JP6671585B2 - 折り畳み情報通信体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は複数の葉片を折り畳み、パンフレットやカタログ等のダイレクトメールとして日本郵便株式会社により郵送或いは一般運送業者により発送することが可能な情報通信体に関する。
最近複数の葉片を折り畳み、封入封緘することなくそのまま郵送することができる封書が多用されている。そのようなものとして、例えば特開平11−147541号公報に開示される封書がある。
前記引用文献の封書は、貼付片と上紙片と下紙片と中紙片が折目を介してそれぞれ連接され、前記貼付片と前記上紙片と前記下紙片と前記中紙片のそれぞれ上下端縁から所定寸法内側の位置に上下端縁に平行に開封用ミシン目が形成された封筒帳票を、前記中紙片を内側にして巻き折りし折目に直交する方向の上下端縁と前記開封用ミシン目との間を感圧接着剤にて接着することにより形成される前記上紙片と前記中紙片間に印刷物を挿入し、前記貼付片を前記下紙片面に折り重ねて接着剤にて接着し封緘した構成からなる。
そして前記構成により、一般に使用される折り機と封入封緘機にて封書とすることができるので処理能力が大きくなり大量の需要に対応できる。また、封書を開封して、上紙片と下紙片と中紙片とからなる大きい1枚の紙片に見開くことができるので、見開き面にプリントされた情報が極めて見やすい上に、その面に個人情報等の多くの情報をプリントすることができるものである。
特開平11−147541号公報
前記引用文献の封書は、その製造にあたり開封用のミシン目及び折目の形成、感圧接着剤の塗布形成、貼付片における再湿接着剤の塗布形成等、加工の工程数が多くさらに製品の構造が複雑である。また、開封用ミシン目により切り落とされる部分があるため、表示される情報量が制限されると共に受取人が開封時に誤って情報を破損してしまうことがある。
本発明は前記問題に鑑み、製品の加工が容易で、葉片全面に情報の記載が可能で、受取人が開封する際に情報を破損することのない折り畳み情報通信体の製造方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の折り畳み情報通信体の製造方法は、三葉片以上の葉片を折り線を介して横方向に連接した情報通信体用紙を、最終的に二つ折りされる手前の見開き状態にまで折り畳み、前記見開き状態において最終的に二つ折りした際に最外側に位置する二葉片が折り線を介して連接されると共に平面に展開された状態で積載する積載工程、積載された情報通信体用紙の最上面の情報通信体用紙から一枚ずつ順次繰り出す繰り出し工程、繰り出された情報通信体用紙の最終的に二つ折りされた際に対向する両面に疑似接着フィルムシートを連続的に被覆すると共に前記対向する面側と逆の面で最終的に二つ折りされた際に表出する面に疑似フィルムシート又はフィルムシートを連続的に被覆する被覆工程、疑似接着フィルムシート又はフィルムシートが被覆された情報通信体用紙を連続的に最終の二つ折り形態に折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた情報通信体用紙の天地から前記疑似接着フィルムシート又は前記フィルムシートがはみ出した状態で単位シートに断裁する断裁工程、断裁された単位シートの対向面に被覆されている疑似接着フィルムシートと天地からはみ出した疑似接着フィルムシート又はフィルムシートにより折り畳まれた情報通信体用紙の周囲を剥離可能に封緘する封緘工程とからなることを特徴としている。
本発明の折り畳み情報通信体に使用される情報通信体用紙には、紙、合成紙、プラスチック樹脂フィルムシート、不織布等を好適に使用することができる。紙においては上質紙、マット紙、コート紙等を好適に使用することができ、斤量や銘柄にも制限はない。また情報通信体用紙への印刷手段についても格段の制限はなく、オフセット印刷、トナーを使用するオンデマンド印刷等で印刷すればよい。
本発明の折り畳み情報通信体の製造方法に使用される疑似接着フィルムシートは、例えば図13に示すようにポリエチレンテレフタレートや二軸延伸ポリプロピレンからなる基材101の一方の面に公知の感熱接着剤層102を形成し、残るもう一方の面に疑似接着層103を形成した3層構成のものを好適に使用することができる。このものは紙面に被覆して疑似接着層103同士が対向するように折り畳み、加圧或いは加熱・加圧処理を施すことにより剥離可能に接着するものである。
