JPH0640182A - 製本方法および装置 - Google Patents

製本方法および装置

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JPH0640182A
JPH0640182A JP5001792A JP5001792A JPH0640182A JP H0640182 A JPH0640182 A JP H0640182A JP 5001792 A JP5001792 A JP 5001792A JP 5001792 A JP5001792 A JP 5001792A JP H0640182 A JPH0640182 A JP H0640182A
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Masahiro Saka
正弘 坂
Fumio Yasushi
文夫 安司
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータの出力用紙などの片面印刷され
た連続用紙を用いて、簡単かつ能率的に仕上がりの良好
な製本が行える方法および装置を提供する。 【構成】 両端に送り孔12を有する連続用紙10の片
面に、横1列に4頁分を並べ、これを縦方向に所要頁数
分づつ繰り返して連続印刷された片面印刷連続用紙10
を用い、この片面印刷連続用紙10を、印刷面を表に
して中心線22に沿って2つ折りする工程、裏面同士
を貼り合わせる工程、片側端の送り孔12を含む耳部
分16を切り取る工程、横列毎に切り離す工程、切
り離された用紙片30を順番に積み重ねる工程、積み
重ねた用紙片30束の中央を、綴じ針40などで綴じ合
わせる工程、綴じ合わせた用紙片30束を中央で2つ
折りする工程を経て製本する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は製本方法および装置に
関し、詳しくは、コンピュータからプリンタに出力する
などして、片面印刷された連続用紙を用いて、簡単かつ
迅速に製本する方法、および、この方法に用いる製法装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な書物の製本では、印刷原
稿から製版を行い、作製された印刷版を用いて専用の印
刷機械で印刷し、印刷された印刷用紙を、やはり専用の
製本機械を用いて製本していた。また、通常の製本で
は、印刷用紙の両面に印刷が施されており、用紙の表裏
に別の頁が印刷されている。
【0003】このような従来の製本では、印刷原稿が出
来てから、製本が完了するまでには、かなりの期間が必
要である。また、一旦、製版が終わると、原稿内容の変
更や訂正は困難であり、印刷版の修正には多大の費用と
時間がかかっていた。しかも、複雑な多数の工程が必要
であり、大掛かりな設備も必要なので、ある程度の大部
数を製本しなければ、経済的に引き合わないとされてい
た。
【0004】これに対し、製本部数は少ないが、印刷原
稿が出来てから、きわめて短い期間で製本を行う必要が
ある場合があり、しかも、製本コストを出来るだけ抑え
なければならない場合がある。例えば、パック旅行の主
催者が参加者に手渡す、日程等を記載した小冊子、いわ
ゆるスケジュールブックがある。このスケジュールブッ
クは、参加者の人数や氏名が決まり、使用交通機関や宿
泊ホテルなどの詳細な日程が決定しなければ、印刷原稿
は確定しない。しかし、スケジュールブックは旅行の準
備にも必要であるから、参加者に手渡すのは旅行前の出
来るだけ早い段階でなければならない。そのため、印刷
原稿が確定してから、製本完了までの余裕期間は極めて
短い。また、ひとつのツアーの参加者は、数10人程度
が普通であるから、製本部数は少なく、旅行終了後は不
要になるから、印刷および製本に大きくの費用をかける
訳にはいかない。さらに、スケジュールブックには、各
参加者毎に、名前や予約番号などを記入したり、細部の
