JP2009061696A - アルバム製本方法及びアルバム製本装置 - Google Patents

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英之 大西
Toshimi Akiyama
稔実 秋山
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Abstract

【課題】丁合を必要とせず、落丁や乱丁の生じるおそれがなく、且つ、種々のサイズのデザイン性の高い製本が可能なアルバム製本方法及び装置を提供すること。
【解決手段】表面に画像が形成された長尺紙1に対して、前記表面が外側になるように折る第1の折り部と、前記表面が内側になるように折る第2の折り部とを、前記長尺紙の長手方向に交互に形成し、隣接する2つの前記第1の折り部の間で1見開き頁を形成するジグザグ折り工程と、隣接する2つの前記第2の折り部の間で互いに対向する前記長尺紙1の裏面同士を貼合する貼合工程とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明はアルバム製本方法及びアルバム製本装置に関し、詳しくは、表面に複数の画像が形成された長尺紙を用いて、容易に種々のサイズのオンデマンド製本が可能なアルバム製本方法及びアルバム製本装置に関する。
従来のアルバムは、台紙に写真を1枚ずつ貼り付けていくものや、透明フィルムからなる多数のポケットに写真を1枚ずつ挿入していくもの等が一般に知られている。しかし、写真を1枚ずつ台紙に貼り付けたりポケットに挿入したりする作業が面倒であるばかりでなく、通常は同サイズの写真ばかりが並ぶため、デザイン的にも見劣りするものであった。
そこで、最近では、デジタルカメラ等によって撮影された画像データをコート紙や印画紙等にプリントし、これを製本してアルバムとすることが行われている。画像は任意に大きさを調節して自由にレイアウト可能であり、また、デジタル処理を加えることによって、デザイン性の高いオリジナルのアルバムや写真集等を作製することができ、近年のデジタルカメラの急速な普及と相俟ってその需要が高まっている。
従来、このようなアルバムの作製技術として、特許文献1には、画像データをプリントした写真を2枚ずつ並列させて一緒にラミネートしたものを横方向に並列させて継ぎテープで一連に接続すると共に、その両端の写真にそれぞれ見返しを繋ぎ、隣接する奇数枚目と偶数枚目の写真の裏面同士を貼り合せ、その背部を製本用テープで綴じることが開示されている。
特許文献2には、一方の面に画像が形成されたそれぞれ枚葉状の2枚の写真プリントの裏面同士を貼り合せて両面プリントを作成し、該両面プリントの側縁部を揃えた状態で集積させ、集積された両面プリントの束の3辺を揃え、該束の背に帯つけして綴じることが開示されている。
また、製本技術として、特許文献3には、連続用紙の所定の単位長さ毎に区画された表裏の各単位領域に、単位領域毎にジグザグ折りしたときに各頁が同一の方向を向くように且つ頁順に配列されるように画像を印刷し、連続用紙を一冊分毎に分離し、連続用紙を単位領域毎にジグザグ折りして1冊分の折り重ね体とした後、折り重ね体の1辺を綴じることにより、丁合を不要とすることが開示されている。
更に、特許文献4には、ジグザグ状に折り畳み自在とされた連続長尺用紙の少なくとも一面側に印刷することにより、印刷後の丁合工程や製本工程を不要とすることが開示されている。
特開平10−58858号公報 特開2004−323164号公報 特開平7−101181号公報 特開平5−169880号公報
特許文献1、2に開示の技術では、枚葉状のプリントに所望のものを使用することにより、所望サイズのアルバムの製本が可能であるが、枚葉状のプリントを複数枚作成した後に、それらを揃えて綴じる必要がある。従って、丁合工程が必須となり、製本装置としては大規模なものとならざるを得ない。
一方、特許文献3、4に開示の技術によれば、ジグザグ折りされた用紙を用いることにより丁合が不要となる利点があるが、アルバムのデザイン性の高いアルバムの製本に適用すると、著しく美観が損なわれるという問題がある。
すなわち、特許文献3では、表裏両面に画像が印字された連続用紙をジグザグ折りした折り重ね体の1辺を綴じているため、この製本方法を表面のみに画像が印刷された連続用紙に適用すると、画像が印刷されていない裏面が、製本後の頁をめくるときに見えてしまい、製本の美観が著しく損なわれる。特に、高品質の画像を形成するためにある程度厚みのあるコート紙や印画紙を用いた場合には、見開き頁が水平になるまで開ききることができず、見開き頁で連続する画像の見栄えを著しく損なう問題がある。
また、特許文献4では、ジグザグ状に折り畳み自在とされた連続長尺用紙に画像を印刷しているために、ミシン目等の折曲げ線上に画像を印刷した場合に、折曲げ線による画像の欠損は不可避であり、見開き頁で連続する画像の見栄えを著しく損なう問題がある。
そこで、本発明の課題は、丁合を極めて容易なものとしても落丁や乱丁の生じるおそれがなく、且つ、見開き頁の中央を跨るように印刷された画像でも見栄えのよいアルバム製本方法及びアルバム製本装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
表面に画像が形成された長尺紙に対して、前記表面が外側になるように折る第1の折り部と、前記表面が内側になるように折る第2の折り部とを、前記長尺紙の長手方向に交互に形成し、隣接する2つの前記第1の折り部の間で1見開き頁を形成するジグザグ折り工程と、
