とする装置が提供される。
 本発明の好ましい実施例によれば、前記筋入れユニットの前記静止金型の位置が上下方向に変更可能になっている。
 本発明の別の好ましい実施例によれば、前記制御ユニットは、前記本身の厚さが予め決定された値よりも小さいときは、前記表紙に前記平行な2本の筋を入れる代わりに、前記表紙における前記本身の背の中心に対応する位置に1本の筋を入れる。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記ローラ駆動機構は、前記第1の駆動ローラの回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、前記第2の駆動ローラの回転軸に取り付けられた第2のプーリーと、前記フレームに固定され、水平な駆動軸を有する第1のモータと、前記第1のモータの駆動軸に取り付けられた第3のプーリーと、前記第1、第2および第3のプーリー間に張られた第1のタイミングベルトと、を有する。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記金型駆動機構は、前記フレームに取り付けられ、前記可動金型の下側において前記可動金型に平行にのび、軸まわりに回転可能とされた水平な回転シャフトと、前記回転シャフトに取り付けられ、前記回転シャフトの軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の同一形状のカムと、を有し、前記カムの周縁には前記可動金型の下端が当接し、前記金型駆動機構は、さらに、前記回転シャフトに取り付けられた第4のプーリーと、前記フレームに固定され、水平な駆動軸を有する第2のモータと、前記第2のモータの駆動軸に取り付けられた第5のプーリーと、前記第4および第5のプーリー間に張られた第2のタイミングベルトと、を有し、前記第2のモータの1回転が前記可動金型の前記1往復運動を生じさせる。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記装置は、前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の厚さのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、をさらに備える。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記装置は、無線綴じ製本機に並設され、前記無線綴じ製本機は、本身搬送路に沿って配置された無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、前記本身搬送路に沿って往復運動可能に配置されたクランプユニットと、を備え、前記クランプユニットは一対のクランプ板を有し、前記本身が、前記一対のクランプ板に挟持されて、前記一連の処理ユニットを順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされるようになっており、前記無線綴じ製本機は、さらに、前記本身が前記一対のクランプ板に挟持されたときに、前記本身の厚さを検出する厚さ検出器を備え、前記装置は、さらに、前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、を備え、前記厚さ検出器の検出信号が前記装置に送信され、前記本身の厚さのデータが前記メモリに格納されることによって前記装置に前記本身の厚さが予め入力される。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記表紙の前記表表紙形成領域および前記裏表紙形成領域が、前記本身の背の角の近傍において外向きの折り目を付される場合、前記装置は、前記第1の筋入れユニットおよび前記第2の送りローラ対の間、または前記センサーおよび前記第1の筋入れユニットの間に配置された第2の前記筋入れユニットをさらに備え、前記溝および前記突起の位置は、前記第1および第2の筋入れユニット間で上下が逆になっており、前記第2の筋入れユニットの前記金型駆動機構は前記制御ユニットによって制御され、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離、および予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さ、および予め入力された前記本身の厚さに加えて、予め設定された前記第1および第2の筋入れユニットによる筋入れ位置間の距離、および予め入力された前記表紙の背形成領域の端縁および前記外向きの折り目間の長さに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第2の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記外向きの折り目の形成位置にそれぞれ1本の筋を入れる。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記表紙が、前記表表紙形成領域または前記裏表紙形成領域またはそれらの両方の外側に折り返し領域を有する場合、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離、および予め設定された第1および第2の筋入れユニットによる筋入れ位置間の距離、および予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さ、および予め入力された前記本身の厚さに加えて、前記予め入力された表表紙または裏表紙の奥行きに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第2の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記折り返し領域の折り目形成位置に1本の筋を入れる。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記装置は、前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の厚さのデータ、および前記本身の角から前記外向きの折り目までの距離のデータ、および前記表表紙または前記裏表紙の奥行きのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、をさらに備える。