WO2010070830A1 - クロック分周回路、及びクロック分周方法 - Google Patents

クロック分周回路、及びクロック分周方法 Download PDF

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Abstract

 異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成することができる本発明にかかるクロック分周回路は、マスク制御回路20とマスク回路10を有する。マスク制御回路20は、通信タイミング信号26に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号29を生成するマスクタイミング信号生成回路22と、通信タイミングではクロックパルスのマスクを抑制する処理をするマスク抑制回路62を有する。マスク回路10は、マスク制御回路で生成されたマスク信号50に応じて、入力クロック信号のクロックパルスをマスクして出力クロック信号を生成する。

Description

クロック分周回路、及びクロック分周方法
 本発明は、クロック分周回路、及びクロック分周方法に関し、特にクロック信号を任意の有理数分周比で分周するクロック分周回路、及びクロック分周方法に関する。
 任意の周波数のクロック信号から、より低い周波数のクロック信号を分周するクロック分周回路において、分周比、すなわち分周前のクロック信号の周波数と分周後のクロック信号の周波数の比が1/M (Mは整数)の分周回路(整数分周回路)は、カウンタ回路を用いて容易に実現することができる。
 一方、分周比がN/M(Nは正の整数、MはNより大きい正の整数)からなる有理数であっても、分周が可能な分周回路(有理数分周回路)が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。これらの背景技術によると、まず、分周比の分子を設定する値Nを、入力クロック信号のサイクル毎に累積的に加算する。次に、その加算結果が分周比の分母を設定する値Mより大きくなった場合には、その加算結果からMを引く。これらの動作を行い、その加算結果を参照して、入力クロック信号のクロックパルスを適切にマスクする(間引く)ことにより有理数分周を実現している。
 図17および図18を参照して、上記背景技術によるクロック分周回路における問題の具体例を説明する。図17は、背景技術のクロック分周回路を用いた半導体集積回路例である。図18は、背景技術のクロック分周回路の動作を示す図である。
 図17に示すように、背景技術のクロック分周回路200は、入力する分周比設定に基づいて、クロックSを有理数分周することでクロックBを生成する。回路A(相手回路)と回路B(対象回路)は、信号AoutおよびBoutを通じて互いに通信する。信号Aoutは、回路AがクロックAのタイミングで出力し、回路BがクロックBのタイミングで入力する信号である。信号Boutは、回路BがクロックBのタイミングで出力し、回路AがクロックAのタイミングで入力する信号である。
 図18に、クロックSを分周比11/12~4/12で分周して生成したクロックBを示す。クロックBは、入力するクロックSのクロックパルスを適切にマスクすることにより生成することができる。例えば、分周比が9/12のクロックBは、クロックSのタイミングT0~T11にある12個のクロックパルスのうち、タイミングT3、T8、T11にある3個のクロックパルスをマスクすることで生成している。
 ここで、クロックAの周波数はクロックSの1/3であるとする。すなわち、クロックAのクロックSに対する分周比は1/3(=4/12)である。このとき、クロックAとクロックBの位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングを、T0~T11で示している。
 また、回路Aと回路Bは、クロックAのすべての立ち上がりのタイミングであるタイミングT0、T3、T6、T9、で通信するとする。すなわち、回路Aは、クロックAの立ち上がりのタイミングであり、通信のタイミングであるタイミングT0、T3、T6、T9で、信号Aoutを出力し、信号Boutを入力する。
 ところが、上記背景技術のクロック分周回路は、異なる周波数のクロックを有する回路との通信を考慮していない。そのため、この通信のタイミングにおいても、クロックSのクロックパルスをマスクしてクロックBを生成してしまう場合がある。図18の場合、通信のタイミングのうち、T3、T6、T9において、クロックSのクロックパルスをマスクしてクロックBを生成している場合がある。
 具体的には、タイミングT3において、分周比が9/12の場合(91)、6/12の場合(92)、5/12の場合(93)にクロックパルスをマスクしている。同様に、タイミングT6において、5/12の場合(94)にクロックパルスをマスクしている。同様に、タイミングT9において、分周比が7/12の場合(95)、6/12の場合(96)、5/12の場合(97)にクロックパルスをマスクしている。
特開2005-45507号公報 特開2006-148807号公報
 上記の場合のように、通信のタイミングでクロックSのクロックパルスをマスクしてクロックBを生成した場合、クロックAで動作する回路Aが信号Aoutに出力した信号を、クロックBで動作する回路Bが期待したタイミングで入力できないことになる。同様に、クロックAで動作する回路Aが期待したタイミングで、クロックBで動作する回路Bが信号Boutに信号を出力できないことになる。
 従って、上記背景技術のクロック分周回路では、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を実現するために、特別なクロック乗せ換え回路や、特別なタイミング設計が必要となる。その結果、通信性能が低下し、消費電力、回路規模、さらには設計コストが増大するという問題が発生する。
 本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、及びクロック分周方法を提供することである。
 本発明にかかるクロック分周回路は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号に基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成するマスクタイミング信号生成回路と、当該マスクタイミング信号に対して前記通信タイミングでは前記クロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号を生成するマスク抑制回路と、を備えるマスク制御回路と、前記マスク制御回路によって生成されたマスク信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成するマスク回路と、を有する。
 本発明にかかるクロック分周回路は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成するカウンタと、前記カウント値と前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号とに基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成するマスクタイミング信号生成回路と、前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御するエラー検出回路と、を備えるマスク制御回路と、前記マスク制御回路によって生成されたマスクタイミング信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成するマスク回路と、を有する。
 本発明にかかるクロック分周方法は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号に基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成し、前記マスクタイミング信号に対して前記通信タイミングでは前記クロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号を生成し、前記マスク信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成する、クロック分周方法である。
 本発明にかかるクロック分周方法は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、前記カウント値と前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号とに基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成し、前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御し、前記マスクタイミング信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成する、クロック分周方法である。
 本発明により、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、及びクロック分周方法を提供することが可能となる。
実施の形態1にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信タイミング検出回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるエラー検出回路の動作を示す動作遷移図である。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態4にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態4にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態4にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態5にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態5にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。 背景技術のクロック分周回路の構成を示すブロック図である。 背景技術のクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。
 発明の実施の形態1.
