WO2007142218A1

WO2007142218A1 - 一方向バルブ及びドアチェック装置

Info

Publication number: WO2007142218A1
Application number: PCT/JP2007/061335
Authority: WO
Inventors: Kenji Yamamoto; Yoshiteru Igarashi; Akihiko Okimura
Original assignee: Shiroki Kogyo Co., Ltd.; Oiles Corporation
Priority date: 2006-06-05
Filing date: 2007-06-05
Publication date: 2007-12-13
Also published as: EP2025980A4; US20090193617A1; US8117716B2; EP2025980A1

Abstract

【課題】小形で、部品点数が少ない一方向バルブ及びドアチェック装置を提供することを課題とする。【解決手段】液体が流れる管路と、管路内に設けられる弁体２１と、管路内であって弁体２１より上流側に設けられ、弁体が塞ぐことにより閉状態となる穴部７ａと、弁体２１を穴部７ａを塞ぐ方向に付勢するスプリング（付勢手段）２９とを有する一方向バルブであって、弁体２１の周面には、弁体の移動方向に対して交差し、スプリング２９の付勢力が作用すると穴部７ａを塞ぐ方向の分力が発生する第１面２１ｄ、第２面２１ｅが形成され、第１面２１ｄ、第２面２１ｅは、弁体２１が穴部７ａに近づくに従って、穴部７ａを塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、スプリング２９は第１面２１ｄ、第２面２１ｅを弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、弁体２１に対し穴部７ａを塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしている。

Description

明細書

一方向バルブ及びドアチェック装置

技術分野

[0001] 本発明は、一方向バルブ及びドアチェック装置に関する。

背景技術

[0002] 下記特許文献 1には、弁体が閉位置で大きな力で保持され、開方向に移動すると、弁体を保持する力が低下する一方向バルブが記載されている。

特許文献 1 :特開 2004— 69064号公報 (段落番号 0046、図 13)

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] しかし、特許文献 1に記載された一方向バルブでは、弁体を軸方向に付勢する第 1 の付勢手段と、弁体を半径方向に締め付ける第 2の付勢手段との二種類の付勢手段が必要であり、一方向バルブが大型化し、部品点数も多くなる問題点がある。

[0004] 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、小形で、部品点数が少ない一方向バルブ及びドアチェック装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005] 請求項 1に係る発明は、液体が流れる管路と、該管路内に移動可能に設けられる弁体と、前記管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部と、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段とを有する一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしていることを特徴とする一方向バルブである。 [0006] 付勢手段の付勢力が面に作用すると、前記弁体に前記穴を塞ぐ方向の分力が発生し、弁体は穴部を塞ぐ方向に付勢される。

管路を流れる液体の圧力により、弁体が付勢手段の付勢力に抗して、穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。管路を流れる液体の圧力がなくなると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、弁体は速やかに穴部を塞ぐ。

[0007] 請求項 2に係る発明は、前記面は、複数の面、曲面のうちのいずれか一方であることを特徴とする請求項 1記載の一方向バルブである。

請求項 3に係る発明は、第 1液体吐出口、第 2液体吐出口を有し、ドアの回転方向に応じて、液体を前記第 1液体吐出口または第 2液体吐出口から吐出するポンプと、一端部が前記ポンプの第 1液体吐出口に、他端部が前記ポンプの前記第 2液体吐出口にそれぞれ接続された第 1管路、第 2管路と、前記第 1管路内に設けられる弁体、前記第 1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記ポンプ内から前記第 1液体吐出口を通して前記第 1管路内への液体の流れを許容し、逆方向への液体の流れを阻止する第 1一方向バルブと、前記第 2管路内に設けられる弁体、前記第 2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 2—方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記ポンプ内から前記第 2液体吐出口を通して前記第 2管路内への液体の流れを許容し、逆方向への液体の流れを阻止する第 2—方向バルブと、力もなることを特徴とするドアチェック装置である。

[0008] 第 1一方向バルブ、第 2—方向バルブの付勢手段の付勢力により、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生し、弁体は穴部を塞ぐ方向に付勢され、穴部を塞いでいる。

ドアが回転すると、ドアの回転方向により、ポンプの第 1液体吐出口、第 2液体吐出口のうちのどちらか一方の吐出ロカ液体が吐出される。

[0009] ポンプの第 1液体吐出ロカ液体が吐出された場合は、第 1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第 2—方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第 1一方向バルブの弁体が穴部力離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。ドアの回転が停止すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、第 1一方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。

[0010] 一方、ポンプの第 2液体吐出ロカ液体が吐出された場合は、第 2—方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部力も離れる方向に押される。また、第 1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に杭して、第 2—方向バルブの弁体が穴部力離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。ドアの回転が停止すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、第 2—方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。

[0011] 請求項 4に係る発明は、液体が充填されるケーシングと、該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部に回転可能に支持されたシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第 1室、第 2室に分けるフラップと、一方の開口が前記第 1室に、他方の開口が前記第 2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第 1管路、第 2管路と、前記第 1管路内に設けられる弁体、前記第 1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 1 一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第 1室から前記第 2室への液体の流れを許容し、前記第 2室から前記第 1室への液体の流れを阻止する第 1一方向バルブと、前記第 2管路内に設けられる弁体、前記第 2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 2—方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第 2室から前記第 1室への液体の流れを許容し、前記第 1室から前記第 2室への液体の流れを阻止する第 2—方向バルブと、力なることを特徴とするドアチェック装置である。

シャフトが回転すると、第 1管路、第 2管路に液体が流れる。

第 1室力第 2室に向力つて液体が流れる場合、第 1管路の第 1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第 2管路の第 2—方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第 1一方向バルブの弁体が穴部力離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。そして、ドアの回転が停止すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、第 1一方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。

[0013] 一方、第 2室力第 1室に向力つて液体が流れる場合、第 2管路の第 2—方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部力離れる方向に押される。また、第 1管路の第 1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第 2—方向バルブの弁体が穴部力離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。そして、ドアの回転が停止すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、第 2—方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。

