JP4694317B2 - 製本方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、複数の単位用紙を縦横に連ねてなる連続用紙を、単位用紙に切断し、複数の単位用紙を所定箇所で糊により接着して冊子を作製する、製本方法及び装置に関するものである。
下記特許文献1、2には、横方向に2列で縦方向に多数の単位用紙を連ねてなる連続用紙から冊子を作製する製本装置が開示されている。かかる装置を図7に示す。
この製本装置101は、供給装置102と、糊塗布切断部103と、スタッカ部104と、を連続用紙Pの搬送方向Xに並べて構成しており、供給装置102は、折りたたんだ状態から引き出された連続用紙Pを用紙送りトラクタ105で搬送するとともに、センタースリッター106で横2列に切断する。切断後の各列の連続用紙PL,PLは、ローラー107,108を介して個別のルートで糊塗布切断部103に搬送される。
糊塗布切断部103では、まず、下側の列の連続用紙PLに糊塗布部110Aによって糊を塗布する。その後、各列の連続用紙PLを互いに重ね合わせ、塗布した糊によって各列の連続用紙PLを接着し、用紙送りトラクタ111によって搬送する。更に、重ね合わせた状態の連続用紙PLの上面に糊塗布部110Bによって糊を塗布した後、ブレード112を用いて、重ね合わせた2枚1セットの単位用紙に切断する。
2枚1セットの単位用紙は、スタッカ部104に搬送されるとともに載置台113に積層され、糊塗布部110Bで塗布した糊によって接着され、冊子が作製される。
特開平9−315030号公報 特許第3606734号公報
前記従来の製本装置101では、センタースリッター106で連続用紙Pを横方向2列に切断したのち、糊塗布切断部103で各列の連続用紙PLを互いに重ね合わせ、その後製本までの処理も重ね合わせたまま行っている。従って、各列の連続用紙PL,PLの間には、重ね合わせる前に予め糊を塗布しておかなければならない。
一方、この従来の製本装置101において、製本作業を開始するにあたり連続用紙Pを初期セットするには、供給装置102から横2列に切断された連続用紙PLを糊塗布切断部103の用紙送りトラクタ111まで手作業で引き出し、該用紙送りトラクタ111に2列の連続用紙PLを重ね合わせながらセッティングする必要がある。
この際、用紙送りトラクタ111から糊塗布部110Aまでの間は、糊塗布部110Aを用いて下側の連続用紙PLに糊を塗布することができないので、この間の連続用紙PLに対する糊の塗布を手作業で行わなければならない。このような手作業による糊の塗布は非常に煩雑な作業であり、手間と時間を要する。
また、手作業による連続用紙のセッティングや糊の塗布は、製本開始のときだけでなく、製本途中で用紙がジャムした場合にも必要である。この場合、連続用紙の再セットのため、製本作業を長時間中断しなければならない。
更に、従来の製本装置101では、搬送方向Xに離れた2カ所の糊塗布部110A,110Bで糊を塗布しているので、各糊塗布部110A,110Bでは、それぞれ異なった制御を行わなければならず、制御が複雑になるという不都合もある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、連続用紙の初期セットや再セットを容易に行うことができ、また、糊塗布動作の制御を簡素化しうる製本方法及び装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の製本方法に係る発明は、複数の単位用紙を縦横に連ねてなる連続用紙を、横方向複数列に切断して列ごとに縦方向に搬送し、各列の連続用紙を、列ごとに設けた切断手段によって単位用紙に切断する切断工程と、各列ごとに単位用紙を縦方向に搬送しながら、所定の単位用紙に糊を塗布する糊塗布工程と、各列の単位用紙を1つの積層箇所に順次積層することにより、所定の単位用紙に塗布した糊で複数の単位用紙を接着し、冊子を作製する積層製本工程と、を順次行い、前記単位用紙が積層製本工程に到るまでに不要な単位用紙を排除する、排除工程を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記糊塗布工程において、所定の単位用紙に設けた識別表示を検出し、該検出に基づいて糊を塗布することを特徴とする。
