WO2007141941A1

WO2007141941A1 - 表示装置および同装置における操作制限方法

Info

Publication number: WO2007141941A1
Application number: PCT/JP2007/053939
Authority: WO
Inventors: Mitsuo Kimura
Original assignee: Mitsubishi Electric Corporation
Priority date: 2006-06-05
Filing date: 2007-03-01
Publication date: 2007-12-13
Also published as: CN101460919A; US20090160732A1; JPWO2007141941A1; CN101460919B; DE112007001143T5; US8102381B2; JP4550142B2

Abstract

　制御部１０が、助手席側乗員によってのみ操作可能な位置に設置されたプッシュスイッチ１７１の操作、助手席側画面の任意の位置に表示される任意形状のマーカのタッチ操作、液晶表示パネル１６２外周部に設置された赤外線センサ１６４による監視、運転席側乗員の顔の向きを監視可能な位置に設置される監視カメラ１７２による運転席側乗員の監視、のいずれかの手段を用い、走行中、操作制限項目メニューアイコンがいずれの乗員によって操作されたかを判別し、車輌走行中における運転席側乗員による前記操作制限項目にかかわるタッチパネルの操作を無効にする。

Description

明細書

表示装置および同装置における操作制限方法

技術分野

[0001] この発明は、第 1視野角を有する画像と、前記第 1視野角とは異なる第 2視野角を有する画像とを同時表示するとともに、表示画面上に操作面を設けた表示手段備えた、表示装置および同装置における操作制限方法に関するものである。

背景技術

[0002] デュアルビュー液晶は、第 1視野角を有する画像と、第 1視野角とは異なる第 2視野角を有する画像とを同時表示することかできる。すなわち、液晶表示モニタの視野角を制御することで、左右に異なる情報やコンテンツを同時表示することができる。従って、ナビゲーシヨン装置の表示モニタとしてデュアルビュー液晶を用いた場合、運転席側乗員からは、例えばナビゲーシヨン画面、助手席側乗員からは DVD (Digi tal Versatile Device)シネマ画面が見られるように、 1個の液晶で左右それぞれに異なるビジュアルを表示することができる。

[0003] また、デュアルビュー液晶は、表示パネル前面に配置された操作面 (タツチパネル）と組み合わせることで表示入力装置を形成することができ、操縦者を含む乗員がデュアルビユー液晶上に表示されるアイコンメニュー等をタツチすることでナビゲーシヨン装置本体とのコミュニケーションが可能になる。このため、タツチパネルは、既にあるコンソールゃリモコンとは別に、優れた操作性を持つヒューマンインタフェースとしてナピゲーシヨン装置に搭載され、タツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置として市場に流通するようになった。

[0004] 一方、従来のデュアルビュー液晶を用いたタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置では、運転席側から見た画面 (以下、運転席側画面という）と、助手席側から見た画面（以下、助手席側画面という）には、同じメニュー構成のアイコンが表示される。但し、助手席側画面には全項目選択可能なメニューが表示されるが、運転席側画面には、一部、操作制限項目が含まれたメニューが表示され、他の項目とは異なった色、あるいはデザインで表示される。 [0005] この場合、ナビゲーシヨン装置本体は、デュアルビュー表示中にもそれぞれの乗員力 Sタツチ操作を行、所望のコンテンツを視聴することができるように、 1枚しかな、タツチパネルの操作がいずれの映像の操作に対して有効であるかを判別して表示制御を行う必要がある。

しかしながら、何れの乗員が操作を行ったのかを判別すること自体が非常に困難であり、例えば、切り替えスィッチを設けるなどの方法が考えられる力タツチパネルを操作する毎に切り替えスィッチを操作する必要があり、このことは、操作の煩雑さを増長させ、直感的なタツチ操作が可能と、ぅタツチパネルが持つ利点を損なうことになつて好ましくない。

[0006] このため、従来、タツチパネルを、視聴者 Aタツチ専用エリアと、視聴者 Bタツチ専用エリアとして重ならな!/、ように分離した状態で配置し、操作エリアによって、ずれの視聴者による操作かを判別することのできる表示装置が提案されている（例えば、特許文献 1、特許文献 2参照)。

[0007] 特許文献 1 :特開 2005— 71286号公報 (段落「0011」、図 1)

特許文献 2：特開 2005— 284592号公報（段落「0010」〜「0016」、図 2)

[0008] し力しながら上記した特許文献 1、特許文献 2に開示された技術によれば、単に、操作エリアを分離してそれぞれの視聴者 (操縦者を含む乗員）に割り当ててヽるだけであり、例えば、視聴者 Aが視聴者 Bに割り当てられた操作エリアを誤って操作した場合は、視聴者 Bの操作と誤判定され、視聴者 B側の表示が意図しないものになる。

[0009] このように、従来のタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置によれば、タツチパネル操作がいずれの映像の操作に対して有効であるかについての判別は行っておらず、従って、左 (左ハンドルであれば右)からは実際には見えていない他方の映像に対して操作が有効であるアイコンが表示されていれば、該当個所を押下することで操作が可能になってしまう。

すなわち、運転席側画面での操作制限項目と助手席側画面での選択可能項目が重なっていた場合、運転席側力の操作により助手席側画面が動作してしまい、助手席側の映像が意図しなヽものになるとヽぅ課題があった。