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記装置は、無線綴じ製本機に並設され、前記無線綴じ製本機は、本身搬送路に沿って配置された無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、前記本身搬送路に沿って往復運動可能に配置されたクランプユニットと、を備え、前記クランプユニットは一対のクランプ板を有し、前記本身が、前記一対のクランプ板に挟持されて、前記一連の処理ユニットを順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされるようになっており、前記無線綴じ製本機は、さらに、前記本身が前記一対のクランプ板に挟持されたときに、前記本身の厚さを検出する厚さ検出器を備え、前記装置は、さらに、前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の角から前記外向きの折り目までの距離のデータ、および前記表表紙または前記裏表紙の奥行きのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、を備え、前記厚さ検出器の検出信号が前記装置に送信され、前記本身の厚さのデータが前記メモリに格納されることによって前記装置に前記本身の厚さが予め入力される。
 本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記第1および第2の送りローラ対間における前記搬送路の下側に、前記表紙の下面を支持するための少なくとも1つの支持プレートが配置される。
 本発明では、表紙を、同期して同じ向きに回転する第1および第2の送りローラ対間で搬送するようにし、第1および第2の送りローラ対間に、静止金型および可動金型からなる筋入れユニットを配置し、そして、静止金型と可動金型を表紙の搬送路を挟んで対向させ、さらに、第1の送りローラ対および筋入れユニット間に表紙の先端縁を検出するセンサーを配置し、第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、表紙がセンサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、第1および第2の送りローラ対の回転を停止させて、筋入れユニットを作動させ、可動金型を静止金型に押し付けることによって、表紙に筋を入れるようにした。こうして、本発明によれば、表紙を第1および第2の送りローラ対間で搬送する間に、当該表紙の筋を入れるべき領域が筋入れユニットの金型の位置に到達するたびに、第1および第2の送りローラ対を停止させて、筋入れユニットを作動させることにより、表紙の所望の位置に筋を入れることができる。そして、本身の厚さが変更されても、それに対応して、筋入れユニットを作動させるときの表紙の金型に対する停止位置を変更するだけで、極めて簡単に表紙の筋入れの位置を変更することができ、本身の厚さ変更による調整作業は不要となる。したがって、本発明によれば、厚さが異なる多種類の冊子を少量ずつ生産する場合においても、生産効率を低下させることなく、表紙に折り曲げ加工用の筋を入れることができる。
 また、本発明によれば、筋入れユニットの静止金型の位置を上下方向に変更するだけで、それと対をなす可動金型が第2の位置をとる時(表紙に筋を入れる時)の溝および突起間の間隔を簡単に変更することができ、それによって、表紙の厚さが変更された場合に迅速かつ容易に対応することができる。
(A)は、本発明の1実施例による、本身への貼付け前の表紙に対して折り曲げ加工用の筋を入れる装置の斜視図であり、(B)は、(A)において、フレーム、本体カバーおよび駆動機構等を取り外した状態の斜視図である。 図1に示された装置の主要部の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示された装置のタッチパネルディスプレイに表示される画面の1例を示す平面図である。 図1に示された装置が無線綴じ製本機に並設された状態を示す斜視図である。 図1に示された装置の動作を説明する側面図である。 図1に示された装置によって表紙に形成され得る種々の筋入れパターンを示す平面図である。 図1に示された装置によって形成された1の筋入れパターンを有する表紙を本身に貼付けた状態を示す斜視図である。
 以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1(A)は、本発明の1実施例による、本身への貼付け前の表紙に対して折り曲げ加工用の筋を入れる装置の斜視図であり、図1(B)は、図1(A)において、フレーム、本体カバーおよび駆動機構等を取り外した状態の斜視図である。また、図2は、図1に示された装置の主要部の構成を概略的に示す側面図である。
 本発明による装置は、例えば図6(A)~(C)に示されるような、背形成領域50を両側に挟んで表表紙形成領域51および裏表紙形成領域52を有する表紙S、または、図6(D)~(F)に示されるような、背形成領域50、表表紙形成領域51および裏表紙形成領域52に加えて、表表紙形成領域51または裏表紙形成領域52またはそれらの両方の外側に折り返し領域53a、53bを有する表紙Sの、背形成領域50を本身の背に貼付け、その後、当該表紙Sを折り曲げ加工する無線綴じ製本の際に使用される。
 図1および図2を参照して、本発明による装置は、フレーム1と、フレーム1に取り付けられた水平な第1の送りローラ対2、3と、フレーム1に取り付けられて、第1の送りローラ対2、3から間隔をあけて第1の送りローラ対2、3に平行に配置された水平な第2の送りローラ対4、5とを備えている。
 第1の送りローラ対2、3は、上下に隣接して配置された第1の駆動ローラ2および第1のアイドルローラ3から構成される。この実施例では、第1の駆動ローラ2は、共通の回転シャフト2aに対し軸方向に間隔をあけて固定された2個のローラ2b、2cからなり、第1のアイドルローラ3は、共通の回転シャフト3aに対し軸方向に間隔をあけて固定された2個のローラ3b、3cからなっている。そして、第1の駆動ローラ2のローラ2bおよびローラ2cは、それぞれ、第1のアイドルローラ3のローラ3bおよびローラ3cと接触している。