[0014] 請求項 5に係る発明は、前記フラップの前記第 1室、前記第 2室と対向する面以外の面で、前記ケーシングの内壁面と対向する面に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接するフラップシール部と、該フラップシール部の一方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部と、該フラップシール部の他方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部と、一端部が前記第 1シャフトシール部に接続され、他端部が前記第 2シャフトシール部に接続され、中間部が前記シャフトの周面で、前記シャフトの軸方向に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接する第 3シャフトシール部と、力なる弹性材でなるパツキンを設け、前記フラップ、前記シャフトに、前記パッキンが嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項 4記載のドアチェック装置である。

[0015] 請求項 6に係る発明は、前記ポンプは、液体が充填されるケーシングと、該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部に回転可能に支持され、ドアの回転に応じて回転するシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第 1室、第 2室に分けるフラップと、前記ケーシングの前記第 1室側に設けられる第 1液体吐出口と、前記ケーシングの前記第 2室側に設けられる第 2液体吐出口とを有し、前記シャフトの回転方向に応じて、液体を前記第 1液体吐出口または第 2 液体吐出口から吐出するポンプであって、前記フラップの前記第 1室、前記第 2室と対向する面以外の面で、前記ケーシングの内壁面と対向する面に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接するフラップシール部と、該フラップシール部の一方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部と、該フラッブシール部の他方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部と、一端部が前記第 1シャフトシール部に接続され、他端部が前記第 2シャフトシール部に接続され、中間部が前記シャフトの周面で、前記シャフトの軸方向に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接する第 3シャフトシール部と、力なる弾性材でなるパッキンを設け、前記フラップ、前記シャフトに、前記パッキンが嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項 3記載のドアチェック装置である。

[0016] 請求項 7に係る発明は、前記ケーシングの第 1部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記シャフトの径より大きな径の第 1つば部が形成され、前記ケーシングの第 2部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記第 1つば部と同じ径の第 2つば部が形成され、前記シャフトの軸方向に沿って、前記第 1つば部から、前記第 2つば部まで、軸方向突部が形成され、該軸方向突部は、前記第 1つば部の周面、前記第 2つば部の周面と面一に延び、前記第 1つば部に前記パッキンの第 1シャフトシール部が設けられ、前記第 2つば部に前記パッキンの第 2シャフトシール部が設けられ、前記軸方向突部に前記パッキンの第 3シャフトシール部が設けられたことを特徴とする請求項 5又は 6記載のドアチェック装置である。

[0017] 請求項 8に係る発明は、前記第 1つば部の前記ケーシングの第 1部と対向する面には、前記第 1部に向力つて延出し、前記第 1つば部と同軸で、前記第 1つば部より径力、さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 1段部が形成され、前記第 2 つば部の前記ケーシングの第 2部と対向する面には、前記第 2部に向かって延出し、前記第 2つば部と同軸で、前記第 2つば部より径が小さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 2段部が形成され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部には、前記シャフトが挿通する第 1穴、第 2穴が形成され、前記ケーシングの第 1部の第 1穴は、前記第 1つば部より径が小さぐ前記第 1段部より径が大きな第 1大径部と、前記第 1段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 1小径部とからなり、前記ケーシングの第 2部の第 2穴は、前記第 2つば部より径が小さぐ前記第 2段部より径が大きな第 2大径部と、前記第 2段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 2小径部とからなつていることを特徴とする請求項 7記載のドアチェック装置である。

発明の効果

[0018] 請求項 1 請求項 8に係る発明によれば、弁体を軸方向に付勢する付勢手段を省略可能なので、小形で、部品点数が少なくなる。

請求項 1、 3、 4に係る発明によれば、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成されていることにより、面の形状を適宜設定することにより、弁体が穴部を塞いでいる際の弁体に作用する塞ぐ方向の分力や、弁体が穴部から離れた際に弁体に作用する穴部を塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。

[0019] 請求項 4に係る発明によれば、一方の開口が前記第 1室に、他方の開口が前記第 2室に臨むように、前記フラップに第 1管路、第 2管路を設けたことにより、請求項 3に係る発明に比べて装置を小型化できる。

[0020] 請求項 5— 8に係る発明によれば、前記フラップの前記第 1室、前記第 2室と対向する面以外の面で、前記ケーシングの内壁面と対向する面に沿って設けられ、前記ケ一シングの内壁面に押接するフラップシール部と、該フラップシール部の一方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部と、該フラップシール部の他方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部と、一端部が前記第 1シャフトシール部に接続され、他端部が前記第 2シャフトシール部に接続され、中間部が前記シャフトの周面で、前記シャフトの軸方向に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接する第 3シャフトシール部と、力なる弹性材でなるパッキンを設けた。即ち、ノッキンが一体ものであるので、シール性がよい。

[0021] また、前記フラップ、前記シャフトに、前記パッキンが嵌合する溝を形成したことにより、ノッキンがはずれにくい。ノッキンは弾性を有することにより、取り付けも容易である。

[0022] 請求項 7に係る発明によれば、前記ケーシングの第 1部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記シャフトの径より大きな径の第 1つば部が形成され、前記ケーシングの第 2 部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記第 1つば部と同じ径の第 2つば部が形成され、前記シャフトの軸方向に沿って、前記第 1つば部から、前記第 2つば部まで、軸方向突部が形成され、該軸方向突部は、前記第 1つば部の周面、前記第 2つば部の周面と面一に延び、前記第 1つば部に前記パッキンの第 1シャフトシール部が設けられ、前記第 2つば部に前記パッキンの第 2シャフトシール部が設けられ、前記軸方向突部に前記パッキンの第 3シャフトシール部が設けられている。

[0023] 即ち、第 1つば部は、前記フラップの前記フラップシール部の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有している。また、第 2つば部は、前記フラップの前記フラップシール部の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有している。更に、軸方向突部は、前記第 1つば部の周面、前記第 2つば部の周面と面一に延びる。

[0024] 即ち、ノッキンのフラップシール部の一方の端部側と第 1シャフトシール部とは、同一面上ある。また、ノッキンのフラップシール部の他方の端部側と第 2シャフトシール部とは、同一面上ある。よって、シール性力い。