[0010] この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、デュアルビュー表示時、運転席側、助手席側の何れの乗員がタツチパネルの操作を行ったのかを判別することで、助手席側に意図しない映像が表示される事態を解消した、表示装置および同装置における操作制限方法を得ることを目的とする。

発明の開示

[0011] この発明に係る表示装置は、第 1視野角を有する画像と、第 1視野角とは異なる第 2視野角を有する画像とを同時表示するとともに、表示画面上に操作面を設けた表示手段と、この表示手段の操作面の操作者を判別する操作者判別手段と、走行状態を判断する走行状態判断手段と、第 1視野角および第 2視野角にて同じメニュー構成の操作制限項目を含む操作項目メニュー画像を表示手段に表示させる制御手段とを備え、制御手段は、操作者判別手段が操縦者の操作と判別するとともに走行状態判断手段が走行状態と判断した際、表示手段に表示させた第 1視野角を有する操作項目のうち、操作制限項目に力かわる操作を無効とするものである。

[0012] この発明に係る表示装置における操作制限方法は、第 1視野角を有する画像と、第 1視野角とは異なる第 2の視野角を有する画像とを同時表示するとともに、表示画面上に操作面を設けた表示手段を備えた表示装置における操作制限方法であって、表示装置を制御する制御装置は、第 1視野角および第 2視野角にて同じメニュー構成の操作制限項目を含む操作項目メニュー画像を表示手段に表示させるステップと、表示手段の操作面の操作が操縦者による操作と判別し、かつ、車輛が走行状態にあると判断した際、表示手段に表示させた第 1視野角を有する操作項目のうち、操作制限項目に力かわる操作を無効とするステップとを実行するものである。

[0013] この発明によれば、デュアルビュー表示時、操作制限項目メニューが!/、ずれの乗員によって操作されたか判別し、車輛走行中における運転席側乗員による操作制限項目にかかわるタツチパネルの操作を無効にすることで、助手席側に意図しない映像が表示される事態を解消することができる。

図面の簡単な説明

[0014] [図 1]この発明に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の各実施の形態にお!ヽて共通に使用される内部構成ブロック図である。

[図 2]この発明に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置における制御部の機能ブロック図である。

[図 3]この発明の実施の形態 1に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置のメ-ュ一画面構成に基づく動作概念図である。

[図 4]この発明の実施の形態 1に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。

[図 5]この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置のメ-ュ一画面構成に基づく動作概念図である。

[図 6]この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作を説明するために引用したフローチャートである。

[図 7]この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の応用例のメニュー画面構成に基づく動作概念図である。

[図 8]この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の応用例の動作を説明するために引用したフローチャートである。

[図 9]この発明の実施の形態 3に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置において使用される液晶表示パネルの外周部を説明するために引用した図である。

[図 10]この発明の実施の形態 3に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置のメ- ユー画面構成に基づく動作概念図である。

[図 11]この発明の実施の形態 3に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の応用例の動作を説明するために引用したフローチャートである。

[図 12]この発明の実施の形態 4に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置において使用される監視カメラと乗員との関係を説明するために引用した図である。

[図 13]この発明の実施の形態 4に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置のメ- ユー画面構成に基づく動作概念図である。

[図 14]この発明の実施の形態 4に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の応用例の動作を説明するために引用したフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。実施の形態 1.

この発明の実施の形態 1に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置は、助手席側乗員によってのみ操作可能な位置に設置されるスィッチ、ここではプッシュスィッチ

171が外部装置 17として制御部 10に接続され、使用される。

制御部 10のスィッチ押下検知部 104は、プッシュスィッチ 171が ONされていることを検知して操作判別部 100へ通知し、このこと〖こより、操作判別部 105は、操作制限制御部 101を制御して、助手席側乗員によって押下されている間にのみ助手席側画面に表示される操作制限項目を解除し、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作を有効にする。図 3にそのメニュー画面構成に基づく動作概念図が図 4に、助手席側および運転席側力もみた制御部 10の動作がフローチャートで示されている。

[0016] 図 1は、この発明の各実施の形態において共通に使用される表示装置としてのタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の内部構成を示すブロック図である。

図 1に示すタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置は、制御部 10 (操作者判別手段、制御手段)を核として、車輛状態検出部 (走行状態判断手段） 11と、着座状態検出部 12と、ナビゲーシヨン制御部 13と、操作部 14と、記憶部 15と、表示部（表示手段） 16と、外部装置 17とで構成される。

[0017] 以下、図 1〜図 4を参照しながらこの発明の実施の形態 1に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作にっ、て説明する。

ここでは、助手席側乗員のみ操作可能な位置にプッシュスィッチ 171が設置される。なお、このプッシュスィッチ 171は、押下された時のみ ONになり、 ON状態に固定できないものとする。

[0018] 車輛状態検出部 11は、運転キーのキーポジション、シフトポジション、パーキングブレーキ、車速信号等、車輛の各部に搭載された ECU (電子制御ユニット）および各種センサ類力取得した情報に基づき車輛の状態、ここでは、特に、車輛が走行中か停車中であるか否かを検出して制御部 10へ出力する。

また、着座状態検出部 12は、運転席と助手席の各シート下に設置された着座センサカも情報を取得して乗員の着座状態を検出して制御部 10へ出力する。

[0019] 一方、ナビゲーシヨン制御部 13は、車輛の各部に設置されるセンサ類、例えば、 G PS (Global Positioning System)受信機 131、角度センサ 132、距離センサ 13 3、あるいは地図記憶装置 134、外部通信装置 135等を用い、車輛の現在位置を把握し、ルート検索や目的地案内等、制御部 10と協働してナビゲーシヨン装置本体としての機能を実現する。