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。図1には、クロックAで動作する回路A(相手回路)と、クロックBで動作する回路B(対象回路)とを含む半導体集積回路例が示されており、回路Bに本実施の形態にかかるクロック分周回路100が設けられている。
 クロック分周回路100は、分周比設定情報40のN/M(Nは正の整数、MはNより大きい正の整数)で規定された分周比に基づいて、クロックS(入力クロック信号)の連続するM個のクロックパルスのうち、M-N個分のクロックパルスをマスクすることにより、クロックSをN/Mの分周比で有理数分周したクロックB(出力クロック信号)を生成する回路である。
 このクロック分周回路100は、主な回路として、マスク回路10とマスク制御回路20とを含んでいる。マスク回路10は、入力されたマスク信号50に応じてクロックSのクロックパルスをマスクすることによりクロックBを生成して出力する機能を有する。
 マスク制御回路20は、クロックBを用いる回路BとクロックAを用いる回路Aとのデータ通信の通信タイミングに基づいて、マスク信号50を生成し当該マスク信号50をマスク回路10へ出力する機能を有する。ここで、マスク信号50は、クロックSの連続するM個のクロックパルスのタイミングのうち、当該データ通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングを割り当てた信号である。
 回路Aと回路Bは、クロックAの立ち上がりのタイミングで、信号AoutおよびBoutを通じて互いに通信する。この例では、回路Aは、クロックAでフリップフロップ回路A1を駆動して信号Aoutを出力し、回路Bは、クロックBでフリップフロップ回路B1を駆動して信号Aoutを入力する。また、回路Bは、クロックBでフリップフロップ回路B2を駆動して信号Boutを出力し、回路Aは、クロックAでフリップフロップ回路A2を駆動して信号Boutを入力する。
 クロック分周回路100は、分周比設定情報40に加えて、回路Bと回路Aとの通信タイミングを示すクロックAを入力し、このクロックAに基づいてクロックSを、N/M分周比で有理数分周することでクロックBを生成する。
 なお、クロックS、クロックA、および分周比設定情報40については、上位回路(図示せず)から供給されるものとする。
 また、回路AにおけるクロックAの位相と回路BにおけるクロックBの位相が一致するように、クロックAとクロックBの分配遅延は、クロックツリー合成などを用いて、同等になるように設計されるものとする。すわなち、クロックA、クロックBおよびクロックSは同期している。
 次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるクロック分周回路の動作について説明する。図2は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、分周比分母M=12、分周比分子N=11~4とし、クロックSを分周比11/12~4/12で分周してクロックBを生成する場合を例として説明する。
 クロック分周回路100には、クロックS、クロックA、および分周比設定情報40が入力されている。分周比設定情報40は、クロックBのクロックSに対する分周比N/M、およびクロックAのクロックSに対する分周比C/Mを示す信号である。
 クロックSは、所定周波数の連続したクロックパルスからなる信号である。クロックAは、回路Bと回路Aとの通信タイミングを示す。分周比設定情報40は、分周比分母M、分周比分子Nおよび分周比分子Cの値を示す数ビット分の並列データからなり、分周比が変更されない限りこの分周比設定情報40の値は変化しない。
 クロック分周回路100のマスク制御回路20は、クロックAが示す通信タイミングおよび分周比設定情報40に基づいて、回路Bと回路Aとでデータ通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングにおいて、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングを割り当てたマスク信号50をマスク回路10へ出力する。
 この際、前述のように、回路AにおいてクロックAの立ち上がりタイミングでデータ通信が行われる場合、マスク制御回路20は、これら通信タイミング以外のタイミング、すなわちクロックAの立ち上がりタイミング以外のタイミングに対して、クロックSのクロックパルスをマスクするマスクタイミングが割り当てられる。
 図2では、クロックAの周波数がクロックSの1/3、すなわちクロックAのクロックSに対する分周比が1/3(=4/12)で、クロックAとクロックBが同期している場合が示されている。この際、クロックAとクロックBの位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。図2では、この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングがT0~T11で示されている。したがって、回路Aと回路Bは、クロックAの立ち上がりタイミングに相当するタイミングT0、T3、T6、T9でデータ通信を行うことになる。
 マスク制御回路20は、この通信タイミング以外におけるクロックSのクロックパルスの立ち上がりタイミング、すなわちタイミングT1、T2、T4、T5、T7、T8、T10、T11のいずれかに対して、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングを割り当てたマスク信号50を生成する。
 例えば、クロックSのタイミングT0~T11にある12個のクロックパルスのうち、T0、T3、T6、T9以外のタイミング、例えばタイミングT2に対してマスクタイミングを割り当てれば、分周比11/12のクロックBを生成できる。さらに、T8に対してマスクタイミングを追加割り当てすれば、分周比10/12のクロックBを生成できる。さらにT5に対して追加割り当てすれば、分周比の9/12のクロックBを生成できる。さらにT11に対して追加割り当てすれば、分周比の8/12のクロックBを生成できる。
 また、T0、T3、T6、T9以外のタイミングのうち、T1、T2、T5、T8、T11に対してマスクタイミングを割り当てれば、分周比7/12のクロックBを生成できる。さらに、T7に対して追加割り当てすれば、分周比6/12のクロックBを生成できる。さらにT4に対して追加割り当てすれば、分周比の5/12のクロックBを生成できる。さらにT10に対して追加割り当てすれば、分周比の4/12のクロックBを生成できる。
 このように、本実施の形態では、回路B(対象回路)と回路A(相手回路)とでデータ通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングを割り当てたマスク信号50を、マスク制御回路20で生成してマスク回路10へ出力している。これにより、データ通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングにおいて、クロックSからM-N個分のクロックパルスがマスクされてクロックBが生成される。
 このため、通信タイミングでは、クロックSのクロックパルスがマスクされなくなり、通信タイミングには必ずクロックBにクロックパルスが出力される。これに応じて、回路Bは、回路Aが信号Aoutに出力した信号を、期待したタイミングで受け取ることができる。同様に、回路Bは、回路Aが期待したタイミングで、信号Boutに信号を出力することができる。