隣接する2つの前記第2の折り部の間で互いに対向する前記長尺紙の裏面同士を貼合する貼合工程とを有することを特徴とするアルバム製本方法。
(請求項2)
前記ジグザグ折り工程は、
前記長尺紙に、前記第1の折り部に対応する第1の折り筋を付与する第1の折り筋形成工程と、
前記長尺紙に、前記第2の折り部に対応する第2の折り筋を付与する第2の折り筋形成工程と、
前記第1の折り筋形成工程によって形成された前記第1の折り筋に沿って折ることにより、前記第1の折り部を形成する第1の折り処理工程と、
前記第2の折り筋形成工程によって形成された前記第2の折り筋に沿って折ることにより、前記第2の折り部を形成する第2の折り処理工程とを有することを特徴とする請求項1記載のアルバム製本方法。
(請求項3)
前記第1の折り筋形成工程は、前記長尺紙にミシン目状の切り目を形成することによって前記第1の折り筋を形成し、
前記第2の折り筋形成工程は、前記長尺紙の裏面に、該長尺紙を貫通しない切り溝を形成することによって前記第2の折り筋を形成することを特徴とする請求項2記載のアルバム製本方法。
(請求項4)
ジグザグ折りされた前記長尺紙の裏面における前記第2の折り部を挟んで所定幅の非接着部を形成しながら、前記長尺紙の裏面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のアルバム製本方法。
(請求項5)
表面に画像が形成された長尺紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記長尺紙に対して、前記表面が外側になるように折る第1の折り部と、前記表面が内側になるように折る第2の折り部とを、前記長尺紙の長手方向に交互に形成し、隣接する2つの前記第1の折り部の間で1見開き頁を形成するジグザグ折り手段と、
隣接する2つの前記第2の折り部の間で互いに対向する前記長尺紙の裏面同士を貼合する貼合手段とを有することを特徴とするアルバム製本装置。
(請求項6)
前記ジグザグ折り手段は、
前記長尺紙に、前記第1の折り部に対応する第1の折り筋を付与する第1の折り筋形成部と、
前記長尺紙に、前記第2の折り部に対応する第2の折り筋を付与する第2の折り筋形成部と、
前記第1の折り筋形成部によって形成された前記第1の折り筋に沿って折ることにより、前記第1の折り部を形成する第1の折り処理部と、
前記第2の折り筋形成部によって形成された前記第2の折り筋に沿って折ることにより、前記第2の折り部を形成する第2の折り処理部とを有することを特徴とする請求項5記載のアルバム製本装置。
(請求項7)
前記第1の折り筋形成部は、前記長尺紙にミシン目状の切り目を形成することによって前記第1の折り筋を形成し、
前記第2の折り筋形成部は、前記長尺紙の裏面に、該長尺紙を貫通しない切り溝を形成することによって前記第2の折り筋を形成することを特徴とする請求項6記載のアルバム製本装置。
(請求項8)
前記第1の折り筋形成部、前記第2の折り筋形成部、前記第1の折り処理部及び前記第2の折り処理部は、前記長尺紙が搬送される搬送上流側から順に、前記長尺紙の長手方向に沿って等間隔で配置され、前記第1の折り筋形成部による第1の折り筋形成、前記第2の折り筋形成部による第2の折り筋形成、前記第1の折り処理部による第1の折り部形成及び前記第2の折り処理部による第2の折り部形成を同期して実行させる制御手段を有することを特徴とする請求項6又は7記載のアルバム製本装置。
(請求項9)
前記第1の折り筋形成部、前記第2の折り筋形成部、前記第1の折り処理部及び前記第2の折り処理部は、互いの離間距離が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項8記載のアルバム製本装置。
(請求項10)
前記長尺紙の裏面における前記第2の折り部を挟んで所定幅の非接着部を形成しながら前記長尺紙の裏面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段を有することを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載のアルバム製本装置。
(請求項11)
前記長尺紙に予め付与された頁区切りマークを検知する検知手段と、
前記検知手段が前記頁区切りマークを検知したときに、前記長尺紙が前記ジグザグ折り手段に対して所定の位置関係となるように前記搬送手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載のアルバム製本装置。
本発明によれば、表面に画像が形成された長尺紙に対してジグザグ折りを施し、隣接する2つの第2の折り部の間で互いに対向する長尺紙の裏面同士を貼合するので、表面が内側になるように折る第2の折り部においても画像の欠損が発生せず、製本後も見開き頁を水平に開いて第2の折り部に形成された画像を鑑賞することが可能となる。すなわち、丁合を極めて容易なものとしても落丁や乱丁の生じるおそれがなく、且つ、見開き頁の中央を跨るように印刷された画像でも見栄えのよいアルバム製本が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
はじめに、本発明に係る長尺紙及び長尺紙に形成された画像について、図1を用いて説明する。
図1(a)は長尺紙1を表面側から見た図であり、図1(b)は図1(a)の長尺紙1を裏面側から見た図であり、矢印X、矢印Yでそれぞれその方向を示している。