日程を違えたりする場合もあり、このような場合には、
1冊づつ、記入事項を変える必要があったり、1冊毎に
総頁数が違ってくる場合もある。
【0005】そのため、従来、上記のようなスケジュー
ルブックの製本を行うには、まず、原稿をコンピュータ
やワープロに入力しておき、原稿の修正や訂正はコンピ
ュータなどのデータ上で行い、原稿が確定した段階で、
通常のコンピュータ用のプリンタ装置を用いて、必要な
部数だけ出力し、このプリンタ出力用紙を、手作業で、
裁断したり、糊付けしたり、綴じ合わせたりして、製本
を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なコンピュータのプリンタ出力用紙を用いた製本は、全
て手作業で行わなくてはならないため、非常に手間がか
かるという問題があった。コンピュータのプリンタ出力
には、通常、両端に送り孔が設けられた一定幅の連続用
紙が用いられ、この連続用紙の片面にプリント出力すな
わち印字印刷が行われる。連続用紙を使用するのは、単
票用紙よりも連続用紙のほうが、送り孔を基準にして用
紙送りが行われるため、印字を正確かつ能率的に行うこ
とができるからである。また、連続用紙には、所要頁分
の印刷が一連に並べて行われるのが普通である。したが
って、製本作業としては、プリンタ出力用紙を、1頁分
毎に切り離す作業や、切り離した多数の用紙片を、頁を
揃えて重ねた後、ひとつに綴じ合わせるという面倒な作
業が必要である。また、片面印刷されたプリンタ出力用
紙を、そのまま製本すると、片面が空白頁になるので、
仕上がりの体裁が良くない。片面印刷されたプリント出
力用紙を2枚貼り合わせたり、袋綴じにすれば、両面に
印刷のある頁を作れるが、このような作業は余計に手間
がかかることになる。
【0007】そこで、この発明の課題は、コンピュータ
の出力用紙のように、片面印刷された連続用紙を用い
て、簡単かつ能率的に仕上がりの良好な製本が行える方
法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、こ
の発明にかかる製本方法は、両端に送り孔を有する連続
用紙の片面に、横1列に4頁分を並べ、これを縦方向に
所要頁数分づつ繰り返して連続印刷された片面印刷連続
用紙を用い、この片面印刷連続用紙を、 印刷面を表にして中心線に沿って2つ折りする工
程、 裏面同士を貼り合わせる工程、 片側端の送り孔を含む耳部分を切り取る工程、 横列毎に切り離す工程、 切り離された用紙片を順番に積み重ねる工程、 積み重ねた用紙片束の中央を綴じ合わせる工程、 綴じ合わせた用紙片束を中央で2つ折りする工程 を経て製本する。
【0009】両端に送り孔を有する連続用紙とは、前記
したコンピュータやワープロの出力用プリンタ装置に用
いられる用紙であり、送り孔の位置や間隔が、一定の規
格に合わせて設定されている。この連続用紙の片面に、
前記プリンタ装置で、必要な原稿を印字印刷する。な
お、予め、定型文や定型の枠取り、図形、模様等だけ
は、通常の印刷方法で連続用紙に印刷しておき、必要に
応じて変更される内容部分のみを、前記プリンタ装置で
印字印刷するようにしておいてもよい。
【0010】印刷は、連続用紙の幅方向で、横1列に4
頁分が並び、この4頁分の列が、縦方向すなわち連続用
紙の送り方向に、1冊の製本に必要な頁数分づつ、繰り
返して並ぶように連続印刷しておく。1冊毎に、印刷内
容が異なる部分がある場合には、コンピュータ等に入力
されたデータに基づいて、必要な個所で印刷内容を変更
すればよい。縦横に並んで印刷された各頁の配置は、最
終的に製本されたときに、1頁から順番に並ぶように配
置しておく。そのためには、印刷内容を、コンピュータ
等の内部で処理して、所定の頁順に配置替えした後、プ
リンタ装置で所定の位置に所定の頁を印字すればよい。
これらの印刷内容や頁配置の制御は、予め、コンピュー
タにプログラミングしておけばよい。
【0011】上記ような片面印刷連続用紙を製本するに