請求項3記載の製本装置に係る発明は、複数の単位用紙を縦横に連ねてなる連続用紙を、横方向複数列に切断する列切断手段と、列切断手段によって切断された各列の連続用紙を、各列ごとに搬送する列搬送手段と、列搬送手段によって搬送された連続用紙の各列ごとに設けられ、該連続用紙を単位用紙に切断する、単位用紙切断手段と、単位用紙切断手段によって切断された単位用紙を、各列ごとに縦方向に搬送する単位用紙搬送手段と、単位用紙搬送手段により搬送された所定の単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段と、複数の単位用紙を1つの積層箇所に順次積層することにより、所定の単位用紙に塗布した糊で複数の単位用紙を接着し、冊子を作製する積層製本手段と、前記単位用紙が前記積層製本手段に到るまでに不要な単位用紙を排除する、排除手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明において、冊子の枚数情報を含む識別表示を前記単位用紙に設けるとともに、該識別表示を検出する読取手段を備えており、前記糊塗布手段が、前記読取手段による前記識別表示の検出に基づいて所定の単位用紙に糊を塗布するように、制御されることを特徴とする。
(1)本発明によれば、連続用紙を横方向複数列に切断して各列ごとに縦方向に搬送し、各列の連続用紙を列ごとに単位用紙に切断し、その後、各列ごとに単位用紙を搬送して糊を塗布している。したがって、従来技術のように、横方向複数列に切断した連続用紙を重ね合わせるために両者間に糊を塗布する必要がなく、製本装置に連続用紙を初期セットする場合や再セットする場合に、糊塗布工程の前に連続用紙をセッティングすることができ、糊塗布作業を手作業で行う必要もない。したがって、連続用紙の初期セットや再セットを簡単且つ迅速に行うことができる。
(2)連続用紙を横方向複数列に切断して各列ごとに縦方向に搬送し、各列の連続用紙を列ごとに単位用紙に切断し、その後、各列ごとに単位用紙を搬送して糊を塗布しているので、各列の単位用紙に対する糊の塗布を同時期に同じ条件で行うことができる。したがって、糊塗布動作の制御を簡素化することができる。
(3)所定の単位用紙に設けた識別表示を検出し、該検出に基づいて糊を塗布するようにしているので、冊子を構成する単位用紙の枚数が変化する場合であっても、当該枚数を予め製本装置に記憶等させる必要なく、常に、所定の単位用紙に対して適切に糊を塗布することができる。
(4)単位用紙が積層製本工程(手段)に到るまでに、不要な単位用紙を排除するようにしているので、例えば、偶数列に単位用紙を連ねた連続用紙から、偶数枚の冊子だけでなく、奇数枚の冊子も作製することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる製本装置10の概略側面図である。この製本装置10は、図2に示す連続用紙Pから冊子Sを製本するものである。この連続用紙Pは、単位用紙PUを縦方向Xに多数連ねると共に、横方向Yに2列に連ねたものとなっている。この連続用紙Pの横方向Yの両側には、多数の送り孔11を縦方向Xに一列に形成したマージン部12が設けられている。連続用紙Pには、単位用紙PUを区画するミシン目M1,M2が縦横に形成され、単位用紙PUとマージン部12との境界にもミシン目M3が縦方向Xに形成されている。
また、図2において、(1)を付した単位用紙PUが冊子の1枚目(表紙)である場合、その横の単位用紙(2)が2枚目、単位用紙(1)の縦方向X後側の単位用紙(3)が3枚目、その横の単位用紙(4)が4枚目〜、という具合に、冊子Sを構成する単位用紙PUの順番が設定されている。また、所定の単位用紙PUには、識別表示Hが設けられている。この識別表示Hは、糊Nを塗布する単位用紙PUのみに設けられている。本実施形態では、表紙の単位用紙(1)には識別表示Hが無く、2枚目以降の単位用紙(2)〜(6)に識別表示Hが設けられている。
