JP5284810B2 - ドアチェック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一方向バルブを用いたドアチェック装置に関する。
下記特許文献1には、弁体が閉位置で大きな力(チェック力)で保持され、開方向に移動すると、前記弁体を保持する力が低下するドアチェック装置が記載されている。
このドアチェック装置は、液体が充填されるケースと、該ケース内に配置され、前記ケースに回転可能に支持され、ドアの開閉と共に回転するシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケース内を第1室、第2室に分けるフラップと、一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第1管路、第2管路と、前記第1管路内に設けられる弁体、前記弁体より上流側の前記第1管路に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段、前記弁体より下流側に設けられる出口を有した第1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように形成されると共に、前記弁体に対し、前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力を及ぼし、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、前記第2管路内に設けられる弁体、前記弁体より上流側の前記第2管路に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段、前記弁体より下流側に設けられる出口を有した第2一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように形成されると共に、前記弁体に対し、前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力を及ぼし、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブとを有している。
このドアチェック装置では、シャフトを回転させると、第1管路、第2管路に液体が流れる。第1室から第2室に向かって液体が流れる場合、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。このとき、穴部を塞ぐ力が大きいので、ドアを動かすのに大きな力(ピークトルク:チェック力)を必要とする。また、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第1一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ力が小さくなるので、小さくて安定した力(定常トルク)でドアを動かせる。
そして、シャフトの回転を停止すると、付勢手段の付勢力により、第1一方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。
一方、第2室から第1室に向かって液体が流れる場合、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第2一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力が小さくなる。
そして、シャフトの回転が停止すると、付勢手段の付勢力により、第2一方向バルブの弁体は速やかに穴部を塞ぐ。
特開2008−008309号公報
上記構成のドアチェック装置においては、停止状態のドアを動かす場合、最初に大きな力(ピークトルク;チェック力)を必要とする。ピークトルクをこえた瞬間にドアが急に軽くなり、その瞬間はドアのコントロールが困難になる。よって、停止状態のドアを微少量だけ動かすことが難しく、利便性が低いという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、その課題は、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かせるドアチェック装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、液体が充填されるケースと、該ケース内に配置され、前記ケースに回転可能に支持され、ドアの開閉に伴って前記ケースと相対的に回転するシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケース内を第1室、第2室に分けるフラップと、
一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、それぞれ設けられた第1管路、第2管路と、前記第1管路内に設けられる第1一方向バルブであって、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、前記第2管路内に設けられる第2一方向バルブであって、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、からなるドアチェック装置において、前記第1一方向バルブ、前記第2一方向バルブは、それぞれ液体が流れる管路と、該管路内を進退移動する弁体と、前記弁体より上流側の前記管路に設けられ、前記弁体に塞がれることによって閉状態となる穴部と、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように前記弁体を付勢する付勢手段とを備え、前記第1、第2一方向バルブの少なくとも一方に、前記弁体が前記穴部を塞ぐと、前記穴部を塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段を設けたことを特徴とするドアチェック装置である。