は、この連続用紙を、連続的に走行させながら、まず、
印刷面を表にして中心線に沿って2つ折りする。すなわ
ち、横1列に並んだ4頁のうち、中心線から左右の2頁
づつを互いに裏面で重ね合わせる。連続用紙を2つ折り
する手段は、各種製本装置あるいは包装用紙の取り扱い
装置などで採用されている紙葉の折り畳み機構や装置が
使用できる。2つ折りする位置を正確に設定するには、
予め連続用紙の中心線に、ミシン目などからなる折り線
を形成しておけばよい。
【0012】2つ折りにした連続用紙は、その裏面同士
を貼り合わせる。貼り合わせた用紙には、連続する頁が
表裏に配置される。すなわち、1頁と2頁、3頁と4頁
が表裏に配置される。貼り合わせ方法としては、接着剤
を塗布してプレス接着する方法、熱接着型の接着剤を用
いて加熱接着する方法、その他、通常の紙葉に対する貼
り合わせ方法が適用できる。貼り合わせ手段もしくは貼
り合わせ機構や装置も、通常の紙葉取り扱い装置と同様
のものが用いられる。さらに、予め、連続用紙の裏面
に、感熱接着剤などの接着剤層を形成しておけば、連続
用紙を2つ折りする際に接着剤を塗布する手間が省け
る。貼り合わせは、2つ折りした連続用紙が開かないよ
うに、少なくとも1側端を貼り合わせておけばよい。但
し、各頁の裏面全周を枠状に貼り合わせておけば、製本
後の仕上がりが良好になる。
【0013】2つ折りにした連続用紙は、その片側端に
送り孔が重ねられているので、この送り孔を含む不要な
耳部分を切り取る。切り取り手段は、スリッタ等の通常
の紙葉の取り扱い装置における切断手段が採用できる。
連続用紙に予め、切り取り位置に沿って、ミシン目など
の切り取り線を設けておけば、切り取りが容易である。
【0014】つぎに、連続用紙を横列毎に切り離す。す
なわち、各横列毎の境界線に沿って連続用紙を切断し
て、表裏とも左右に2頁分が並んだ用紙片に分離するの
である。この切り離し手段も、カッタ等の通常の紙葉の
取り扱い装置における切断手段が採用される。連続用紙
の切り離し位置には、予め、ミシン目などの切り離し線
を形成しておくことができる。
【0015】切り離された用紙片は、順番に上下に積み
重ねて揃えられる。1冊分の用紙片が積み重ねられる毎
に、積み重ねた用紙片束を、次の工程に送る。用紙片の
積み重ね手段は、通常の紙葉に対する積み重ね機構や装
置がそのまま適用される。製本する冊子に表紙を付ける
場合には、積み重ねた用紙片の最上段あるいは最下段
に、片面印刷連続用紙とは別に作製され、表および裏の
表紙が左右に並んだ表紙片などを重ねる。但し、連続用
紙に、表紙部分も印刷形成しておく場合には、別に表紙
片を用意する必要はない。
【0016】用紙片束の中央、すなわち左右の頁の境界
部分を綴じ合わせる。用紙片の綴じ合わせは、ステープ
ラーなど、通常の製本における綴じ合わせ手段が適用で
きる。綴じ合わせた部分を2つ折りにすれば、製本は完
了する。この用紙片束に対する2つ折り手段も、前記し
た連続用紙の2つ折り手段と同様の、通常の紙葉の折り
畳み機構や装置が利用できる。
【0017】上記した各製本工程は、個々の工程を独立
した装置で実行してもよいが、全ての工程を連続したラ
インに組み込んでおけば、製本工程を自動化できる。そ
のためには、最初の片面印刷された連続用紙の供給か
ら、各工程間での用紙の移送を、各種コンベアなどの移
送機構を組み合わせて行うようにしておくのが好まし
い。用紙の移送手段には、通常の紙葉の取り扱い装置と
同様の機構装置が採用できる。さらに、前記したプリン
タ装置での連続用紙への印字印刷工程を、これらの製本
工程と連続化させたり、製本された冊子の包装工程とも
連続化させることができる。
【0018】
【作用】コンピュータなどに蓄えられたデータに基づい
て、プリンタ装置で連続用紙に印字印刷を行えば、原稿
内容の変更や、印刷する各頁の配置、冊子毎の印刷内容
の細かな違いなどに、容易かつ迅速に対応することがで