図1に示すように、製本装置10は、折りたたんだ状態でセットされた連続用紙Pを引き出して縦方向Xに搬送しながら製本処理を行うものである。したがって、以下の説明において、連続用紙Pの搬送方向に対しても、連続用紙Pの縦方向と同一の符号Xを付している。
製本装置10は、切断搬送機構13と、糊塗布機構14と、不要単位用紙排除機構15と、単位用紙重合搬送機構16と、積層製本機構17と、で主構成されている。
〔切断搬送機構13の構成〕
切断搬送機構13は、連続用紙搬送手段19と、列切断手段20と、列搬送手段18と、マージン部切断手段22と、単位用紙切断手段21と、を備えている。
図3は、切断搬送機構13を概略的に示す斜視図である。連続用紙搬送手段19は、回送チェーン19Aの外周全周に多数のピン19Bを突設してなる用紙送りトラクタにより構成されている。そして、用紙送りトラクタ19は、ピン19Bを連続用紙Pのマージン部12に形成した送り孔11に挿通して回送チェーン19Aを作動することで連続用紙Pを縦方向Xに搬送するようになっている。
列切断手段20は、連続用紙Pの横方向Y中央のミシン目M1を介して、連続用紙Pを横方向2列に切断するものである。列切断手段20は、ミシン目M1に対応して配置された上刃ユニット24及び下刃ユニット25を備えている。
列搬送手段18は、列切断手段20によって切断された各列の連続用紙PL,PLを、個別の経路で各列ごとに縦方向Xに搬送するものである。本実施形態では、各列の連続用紙PL,PLを上下2つの経路で搬送するようになっている。列搬送手段18は、連続用紙PL,PLの各列(各経路)ごとに設けられ、回送チェーン23Aの外周全周に多数のピン23Bを突設してなる用紙送りトラクタ23を備えている。そして、用紙送りトラクタ23は、ピン23Bを各列の連続用紙PLのマージン部12に形成した送り孔11に挿通して回送チェーン23Aを作動することで連続用紙Pを縦方向Xに搬送するようになっている。
なお、図示は省略しているが、列切断手段20から用紙送りトラクタ23までの間では、各列の連続用紙PLを、複数のローラ等によって異なる経路に導きながら支持している。
マージン部切断手段22は、列搬送手段18によって搬送された連続用紙PL,PLの列ごとに設けられており、連続用紙PLの横方向Y片側のミシン目M3に対応して配置され、ユニットケース27内に、上刃28及び下刃29を備えている。そして、この上刃28及び下刃29を用いてミシン目M3でマージン部12を切断する。
単位用紙切断手段21は、マージン部12を切断した各列の連続用紙PL,PLを、それぞれミシン目M2を介して単位用紙PUに切断するものである。単位用紙切断手段21は、連続用紙PL,PLの列ごとに備えられている。
図1に示すように、単位用紙切断手段21は、搬送方向X前後に上下一対の送りローラ31、32を備え、前後の送りローラ31、32の間にバーストローラ33を備えている。
搬送方向X前側(下流側)の送りローラ31は、同後側(上流側)の送りローラ32よりも高速で回転し、上下の間隔が僅かに開いている。そして、搬送方向X前後の上下送りローラ31、32で連続用紙Pを挟持して搬送し、ミシン目M2がバーストローラ33の位置に配置されると、搬送方向X前側の上下送りローラ31で連続用紙Pをプレスする。これにより、連続用紙PLが引っ張られるとともにバーストローラ33に接触し、図3に示すように、ミシン目M2の部分で切断されるようになっている。単位用紙切断手段21により切断された単位用紙PUは、各列ごとに糊塗布機構14に送られる。
〔糊塗布機構14の構成〕
図1に示すように、糊塗布機構14は、単位用紙PUの列ごとに設けられており、単位用紙搬送手段35と、糊塗布手段36と、読取手段37とを備えている。単位用紙搬送手段35は、上下一対のベルトコンベア38,38からなり、各列の単位用紙PUを上下ベルトコンベア38,38で挟持して搬送する。糊塗布手段36は、ノズル部39から糊を吐出し、図2に仮想線で示すように、単位用紙PUの横方向Y側部に線状、点線状、又は点状に糊Nを塗布するものである。読取手段37は、所定の単位用紙PUに設けた識別表示H(図2)を読み取る光学センサーからなる。
