JP2010137734A - ドアチェック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一方向バルブは、弁体72より上流側の管路に設けられ、弁体72に塞がれることによって閉状態となる穴部4aと、液体を穴部4aからバルブの下流へ案内する第1流路FR、第2流路SRとを備え、第1流路FRは、流動抵抗が穴部4aの流動抵抗より大きく設定され、弁体72が穴部4aを塞いでいるときは、閉状態であり、弁体72が穴部4aより離れると、全開状態となり、第2流路SRは、弁体72が穴部4aを塞いでいるときは、閉状態であり、弁体72が穴部4aより離れ、第1流路FRが全開となった後から開き始めるように構成する。
【選択図】図3
Description
このドアチェック装置は、液体が充填されるケースと、該ケース内に配置され、前記ケースに回転可能に支持されたシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケース内を第1室、第2室に分けるフラップと、一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第1管路、第2管路と、前記第1管路内に設けられる弁体、前記弁体より上流側の前記第1管路に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段、前記弁体より下流側に設けられる出口を有した第1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように形成されると共に、前記弁体に対し、前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力を及ぼし、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、前記第2管路内に設けられる弁体、前記弁体より上流側の前記第2管路に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段、前記弁体より下流側に設けられる出口を有した第2一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように形成されると共に、前記弁体に対し、前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力を及ぼし、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブとを有している。
一方、第2室から第1室に向かって液体が流れる場合、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第2一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力が小さくなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ドア作動抵抗が小さくなると共に、作動音が小さくなるドアチェック装置を提供することにある。
第1室から第2室に向かって液体が流れる場合、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第1一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動する。ドアの回転が停止すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力により、第1一方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。
ケース3は、繊維強化プラスチックの成形品で、開放面1aを有した有底筒状のケース本体1と、ケース本体1の開放面1aを覆う蓋11とからなっている。尚、本形態例では、ケース本体1と蓋11との間に図示しないシールリングを配置し、ケース本体1と蓋11間の密封を行うようにした。
シャフト5が突出する方向を上と規定すると、ベース51の張り出し部51bのうち、上部及び下部には、ボルトが挿通可能な穴59が形成され、車体側に当接する取付部61となっている。
フラップ9には、一方の開口4a(図1参照)が第1室2に、他方の開口4bが第2室3に臨む第1管路4と、一方の開口5aが第2室3に、図示しない他方の開口が第1室2に臨む第2管路5が設けられている。本形態例では、第1管路4、第2管路5において、一方の開口4a、5aの開口面積は、他方の開口4bの開口面積より狭く設定されている。
弁体72の突部72aの基部には、環状のシールリング76が設けられている。このシールリング76は、弁体72の突部72aが開口4a内に進入し、弁体72が開口4aを塞いだ際に、開口4aの縁部に当接し、弁体72のシール性を高めるものである。
また、図1に示すように、蓋73には、弁体72が当接し、弁体72の下流への移動を禁止するストッパ部73eが形成されている。
一方、第2室3から第1室2に向かって液体が流れる場合、第2管路5の第2一方向バルブ8の弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1管路4の第1一方向バルブ7の弁体72は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第2一方向バルブ8の弁体が穴部から離れる方向に移動すると、板ばねが第1面から第2面に移行して付勢手段の付勢力が小さくなる。
ここで、図1−図4を用いて、一方向バルブ(第1一方向バルブ7)の作動を説明する。
(2) 図2に示すように、弁体72が液体の圧力により開口(穴部)4aから離れる方向に押されると、弁体72が開口(穴部)4aより若干離れる。このとき、板ばね75はまだ突部73bの第1面73cを押圧している。
(3) 図3に示すように、弁体72が液体の圧力により更に押され、板ばね75が突部73bの第2面73dに移行すると、弁体72により塞がれていた管路71の穴71bが開き始め、第2流路SRが開き始める。
(1) 第1流路FRの流動抵抗は、穴73fの断面積が、穴(開口)4aの断面積より小さく設定されていることにより、開口(穴部)4aの流動抵抗より大きくなっている。
7 一方向バルブ
72 弁体
FR 第1流路
SR 第2流路
Claims (3)
- 液体が充填されるケースと、
該ケース内に配置され、前記ケースに回転可能に支持されたシャフトと、
該シャフトの周面に設けられ、前記ケース内を第1室、第2室に分けるフラップと、
一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、それぞれ設けられた第1管路、第2管路と、
前記第1管路内に設けられる第1一方向バルブであって、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、
前記第2管路内に設けられる第2一方向バルブであって、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、
からなるドアチェック装置において、
前記第1一方向バルブ、前記第2一方向バルブは、それぞれ
液体が流れる管路と、
該管路内を進退移動する弁体と、
前記弁体より上流側の前記管路に設けられ、前記弁体に塞がれることによって閉状態となる穴部と、
前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように前記弁体を付勢する付勢手段と、
液体を前記穴部から前記バルブの下流へ案内する第1流路、第2流路とを備え、
前記第1流路は、
流動抵抗が前記穴部の流動抵抗より大きく設定され、
前記弁体が前記穴部を塞いでいるときは、閉状態であり、
前記弁体が前記穴部より離れると、全開状態となり、
前記第2流路は、
前記弁体が前記穴部を塞いでいるときは、閉状態であり、
前記弁体が前記穴部より離れ、前記第1流路が全開となった後から開き始めるように構成したことを特徴とするドアチェック装置。 - 前記第2流路は、
前記穴部より下流側の前記管路の壁面に開口を有し、前記管路の外部に設けられた流路であり、
前記付勢手段は、
前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられるばねと、
前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側に設けられ、前記ばねが前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼす面であって、該面は、第1面と、該第1面と連続的に形成され、前記弁体に及ぼす付勢力が前記第1面よりも小さくなるように設定された第2面とからなり、 前記第2流路の開口は、
前記ばねが前記第1面を押圧している状態では、閉状態にあり、
前記ばねが第1面から前記第2面に移行すると、開き始めることを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置。 - 前記弁体の下流への移動を禁止するストッパ部を設け、
前記弁体が前記ストッパ部によってそれ以上の下流への移動が禁止された状態では、前記第2流路の開口は全開状態となっていることを特徴とする請求項1または2記載のドアチェック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008316412A JP5221311B2 (ja) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | ドアチェック装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140977A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Shiroki Corp | 減衰装置 |
JP2018071570A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | センクシア株式会社 | 油圧回路、油圧式ダンパ |
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JPS5965673A (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-13 | マツクス・カドナ− | ポペツト弁または逆止弁 |
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JP2009197890A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Shiroki Corp | 一方向バルブ及びドアチェック装置 |
-
2008
- 2008-12-12 JP JP2008316412A patent/JP5221311B2/ja not_active Expired - Fee Related
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