WO2007119340A1 - 画像表示装置 - Google Patents

Abstract

　画像表示部に画像が表示されない状態で、外部から画像信号が入力中であるという条件や、画像を表示している途中で外部から画像信号の入力がなくなったという条件等の所定の条件が成立している場合に、使用者が感じる不便さを解消する。 　画像を表示する画像表示部と、画像信号が入力される画像信号入力部と、外部から入力される画像信号に応じた画像を画像表示部に表示させる第１の表示制御を行い、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されないときに、画像信号が入力されていない旨を示す画像を画像表示部に表示させる第２の表示制御を行う制御部とを備え、制御部は、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されないときであっても、所定の条件が成立している場合には、第２の表示制御を行わずに、所定の第３の表示制御を行う画像表示装置。

Description

明 細 書

画像表示装置

技術分野

[0001] 本発明は、画像表示装置に関するものである。

背景技術

[0002] 従来、パーソナルコンピュータや、 DVD (Digital Versatile Disk)プレーヤ、テレビチ ユーナ一等の様々なデバイスから入力される異なるフォーマットの画像信号に基づい て、画像を表示するテレビ、 CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ ィ、プロジェクタ等の画像表示装置が知られている。

[0003] この画像表示装置は、外部から画像信号が入力される画像信号入力部と、画像信 号入力部から入力された画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、画像 処理部が出力する出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部とを備え ていた。

[0004] この画像表示装置に入力される画像信号の水平同期信号及び垂直同期信号は、 そのフォーマット毎にそれぞれ周波数が異なる。

[0005] そのため、画像表示装置の画像処理部は、内部に VC〇（電圧制御発振器)や位相 比較器、位相補償アンプ、分周器等を備えて、入力される同期信号 (通常は水平同 期信号）に同期させて、その周波数を所定数の通倍したクロック信号を生成する PLL (Phase Locked Loop)回路を備えていた。つまり、この PLL回路によって、異なるフォ 一マット (水平同期周波数）に対応できるようにしていた (たとえば、特許文献 1参照。

) o

[0006] また、この種の画像処理装置では、外部から入力される画像信号の水平同期信号 及び垂直同期信号に基づいて、入力された画像信号のフォーマットを判別し、その 判別したフォーマットに対応した分周比 (N)を PLL回路に設定した後、 PLL回路を 動作させてクロック信号を生成し、生成したクロック信号に応じて、表示させる画像の 各ドットに対応する出力画像信号を順次画像表示部に出力することにより、画像を表 示させるようにしていたものも知られている。 [0007] この画像表示装置においては、外部から画像信号が入力されてから、上記 PLL回 路による位相同期が完了して画像の表示が開始されるまでの間や、画像の表示中に 画像信号の入力がなくなったとき等といった画像表示部に画像が表示されないときに 、ブルーバックと呼ばれる全面青色の画面に表示を切換えることが知られている。図 17に従来の画像表示装置にて画像信号がなくなったときに出力される画像の一例を 示す。特許文献 1にはこれに加え、画像信号の入力が途中でなくなったときに画像表 示装置のメモリに予め記憶させてぉレ、た所定の画像を表示させることが記載されてレヽ る。

特許文献 1 :特開平 4一 314094号公報

特許文献 2 :特開 2003— 202851号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0008] ところが、上記従来の画像表示装置では、画像表示部に画像が表示されない状態 で、外部から画像信号が入力中であるという条件や、画像を表示している途中で外 部から画像信号の入力がなくなったという条件等の所定の条件が成立している場合 に、上記ブルーバックと呼ばれる予め決められた画像を表示していたため、使用者が 不便さを感じることがあった。

[0009] たとえば、従来の画像表示装置では、画像信号が入力されてから、 PLL回路が同 期信号と位相同期させた上記クロック信号を生成するまでの間、又は、入力された画 像信号のフォーマットを判別するまでの間、入力されている画像信号に応じた画像で はなぐブルーバック等の画像が表示されていたため、この画像処理装置の使用者 は、入力された画像信号に応じた画像が画像表示部に表示されるまで、実際に画像 信号が入力されているのかどうかを知ることができずに、不便さを感じるおそれがあつ た。