[0025] 請求項 8に係る発明によれば、前記第 1つば部の前記ケーシングの第 1部と対向する面には、前記第 1部に向力つて延出し、前記第 1つば部と同軸で、前記第 1つば部より径カ、さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 1段部が形成され、前記第 2つば部の前記ケーシングの第 2部と対向する面には、前記第 2部に向かって延出し、前記第 2つば部と同軸で、前記第 2つば部より径が小さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 2段部が形成され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部には、前記シャフトが挿通する第 1穴、第 2穴が形成され、前記ケーシングの第 1部の第 1穴は、前記第 1つば部より径が小さぐ前記第 1段部より径が大きな第 1大径部と、前記第 1段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 1小径部とからなり、前記ケーシングの第 2部の第 2穴は、前記第 2つば部より径が小さぐ前記第 2 段部より径が大きな第 2大径部と、前記第 2段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 2小径部とからなつて、る。

[0026] 即ち、ケーシングの第 1部の第 1穴の第 1大径部にはシャフトの第 1段部力ケーシングの第 1穴の第 1小径部にはシャフトが嵌合する。ケーシングの第 2穴の第 2大径部にはシャフトの第 2段部力ケーシングの第 2穴の第 2小径部にはシャフトが嵌合する。

[0027] よって、シャフトの第 1段部がケーシングの第 1部の第 1穴の第 1大径部の底面に当接し、また、シャフトの第 2段部がケーシングの第 2部の第 2穴の第 2大径部の底面に当接することにより、シャフトの軸方向の位置決めが行われ、パッキンのケーシングの内壁面に押接する圧力が一定となり、シール性がよ!、。

発明を実施するための最良の形態

[0028] 最初に、図 1を用いて本発明の一方向バルブの原理を説明する。図 1は一方向バルブの構成図で、（a)図はバルブ閉状態を示し、（b)図はバルブ開状態を示し、 (c) 図はバルブの主要部の分解斜視図である。

[0029] (a)図に示すように、ノ、ウジング 1には、液体導入口 3と液体吐出口 5とが形成され、ハウジング 1の内部に液体導入口 3から液体吐出口 5まで液体 (例えば、シリコーンォィル)が流れる管路が形成されて!ヽる。

[0030] ハウジング 1内には、液体導入口 3に接続される断面形状が円形の大径部 9と、大径部 9に接続された断面形状が円形の第 1小径部 13、第 1小径部 13に接続され、第 1小径部 13より径カ S小さな断面形状が円形の第 2小径部 15とが形成されている。

[0031] 液体導入口 3の径は、管路として機能する大径部 9の径より小さく設定されている。

管路内であって、穴部 7aとして機能する液体導入口 3の下流側には、大径部 9、第 1小径部 13、第 2小径部 15にわたつて、榭脂ゃ鉄でなる弁体 (バルブ) 21が軸方向に移動可能に設けられている。図 l (_a)、（c)に示すように、弁体 21の一方の側は、液体導入口 3に嵌合可能な錐状の嵌合部 21aが形成され、嵌合することにより、液体導入口 3を塞ぐことが可能となって、る。

[0032] 弁体 21の周面には、周方向の溝 21bが形成されている。溝 21bには、環状のシール部材 (Oリング） 23が設けられている。このシール部材 23により、大径部 9と第 2小径部 15とのシールがなされている。尚、このシール部材 23は省略可能である。

[0033] 第 1小径部 13の側方には、弁体 21の移動方向と交差する方向に延出する一対のスプリング穴 25、 25が形成されている。これらのスプリング穴 25、 25内には、弁体 21 の周面に当接可能なプランジャ 27、 27が設けられている。更に、これらの穴 25、 25 内には、プランジャ 27、 27を弁体 21の周面方向に付勢するスプリング (付勢手段） 2 9、 29力設けられている。

[0034] 更に、弁体 21の溝 21bの嵌合部 21a側と反対側の周面には、弁体の移動方向に対して交差し、スプリング (コイルスプリング） 29、 29の付勢力が作用すると穴部 7aを塞ぐ方向の分力が発生する複数の面が形成されている。本形態例では、穴部 7a側力もテーパ状の第 1面 21dと、第 2面 21eとが形成されている。

[0035] そして、穴部 7aから遠い方の面である第 2面 21eの方力第 1面 21dより、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が大きくなるように設定されている。即ち、複数の面は、弁体 21が穴部 7aに近づくに従って、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が大きくなるように配置されて、る

[0036] 本形態例では、弁体 21のテーパ状の第 1面 21dと、第 2面 21eと、弁体 21の移動方向と直交する面とのなす角度をそれぞれ 0 1、 0 2とすると、 0 1は、60〜80° で、好ましくは、 65〜75° であり、最適値は 70° である。又、 0 2は、20〜40° で、好ましくは、 25〜35° であり、最適値は 30° である。

[0037] 次に、上記構成の作動を説明する。通常、図 1 (a)に示すように、スプリング 29、 29 (付勢手段）の付勢力は、弁体 21の第 2面 21eに作用し、弁体 21の嵌合部 21aが穴部 7aを塞ぐ、バルブ閉状態となっている。

[0038] ここで、液体導入口 3に大きな液圧の液体が導入されると、スプリング 29、 29の付勢力に抗して、弁体 21が穴部 7aから離れる方向に移動し、図 1 (b)に示すバルブ開状態となる。すると、スプリング 29、 29 (付勢手段)の付勢力は、弁体 21の第 1面 21d に作用し、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が小さくなり、小さな液圧の液体でも、バルブ開状態が保持される。

[0039] そして、液体導入口 3の液体の圧力がなくなると、スプリング 29、 29 (付勢手段）の付勢力の穴部 7aを塞ぐ方向の分力により、弁体 21は速やかに穴部 7aを塞ぐ。

このような構成によれば、下記のような効果を得ることができる。

(1)弁体を軸方向に付勢する付勢手段を省略可能で、付勢手段が 1種類で済むので、小形で、部品点数が少なくなる。

(2)弁体 21の溝 21bの嵌合部 21a側と反対側の周面には、スプリング 29、 29の付勢力が作用すると穴部 7aを塞ぐ方向の分力が発生する第 1面 21dと、第 2面 21eとを形成した。よって、弁体 21が穴部 7aを塞いでいる際の弁体 21に作用する穴部 7aを塞ぐ方向の分力や、弁体 21が穴部 7aから離れた際に弁体 21に作用する穴部 7aを塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。