この長尺紙1には表面のみに画像がプリントされている。画像は斜線で示す画像形成領域11内に、1又は複数の画像が大きさ、縦、横が自由に配列されて形成されており、その画像形成領域11が所定間隔で長尺紙1の長手方向(矢示X方向)に複数連続している。各画像形成領域11の大きさは同一であり、1つの画像形成領域11が、最終的に作製されるアルバムの1見開き頁に相当する。
なお、図中、12は1見開き頁分毎に形成される頁区切りマーク、13はアルバム1冊分毎に形成されるカットマークである。これらは後述する製本装置に設けられた検出センサによって自動的に検出可能であればその形態は特に問わないが、例えば穿孔によって形成することができる。
長尺紙1には、一般に画像形成に使用されるコート紙や印画紙等を用いることができる。長尺紙1の表面には、幅方向の折り目が何も形成されていない状態で、画像形成工程において、例えばインクジェットプリンタや画像露光装置等の不図示の画像形成装置を用いて、画像データに基づく画像が形成される。
最終的に作製されるアルバムの高さは、長尺紙1の幅Hによって決定され、アルバムの1見開き頁は、この画像形成工程において長尺紙1の表面に形成される1又は複数の画像からなる一まとまりの画像の単位によって決定される。この一まとまりの画像の単位が、長尺紙1における上記画像形成領域11を画定するものであり、1つの長尺紙1で1見開き頁のサイズが様々に異なるアルバムの作製に対応可能となる。
また、図中、1Aは各見開き頁を区切る区画線であり、後に長尺紙1をジグザグ折りした際に、表面が外側となるように山折りされる山折り部(本発明における第1の折り部)となる。1Bは各見開き頁の中央を区切る区画線であり、後に長尺紙1をジグザグ状に折り畳んだ際に、表面が内側となるように谷折りされる谷折り部(本発明における第2の折り部)となる。
次に、本発明に係るアルバム製本装置について、図2〜図9を用いて説明する。
図2は、かかる長尺紙1を用いてアルバムを製本するために好適な本発明に係るアルバム製本装置の一例を示す模式図、図3はアルバム製本装置の概略構成を示すブロック図である。
長尺紙1は画像形成面である表面が内側となるように巻回されてロール状とされ、製本装置100の所定位置に装着されている。
長尺紙1はロールからローラ101、102及び103を経由して所定のテンションが掛けられた状態で引き出され、不図示の駆動モータによって間欠的に回転する搬送ローラ対104間に挟持されて、図示X方向に所定距離ずつ間欠的に搬送されるようになっている。この搬送手段として機能する搬送ローラ対104によって間欠的に搬送される長尺紙1の1回ずつの搬送距離は、最終的に作製されるアルバムの1見開き頁に相当する距離であり、図1中の隣接する山折り部1A、1A間の距離となる。
なお、ローラ103と搬送ローラ対104との間において、長尺紙1の表面は矢示Z方向を向いている。また、図1に示す長尺紙1のY方向は、図2の紙面に対する垂直方向である。
長尺紙1はローラ103から搬送ローラ対104に向けて直線的に搬送されるようになっており、そこには図2中の左から順に、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107、第2の折り処理部108、接着剤塗布部109、離型紙供給部110、切断部111、貼合部112が配置されている。そしてこれらの各部は、図3に示すように、ROMに格納された制御プログラムがCPUで実行されることで機能する、不図示のCPU、ROM、RAM等で構成される制御手段200により制御されている。
第1の折り筋形成部105は、長尺紙1の裏面側(Z方向の反対の−Z側)から、該長尺紙1の山折り部1Aに対応する位置に、長尺紙1を貫通するミシン目状の切り目を該長尺紙1の幅方向に亘って形成することによって折り筋(第1の折り筋)を形成する。図2中、105aはミシン目状の切り目を形成するための切り刃、105bは受け部であり、それぞれ不図示の昇降機構によって上下動し、搬送ローラ対104による長尺紙1の間欠的な搬送動作において搬送が停止したときに同期して、切り刃105aが下動、受け部105bが上動することにより、長尺紙1にミシン目状の切り目を形成する。
第2の折り筋形成部106は、長尺紙1の裏面側から、該長尺紙1の谷折り部1Bに対応する位置に、長尺紙1を貫通せずに、該長尺紙1の裏面側を薄く切り込む程度の切り溝を該長尺紙1の幅方向に亘って形成することによって折り筋(第2の折り筋)を形成する。図2中、106aは切り溝を形成するための切り刃、106bは受け部であり、それぞれ不図示の昇降機構によって上下動し、搬送ローラ対104による長尺紙1の間欠的な搬送動作において搬送が停止したときに同期して、切り刃106aが下動、受け部106bが上動することにより、長尺紙1に薄い切り溝を形成する。
図4は、第2の折り筋形成部106によって長尺紙1に切り溝14を形成する様子を示している。切り溝14は長尺紙1を貫通せず、その深さdは長尺紙1のコシにもよるが、長尺紙1の厚みEのおよそ30〜50%程度とされる。
ここで、切り溝14の作用について説明する。アルバム製本において、谷折りされた見開き頁の全面に画像を印刷すれば、見開き頁で連続する大きな画像を掲載することが可能となることは知られている。しかし、一般に用紙は、高品質の画像を形成するためにある程度厚みのあるコート紙や印画紙を用いるため、見開き頁の中央に位置する谷折りされた折り目部分がきれいに折られていないと、折り目が一直線状とならずに不自然な皺や折り癖がつき易い問題がある。折り目に皺や不自然な折り癖がつくと、見開き頁の中央を跨るように印刷された画像が折り目部分で乱れ、画像の見栄えを著しく損なう問題がある。