また、操作部 14は、リモコン、音声認識、ハードキー、タツチパネル等のうち、少なくとも一つの操作手段を含み、乗員が操作することにより、ナビゲーシヨン制御部 13あるいは制御部 10に対して乗員の意思を伝えるマンマシンインタフェースとしての役割を持つ。リモコンは、リモコン信号受信部 141を介し、音声認識は、音声入力部 142と音声認識部 143を介し、ハードキー 144は直接、タツチパネルは、タツチパネル 145 とタツチパネル駆動部 145とを介して取込まれた信号がそれぞれ制御部 10に出力される。なお、ここでは、操作部 14として、タツチパネル 145を使用するものとし、他は、オプション構成とする。

[0020] 記憶部 15は、各種設定情報があら力じめ記憶される他、制御部 10が内蔵のプログラムを実行するときの作業領域としても使用される。本発明と関係するところでは、後述するマーカの表示位置候補がテーブル構成で格納される。

また、表示部 16は、上記したように、運転席側画面と助手席側画面 (異なる視点から見た画面）に別々の表示を行うデュアルビュー表示が可能な液晶表示パネル 162 を備え、ここでは、映像コンテンツの他に、後述する制御部 10による制御の下、車輛走行中、運転席側画面と助手席側画面に同じメニュー構成で操作制限項目を含むメニューアイコンを表示する。表示部 16は、上記した制御部 10による制御の下で映像コンテンッゃメニューアイコン等を生成する映像生成部 161と、映像生成部 161により生成される映像のデュアルビュー表示を行う液晶表示パネル 162と、液晶表示パネル 162上に設置されるカラーフィルタ（図示せず)を背後から投影して色表示を鮮明にするノックライト 163により構成される。

[0021] なお、符号 164は、赤外線センサアレイであり、ここでは、運転席側乗員、あるいは助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作状態を監視するために、液晶表示パネル 162の外周部に赤外線センサがアレイ状に設置されるものとする。詳細は後述する。 [0022] 制御部 10は、上記した各ブロック 11、 12、 13、 14、 15、 16、および後述する外部装置 17からの入力情報を基に動作状態を決定する他、表示制御全般を司り、ここでは、操作制限項目メニューがいずれの乗員によって操作されたカゝ判別し、車輛走行中における運転席側乗員による操作制限項目にかかわるタツチパネルの操作を無効にする制御手段としての機能を合わせ持つ。

なお、表示部 16は、制御手部 10による制御の下、車輛走行中、運転席側画面と助手席側画面の両方に同じメニュー構成で操作制限項目を含むメニューを表示するが、制御部 10は、その操作制限項目メニューがいずれの乗員によって操作されたかを判別するために、外部装置 17として接続される、プッシュスィッチ 171、監視カメラ 17 2、あるいは表示部 163の赤外線センサ 164のうちの少なくとも一つ力も信号を取得することにより判定する。

[0023] 図 2は、図 1に示す制御部 10の内部構成を機能展開して示したブロック図である。

制御部 10を機能別に展開すれば、操作判別部 100と、操作制限制御部 101と、表示制御部 102と、メニューアイコン機能実行部 103と、スィッチ押下検知部 104と、センサ反応パターン検知部 105と、パターン DB106と、画像情報取得部 107と、画像認識部 108と、マーカタツチ検知部 109と、マーカドラッグ &ドロップ検知部 110と、マーカ表示位置情報生成部 111と、候補テーブル 112とから成る。

[0024] 操作判別部 100は、後述するスィッチ押下検知部 104、センサ反応パターン検知部 105、画像認識部 108、マーカタツチ検知部 109、ドラッグ &ドロップ検知部 110のうちのいずれか一つから出力される信号に従い、液晶表示パネル 162に表示された操作制限項目メニューアイコンが、運転席側乗員、助手席側乗員の何れによって操作されたかを判別する機能を持ち、その結果に従い、操作制限制御部 101ならびに表示制御部 102を制御する。

操作制限制御部 101は、操作判別部 100の出力により、助手席側画面に表示される操作制限項目を解除し、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作を有効にする機能を持ち、この結果に基づき、メニューアイコン機能実行部 103を制御する。メ- ユーアイコン機能実行部 103は、メニューアイコンのそれぞれに対応してあら力じめ定義される機能、例えば、ナビゲーシヨン、 DVD再生、ラジオ受信等に関する機能を実行する制御手段である。

[0025] 表示制御部 102は、表示部 16の液晶パネル 162の表示制御全般を司る他、ここでは、運転席側画面、助手席側画面に同じメニューアイコンを表示するための情報を生成し、また、操作制限制御部 101により操作制限項目の解除を行う指示がなされたときは、対応する制限項目メニューアイコンのデザインや表示色を変更するための情報を生成して液晶パネル 162に出力する。

表示制御部 102は、更に、任意形状のマーカをランダムに表示するための情報を生成し、具体的には、マーカ表示位置情報生成部 111により生成される XY座標位置にマーカを表示する。このとき、記憶部 15に割り付けられる候補テーブル 112が参照される。詳細は後述する。