また本発明に使用可能なフィルムシートは、前記疑似接着フィルムシートの疑似接着層を省略した2層構成のものを好適に使用することができる。そのようなものは公知のプリントラミネート用フィルムシートとして市販されている。
本発明に使用される被覆装置は、例えば一対のヒートローラ等を好適に使用することができる。前記一対のヒートローラは金属製でも或いは表面にゴムが被覆されたものでも構わない。何れのヒートローラも表面にフッ素加工やフッ素チューブが被覆されていれば印刷インクやトナーの転写が防げるので至便である。
本発明に使用される折り畳み装置は、連続フォーム印刷や輪転印刷に使用される連続用紙を加工する際に使用する折り畳み装置を好適に使用することができる。繰り出し工程の際に単品の折り畳み用紙であるが、ロールから繰り出される各種フィルムシートにより連続的に継ぎ目なしの状態で被覆されるため。被覆後は前記各種フィルムシートにより連続状態に繋がる。そのため前記折り畳み装置を使用することが可能になる。
本発明に使用される断裁装置は、ギロチン方式やダイカット方式等の公知の断裁手段を採用することができる。情報通信体用紙の天地からはみ出した状態で断裁を行うのであるが、その断裁の動作は機械的に一定の距離ごとに行ってもよいが、センサ等でマークを読取り電気的に移動距離をカウントして行っても構わない。
本発明に使用される封緘装置は、疑似接着層同士の剥離可能な接着の処理方法により様々な態様を採用することができる。その処理方法が加熱・加圧処理の場合、例えば加熱装置として一対のヒータパネルと一対の搬送ローラを交互に配置しておいて、通過する情報通信体用紙と疑似接着フィルムシートを充分加熱しておいて、最終出口に一対の加圧ローラを配置することにより前記処理を行うことができる。また少なくとも一対のヒートローラにより、通過する情報通信体用紙と疑似接着フィルムシートに加熱・加圧処理を同時に行っても構わない。
また処理方法が加圧のみの場合、例えば一対の金属ローラのギャップを、通過する情報通信体用紙と疑似接着フィルムシートに一定の圧力が掛かるよう設定しておけばよい。また一対の金属ローラ或いはゴムローラをバネ圧により既定の圧力が掛かるよう管理しても構わない。
本発明の折り畳み情報通信体の製造方法によれば、使用する情報通信体用用紙に各種ミシン目や折目を必ずしも形成する必要がなく、各種接着剤を複数個所に塗布形成する必要もない。また情報通信体用紙の製造にあたり、各種フィルムシートを従来のラミネート手段により被覆し、加圧或いは加熱・加圧処理を施すことにより封入封緘作業を一貫して行うことができる。また、開封用ミシン目により切り落とされる部分がないため、紙面全面に情報の記載が可能であると共に受取人が開封時に誤って情報を破損してしまうことがない。
(A)は3葉片の情報通信体用紙S1の平面図、(B)は折り線5から第二葉片2と第三葉片3が折り合わされた状態の平面図、(C)は(B)におけるI−I線断面図である。 本発明の製造工程を説明する要部概略図である。 (A)は折り畳まれた情報通信体用紙S1の表面に疑似接着フィルムシートGが被覆された状態を示す平面図、(B)は裏面にフィルムシートFが被覆された状態を示す平面図、(C)は(A)におけるII−II線断面図である。 (A)及び(B)は、各種フィルムシートを被覆した後に折り畳まれて連続状態になっている情報通信体用紙S1を、個別に断裁する工程を経時的に説明する要部概略図である。 (A)は完成した情報通信体J1の平面図、(B)は(A)におけるIII−III線断面図、(C)は(A)におけるIV−IV線断面図である。 (A)は4葉片の情報通信体用紙S2が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J2の断面図である。 (A)は4葉片の情報通信体用紙S3が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J3の断面図である。 (A)は4葉片の情報通信体用紙S4が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J4の断面図である。 (A)は4葉片の情報通信体用紙S5が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J5の断面図である。 (A)は5葉片の情報通信体用紙S6が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J6の断面図である。 (A)は5葉片の情報通信体用紙S7が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J7の断面図である。 (A)は5葉片の情報通信体用紙S8が工程の最上流に載置際に予め折り畳まれた様子を示す断面図、(B)は各種フィルムシートが被覆された状態を示す断面図、(C)は完成した情報通信体J8の断面図である。 (A)は疑似接着フィルムシートGの部分拡大断面図、(B)はフィルムシートFの部分拡大断面図である。
以下図面に基づいて本発明を分かりやすく説明する。
[3葉片の情報通信体用紙S1による折り畳み情報通信体J1の製造方法]
図1(A)に示すように本実施例で使用する情報通信体用紙S1は第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3が折り線4及び5(必ずしも表示される必要はなく折りミシンや折り筋でも構わない)を介して横方向に連接されている。同図の各葉片には何も記載されていないが、パンフレットやチラシ等それぞれの目的に合わせた情報の記載がされている。そして前記情報通信体用紙S1は、図2の情報通信体の製造方法の最上流にあたる左側の用紙載せ台に乗せるまでに、図1(B)及び(C)に示すように折り線5から第三葉片3を第二葉片2側に折り畳まれる。
既述の通り片袖折り状態になった情報通信体用紙S1は図2左の用紙載せ台に積載され、最上面の情報通信体用紙S1から順に吸着パッド11等の用紙繰り出し装置により右側の搬送テーブル上へ送り出される。そして右側に配置された一対のニップローラ12a、12bによりさらに右側に配置されている一対のヒートローラ13a、13bからなる被覆装置へ送り込まれる。
前記被覆装置では、上方に並列状態で待機している疑似接着フィルムシートG、Gと下方に待機しているフィルムシートFがそれぞれロールから繰り出され、一対のヒートローラ13a、13bに送り込まれる。そして図3(A)に示すように情報通信体用紙S1の最終的に二つ折りされて対向する第一葉片1及び第三葉片3の疑似接着予定面には疑似接着フィルムシートG、Gが、また図3(B)に示すように最終的に折り畳まれて表出する折り線4により連接された第一葉片1及び第二葉片2にはフィルシートFが整合されると共に一対のヒートローラ13a、13bにより加熱・加圧処理が施され、図3(C)に示すように各予定面に接着されて被覆されるのである。
既述の通り各種フィルムシートが被覆された情報通信体用紙S1は、右側に配置された一対のニップローラ14a、14bにより更に右側に配置された折り畳み装置へと送り込まれる。
前記折り畳み装置で情報通信体用紙S1は、サポートローラ15からサポートローラ16までの間で、図示されないガイドプレートやガイドバーにより、折り線4から第一葉片1及び第三葉片3が対向するように二つ折りされる。そしてサポートローラ16でほぼ水平に向きを変えると、右側に配置された一対のニップローラ17a及び17bにより、さらに右側に配置された断裁刃19aと固定刃19bからなる断裁装置へと送り込まれる。
前記断裁装置では図4(A)に示すように、その上流側に配置されたセンサ18が通過する情報通信体用紙S1(各種フィルムシートの被覆により間隔をあけて連続状態になっている)の後端部のフィルム部分を読み取ると電気的にカウントを行い、前後する情報通信体用紙S1、S1間のフィルム部分の大凡中間を、図4(B)に示すように既述の断裁装置で断裁する。前記断裁動作は後続の情報通信体用紙S1の後端部でも繰り返し行われ、連続状態の情報通信体用紙S1は天地に各種フィルムシートがはみ出した状態で個切りされる。そして右側に配置された一対の搬送ローラ20a、20bと一対のヒータパネル21a、21bが交互に配置されると共に排出口に一対の加圧ローラ22a、22bを配置した封緘装置へと送り込まれる。
前記封緘装置で個切りされた情報通信体用紙S1は、一対のヒータパネル21a、21b間を通過する際に十分加熱されると共に一対の加圧ローラ22a、22により十分加圧され、図5(A)、(B)及び(C)に示すように対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に接着され、天地からはみ出したフィルムシートF及び疑似接着フィルムシートG同士が対向する感熱接着剤層102により剥離不能に接着され、情報通信体J1に仕上げられてスタッカ23に順次積載される。