[0010] しかも、画像表示装置、例えばパソコン等、によっては、使用者が画像を表示させる 操作 (画像表示装置へ画像信号を入力するための操作）を行ってから画像表示部に 画像信号に応じた画像が表示されるまでの間に、再度画像信号を入力するための操 作を行うと、画像信号の入力が停止されてしまうものがあり、使用者自身が意に反し て画像表示を停止させてしまうおそれがあった。

[0011] また、従来の画像表示装置において、画像を表示している最中に画像表示装置の 設置位置を動かしたりして画像信号が入力されるケーブル等が画像表示装置から外 れる等によって画像信号の入力がなくなったときに、ブルーバックや予め記憶されて レ、る所定の画像を表示させるのではなぐ入力がなくなる前に画像表示装置に表示 させてレ、た画像を表示させたレ、場合がある。

[0012] 例えばプロジェクタによりプレゼン発表等を行なっているときは、使用者が PCゃプ ロジェクタ本体の設置位置を動かすことによってケーブルが一時的に切断されたり、 PCのスクリーンセーバが起動したりして、表示内容が変わってしまうと使用者は円滑 に発表を行なうことができない。このような場合、利用者はケーブルをつなぎなおした り、マウス等を操作してスクリーンセーバ等の起動を解除するなどしたりする必要があ り、不便であった。

[0013] 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、画像表示部に画 像が表示されないときに、常に上記ブルーバック等の予め決められた画像を表示す る表示制御を行うのではなぐ画像表示部に画像が表示されないときであっても、外 部から画像信号が入力中であるという条件や、画像を表示している途中で外部から 画像信号の入力がなくなったという条件等の所定の条件が成立している場合には、 上記ブルーバック等の予め決められた画像を表示する表示制御とは異なる所定の表 示制御を行うことにより、使用者が不便さを感じない画像表示装置を提供することを 目的とする。

課題を解決するための手段

[0014] 上記目的を達成するために、本発明の一つの観点によれば、画像信号に応じた画 像を表示する画像表示装置において、画像を表示する画像表示部と、画像信号が 入力される画像信号入力部と、外部から入力される画像信号に応じた画像を前記画 像表示部に表示させる第 1の表示制御を行い、前記画像表示部に前記画像が表示 されなレ、ときに、前記画像信号が入力されてレ、なレ、旨を示す画像を前記画像表示部 に表示させる第 2の表示制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記画像表示 部に前記画像信号に応じた画像が表示されないときであっても、所定の条件が成立 している場合には、前記第 2の表示制御を行わずに、所定の第 3の表示制御を行う 構成とした。

[0015] このような構成とすることにより、画像表示部に画像が表示されないときに、常に上 記ブルーバック等の予め決められた画像を表示する表示制御を行うのではなぐ画 像表示部に画像が表示されないときであっても、外部から画像信号が入力中である という条件や、画像を表示している途中で外部から画像信号の入力がなくなつたとい う条件等の所定の条件が成立している場合には、上記ブルーバック等の予め決めら れた画像を表示する表示制御とは異なる所定の表示制御を行うことにより、使用者が 不便さを感じない画像表示装置とすることができる。

[0016] また、本発明の画像表示装置において、前記画像信号を出力画像信号に変換す る画像処理部と、前記画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検 出する信号入力検出部と、前記画像信号の入力状態を報知する報知部とを有し、前 記画像表示部は、前記出力画像信号に基づいて画像を表示し、前記制御部は、前 記第 3の表示制御として、前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出したこ とを前記所定の条件に、少なくとも前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検 出してから、前記画像表示部が画像を表示させるまでの間に、前記画像信号が入力 中であることを前記報知部に報知させる構成とした。

[0017] このような構成とすることにより、報知部の報知により、画像表示装置に画像信号が 入力されていて、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されていない状 態であることを、使用者が容易に認識することができ、不便さを解消することができ、 使用者自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができる。