 第2の送りローラ対4、5は、上下に隣接して配置された第2の駆動ローラ4および第2のアイドルローラ5から構成される。この実施例では、第2の駆動ローラ4は、共通の回転シャフト4aに対し軸方向に間隔をあけて配置された2個のローラ4b、4cからなり、第2のアイドルローラ5は、共通の回転シャフト5aに対し軸方向に間隔をあけて固定された2個のローラ5b、5cからなっている。そして、第2の駆動ローラ4のローラ4bおよびローラ4cは、それぞれ、第2のアイドルローラ5のローラ5bおよびローラ5cと接触している。
 また、第2の送りローラ対4、5のローラ間隙は第1の送りローラ対2、3のローラ間隙に対向している。
 第1の駆動ローラ2の回転シャフト2aには、第1のプーリー6が固定され、第2の駆動ローラ4の回転シャフト4aには第2のプーリー7が固定される。また、フレーム1に第1のモータ8が取り付けられる。第1のモータ8は、好ましくは、ステッピングモータまたはサーボモータからなっている。第1のモータ8は、回転シャフト2a、4aに平行な駆動軸8aを有し、この駆動軸8aには、第3のプーリー9が固定される。そして、第1~第3のプーリー6、7、9の間にはタイミングベルト10が張られる。
 こうして、第1のモータ8、第1~第3のプーリー6、7、9およびタイミングベルト10から、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5を同期して同じ向きに回転させるローラ駆動機構が構成される。
 なお、ローラ駆動機構の構成はこの実施例に限定されず、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5を同期して同じ向きに回転させ得る任意の駆動機構が使用できる。
 そして、表紙Sが、第1の送りローラ対2、3のローラ間隙に導入され、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5間を搬送された後、第2の送りローラ対4、5のローラ間隙から排出されるようになっている。この場合、第1の送りローラ対2、3と第2の送りローラ対4、5との間の距離は、表紙Sの搬送方向の長さより短くなるように設定される。
 また、第1の送りローラ対2、3のローラ間隙の入口側、および第2の送りローラ対4、5のローラ間隙の出口側に、それぞれ、表紙Sの下面を支持する水平な第1および第2のテーブル11、12が設けられる。これらのテーブル11、12は必要に応じて設けられる。
 本発明による装置は、また、フレーム1に取り付けられて第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の間に配置され、表紙Sの一方の面に開いた凹状の筋を入れる第1の筋入れユニット13と、第1の筋入れユニット13および第2の送りローラ対4、5の間に配置され、表紙Sの他方の面に開いた凹状の筋を入れる第2の筋入れユニット14とを備えている。
 なお、この場合、第2の筋入れユニット14を、第1の筋入れユニット13に関し、表紙Sの搬送方向の下流側に配置したが、第2の筋入れユニット14を、第1の筋入れユニット13の上流側に配置することもできる。
 次に、第1および第2の筋入れユニット13、14の構成を説明する。ところで、第2の筋入れユニット14の構成は、金型に設けられた溝および突起(これらについては後述する)の位置関係が、第1の筋入れユニット13と上下逆になる点を除いて第1の筋入れユニット13と同じである。したがって、以下では、第1の筋入れユニット13を代表例として、筋入れユニットの構成を説明する。
 第1の筋入れユニット13は、フレーム1に取り付けられて表紙Sの搬送路Fの上側または下側(この実施例では、上側)に配置され、搬送路Fを横切ってのびる水平な静止金型15と、搬送路Fを挟んで静止金型15に対向して配置され、搬送路Fを横切ってのびる水平な可動金型16とを有している。そして、静止金型15は、搬送路Fを横切ってのびるV字断面の直線状の溝17を備え、可動金型16は、搬送路Fを横切ってのび、静止金型15の溝17に対応する断面を有する直線状の突起18を備えている。これとは逆に、第2の筋入れユニット14においては、可動金型16に溝17が設けられる一方、静止金型15に突起18が設けられる。
 可動金型16は、フレーム1に取り付けられたガイド19によって、上下方向に運動可能に案内されている。第1の筋入れユニット13は、さらに、可動金型16を、ガイド19に沿って動かし、可動金型16が静止金型15から離れかつ搬送路Fから退避する第1の位置と、可動金型16が搬送路Fから突き出して静止金型15に押しつけられ、それによって溝17および突起18が係合する第2の位置と、をとらせる金型駆動機構を有している。そして、可動金型16が、第1の位置から第2の位置を経て第1の位置に戻る1往復運動をする間に、静止金型15および可動金型16間に位置する表紙Sに対し直線状の筋が入れられる。この場合、第1および第2の筋入れユニット13、14間において、溝17および突起18の位置が上下逆になっているので、第1の筋入れユニット13によって形成される筋が表紙の一方の面に開いた凹状をなすのに対し、第2の筋入れユニット14によって形成される筋は表紙の他方の面に開いた凹状をなす。
 金型駆動機構は、フレーム1に取り付けられ、可動金型16の下側において可動金型16に平行にのび、軸まわりに回転可能とされた水平な回転シャフト20と、回転シャフト20に取り付けられ、回転シャフト20の軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の同一形状のカム21とを有している。そして、カム21の周縁には可動金型16の下端が当接する。
 金型駆動機構は、さらに、回転シャフト20に取り付けられた第4のプーリー22と、フレーム1に固定され、水平な駆動軸23aを有する第2のモータ23と、第2のモータ23の駆動軸23aに取り付けられた第5のプーリー24と、第4および第5のプーリー間に張られた第2のタイミングベルト25とを有している。そして、第2のモータ23の1回転が可動金型16の1往復運動を生じさせる。第2のモータ23は、好ましくは、ステッピングモータまたはサーボモータからなっている。
 この実施例では、金型駆動機構はカムから構成されるが、金型駆動機構の構成はこの実施例に限定されない。例えば、金型駆動機構を、スライダクランク機構やシリンダ機構からから構成することもできるし、モータ駆動される送りネジを用いて金型駆動機構を構成することもできる。