図4は、糊塗布機構14の動作を概略的に示す斜視図である。糊塗布手段36及び読取手段37は、単位用紙PUの列ごとに設けられている。単位用紙PUは、単位用紙搬送手段(図1)によって搬送され、識別表示Hが読取手段37によって読み取られる。ノズル部39は、識別表示Hが設けられた単位用紙PUのみに糊Nを塗布するように、図示しない制御部によって制御されるようになっている。
また、糊塗布手段36は、用紙検出センサー40を備えている。用紙検出センサー40は、ノズル部39が配置された側とは反対の横方向Y側部に配置され、さらに、搬送方向Xに関して、ノズル部39を間に挟むような配置で一対設けられている。この用紙検出センサー40は、反射型の光学センサーが用いられている。ノズル部39は、双方の用紙検出センサー40が単位用紙PUを検知しているときのみ作動するように制御されている。
〔不要単位用紙排除機構15の構成〕
図1に示すように、一方の列(図例では下側の列)で糊塗布機構14を経た単位用紙PUは、不要単位用紙排除機構15に搬送される。本実施形態のように、横方向2列に連なる連続用紙Pを用いた場合、通常、偶数枚の単位用紙PUで1つの冊子Sを作製することになる。しかし、奇数枚の単位用紙PUで冊子Sを作製したい場合には、不要単位用紙排除機構15を作動し、不要な1枚の単位用紙PUを搬送経路から排除して、残った奇数枚の単位用紙PUを次工程に搬送するようにしている。
図5は、不要単位用紙排除機構15を示す拡大側面図であり、不要単位用紙排除機構15は、上下揺動可能に支持されたリジェクト板42と、該リジェクト板42を上下に揺動動作させる駆動部(図示略)とを有する排除手段43を備えている。排除手段43は、冊子Sの偶数頁の単位用紙PUの列に対応して設けられている。
リジェクト板42は、上方に揺動したときに、単位用紙PUの搬送経路から退避し、下方に揺動したときに、単位用紙PUの搬送経路に張り出し、搬送されている単位用紙PUを、搬送経路から外れるように誘導するようになっている。
〔単位用紙重合搬送機構16の構成〕
図1に示すように、単位用紙重合搬送機構16は、上下2列で搬送された単位用紙PUのうち、上下に対応する2枚(冊子Sとなったときに連続する奇数頁と偶数頁の2枚)の単位用紙PUを重ね合わせる重合搬送手段45を備えている。図1に示すように、重合搬送手段45は、単位用紙PUの列ごとに設けられるとともに、それぞれ後工程の積層製本機構17の搬送部58(詳細は後述)に単位用紙PUを導くように配置された、上下2組のベルトコンベア46,47により構成されている。
上側の列のベルトコンベア46は、積層製本機構17に向けて下向き傾斜状に配置されている。下側の列のベルトコンベア47は、積層製本機構17に向けて上向き傾斜状に配置されている。そして、各ベルトコンベア46,47で搬送された上下に対応する2枚の単位用紙は、図4に示すように、積層製本機構17の搬送部において、上下に重ね合わされ、両者の間に塗布してある糊Nによって接着されるようになっている。
〔積層製本機構17の構成〕
図1に示すように、積層製本機構17は、単位用紙重合搬送機構16から送られた2枚1セットの単位用紙PUを縦方向Xに搬送する搬送部58と、該搬送部58によって搬送された2枚1セットの単位用紙PUを載置する載置部59と、載置部59上の単位用紙PUをガイドして所定の位置に位置決めする位置規制部60と、を有する積層製本手段61を備えている。
図6は、積層製本手段61を拡大して示す側面図である。搬送部58は、上下のベルトコンベア63、64を備え、この上下のベルトコンベア63、64の間に単位用紙PUを挟持して搬送するようになっている。下側ベルトコンベア64は、搬送方向X前後のローラー65、66及び中間のローラー67と、これらローラー65,66,67に巻掛けられたベルト68とを有する。上側ベルトコンベア63は、搬送方向X後側の1つのローラー69と、搬送方向前側の上下2つのローラー70、71と、3角配置されたこれら3つのローラー69,70,71に巻掛けられたベルト72とを有している。