具体的には、紙を折り畳むと、紙の厚みによって折り畳み方向の内側と外側とでそれぞれの周長が相違する。折り畳みの支点が内側にあると、外側に大きな引張り力が作用することによってひび割れが発生したりするおそれがあり、支点が外側にあると、内側に皺が発生し易くなる。特に、補強用厚紙を使用することなく、用紙の裏面同士を貼合する製本においては、ひび割れの発生は製本時の落丁や使用による頁の剥離を招くおそれがあり、皺の発生は画像を大きく乱してしまう。
しかし、本実施形態によれば、アルバムの見開き頁の中央に相当する谷折り部1Bの裏面に、かかる切り溝14を形成することにより、折り畳み時に外側が切り溝14によって若干開いた状態となり、折り畳みの支点を表面側に近く位置させることができるので、ひび割れや皺が発生するおそれはない。このため、見開き頁の中央に画像が跨っていても、画像品質を損なうことはなく、また、落丁や頁の剥離を招くおそれもない。また、見開き頁の開閉も円滑となる。
図2に戻り、第1の折り処理部107は、第1の折り筋形成部105によって形成されたミシン目状の切り目に沿って長尺紙1を山折りすることにより折り癖を付け、山折り部1Aを形成する。
図5は第1の折り処理部107によって長尺紙1に山折り部1Aを形成した状態を示している。図中、107aは長尺紙1の裏面側から該長尺紙1の表面側に向けて折り癖を付与するための凸状の癖付け刃、107bは表面に癖付け刃107aに対応する凹部107cを有する受け部であり、それぞれ不図示の昇降機構によって上下動し、搬送ローラ対104による長尺紙1の間欠的な搬送動作において搬送が停止したときに同期して、癖付け刃107aが下動、受け部107bが上動することにより、長尺紙1のミシン目状の切り目15に沿って、長尺紙1の幅方向に亘る山折り部1Aを形成する。
図2に戻り、第2の折り処理部108は、第2の折り筋形成部106によって形成された切り溝14に沿って長尺紙1を谷折りすることにより折り癖を付け、谷折り部1Bを形成する。
図6は第2の折り処理部108によって長尺紙1に谷折り部1Bを形成した状態を示している。図中、108aは長尺紙1の表面側から該長尺紙1の裏面側に向けて折り癖を付与するための凸状の癖付け刃、108bは表面に癖付け刃108aに対応する凹部108cを有する受け部であり、それぞれ不図示の昇降機構によって上下動し、搬送ローラ対104による長尺紙1の間欠的な搬送動作において搬送が停止したときに同期して、癖付け刃108aが上動、受け部108bが下動することにより、長尺紙1の切り溝14に沿って、長尺紙1の幅方向に亘る谷折り部1Bを形成する。
図2に戻り、本実施形態では、これら第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108によって長尺紙1をジグザグ折りしている。すなわち、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108は、協働してジグザグ折り手段として機能するものである。
接着剤塗布手段として機能する接着剤塗布部109は、長尺紙1の裏面の所定領域に対して接着剤を塗布する。ここで用いられる接着剤としては、長尺紙1の裏面同士を貼合して強固に接着させることができるものであれば特に問わず、エマルジョンタイプの接着剤等を用いることができる。接着剤は貯留部109aからコーター109bに供給され、該コーター109bの先端から長尺紙1の裏面側に塗布される。109cは長尺紙1の表面側を支持する一対の支持ローラである。
コーター109bは、不図示の昇降機構によって上下動し、搬送ローラ対104による長尺紙1の間欠的な搬送動作に同期して上下動する。接着剤はコーター109bが下動した際に長尺紙1の裏面に塗布されるが、図7に示すように、谷折り部1Bを挟む所定幅Wには接着剤109dを塗布しないことにより、非接着部109eを形成するようにしている。この幅Wは3mm〜6mmが適当である。
ここで非接着部109eの作用について説明する。従来のアルバム製本においては、例えば特開2003−300389号公報図3に示すように、見開き頁をフルフラットの状態に開くことができるように、2頁分の大きさで中央でV字折りされた複数枚のプリント紙を、各背面間に1頁分の大きさの補強用厚紙を接着して製本していた。しかし、このような形態の製本には手作業による多大な工数を必要とし、しかも製本されたアルバムは非常に重厚なものとなっていた。
一方、本実施形態は、補強用厚紙を使用することなく、用紙の裏面同士を貼合することで、作製工数を大幅に削減し、かつ保管場所を節約でき、持ち運びにも好適な薄型のアルバムを提供するものである。ところが、補強用厚紙を使用することなく、用紙の裏面同士を貼合する製本においては、用紙は、高品質の画像を形成するためにある程度厚みのあるコート紙や印画紙を用いるため、見開き頁の中央に位置する谷折りされた折り目部分が一直線状とならずに不自然な皺や折り癖がつき易い問題があった。そして不自然な皺や折り癖は、画像を大きく乱してしまい、見開き頁をフルフラットの状態に開くことを繰り返していくうちに、貼合された頁の剥離を招くおそれがあった。
そこで本実施形態によれば、切り溝14が形成された谷折り部1Bを挟む所定幅Wの非接着部109eには接着剤109dを塗布しないで、長尺紙1の裏面同士を貼合して接着することにより、不自然な皺や折り癖の原因となる応力を切り溝14及び非接着部109eで吸収し、見開き頁の中央に位置する谷折りされた折り目部分を一直線状に維持し、見開き頁をフルフラットの状態に開くことを繰り返しても、不自然な皺や折り癖、頁の剥離が発生しないものである。