 この実施例では、また、静止金型15は、フレーム1に取り付けられたガイド26によって、上下方向に運動可能に案内され、静止金型15の上端には、ネジ28が、軸まわりに回転可能に連結されている。ネジ28は、さらに、フレーム1に取り付けられた支持ブロック27のネジ溝を備えた貫通穴に係合する。そして、ネジ28を回転させることによって、静止金型15の位置が上下方向に変更できるようになっている。
 このように静止金型15の位置を上下方向に変更可能としたことにより、それと対をなす可動金型16が第2の位置をとる時(表紙Sに筋を入れる時)の溝17および突起18間の間隔を簡単に変更することができ、それによって、表紙Sの厚さが変更された場合に迅速かつ容易に対応することができる。
 本発明による装置は、また、第1の送りローラ対2、3および第1の筋入れユニット13の間に配置され、表紙Sの先端縁の通過を検出するセンサー29を有している。なお、第2の筋入れユニット14が第1の筋入れユニット13の上流側に配置される変形例の場合には、センサー29は、第1の送りローラと第2の筋入れユニット14の間に配置される。
 本発明による装置は、さらに、第1のモータ8(ローラ駆動機構)および第2のモータ23(金型駆動機構)を制御する制御ユニット30を備えている。制御ユニット30は、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の回転量を制御しつつ、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離または第1および第2の筋入れユニット13、14による筋入れ位置間の距離またはそれらの両方のデータと、予め入力された本身の厚さおよび表紙の筋を入れるべき位置を特定する長さのデータとに基づき、表紙Sがセンサー29から所定の長さ搬送されるたびに、その都度、ローラ駆動機構を停止させて、第1または第2の筋入れユニット13、14の可動金型16を1往復運動させることにより、表紙Sの所定の位置に筋を入れる。この場合、制御ユニット30は、例えば、第1のモータ8がステッピングモータから形成される場合には、このステッピングモータにパルス送信することによるオープンループ制御によって第1のモータ8を制御し、また、例えば、第1のモータ8がサーボモータから形成される場合には、このサーボモータに組み込まれたエンコーダを用いてクローズループ制御(フィードバック制御)によって第1のモータ8を制御する。
 本発明による装置は、また、表紙の筋を入れるべき位置を特定するための長さのデータを入力するためのタッチパネルディスプレイ31と、タッチパネルディスプレイ31に入力されたデータを格納するメモリ32とを備えている。タッチパネルディスプレイ31は、図1(A)に示されるように、フレーム1の側部に設けられた支柱1aに取り付けられる。
 図3は、タッチパネルディスプレイに表示される画面の一例を示した平面図である。図3を参照して、タッチパネルディスプレイ31には、ほぼ中央に、左右にのびる表紙の絵33と、表紙の絵33の中央上側に、本身の絵34とが表示される。これらの絵33、34は、本身の天(または地)側から見た側面図として描かれている。また、表紙の絵33の左端には、表紙の搬送方向を示す矢印35が表示される。
 タッチパネルディスプレイ31の画面上において、表紙の絵33には、表紙の各部分の位置を示すライン、すなわち、先端縁の位置を示すライン33a、背形成領域の中心の位置を示すライン33b、背形成領域の先端縁に近い方の端縁の位置を示すライン33c、背形成領域の先端縁から遠い方の端縁の位置を示すライン33d、折り返し領域の折り目の位置を示すライン33e、33fが表示される。なお、表紙の絵33中、番号33gおよび33hは、それぞれ、表紙の表表紙形成領域および裏表紙形成領域における本身の角の近傍に形成される外向きの折り目である。
 表紙の絵33の下側には、表紙の筋を入れるべき位置を特定するための長さのデータを入力するデータ入力欄、すなわち、表紙の先端縁33aから背形成領域の中心33bまでの長さ(以下、「第1の基準長さ」とする。)、または表紙の先端縁33aから背形成領域の近い方の端縁33cまでの長さ(以下、「第2の基準長さ」とする。)をmm単位で入力する第1のデータ入力欄36と、本身の厚さ(背形成領域の端縁33c、33d間の長さ)をmm単位で入力する第2のデータ入力欄37、および表紙の背形成領域の端縁33c、33dから折り返し領域の折り目33e、33fまでの長さ(表表紙または裏表紙の奥行き)をmm単位で入力する第3のデータ入力欄38が設けられる。
 なお、この実施例では、表紙の背形成領域の端縁33cおよび表表紙形成領域の外向きの折り目33g間の長さ(同時に、表紙の背形成領域の端縁33dおよび裏表紙形成領域の外向きの折り目33h間の長さ)が、予め設定される(例えば、5mm)が、この長さを入力するための第4のデータ入力欄を設けることもできる。
 各データ入力欄36~38へのデータの入力は、この実施例では、タッチパネルディスプレイ31に並設されたテンキー(図示されない)を用いてなされる。また、各データ入力欄36~38は、データ入力が要求される時とそうでない時とで表示色が異なるようになっており、この表示色の違いによって、オペレータはデータ入力の要否を容易に認識することができる。
 また、タッチパネルディスプレイ31の左上の領域には、第1のデータ入力欄36に、第1の基準長さおよび第2の基準長さのどちらを入力するかを選択するためのボタン39aおよび39bが表示される。そして、第1のデータ入力欄36に第1の基準長さを入力する場合には、ボタン39bが押され、第1のデータ入力欄36に第2の基準長さを入力する場合には、ボタン39aが押される。
 さらに、ボタン39aおよび39bの下側には、逐次動作モードおよび連続動作モードのいずれかを選択するためのボタン40aおよび40bが表示される。ここで、連続動作モードとは、一度入力された本身の厚さが変更されない動作モードであり、一方、逐次動作モードとは、表紙毎に、本身の厚さが変更され得る動作モードである。そして、ボタン40aが押されると、逐次動作モードが選択されて、筋入れ動作がなされる毎に、動作開始時に本身の厚さの入力が要求され、ボタン40bが押されると、連続動作モードが選択されて、最初の筋入れ動作がなされるときの動作開始時に1回だけ本身の厚さの入力が要求される。
 この実施例では、本発明による装置は、図6(A)~(F)に示されるような、6つの異なるパターンで表紙Sに筋を入れることができる。このため、タッチパネルディスプレイ31の右上の領域41には、6種類の筋入れパターンのうちのいずれか1種類を選択するための6個のボタン41a~41fが表示される。