請求項2に係る発明は、前記付勢手段は、付勢力発生手段と、該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、前記穴部塞ぎ力減少手段は、前記面に形成され、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる大分力発生面と、前記大分力発生面に連設され、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記大分力発生面より小さくなるように形成された小分力発生面と、からなり、前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記小分力発生面で発生し、前記穴部を塞いでいる状態から前記穴部より離れる方向に前記弁体を移動させると、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記大分力発生面で発生するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置である。
請求項3に係る発明は、前記付勢手段は、付勢力発生手段と、該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、前記穴部塞ぎ力減少手段は、前記付勢力発生手段に形成され、前記面に押接して、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる第1付勢力発生部と、前記付勢力発生手段に形成され、前記面に押接して前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第2付勢力を発生させる第2付勢力発生部とからなり、前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、第1付勢力発生部のみが前記面に押接して第1付勢力が発生し、前記穴部を塞いでいる状態から前記穴部より離れる方向に前記弁体を移動させると、前記第1付勢力発生部、前記第2付勢力発生部が前記面に押接して、第1付勢力及び第2付勢力が発生するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置である。
請求項4に係る発明は、前記付勢手段は、付勢力発生手段と、該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、前記穴部塞ぎ力減少手段は、前記付勢力発生手段の前記面から離れた側に設けられ、前記弁体側、前記管路側のうちのどちらか一方の側に押接して、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる第1付勢力発生部と、該第1付勢力発生部の弾性変形を規制するストッパ部と、前記付勢力発生手段の前記面側に形成され、前記第1付勢力発生部より大きな付勢力を有し、前記弁体側、前記管路側のうちの他方の側に押接して前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第2付勢力を発生させる第2付勢力発生部とからなり、前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、前記第1付勢力発生部による第1付勢力のみが前記弁体に作用し、穴部を塞いでいる状態から前記穴部を離れる方向に前記弁体を移動させると、前記第1付勢力発生部が前記ストッパ部により弾性変形が規制されるまで、前記第1付勢力発生部による第1付勢力のみが前記弁体に作用し、前記第1付勢力発生部が前記ストッパ部により弾性変形が規制されると、前記第2付勢力発生部により第2付勢力も前記弁体に作用することを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置である。
請求項1−請求項4に係る発明によれば、前記第1、第2一方向バルブの少なくとも一方に、前記弁体が前記穴部を塞ぐと、前記穴部を塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段を設けたことにより、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
第1形態例の第1一方向バルブを説明する構成図である。 図1の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図1の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図1の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 ドアチェック装置が設けられたドア周りの分解斜視図である。 図5のアッパヒンジ部分を拡大した図である。 ドアチェック装置の分解斜視図である。 図7に示すドアチェック装置を組み立てた時の切断線A−Aでの断面図である。 図7のフラップの分解斜視図である。 図1の蓋に形成された突部を説明する図である。 第2形態例の第1一方向バルブを説明する構成図である。 図11の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図11の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図11の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図11の板ばねと突部とを説明する図である。 図15の板ばねの変形例を説明する図である。 第3形態例の第1一方向バルブを説明する構成図である。 図17の第1一方向バルブの作動を説明する図である。 図17の板ばねと突部とを説明する図である。 第3形態例の他の例を説明する図である。