[0018] また、本発明の画像表示装置において、前記信号入力検出部は、前記画像信号 入力部に所定値よりも大きい振幅の画像信号が入力されたことを検出することにより 、前記画像信号が入力されたことを検出する構成とした。

[0019] このような構成とすることにより、画像信号が入力されたことを確実に検出することが できる。

[0020] また、本発明の画像表示装置において、前記信号入力検出部は、前記画像信号 の同期信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたこと を検出する構成とした。

[0021] このような構成とすることにより、同期信号は、画像信号とは違い信号波形が一定の 特徴を有するので検出が容易なため、画像信号が入力されたことを精度よく容易に 検出すること力 Sできる。

[0022] また、本発明の画像表示装置において、前記信号入力検出部は、前記画像信号 の輝度信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたこと を検出する構成とした。

[0023] このような構成とすることにより、画像信号の入力をより確実に検知することができる

[0024] また、本発明の画像表示装置において、前記画像処理部は、前記画像信号の同 期信号に位相同期させて、前記出力画像信号を出力するためのクロック信号を生成 する位相同期部と、前記位相同期が完了したことを検出する同期検出部とを備え、 前記報知部は、前記同期検出部が前記位相同期の完了を検出したら、前記報知を 終了する構成とした。

[0025] このような構成とすることにより、画像表示部に画像を表示する準備が完了すると同 時に、報知部による報知を終了させることができるので、報知部による報知が画像表 示中の妨げになることを防止することができる。

[0026] また、本発明の画像表示装置において、前記画像信号入力部は、複数の入力端 子を備え、前記信号入力検出部は、前記複数の入力端子のうち少なくともいずれか 1つの入力端子に前記画像信号が入力されたときに前記画像信号の入力を検出し、 前記報知部は、前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出したら、前記報 知を開始する構成とした。

[0027] このような構成とすることにより、全ての入力端子をスキャンすることなぐ画像信号 が入力されたことを検出することができるので、画像信号が入力されてから報知部が 画像信号の入力の報知を開始するまでの時間を可及的に短縮することができる。

[0028] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、前記信号入力検出部が 前記画像信号の入力を検出するまで、前記画像信号が未入力であることを報知する 構成とした。 [0029] このような構成とすることにより、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示さ れないときに、画像信号が入力中であるの力 \画像信号が未入力中であるの力を使 用者に報知することができるので、画像信号の入力状態がよりきめ細やかに報知でき 、使用者による誤操作を確実に防止することができる。

[0030] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、前記画像表示部により前 記画像信号の入力状態を示す画像を表示することによって、前記報知を行う構成と した。

[0031] このような構成とすることにより、使用者は、報知部による報知を容易且つ確実に認 識すること力 Sできる。

[0032] また、本発明の画像表示装置において、前記画像信号の入力状態を示す画像は、 少なくとも文字情報を含む画像である構成とした。

[0033] このような構成とすることにより、使用者は、報知部による報知の内容を容易に認識 すること力 Sできる。

[0034] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、光を発する発光部を備え

、前記発光部を点灯、又は、点滅させることにより、前記報知を行う構成とした。

[0035] このような構成とすることにより、画像表示部が投影表示できない状態であっても報 知でき、使用者は、画像表示装置を操作しながら確認できるなど、報知部による報知 を容易且つ確実に認識することができる。

[0036] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、前記入力画像信号の入 力状態に応じて、前記発光部が発する光の色を変更することにより前記報知を行う構 成とした。

[0037] このような構成とすることにより、画像表示部が投影表示できない状態であっても報 知でき、使用者は、報知部による報知をより一層容易且つ確実に認識することができ る。

[0038] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、所定の音情報を出力する 出音部を備え、前記出音部により前記所定の音情報を出力することにより、前記報知 を行う構成とした。

[0039] このような構成とすることにより、画像表示部が投影表示できない状態であっても報 知でき、使用者は、画像表示部及び画像表示装置本体に対して注意を払っていなく ても、報知部による報知を容易且つ確実に認識することができる。