 そして、本身の厚さが予め決定された値より小さく、表紙Sにおける本身の背の中心に対応する位置に筋を1本だけ入れる場合には、ボタン41aが押される。ボタン41aが押されると、制御ユニット30によって、第1のデータ入力欄36に第1の基準長さまたは第2の基準長さを入力し、第2のデータ入力欄37に本身の厚さを入力することが要求される。第1および第2のデータ入力欄36、37に必要なデータが入力されると、入力されたデータは、メモリ32に格納される。
 そして、制御ユニット30は、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の回転量を制御しつつ、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離と、メモリ32から読み出した、第1または第2の基準長さ、および本身の厚さとに基づき、表紙Sがセンサー29から所定の長さ搬送されるたびに、その都度、ローラ駆動機構を停止させて、第1の筋入れユニット13の可動金型16を1往復運動させることにより、図6(A)に示されるように、表紙Sの背形成領域50の中心に1本の筋gを入れる。
 また、表紙Sにおける背の両側の角に対応する位置に2本の平行な筋を入れる場合には、ボタン41bが押される。ボタン41bが押されると、制御ユニット30によって、第1のデータ入力欄36に第1の基準長さまたは第2の基準長さを入力し、第2のデータ入力欄37に本身の厚さを入力することが要求される。第1および第2のデータ入力欄36、37に必要なデータが入力されると、入力されたデータは、メモリ32に格納される。
 そして、制御ユニット30は、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の回転量を制御しつつ、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離と、メモリ32から読み出した、第1または第2の基準長さ、および本身の厚さとに基づき、表紙Sがセンサー29から所定の長さ搬送されるたびに、その都度、ローラ駆動機構を停止させて、第1の筋入れユニット13の可動金型16を1往復運動させることにより、図6(B)に示されるように、表紙Sの背形成領域50の両側に平行な2本の筋g、gを入れる。
 本身の背の角の近傍において、表紙Sの表表紙形成領域51および裏表紙形成領域52に外向きの折り目を付する場合には、ボタン41cが押される。ボタン41cが押されると、制御ユニット30によって、第1のデータ入力欄36に第1の基準長さまたは第2の基準長さを入力し、第2のデータ入力欄37に本身の厚さを入力することが要求される。第1および第2のデータ入力欄36、37に必要なデータが入力されると、入力されたデータは、メモリ32に格納される。
 そして、制御ユニット30は、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の回転量を制御しつつ、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離と、予め設定された第1および第2の筋入れユニット13、14による筋入れ位置間の距離と、メモリ32から読み出した第1または第2の基準長さおよび本身の厚さと、予め設定された表紙の背形成領域の端縁33cおよび外向きの折り目33gの間の長さと、に基づき、表紙Sがセンサー29から所定の長さ搬送されるたびに、その都度、ローラ駆動機構を停止させて、第1または第2の筋入れユニット13、14の可動金型16を1往復運動させることにより、図6(C)に示されるように、表紙Sの背形成領域50の両側に入れられた平行な2本の筋g、gに加えて、表表紙形成領域51および裏表紙形成領域52の当該外向きの折り目に対応する位置にそれぞれ1本の筋g、gを入れる。
 表紙Sが、表表紙形成領域51または裏表紙形成領域52またはその両方の外側に折り返し領域53a、53bを有する場合には、3つのボタン41d~41fのうちの適当なボタンが押される。ボタン41d~41fが押されると、制御ユニット30によって、第1のデータ入力欄36に第1の基準長さまたは第2の基準長さを入力し、第2のデータ入力欄37に本身の厚さを入力し、第3のデータ入力欄38に表表紙または裏表紙の奥行きを入力することが要求される。第1~第3のデータ入力欄36~38に必要なデータが入力されると、入力されたデータは、メモリ32に格納される。
 そして、制御ユニット30は、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5の回転量を制御しつつ、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離と、予め設定された第1および第2の筋入れユニット13、14による筋入れ位置間の距離と、メモリ32から読み出した第1または第2の基準長さおよび本身の厚さと、予め設定された表紙の背形成領域の端縁33cおよび外向きの折り目33gの間の長さと、メモリ32から読み出した表表紙または裏表紙の奥行きと、に基づき、表紙Sがセンサー29から所定の長さ搬送されるたびに、その都度、ローラ駆動機構を停止させて、第1または第2の筋入れユニット13、14の可動金型16を1往復運動させることにより、図6(D)~(F)に示されるように、表紙Sの表紙Sの背形成領域50の両側に入れられた平行な2本の筋g、gと、表表紙形成領域51および裏表紙形成領域52の外向きの折り目に対応する位置にそれぞれ入れられた筋g、gに加えて、表紙Sの折り返し領域53a、53bの折り目に対応する位置に各1本の筋g、gを入れる。
 次に、本発明による装置の動作を、例えば、図6(C)に示されたパターンで表紙に筋を入れる場合についてより詳細に説明する。まず、図3のタッチパネルディスプレイ31において、図6(C)のパターンを選択するボタン41cが押される。なお、この例では、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5を回転させる第1のモータ8は、ステッピングモータからなっており、第1の基準長さの入力を選択するボタン39bと、連続動作モードを選択するボタン40bとが押されるものとする。
 そして、第1のデータ入力欄36に、表紙Sの先端縁33aから背形成領域の中心33bまでの長さ(mm)が入力され、第2のデータ入力欄37に、本身の厚さ(mm)が入力され、入力されたデータは、メモリ32に格納される。