 したがって、本実施の形態にかかるクロック分周回路によれば、異なる周波数のクロック信号(クロックA)で動作する相手回路(回路A)との間でも、通信性能を低下させずにデータ通信を行える出力クロック信号(クロックB)を生成することが可能となる。
 さらに、異なる周波数のクロック信号で動作する回路との通信のために、特別なタイミング設計や特別なクロック乗せ換え回路が不要となり、低電力、低面積かつ低設計コストで、クロック信号を有理数分周することが可能となる。
 また、本実施の形態では、マスク制御回路20において、分周比設定情報40に応じて、相手回路でデータ通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングを割り当てるようにしたので、例えば分周比N/Mが11/12~4/12のうちのいずれかに変更される場合でも、回路Bの通信タイミングT0、T3、T6、T9以外のタイミングでクロックSをマスクすることができる。したがって、分周比を変更する場合でも、回路AのクロックAや通信タイミングを変更する必要がなくなり、極めて柔軟に対応することが可能となる。
 次に、図3を用いてクロック分周回路100のマスク回路10およびマスク制御回路20について詳細に説明する。
 図3は本実施の形態にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。
 図3において、マスク回路10は、入力するマスク信号50を参照して、クロックSのパルスをマスクするか、あるいはマスクせずにそのままクロックBに出力するか、のいずれかを選択する機能を有している。本実施の形態において、このマスク回路10は、ラッチ回路11とゲート回路12とから構成されている。
 ラッチ回路11は、ゲート回路12に入力されるマスク信号50の遷移を、クロックSの値が「0」であるタイミングに限定する機能を有している。
 ゲート回路12は、ラッチ回路11でラッチされたマスク信号50に基づいてクロックSをマスクする機能を有する。マスク信号50の値が「0」の場合、クロックSをマスクする。マスク信号50の値が「1」の場合、クロックSをマスクしない。
 ラッチ回路11を設けることで、クロックBにグリッチが発生することを抑制できる。これによりタイミング設計が容易になるという効果があるが、タイミング設計を厳密に行うことでグリッチの発生を回避する場合には、ラッチ回路11を省略してもよい。
 また、図3では、クロックSをマスクするゲート回路12としてAND回路が用いられているが、これに限るものではない。OR回路を用いてもよいし、その他、同等の機能を有する回路を用いてもよい。
 また、マスク制御回路20は、通信タイミングおよび分周比設定情報40に基づいて、クロックSのクロックパルスをカウントすることで、クロックSに対する回路Bでの通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成する。そして、このカウント値に基づいてマスクタイミングを割り当てたマスク信号50を生成して出力する機能を有している。
 本実施の形態において、このマスク制御回路20は、カウンタ21、テーブル回路22、エラー検出回路60、通信タイミング検出回路61、マスク抑制回路62、を有する。また、分周比設定情報40は、複数ビットの並列ビットデータからなる、分周比分母M、分周比分子N、分周比分子Cとから構成されている。
 カウンタ21は、いずれかの通信タイミングでカウント値を「0」にリセットし、その後クロックSのクロックパルスをカウントするとともに、当該カウント値23が分周比分母Mに達した時点で、カウント値を「0」にリセットする。これにより、クロックSに対する回路Aの通信タイミングの相対的な位相を示す「0」から「M-1」までのカウント値23を出力することができる。よって、カウンタ21から、クロックAとクロックBの位相関係が一巡するサイクル数がカウント値23として出力される。
 テーブル回路22は、カウント値23、および分周比設定情報40である分周比分母M、分周比分子N、分周比分子Cの組合せごとに、マスクの要否を示すテーブルデータ24を予めテーブル形式で保持する機能を有する。更に、テーブル回路22は、入力されたこれら値の組合せに応じたテーブルデータをマスクタイミング信号29として出力する機能とを有している。これにより、分周比分母M、分周比分子N、分周比分子C、カウント値23に応じて、クロックSのクロックパルスをマスク回路10でマスクすることを要求するマスクタイミング信号29が、テーブル回路22からクロックSのクロックパルスごとに出力される。
 ここで、マスクタイミング信号29は通信タイミング信号に基づいてリセットされるカウント値23を参照することにより、通信タイミングに基づいて生成される。つまり、テーブル回路22は、入力クロック信号のクロックパルスのうち通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするようなマスクタイミング信号を生成する。
 通信タイミング検出回路61は、入力するクロックAを参照して、クロックAの立ち上がりタイミングから通信タイミングを検出し、通信タイミング信号26として出力する機能を有している。
 図4は通信タイミング検出回路61の具体例である。通信タイミング検出回路61は、トグル回路65とトグル検出回路70から構成される。
 トグル回路65は、クロックAで動作し、クロックAの各立ち上がりタイミングで値がトグルするトグル信号67を生成する。トグル検出回路70は、トグル信号67を入力して、トグル信号67のトグルタイミングである立ち上がりおよび立下りタイミングを検出する。次に、そのトグルタイミングより、クロックAの立ち上がりタイミングで「1」、それ以外のタイミングで「0」となる通信タイミング信号26を生成する。すなわち、通信タイミング信号26が「1」の場合は、通信タイミングであることを示す。一方、通信タイミング信号26が「0」の場合は、通信タイミングではないことを示す。
 図3のエラー検出回路60は、カウント値23と通信タイミング信号26を参照して、通信タイミングに対してカウント値が正常な値であるか否かを判定し、カウント値23が正常な値でないエラーが検出された場合には、リセット信号27を通じてカウンタ21をリセットする機能を有している。
 図5を参照して、エラー検出回路60の動作の具体例を説明する。図5は、エラー検出回路60の動作を示す動作遷移図である。
 エラー検出回路60は、「正常」および「異常」の2つの状態を持つ制御回路である。具体的には、まず、「正常」状態では、入力するカウント値23と通信タイミング信号26を参照して、カウント値23がカウンタ21のリセット値である「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が通信タイミングを示す「1」であるか否かを判定する。
 カウント値23が「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が「1」の場合、カウント値23は正常な値を示していると判断して、エラー検出回路60は「正常」状態に留まる。「正常」状態では、リセット信号27には、カウンタ21をリセットしないように制御する「0」が出力され、カウンタ21は通常のカウント動作を行う。
 一方、カウント値23が「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が「0」の場合、カウント値23は異常な値を示していると判断して、エラー検出回路60は「異常」状態に遷移する。「異常」状態では、リセット信号27には、カウンタ21をリセットするように制御する「1」が出力され、カウンタ21はリセット動作を行う。通信タイミングではない、すわなち、通信タイミング信号26が「0」である間は、エラー検出回路60は「異常」状態に留まる。