載置部59は、搬送部58の搬送方向X前側(下流側)に隣接して設けられている。本実施形態では、搬送部58の下側ベルトコンベア64を搬送方向X前方に延長し、該延長部分を載置部59としている。この載置部59には、下側ベルトコンベア64以外に単位用紙PUの下側を支持する支持ローラー73が複数設けられている。
載置部59の上面59Aは、搬送部58による搬送高さ58Aよりもやや高くなっており、両者の間で、下側ベルトコンベア64が斜め上方に傾斜Kしている。載置部59に載置されている単位用紙PUの搬送方向X後端部は、載置部59の上面59Aから突出し、下側ベルトコンベア64の傾斜Kの上方に配置されている。そして、搬送部58から送られた単位用紙PUは、前記傾斜Kによって斜め上方に指向し、既に載置部59に載置されている単位用紙PUの下へ挿入されるようになっている。
位置規制部60は、載置部59上の単位用紙PUの搬送方向X前端部の位置を規制する前規制部76と、同後端部の位置を規制する後規制部77と、横方向Yの位置を規制する横規制部78と、を有している。前規制部76は、縦向きに立設した規制板79を備え、この規制板79に単位用紙PUの搬送方向X前端を当接している。規制板79は、載置部59の上に積層された単位用紙PUの下部に対応するように、比較的低い高さに形成されている。後規制部77は、単位用紙PUの搬送方向X後端部が当接可能な後規制ガイド80を備えている。後規制ガイド80は、上下に長い棒材であり、載置部59に対する単位用紙PUの最大積層量に対応する長さに形成されている。
横規制部78は、載置部59の上面59Aに積層された単位用紙PUの下部に対応して配置されるとともに、単位用紙PUの横方向Y両端部に当接するガイドローラ81と、単位用紙PUの横方向Y両端が当接するガイドロッド82とからなる。ガイドローラ81は、下側ベルトコンベア64の中間のローラー67と同軸芯上に設けられ、これらローラー67とともに回転する。ガイドロッド82は、載置部59に対する単位用紙PUの最大積層量に対応する長さに形成されている。
載置部59には、載置部59の上の単位用紙PUを上から押さえる押さえ部材84が設けられている。この押さえ部材84は、単位用紙PUと略同じ大きさの板材により形成されている。本実施形態では、アクリル等の樹脂材により透明に形成されており、押さえ部材84の下方の様子を視認できるようになっている。押さえ部材84の上面には、門型の取手85が設けられている。
〔製本装置の作動工程〕
以下、製本装置10の作動工程を作用効果とともに説明する。
(連続用紙の初期セット)
まず、製本装置10に対する連続用紙Pの初期セットを行う。この初期セットは、図1に示すように、連続用紙Pのマージン部12を、切断搬送機構13における用紙送りトラクタ19のピン19Bに係合させることにより行うか、又は、連続用紙Pを横方向2列に切断した後に、各列の連続用紙PLを用紙送りトラクタ23のピン23Bに係合させることにより行う。
したがって、糊塗布工程を経ない段階への連続用紙Pの初期セットが可能となるので、従来技術のように、初期セットの際に手作業で糊の塗布を行う必要がない。したがって、初期セットの作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
(切断工程)
図3に示すように、連続用紙Pを、用紙送りトラクタ19によって縦方向Xに搬送しながら、列切断手段20により横方向2列に切断する。そして、各列の連続用紙PL,PLを、列搬送手段18の用紙送りトラクタ23等を介して上下2つの経路で縦方向Xに搬送する。各列の連続用紙PL,PLは、各列ごとのマージン部切断手段22及び列切断手段21に送られ、単位用紙PUに切断される。
(糊塗布工程)
図4に示すように、切断工程によって切断された各列の単位用紙PUは、各列ごとに設けられた糊塗布機構14に送られ、糊塗布機構14では、単位用紙PUの識別表示Hが読取手段37によって読み取られる。そして、識別表示Hのある単位用紙PUには、糊塗布手段36のノズル部39によって糊が塗布され、識別表示Hのない単位用紙PUは、糊が塗布されずにそのまま次工程に搬送される。