図2に戻り、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108の互いの離間距離L1、L2、L3は全て、図1に示す山折り部1Aと谷折り部1Bの離間距離L、すなわち、最終的に作製されるアルバムの1頁分(1見開き頁の半分)の横方向の長さ(但し、後に裁断される部分を含む。)に相当する距離の間隔を保っている。
接着剤塗布部109と離型紙供給部110との間には、図8に示すように、長尺紙1に設けられた頁区切りマーク12を検出する頁区切りマーク検出センサ113が配置されている。この頁区切りマーク検出センサ113は、図3に示す制御手段200に信号を送信する。制御手段200は、頁区切りマーク検出センサ113が頁区切りマーク12を検出するタイミングに同期するように搬送ローラ対104の駆動を制御して、長尺紙1が搬送移動及び停止を繰り返すようにする。そして、長尺紙1が搬送ローラ対104による間欠的な搬送によって停止した際、これら第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108はそれぞれ山折り部1A又は谷折り部1Bに対応する位置となる。制御手段200は、これらが全て同期して動作するように制御することによって、長尺紙1に対して同時にミシン目状の切り目15の形成、切り溝14の形成、山折り部1Aの形成及び谷折り部1Bの形成の各処理を実行することができる。
また、頁区切りマーク検出センサ113と例えば第2の折り処理部108との離間距離L4は、L1、L2又はL3と同一距離又はその整数倍の距離とするように頁区切りマーク検出センサ113を配置すると、頁区切りマーク12の検出時点で長尺紙1の搬送を停止させ、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108を一度に動作させることができ、頁区切りマーク検出センサ113による検出から長尺紙1の搬送停止までの距離(モータのパルス数等)をカウントする必要がない。
これら第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108は、図2中に示されるX方向又はその反対の−X方向に位置調整可能に設けられており、互いの離間距離L1、L2、L3が、長尺紙1の長さ方向に沿うアルバムの1頁分の横方向の長さに応じて調整可能とされている。これにより、1台の製本装置100によって、1頁分の横方向の長さが様々に異なるアルバムにも対応可能である。
離型紙供給部110は、接着剤塗布部109によって接着剤が塗布された長尺紙1の裏面に対して離型紙110aを供給することにより、後工程である貼合部112において、長尺紙1の裏面同士が接着されないようにするものである。これは、長尺紙1の表面に形成された画像に傷や乱れ等の不具合がある場合に、後工程において、その頁部分のみを差し替えるリメイク処理を行うためである。
画像の不具合は、製本装置100に長尺紙1がセットされる前の画像検査工程において予め目視等によって検査され、図9に示すように、画像の不具合部位を含む見開き頁(画像形成領域11)に対して目印110bを付与しておく。この目印110bは、例えば長尺紙1の搬送途中に設けられた目印検出センサ110cによって検出される。ここで離型紙供給部110は、目印検出センサ110cに対して一定距離をおいて配置されている。そこで、目印検出センサ110cから出力された信号を受けた制御手段200(図3参照)は、目印検出センサ110cによる目印110bの検出の後、長尺紙1がこの一定距離搬送されたタイミングで、接着剤が塗布された長尺紙1の裏面に対して離型紙110aを供給し、接着剤109dの塗布面に添着させるように離型紙供給部110を制御する。
このような目印110bとしては、目印検出センサ110cによって検出可能で、長尺紙1の表面に容易に付与可能であれば特に問わず、例えば所定の光反射特性等を有する粘着テープや画像の不具合の情報を示すバーコードが形成されたバーコードラベル等が挙げられる。
切断部111は、搬送ローラ対104よりも長尺紙1の搬送下流側に配置されており、以上のように各処理が施された長尺紙1を、アルバム1冊分の長さ毎に山折り部1Aに沿って切断する。この切断部111による切断動作は、間欠的に搬送される長尺紙1が搬送停止したタイミングで行われることが望ましい。そこで、図8に示すように、長尺紙1に設けられたカットマーク13を検出するカットマーク検出センサ114を配置しておき、カットマーク検出センサ114がカットマーク13を検出したタイミングで切断部111による切断動作を行うことが好ましい。
この場合も、切断部111を例えば第2の折り処理部108との離間距離L5がL1、L2又はL3の整数倍の距離となるように配置しておき、カットマーク13の検出時点で切断動作が行われるように制御手段200(図3参照)が制御すると、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108の各動作と同時に動作させることができる。従って、図8に示すように、カットマーク検出センサ114は頁区切りマーク検出センサ113と長尺紙1の搬送方向に沿う同一位置に配置することが好ましい。
図10は、切断部111によってアルバム1冊分の長さに切断された長尺紙1’を示している。図10(a)は長尺紙1’を表面側から見た斜視図、図9(b)は裏面側から見た斜視図である。ここではアルバムが見開き4頁分で1冊となるものを示している。