<第1形態例>
最初に、図5、図6を用いて、本形態例のドアチェック装置の車両への取り付け構造を説明する。図5に示すように、ドア300は、アッパヒンジ301とロアヒンジ303を用いて、ボデー305に回転可能に取り付けられている。そして、ドアチェック装置351が、アッパヒンジ301側に設けられる。
図6に示すように、アッパヒンジ301は、基端部側がボデー305側に取り付けられるヒンジフィメール311と、基端部側がドア300側に取り付けられるヒンジメール313と、ヒンジフィメール311の先端部側に設けられたヒンジピン穴311aに嵌合固着され、ヒンジメール313の先端部側に設けられたヒンジピン穴313aに遊嵌されて、ヒンジメール313に対して相対的にヒンジフィメール311と一体となって回転するヒンジピン315とからなっている。そして、ドア300側でヒンジメール313の下部にドアチェック装置351が取り付けられ、このドアチェック装置351のシャフト5はヒンジピン315と結合され、ヒンジピン315とシャフト5とが一体に回転するようになっている。
次に、図7、図8を用いて、ドアチェック装置351の概略構成を説明する。図7はドアチェック装置351の分解斜視図、図8は図7に示すドアチェック装置を組み立てた時の切断線A−Aでの断面図である。
これらの図に示すように、ドアチェック装置351は、ケース3とベース51とシャフト5とからなっている。
ケース3は、繊維強化プラスチックの成形品で、開放面1aを有した有底筒状のケース本体1と、ケース本体1の開放面1aを覆う蓋11とからなっている。尚、本形態例では、ケース本体1と蓋11との間に図示しないシールリングを配置し、ケース本体1と蓋11間の密封を行うようにした。
ケース本体1の内部底面には、シャフト5の一方の端部側が嵌合し、シャフト5を回転可能に支持する凹部が形成されている。このケース本体1内には、粘性流体(例えば、オイル)が充填されている。ケース本体1内のシャフト5の周面には、フラップ9が取り付けられている。このフラップ9により、ケース本体1内は、第1室2と第2室3とに分けられる。
ケース本体1の開放面1aを覆うように蓋11が設けられる。蓋11も、繊維強化プラスチックの成形品で、略中央部には、凸部11aが形成され、この凸部11aには、シャフト5の他方の端部側が挿通し、シャフト5を回転可能に支持する穴13が設けられている。シャフト5の他方の端部側は、蓋11の穴13を介してケース3の外部まで突出し、前述したヒンジピン315に結合される。
ベース51は、ケース3が挿入されるくぼみ部51aと、くぼみ部51aの周りに形成され、車体側に当接可能な張り出し部51bとを有する金属の深絞り加工品である。
シャフト5が突出する方向を上と規定すると、ベース51の張り出し部51bのうち、上部及び下部には、ボルトが挿通可能な穴59が形成され、車体側に当接する取付部61となっている。
次に、図9を用いて、フラップ9の説明を行なう。図9はフラップ9の分解斜視図である。
フラップ9には、一方の開口4a(図1参照)が第1室2に、他方の開口4bが第2室3に臨む第1管路4と、一方の開口5aが第2室3に、図示しない他方の開口が第1室2に臨む第2管路6が設けられている。本形態例では、第1管路4、第2管路6において、一方の開口4a、5aの開口面積は、他方の開口4bの開口面積より狭く設定されている。
第1管路4には、第1室2から第2室3への液体の流れを許容し、第2室3から第1室2への液体の流れを阻止する第1一方向バルブ7が設けられている。また、第2管路6には、第2室3から第1室2への液体の流れを許容し、第1室2から第2室3への液体の流れを阻止する第2一方向バルブ(図示せず)が設けられている。
次に、図1、図9、図10を用いて、一方向バルブの説明を行なう。尚、本形態例の第1一方向バルブ7と第2一方向バルブとは同一構成であるので、第1一方向バルブで説明し、第2一方向バルブの説明は省略する。図1は第1一方向バルブ7を説明する構成図、図10は一方向バルブ7の蓋に形成された突部を説明する図である。
第1管路4には、内部に液が流れる角筒状の管路71が設けられる。
管路71の内部には、管路71内を進退移動する弁体72が設けられている。弁体72は、開口4aと対向する一方の側が底部72b、他方の側が開放面となった有底筒状であり、その底部72bには、開口4a内に進入可能な突部72aが形成されている。また、弁体72の底部72bには、開口4aの周縁部と対向する穴72cが形成されている。
弁体72の上流側には、弁体72に塞がれることによって閉状態となる穴部が設けられる。本形態例では開口4aが穴部となっている。
弁体72の突部72aの基部には、環状のシールリング76が設けられている。このシールリング76は、弁体72の突部72aが開口4a内に進入し、弁体72が開口4aを塞いだ際に、開口4aの縁部に当接し、弁体72のシール性を高めるものである。
弁体72の下流側には、管路71の開放面を塞ぐように、蓋73が設けられる。この蓋73には、蓋73の外部と管路71の内部とを連絡する穴73aが形成されている。尚、本形態例では、穴73aの断面積は、開口4aの断面積より小さく設定されている。
ここで、弁体72が開口(穴部)4aに近づくに従って、開口4aを塞ぐ力が大きくなるように弁体72を付勢する付勢手段を説明する。本形態例の付勢手段は、付勢力発生手段と、付勢力発生手段の付勢力が作用すると、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなっている。