 一方、通信タイミング信号26が「1」である通信タイミングになると、エラー検出回路60は「正常」状態に遷移し、カウンタ21は通常のカウント動作を再開する。
 以上説明したように、エラー検出回路60は、カウント値23がカウンタ21のリセット値となるタイミングが、カウンタ21をリセットするタイミングである通信タイミングと等しいか否かを判定することで、カウント値23が正常な値であるか否かを判定する。
 さらに、カウンタ値23が正常な値でないと判定した場合には、カウンタ21をリセットするタイミング(通信タイミング)においてリセットする。そのため、仮にカウンタ21が誤動作して、カウント値が異常な値を示した場合でも、それを自律的に検出し、カウンタ21を正常動作に回復することができる。
 マスク抑制回路62は、マスクタイミング信号29と通信タイミング信号26を参照して、マスク信号50を生成する。このとき、通信タイミングでは、マスクタイミング信号29の値によらず常にマスクしないようにマスク回路10を制御するマスク信号50を生成する。一方、通信タイミング以外ではマスクタイミング信号29の値に応じて、マスクの要否を制御するマスク信号50を生成する。
 したがって、仮にカウンタ21やテーブル回路22などが誤動作して、マスクタイミング信号29が異常な値を示した場合でも、少なくとも通信タイミングではクロックパルスがマスクされないので、回路Bと回路Aとでデータ通信を正常に行うことができる。
 マスク抑制回路62は、例えば図3に示すように、マスクタイミング信号29と通信タイミング信号26とを入力とする否定論理和ゲート回路で実現することができる。
 次に、図6を参照して、本実施の形態にかかるクロック分周回路の正常時の動作について説明する。図6は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。
 ここでは、クロックSから分周比9/12のクロックBを生成する場合について説明する。なお、回路Aと回路Bは、クロックAのすべての立ち上がりのタイミングでデータ通信を行うものとし、クロックAとクロックBは同期しており、その分周比が1/3(=4/12)であるものとする。
 このとき、クロックBの分周比N/M=9/12、クロックAの分周比C/M=4/12であるので、分周比設定情報40を構成する分周比分母Mには「12」、分周比分子Nには「9」、分周比分子Cには「4」が与えられている。
 通信タイミング信号26は、クロックAの立ち上がりのタイミングで「1」となり、それ以外で「0」となり、回路Aと回路Bとの間の通信タイミングを示している。
 カウンタ21は、いずれかの通信タイミングでカウント値が「0」になり、その後、クロックAとクロックBの位相関係が一巡する12サイクル分を繰り返してクロックSのクロックパルスをカウントする。これにより、クロックAとクロックBの相対的な位相関係を示すカウント値23がカウンタ21から出力される。
 図6では、カウント値23が「0」~「11」の値をとるタイミングとタイミングT0~T11とが対応している。すなわち、カウント値23は、タイミングT0で「0」、タイミングT1で「1」、タイミングT11で「11」となり、再びタイミングT0'で「0」になる。
 また、カウント値23は、カウンタ21をリセットするタイミングである通信タイミングで、リセット値である「0」となる。
 テーブル回路22のテーブルデータ24は、カウント値23、分周比分母M、分周比分子N、および分周比分子Cの組合せごとに、クロックSの次のサイクルのパルスをマスクする場合は「0」、マスクしない場合は「1」が予め設定されている。したがって、各時刻に入力された、カウント値23、分周比分母M、分周比分子N、および分周比分子Cの組合せに応じたテーブルデータ24の値が、マスクタイミング信号29として出力される。
 図6の場合、テーブル回路22には、クロック信号Sの連続するM個のクロックパルスのタイミングT0~T11のうち、回路Aと回路Bとの間で行うデータ通信の通信タイミングを除く他のタイミングT2、T5、T8に対してマスクタイミングを割り当てたテーブルデータ24が予め設定されている。また、これら以外のタイミングT0、T1、T3、T4、T6、T7、T9、T10、T11については、非マスクタイミングが割り当てられている。
 これにより、例えばカウント値23が「2」、「5」、「8」の場合は、テーブルデータ24としてマスクタイミングを示す「0」、それ以外の場合は、テーブルデータ24として非マスクタイミングを示す「1」が、テーブル回路22からマスクタイミング信号29として出力される。
 カウント値23が「2」、「5」、「8」であるタイミングT2、T5、T8は、通信タイミング(T0、T3、T6、T9)ではないので、マスク抑制回路62は、マスクタイミング信号29の値をそのままマスク信号50として出力する。すなわち、タイミングT2、T5、T8では、マスクタイミングを示す「0」が、マスク抑制回路62からマスク信号50として出力される。それ以外のタイミングでは、非マスクタイミングを示す「1」が、マスク抑制回路62からマスク信号50として出力される。
 マスク回路10は、このマスク信号50を参照して、タイミングT2、T5、T8において、クロックSのパルスをマスクし、それ以外のタイミングではパルスをマスクしないで、クロックBに出力する。
 したがって、連続するM個のクロックパルスのタイミングT0~T11のうち、タイミングT0、T3、T6、T9では、常にクロックSのクロックパルスがマスクされずクロックBとして出力される。一方、通信タイミングではないそれ以外のタイミング、ここではタイミングT2、T5、T8にあるクロックパルスがマスクされてクロックBとして出力されない。
 図6では、クロックBの分周比が9/12、クロックAの周波数がクロックSの1/3である場合の生成例を示したが、その他の場合であっても同様である。分周比設定情報40、およびクロックAとクロックBの相対的な位相関係の組合せごとにテーブルデータ24の値を適切に設定することで、通信タイミングにあるクロックパルスは常にマスクがされず、また、通信タイミングにないクロックパルスがマスクされることで、任意の有理数分周を実現することができる。
 また、図6では、マスク制御回路20に入力される、分周比分母M、分周比分子N、分周比分子Cなどの値は一定であったが、テーブル回路22がそれらの値に対応するテーブルデータ24を保持する範囲内であれば、適宜動作中に変更することもできる。
 また、クロックSのクロックパルスをマスクするタイミングは、通信のタイミング以外であれば、いずれのタイミングであってもよい。
 図7および図8は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の他の動作を示すタイミングチャートである。
 例えば図7は、図2と同じ条件である、クロックAの周波数がクロックSの1/3である場合における、クロックSを分周比11/12~4/12で分周して生成したクロックBの別の生成例である。通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T4、T5、T7、T8、T10、T11にあるパルスのうち、図2の生成例とは別のタイミングのパルスをマスクしている。