[0026] なお、スィッチ押下検知部 104は、外部接続されるプッシュスィッチが押下されたことを検知して操作判別部 100に出力する。また、センサ反応パターン検知部 105は、液晶表示パネル 162の外周部に設置された赤外線センサアレイ 164の反応パターンを取得し、当該反応パターンと、反応パターン DB106にあら力じめ登録済みの反応パターンとを照合し、その結果を操作判別部 100に出力する。

画像情報取得部 107は、外部接続される監視カメラ 172によって撮影され、取得される画像情報を画像認識部 108へ出力し、画像認識部 108は画像認識した結果を操作判別部 100に出力する。また、マーカタツチ検知部 109は、液晶表示パネル 16 2の任意の位置に表示されるマーカが乗員によってタツチされたことを検知し、また、ドラッグ &ドロップ検知部 110は、乗員によるマーカのドラッグ &ドロップ操作を検知してその座標情報とともに操作判別部 100へ出力する。

[0027] 図 3に示されるように、走行中、かつプッシュスィッチ 171の OFF時には、運転席側画面、助手席側画面ともに同じメニュー構成で操作制限項目を含むメニューアイコンが表示される。図 3中、ノ、ツチングが施されたアイコンは、操作制限項目が割り付けられたアイコン、ノ、ツチングが施されていないアイコンは、選択可能項目が割り付けられたアイコンとする。

ここで、助手席側乗員は、助手席側画面を使用して操作制限項目アイコンの操作を行うにあたり、まず、プッシュスィッチ 171を押下（ON)する。制御部 10は、プッシュスィッチ 171の押下を検出し、プッシュスィッチ 171が押下されている間のみ、助手席側画面の操作制限項目を解除する。このこと〖こより、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作が有効になり、タツチパネル 145に割り当てられた操作制限項目アイコンが選択可能となる。

[0028] 具体的に、制御部 10は、図 4のフローチャートに示されるように、まず、表示制御部 102を起動して運転席側画面、助手席側画面ともに操作制限項目を含むメニューァイコンをデュアルビュー表示するように指示する。このことにより、液晶表示パネル 16 2は、表示制御部 102による制御の下、図示のメニューアイコンをデュアルビュー表示する（ステップ ST41)。

続いて、制御部 10のスィッチ押下検知部 104は、プッシュスィッチ 171の押下を検知し (ステップ ST42)、操作判定部 100は、プッシュスィッチ 171が ONされ、かつ、操作制限項目として割り当てられたメニューアイコンが押下されたときに助手席側乗員によって操作されたと判定し、操作制限制御部 101を介して操作制限項目の解除を行う（ステップ ST43)。操作制限項目の解除は、表示制御部 102による制御の下、液晶表示パネル 162における該当メニューアイコンのデザィもしくは表示色の変更を行うことで助手席乗員に通知され、操作制限を解除した箇所のタツチパネル 145の操作を有効にすることができる (ステップ ST44)。なお、このとき、運転席側画面のメニュー表示に変化はない。

[0029] 以上説明のように、この実施の形態 1によれば、プッシュスィッチ 171の押下を検知することにより、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行っているか判別でき、走行中の運転席側乗員（ドライノく）によるタツチパネル 145の操作を制限することができる。このため、運転席側乗員がタツチパネル 145を操作したことによる助手席側画面への影響がなくなるといった効果が得られる。

なお、プッシュスィッチ 171は、例えば、助手席側ドア近傍等、運転席側乗員からは届かない位置に設置されるため、走行中、運転席側乗員がプッシュスィッチ 171を押下することはありえない。

[0030] 実施の形態 2.

この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置は、制御部 10が、表示制御部 102を介して液晶表示パネル 162 (助手席側画面）の任意の表示位置に任意形状のマーカ、ここでは☆マーカを表示する。このとき、操作判定部 100 は、マーカタツチ検知部 109を介して☆マーカがタツチされたことを検知したときに操作制限制御部 101を制御して、助手席側画面に表示される操作制限項目を解除し、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作を有効にする。

すなわち、実施の形態 1に示したプッシュスィッチ 171の代替として画面表示されるマーカを用いることで同等の効果を得るものである。

[0031] 図 5にそのメニュー画面構成に基づく動作概念図が、図 6に、助手席側および運転席側からみた制御部 10の動作がフローチャートで示されている。

以下、図 1、図 2、および図 5、図 6を参照しながら、この発明の実施の形態 2に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作について説明する。

[0032] 図 5に示されるように、走行中、液晶表示パネル 162には、運転席側画面、助手席側画面ともに同じメニュー構成で操作制限項目のあるメニューが表示される。このとき、表示制御部 102による制御の下、液晶表示パネル 162は、運転席側乗員から見えない助手席側画面にのみ、任意の表示位置に☆マークを表示するものとする。ここで、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作を有効とするため、助手席側乗員が☆マークをタツチ（押下)する。制御部 10の操作判定部 100は、☆マークがタツチされている間のみ操作制限制御部 101により助手席側画面の操作制限項目を解除してタツチパネル操作を有効とし、このこと〖こより、助手席側乗員による操作制限項目の選択を許可する。