(3)スプリング (付勢手段） 29、 29は、弁体 21の側方に設けられているので、液体の流れ方向に小型化できる。

[0040] 次に、図 2を用いて、一方向バルブの他の例を説明する。本例と、図 1に示す例との相違点は、付勢手段である。図 1に示す例では、付勢手段であるスプリング 29を弁体 21の側方に設けた。本形態例では、付勢手段を板ばねとし、板ばねを設ける位置を変えた点であり、他の部分は同一である。よって、同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。

[0041] 本形態例の付勢手段は、一対の板ばね 41、 41である。この板ばね 41、 41は、弁体 21の長手方向に沿って設けられ、一端部がハウジング 1の底面に取り付けられ、他端部が弁体 21の第 1面 21d、第 2面 21eに押接可能となっている。 [0042] 次に、上記構成の作動を説明する。

通常、図 2 (a)に示すように、板ばね 41、 41 (付勢手段)の付勢力は、弁体 21の第 2面 21eに作用し、弁体 21の嵌合部 21aが穴部 7aを塞ぐ、バルブ閉状態となっている。

[0043] ここで、液体導入口 3に大きな液圧の液体が導入されると、板ばね 41、 41の付勢力に抗して、弁体 21が穴部 7aから離れる方向に移動し、図 2 (b)に示すバルブ開状態となる。すると、板ばね 41、 41 (付勢手段)の付勢力は、弁体 21の第 1面 21dに作用し、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が小さくなり、小さな液圧の液体でも、バルブ開状態が保持される。

[0044] そして、液体導入口 3の液体の圧力がなくなると、板ばね 41、 41 (付勢手段）の付勢力の穴部 7aを塞ぐ方向の分力により、弁体 21は速やかに穴部 7aを塞ぐ。

(1)付勢手段が 1種類で済むので、小形で、部品点数が少なくなる。

(2)弁体 21の嵌合部 21a側と反対側の周面には、板ばね 41、 41の付勢力が作用すると穴部 7aを塞ぐ方向の分力が発生する第 1面 21dと、第 2面 21eとを形成したことにより、弁体 21が穴部 7aを塞、で、る際の弁体 21に作用する穴部 7aを塞ぐ方向の分力や、弁体 21が穴部 7aから離れた際に弁体 21に作用する穴部 7aを塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。

[0045] 尚、上記形態例では、弁体 21に設ける複数の面として、二つの面、即ち、第 1面 21 d、第 2面 21eで説明を行ったが、図 3 (a)に示すように、複数の面として、第 1面 21d 、第 2面 21e、第 3面 21fから構成してもよい。又、図 3 (b)に示すように、弁体 21の周面には、弁体の移動方向に対して交差し、付勢手段の付勢力が作用すると穴部 7a を塞ぐ方向の分力が発生する曲面 21gを形成してもよい。この場合、曲面 21gは、弁体 21が穴部 7aに近づくに従って、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成されている。

[0046] このように、複数の面の数を増やしたり、曲面にしたりすることで二つの面を形成する場合より、弁体 21が穴部 7aを塞いでいる際の穴部 7aを塞ぐ方向の分力や、弁体 2 1が穴部 7aから離れた際に弁体 21が穴部 7aを塞ぐ方向の分力を更にきめ細力べ設定することができる。

[0047] 又、図 1〜図 3 (b)までの形態例は、付勢手段を管路側に設け、弁体側に、弁体の移動方向に対して交差し、付勢手段の付勢力が作用すると、弁体 21に液体導入口を塞ぐ方向の分力が発生する面を形成した例で説明を行った。しかし、付勢手段を弁体側に設け、管路側に、弁体の移動方向に対して交差し、付勢手段の付勢力が作用すると、弁体に穴を塞ぐ方向の分力が発生する面を形成してもよい。一例として、図 3 (c)に示す。図において、、弁体 21 'に付勢手段としての板ばね 41 'が取り付けられている。一方、管路側には、板ばね 41 'が押接し、板ばね 41 'の付勢力が作用すると、弁体 21 'に穴部 7aを塞ぐ方向の分力が発生する第 1面 50a、第 2面 50bが形成された突部 50が設けられている。尚、穴部 7aから近い方の面である第 2面 50bの方が、遠い第 1面 50aより、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が大きくなるように設定されている。即ち、複数の面は、弁体 21 'が穴部 7aに近づくに従って、液体導入口を塞ぐ方向の分力が大きくなるように配置されて、る。

[0048] 次に、このような構成の一方向バルブをドアチェック装置に用いた例を説明する。

最初に、図 4に示すように、ドア 300は、アツパヒンジ 301とロアヒンジ 303を用いて、ボデー 305に回転可能に取り付けられている。そして、ドアチェック装置 351が、アツノ化ンジ 301側に設けられる。

[0049] 図 5に示すように、アツノ化ンジ 301は、基端部側がボデー 305側に取り付けられるヒンジフィメール 311と、基端部側がドア 300側に取り付けられるヒンジメール 313と、ヒンジフィメール 311の先端部側に設けられたヒンジピン穴 31 laに嵌合固着され、ヒンジメール 313の先端部側に設けられたヒンジピン穴 313aに遊嵌されて、ヒンジメール 313に対して相対的にヒンジフィメール 311と一体となって回転するヒンジピン 315 とからなっている。そして、ドア 300側でヒンジメール 313の下部にドアチェック装置 3 51が取り付けられ、このドアチェック装置 351のシャフト 69はヒンジピン 315と結合され、ヒンジピン 315とシャフト 69とが一体に回転するようになっている。

[0050] 図 6は、ドアチェック装置の分解斜視図である。図 7—図 10はドアチェック装置を説明する図で、図 7は上面図、図 8は図 7の切断線 A— Aでの断面図、図 9は下面図、図 10は図 7の切断線 B— Bでの断面図である。 [0051] ドアチェック装置 351は、ポンプ 51と、前述した一方向バルブと同じ構成の一対の一方向バルブとからなつている。

ケーシング 63には、上面が開放面となった断面形状が略扇状の穴 63aが設けられている。穴 63a内には、穴 63aを第 1室 64、第 2室 66に分けるフラップ 67が設けられている。このフラップ 67はシャフト 69と一体的に形成されている。そして、シャフト 69 の一方の端部側は、穴 63aの底面 63bに形成された穴 63cに嵌合し、シャフト 69の他方の端部は、ケーシングキャップ 65に形成された穴 65aに嵌合し、シャフト 69は回転可能に支持されている。また、穴 63a内にはシリコーンオイル等の液体が充填されている。