きる。予め、印刷原稿がコンピュータなどに入力されて
いれば、細かな内容修正は即座にできるので、印刷原稿
が確定してから製版を行うのに比べて、はるかに短期間
で印刷が完了することになる。コンピュータやプリンタ
装置は、汎用の装置が利用できるので、専用の製版装置
や印刷装置を使用するのに比べて、はるかに低コストで
印刷が行え、印刷内容の変更が頻繁にあっても、作業時
間やコストに対する影響は少ない。
【0019】但し、通常のコンピュータなどのプリンタ
出力用紙を、そのまま頁毎に切り離し、積み重ねて綴じ
合わせただけでは、外観的に体裁が悪く、特に、片面印
刷であるから、間に空白頁が生じてしまう。そこで、片
面印刷された連続用紙を、中央で2つ折りにして裏面を
貼り合わせれば、両面印刷された頁と全く同じものが、
きわめて簡単に作製できる。すなわち、通常は片面印刷
しか出来ないコンピュータなどのプリンタで印刷して
も、頁の表裏に印刷面が存在する体裁のよい製本が行え
るのである。このとき、連続用紙のままで、2つ折りお
よび貼り合わせを行うので、バラバラに分離された個々
の頁を袋綴じにしたり貼り合わせたりするのに比べて、
はるかに能率的で、頁合わせを間違うこともなく、表裏
の位置合わせも正確に行える。
【0020】2つ折りで表裏が貼り合わされた連続用紙
に対して、片側端に重ねられた送り孔を含む耳部分を切
り取り、さらに、横列毎に切り離してしまえば、表裏に
印刷がある左右2頁分の用紙片が得られる。この用紙片
を順番に積み重ねて、積み重ねた用紙片束の中央を綴じ
合わせ2つ折りにすれば、目的の冊子が簡単に作製でき
る。連続用紙の縦方向に並んだ横列毎に、端から順番に
切り離して積み重ねるので、頁順が入れ替わったり間違
えたりすることはなく、正確に積み重ねることができ
る。
【0021】
【実施例】ついで、この発明の実施例について、図面を
参照しながら以下に説明する。図2および図3は、製本
に用いる片面印刷連続用紙の構造を表している。基本的
には、通常のコンピュータ用のプリンタ出力用紙と同じ
ものである。一定幅で連続する長尺の用紙10には、両
端に沿って、一定間隔で送り孔12が貫通形成されてお
り、この送り孔12を、プリンタ装置の送り機構に噛み
合わせることにより、連続用紙10を正確に送りなが
ら、印字印刷が行えるようになっている。連続用紙10
の幅方向には、製本する冊子の1頁分に相当する領域1
4が4頁分並んでいる。すなわち、各頁14毎に、必要
な文字や図形が、プリンタ装置で印字印刷されている。
また、連続用紙10の縦方向には、上記のような4頁分
並んだ横列が、連続して並んでいる。
【0022】図2で、各頁14の中央に表されている丸
付き数字は、頁番号の配置順を説明するために示してい
るが、実際にこのような丸付き数字を印字しておく必要
はない。図の場合、合計12頁の冊子を製本する場合を
表しており、1頁から12頁までの各頁14が配置され
ている。各頁14の配置は、最終的に製本されたとき
に、各頁14が自動的に頁順に並ぶように配置されてい
る。具体的には、最上段の中央左が1頁で、その右に2
頁が配置され、1頁の下に3頁、2頁の下に4頁という
ふうに、中央に2列に、交互に頁が増えるように配置さ
れた後、今度は両端の2列に、右下が7頁、左下が8頁
と、順番に上方に交互に頁が増えるように配置されてい
る。頁数が、12頁以外の場合にも、同様の規則にした
がって、各頁14を配置しておけばよい。
【0023】上記のような1冊分の各頁14が配置され
たものを、連続用紙10の長さ方向に繰り返し印刷して
おけば、任意の冊数の製本が連続して行える。なお、1
冊分毎の始まりまたは終わりを機械的に検出するため
に、後述する用紙片の先頭または末尾となる部分で、本
来の印刷内容の邪魔にならない位置に、検出マーク19
を印刷しておくと、後述するように、1冊毎の総頁数が
違っていても、自動的に製本することが可能になる。
【0024】各頁14の境界線には、必要に応じて、ミ
シン目などからなる切り離し線や折り線を形成してお