各列の糊塗布手段36は、搬送方向Xに関して同じ位置に設けられており、それぞれ同時期に同じ条件で糊を塗布するようになっている。したがって、両方の糊塗布手段36に対して同様の制御を行うことができ、糊塗布部の制御を簡素化することができる。
また、所定の単位用紙PUに識別表示Hを設けておき、この識別表示Hの検出に基づいて糊塗布手段36を制御することで、予め冊子Sの枚数情報を制御部等に記憶しておかなくても、糊塗布手段36を正確に制御することができる。また、途中で冊子Sの枚数が変化するような場合でも、所定の単位用紙PUに対して適切に糊を塗布することができる。
1枚の単位用紙PUに対する糊の塗布期間は、2つの用紙検出センサー40による検出に基づいて制御される。すなわち、両方の用紙検出センサー40で単位用紙PUを検出している間だけノズル部39から糊を吐出し、一方でも単位用紙PUを検出しなくなると、糊の塗布を停止する。これによって、単位用紙PUの縦方向Xの長さが変わった場合であっても、糊の塗布期間を調整する必要が無く、常に、単位用紙PUの縦方向Xの長さに応じた糊の塗布を行うことができる。
(排除工程)
単位用紙PUに対する糊の塗布が終了すると、次の重合搬送工程に到る前に、排除工程が行われる。この排除工程では、奇数枚の単位用紙PUで構成される冊子Sを作製する場合に、図5に示すように、リジェクト板42を下方に揺動することによって、冊子Sの最終頁に相当する単位用紙PUを排除する。
したがって、本実施形態の製本装置10では、偶数枚又は奇数枚に関わらず冊子を作製することができ、汎用性を高めることができる。なお、この排除工程を行う場合、排除される単位用紙に糊を塗布しないように、糊塗布手段36が制御されるようになっている。
(重合搬送工程)
図4に示すように、糊塗布工程を終えた各列の単位用紙PUは重合搬送手段45に送られ、それぞれ上下のベルトコンベア46,47によって搬送される。そして、各ベルトコンベア46,47の搬送終端において、上下に対応する単位用紙PUが、積層製本手段61の載置部58に同時に受け渡され、該載置部58上で重ね合わせされる。2枚の単位用紙PUが重ね合わされると、既に塗布してある糊Nによって接着される。
2枚の単位用紙PUの重ね合わせは、図1に示すように、各ベルトコンベア46、47の終端を同じ方向に向けて配置することによってなされているので、複雑な機構が必要なく、構造を簡素化することができる。
(積層製本工程)
図6に示すように、2枚1セットに重ね合わされた単位用紙PUは、積層製本手段61の搬送部58により載置部59に搬送される。載置部59では、最初の2枚1セットの単位用紙PUが、押さえ部材84の下側に挿入され、その後、載置部59上の単位用紙PUの下側に、順次新たな単位用紙PUが挿入され、積層される。この積層によって、所定の単位用紙PUに塗布した糊で単位用紙PUが接着され、冊子Sが作製される。
このように、単位用紙PUを順次下側から積層することによって、既に積層されている単位用紙PUの重量によって接着を促進することができる。また、押さえ部材84を設けることによって、単位用紙PUの接着をより促進することができる。
作製された冊子Sを載置部59から取り出すには、押さえ部材84を取り外し、最上部の冊子Sから順番に後方へ取り出す。したがって、製本動作中であっても冊子Sを取り出すことができる。また、連続用紙Pに印刷した順番で冊子Sとして取り出すことができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように設計変更可能である。
(1)上記実施形態では、連続用紙Pとして、単位用紙PUを横方向2列に連ねたものとしているが、3列以上としてもよい。
(2)上記実施形態では、積層製本機構17において、単位用紙PUを順次下に積層しているが、順次上に積層するようにしてもよい。また、単位用紙PUの積層方向は上下方向に限らず、前後方向又は横方向(左右方向)とすることができる。