長尺紙1’は、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108によって山折り部1Aと谷折り部1Bを交互に形成しているので、隣接する2つの山折り部1Aの間で1見開き頁を形成するようにジグザグ状に折られた状態となる。表面の画像形成領域11内には、1又は複数の所望の大きさの画像が自由にレイアウトされている。また、裏面には、隣接する2つの谷折り部1Bの間に接着剤109dが塗布され、谷折り部1Bを挟む所定幅で非接着部109eが形成されている。
なお、アルバム1冊分となる長尺紙1’の両端に位置する谷折り部1Bよりも外側の裏面には、接着剤を塗布しておかないことが好ましい。これは、ジグザグ状に折り畳まれた状態でのハンドリングを容易にするためである。従って、両端に位置する谷折り部1Bの内側に隣接する非接着部109fの幅は非接着部109eの幅W(図7参照)に対してW/2となるように形成される。
図2に戻り、貼合手段として機能する貼合部112は、切断部111で切断された長尺紙1’の接着剤109dが塗布された裏面同士を接着する。この貼合部112は、それぞれ上下方向に所定間隔をおいて配置された一対のローラ112a間に回転ベルト112bが架け渡された2基のベルト装置112cが、互いに接するように配置されて構成されている。
2基のベルト装置112cは、回転方向が互いに反対方向となるように正逆回転可能に構成されており、貼合時に長尺紙1’の表面側から山折り部1Aの部位を引き込んで該長尺紙1’の裏面同士を圧着し、所定量引き込んだら逆回転させることにより圧着済みの長尺紙1’を排出する。かかる動作を長尺紙1’の各山折り部1A毎に繰り返すことにより、1冊分の長尺紙1’をジグザグ状に折り畳む。
次に、かかる製本装置100による製本動作について、図11〜図15を用いて説明する。図11及び図12は、制御手段200によって制御される、製本装置100を構成する各部の動作タイミングチャートであり、図11は長尺紙1に形成された画像に不具合がない場合、図12は長尺紙1に形成された画像に不具合がある場合を示す。
表面に1見開き頁単位で画像が形成された長尺紙1は、先端が搬送ローラ対104の位置まで繰り出され、該搬送ローラ対104に挟持されて搬送が開始される。この搬送の過程で頁区切りマーク検出センサ113が頁区切りマーク12を検出すると、山折り部1Aとなる位置及び谷折り部1Bとなる位置が、それぞれ第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106に対応する位置となるため、搬送ローラ対104は駆動を停止し(時刻t1)、次いで、これら第1の折り筋形成部105及び第2の折り筋形成部106が動作することによりミシン目状の切り目及び切り溝14を形成する(時刻t2)。
第1の折り筋形成部105及び第2の折り筋形成部106の動作終了に同期して搬送ローラ対104は駆動を開始し(時刻t3)、頁区切りマーク検出センサ113が次の頁区切りマーク12を検出するまで長尺紙1を搬送する。
頁区切りマーク検出センサ113が次の頁区切りマーク12を検出すると、搬送ローラ対104は同様に長尺紙1の搬送を停止させる(時刻t4)。このとき、上記ミシン目状の切り目及び切り溝14の位置は、引き続いて配置される第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108に対応する位置となるため、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108が同期して動作することにより山折り部1A及び谷折り部1Bを形成する。更に、これと同期して第1の折り筋形成部105及び第2の折り筋形成部106が動作することにより、次のミシン目状の切り目15及び切り溝14を形成する(時刻t5)。
長尺紙1が搬送される時刻t3から時刻t4までの間、接着剤塗布部109は、コーター109bの先端から長尺紙1の裏面の所定領域に対して接着剤を塗布する。
同様の動作を間欠的に繰り返すことにより、長尺紙1に対して連続して折り筋形成及び折り処理が行われる。その後、カットマーク検出センサ114がカットマーク13を検出すると(時刻t6)、そのカットマーク13が切断部111に到達するタイミングで、長尺紙1を切断し、アルバム1冊分の長尺紙1’とする(時刻t7)。
切断された長尺紙1’は、貼合部112において接着剤109dが塗布された裏面同士が接着され、ジグザグ状に折り畳まれた状態の折り畳み体1’’とされる。
なお、画像に不具合があることにより目印110bが付与されている場合、図12に示したように、その目印110bが目印検出センサ110cによって検出され(時刻t11)、接着剤塗布部109は目印110bが付与された画像の裏面には接着剤を塗布しない(時刻t12)。さらに、目印110bが付与された画像が離型紙供給部110に搬送されたタイミングで、その画像の裏面に離型紙供給部110において離型紙110aが供給され、裏面に添着される(時刻t13)。離型紙110aが添着されている長尺紙1’は、貼合部112において通常通り長尺紙1’の引き込みを行っても、離型紙110aが介在していることにより接着しない状態で排出される。この長尺紙1’はリメイク処理に転送される。
このようにして製本装置100によって作製された折り畳み体1’’には、図13に示すように、表紙2が貼着される。表紙2は長尺紙1と同じコート紙や印画紙等からなり、1見開き頁分にほぼ相当する大きさであり、アルバムとした際の外面となる表面には予め所望の画像が形成されている。表紙2の裏面には接着剤塗布部109で塗布されるものと同様の接着剤が塗布されており、折り畳み体1’’の両端頁1C、1Cと接着することにより、折り畳み体1’’に表紙付けする。