 一方、図8は、クロックAの周波数がクロックSの1/4である場合における、クロックSを分周比11/12~3/12で分周して生成したクロックBの生成例である。図7の生成例と図8の生成例では、クロックAの周波数が異なり、その結果通信のタイミングも異なるが、分周比が11/12~6/12の場合のクロックBを、同じタイミングのパルスをマスクすることで生成していることを特徴としている。
 したがって、クロックAの周波数がクロックSの1/3の場合と1/4の場合とで、分周比が11/12~6/12のクロックBを生成するためのテーブルデータ24を共有できるため、テーブル回路22のハードウェア量を小さくできるという効果がある。
 次に、図9を参照して、本実施の形態にかかるクロック分周回路が誤動作した場合の動作について説明する。図9は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の誤動作発生時の動作を示すタイミングチャートである。
 図6の場合と同様に、ここでは、クロックSから分周比9/12のクロックBを生成する場合について説明する。なお、回路Aと回路Bは、クロックAのすべての立ち上がりのタイミングでデータ通信を行うものとし、クロックAとクロックBは同期しており、その分周比が1/3(=4/12)であるものとする。
 図9では、図6で示した信号の値に加えて、図5に示したエラー検出回路60の状態、およびリセット信号27の値を図示している。
 カウンタ21は、正常な動作では、いずれかの通信タイミングでカウント値が「0」になり、その後、クロックAとクロックBの位相関係が一巡する12サイクル分を繰り返してクロックSのクロックパルスをカウントする。これにより、クロックAとクロックBの相対的な位相関係を示すカウント値23がカウンタ21から出力される。
 それに対して図9では、タイミングT4において、例えば電源ノイズなどの影響により、カウンタ21が誤動作したとする。その結果、タイミングT4におけるカウント値23は、正常動作時の「4」に対して、不正な値である「6」になり、さらにその後、不正な値がカウントされるとする。
 そのため、例えば、通信タイミングであるタイミングT6では、カウント値23は「8」であるため、テーブルデータ24としてマスクタイミングを示す「0」が、テーブル回路22からマスクタイミング信号29として出力されるというエラーが発生する。その結果、仮にこのままマスクタイミング信号29がマスク信号50として出力され、マスク回路10がクロックパルスをマスクした場合、回路Aと回路Bとのデータ通信が正常に行われなくなるというエラーが発生する。
 それに対して、本実施の形態によるクロック分周回路は、通信タイミングにおいて、マスク抑制回路62が、マスクタイミング信号29の値によらず常にマスクしないようにマスク回路10を制御するマスク信号50を生成する。したがって、例えばタイミングT6において、マスクタイミング信号29がマスクタイミングを示す「0」であるにもかかわらず、マスク信号50には非マスクタイミングを示す「1」が出力される。
 すわなち、本実施の形態によるクロック分周回路では、通信タイミングでは常にクロックパルスがマスクされないので、仮にカウンタ21が誤動作し、カウント値が不正な値である場合でも、回路Aと回路Bとのデータ通信を正常に行うことができる。
 一方、エラー検出回路60は、通信タイミングに対してカウント値が正常な値であるか否かを判定し、カウント値23が正常な値でないエラーが検出された場合には、リセット信号27を通じてカウンタ21をリセットする。
 具体的には、タイミングT4で誤動作が発生した後、カウント値23が「0」になるタイミングT10で、エラー検出回路60は、通信タイミング信号26が「1」であるか否かを判定する。タイミングT10では、カウント値23は「0」であるので、カウント値23は異常な値を示していると判断し、エラー検出回路60は「正常」状態から「異常」状態に遷移する。
 「異常」状態では、リセット信号27には、カウンタ21をリセットするように制御する「1」が出力され、これによりカウンタ21はリセット動作を行う。通信タイミングではない、すわなち、通信タイミング信号26が「0」であるタイミングT11までは、エラー検出回路60は「異常」状態に留まる。次のタイミングT0'は、通信タイミングであり、通信タイミング信号26は「1」になる。エラー検出回路60は「正常」状態に遷移する。その結果、タイミングT0'以降において、カウンタ21は正常なカウント動作を再開する。
 以上説明したように、仮にカウンタ21が誤動作して、カウント値が異常な値を示した場合でも、エラー検出回路60がそれを自律的に検出し、カウンタ21をリセットすることで、カウンタ21を正常動作に回復することができる。
 さらに、誤動作が発生してから、エラー検出回路60がそれを検出し、正常状態に回復するまでの誤動作している状態においても、マスク抑制回路62が、通信タイミングでは常にマスクしないようにマスク回路10を制御するマスク信号50を生成する。これにより、回路Aと回路Bとのデータ通信を正常に行うことができる。
 さらに、カウンタ21以外に誤動作が発生した場合でも、マスク抑制回路62は、通信タイミングでは常にマスクしないようにマスク回路10を制御するマスク信号50を生成するので、回路Aと回路Bとのデータ通信を正常に行うことができる。
 このように、本実施の形態では、マスク制御回路において、入力クロック信号のクロックパルスをカウンタでカウントするとともに、当該カウント値が分周比分母Mに達した時点でカウント値をリセットしている。更に、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、このカウント値に基づいてマスクタイミングを割り当てたマスク信号を生成している。これにより、カウンタという極めて簡単な回路構成で、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を導出でき、通信タイミング以外のタイミングからマスクタイミングを正確に割り当てることが可能となる。
 また、本実施の形態では、マスク制御回路において、少なくとも分周比設定情報、およびカウント値の組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予めテーブル回路で保持している。そして、入力されたこれら組合せに応じてテーブル回路から出力されたテーブルデータをマスク信号として出力している。これにより、テーブル回路という極めて簡単な回路構成で、通信タイミング以外のタイミングから所望のマスクタイミングを正確に割り当てることが可能となる。
 また、本実施の形態によるクロック分周回路100は、ディジタル論理回路のみで構成され、クロックSをマスクするか否かのいずれかを選択することで有理数分周を実現している。これにより、消費電力を低減でき、また、レイアウト面積を小さくすることができる。更に、アナログ回路や専用設計を必要とする回路を使用していないので、設計・検証コストが小さいという特徴がある。
 また、本実施の形態では、通信タイミングにおいて、マスク抑制回路62が、マスクタイミング信号29の値によらず常にクロックパルスをマスクしないようにマスク信号50を生成している。よって、仮に回路が誤動作してマスクタイミング信号29が異常な値を示した場合でも、回路Bと回路Aとでデータ通信を正常に行うことができる。その結果、信頼性の高いデータ通信を実現することができる。
 また、本実施の形態では、仮にカウンタ21が誤動作して、カウント値が異常な値を示した場合でも、エラー検出回路60がそれを自律的に検出し、カウンタ21をリセットすることで、カウンタ21を正常動作に回復することができる。その結果、回路Bと回路Aとで信頼性の高いデータ通信を実現することができる。
 発明の実施の形態2. 