この情報通信体J1の受取人は、例えば図5(B)に示す第一葉片1と第三葉片3の開口側縁辺に沿って形成されている疑似接着フィルムシートGが被覆されていない非接着領域を指で摘み、剥離することで開封し展開して内部の情報を確認することができる。なお図5(C)に示すように、第二葉片2及び第三葉片3は疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFが天地のはみ出し部分で感熱接着剤層102により封緘された状態であるが、前記感熱接着剤層102同士の接着部分も引き剥がして開封することができるため、情報通信体J1を平面に展開するに際して何ら問題はない。
前記では剥離の端緒に開口側縁辺に形成された非接着部分を利用したが、第一葉片1の幅を第三葉片3及び第二葉片2の幅と違えることにより、開口側縁辺に沿って段差を生じるようにしておけば剥離開封がより容易になる。
なお、3葉片の折り形態には上記巻き折り以外にZ折りがある。本発明では当初最低1葉片が折り畳まれた情報通信体用紙を使用する製造方法であるが、Z折りの場合2か所の対向面に疑似接着フィルムシートGを被覆する必要がある。従って当初1葉片が折り畳まれているとその対向面間の疑似接着フィルムシートGの被覆が困難なため本発明の製造方法では製造することができない。これについては後述する4葉片以上の情報通信体用紙でも同様である。
[4葉片の情報通信体用紙S2による折り畳み情報通信体J2の製造方法]
前記実施例は3葉片が連接された情報通信体用紙S1について、その製造方法と製造される情報通信体J1について説明したが、例えば4葉片が連接された情報通信体用紙でも同様に予め折り畳んでおくことにより情報通信体を効率的に製造することができる。以下に4葉片以上が連接された情報通信体用紙による情報通信体の製造方法を説明する。
図6(A)に示すように、第一葉片31、第二葉片32、第三葉片33及び第四葉片34が折り線35、36、37で連接された情報通信体用紙S2を、予め第一葉片31と第二葉片32、第三葉片33と第四葉片34が対向するように観音開き状態に折り畳み、用紙載せ台に積載する。
そして前記折り畳まれた情報通信体用紙S2を順次繰り出し、図6(B)に示すように第一葉片31及び第四葉片34の上面に疑似接着フィルムシートGを、また第二葉片32及び第三葉片33の下面にフィルムシートFをそれぞれ被覆する。なお前記フィルムシートFは折り線36を跨いだ1枚のフィルムシートでも構わない。
その後折り線36から、第一葉片31上面と第四葉片34上面に被覆された疑似接着フィルムシートG同士が対向するように折り畳み、封緘装置に掛けることにより全体が剥離可能に封緘される。
この情報通信体J2の受取人は、図6(C)に示す第一葉片31と第四葉片34の間の疑似接着部分から剥離し、同図(B)の状態に展開する。その後第一葉片31と第二葉片32、第四葉片34と第三葉片33の天地からはみ出して感熱接着剤層102同士で接着されている疑似接着フィルムシートGとフィルムシートFを引き剥がしながら、最終的に各葉片を観音開き状態に展開して内部の情報を確認することができる。
[4葉片の情報通信体用紙S3による折り畳み情報通信体J3の製造方法]
図7(A)に示すように、第一葉片41、第二葉片42、第三葉片43及び第四葉片44が折り線45、46、47で連接された情報通信体用紙S3を、予め第二葉片42、第三葉片43及び第四葉片44の3葉片を、巻き折り状態に折り畳み用紙載せ台に積載する。
そして前記折り畳まれた情報通信体用紙S3を順次繰り出し、図7(B)に示すように第一葉片41及び第三葉片43の上面に疑似接着フィルムシートGを、また第一葉片41及び第二葉片42の下面にフィルムシートFをそれぞれ被覆する。なお前記フィルムシートFは折り線36を境にそれぞれ前記両葉片の下面に2枚のフィルムシートFを被覆しても構わない。
その後折り線45から、第一葉片41上面と第三葉片43上面に被覆された疑似接着フィルムシートG同士が対向するように折り畳み、封緘装置に掛けることにより全体が剥離可能に封緘される。
