JP2013052665A - 往復葉書の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 往復葉書の単位シートt1が印刷された長尺状シートS1の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートGを被覆した後に、渦巻状に折り畳み一気に疑似接着を実行する。
【選択図】図2
Description
詳しくは最近盛んに使用されている、見掛けは通常の往復葉書であるにもかかわらず、複数の葉片が剥離可能に積層されているため、多くの情報を隠蔽状態で伝達することが可能な往復葉書の製造方法に関する。
本発明は、往復葉書の製造工程における折り畳み工程を簡略化し、巻き折形態の往復葉書にも対応可能で、加えて折り機での剥離の可能性をなくした往復葉書の製造方法を提供することを目的としている。
前記疑似接着フィルムシートとしては、例えばケイディケイ株式会社製の商品名「ハガキフィルムドライ」や商品名「ハガキフィルムサーマル」が販売されている。
また疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートを被覆した後に折り畳み工程が配置されているので折り畳みによるフィルムのずれが発生せず、従来の特許文献に記載される対向葉片へ予め疑似接着されている疑似接着フィルムシート挟み込む方式では、物理的に挿入することが不可能な渦巻き状の巻き折り形態であっても何ら問題を起こすことなく対応することができる。
さらに本発明では、折り畳まれた後の最終工程で疑似接着を完了する。従って、疑似接着後に改めて別工程で設けられた折り機に通過させる従来の方法における疑似接着面同士の剥離事故問題が完全に解消される。
[実施例1:長尺状シートによる往復葉書の製造方法]
図1(A)に示すように、本発明で使用する長尺状シートS1は第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3が折り筋予定線4及び折りミシン予定線5を介して横方向に連接された単位シートt1が切取線6を介して縦方向に連接されている。そして第一葉片1及び第三葉片3の外側には切取線7を介してマージナル孔8を設けたマージナル部分9が連接されている。
なお、前記折り筋予定線4、折りミシン予定線5及び切取線6、7は必ずしも表示される必要はなく特に切取線6はミシン等に代えても構わない。
また、前記折り筋予定線4を折りミシン予定線4に、折りミシン予定線5を折り筋予定線5に変更しても構わない。
さらに疑似接着フィルムシートGが被覆される以前に、前記折り筋予定線及び折りミシン予定線にそれぞれの加工が施されていても構わない。
なお、前記ヒートローラ25a、25bは加圧ローラに代えても構わず、またヒートローラを単数或いは複数対配置して加熱・加圧処理を施すようにしても構わない。
図7に示すように、本発明で使用する枚葉状シートS2は第一葉片41、第二葉片42及び第三葉片43が折り筋予定線44及び折りミシン予定線45を介して横方向に連接された単位シートt2が位相を同じくして縦方向に3丁印刷されている。
なお、前記折り筋予定線44、折りミシン予定線45は必ずしも表示される必要はない。
また、前記折り筋予定線44を折りミシン予定線45に、折りミシン予定線45を折り筋予定線44に変更しても構わない。
さらに疑似接着フィルムシートGが被覆される以前に、前記折り筋予定線及び折りミシン予定線にそれぞれの加工が施されていても構わない。
そしてヒートローラ53a、53bにより加熱・加圧処理が施され、両者は強固に接着される。
なお、疑似接着工程以後の流れは、既述の実施例1と同様なので省略する。
例えば、実施例2において、枚葉状シートS2に印刷される単位シートの数量に制限はなく、位相を同じくすれば何丁印刷しておいても構わない。
また、実施例2において、流れ方向の余白部分Xが予め切除された枚葉状シートを使用しても構わない。その場合疑似接着フィルムシートGの幅を狭く設定しておいて、第三葉片43の外側縁辺からはみ出さないようにすればよい。
さらに、実施例2において、マークMの形状や記載場所に制限はない。
さらにまた、実施例1及び2において、折り筋及び折りミシンを予め長尺状シートS1及び枚葉状シートS2に形成しておくことにより、前記形成のための各工程を省略しても構わない。
S2 枚葉状シート
t1、t2 単位シート
G 疑似接着フィルムシート
X、Y、L 余白部分
V センサ
M マーク
1、2、3、41、42、43 葉片
4、44 折り筋予定線
5、45 折りミシン予定線
6、7 切取線
8 マージナル孔
9 マージナル部分
11、19、59 サポートローラ
12、20 ピントラクタ
13a、13b、25a、25b、53a、53b、65a、65b ヒートローラ
14a、14b、21a、21b、54、54b スリッタ
15a、15b、55a、55b 筋入れ装置
16a、16b、56a、56b ミシン装置
17a、17b、52a、52b、57a、57b、60a、60b、62a、62b ニップローラ
18、58 折り畳み装置
22a ダイカットローラ
22b バックアップローラ
23a、23b、63a、63b 搬送ローラ
24a、24b、64a、64b ヒータパネル
26、66 スタッカ
31 基材
32 疑似接着層
33 感熱接着剤層
Claims (5)
- 折り線を介して横方向に連接された3葉片からなる単位シートが縦方向へ連接された長尺状シートを繰り出す工程、繰り出された長尺状シートの疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートを被覆する工程、疑似接着フィルムシートを被覆した長尺状シートの一方のマージナル部分を切除する工程及び折り筋及び/又は折りミシンを形成する工程、マージナル部分を切除すると共に折り筋又はミシン目を形成した長尺状シートを渦巻状に折り畳む工程、折り畳まれた長尺状シートの残るマージナル部分を切除する工程、残るマージナル部分を切除した長尺状シートの天地方向を断裁して単位シートに仕上げる工程、断裁された単位シートの疑似接着予定面を剥離可能に疑似接着する疑似接着工程とからなることを特徴とした往復葉書の製造方法。
- 残るマージナル部分を切除する工程、断裁工程及び疑似接着工程の順序を任意に入れ替たことを特徴とした請求項1に記載の往復葉書の製造方法。
- 折り線を介して横方向に連接された3葉片からなる単位シートが印刷された枚葉状シートを繰り出す工程、繰り出された枚葉状シートの疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートを被覆する工程、疑似接着フィルムシートを被覆した枚葉状シートの流れ方向の余白部分を切除する工程及び折り筋及び/又は折りミシンを形成する工程、余白部分を切除すると共に折り筋又はミシン目を形成した枚葉状シートを渦巻状に折り畳む工程、折り畳まれた枚葉状シートの流れ方向に対して垂直方向の余白部分を切除して単位シートに仕上げる断裁工程、断裁された単位シートの疑似接着予定面を剥離可能に疑似接着する疑似接着工程とからなることを特徴とした往復葉書の製造方法。
- 断裁工程及び疑似接着工程の順序を任意に入れ替えたことを特徴とした請求項3に記載の往復葉書の製造方法。
- 折り筋及び/又は折りミシンを形成する工程が省略されたことを特徴とした請求項1乃至4の何れかに記載の往復葉書の製造方法。
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2011
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