JP5831832B2 - ラミネータの任意位置自動停止手段およびそれを用いた枚葉状の印刷紙のラミネート方法並びにそれを用いた情報通信体の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、前記問題に鑑み、ヒートローラにより構成されたラミネートローラ間で停止する際に不良品を発生することがないラミネータの任意位置自動停止手段と、それを用いた枚葉状の印刷紙のラミネート方法並びにそれを用いた情報通信体の製造方法を提供するものである。
[実施例1:ラミネータの任意位置自動停止手段]
図1に示すように、本発明で使用される枚葉状の印刷紙S1は、例えば実線で表す四角の内部にポスター等のレイアウトが組まれ、前記実線で示す四角の周囲にレジスターマークR等が表示されている。前記レジスターマークR等が表示された実線で示す四角の周囲は最終的に断裁等により除去される余白部分で、最終的に実線で示す四角部分がポスターの本体となるのである。
次に実施例1の手段を用いた枚葉状の印刷紙のラミネート方法について説明する。
図9に示すように、複数の枚葉状の印刷紙S1が図中左下に積載される。そして最上面から一枚ずつ例えば吸着パッド20により搬送テーブルへ送り出される。なお、前記吸着パッド20以外にフィードローラ等他の公知の給紙手段を使用しても構わない。枚葉状の印刷紙S1は用紙前後の端部(図1の斜線部分)を重ね合わせるようにして送り出されるのであるが、既述の通り端部を付き合わせるか或いは等間隔で隙間を開けるようにして送り出しても構わない。
次に実施例1の手段を用いた枚葉状の印刷紙の情報通信体の製造方法について説明する。
図10は本実施例3で使用される枚葉状の印刷紙S2の表面図及び裏面図である。同図(A)に示すように、枚葉状の印刷紙S2には2丁の二つ折り葉書用紙t1が面付けされている。そしてそれぞれの二つ折り葉書用紙t1の周囲には断裁位置を示すレジスターマークRが記載されている。二つ折り葉書用紙t1は第一葉片41及び第二葉片42が折り線43(必ずしも表示する必要はなくミシン目や折り筋に代えても構わない)を介して連接されている。
このように完成された二つ折り葉書は、ベルトコンベア等からなるスタッカ64に順次排出されて積載される。そしてまとめられた後に郵送手配されるのである。
本実施例は前記実施例3の工程を二分割したものである。図14に示すように前期実施例の図12に相当する状態(両側の流れ方向の余白部分Xを切除すると共に、中央にミシン目Pを形成した状態)に仕上げた印刷紙S2を一旦ワインダーW等の装置により巻き取る。その後図15に示すように、折り畳み装置56へワインダーWから送り出す製造方法である。
なお、前記の分割に限られることはなく、何れの工程間で分割しても構わず、さらに分割の数にも制限はない。
例えば、フィルムシートF及び疑似接着フィルムシートGは各実施例において上方で待機しているが、各図中破線で示すように下方から供給されても構わず、或いは上下方から同時に繰り出して印刷紙の両面を被覆するようにしても構わない。
なお長尺状の印刷紙S2に予め折りミシンや折り筋等を形成しておけばこれら装置並びに工程を省略することができる。
R レジスターマーク
M、M′ マーク
F フィルムシート
G 疑似接着フィルムシート
K、K′ 識別センサ
t1 情報通信体の単位印刷紙
X、Y、Y′ 余白部分
P ミシン目
W ワインダー
11 基材
12 感熱接着剤層
13 疑似接着層
20 吸着パッド
21a、21b、23a、23b、24a、24b、51a、51b、55a、55b、58a、58b、60a、60b ニップローラ
22a、22b、52a、52b、63a、63b ヒートローラ
41、42 葉片
43 折り線
44 一般情報
45 個人情報
57 サポートローラ
53a、53b スリッタ
54a、54b ミシン刃
56 折り畳み装置
59a 断裁刃
59b 固定刃
61a、61b 搬送ローラ
62a、62b ヒータパネル
64 スタッカ
Claims (6)
- 印刷面に非影響区域を設けた枚葉状の印刷紙にフィルムシートを被覆するラミネータにおいて、停止時に前記枚葉状の印刷紙における非影響区域が少なくとも一対からなるヒートローラにより構成されるラミネートローラ間に位置することを特徴としたラミネータの任意位置自動停止手段
- 印刷面に非影響区域を設けた枚葉状の印刷紙を連続的に繰り出す工程、繰り出された枚葉状の印刷紙にフィルムシートを少なくとも一対のラミネートローラにより連続的に被覆する被覆工程とからなり、停止時に前記枚葉状の印刷紙における非影響区域が少なくとも一対からなるヒートローラにより構成されるラミネートローラ間に位置することを特徴とした任意位置自動停止制御を用いた枚葉状の印刷紙のラミネート方法。
- フィルムシートが被覆された枚葉状の印刷紙を当初の枚葉状の印刷紙毎に切断する切断工程が付加されたことを特徴とした請求項2に記載の任意位置自動停止手段を用いた枚葉状の印刷紙のラミネート方法。
- 情報通信体の単位印刷紙が記載されると共に印刷面に非影響区域を設けた枚葉状の印刷紙を連続的に繰り出す工程、繰り出された枚葉状の印刷紙の少なくとも一方の面に疑似接着フィルムシートを連続的に被覆する被覆工程、疑似接着フィルムシートが被覆された枚葉状の印刷紙の流れ方向の余白部分を切除する切除工程及び折りミシン及び/又は折り筋を形成する折り手段形成工程、流れ方向の余白部分が切除される共に折りミシン及び/又は折り筋が形成された枚葉状の印刷紙を折り畳む工程、折り畳まれた枚葉状の印刷紙を単位印刷紙毎に仕上げる断裁工程、断裁された単位印刷紙を剥離可能に一体化する一体化工程とからなる情報通信体の製造方法であって、停止時に前記枚葉状の印刷紙における非影響区域が少なくとも一対からなるヒートローラにより構成されるラミネートローラ間に位置することを特徴とした任意位置自動停止ラミネータを用いた情報通信体の製造方法。
- 切除工程で排出される枚葉状の印刷紙を巻き取る巻取り工程を追加し、改めて前記巻き取られた枚葉状の印刷紙を折畳み工程へ送り出すようにしたことを特徴とした請求項4に記載の任意位置自動停止ラミネータを用いた情報通信体の製造方法。
- 枚葉状の印刷紙の少なくとも一方の面の完全接着予定面に完全接着フィルムシートを被覆する被覆工程が疑似接着フィルムシートを被覆する工程或いはその前後に加えられたことを特徴とした請求項4又は5の何れかに記載の任意位置自動停止手段を用いた情報通信体の製造方法。
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