本形態例の付勢手段は、弁体72より下流側に設けられ、弁体72と蓋73との間に設けられた付勢力発生手段としての板ばね75と、蓋73の弁体72と対向する面上に連続的に形成された突部73bの面とからなっている。突部73bには、第1面73c、第2面73d、第3面73eが形成され、板ばね75は、逆U字形をなし、一方の端部側は、弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dに当接し、他方の端部側は突部73bを挟み、常に、第1面73c、第2面73d、第3面73eのうち、どれかの面を押接し、弁体72に対し開口(穴部)4aを塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしている。
また、突部73bの各面(第1面73c、第2面73d、第3面73e)の液体が流れる方向と直交する方向に対する傾斜は、第2面73dと第3面73eとは同じとした。又、第1面73cの傾斜は、第2面73d、第3面73eの傾斜より緩やかに形成した。
よって、板ばね75を介して弁体72に及ぼされる付勢力は、第2面73d、第3面73eのほうが第1面73cより小さくなっている。
また、図1に示すように、蓋73には、弁体72が当接し、弁体72の下流への移動を禁止するストッパ部73fが形成されている。
ここで、上記構成のドアチェック装置の作動を説明する。シャフト5を回転させると、第1管路4、第2管路6に液体が流れる。第1室2から第2室3に向かって液体が流れる場合、第1管路4の第1一方向バルブ7の弁体72は、液体の圧力により開口4aから離れる方向に押される。また、第2管路6の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。
そして、シャフト5の回転を停止すると、付勢力発生手段である板ばね75の付勢力により、第1一方向バルブ7の弁体72は速やかに穴部を塞ぐ。
一方、第2室3から第1室2に向かって液体が流れる場合、第2管路6の第2一方向バルブの弁体72は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1管路4の第1一方向バルブ7の弁体72は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。
そして、シャフト5の回転が停止すると、付勢手段の付勢力により、第2一方向バルブの弁体72は速やかに穴部を塞ぐ。
ここで、図1−図4を用いて、本形態例の一方向バルブ(第1一方向バルブ7)の作動を説明する。
(1) ドアの停止状態(液体が流れない時)では、図1に示すように、板ばね75の付勢力により、弁体72が開口4aを塞ぎ、流路は閉状態である。この時、板ばね75は突部73bの第1面73cには当接せず、第3面73eを押接している。
(2) (1)の状態からドアをゆっくり動かす(液体が流れる)と、図2に示すように、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより若干離れる。このとき、板ばね75は突部73bの第3面73eを押接している。或は第3面73eと第1面73cとを同時に押接している。よって、板ばね75を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力は小さい。
このため、ドアを動かすのに最初に大きな力が不要で、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
(3) (1)の状態からドアを急に動かすと、図3に示すように、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより離れる。このとき、液体の圧力が(2)の場合より高いので、弁体72は開口4aより大きく離れ、板ばね75の突部73bへの押接箇所は、第3面73eから第1面73cに移動し、第1面73cを押接する。よって、板ばね75を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力は、(2)の場合に比べて大きくなる。このため、ドアを動かすのに大きな力(ピークトルク)を必要とし、ドアのチェック機能が作動する。
即ち、突部73bの第1面73cと、第3面73eとで、弁体72が開口4aを塞ぐと、開口4aを塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段が形成され、第1面73cが大分力発生面、第3面73eが小分力発生面となっている。
(4) (3)の状態から、更にドアを動かすと、 図4に示すように、弁体72が液体の圧力により更に押され、板ばね75が突部73bの第2面73dに移行し、弁体72が開口4aを塞ぐ力が、(3)の状態より小さくなり、小さくて安定した力(定常トルク)でドアを動かせるようになる。
そして、板ばね75が蓋73のストッパ部73fに当接し、弁体72のそれ以上の下流への移動が禁止される。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) 突部73bの第1面73cと、第3面73eとで、弁体72が開口4aを塞ぐと、開口4aを塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段が形成されている。
この穴部塞ぎ力減少手段を設けたことにより、停止状態のドアを動かす場合、最初に大きな力(トルク)を必要としない。よって、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