 この例では、図6(C)に示されるように、表紙Sに対し、第1の筋入れユニット13によって2本の筋g、gが入れられ、第2の筋入れユニット14によって2本の筋g、gが入れられ、よって、表紙Sを、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5間を搬送される間に、第1の筋入れユニット13の筋入れ位置に2回、第2の筋入れユニットの筋入れ位置に2回停止させる必要がある。そして、制御ユニットは、予め設定されたセンサー29から第1の筋入れユニット13による筋入れ位置までの距離aと、予め設定された第1および第2の筋入れユニット13、14による筋入れ位置間の距離bと、メモリ32から読み出した第1の基準長さcおよび本身の厚さdと、予め設定された表紙の背形成領域の端縁33cおよび外向きの折り目33gの間の長さeと、に基づいて、表紙Sが4つの停止位置に到達するまでの、センサー29からの表紙Sの搬送長さを、次のように算出する。
(I)第1停止位置(第1の筋入れユニット13によるgの筋入れ)
表紙Sの搬送長さ(第1搬送長さ)=c-(d/2)+a
(II)第2停止位置(第1の筋入れユニット13によるgの筋入れ)
表紙Sの搬送長さ(第2搬送長さ)=c+(d/2)+a
(III)第3停止位置(第2の筋入れユニット14によるgの筋入れ)
表紙Sの搬送長さ(第3搬送長さ)=c-(d/2)-e+(a+b)
(IV)第4停止位置(第2の筋入れユニット14によるgの筋入れ)
表紙Sの搬送長さ(第4搬送長さ)=c+(d/2)+e+(a+b)
 その後、装置のスタートスイッチが押されて、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5が回転を開始する。そして、表紙Sが装置のテーブル11上に置かれるとともに、表紙Sの先端縁が第1の送りローラ対2、3のローラ間隙に導入される。表紙Sの先端縁がセンサー29によって検出された後(図5(A))、制御ユニット30は、第1のモータ8にパルス送信し、表紙Sを第1搬送長さだけ搬送させた後、停止させる。そして、制御ユニット30は、第1の筋入れユニット13を作動させて表紙Sに筋gを入れる。次に、制御ユニット30は、第1のモータ8にパルス送信し、表紙Sを第2搬送長さだけ搬送させた後、停止させる。そして、制御ユニット30は、第1の筋入れユニット13を作動させて表紙Sに筋gを入れる(図5(B))。その後、制御ユニット30は、第1のモータ8にパルス送信し、表紙Sを第3搬送長さだけ搬送させた後、停止させる。そして、制御ユニット30は、第2の筋入れユニット14を作動させて表紙Sに筋gを入れる。さらに、制御ユニット30は、第1のモータ8にパルス送信し、表紙Sを第4搬送長さだけ搬送させた後、停止させる。そして、制御ユニット30は、第2の筋入れユニット14を作動させて表紙Sに筋gを入れる(図5(C))。その後、制御ユニット30は、第1のモータ8にパルス送信し、筋入れが完了した表紙Sを第2の送りローラ対4、5のローラ間隙から排出させ(図5(D))、装置のテーブル12上に送り出す。
 筋入れが完了した表紙Sは、無線綴じ製本機を用いて、図7に示されるように、本身Pの背に貼付けられ、このとき、表紙Sは、本身Pの角の両側に当たる2本の筋g、gによって本身Pの側面に沿って直角に折り曲げられる。また、本身Pに貼付けられた表紙Sは、2本の筋g、gに沿って外向きに容易かつ綺麗に折り曲げられる。
 こうして、本発明によれば、表紙Sを第1および第2の送りローラ対2、3;4、5間で搬送する間に、当該表紙Sの筋を入れるべき領域が第1または第2の筋入れユニット13、14の金型の位置に到達するたびに、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5を停止させて、当該筋入れユニット13、14を作動させることにより、表紙Sの所望の位置に筋を入れることができる。それによって、本身Pの厚さが変更されても、それに対応して、筋入れユニット13、14を作動させるときの表紙Sの金型に対する停止位置を変更するだけで、極めて簡単に表紙Sの筋入れの位置を変更することができ、本身Pの厚さ変更による装置の調整作業は不要となる。そして、厚さが異なる多種類の冊子を少量ずつ生産する場合においても、生産効率を低下させることなく、表紙Sに折り曲げ加工用の筋を入れることができる。
 以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明の構成は上記実施例に限定されない。例えば、上記実施例では、第1および第2の送りローラ対2、3;4、5間に、2つの筋入れユニット13、14が配置されるが、図6(A)、(B)に示されるパターンで筋入れを行うだけであれば、第1および第2の送りローラ対間に、1つの筋入れユニットを配置するだけでよい。
 また、表紙Sが薄いために、第1および第2送りローラ対2、3;4、5間での搬送の間に、表紙Sの先端部が搬送路Fから下向きに撓むおそれがある場合には、搬送路Fの下側の適当な位置に、表紙Sの下面を支持するための少なくとも1つの支持プレートが配置される。
 また、上記実施例では、本身の厚さがタッチパネルディスプレイ31を通じて手動で入力されるが、本身の厚さを無線綴じ製本機において本身がセットされる際に自動的に計測し、その計測データを、本発明の装置に送信することによって、本身の厚さを、本発明の装置に自動的に入力することもできる。
 この場合、図4に示されるように、無線綴じ製本機42は、本身搬送路に沿って配置された無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニット(ミーリングユニット43、糊付けユニット44、表紙付けユニット45)と、本身搬送路に沿って往復運動可能に配置されたクランプユニット46と、を備えている。クランプユニット46は、一対のクランプ板(図示されない)を有し、本身Pが、一対のクランプ板に挟持されて、一連の処理ユニット43~45を順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされる。図示されないが、無線綴じ製本機42は、さらに、本身Pが一対のクランプ板に挟持されたときに、本身Pの厚さを検出する厚さ検出器を備えている。なお、この実施例では、タッチパネルディスプレイ31が、無線綴じ製本機42の操作部のタッチパネルディスプレイに統合されている。
 そして、無線綴じ製本機42の厚さ検出器の検出信号が、本発明の装置に送信され、それによって本身Pの厚さのデータが本発明の装置のメモリ32に格納されることによって装置に本身の厚さが入力される。
