JP2008008310A - 一方向バルブ及びドアチェック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体が流れる管路と、管路を塞ぐように設けられ、管路の断面形状より小さな穴7aが形成された絞り体(絞り部)7と、管路内であって、絞り体7より下流側に設けられ、絞り体7の穴7aに嵌合することにより閉状態となる弁体21と、弁体21が第1位置にあるときには第1付勢力で、弁体21が第1位置より下流側の第2位置から下流にあるときには第1付勢力より小さな第2付勢力で弁体21を絞り体7の穴7aに嵌合する方向に付勢する弁体付勢機構と、を有する一方向バルブにおいて、弁体21が第2位置に移動するまで、絞り体7の穴7aと弁体21との嵌合が解除されないように、絞り体7を弁体21に追従させる絞り体追従機構を設ける。
【選択図】図1
Description
上流から液体が供給され、絞り体より上流側の液体の圧力が上昇すると、弁体が下流に向かって移動する。この時、絞り体追従機構により、絞り体も弁体に伴って下流に向かって移動し、一方向バルブは閉状態のままである。
請求項3に係る発明は、前記弁体の前記絞り体の穴と嵌合する部分の形状は、前記絞り体の穴側が頂点である錐状であることを特徴とする請求項1又は2記載の一方向バルブである。
ポンプの第1液体吐出口から液体が吐出された場合は、第1一方向バルブにおいては、絞り体より上流側の液体の圧力が上昇する。絞り体より上流側の液体の圧力が上昇すると、弁体が下流に向かって移動する。この時、絞り体追従機構により、絞り体も弁体に伴って下流に向かって移動し、第1一方向バルブは閉状態のままである。そして、弁体が第2位置まで移動すると、絞り体の追従は停止する。更に、弁体への付勢力は第1付勢力より小さな第2付勢力となる。このため、弁体は絞り体の穴より離れ、第1一方向バルブは開状態となる。又、第2一方向バルブにおいては、絞り体より下流の液体の圧力が上昇し、弁体は絞り体の穴を塞ぐ方向に押される。
中径部11には、絞り体7の底面を押圧する絞り体付勢手段としてのスプリング17が設けられている。そして、スプリング17により、絞り体7は、その開放面側が、大径部9の第1ストッパとして機能する段部9aに当接する方向に付勢されている。
図1に示すように、通常、絞り体追従機構のスプリング(絞り体付勢手段)17により、絞り体7は段部(第1ストッパ)9aに当接している。この時、弁体21は第1位置にあり、弁体付勢機構により第1付勢力で、絞り体7の穴7aに嵌合し、一方向バルブは閉状態となっている。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)弁体21が、弁体21の溝21cからプランジャ27が離脱した位置(第2位置)に移動するまで、絞り体7の穴7aと弁体21との嵌合が解除されないように、絞り体7を弁体21に追従させる絞り体追従機構を設けたことにより、パーシャル状態では、一方向バルブが開状態とならない。
(2)弁体21の絞り体7の穴7aと嵌合する部分の形状は、絞り体7の穴7a側が頂点である錐状であることにより、弁体21と絞り体7の穴7aとはスームズかつ確実に嵌合する。
図6に示すように、ドア300は、アッパヒンジ301とロアヒンジ303を用いて、ボデー305に回転可能に取り付けられている。そして、ドアチェック装置351が、アッパヒンジ301側に設けられる。
ケーシング63には、上面が開放面となった断面形状が略扇状の穴63aが設けられている。穴63a内には、穴63aを第1室64、第2室66に分けるフラップ67が設けられている。このフラップ67はシャフト69と一体的に形成されている。そして、シャフト69の一方の端部側は、穴63aの底面63bに形成された穴63cに嵌合し、シャフト69の他方の端部は、ケーシングキャップ65に形成された穴65cに嵌合し、シャフト69は回転可能に支持されている。また、穴63a内にはシリコーンオイル等の液体が充填されている。穴63aに隣接して、同一構造の一方向バルブである第1バルブ201、第2バルブ201’が設けられる穴63d、63eが形成されている。
中径部411から大径部409にかけて、絞り体407の底面を押圧する絞り体付勢手段としてのスプリング417が設けられている。そして、スプリング417により、絞り体407は、第1ストッパとして機能するケーシングキャップ65に当接する方向に付勢されている。