(2) 穴部塞ぎ力減少手段は、突部73bに傾きの異なる二つの面、即ち、大分力発生面である第1面73cと、小分力発生面である第3面73eとを形成するだけでよいので、製造が容易である。
又、第1面73cと第3面73eとの傾きを変えることで、第1面73c(大分力発生面)で発生する開口4aを塞ぐ方向の分力の大きさと、第3面73e(小分力発生面)で発生する開口4aを塞ぐ方向の分力の大きさとを自由に設定できる。
尚、本形態例は、蓋73に第1面73c、第2面73d、第3面73eを有する突部73bを形成したが、弁体72に突部を形成し、板ばね75を突部と蓋73との間に配置してもよい。又、第3面73eの傾斜を第1面73cと第2面73dの中間の傾斜にしてもよい。

<第2形態例>
図11-図15を用いて説明する。尚、本形態例と第1形態例との相違点は、一方向バルブ内に設けられた付勢手段と穴部塞ぎ力減少手段とであり、他の部分は同じであるので第1形態例と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、蓋173の弁体72と対向する面上には、突部173bが形成されている。この突部173bには、連続的に形成された第1面173c、第2面173dが形成されている。更に、蓋173には、第1形態例と同様に、蓋173の外部と管路71の内部とを連絡する穴173aが形成されている。
一方、板ばね175は、逆U字形をなし、一方の端部側は、弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dに当接し、他方の端部側は突部173bを挟み、常に、第1面173c、第2面173dのうち、どれかの面を押接し、弁体72に対し開口4aを塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしている。
又、突部173bの各面(第1面173c、第2面173d)の液体が流れる方向と直交する方向に対する第1面173cの傾斜は、第2面173dの傾斜より緩やかに形成した。
そして、付勢力発生手段としての板ばね175と、板ばね175の付勢力が作用すると、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の分力を発生させる面である第1面173c、第2面173dとで、弁体72が開口(穴部)4aに近づくに従って、開口4aを塞ぐ力が大きくなるように弁体72を付勢する付勢手段が構成されている。
本形態例の穴部塞ぎ力減少手段は、第1面173c、第2面173dに押接する板ばね175に設けられている。
図15に示すように、板ばね175の突部173bを挟む他方の端部側は、2つのスリットSL1、SL2が形成され、第1挟持部175a、第2挟持部175b、第3挟持部175cが形成されている。
これら3つの挟持部のうち、中央の第2挟持部175bは自然状態において、他の挟持部である第1挟持部175a、第3挟持部175cより内側に折り曲げられ、更に、液体が流れる方向の長さが他の挟持部である第1挟持部175a、第3挟持部175cより若干長くなるように設定されている。
よって、図11に示すように、弁体72が開口4aを塞いでいる状態では、第2挟持部175bだけが第1面173cに押接する。弁体72が開口4aを塞いでいる状態から開口4aより離れる方向に移動すると、第2挟持部175bが外側に開き、図13に示すように、第1挟持部175a、第2挟持部175b、第3挟持部175cが第1面173cに押接する。
即ち、板ばね(付勢力発生手段)175に形成され、第1面173cに押接して、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第1付勢力が発生する第2挟持部175b(第1付勢力発生部)と、第1面173cに押接して弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第2付勢力が発生する第1挟持部175a、第3挟持部175c(第2付勢力発生部)で、本形態例の穴部塞ぎ力減少手段が形成されている。
ここで、図11−図14を用いて、本形態例の一方向バルブ(第1一方向バルブ7)の作動を説明する。
(1) ドアの停止状態では、図11に示すように、板ばね175の付勢力により、弁体72が開口4aを塞ぎ、流路は閉状態である。この時、板ばね175の第2挟持部175bが突部173bの第1面173cを押接している。
(2) (1)の状態からドアをゆっくり動かすと、図12に示すように、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより若干離れる。そして、弁体72に押されて、板ばね175も開口4aより若干離れるが、板ばね175の第2挟持部175bは突部173bの第1面173cを押接し続ける。又、第2挟持部175bは外側に開くが、第1挟持部175a、第3挟持部175cは、突部173bの第1面173cに当接しない。よって、板ばね175を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力(第1付勢力)は小さい。
このため、ドアを動かすのに最初に大きな力が不要で、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
(3) (1)の状態からドアを急に動かすと、図13に示すように、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより離れる。このとき、液体の圧力が(2)の場合より高いので、弁体72は開口4aより大きく離れるが、板ばね175の第2挟持部175bは突部173bの第1面173cを押接し続ける。即ち、第2挟持部175bの突部173bの第1面173cを押接する箇所は、(2)の状態より更に下方(開口4aからより離れた箇所)である。