[0033] なお、☆マークの表示位置をランダムに変更することで、表示位置が推定できなくなることから運転席側乗員から操作される可能性を低くすることができる。

制御部 10は、☆マーカをランダムな位置に表示するにあたり、既に表示用に割り当てられて!/、る各操作項目メニューアイコンと重複しな、表示位置を候補として記憶部 15に複数、候補テーブル 112として格納しておく。そして、マーカ表示位置情報生成部 111は、都度、生成される乱数に基づき候補テーブル 112を索引し、対応する一つを選択し、表示位置情報を生成して表示部 16 (液晶表示パネル 162)へ出力する。あるいは、マーカ表示位置情報生成部 111は、表示位置情報 (X、 Y座標）を所定時間毎に更新し、各操作項目メニューアイコンと重複しない位置であることを条件に、☆マーカの表示位置情報を生成出力する。このとき、 X、 Y座標に同じ値を設定して順次インクリメントすることで斜め方向への移動が可能である。なお、制御部 10は、タツチパネル 145の操作が所定時間無いことを検知したときに、☆マーカ表示を消去することができる。

[0034] 制御部 10は、図 6のフローチャートに示されるように、走行中、まず、表示制御部 1 02により、液晶表示パネル 162を制御して、運転席側画面、助手席側画面ともに操作制限項目を含むメニューアイコンをデュアルビュー表示する (ステップ ST61)。続いて、表示制御部 102は、液晶表示パネル 162を制御して、助手席側画面のマーカ表示位置情報生成部 111により生成出力される XY座標位置に☆マーカを表示する (ステップ ST62)。

一方、制御部 10のマーカタツチ検知部 109は、☆マーカの押下を検知して操作制御部 100へ通知する (ステップ ST63"Yes")。また、操作制限項目として割り当てられたメニューアイコンが押下されたときに、操作判定部 100は、操作制限項目として割り当てられたメニューアイコンが助手席側乗員によって操作されたと判定し、操作制限制御部 101を制御して操作制限項目の解除を行う (ステップ ST64)。操作制限項目の解除は、表示制御部 102が、液晶表示パネル 162における該当メニューアイコンのデザィもしくは表示色の変更を行うことで助手席乗員に通知され、操作制限を解除した箇所のタツチパネル 145の操作を有効にすることができる (ステップ ST65) 。なお、このとき、運転席側画面のメニュー表示に変化はない。

[0035] 以上説明のように、この実施の形態 2によれば、☆マーカの押下を検知することにより、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行つているか判別でき、走行中の運転席側乗員（ドライノく）によるタツチパネル 145の操作を制限することができる。このため、運転席側乗員がタツチパネル 145を操作したことによる助手席側画面への影響がなくなるといった効果が得られる。

なお、上記した本発明の実施の形態 2では、任意形状のマーカとして、☆マーカを例示したが、他の表示と区別できるマーカであればいずれでも良い。また、任意形状のマーカを任意の表示位置にランダムに表示することで、表示位置が推定できなくなることから、運転席側乗員から操作される可能性を低くすることができるといった効果ち得られる。

[0036] 図 7、図 8は、画面上の☆マークのドラッグ &ドロップ（☆マーカを押しながら目的地へ移動させて離す操作）により、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行っているかを判別する上記実施形態 2の応用例を示す。図 7に示されるように、表示制御部 102は、液晶表示パネル 62を制御して、走行中、運転席側画面、助手席側画面ともに同じメニュー構成で操作制限項目のあるメニュ一アイコンを表示する。但し、実施の形態 2同様、助手席側画面のみに☆マークが表示される。ここで、助手席側乗員は、助手席側カゝらのタツチパネル 145の操作を有効とするために、ランダム表示された☆マークを選択したい操作制限項目を示すメニュ一アイコンにドラッグ &ドロップ操作を行う。

[0037] 制御部 10の操作判定部 100は、ドラッグ &ドロップ操作検知部 110がドラッグ &ドロップ操作を検知したことにより、助手席側乗員によるタツチパネル 145の操作であると判定し、操作制限制御部 101を制御して、☆マーカがドラッグされている間のみ、助手席側画面の操作制限項目表示を解除し、また、ドロップされた表示位置をメニュ一アイコンの選択位置と判定することで、操作制御項目が選択されることを許可する制御部 10は、図 8のフローチャートに示されるように、走行中、まず、表示制御部 1 02が液晶表示パネル 162を制御して、運転席側画面、助手席側画面ともに操作制限項目を含むメニューアイコンをデュアルビュー表示する (ステップ ST81)。続、て、表示制御部 102は、助手席側画面に☆マーカをランダムな表示位置に表示するよう、☆マーカとともにマーカ表示位置情報生成部 111により出力される表示位置情報を出力する (ステップ ST82)。

[0038] 一方、制御部 10の操作判定部 100は、ドラッグ &ドロップ検知部 110が☆マーカのドラッグを検知したとき (ステップ ST83"Yes")、助手席側乗員によってタツチパネル 145が操作されたと判定し、操作制限制御部 101を制御して操作制限項目の解除を行う (ステップ ST84)。操作制限項目の解除は、操作制限制御部 101が表示制御部 102を制御して、液晶表示パネル 162における該当メニューアイコンのデザィ、もしくは表示色の変更を行うことで助手席乗員に通知される。

続いて、ドラッグ &ドロップ検知部 110は、ドロップした表示位置を検知して操作判定部 100へ出力し (ステップ ST85)、操作判定部 100は、操作制限制御部 101を制御して、ドロップした表示位置が選択可能項目メニューアイコン上にあれば該当する項目の実行を可能とする (ステップ ST86)。なお、このとき、運転席側画面のメニュー表示に変化はない。

[0039] 上記した実施形態 2の応用例によれば、☆マークの表示位置を操作毎、ランダムに変更し、かつドラッグ &ドロップ操作を行うことで、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行って、るか判別でき、走行中の運転席側乗員（ドライノく）によるタツチパネル 145の操作を制限することができる。このため、運転席側乗員がタツチパネル 145を操作したことによる助手席側画面への影響がなくなると、つた効果が得られる。

なお、実施の形態 2に比較して、運転席側乗員により操作される可能性を更に低くすることができる。また、実施の形態 1、 2同様、一定時間タツチパネル操作が無い場合はマークを消すこともできる。

[0040] 実施の形態 3.