 次に、図10を用いて、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路について説明する。図10に示す本実施の形態にかかるクロック分周回路は、実施の形態1で説明したクロック分周回路の構成のうち、エラー検出回路60を除いた構成となっている。本実施形態にかかるクロック分周回路のうち実施の形態1と共通の構成部分については、重複した説明を省略する。
 本実施の形態にかかるクロック分周回路は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号(クロックS)のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号(クロックB)を生成するクロック分周回路である。
 本実施の形態にかかるクロック分周回路は、マスク制御回路20とマスク回路10を有する。
 マスク回路10は、マスク制御回路20によって生成されたマスク信号50に応じて、入力クロック信号(クロックS)のクロックパルスをマスクすることによって出力クロック信号(クロックB)を生成する。
 マスク制御回路20は、通信タイミング信号26に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号29を生成するマスクタイミング信号生成回路22を有する。ここで、通信タイミング信号26は、出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す信号である。
 また、マスク制御回路20は、マスクタイミング信号29に対して通信タイミングではクロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号50を生成するマスク抑制回路を有する。
 つまり、マスク抑制回路62は、マスクタイミング信号29と通信タイミング信号26を参照して、マスク信号50を生成する。このとき、通信タイミングでは、マスクタイミング信号29の値によらず常にマスクしないようにマスク回路10を制御するマスク信号50を生成する。一方、通信タイミング以外ではマスクタイミング信号29の値に応じて、マスクの要否を制御するマスク信号50を生成する。
 したがって、仮にカウンタ21やマスクタイミング信号生成回路22などが誤動作して、マスクタイミング信号29が異常な値を示した場合でも、少なくとも通信タイミングではクロックパルスがマスクされないので、図1の回路Bと回路Aとでデータ通信を正常に行うことができる。
 マスク抑制回路62は、例えば図10に示すように、マスクタイミング信号29と通信タイミング信号26とを入力とする否定論理和ゲート回路で実現することができる。
 また、本実施形態にかかるクロック分周方法は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、次の工程を有する。
 入力クロック信号(クロックS)のM個のクロックパルスのうち通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号29を生成する工程。
 マスクタイミング信号29に対して、通信タイミングではクロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号50を生成する工程。
 マスク信号50に応じて、入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって出力クロック信号(クロックB)を生成する工程。
 ここで、通信タイミング信号26は、出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す信号である。
 以上で説明した本実施形態にかかる発明により、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、及びクロック分周方法を提供することが可能となる。なお、発明の実施の形態1と共通する部分については、発明の実施の形態1と同等の効果が得られることは明らかである。
 発明の実施の形態3. 
 次に、図11を用いて、本発明の実施の形態3にかかるクロック分周回路について説明する。図11に示す本実施の形態にかかるクロック分周回路は、実施の形態1で説明したクロック分周回路の構成のうち、マスク抑制回路62を除いた構成となっている。本実施形態にかかるクロック分周回路のうち実施の形態1と共通の構成部分については、重複した説明を省略する。
 本実施の形態にかかるクロック分周回路は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号(クロックS)のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号(クロックB)を生成するクロック分周回路である。
 本実施の形態にかかるクロック分周回路は、マスク制御回路20とマスク回路10を有する。
 マスク回路10は、マスク制御回路20によって生成されたマスクタイミング信号29に応じて、入力クロック信号(クロックS)のクロックパルスをマスクすることによって出力クロック信号(クロックB)を生成する。尚、本実施の形態では、マスク抑制回路がないため、マスクタイミング信号生成回路22から出力されるマスクタイミング信号29が直接マスク回路10に入力される。
 マスク制御回路20は、入力クロック信号(クロックS)のクロックパルスをカウントし、当該カウント値23が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値23を生成するカウンタ21を有する。
 また、マスク制御回路20は、当該カウント値23と通信タイミング信号26とに基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号29を生成するマスクタイミング信号生成回路22を有する。ここで、通信タイミング信号26は、出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す信号である。
 また、マスク制御回路20は、通信タイミングに対してカウント値23が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御するエラー検出回路60を有する。
 図5を参照して、エラー検出回路60の動作の具体例を説明する。図5は、エラー検出回路60の動作を示す動作遷移図である。
 エラー検出回路60は、「正常」および「異常」の2つの状態を持つ制御回路である。具体的には、まず、「正常」状態では、入力するカウント値23と通信タイミング信号26を参照して、カウント値23がカウンタ21のリセット値である「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が通信タイミングを示す「1」であるか否かを判定する。
 カウント値23が「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が「1」の場合、カウント値23は正常な値を示していると判断して、エラー検出回路60は「正常」状態に留まる。「正常」状態では、リセット信号27には、カウンタ21をリセットしないように制御する「0」が出力され、カウンタ21は通常のカウント動作を行う。
 一方、カウント値23が「0」になるタイミングで、通信タイミング信号26が「0」の場合、カウント値23は異常な値を示していると判断して、エラー検出回路60は「異常」状態に遷移する。「異常」状態では、リセット信号27には、カウンタ21をリセットするように制御する「1」が出力され、カウンタ21はリセット動作を行う。通信タイミングではない、すわなち、通信タイミング信号26が「0」である間は、エラー検出回路60は「異常」状態に留まる。
 一方、通信タイミング信号26が「1」である通信タイミングになると、エラー検出回路60は「正常」状態に遷移し、カウンタ21は通常のカウント動作を再開する。
 以上説明したように、エラー検出回路60は、カウント値23がカウンタ21のリセット値となるタイミングが、カウンタ21をリセットするタイミングである通信タイミングと等しいか否かを判定することで、カウント値23が正常な値であるか否かを判定する。
 さらに、カウンタ値23が正常な値でないと判定した場合には、カウンタ21をリセットするタイミング(通信タイミング)においてリセットする。そのため、仮にカウンタ21が誤動作して、カウント値が異常な値を示した場合でも、それを自律的に検出し、カウンタ21を正常動作に回復することができる。
 また、本実施形態にかかるクロック分周方法は、N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、次の工程を有する。
 入力クロック信号(クロックS)のクロックパルスをカウントし、当該カウント値23が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成する工程。
 前記カウント値23と通信タイミング信号26とに基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号29を生成する工程。
 前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御する工程。
 前記マスクタイミング信号29に応じて、前記入力クロック信号(クロックS)のクロックパルスをマスクすることによって出力クロック信号(クロックB)を生成する工程。
 ここで、通信タイミング信号26は、出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す信号である。
 以上で説明した本実施形態にかかる発明により、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、及びクロック分周方法を提供することが可能となる。なお、発明の実施の形態1と共通する部分については、発明の実施の形態1と同等の効果が得られることは明らかである。
 発明の実施の形態4. 