図14は、折り畳み体1’’に表紙2を貼着した状態の背部断面を示している。図7に示したように、製本装置100では長尺紙1の裏面に所定幅Wの非接着部109eを切り溝14が形成された谷折り部1Bを挟んで形成してあるため、折り畳み体1’’の背部には、およそW/2の幅で接着剤109dが設けられない部位が形成される。このため、作製されたアルバムの見開き頁の開閉動作が接着剤109dによって阻害されることがなく、見開き頁を円滑に開閉させることが可能となる。また、不自然な皺や折り癖の原因となる応力を切り溝14及び非接着部109eで吸収し、見開き頁の中央に位置する谷折りされた折り目部分を一直線状に維持し、見開き頁をフルフラットの状態に開くことを繰り返しても、不自然な皺や折り癖、頁の剥離が発生しないものである。この場合、表紙2の中央部にも、折り畳み体1’’を包み込む所定幅Dに亘って接着剤が塗布されない非接着部を形成しておくことが好ましい。
このようにして折り畳み体1’’に表紙2を貼着した後、図15に示すように、表紙2と折り畳み体1’’とに亘って、山折り部1A側の端辺C1と、上下の各端辺C2、C3の3方をそれぞれ裁断する。山折り部1A側の端辺C1が裁断されることにより、山折り部1Aによって繋がれた状態にあった折り畳み体1’’の各頁は切り離され、各見開き頁が開閉可能なアルバムが作製される。
なお、上下の各端辺C2、C3の裁断は本発明において必須のものではない。本発明では所定幅の長尺紙1を用いてアルバムが作製されるため、アルバムの各頁の上下の丁合を揃える必要はないが、表紙2との丁合や製本過程で傷付いた長尺紙1の両側縁の傷み部位等を除去するために必要に応じて行えばよい。
以上のように、本実施形態によれば、所定幅の長尺紙1を用い、その幅がアルバムの高さに相当するように製本するため、落丁や乱丁の生じるおそれはなく、長尺紙の裏面同士を貼合するアルバムを精度高く作製できる。しかも、画像の大きさ等に応じて1見開き頁の大きさを長尺紙1の長手方向に自由に設定することができるため、種々のサイズのデザイン性の高い製本が可能となる。
また、長尺紙1の長手方向の両側縁を折り畳み時や貼合時の位置基準とすることができるので、高精度の丁合が容易にできる。従って、製本後の裁断も僅かな量で済み、切り屑の発生も大幅に抑制できる。
更に、本実施形態によれば、予め画像が形成された長尺紙1を用いて、見開き頁の中央に相当する谷折り部1Bに長尺紙1を貫通しない薄い切り溝14を長尺紙1の裏面に形成しているので、見開き頁の中央を跨るように印刷された画像でも乱れるおそれはなく、見開き頁も円滑に開閉できる。一方、見開き頁の端辺に相当する山折り部1Aには、長尺紙1を貫通するミシン目状の切り目15を形成するので、第1の折り筋形成部105及び第2の折り筋形成部106は、長尺紙1に対して、同じ方向(図2のZ方向の反対の−Z方向)から加工することができ、製本装置100の構成を簡素かつ小型にできる。
また本実施形態によれば、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107及び第2の折り処理部108は、長尺紙1の長手方向に沿って等間隔Lで配置され、長尺紙1に対する処理を同期して実行しているので、搬送ローラ対104による搬送移動が、長尺紙1に対する処理を実行するために停止する時間を最小限に止めることができ、生産性を向上することができる。
また本実施形態によれば、頁区切りマーク検出センサ113が頁区切りマーク12を検知したときに、長尺紙1が、第1の折り筋形成部105、第2の折り筋形成部106、第1の折り処理部107、第2の折り処理部108及び切断部111と所定の位置関係となるように、搬送ローラ対104による搬送移動を制御するので、高精度の丁合を容易に実現できる。
(a)は長尺紙の部分を表面側から見た図、(b)は(a)の長尺紙を裏面側から見た図 本発明に係るアルバム製本装置の一例を示す模式図 アルバム製本装置の概略構成を示すブロック図 第2の折り筋形成部によって長尺紙に切り溝を形成する様子を示す図 第1の折り処理部によって長尺紙に第1の折り部を形成する様子を示す図 第2の折り処理部によって長尺紙に第2の折り部を形成する様子を示す図 接着剤の塗布態様を示す図 検出センサの配置構成を示す図 目印を検出する検出センサの配置態様を示す図 (a)は切断部によってアルバム1冊分の長さに切断された長尺紙を表面側から見た斜視図、(b)は裏面側から見た斜視図 長尺紙に形成された画像に不具合がない場合を示す製本装置の各部の動作タイミングチャート 長尺紙に形成された画像に不具合がある場合を示す製本装置の各部の動作タイミングチャート 折り畳み体に表紙を貼着する様子を示す図 アルバムの背部を示す図 アルバムの裁断部位を示す図
符号の説明
1、1’:長尺紙
1’’:折り畳み体
1A:山折り部
1B:谷折り部
1C:両端頁
11:画像形成領域
12:頁区切りマーク
13:カットマーク
14:切り溝
15:切り目
2:表紙
100:製本装置
101、102、103:ローラ
104:搬送ローラ対
105:第1の折り筋形成部
105a:切り刃
105b:受け部
106:第2の折り筋形成部
106a:切り刃
106b:受け部
107:第1の折り処理部
107a:癖付け刃
107b:受け部
107c:凹部
108:第2の折り処理部
108a:癖付け