1 フレーム
1a 支柱
2 第1の駆動ローラ
2a 回転シャフト
2b、2c ローラ
3 第1のアイドルローラ
3a 回転シャフト
3b、3c ローラ
4 第2の駆動ローラ
4a 回転シャフト
4b、4c ローラ
5 第2のアイドルローラ
5a 回転シャフト
5b、5c ローラ
6 第1のプーリー
7 第2のプーリー
8 第1のモータ
8a 駆動軸
9 第3のプーリー
10 第1のタイミングベルト
11 第1のテーブル
12 第2のテーブル
13 第1の筋入れユニット
14 第2の筋入れユニット
15 静止金型
16 可動金型
17 溝
18 突起
19 ガイド
20 回転シャフト
21 カム
22 第4のプーリー
23 第2のモータ
23a 駆動軸
24 第5のプーリー
25 第2のタイミングベルト
26 ガイド
27 支持ブロック
28 ネジ
29 センサー
30 制御ユニット
31 タッチパネルディスプレイ
32 メモリ
F 搬送路
P 本身
S 表紙

Claims (12)

  1.  背形成領域を挟んで両側に表表紙形成領域および裏表紙形成領域を有する表紙の、前記背形成領域を本身の背に貼付け、その後、前記表紙を折り曲げ加工する無線綴じ製本に際し、前記本身の背への貼付け前の前記表紙に前記折り曲げ加工用の筋を入れる装置であって、
     フレームと、
     前記フレームに取り付けられた水平な第1の送りローラ対と、
     前記フレームに取り付けられて、前記第1の送りローラ対から間隔をあけて前記第1の送りローラ対に平行に配置された水平な第2の送りローラ対と、を備え、前記第2の送りローラ対のローラ間隙は前記第1の送りローラ対のローラ間隙に対向し、さらに、
     前記フレームに取り付けられ、前記第1および第2の送りローラ対を同期して同じ向きに回転させるローラ駆動機構を備え、前記第1の送りローラ対のローラ間隙に導入された前記表紙が、第1および第2の送りローラ対間を搬送された後、前記第2の送りローラ対のローラ間隙から排出されるようになっており、前記装置は、さらに、
     前記フレームに取り付けられて前記第1および第2の送りローラ対間に配置され、前記表紙に筋を入れる第1の筋入れユニットを備え、
     前記筋入れユニットは、
     前記フレームに取り付けられて前記表紙の搬送路の上側または下側に配置され、前記搬送路を横切ってのびる水平な静止金型と、
     前記搬送路を挟んで前記静止金型に対向して配置され、前記搬送路を横切ってのびる水平な可動金型と、を有し、前記静止金型および前記可動金型の一方は、前記搬送路を横切ってのびるV字断面の直線状の溝を備え、他方は、前記搬送路を横切ってのび、前記溝に対応する断面を有する直線状の突起を備え、前記筋入れユニットは、さらに、
     前記フレームに取り付けられ、前記可動金型を上下方向に運動可能に案内するガイドと、
     前記可動金型を、前記ガイドに沿って動かし、前記可動金型が前記静止金型から離れかつ前記搬送路から退避する第1の位置と、前記可動金型が前記搬送路から突き出して前記静止金型に押しつけられ、それによって前記溝および前記突起が係合する第2の位置と、をとらせる金型駆動機構と、を有し、前記可動金型が前記第1の位置から前記第2の位置を経て前記第1の位置に戻る1往復運動をする間に、前記静止金型および前記可動金型間に位置する前記表紙に対し直線状の筋が入れられ、前記装置は、さらに、
     前記第1の送りローラ対および前記第1の筋入れユニットの間に配置され、前記表紙の先端縁の通過を検出するセンサーと、
     前記ローラ駆動機構および前記金型駆動機構を制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離と、予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さと、予め入力された前記本身の厚さとに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第1の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記本身の背の両側の角に対応する位置に平行な2本の筋を入れることを特徴とする装置。
  2.  前記筋入れユニットの前記静止金型の位置が上下方向に変更可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3.  前記制御ユニットは、前記本身の厚さが予め決定された値よりも小さいときは、前記表紙に前記平行な2本の筋を入れる代わりに、前記表紙における前記本身の背の中心に対応する位置に1本の筋を入れることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4.  前記ローラ駆動機構は、
     前記第1の駆動ローラの回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、
     前記第2の駆動ローラの回転軸に取り付けられた第2のプーリーと、
     前記フレームに固定され、水平な駆動軸を有する第1のモータと、
     前記第1のモータの駆動軸に取り付けられた第3のプーリーと、
     前記第1、第2および第3のプーリー間に張られた第1のタイミングベルトと、を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5.  前記金型駆動機構は、
     前記フレームに取り付けられ、前記可動金型の下側において前記可動金型に平行にのび、軸まわりに回転可能とされた水平な回転シャフトと、
     前記回転シャフトに取り付けられ、前記回転シャフトの軸方向に互いに間隔をあけて配置された複数の同一形状のカムと、を有し、前記カムの周縁には前記可動金型の下端が当接し、前記金型駆動機構は、さらに、
     前記回転シャフトに取り付けられた第4のプーリーと、
     前記フレームに固定され、水平な駆動軸を有する第2のモータと、
     前記第2のモータの駆動軸に取り付けられた第5のプーリーと、
     前記第4および第5のプーリー間に張られた第2のタイミングベルトと、を有し、前記第2のモータの1回転が前記可動金型の前記1往復運動を生じさせることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6.  前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の厚さのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、