(3)積層製本機構17では、2枚1セットの単位用紙PUを載置部59に積層するのではなく、単位用紙PUを1枚ずつ載置部59に積層するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、列搬送手段18は、各列の連続用紙PLを上下の搬送経路で搬送するようになっているが、これに限らず横方向Yに並列して搬送するものとしてもよい。
(5)上記実施形態では、糊を塗布する単位用紙PUに識別表示Hを設けているが、糊を塗布しない単位用紙PU、すなわち冊子Sの先頭の単位用紙PUに識別表示Hを設けてもよい。この場合、先頭の単位用紙PUは、上側の列で搬送されるため、当該上側の列に対応して読み取り手段37を設ければよく、下側の列に対しては読み取り手段37を省略することができる。
(6)上記実施形態では、糊を塗布する単位用紙PUに識別表示Hを設けているが、識別表示Hを省略し、製本装置10の制御部に予め冊子Sの枚数情報を記憶しておき、この枚数情報に基づいて糊を塗布するようにしてもよい。
本発明は、例えば、税金の納付通知書等の糊綴じされた伝票を作製するための製本装置として有効に利用することができる。
本発明の実施形態にかかる製本装置の概略側面図である。 連続用紙の平面図である。 切断搬送機構を概略的に示す斜視図である。 糊塗布機構、単位用紙重合搬送機構、及び積層製本機構の動作を概略的に示す斜視図である。 排除手段を示す拡大側面図であり 積層製本機構を拡大して示す側面図である。 従来技術にかかる製本装置の概略側面図である。
符号の説明
10 製本装置
13 切断搬送機構
14 糊塗布機構
15 不要単位用紙排除機構
17 積層製本機構
18 列搬送手段
20 列切断手段
21 単位用紙切断手段
35 単位用紙搬送手段
36 糊塗布手段
37 読取手段
43 排除手段
61 積層製本手段

Claims (4)

  1. 複数の単位用紙を縦横に連ねてなる連続用紙を、横方向複数列に切断して列ごとに縦方向に搬送し、各列の連続用紙を、列ごとに設けた切断手段によって単位用紙に切断する切断工程と、
    各列ごとに単位用紙を縦方向に搬送しながら、所定の単位用紙に糊を塗布する糊塗布工程と、
    各列の単位用紙を1つの積層箇所に順次積層することにより、所定の単位用紙に塗布した糊で複数の単位用紙を接着し、冊子を作製する積層製本工程と、を順次行い、
    前記単位用紙が積層製本工程に到るまでに不要な単位用紙を排除する、排除工程を行うことを特徴とする、製本方法。
  2. 前記糊塗布工程において、所定の単位用紙に設けた識別表示を検出し、該検出に基づいて糊を塗布することを特徴とする、請求項1記載の製本方法。
  3. 複数の単位用紙を縦横に連ねてなる連続用紙を、横方向複数列に切断する列切断手段と、
    列切断手段によって切断された各列の連続用紙を、各列ごとに搬送する列搬送手段と、
    列搬送手段によって搬送された連続用紙の各列ごとに設けられ、該連続用紙を単位用紙に切断する、単位用紙切断手段と、
    単位用紙切断手段によって切断された単位用紙を、各列ごとに縦方向に搬送する単位用紙搬送手段と、
    単位用紙搬送手段により搬送された所定の単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段と、
    複数の単位用紙を1つの積層箇所に順次積層することにより、所定の単位用紙に塗布した糊で複数の単位用紙を接着し、冊子を作製する積層製本手段と、
    前記単位用紙が前記積層製本手段に到るまでに不要な単位用紙を排除する、排除手段と、を備えていることを特徴とする、製本装置。
  4. 冊子の枚数情報を含む識別表示を前記単位用紙に設けるとともに、該識別表示を検出する読取手段を備えており、
    前記糊塗布手段が、前記読取手段による前記識別表示の検出に基づいて所定の単位用紙に糊を塗布するように、制御されることを特徴とする、請求項3に記載の製本装置。
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