又、第2挟持部175bは、(2)の状態よりさらに外側に開き、第1挟持部175a、第3挟持部175cも、突部173bの第1面173cに押接するようになる。
よって、板ばね175を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力は、(2)の場合に比べて大きくなる。このため、ドアを動かすのに大きな力(ピークトルク)を必要とし、ドアのチェック機能が作動する。
(4) (3)の状態から、更にドアを動かすと、 図14に示すように、弁体72が液体の圧力により更に押され、板ばね175の第1挟持部175a、第2挟持部175b、第3挟持部175cが第2面173dを押すようになり、弁体72が開口4aを塞ぐ力が、(3)の状態より小さくなり、小さくて安定した力(定常トルク)でドアを動かせるようになる。
そして、板ばね175が蓋173のストッパ部173fに当接し、弁体72のそれ以上の下流への移動が禁止される。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) 板ばね(付勢力発生手段)175に形成され、第1面173cに押接して、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第1付勢力が発生する第2挟持部175b(第1付勢力発生部)と、第1面173cに押接して弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第2付勢力が発生する第1挟持部175a、第3挟持部175c(第2付勢力発生部)とで、弁体72が開口4aを塞ぐと、開口4aを塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段を設けたことにより、停止状態のドアを動かす場合、最初に大きな力(トルク)を必要としない。よって、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
(2) 板ばね175に、2つのスリットSL1、SL2を形成し、第2挟持部175b(第1付勢力発生部)と、第1挟持部175a、第3挟持部175c(第2付勢力発生部)との2つの付勢力発生部を形成するだけでよいので、製造が容易である。
又、2つのスリットSL1、SL2の位置を変え、第2挟持部175b(第1付勢力発生部)と、第1挟持部175a、第3挟持部175c(第2付勢力発生部)との大きさを変えることで、第2挟持部175b(第1付勢力発生部)で発生する穴部を塞ぐ方向の第1付勢力の大きさと、第1挟持部175a、第3挟持部175c(第2付勢力発生部)で発生する穴部を塞ぐ方向の第2付勢力の大きさを自由に設定できる。
尚、本形態例は、蓋173に第1面173c、第2面173dを有する突部173bを形成したが、弁体72に突部を形成し、板ばね175を突部と蓋173との間に配置してもよい。
又、上記形態例では、板ばね175に3つの挟持部、第1挟持部175a、第2挟持部175b、第3挟持部175cを形成し、第2挟持部175bを第1付勢力発生部、第1挟持部175a、第3挟持部175cを第2付勢力発生部としたが、図16に示すように、板ばね275に2つの挟持部、第1挟持部275a、第2挟持部275bを形成し、第1挟持部275aを第1付勢力発生部、第2挟持部275bを第2付勢力発生部としてもよい。
<第3形態例>
図17-図20を用いて説明する。尚、本形態例と第1形態例との相違点は、一方向バルブ内に設けられた付勢手段と穴部塞ぎ力減少手段とであり、他の部分は同じであるので第1形態例と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図19に示すように、板ばね375は、逆U字形をなしている。板ばね375の蓋173の突部173bに形成された面(第1面173c、第2面173d)から離れた側には、切り起こしにより、弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dに押接して、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる押接部375a(第1付勢力発生部)が形成されている。
図17、図19に示すように、板ばね375の蓋173の突部173bに形成された面(第1面173c、第2面173d)側には、押接部375aより大きな付勢力(ばね定数)を有し、突部173bを挟み、常に、第1面173c、第2面173dのうち、どれかの面を押接し、弁体72に対し開口4aを塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼす挟持部(第2付勢力発生部)375bが形成されている。
そして、付勢力発生手段としての板ばね375と、板ばね375の付勢力が作用すると、弁体172に開口4aを塞ぐ方向の分力を発生させる面である第1面173c、第2面173d、弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dとで、弁体72が開口(穴部)4aに近づくに従って、開口4aを塞ぐ力が大きくなるように弁体72を付勢する付勢手段が構成されている。
又、板ばね375の弁体72と対向する面のうち、押接部375a以外の面は、弁体72に押されて弾性変形する押接部375aの変形を規制するストッパ部375cとなっている。
ここで、図17−図18を用いて、本形態例の一方向バルブ(第1一方向バルブ7)の作動を説明する。
