JP2012056304A - 区画されたカード部の分離手段とそれを用いた情報通信体及び区画されたカード部を有する情報通信体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】区画の輪郭をスリットとミシン目の組み合わせで形成する。特に区画の凸部にスリットを配置してさらにその他の部分をミシン目で形成する。
【選択図】図1
Description
1)スリットにより区画されたカード部が加工中に剥離してしまう。
2)ミシン目により区画されたカード部が良好に密着しているとミシン目から捲ることが 困難で、従って開封の端緒が得られないため受取人において剥離できない。
等である。
本発明は、上記欠点を解消すべく本発明者が鋭意研究の末発明に至ったもので、加工中に区画されたカード部が剥離することなく且つ使用者において確実に剥離できる、区画されたカード部の分離手段とそれを用いた情報通信体及び区画されたカード部を有する情報通信体の製造方法を提供するものである。
このものは例えば異なる物性の熱可塑性樹脂を溶融押出しや塗工により剥離可能に積層した2層のフィルムシートの両外側に、公知の感熱接着剤層を形成したものであり、折り畳んだ情報通信体用用紙の任意の対向葉片間に挿入して加圧又は加熱・加圧処理を施すことにより剥離可能に一体化することができる。
このものは各種情報を情報通信体用用紙に印刷した後に、例えば疑似接着性のUVニスを疑似接着予定面に塗布して疑似接着性の皮膜を形成する、業界でニス引き方式と呼ばれるものや、疑似接着性のエマルジョン型皮膜を形成する、後糊方式と呼ばれるものがある。
このものは、例えば前記特殊用紙に各種情報を印刷した後に折畳み、対向面同士に高圧を掛けて剥離可能に疑似接着するものである。
なお本発明においては既述のいずれの疑似接着方式でも適用可能であるが、ダイカットやトムソンの鋭利な刃型により区画されたカード部を形成するため、用紙表面を保護することができるフィルム方式が有利である。
前記ミシン目のカットとアンカットの長さは、例えばカットは1〜3mm、アンカットにおいては0.1〜1.0mmの長さから選択されるのが好ましい。
なお前記ミシン目の長さは、スリット部分以外の全ての部分を同一ミシン目で形成する必要はない。例えば部分部分でカットとアンカットの比率が異なるミシン目であっても構わない。
また開封開始部分はスリットで形成されているので、受取人はその部分を剥離の端緒とすることが出来る。剥離を開始できれば後はミシン目を順次破断して剥離していけばよい。
このように製造工程での歩留まりが大幅に改善されると共に受取人の開封率が格段に向上する。
[二つ折りハガキ]
本発明に係る二つ折りハガキは、図1(A)、(B)及び(C)に示すように折線3を介して連接されたハガキ住所面側の葉片1とその裏面側の葉片2が疑似接着フィルムシートG1を介して折り畳まれたものである。疑似接着フィルムシートG1は、例えば図2に示すように、PETからなる基材11の一方の面に熱可塑性樹脂層10を剥離可能に形成した中間基材の両外側に、公知の感熱接着剤層12を形成したものである。
図5は3つ折りハガキの断面図を示す。同図(A)において断面Z字状に折り畳まれた各葉片11、12、13が疑似接着フィルムシートG2を介して剥離可能に一体化されている。
ここで使用される疑似接着フィルムシートG2は、図6に示すように、例えば二軸延伸ポリプロピレンからなる基材17の一方の面に公知の感熱接着剤層18を形成し、残るもう一方の面に疑似接着剤層19を形成したものである。
そして表出している各葉片11、13と疑似接着フィルムシートG2の表出している葉片側が、貫通するスリット5とミシン目6により形成されている。その他の説明は二つ折りハガキの場合と同様であるため省略する。
図7(A)及び(B)に示すように、本実施例で使用される長尺シートS1は、第一葉片21と第二葉片22が折線23を介して連接された単位シートt1が、切取線24を介して天地方向に連接されている。各葉片の外側には切取線25を介してマージナル孔26を形成したマージナル部分27が連接している。
前記長尺シートS1は切取線24で蛇腹状に折り畳まれて図9左端に配置される。そして上方のサポートローラ41へ引き上げられると共にほぼ水平に向きを変えて下流のピントラクタ42のピンとマージナル孔26を合致させてさらに下流へ搬送される。下流には一対のヒートローラ43が配置されており、上方に待機したローラRから繰出される疑似接着フィルムシートG2と整合される。