く。図では、縦方向の頁14の境界に切り離し線20が
形成され、長手方向の中心線には折り線22が形成され
ている。両端の送り孔12を含む耳部分と頁14部分の
境界にも、切り離し線26を形成しておくことができ
る。また、左右の頁14同士の境界にも、折り線24を
形成しておくことができる。これらの切り離し線や折り
線は、連続用紙10を作製する段階で形成しておいても
よいし、製本工程の途中で、必要な個所に形成するよう
にしてもよい。また、切り離し線や折り線がなくても、
連続用紙10の切り離しや折り畳み作業は可能である。
【0025】図3は、連続用紙10の印刷面とは反対側
になる裏面を表しており、各頁14の外周に沿って、断
続的にスポット状の接着剤層18が付着形成されてい
る。この接着剤層18は、感圧式あるいは感熱式の接着
剤であり、通常の状態では、接着剤層18に他物が接触
しても接着せず、接着剤層18同士を重ねて、プレスし
たりプレスと同時に加熱したりしたときに、初めて接着
性を示すものを用いるのが好ましい。このような接着剤
は、従来の各種紙製品の製造にも使用されているものが
利用できる。
【0026】図1に示すように、片面印刷連続用紙10
を長手方向に連続的に供給する。図のように、連続用紙
10を垂直方向に上方から下方へと供給するのが、連続
用紙10の取り扱いや各工程の作業が行い易い。走行経
路の途中に、必要に応じて、切り離し線や折り線を形成
するミシン目加工部Aを設けておく。図では、左右の頁
14、14同士の折り線24を形成している。
【0027】つぎに、連続用紙10の中央を2つ折りに
する連続用紙2つ折り部Bが設けられている。この連続
用紙2つ折り部Bには、2つ折りフォーマーが組み込ま
れている。図4に示すように、連続用紙10は、中央の
折り線22で2つ折りにされ、両端の送り孔12部分が
重ね合わされる。また、1頁の裏には2頁が重ねられ、
12頁の裏には11頁が重ねられるというふうに、重ね
合わされた表裏の頁が、丁度つづきの頁になる。このよ
うに、連続用紙10の中央に折り線22が形成されてい
ると、正確に中央で2つ折りでき、一旦2つ折りされた
ものが、開くことも少ない。
【0028】2つ折りされて、2頁分が左右に並んだ状
態の連続用紙10は、プレスロールなどを備えたプレス
部Cで、表裏をぴったりと重ねて圧着される。図4に示
すように、連続用紙10の裏面に形成された接着剤層1
8が互いに接着されて、ぴったりと貼り合わされる。こ
のとき、プレスと同時に加熱するようにしておいてもよ
い。
【0029】つぎに、連続用紙10の片側端に残る、送
り孔12を有する耳部分16を、スリッターを備えた耳
切り取り部Dで切り取る。切り取られた耳部分16は、
別に回収される。つぎに、バースターを備えた切り離し
部Fに送られ、連続用紙10に形成された水平方向の切
り離し線20の位置で、各頁14が縦方向に切り離され
る。連続用紙10から切り離され、左右に2頁分が並ん
だ状態の用紙片30は、順番に積み重ねて回収される。
すなわち、図5に示すように、最初に、表が8頁と5頁
の用紙片30が切り離され、つぎに、表が10頁と3頁
の用紙片30、最後に表が12頁と1頁の用紙片30が
切り離されるので、これらの用紙片30を順番に積み重
ねていけば、最上部の右側から、1頁、その裏が2頁、
その対向面が3頁というふうに、各頁14がその頁順に
並んだ状態で積み重ねられていく。
【0030】1冊分の用紙片30の数すなわち総頁数
が、全て同じであれば、用紙片30が一定枚数たまる毎
に、1冊分の用紙片30が積み重ねられた状態で、全体
を、水平方向に走行するコンベアの上に落下供給するな
どして、以後の作業を1冊分の用紙片束をまとめた状態
で取り扱う。また、1冊毎に、総頁数が異なる場合に
は、前記した検出マーク19を検出する光学センサなど
を備えておき、1冊分の用紙片30がたまるまでは積み
重ねを繰り返し、検出マーク19が検出されれば、用紙