この発明の実施の形態 ₃に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置は、表示部

16における液晶表示パネル 162の外周部に任意の数だけ任意の向きに赤外線センサアレイ 164が設置される。制御部 10のセンサ反応パターン検知部 105は、赤外線センサアレイ 164を介して感知され、取込まれる情報を操作判定部 100へ出力する。操作判定部 100は、パターン DB106に格納されたパターンとの照合を行うことで、制限項目メニューアイコンカ^、ずれの乗員によって操作された力判定して操作制限制御部 101を制御する。操作制限制御部 101は、操作判定部 100からの出力に基づき、車輛走行中における運転席側乗員によるタツチパネル 145の操作を制限し、メ-ュ一アイコンに対応して用意される機能実行部 103による機能実行を禁止する。

なお、図 1では、赤外線センサアレイ 164を表示部 16に含まれるコンポーネントとする構成を説明したが、赤外線センサアレイ 164は、表示部 16とは独立して外部装置 1 7として制御部 10に接続される構成をとつても良い。また、赤外線センサに限らず、人体の動きを感知するセンサであれば代替可能である。

[0041] 図 9に液晶表示パネル 162の周辺構造力図 10にそのメニュー画面構成に基づく動作概念図が、図 11に、助手席側および運転席側からみた制御部 10の動作がフロ一チャートで示されてヽる。

以下、図 1、図 2、および図 9〜図 11を参照しながら、この発明の実施の形態 3に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作について説明する。

[0042] ここでは、図 9に示されるように、助手席側乗員からの操作を有効とするために、液晶表示パネル 162の外周部に、様々な方向を向いた複数の赤外線センサが赤外線センサアレイ 164として設置されて!、る。

一方、表示制御部 102による制御の下、液晶表示パネル 162には、図 10に示されるように、走行中、運転席側画面、助手席側画面ともに同じメニュー構成で操作制限項目のあるメニューアイコンが表示されている。また、制御部 10のセンサ反応パターン検知部 105は操作判定部 100に対してそれぞれの赤外線センサの検知結果を組合せた反応パターンを出力し、操作判定部 100は、その反応パターンをパターン DB 106に格納されたパターンと照合することで、タツチパネル 145を操作した乗員の識別を行う。図 9中、參印は反応した赤外線センサ、〇印は無反応の赤外線センサを示す。

[0043] 制御部 10は、図 9に示されるように、運転席、助手席に着座した乗員によるタツチパネル 145の操作の有無を検知する赤外線センサアレイ 164により、あるいは、着座状態検出部 12からの出力により、助手席側乗員の有無について識別を行う。ここで、助手席側に乗員力 Sいない場合は、助手席側画面を変更せず、操作制限項目を含むメニュー表示を継続する。

一方、助手席側に乗員力 ^、る場合は、図 10に示されるように、液晶表示パネル 16 2外周部に設置され、反応した赤外線センサの位置、組合せ等のパターンにより、タツチパネル 145を操作した乗員の判別を行い、ここで、タツチパネル 145を操作した乗員は助手席側乗員であると判定された場合は、操作制限を解除し、運転席側乗員であると判定された場合は操作制限を継続する。

[0044] 図 11のフローチャートに示されるように、制御部 10は、まず、表示制御部 102による制御の下で液晶表示パネル 162を制御し、運転席側画面、助手席側画面ともに操作制限項目を含むメニューアイコンをデュアルビュー表示する (ステップ ST111)。続いて、センサ反応パターン検知部 105は、運転席、あるいは助手席に着座した乗員によるタツチパネル 145の操作の有無を検知する赤外線センサアレイ 164によりその反応パターンを取得して操作判定部 100へ出力する。

[0045] 操作判定部 100は、センサ反応パターン検知部 105により出力される反応パターン、ある!/ヽは着座状態検出部 12から得られる出力により助手席側乗員の有無を検知する（ステップ ST112)。ここで、助手席側に乗員がいない場合は、ステップ ST111の処理に戻って助手席側画面を変更せず、操作制限項目を含むメニュー表示を継続する。

一方、助手席側に乗員がいる場合、操作判定部 100は、更に、センサ反応パターン検知部 105から到来する赤外線センサの反応パターンにより、パターン DB106に格納されたパターンと称号することでタツチパネル 145を操作した乗員の判別を行う（ステップ ST113)。

[0046] なお、ステップ ST113で助手席側乗員がタツチパネル 145を操作したと判定された場合、操作制限制御部 101は、操作制限項目の解除を行い、メニューアイコン機能実行部 103を制御する (ステップ ST114)。なお、操作制限項目の解除は、表示制御部 102が、液晶表示パネル 162に表示された該当メニューアイコンのデザインもしくは表示色の変更を行うことで助手席乗員に通知される。このこと〖こより、操作制限を解除した箇所のタツチパネル 145の操作を有効にすることができる (ステップ ST115 )。なお、このとき、運転席側画面のメニュー表示に変化はない。