     前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7.  無線綴じ製本機に並設され、前記無線綴じ製本機は、本身搬送路に沿って配置された無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、前記本身搬送路に沿って往復運動可能に配置されたクランプユニットと、を備え、前記クランプユニットは一対のクランプ板を有し、前記本身が、前記一対のクランプ板に挟持されて、前記一連の処理ユニットを順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされるようになっており、前記無線綴じ製本機は、さらに、前記本身が前記一対のクランプ板に挟持されたときに、前記本身の厚さを検出する厚さ検出器を備え、前記装置は、さらに、
     前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、
     前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、を備え、前記厚さ検出器の検出信号が前記装置に送信され、前記本身の厚さのデータが前記メモリに格納されることによって前記装置に前記本身の厚さが予め入力されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8.  前記表紙の前記表表紙形成領域および前記裏表紙形成領域が、前記本身の背の角の近傍において外向きの折り目を付される場合、前記装置は、前記第1の筋入れユニットおよび前記第2の送りローラ対の間、または前記センサーおよび前記第1の筋入れユニットの間に配置された第2の前記筋入れユニットをさらに備え、前記溝および前記突起の位置は、前記第1および第2の筋入れユニット間で上下が逆になっており、前記第2の筋入れユニットの前記金型駆動機構は前記制御ユニットによって制御され、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離、および予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さ、および予め入力された前記本身の厚さに加えて、予め設定された前記第1および第2の筋入れユニットによる筋入れ位置間の距離、および予め入力された前記表紙の背形成領域の端縁および前記外向きの折り目間の長さに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第2の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記外向きの折り目の形成位置にそれぞれ1本の筋を入れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装置。
  9.  前記表紙が、前記表表紙形成領域または前記裏表紙形成領域またはそれらの両方の外側に折り返し領域を有する場合、前記制御ユニットは、前記第1および第2の送りローラ対の回転量を制御しつつ、予め設定された前記センサーから前記第1の筋入れユニットによる筋入れ位置までの距離、および予め設定された第1および第2の筋入れユニットによる筋入れ位置間の距離、および予め入力された前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さ、および予め入力された前記本身の厚さに加えて、前記予め入力された表表紙または裏表紙の奥行きに基づき、前記表紙が前記センサーから所定の長さ搬送されるたびに、その都度、前記ローラ駆動機構を停止させて、前記第2の筋入れユニットの前記可動金型を前記1往復運動させることにより、前記表紙における前記折り返し領域の折り目形成位置に1本の筋を入れることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10.  前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の厚さのデータ、および前記本身の前記側面領域の幅のデータ、および前記表表紙または前記裏表紙の奥行きのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、
     前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11.  無線綴じ製本機に並設され、前記無線綴じ製本機は、本身搬送路に沿って配置された無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、前記本身搬送路に沿って往復運動可能に配置されたクランプユニットと、を備え、前記クランプユニットは一対のクランプ板を有し、前記本身が、前記一対のクランプ板に挟持されて、前記一連の処理ユニットを順次通過せしめられる間に無線綴じ製本処理がなされるようになっており、前記無線綴じ製本機は、さらに、前記本身が前記一対のクランプ板に挟持されたときに、前記本身の厚さを検出する厚さ検出器を備え、前記装置は、さらに、
     前記表紙の先端縁から背形成領域の中心までの長さまたは前記表紙の先端縁から背形成領域の近い方の端縁までの長さのデータ、および前記本身の前記側面領域の幅のデータ、および前記表表紙または前記裏表紙の奥行きのデータの入力を受けるタッチパネルディスプレイと、
     前記タッチパネルディスプレイに入力された前記データを格納するメモリと、を備え、前記厚さ検出器の検出信号が前記装置に送信され、前記本身の厚さのデータが前記メモリに格納されることによって前記装置に前記本身の厚さが予め入力されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12.  前記第1および第2の送りローラ対間における前記搬送路の下側に、前記表紙の下面を支持するための少なくとも1つの支持プレートが配置されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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