[0052] 穴 63aに隣接して、第 1ノノレブ 201、第 2ノノレブ 201，力 ^設けられる穴 63d、 63e力 S 形成されている。第 1バルブ 201、第 2バルブ 201 'の構成は、図 2に示す一方向バルブと略同一構造であるので、同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。本形態例の一方向バルブと図 2に示す一方向バルブとの相違点は、本形態例では、弁体 21、 21 '、板ばね 41、 41 'が組み付けやすくするように、液体導入口 3 、 3 'が形成され、弁体 21、 21 '側に穴部 7a、 7a'が形成された絞り体 7、 7'を設けた点と、液体吐出口 5の位置が異なる点である。

[0053] ポンプ 51の第 1室 64には 2つの液体吐出口、即ち、ケーシングキャップ 65側の第 1 液体吐出口 64aと穴 63aの底面側の第 1 '液体吐出口 64bが形成されて、る。ポンプ 51の第 2室 66にも 2つの液体吐出口、即ち、ケーシングキャップ 65側の第 2液体吐出口 66aと穴 63aの底面側の第 2'液体吐出口 66bが形成されている。

[0054] ケーシングキャップ 65内には、第 1室 64の第 1液体吐出口 64aと第 1バルブ 201の液体導入口 3とを接続する管路 65cと、第 2室 66の第 2液体吐出口 66aと第 2バルブ 201，の液体導入口 3，とを接続する管路 65bとが形成されて、る。

[0055] 穴 63aの底面側のケーシング 63内には、第 2室 66の第 2'液体吐出口 66bと第 1バルブ 201の液体吐出口 5とを接続する管路 63fと、第 1室 64の第 1 '液体吐出口 64b と第 2バルブ 201 'の液体吐出口 5 'とを接続する管路 63gとが形成されている。

[0056] 従って、管路 65cと、第 1バルブ 201を介して管路 65cに接続された管路 63fとで、一端部がポンプ 51の第 1液体吐出口 64aに、他端部がポンプ 51の第 2'液体吐出口 66bに接続された第 1管路が形成され、この第 1の管路に第 1バルブ 201が設けられて、ることとなる。

[0057] 又、管路 65bと、第 2バルブ 201 'を介して管路 65bに接続された管路 63gとで、一端部がポンプ 51の第 2液体吐出口 66aに、他端部がポンプ 51の第 1 '液体吐出口 6 4bに接続された第 2管路が形成され、この第 2管路に第 2バルブ 201，が設けられて、ることとなる。

[0058] 次に、上記構成の作動を説明する。

通常、第 1バルブ 201、第 2バルブ 201 'の板ばね (付勢手段) 41、 41 'の付勢力が弁体 21、 21 'の第 2面 21e、 21e'を押圧し、穴部 7a、 7a'を塞ぐ方向の分力が発生し、 ##：21、 21 ' «^7a, 7a'を !ヽで!ヽる。

[0059] ドアが回転すると、ドアの回転方向によりフラップ 67が回転し、ポンプ 51の第 1液体吐出口 64a、第 1 '液体吐出口 64bと第 2液体吐出口 66a、第 2'液体吐出口 66bとのうちのどちらか一方の液体吐出ロカも液体が吐出されようとする。

[0060] 例えば、ドアが開く方向に回転し、ポンプ 51の第 1液体吐出口 64a、第 1 '液体吐出口 64bから液体が吐出されようとした場合は、管路 65cを通った液体により、第 1バルブ 201の弁体 21は、液体の圧力により穴部 7aから離れる方向に押される。また、管路 63gを通った液体により、第 2バルブ 201 'の弁体 21 'は、液体の圧力により穴部 7 a'を塞ぐ方向に押される。

[0061] 第 1バルブ 201において、液体の圧力により、板ばね (付勢手段) 41の付勢力に抗して、弁体 21が穴部 7aから離れる方向に移動すると、板ばね 41は弁体 21の第 1面 2 Idを押し、穴部 7aを塞ぐ方向の分力が小さくなる。即ち、ドアの回転操作時、開始時は大きな操作力を必要とするが、ドアの回転が開始されるとドアの回転操作力は軽くなる。そして、第 1バルブ 201の弁体 21を押した液体は、第 1バルブ 201の液体吐出口 5から管路 63fを通り、ポンプ 51の第 2室 66へ送られる。

[0062] ドアの回転操作を停止すると、板ばね (付勢手段) 41の付勢力の穴部 7aを塞ぐ方向の分力により、第 1バルブ 201の弁体 21は速やかに穴部 7aを塞ぐ。この時、弁体 2 1を穴部 7aから離れる方向に移動させるには、大きなドアの回転操作力が必要となるので、ドアの回転操作をやめた時の状態が保持されやすくなる。 [0063] 又、ドアが閉まる方向に回転し、ポンプ 51の第 2液体吐出口 66a、第 2'液体吐出口 66bから液体が吐出されようとした場合は、管路 65bを通った液体により、第 2バルブ 201 'の弁体 21 'が、液体の圧力により穴部 7a'から離れる方向に押される。また、管路 63fを通った液体により、第 1バルブ 201の弁体 21は、液体の圧力により穴部 7 aを塞ぐ方向に押される。第 2バルブ 201 'において、液体の圧力により、板ばね (付勢手段) 41 'の付勢力に抗して、弁体 21 'が穴部 7a'から離れる方向に移動すると、板ばね 41 'は弁体 21 'の第 1面 21d'を押し、穴部 7a'を塞ぐ方向の分力が小さくなる。即ち、ドアの回転操作時は開始後は大きな操作力を必要とするが、ドアの回転が開始されるとドアの回転操作力は軽くなる。そして、第 2バルブ 201 'の弁体 21 'を押した液体は、第 2バルブ 201 'の液体吐出口 5 'から管路 63gを通り、ポンプ 51の第 1室 64へ送られる。

[0064] ドアの回転操作を停止すると、板ばね (付勢手段) 41 'の付勢力の穴部 7a'を塞ぐ方向の分力により、第 2バルブ 201 'の弁体 21 'は速やかに穴部 7a'を塞ぐ。この時、弁体 21 'を穴部 7a'から離れる方向に移動させるには、大きなドアの回転操作力が必要となるので、ドアの回転操作をやめた時の状態が保持されやすくなる。