(1) ドアの停止状態では、図17に示すように、板ばね375の押接部375aが弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dに弾性変形しながら押接し、又、板ばね375の挟持部375bが、第1面173cに弾性変形することなく押接し、弁体72が開口4aを塞ぎ、流路は閉状態である。
即ち、弁体72が開口4aを塞いでいる状態では、板ばね375の押接部375aが弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dに押接し、第1付勢力のみが弁体72に作用している。又、板ばね375の挟持部375bが、第1面173cに押接しているが、第2付勢力は弁体72には作用していない。
(2) (1)の状態からドアをゆっくり動かすと、図18に示すように、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより若干離れる。このとき、板ばね375は弁体72に押されるが、付勢力が小さい押接部375aのみが弾性変形し、板ばね375全体は移動しない。よって、板ばね375を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力は小さい。
このため、ドアを動かすのに最初に大きな力が不要で、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
即ち、板ばね375に設けられ、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる押接部375a(第1付勢力発生部)と、板ばね375に形成され、弁体72に押されて弾性変形する押接部375aの変形を規制するストッパ部375cと、板ばね375に形成され、押接部375aより大きな付勢力を有し、常に、第1面173c、第2面173dのうち、どれかの面を押接し、弁体72に対し開口4aを塞ぐ方向に付勢力をおよぼす挟持部(第2付勢力発生部)375bとで、弁体72が開口4aを塞ぐと、開口4aを塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段が形成されている。
(3) (1)の状態からドアを急に動かすと、弁体72が液体の圧力により開口4aから離れる方向に押され、弁体72が開口4aより離れる。このとき、液体の圧力が(2)の場合より高いので、弁体72は開口4aより大きく離れる。弁体72が移動すると、先ず付勢力が小さい押接部375aのみが弾性変形する。そして、弁体72の底部72bの突部72aが設けられた面と反対側の面72dが板ばね375のストッパ部375cに当接すると、板ばね375が開口4aより離れる方向に移動し始める。そして、挟持部375bが開き、弾性反発力により第1面173cから押し戻そうとする力が大きくなる。
よって、板ばね375を介して弁体72に及ぼされる付勢力、即ち、弁体72が開口4aを塞ぐ力は、(2)の場合に比べて大きくなる。このため、ドアを動かすのに大きな力(ピークトルク)を必要とし、ドアのチェック機能が作動する。
(4) (3)の状態から、更にドアを動かすと 、弁体72が液体の圧力により更に押され、板ばね375の挟持部375bが第2面173dを押すようになり、弁体72が開口4aを塞ぐ力が、(3)の状態より小さくなり、小さくて安定した力(定常トルク)でドアを動かせるようになる。
そして、板ばね375が蓋173のストッパ部173fに当接し、弁体72のそれ以上の下流への移動が禁止される。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) 板ばね375に設けられ、弁体72に開口4aを塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる押接部375a(第1付勢力発生部)と、板ばね375に形成され、弁体72に押されて弾性変形する押接部375aの変形を規制するストッパ部375cと、板ばね375に形成され、押接部375aより大きな付勢力を有し、常に、第1面173c、第2面173dのうち、どれかの面を押接し、弁体72に対し開口4aを塞ぐ方向に付勢力をおよぼす挟持部(第2付勢力発生部)375bとで、弁体72が開口4aを塞ぐと、開口4aを塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段を設けたことにより、停止状態のドアを動かす場合、最初に大きな力(トルク)を必要としない。よって、停止状態のドアを容易に微少量だけ動かすことができる。
(2) 板ばね375に、押接部375a(第1付勢力発生部)と、挟持部375b(第2付勢力発生部)との2つの部分を形成するだけでよいので、製造が容易である。
又、押接部(第1付勢力発生部)375aと、挟持部(第2付勢力発生部)375bとの大きさを変えることで、押接部375a(第1付勢力発生部)で発生する穴部を塞ぐ方向の分力の大きさと、挟持部375b(第2付勢力発生部)で発生する穴部を塞ぐ方向の分力の大きさを自由に設定できる。
尚、本形態例は、蓋173に第1面173c、第2面173dを有する突部173bを形成したが、弁体72に突部を形成し、板ばね375を突部と蓋173との間に配置し、板ばね375の押接部375aを蓋173に押接させ、挟持部375bを第1面173c、第2面173dに押接させてもよい。
又、第1付勢力を発生させる第1付勢力発生部としての押接部375aは、板ばね375を切り起こして形成し、板ばね375と一体である。しかし、図20に示すように、第1付勢力発生部を第2付勢力発生部を有する板ばね475と別体のコイルスプリング477としてもよい。
4a 開口(穴部)
7 一方向バルブ
71 管路
72 弁体