この情報通信体J3の受取人は、図6(C)に示す第一葉片41と第三葉片43の間の疑似接着部分から剥離して同図(B)の状態に展開する。その後第三葉片43と第二葉片42の天地からはみ出して接着剤層102同士で接着されている疑似接着フィルムシートGとフィルムシートFを引き剥がしながら、巻き折り状態の3葉片を平面に展開して内部の情報を確認することができる。
なお、4葉片の折り畳み状態は、前記2実施例の形態以外に例えば図8に示す情報通信体用紙S4を使用した情報通信体J4がある。そして前記の形態では図8(C)に示すように、第三葉片53及び第四葉片54の対向面間において天地のはみ出し部分は封緘できるが左側辺が封緘されていない。この部分を封緘するには前記対向面間に疑似接着フィルムシートGを介在させる必要があり、そのためには同図(A)の予め折り畳まれた状態の時に既に第三葉片53及び第四葉片54間に疑似接着フィルムシートGが介在する必要があり、本発明の予め折り畳まれた情報通信体用紙を使用する製造方法には適用ができない。
同様に図9に示す情報通信体用紙S5を使用した情報通信体J5がある。そして前記の形態では図9(C)に示すように、第三葉片63及び第四葉片64の対向面間において天地のはみ出し部分は封緘できるが右側辺が封緘されていない。この部分を封緘するには前記対向面間に疑似接着フィルムシートを介在さえる必要があり、そのためには同図(A)の予め折り畳まれた状態の時に既に第三葉片63及び第四葉片64間に疑似接着フィルムシートGが介在する必要があり、本発明の予め折り畳まれた情報通信体用紙を使用する製造方法には適用ができない。
[5葉片の情報通信体用紙S6による折り畳み情報通信体J6の製造方法]
図10(A)に示すように、第一葉片71、第二葉片72、第三葉片73、第四葉片74及び第五葉片75が折り線76、77、78及び79で連接された情報通信体用紙S6を、予め第二葉片72、第三葉片73、第四葉片74及び第五葉片75の4葉片を、巻き折りと蛇腹折りの混合折り状態に折り畳み用紙載せ台に積載する。
そして前記折り畳まれた情報通信体用紙S6を順次繰り出し、図10(B)に示すように第一葉片71及び第三葉片73の上面に疑似接着フィルムシートGを、また第一葉片71及び第二葉片72の下面に1枚のフィルムシートFを被覆する。なお前記フィルムシートFは折り線76を境に前記第一葉片71及び第二葉片72の下面にそれぞれ1枚ずつ被覆しても構わない。
その後折り線76から、第一葉片71上面と第三葉片73上面に被覆された疑似接着フィルムシートG同士が対向するように折り畳み、封緘装置に掛けることにより全体が剥離可能に封緘される。
この情報通信体J6の受取人は、図10(C)に示す第一葉片71と第三葉片73の間の疑似接着部分から剥離して同図(B)の状態に展開する。その後第三葉片73と第二葉片72の天地からはみ出して接着剤層102同士で接着されている疑似接着フィルムシートGとフィルムシートFを引き剥がしながら、混合折り状態の4葉片を平面に展開して内部の情報を確認することができる。
[5葉片の情報通信体用紙S7による折り畳み情報通信体J7の製造方法]
図11(A)に示すように、第一葉片81、第二葉片82、第三葉片83、第四葉片84及び第五葉片85が折り線86、87、88及び89で連接された情報通信体用紙S7を、予め第二葉片82、第三葉片83、第四葉片84及び第五葉片85の4葉片を、巻き折り状態に折り畳み用紙載せ台に積載する。
そして前記折り畳まれた情報通信体用紙S7を順次繰り出し、図11(B)に示すように第一葉片81及び第三葉片83の上面に疑似接着フィルムシートGを、また第一葉片81及び第二葉片82の下面に1枚のフィルムシートFを被覆する。なお前記フィルムシートFは折り線86を境に前記第一葉片81及び第二葉片82の下面にそれぞれ1枚ずつ被覆しても構わない。
その後折り線86から、第一葉片81上面と第三葉片83上面に被覆された疑似接着フィルムシートG同士が対向するように折り畳み、封緘装置に掛けることにより全体が剥離可能に封緘される。
この情報通信体J7の受取人は、図11(C)に示す第一葉片81と第三葉片83の間の疑似接着部分から剥離して同図(B)の状態に展開する。その後第三葉片83と第二葉片82の天地からはみ出して接着剤層102同士で接着されている疑似接着フィルムシートGとフィルムシートFを引き剥がしながら、巻き折り状態の4葉片を平面に展開して内部の情報を確認することができる。
[5葉片の情報通信体用紙S8による折り畳み情報通信体J8の製造方法]