[0047] 以上説明のように、この実施の形態 3によれば、液晶表示パネル 162外周部に設置された赤外線センサアレイ 164により、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行っているカゝ判別でき、走行中の運転席側乗員（ドライノく）によるタツチパネル 145の操作を制限することができる。このため、運転席側乗員がタツチパネルを操作したことによる助手席側画面への影響がなくなるといった効果が得られる。

なお、ここでは、赤外線センサアレイ 164を液晶表示パネル 162の外周部に設置するとした力タツチパネル 145の外周部に設置しても同様の効果が得られる。

[0048] 実施の形態 4.

この発明の実施の形態 4に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置は、車内の運転席側乗員の顔の向きを監視できる位置、例えば、ルームミラー裏等に監視カメラを設置する。制御部 10の操作判定部 100は、監視カメラ 172により撮影され、画像情報取得部 107により取り込まれる画像情報を画像認識部 108で認識した結果に基づき、運転席側乗員の顔の向きを判定し、制限項目メニューアイコンがいずれの乗員によって操作されたカゝ判定し、操作制限制御部 101により、車輛走行中における運転席側乗員のタツチパネル 145の操作を制限する。

[0049] 図 12に監視カメラと運転席乗員との関係が、図 13にそのメニュー画面構成に基づく動作概念図が、図 14に、助手席側および運転席側からみた制御部 10の動作がフローチャートで示されて、る。以下、図 1、図 2、および図 12〜図 14を参照しながら、この発明の実施の形態 4に係るタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置の動作について説明する。

[0050] 図 13に示されるように、車輛走行中、制御部 10の表示制御部 102が液晶表示パネル 162を制御することにより、運転席側画面、助手席側画面ともに同じメニュー構成で操作制限項目のあるメニューアイコンを表示する。ここで、助手席側からの操作を有効とするために、操作判定部 100は、ルームミラー裏等車内に設置された監視カメラ 172により撮影され、画像情報取得部 107により取り込まれ、画像認識部 108 により認識された画像に基づき運転席側乗員（運転手)の顔の向きを監視する。図 12に示されるように、操作判定部 100は、運転席側乗員が運転席側画面を注視している場合は、ナビゲーシヨンのための操作を行っていると判定し、操作制限制御部 101により操作制限項目を解除しない。一方、運転席側乗員が進行方向（前方)を注視している場合、運転席側乗員は車輛運転中と判定し、操作制限制御部 101により助手席側画面の操作制限を解除し、このこと〖こより、操作制限を解除した箇所のタツチパネル 145の操作を有効とし、メニューアイコン機能実行部 103による所定の機能が実行される。

[0051] 図 14のフローチャートに示されるように、制御部 10の表示制御部 102は、走行中、液晶表示パネル 162を制御して、運転席側画面、助手席側画面ともに操作制限項目を含むメニューアイコンをデュアルビュー表示する (ステップ ST141)。続いて、画像情報取得部 107は、監視カメラ 172により撮影される画像を取得し、画像認識部 1 08で認識した結果を操作判定部 100へ出力する。

画像認識部 108は、画像認識により、運転席側乗員の顔の向きが進行方向を向いているか、運転席側画面を注視しているかを識別し (ステップ ST142)、ここで、運転席側乗員が運転席側画面を注視していると識別された場合、操作判定部 100は、運転席側乗員がナビゲーシヨンのための操作を行って、ると判定し、上記したステップ ST141の処理を継続して操作制限項目を解除しない。

[0052] 一方、画像認識部 108で運転席側乗員が進行方向（前方)を向いていると識別された場合、操作判定部 100は、運転席側乗員は、運転しているものと判定し、操作制限制御部 101により助手席側画面の操作制限を解除し (ステップ ST143)、このことにより、操作制限を解除した箇所のタツチパネル 145の操作を有効とし、メニューアイコン機能実行部 103による所定の機能実行が可能になる (ステップ ST144)。

なお、助手席側画面の操作制限の解除は、表示制御部 102が液晶表示パネル 16 2における該当メニューアイコンのデザィもしくは表示色の変更を行うことで助手席乗員に通知される。また、このとき、運転席側画面のメニュー表示に変化はない。

[0053] 以上説明のように、この実施の形態 4によれば、運転席側乗員顔の向きを監視可能な任意の位置に設置された監視カメラ 172により撮影され、取得される画像情報を認識することで、運転席側乗員、助手席側乗員のいずれの乗員がタツチパネル 145の操作を行っているか判別でき、走行中の運転席側乗員によるタツチパネル 145の操作を制限することができる。このため、運転席側乗員がタツチパネルを操作したことによる助手席側画面への影響がなくなるといった効果が得られる。

[0054] 以上説明のように本発明は、制御部 10が、（1)助手席側乗員によってのみ操作可能な位置に設置されたプッシュスィッチ 171の操作、（2)助手席側画面の任意の位置に表示される任意形状のマーカのタツチ操作またはドラッグ'アンド'ドロップ操作、 (3)液晶表示パネル 162外周部に設置された赤外線センサ 164による監視、（4)運転席側乗員の顔の向きを監視可能な位置に設置される監視カメラ 172による運転席側乗員の監視、のいずれかの手段を用い、走行中、操作制限項目メニューアイコンがいずれの乗員によって操作された力判別するものであり、このこと〖こより、車輛走行中における運転席側乗員の操作制限項目にかかわるタツチパネル 145操作を無効にすることで、助手席側に意図しない映像が表示される事態を解消するものである。