[0065] 尚、ドアチェック装置としては、上記形態例に限定するものではない。図 11 図 13 に示すような構成でもよい。図 11はドアチェック装置の外観図、図 12は図 11の切断線 C Cでの断面図、図 13は図 12の切断線 D— Dでの断面図である。これらの図に示すようにドアチェック装置 401のケーシング 403内には、液体が充填されている。ケ一シング 403内には、ケーシング 403の対向する第 1部（上部) 403a、第 2部（下部） 403bに回転可能に支持されたシャフト 405が配置されている。

[0066] シャフトの周面には、ケーシング内を第 1室 407と、第 2室 409とに分けるフラップ 41 1が設けられている。

フラップ 411には、一方の開口が第 1室 407に、他方の開口が第 2室 409に臨むように、それぞれ第 1管路 421と、第 2管路 423とが形成されている。

[0067] 第 1管路 421、第 2管路 423には、図 2で説明した第 1一方向バルブ 431、第 2—方向バルブ 433が設けられている。第 1一方向バルブ 431は、第 1室 407内の液圧が高くなると、開状態となるように設けられ、第 2—方向バルブ 433は、第 2室 409内の液圧が高くなると、開状態となるように設けられて!/、る。

[0068] このような構成によれば、フラップ 411に、一方の開口が第 1室 407に、他方の開口が第 2室 409に臨むように、それぞれ第 1管路 421と、第 2管路 423とを形成し、第 1 管路 421、第 2管路 423にそれぞれ一方向バルブを設けたことで、ドアチェック装置が小型化できる。

[0069] なお、上記形態例とは異なるドアチェック装置でもよい。

このようなドアチェック装置に用いるポンプとして、図 14 図 17に示すようなものがある。図 14は図 15のポンプの分解斜視図、図 15はポンプの側面図、図 16は図 15 の切断線 E— Eでの断面図、図 17は図 16の切断線 F— Fでの断面図である。

[0070] 図 14 図 17に示すように、ポンプ 1051は、底面の形状が略扇形で、上面が開放された中空の筒体のケーシング本体 1063と、このケーシング本体 1063の開放された面を塞ぐように設けられるケーシングキャップ 1065とを有して!/、る。ケーシング本体 1063とケーシングキャップ 1065とでケーシング 1060が構成されている。

[0071] ケーシング本体 1063内には、ケーシング本体 1063内を第 1室 1081、第 2室 108 3に分けるフラップ 1067が設けられている。このフラップ 1067はシャフト 1069と一体的に形成されている。そして、シャフト 1069の一方の端部側は、ケーシング本体 106 3の底面 (第 2部）に形成された第 2穴 1063aに嵌合し、シャフト 1069の他方の端部側は、ケーシングキャップ 1065 (第 1部）に形成された第 1穴 1065aに嵌合し、シャフト 1069は回転可能に支持されている。また、ケーシング 1060内には液体が充填されている。

[0072] フラップ 1067、シャフト 1069には、ケーシング本体 1063,ケーシングキャップ 106 5の内壁面とフラップ 1067,シャフト 1069とのシールを行うパッキン 1071が設けられている。

[0073] 本形態例のパッキン 1071は、ゴム等の弾性体で構成された一体成形品で、図 14 に示すように、以下のような部位を有している。

(1)フラップ 1067の第 1室 1081、第 2室 1083に対向する面以外の面で、ケーシング 1060の内壁面と対向する面に沿って設けられ、ケーシング 1060の内壁面に押接するフラップシール部 1073。 (2)フラップシール部 1073の一方の端部側に接続され、シャフト 1069の周面で、シャフト 1069の周方向に設けられ、ケーシング 1060の第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部 1075。

(3)該フラップシール部 1073の他方の端部側に接続され、シャフト 1069の周面で、シャフト 1069の周方向に設けられ、ケーシング 1060の第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部 1077。

(4)一端部が第 1シャフトシール部 1075に接続され、他端部が第 2シャフトシール部 1077に接続され、中間部がシャフト 1069の周面で、シャフト 1069の軸方向に沿つて設けられ、ケーシング 1060の内壁面に押接する第 3シャフトシール部 1079。

[0074] ケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）側のシャフト 1069の周面には、フラップ 1067のフラップシール部 1073の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、シャフト 1069の径より大きな径の第 1つば部 1069aが形成されている。また、ケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）側のシャフト 1069の周面には、フラップ 1067のフラップシール部 1073の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、第 1つば部 1069aと同じ径を有し、シャフト 1069の径より大きな径の第 2つば部 1069bが形成されている。更に、シャフト 1069の軸方向に沿って、第 1つば部 1069aから、第 2つば部 1069bまで、軸方向突部 1069fが形成され、該軸方向突部 1069fは、第 1つば部 1069aの周面、第 2つば部 1069bの周面と面一に延びている。

[0075] そして、第 1つば部 1069aにパッキン 1071の第 1シャフトシール部 1075が設けられ、第 2つば部 1069bにパッキン 1071の第 2シャフトシール部 1077が設けられ、軸方向突部 1069fにパッキン 1071の第 3シャフトシール部 1079が設けられる。

[0076] 第 1つば部 1069aのケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）と対向する面には、ケーシングキャップ 1065 (第 1部）に向かって延出し、第 1つば部 1069aと同軸で、第 1つば部 1069aより径が小さぐシャフト 1069の径よりも径が大きな円柱状の第 1段部 1069dが形成されている。

[0077] 第 2つば部 1069bのケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）と対向する面には、ケーシング本体 1063の底面 (第 2部）に向かって延出し、第 2つば部 1069bと同軸で、第 2つば部 1069bより径が小さぐシャフト 1069の径よりも径が大きな円柱状の第 2段部 1069eが形成されている。

[0078] そして、ケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）の第 1穴 1065aは、第 1つば部 1069aより径が小さぐ第 1段部 1069dより径が大きな第 1大径部 1065b と、第 1段部 1069dより径が小さぐシャフト 1069の径より径が大きな第 1小径部 106 5cと力らなっている。一方、ケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）の第 2穴 1063aは、第 2つば部 1069bより径が小さぐ第 2段部 1069eより径が大きな第 2大径部 1063cと、第 2段部 1069eより径が小さぐシャフト 1069の径より径が大きな第 2小径部 1063dとからなっている。