図12(A)に示すように、第一葉片91、第二葉片92、第三葉片93、第四葉片94及び第五葉片95が折り線96、97、98及び99で連接された情報通信体用紙S8を、予め第一葉片91と第二葉片92の2葉片を折り合わせ、第三葉片93、第四葉片94及び第五葉片95の3葉片を巻き折り状態に折り畳み用紙載せ台に積載する。
そして前記折り畳まれた情報通信体用紙S8を順次繰り出し、図12(B)に示すように第一葉片91及び第四葉片94の上面に疑似接着フィルムシートGを、また第二葉片92及び第三葉片93の下面に1枚のフィルムシートFを被覆する。なお前記フィルムシートFは折り線97を境に前記第二葉片92及び第三葉片93の下面にそれぞれ1枚ずつ被覆しても構わない。
その後折り線97から、第一葉片91上面と第四葉片94上面に被覆された疑似接着フィルムシートG同士が対向するように折り畳み、封緘装置に掛けることにより全体が剥離可能に封緘される。
この情報通信体J8の受取人は、図12(C)に示す第一葉片91と第四葉片94の間の疑似接着部分から剥離して同図(B)の状態に展開する。その後第一葉片91と第二葉片92、第四葉片94と第三葉片93の天地からはみ出して接着剤層102同士で接着されている疑似接着フィルムシートGとフィルムシートFを引き剥がしながら、両側の折り畳まれている各葉片を平面に展開して内部の情報を確認することができる。
なお、本発明は、上記実施例に限られるものではない。
例えば、情報通信体用紙を構成する葉片の数に制限はなく、最終的に二つ折りにするに際して折り線の両側に配置される葉片の数にも制限はない。要は情報通信体が完成した時点で、開封可能な側辺が一個所であればよいのである。
G 疑似接着フィルムシート
F フィルムシート
S、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8 情報通信体用紙
J1、J2、J3、J4、J5、J6、J7、J8 情報通信体
1、2、3、31、32、33、34、41、42、43、44,51、52、53、54、61、62、63、64、71、72、73、74、75、81、82、83、84、85、91、92、93、94、95 葉片
4、5、35、36、37、45、46、47、55、56、57、65、66、67、76、77、78、79、86、87、88、89、96、97、98、99 折り線
11 吸着パッド
12a、12b、14a、14b、17a、17b ニップローラ
13a、13b ヒートローラ
15、16 サポートローラ
18 センサ
19a 断裁刃
19b 固定刃
20a、20b 搬送ローラ
21a、21b ヒータパネル
22a、22b 加圧ローラ
23 スタッカ
101 基材
102 感熱接着剤層
103 疑似接着層

Claims (1)

  1. 三葉片以上の葉片を折り線を介して横方向に連接した情報通信体用紙を、最終的に二つ折りされる手前の見開き状態にまで折り畳み、前記見開き状態において最終的に二つ折りした際に最外側に位置する二葉片が折り線を介して連接されると共に平面に展開された状態で積載する積載工程、積載された情報通信体用紙の最上面の情報通信体用紙から一枚ずつ順次繰り出す繰り出し工程、繰り出された情報通信体用紙の最終的に二つ折りされた際に対向する両面に疑似接着フィルムシートを連続的に被覆すると共に前記対向する面側と逆の面で最終的に二つ折りされた際に表出する面に疑似フィルムシート又はフィルムシートを連続的に被覆する被覆工程、疑似接着フィルムシート又はフィルムシートが被覆された情報通信体用紙を連続的に最終の二つ折り形態に折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた情報通信体用紙の天地から前記疑似接着フィルムシート又は前記フィルムシートがはみ出した状態で単位シートに断裁する断裁工程、断裁された単位シートの対向面に被覆されている疑似接着フィルムシートと天地からはみ出した疑似接着フィルムシート又はフィルムシートにより折り畳まれた情報通信体用紙の周囲を剥離可能に封緘する封緘工程とからなることを特徴とした折り畳み情報通信体の製造方法。
JP2016100904A 2016-04-27 2016-04-27 折り畳み情報通信体の製造方法 Expired - Fee Related JP6671585B2 (ja)

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