 次に、図12を用いて、本発明の実施の形態4にかかるクロック分周回路について説明する。なお、実施の形態1と共通の構成部分については、重複した説明を省略する。
 図12は、本発明の実施の形態4にかかるクロック分周回路の適用例を示す説明図である。
 図12には、クロックAで動作する回路Aと、クロックBで動作する回路Bを含んだ半導体集積回路の例が示されている。このうち、回路Aには図1のクロック分周回路100と同様のクロック分周回路100Aが設けられ、回路Bには図1のクロック分周回路100と同様のクロック分周回路100Bが設けられている。
 クロック分周回路100Bには、クロックBの分周比を設定する分周比設定情報B(40B)に加えて、回路Aと回路B間の通信のタイミングを示すクロックNが入力されている。クロック分周回路100Bは、これら分周比設定情報B(40B)とクロックNとに基づいてクロックSを有理数分周することでクロックBを生成する。
 一方、クロック分周回路100Aには、クロックAの分周比を設定する分周比設定情報A(40A)に加えて、回路Aと回路B間の通信のタイミングを示すクロックNが入力されている。クロック分周回路100Aは、これら分周比設定情報A(40A)とクロックNとに基づいてクロックSを有理数分周することでクロックAを生成する。
 回路Aと回路Bは、クロックNの立ち上がりタイミングで、信号AoutおよびBoutを通じて互いに通信する。この例では、回路Aは、クロックAでフリップフロップ回路A1を駆動して信号Aoutを出力し、回路Bは、クロックBでフリップフロップ回路B1を駆動して信号Aoutを入力する。また、回路Bは、クロックBでフリップフロップ回路B2を駆動して信号Boutを出力し、回路Aは、クロックAでフリップフロップ回路A2を駆動して信号Boutを入力する。
 図13および図14は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。
 図13および図14を用いて、クロックA及びクロックBを生成する場合の一例について説明する。このとき、クロックNの周波数はクロックSの1/4(=3/12)であり、クロックA及びクロックBは、クロックSを分周比11/12~3/12で分周することで生成されている。
 クロックA、クロックBおよびクロックNのクロックSに対する分周比分母Mは共に12であるので、クロックAとクロックN、およびクロックBとクロックNの位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングを、T0~T11で示している。回路Aと回路Bは、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングであるタイミングT0、T4、T8で通信する。
 クロック分周回路100Aおよびクロック分周回路100Bは、上記通信タイミングを示すクロックNをそれぞれのマスク制御回路20に入力する。マスク制御回路20は、両者間の通信タイミングにおけるクロックパルスを常にマスクしないようにマスク回路10を制御し、通信タイミング以外のタイミングのいずれかのクロックパルスをマスクするようにマスク回路10を制御する。
 それぞれのマスク制御回路20は、クロックSのクロックパルスのうち、これら通信タイミング以外のタイミングにおけるクロックパルスをマスクするマスク信号50を生成する。すなわち通信タイミングT0、T4、T8以外のいずれかに対して、M-N個分のクロックパルスをマスクするマスクタイミングが割り当てられる。
 例えば、図13において、クロックSのタイミングT0~T11にある12個のクロックパルスのうち、T0、T4、T8以外のタイミング、例えばT6にマスクタイミングを割り当てた場合、分周比11/12のクロックAを生成できる。さらにT10を追加割り当てすれば、分周比10/12のクロックAを生成できる。
 同様に、図14において、クロックSのタイミングT0~T11にある12個のクロックパルスのうち、T0、T4,T8以外のタイミング、例えばT9にマスクタイミングを割り当てた場合、分周比11/12のクロックBを生成できる。さらにT5を追加割り当てすれば、分周比10/12のクロックBを生成できる。
 本実施の形態にかかる発明においても、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路を提供することが可能となる。なお、他の発明の実施の形態と共通する部分については、他の発明の実施の形態と同等の効果が得られることは明らかである。
 発明の実施の形態5.
 次に、図15を用いて、本発明の実施の形態5にかかるクロック分周回路について説明する。図15は、本発明の実施の形態5にかかるクロック分周回路を示す図である。
 実施の形態4では、クロックAで動作する回路Aと、クロックBで動作する回路Bの2つの回路が互いに通信する場合について説明した。実施の形態5では、クロックおよび回路が3つ以上の場合について説明する。なお、実施の形態1、実施の形態4と共通の構成部分については、重複した説明を省略する。
 図15に、クロックAで動作する回路A、クロックBで動作する回路B、クロックCで動作する回路Cの3つの回路を含んだ半導体集積回路を示す。このうち、回路Aにはクロック分周回路100と同様のクロック分周回路100Aが設けられ、回路Bにはクロック分周回路100と同様のクロック分周回路100Bが設けられ、回路Cにはクロック分周回路100と同様のクロック分周回路100Cが設けられている。
 クロック分周回路100Aは、クロックAの分周比を設定する分周比設定Aに加えて、クロックA、クロックB、クロックC間の通信のタイミングを示すクロックNを入力している。そして、クロック分周回路100Aは、それらに基づいてクロックSを有理数分周することでクロックAを生成している。同様にクロック分周回路100Bは、クロックBの分周比を設定する分周比設定Bに加えて、上記通信のタイミングを示すクロックNを入力し、それらに基づいてクロックSを有理数分周することでクロックBを生成する。同様にクロック分周回路100Cは、クロックCの分周比を設定する分周比設定Cに加えて、上記通信タイミングを示すクロックNを入力し、それらに基づいてクロックSを有理数分周することでクロックCを生成する。
 回路A、回路B、回路Cは、クロックNに基づく通信のタイミングで、相互に通信する。このうち、回路Aと回路Bは、信号Aout0およびBout0を通じて互いに通信する。この際、回路Aは、クロックAの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路A10を駆動して信号Aout0を出力し、回路Bは、クロックBの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路B10を駆動して信号Aout0を入力する。また、回路Bは、クロックBの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路B20を駆動して信号Bout0を出力し、回路Aは、立ち上がりクロックAのタイミングでフリップフロップ回路A20を駆動して信号Bout0を入力する。
 また、回路Aと回路Cは、信号Aout1およびCout0を通じて互いに通信する。この際、回路Aは、クロックAの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路A11を駆動して信号Aout1を出力し、回路Cは、クロックCの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路C10を駆動して信号Aout1を入力する。また、回路Cは、クロックCの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路C20を駆動して信号Cout0を出力し、回路Aは、立ち上がりクロックAのタイミングでフリップフロップ回路A21を駆動して信号Cout0を入力する。
 また、回路Bと回路Cは、信号Bout1およびCout1を通じて互いに通信する。この際、回路Bは、クロックBの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路B21を駆動して信号Bout1を出力し、回路Cは、クロックCの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路C11を駆動して信号Bout1を入力する。また、回路Cは、クロックCの立ち上がりタイミングでフリップフロップ回路C21を駆動して信号Cout1を出力し、回路Bは、立ち上がりクロックBのタイミングでフリップフロップ回路B21を駆動して信号Cout1を入力する。
 図16は、本実施の形態にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミングチャートである。この例では、クロックSを分周比11/12~4/12で分周して生成したクロックA、クロックB、クロックCを示している。回路A、回路B、回路Cは、タイミングT0、T3、T6、T9で通信するものとする。
 本実施の形態においても、クロック分周回路100A、クロック分周回路100B、クロック分周回路100Cは、上記通信のタイミングを示すクロックNを入力している。そして、クロック分周回路は、クロックNに基づき、通信のタイミングにあるクロックパルスを常にマスクしないように制御し、通信タイミング以外のタイミングのいずれかのクロックパルスをマスクするように制御することで、有理数分周を実現している。