管路内であって、絞り体407より下流側には、大径部409、中径部411にわたって、樹脂や鉄でなる略円柱状の弁体421が配置されている。この弁体421は突部410の穴413に嵌合し、その軸方向に移動可能に設けられている。弁体421の一方の側は、絞り体407の穴407aに嵌合可能な嵌合部421aが形成され、嵌合することにより、穴407aを塞ぐことが可能となっている。
通常、図12に示すように、第1バルブ201、第2バルブ201’の板ばね(付勢手段)429、429’の付勢力が弁体421、421’の第2面421e、421e’を押圧し、絞り体407、407’穴部4077a、4077a’を塞ぐ方向の分力が発生し、弁体421、421’は穴部407a、407a’を塞いでいる。また、絞り体407、407’は、スプリング417により付勢され、ケーシングキャップ(第1ストッパ)65に当接している。
7a 穴
21 弁体
Claims (4)
- 液体が流れる管路と、
該管路内に設けられる弁体と、
前記管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が嵌合することによって閉状態となる穴が形成された絞り体と、
前記弁体が第1位置にあるときには第1付勢力で、前記弁体が前記第1位置より下流側の第2位置から下流にあるときには前記第1付勢力より小さな第2付勢力で前記弁体を前記絞り体の穴に嵌合する方向に付勢する弁体付勢機構と、
を有する一方向バルブにおいて、
前記弁体が前記第2位置に移動するまで、前記絞り体の穴と前記弁体との嵌合が解除されないように、前記絞り体を前記弁体に追従させる絞り体追従機構を設けたことを特徴とする一方向バルブ。 - 前記絞り体は、前記管路内で、前記管路に沿って移動可能に設けられ、
前記絞り体追従機構は、
前記絞り体と、
前記弁体が前記第1位置に位置する時に、前記絞り体のそれ以上の上流への移動を禁止する第1ストッパと、
前記弁体が前記第2位置に位置する時に、前記絞り体のそれ以上の下流への移動を禁止する第2ストッパと、
前記絞り体を前記第1ストッパに当接する方向に付勢し、前記第1付勢力より小さく、前記第2付勢力より大きな付勢力に設定された絞り体付勢手段と、
からなることを特徴とする請求項1記載の一方向バルブ。 - 前記弁体の前記絞り体の穴と嵌合する部分の形状は、前記絞り体の穴側が頂点である錐状であることを特徴とする請求項1又は2記載の一方向バルブ。
- 第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの開閉方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、
一端部が前記ポンプの第1液体吐出口に、他端部が前記ポンプの前記第2液体吐出口にそれぞれに接続された第1管路、第2管路と、
該第1管路内に設けられる弁体、前記第1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が嵌合することによって閉状態となる穴が形成された絞り体、前記弁体が第1位置にあるときには第1付勢力で、前記弁体が前記第1位置より下流側の第2位置から下流にあるときには前記第1付勢力より小さな第2付勢力で前記弁体を前記絞り体の穴に嵌合する方向に付勢する弁体付勢機構を有する第1一方向バルブであって、前記弁体が前記第2位置に移動するまで、前記絞り体の穴と前記弁体との嵌合が解除されないように、前記絞り体を前記弁体に追従させる絞り体追従機構を設けた第1一方向バルブと、
前記第2管路内に設けられる弁体、前記第2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が嵌合することによって閉状態となる穴が形成された絞り体、前記弁体が第1位置にあるときには第1付勢力で、前記弁体が前記第1位置より下流側の第2位置から下流にあるときには前記第1付勢力より小さな第2付勢力で前記弁体を前記絞り体の穴に嵌合する方向に付勢する弁体付勢機構を有する第2一方向バルブであって、前記弁体が前記第2位置に移動するまで、前記絞り体の穴と前記弁体との嵌合が解除されないように、前記絞り体を前記弁体に追従させる絞り体追従機構を設けた第2一方向バルブと、
からなることを特徴とするドアチェック装置。
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