図12(A)及び(B)に示すように、本実施例で使用される枚葉シートS2は、例えば菊四つ切サイズの用紙に第一葉片61と第二葉片62が折線63を介して連接された二つ折りハガキの単位シートt2が4丁印刷されている。第一葉片61表面には郵便切手欄、郵便番号欄の他に受取人の住所氏名等が記載されている。また第二葉片62表面上部には宣伝広告等の一般情報が記載され、その下方に区画されたカード部Yが印刷されており、この部分は後ほどの工程中において、スリットとミシン目により抜き加工される。
例えば、剥離の端緒として凸部を利用しているが、逆に凹部を形成しておいて区画の外枠側から剥離した後に区画内部を剥離するようにしても構わない。
またカード部は周囲を全てスリットとミシン目で区画される必要はなく、図15に示す要に、一部分スリットやミシン目が形成されない部分を設けておいて、剥離後分離せずに葉片に連接したままで残る構成にしても構わない。
さらに既述の製造方法で使用される疑似接着媒体は、フィルム方式以外の他の方式に代えても構わない。
S2 枚葉シート
G1、G2 疑似接着フィルムシート
t1、t2 単位シート
Y 区画されたカード部
Z 凸部
R ロール
F 折り機
1、2、11、12、13、21、22、61、62 葉片
3、14、15、23、63 折線
5 スリット
6 ミシン目
10、熱可塑性樹脂層
11、17 基材
12、18 感熱接着剤層
19 疑似接着剤層
24、25 切取線
26 マージナル孔
27 マージナル部分
30、41、47、48、50 サポートローラ
31、33、42、51 ピントラクタ
43、ヒートローラ
34、44、52 スリッタ
36、45、54 ダイカットローラ
35、46、53 ニップローラ
49 折畳みアングル
37、55、70 搬送ローラ
38、56、70 ヒーターパネル
39、57、72 加圧ローラ
40、58、73 スタッカ
Claims (7)
- カード用葉片と該カード用葉片と疑似接着媒体を介して剥離可能に一体化されたサポート葉片からなり、前記カード用葉片には区画されたカード部が形成されており、前記カード部の区画手段がカード用葉片とカード用葉片側に形成されている疑似接着媒体の両者を貫通してなるスリット及びミシン目の組み合わせからなることを特徴とした区画されたカード部の分離手段。
- 折線又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片を切り重ね或いは折畳み、疑似接着媒体を介して剥離可能に一体化した情報通信体において、任意の葉片に区画されたカード部が形成されており、前記区画されたカード部の区画手段が前記任意の葉片と該葉片に形成された疑似接着媒体の両者を貫通してなるスリット及びミシン目の組み合わせからなることを特徴とした区画されたカード部を有する情報通信体。
- 区画されたカード部の輪郭で少なくとも一箇所の凸部及び/又は凹部がスリットにより形成されていることを特徴とした請求項1に記載された区画されたカード部を有する情報通信体。
- 区画されたカード部の輪郭の少なくとも一箇所がスリット又はミシン目により貫通されておらず分離することが不能な請求項1、2の何れかに記載の区画されたカード部を有する情報通信体。
- 折線又は切取線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接された長尺シートを折畳む工程、折り畳まれた長尺シートの対向葉片間に疑似接着フィルムシートを挿入する工程、疑似接着フィルムシートが挿入された長尺シートを単位シート毎に断裁する工程、前記単位シートを加圧又は加熱・加圧処理により剥離可能に一体化する圧着工程とからなることを特徴とした区画されたカード部を有する情報通信体の製造方法。
- 折線又は切取線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接された長尺シートの疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体を形成した長尺シートを折畳む工程、折り畳まれた長尺シートを単位シート毎に断裁する工程、前記単位シートを加圧又は加熱・加圧処理により剥離可能に一体化する圧着工程とからなることを特徴とした区画されたカード部を有する情報通信体の製造方法。
- 単位シートが印刷された枚葉状のシートの疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成する工程、疑似接着媒体を形成した枚葉状のシートを断裁して単位シート毎に仕上げる工程、断裁された単位シートを折畳む工程、折り畳まれた単位シートを加圧又は加熱・加圧処理により剥離可能に一体化する圧着工程とからなることを特徴とした区画されたカード部を有する情報通信体の製造方法。
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