108b:受け部
108c:凹部
109:接着剤塗布部
109a:貯留部
109b:コーター
109c:支持ローラ
109d:接着剤
109e:非接着部
109f:非接着部
110:離型紙供給部
110a:離型紙
110b:目印
110c:目印検出センサ
111:切断部
112:貼合部
113:頁区切りマーク検出センサ
114:カットマーク検出センサ
200:制御手段

Claims (11)

  1. 表面に画像が形成された長尺紙に対して、前記表面が外側になるように折る第1の折り部と、前記表面が内側になるように折る第2の折り部とを、前記長尺紙の長手方向に交互に形成し、隣接する2つの前記第1の折り部の間で1見開き頁を形成するジグザグ折り工程と、
    隣接する2つの前記第2の折り部の間で互いに対向する前記長尺紙の裏面同士を貼合する貼合工程とを有することを特徴とするアルバム製本方法。
  2. 前記ジグザグ折り工程は、
    前記長尺紙に、前記第1の折り部に対応する第1の折り筋を付与する第1の折り筋形成工程と、
    前記長尺紙に、前記第2の折り部に対応する第2の折り筋を付与する第2の折り筋形成工程と、
    前記第1の折り筋形成工程によって形成された前記第1の折り筋に沿って折ることにより、前記第1の折り部を形成する第1の折り処理工程と、
    前記第2の折り筋形成工程によって形成された前記第2の折り筋に沿って折ることにより、前記第2の折り部を形成する第2の折り処理工程とを有することを特徴とする請求項1記載のアルバム製本方法。
  3. 前記第1の折り筋形成工程は、前記長尺紙にミシン目状の切り目を形成することによって前記第1の折り筋を形成し、
    前記第2の折り筋形成工程は、前記長尺紙の裏面に、該長尺紙を貫通しない切り溝を形成することによって前記第2の折り筋を形成することを特徴とする請求項2記載のアルバム製本方法。
  4. ジグザグ折りされた前記長尺紙の裏面における前記第2の折り部を挟んで所定幅の非接着部を形成しながら、前記長尺紙の裏面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のアルバム製本方法。
  5. 表面に画像が形成された長尺紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記長尺紙に対して、前記表面が外側になるように折る第1の折り部と、前記表面が内側になるように折る第2の折り部とを、前記長尺紙の長手方向に交互に形成し、隣接する2つの前記第1の折り部の間で1見開き頁を形成するジグザグ折り手段と、
    隣接する2つの前記第2の折り部の間で互いに対向する前記長尺紙の裏面同士を貼合する貼合手段とを有することを特徴とするアルバム製本装置。
  6. 前記ジグザグ折り手段は、
    前記長尺紙に、前記第1の折り部に対応する第1の折り筋を付与する第1の折り筋形成部と、
    前記長尺紙に、前記第2の折り部に対応する第2の折り筋を付与する第2の折り筋形成部と、
    前記第1の折り筋形成部によって形成された前記第1の折り筋に沿って折ることにより、前記第1の折り部を形成する第1の折り処理部と、
    前記第2の折り筋形成部によって形成された前記第2の折り筋に沿って折ることにより、前記第2の折り部を形成する第2の折り処理部とを有することを特徴とする請求項5記載のアルバム製本装置。
  7. 前記第1の折り筋形成部は、前記長尺紙にミシン目状の切り目を形成することによって前記第1の折り筋を形成し、
    前記第2の折り筋形成部は、前記長尺紙の裏面に、該長尺紙を貫通しない切り溝を形成することによって前記第2の折り筋を形成することを特徴とする請求項6記載のアルバム製本装置。
  8. 前記第1の折り筋形成部、前記第2の折り筋形成部、前記第1の折り処理部及び前記第2の折り処理部は、前記長尺紙が搬送される搬送上流側から順に、前記長尺紙の長手方向に沿って等間隔で配置され、前記第1の折り筋形成部による第1の折り筋形成、前記第2の折り筋形成部による第2の折り筋形成、前記第1の折り処理部による第1の折り部形成及び前記第2の折り処理部による第2の折り部形成を同期して実行させる制御手段を有することを特徴とする請求項6又は7記載のアルバム製本装置。
  9. 前記第1の折り筋形成部、前記第2の折り筋形成部、前記第1の折り処理部及び前記第2の折り処理部は、互いの離間距離が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項8記載のアルバム製本装置。
  10. 前記長尺紙の裏面における前記第2の折り部を挟んで所定幅の非接着部を形成しながら前記長尺紙の裏面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段を有することを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載のアルバム製本装置。
  11. 前記長尺紙に予め付与された頁区切りマークを検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記頁区切りマークを検知したときに、前記長尺紙が前記ジグザグ折り手段に対して所定の位置関係となるように前記搬送手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載のアルバム製本装置。
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