片30の積み重ねを中止し、たまった用紙片30の束
を、前記コンベアの上にまとめて供給するようにすれ
ば、確実に1冊分の用紙片30束を作ることができる。
【0031】積み重ねられた用紙片30束の上に、表紙
供給部Fで表紙32を載せる。表紙32は、通常の頁よ
りも厚い紙を使用したり、多色印刷を行ったりするの
で、別に作製したものを、用紙片30束の上に重ねるよ
うにしている。つぎに、綴じ合わせ部Gには、ステッチ
ャが備えてあり、表紙32を重ねた用紙片30束全体の
中央すなわち折り線24の位置で、綴じ針40により綴
じ合わせる。つづいて、用紙片束2つ折り部Hで、綴じ
合わせられた用紙片30束および表紙32の中央の折り
線24を、表紙32が外側になるように2つ折りにすれ
ば、製本は完了し、所定の頁14が順番通りに並び、表
紙32も取り付けられた冊子50が得られる。作製され
た冊子50は、排出部Iから、コンベアなどで回収部に
送られたり、梱包装置に送られたりする。
【0032】
【発明の効果】以上に述べた、この発明にかかる製本方
法および装置によれば、コンピュータのプリンタ装置で
印字印刷された出力用紙のように、片面印刷された連続
用紙を用いて、簡単かつ能率的に製本が行え、印刷原稿
が出来てから、製本が完了するまでの時間を、大幅に短
縮することが可能である。
【0033】しかも、小部数でも、コスト安価に製本す
ることができ、各冊子毎に、印刷内容を変えることも出
来るので、前記したパック旅行用のスケジュールブック
のように、個々の冊子で内容を変える必要があったり、
短納期で製本する必要があるとともに、小部数の製本を
コスト安価に行う必要のある製本用途には、きわめて有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示す全体工程図
【図2】 片面連続印刷用紙の表面図
【図3】 同上の裏面図
【図4】 中心2つ折り工程の概略説明図
【図5】 積み重ね工程の概略説明図
【符号の説明】
10 片面印刷連続用紙 14 頁 18 接着剤層 30 用紙片束 32 表紙 40 綴じ針 50 冊子 A ミシン目加工部 B 連続用紙2つ折り部 C プレス部 D 耳切り取り部 E 切り離し部 F 表紙供給部 G 綴じ合わせ部 H 用紙片束2つ折り部 I 排出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に送り孔を有する連続用紙の片面
    に、横1列に4頁分を並べ、これを縦方向に所要頁数分
    づつ繰り返して連続印刷された片面印刷連続用紙を用
    い、この片面印刷連続用紙を、 印刷面を表にして中心線に沿って2つ折りする工
    程、 裏面同士を貼り合わせる工程、 片側端の送り孔を含む耳部分を切り取る工程、 横列毎に切り離す工程、 切り離された用紙片を順番に積み重ねる工程、 積み重ねた用紙片束の中央を綴じ合わせる工程、 綴じ合わせた用紙片束を中央で2つ折りする工程 を経て製本することを特徴とする製本方法。
  2. 【請求項2】 両端に送り孔を有する連続用紙の片面
    に、横1列に4頁分を並べ、これを縦方向に所要頁数分
    づつ繰り返して連続印刷された片面印刷連続用紙を用い
    て製本する装置であって、前記片面印刷連続用紙を、印
    刷面を表にして中心線に沿って2つ折りする連続用紙2
    つ折り手段、裏面同士を貼り合わせる貼り合わせ手段、
    片側端の送り孔を含み耳部分を切り取る耳切り取り手
    段、横列毎に切り離す切り離し手段、切り離された用紙
    片を順番に積み重ねる積み重ね手段、積み重ねた用紙片
    束の中央を綴じ合わせる綴じ合わせ手段、綴じ合わせた
    用紙片束を中央で2つ折りする用紙片束2つ折り手段、
    および、前記各手段の間をつなぐ移送手段を備えている
    ことを特徴とする製本装置。
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