[0079] そして、フラップ 1067には、第 1室 1081、第 2室 1083に対向する面以外の面には、ノッキン 1071のフラップシール部 1073が嵌合する溝 1067aが形成されている。シャフ卜 1069の第 1つ ί 咅 1069a【こ ίま、フラップ 1067の溝 1067a【こ接続され、パツキン 1071の第 1シャフトシール部 1075が嵌合する溝 1069cが形成されている。シャフ卜 1069の第 2つ ί 咅 1069b【こ ίま、フラップ 1067の溝 1067a【こ接続され、ノッキン 1 071の第 2シャフトシール部 1077が嵌合する溝 1069hが形成されている。更に、シャフト 1069の軸方向突部 1069fには、一端部が溝 1069cに接続され、他端部が溝 1069hに接続され、中間部がシャフト 1069の周面で、シャフト 1069の軸方向に沿つて設けられ、パッキン 1071の第 3シャフトシール部 1079が嵌合する溝 1069iが形成されている。

[0080] このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。

(1)パッキン 1071は、フラップ 1067の第 1室 1081、第 2室 1083に対向する面以外の面で、ケーシング 1060の内壁面と対向する面に沿って設けられ、ケーシング 106 0の内壁面に押接するフラップシール部 1073と、フラップシール部 1073の一方の端部側に接続され、シャフト 1069の周面で、シャフト 1069の周方向に設けられ、ケーシング 1060の第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部 1075と、該フラップシール部 1073の他方の端部側に接続され、シャフト 1069の周面で、シャフト 1069の周方向に設けられ、ケーシング 1060の第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部 1077と、一端部が第 1シャフトシール部 1075に接続され、他端部が第 2シャフトシール部 1077に接続され、中間部がシャフト 1069の周面で、シャフト 1069の軸方向に沿って設けられ、ケーシング 1060の内壁面に押接する第 3シャフトシール部 1079とでなること〖こより、ノッキン 1071がー体ものであり、シール性がよい

[0081] (2)パッキン 1071は、フラップ 1067の溝 1067a、シャフト 1069の第 1つば部 1069 aの溝 1069c、第 2つば部 1069bの溝 1069h、軸方向突部 1069fの溝 1069iに嵌合することにより、はずれにくい。

[0082] (3)パッキン 1071は弾性を有することにより、取り付けも容易である。

(4)第 1つば部 1069aは、フラップ 1067のフラップシール部 1073の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有している。また、第 2つば部 1069bは、フラップ 1067 のフラップシール部 1073の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有している。更に、軸方向突部 1069fは、第 1つば部 1069aの周面、第 2つば部 1069bの周面と面一に延びる。即ち、ノッキン 1071のフラップシール部 1073の一方の端部側と第 1 シャフトシール部 1075とは、同一面上にある。また、パッキン 1071のフラップシール部 1073の他方の端部側と第 2シャフトシール部 1077とは、同一面上にある。よって、シール性がよい。

[0083] ( 5)第 1つば部 1069aのケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）と対向する面には、ケーシングキャップ 1065 (第 1部）に向かって延出し、第 1つば部 106 9aと同軸で、第 1つば部 1069aより径が小さぐシャフト 1069の径よりも径が大きな円柱状の第 1段部 1069dが形成されている。

[0084] 第 2つば部 1069bのケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）と対向する面には、ケーシング本体 1063の底面 (第 2部）に向かって延出し、第 2つば部 1069bと同軸で、第 2つば部 1069bより径が小さぐシャフト 1069の径よりも径が大きな円柱状の第 2段部 1069eが形成されている。

[0085] そして、ケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）の第 1穴 1065aは、第 1つば部 1069aより径が小さぐ第 1段部 1069dより径が大きな第 1大径部 65bと、第 1段部 1069dより径が小さぐシャフト 1069の径より径が大きな第 1小径部 1065c とからなっている。一方、ケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）の第 2穴 1063aは、第 2つば部 1069bより径が小さぐ第 2段部 1069eより径が大きな第 2大径部 1063cと、第 2段部 1069eより径が小さぐシャフト 1069の径より径が大きな第 2小径部 1063dと力なっている。

[0086] 即ち、ケーシング 1060のケーシングキャップ 1065 (第 1部）の第 1穴 1065aの第 1 大径咅 1065bに ίまシャフ卜 1069の第 1段咅 1069d力ケーシング 1060の第 1穴 10 65aの第 1/Jヽ径咅 1065cにはシャフト 1069力嵌合する。ケーシング 1060のケーシング本体 1063の底面（第 2部）の第 2穴 1063aの第 2大径部 1063cにはシャフ卜 1069 の第 2段咅 1069e力ケーシング 1060の第 2穴 1063aの第 2/Jヽ径咅 1063dにはシャフト 1069が嵌合する。

[0087] よって、シャフト 1069の第 1段部 1069d力ケーシング 1060の第 1穴 1065aの第 1 大径部 1065bの底面に当接し、また、シャフト 1069の第 2段部 1069eがケーシング 1060の第 2穴 1063aの第 2大径咅 1063cの底面に当接することにより、シャフト 106 9の軸方向の位置決めが行われ、パッキン 1071のケーシング 1060の内壁面に押接する圧力が一定となり、シール性がよい。

[0088] (6)このように、シール性がよいポンプ 1051を用いることで、ドアチェック装置の性能がばらっかない。

又、このポンプ 1051のフラップ 1067、シャフト 1069に設けられたパッキン 1071は、図 12,図 13に示したドアチェック装置 401のフラップ 411、シャフト 405にも適用できることは言うまでもない。