 具体的には、通信のタイミングであるタイミングT0、T3、T6、T9では、常にクロックパルスをマスクせず、通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T4,T5、T7、T8、T10、T11のいずれかにあるクロックパルスをマスクすることで、クロックA、クロックB、クロックCを生成する。
 このように、本実施の形態においても、クロック分周回路が生成するクロックは、通信のタイミングで必ずクロックパルスが存在するので、異なる周波数のクロックを有する回路との通信において、期待した正しい通信動作を実現することができる。
 また、異なる周波数のクロックを有する回路との通信において、通信性能が低下せず、効率的な通信を行うことができる。さらに、分周比を変更する場合でも、それに応じて異なる周波数のクロックを有する回路との通信のタイミングを変更する必要がない。例えば、図16のクロック分周例では、クロックA、クロックB、クロックCの分周比を11/12~4/12のいずれに変更する場合でも、通信タイミングT0、T3、T6、T9を変更する必要がなく、柔軟に対応できる。
 本実施の形態にかかる発明においても、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路を提供することが可能となる。なお、他の発明の実施の形態と共通する部分については、他の発明の実施の形態と同等の効果が得られることは明らかである。
 以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2008年12月17日に出願された日本出願特願2008-321129を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 マスク回路
11 ラッチ回路
12 ゲート回路
20 マスク制御回路
21 カウンタ
22 テーブル回路(マスクタイミング信号生成回路)
23 カウント値
24 テーブルデータ
26 通信タイミング信号
27 リセット信号
29 マスクタイミング信号
40 分周比設定情報
50 マスク信号
60 エラー検出回路
61 通信タイミング検出回路
62 マスク抑制回路
65 トグル回路
70 トグル検出回路
100、100A、100B、100C クロック分周回路

Claims (12)

  1.  N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、
     前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号に基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成するマスクタイミング信号生成回路と、当該マスクタイミング信号に対して前記通信タイミングでは前記クロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号を生成するマスク抑制回路と、を備えるマスク制御回路と、
     前記マスク制御回路によって生成されたマスク信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成するマスク回路と、
     を有するクロック分周回路。
  2.  前記マスク制御回路は、前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する前記通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成するカウンタを有し、当該カウント値に基づいて前記マスク信号を生成する請求項1に記載のクロック分周回路。
  3.  前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御するエラー検出回路を備える請求項2に記載のクロック分周回路。
  4.  N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、
     前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成するカウンタと、
     前記カウント値と前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号とに基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成するマスクタイミング信号生成回路と、
     前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御するエラー検出回路と、を備えるマスク制御回路と、
     前記マスク制御回路によって生成されたマスクタイミング信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成するマスク回路と、
     を有するクロック分周回路。
  5.  前記マスクタイミング信号生成回路は、少なくとも前記カウント値と分周比の分母Mおよび分周比の分子Nの組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予め保持するテーブル回路を備え、入力されたこれら組合せに応じて前記テーブル回路から出力されたテーブルデータを前記マスクタイミング信号として出力する請求項2乃至4のいずれか1項に記載のクロック分周回路。
  6.  通信タイミングの基準として入力したクロック信号の立ち上がりタイミングを検出して前記通信タイミング信号を生成する通信タイミング検出回路を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクロック分周回路。
  7.  N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、
     前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号に基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成し、
     前記マスクタイミング信号に対して前記通信タイミングでは前記クロックパルスのマスクを抑制する処理をしたマスク信号を生成し、
     前記マスク信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成する、
     クロック分周方法。
  8.  前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する前記通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、当該カウント値に基づいて前記マスク信号を生成する請求項7に記載のクロック分周方法。
  9.  前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットする請求項8に記載のクロック分周方法。
  10.  N/M(Nは正整数、MはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち、(M-N)個分のクロックパルスをマスクすることにより、当該入力クロック信号をN/M分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、
     前記入力クロック信号のクロックパルスをカウントし、当該カウント値が分周比の分母Mに達した時点でカウント値をリセットすることにより、前記入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、
     前記カウント値と前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを示す通信タイミング信号とに基づいて、前記入力クロック信号のM個のクロックパルスのうち前記通信タイミング以外のクロックパルスを優先的にマスクするマスクタイミング信号を生成し、
     前記通信タイミングに対して前記カウント値が正常な値であるか否かを判定し、正常な値でないと判定した場合には、前記カウント値をリセットするように前記カウンタを制御し、
     前記マスクタイミング信号に応じて、前記入力クロック信号のクロックパルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成する、
     クロック分周方法。
  11.  少なくとも前記カウント値と分周比の分母Mおよび分周比の分子Nの組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予め保持し、入力されたこれら組合せに応じて当該テーブルデータを前記マスクタイミング信号として出力する請求項8乃至10のいずれか1項に記載のクロック分周方法。
  12.  通信タイミングの基準として入力したクロック信号の立ち上がりタイミングを検出して前記通信タイミング信号を生成する請求項7乃至11のいずれか1項に記載のクロック分周方法。
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