[0055] なお、図 4、図 5、図 7、図 11、図 14のそれぞれに示すフローチャートは、いずれも、制御部 10力内蔵する ROM (図示せず）に記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより実現されるものであり、ここでは、いずれの乗員によってタツチパネル 145が操作されたか判別し、車輛走行中における運転席側乗員による操作制限項目にかかわるタツチパネルの操作を無効にして、る。

産業上の利用可能性

[0056] 以上のように、この発明に係る表示装置および同装置における操作制限方法は、デュアルビュー表示時、操作制限項目メニューがヽずれの乗員によって操作されたか判別し、車輛走行中における運転席側乗員による操作制限項目に力かわるタツチパネルの操作を無効にすることで、助手席側に意図しない映像が表示される事態を解消することができるのでデュアルビュー液晶を用いたタツチパネル搭載型ナビゲーシヨン装置などに用いるのに適して、る。

Claims

請求の範囲

[1] 第 1視野角を有する画像と、前記第 1視野角とは異なる第 2視野角を有する画像とを同時表示するとともに、表示画面上に操作面を設けた表示手段と、

この表示手段の操作面の操作者を判別する操作者判別手段と、

走行状態を判断する走行状態判断手段と、

前記第 1視野角および第 2視野角にて同じメニュー構成の操作制限項目を含む操作項目メニュー画像を前記表示手段に表示させる制御手段とを備え、

前記制御手段は、前記操作者判別手段が操縦者の操作と判別するとともに前記走行状態判断手段が走行状態と判断した際、前記表示手段に表示させた前記第 1視野角を有する操作項目のうち、前記操作制限項目に力かわる操作を無効とすることを特徴とする表示装置。

[2] 前記制御手段は、

前記操縦者以外の乗員によってのみ操作可能な位置に設置されたスィッチが押下されて、る間にのみ前記第 2視野角を有する画像に含まれる操作制限項目にかかわる操作の制限を解除し、前記操縦者以外の乗員による前記表示手段の操作面の操作を有効にすることを特徴とする請求項 1記載の表示装置。

[3] 前記制御手段は、

前記表示手段を介して任意形状のマーカを表示し、前記操作面を介して前記マーカが操作されたことを検知したときに、前記第 2視野角を有する画像に含まれる操作制限項目にかかわる操作制限を解除し、前記操縦者以外の乗員による前記表示手段の操作面の操作を有効にすることを特徴とする請求項 1記載の表示装置。

[4] 前記制御手段は、

前記マーカがドラッグ &ドロップされたことを検知し、ドロップされたメニュー位置が前記操作制限項目の表示位置に合致したときに、前記第 2視野角を有する画像に含まれる該当の操作制限項目にかかわる操作制限を解除し、前記操縦者以外の乗員による前記表示手段の操作面の操作を有効にすることを特徴とする請求項 3記載の表示装置。

[5] 前記制御手段は、前記表示手段を介し、前記マーカを所定の周期で、もしくは画面表示を切替える毎にランダムな位置に表示することを特徴とする請求項 3記載の表示装置。

[6] 前記制御手段は、

前記マーカを前記ランダムな位置に表示するにあたり、前記各操作項目メニュー画像の表示位置と重複しない表示位置を候補として複数用意し、都度、生成される乱数に応じて前記候補を選択して表示位置情報を生成することを特徴とする請求項 5 記載の表示装置。

[7] 前記制御手段は、

前記マーカを前記ランダムな位置に表示するにあたり、前記表示位置を所定時間毎に更新し、前記更新された表示位置が各操作項目メニュー画像と重複しな、表示位置であった場合に限り、前記マーカの表示位置情報を生成することを特徴とする請求項 5記載の表示装置。

[8] 前記制御手段は、

前記操作面による操作が所定時間無いことを検知して前記マーカ表示を消去することを特徴とする請求項 3記載の表示装置。

[9] 前記制御手段は、

前記操縦者の顔の向きを監視カメラによって撮影し、取込んだ画像の認識結果を基に、前記操作制限項目メニューが操縦者によって操作されたか否かを判別し、前記車輛走行中における操縦者による前記表示手段の操作面の操作を制限することを特徴とする請求項 1記載の表示装置。

[10] 前記操縦者判別手段は、

前記表示手段の外周部に設けた赤外線センサとしたことを特徴とする請求項 1記載の表示装置。

[11] 第 1視野角を有する画像と、前記第 1視野角とは異なる第 2の視野角を有する画像とを同時表示するとともに、表示画面上に操作面を設けた表示手段を備えた表示装置における操作制限方法であって、

前記表示装置を制御する制御装置は、

前記第 1視野角および第 2視野角にて同じメニュー構成の操作制限項目を含む操作項目メニュー画像を前記表示手段に表示させるステップと、前記表示手段の操作面の操作が操縦者による操作と判別し、かつ、車輛が走行状態にあると判断した際、前記表示手段に表示させた前記第 1視野角を有する操作項目のうち、前記操作制限項目に力かわる操作を無効とするステップと、

を実行することを特徴とする表示装置における操作制限方法。