図面の簡単な説明

[0089] [図 1]一方向バルブの構成図で、（a)図はバルブ閉状態を示し、（b)図はバルブ開状態を示し、（c)図はバルブの主要部の分解斜視図である。

[図 2]他の形態例の一方向バルブの構成図で、（a)図はバルブ閉状態を示し、（b)図はバルブ開状態を示して、る。

[図 3]—方向バルブの弁体の変形例を説明する図である。

[図 4]ドアチェック装置が設けられたドア回りの分解斜視図である。

[図 5]図 4のアツパヒンジ部分を拡大した図である。

[図 6]ドアチェック装置の分解斜視図である。 [図 7]図 6のドアチェック装置の上面図である。

[図 8]図 7の切断線 A— Aでの断面図である。

[図 9]図 6のドアチェック装置の下面図である。

[図 10]図 7の切断線 B— Bでの断面図である。

[図 11]他の形態例のドアチェック装置の外観図である。

[図 12]図 11の切断線 C Cでの断面図である。

[図 13]図 12の切断線 D— Dでの断面図である。

[図 14]図 15のポンプの分解斜視図である。

[図 15]他の形態例のポンプの側面図である。

[図 16]図 15の切断線 E— Eでの断面図である。

[図 17]図 16の切断線 F—Fでの断面図である。

符号の説明

7a 穴部

21 弁体

21d 第 1面

21e 第 2面

29 スプリング

Claims

請求の範囲

[1] 液体が流れる管路と、

該管路内に移動可能に設けられる弁体と、

前記管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによつて閉状態となる穴部と、

前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段とを有する一方向バルブであって、

前記付勢手段は、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、

前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、

前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしていることを特徴とする一方向バルブ。

[2] 前記面は、複数の面、曲面のうちのいずれか一方であることを特徴とする請求項 1 記載の一方向バルブ。

[3] 第 1液体吐出口、第 2液体吐出口を有し、ドアの回転方向に応じて、液体を前記第 1液体吐出口または第 2液体吐出口から吐出するポンプと、

一端部が前記ポンプの第 1液体吐出口に、他端部が前記ポンプの前記第 2液体吐出口にそれぞれ接続された第 1管路、第 2管路と、

前記第 1管路内に設けられる弁体、前記第 1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記ポンプ内から前記第 1液体吐出口を通して前記第 1管路内への液体の流れを許容し、逆方向への液体の流れを阻止する第 1一方向バルブと、

前記第 2管路内に設けられる弁体、前記第 2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 2—方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記ポンプ内から前記第 2液体吐出口を通して前記第 2管路内への液体の流れを許容し、逆方向への液体の流れを阻止する第 2—方向バルブと、

力なることを特徴とするドアチェック装置。

液体が充填されるケーシングと、

該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部に回転可能に支持されたシャフトと、

該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第 1室、第 2室に分けるフラップと一方の開口が前記第 1室に、他方の開口が前記第 2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第 1管路、第 2管路と、

前記第 1管路内に設けられる弁体、前記第 1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第 1室から前記第 2室への液体の流れを許容し、前記第 2室から前記第 1室への液体の流れを阻止する第 1一方向バルブと、

前記第 2管路内に設けられる弁体、前記第 2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第 2—方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第 2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第 2室から前記第 1室への液体の流れを許容し、前記第 1室から前記第 2室への液体の流れを阻止する第 2—方向バルブと、

力なることを特徴とするドアチェック装置。

前記フラップの前記第 1室、前記第 2室と対向する面以外の面で、前記ケーシングの内壁面と対向する面に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接するフラップシ一ノレ部と、

該フラップシール部の一方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 1部の内壁面に押接する環状の第 1シャフトシール部と、

該フラップシール部の他方の端部側に接続され、前記シャフトの周面で、前記シャフトの周方向に設けられ、前記ケーシングの第 2部の内壁面に押接する環状の第 2シャフトシール部と、

一端部が前記第 1シャフトシール部に接続され、他端部が前記第 2シャフトシール部に接続され、中間部が前記シャフトの周面で、前記シャフトの軸方向に沿って設けられ、前記ケーシングの内壁面に押接する第 3シャフトシール部と、

力もなる弾性材でなるパッキンを設け、

前記フラップ、前記シャフトに、前記パッキンが嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項 4記載のドアチェック装置。

前記ポンプは、

液体が充填されるケーシングと、

該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部に回転可能に支持され、ドアの回転に応じて回転するシャフトと、

該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第 1室、第 2室に分けるフラップと前記ケーシングの前記第 1室側に設けられる第 1液体吐出口と、

前記ケーシングの前記第 2室側に設けられる第 2液体吐出口とを有し、

前記シャフトの回転方向に応じて、液体を前記第 1液体吐出口または第 2液体吐出口から吐出するポンプであって、

力もなる弾性材でなるパッキンを設け、

前記フラップ、前記シャフトに、前記パッキンが嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項 3記載のドアチェック装置。

[7] 前記ケーシングの第 1部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の一方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記シャフトの径より大きな径の第 1つば部が形成され、

前記ケーシングの第 2部側の前記シャフトの周面に、前記フラップの前記フラップシール部の他方の端部側が設けられる面と面一の面を有し、前記第 1つば部と同じ径の第 2つば部が形成され、

前記シャフトの軸方向に沿って、前記第 1つば部から、前記第 2つば部まで、軸方向突部が形成され、

該軸方向突部は、前記第 1つば部の周面、前記第 2つば部の周面と面一に延び、前記第 1つば部に前記パッキンの第 1シャフトシール部が設けられ、

前記第 2つば部に前記パッキンの第 2シャフトシール部が設けられ、

前記軸方向突部に前記パッキンの第 3シャフトシール部が設けられたことを特徴とする請求項 5又は 6記載のドアチェック装置。

[8] 前記第 1つば部の前記ケーシングの第 1部と対向する面には、前記第 1部に向かつて延出し、前記第 1つば部と同軸で、前記第 1つば部より径が小さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 1段部が形成され、

前記第 2つば部の前記ケーシングの第 2部と対向する面には、前記第 2部に向かつて延出し、前記第 2つば部と同軸で、前記第 2つば部より径が小さぐ前記シャフトの径よりも径が大きな円柱状の第 2段部が形成され、

前記ケーシングの対向する第 1部、第 2部には、前記シャフトが挿通する第 1穴、第 2穴が形成され、

前記ケーシングの第 1部の第 1穴は、前記第 1つば部より径が小さぐ前記第 1段部より径が大きな第 1大径部と、前記第 1段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 1小径部とからなり、

前記ケーシングの第 2部の第 2穴は、前記第 2つば部より径が小さぐ前記第 2段部より径が大きな第 2大径部と、前記第 2段部より径が小さぐ前記シャフトの径より径が大きな第 2小径部とからなつていることを特徴とする請求項 7記載のドアチェック装置