75 板ばね(付勢手段)

Claims (4)

  1. 液体が充填されるケースと、
    該ケース内に配置され、前記ケースに回転可能に支持され、ドアの開閉に伴って前記ケースと相対的に回転するシャフトと、
    該シャフトの周面に設けられ、前記ケース内を第1室、第2室に分けるフラップと、
    一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、それぞれ設けられた第1管路、第2管路と、
    前記第1管路内に設けられる第1一方向バルブであって、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、
    前記第2管路内に設けられる第2一方向バルブであって、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、
    からなるドアチェック装置において、
    前記第1一方向バルブ、前記第2一方向バルブは、それぞれ
    液体が流れる管路と、
    該管路内を進退移動する弁体と、
    前記弁体より上流側の前記管路に設けられ、前記弁体に塞がれることによって閉状態となる穴部と、
    前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ力が大きくなるように前記弁体を付勢する付勢手段とを備え、
    前記第1、第2一方向バルブの少なくとも一方に、
    前記弁体が前記穴部を塞ぐと、前記穴部を塞ぐ力を小さくする穴部塞ぎ力減少手段を設けたことを特徴とするドアチェック装置。
  2. 前記付勢手段は、
    付勢力発生手段と、
    該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、
    前記穴部塞ぎ力減少手段は、
    前記面に形成され、
    前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる大分力発生面と、
    前記大分力発生面に連設され、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記大分力発生面より小さくなるように形成された小分力発生面と、
    からなり、
    前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記小分力発生面で発生し、
    前記穴部を塞いでいる状態から前記穴部より離れる方向に前記弁体を移動させると、前記穴部を塞ぐ方向の分力が前記大分力発生面で発生するように配置されていることを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置。
  3. 前記付勢手段は、
    付勢力発生手段と、
    該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、
    前記穴部塞ぎ力減少手段は、
    前記付勢力発生手段に形成され、前記面に押接して、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる第1付勢力発生部と、
    前記付勢力発生手段に形成され、前記面に押接して前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第2付勢力を発生させる第2付勢力発生部とからなり、
    前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、第1付勢力発生部のみが前記面に押接して第1付勢力が発生し、
    前記穴部を塞いでいる状態から前記穴部より離れる方向に前記弁体を移動させると、前記第1付勢力発生部、前記第2付勢力発生部が前記面に押接して、第1付勢力及び第2付勢力が発生するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置。
  4. 前記付勢手段は、
    付勢力発生手段と、
    該付勢力発生手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力を発生させる面とからなり、
    前記穴部塞ぎ力減少手段は、
    前記付勢力発生手段の前記面から離れた側に設けられ、前記弁体側、前記管路側のうちのどちらか一方の側に押接して、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第1付勢力を発生させる第1付勢力発生部と、
    該第1付勢力発生部の弾性変形を規制するストッパ部と、
    前記付勢力発生手段の前記面側に形成され、前記第1付勢力発生部より大きな付勢力を有し、前記弁体側、前記管路側のうちの他方の側に押接して前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の第2付勢力を発生させる第2付勢力発生部とからなり、
    前記弁体が前記穴部を塞いでいる状態では、前記第1付勢力発生部による第1付勢力のみが前記弁体に作用し、
    前記穴部を塞いでいる状態から前記穴部を離れる方向に前記弁体を移動させると、前記第1付勢力発生部が前記ストッパ部により弾性変形が規制されるまで、前記第1付勢力発生部による第1付勢力のみが前記弁体に作用し、前記第1付勢力発生部が前記ストッパ部により弾性変形が規制されると、前記第2付勢力発生部により第2付勢力も前記弁体に作用することを特徴とする請求項1記載のドアチェック装置。
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