[0040] また、本発明の画像表示装置において、前記報知部は、所定の情報を表示する情 報表示部を備え、前記情報表示部により前記所定の情報を表示することによって前 記報知を行う構成とした。

[0041] このような構成とすることにより、画像表示部が投影表示できない状態であっても報 知でき、使用者は、画像表示装置を操作しながら確認できるなど、報知部による報知 をより一層容易且つ確実に認識することができる。

[0042] また、本発明の画像表示装置において、前記画像表示部は、スクリーンに画像を投 影可能な投影部を有する構成とした。

[0043] このような構成とすることにより、画像表示装置に画像入力信号が入力されていて、 画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されていない状態であることを、使 用者が容易に認識することができ、不便さを解消することができ、使用者自身が意に 反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができるプロジェクタを提供す ること力 Sできる。

[0044] また、外部から入力された画像信号を記憶する記憶部と、前記画像表示部に出力 する前記画像信号を前記外部から入力された画像信号と、前記記憶部に記憶された 画像信号とで切換える切換部を備え、前記制御部は、前記第 3の表示制御として、 前記切換部に、前記画像表示部に出力する前記画像信号を前記外部から入力され た画像信号から、前記記憶部に記憶された画像信号に切換させる構成とした。

[0045] このような構成とすることにより、画像表示部で出力したい画像信号の入力がなくな つたとしても、その入力がなくなる前の画像信号が記憶部に記憶されているので、出 力したい画像信号を記憶部に記憶されている画像信号に応じて出力できる。

[0046] また、本発明の画像表示装置において、前記外部から入力される画像信号の入力 の有無を検出する画像信号検出部を備え、前記制御部は、前記画像信号検出部が 画像信号の入力を検出しなくなつたことを前記所定の条件に、前記第 3の表示制御 を行う構成とした。

[0047] このような構成とすることにより、画像信号の入力がなくなったときに、 自動的に前記 記憶部に記憶された画像信号が出力されるので、違和感の無い画像表示を続けら れる。

[0048] また、本発明の画像表示装置において、前記画像信号検出部は、画像信号に含ま れる同期信号を検出することにより画像信号の入力を検出するものである構成とした

[0049] このような構成とすることにより、同期信号の検出によって画像信号の入力の有無を 検出するので、より簡単且つ精度よく画像信号の入力の有無を検出できる。

[0050] また、本発明の画像表示装置において、前記切換部は、前記外部から入力された 画像信号力 前記記憶部に記憶されている画像信号に切換える指示である第一指 示が入力されたときに、前記画像表示部への出力を前記記憶部に記憶されている前 記画像信号に切換える構成とした。

[0051] このような構成とすることにより、使用者は好きなタイミングで第一指示を入力するこ とにより、記憶部に記憶された画像信号に応じた出力に切換えることができる。例え ば、画像信号の入力のためのケーブルのコネクタが一時的に切断されたときに、使 用者は第一指示を入力することにより表示を切換えることができるので、ケーブルが 切断されたとしてもプレゼンを円滑に続けることができる。

[0052] また、本発明の画像表示装置において、前記外部から画像信号が搬送されるケー ブルのコネクタが接続されるコネクタ接続部と、前記コネクタ接続部と前記コネクタと の接続を検出するコネクタ検出部とを備え、前記切換部は、前記コネクタ検出部によ り前記コネクタの接続が検出されなくなったときに、前記画像表示部への出力を前記 記憶部に記憶されている画像信号に切換える構成とした。

[0053] このような構成とすることにより、ケーブルのコネクタが切断されたことが検知されると

、自動的に画像表示部で出力される画像信号が切換えられる。

[0054] また、本発明の画像表示装置において、前記外部から入力される画像信号はパー ソナルコンピュータから入力される画像信号であって、前記パーソナルコンピュータ のスクリーンセーバの起動を検出するスクリーンセーバ起動検出部を備え、前記切換 部は、前記スクリーンセーバ起動検出部が前記スクリーンセーバの起動を検出したと きに、前記画像表示部への出力を前記記憶部に記憶されている画像信号に切換え る構成とした。

[0055] このような構成とすることにより、パーソナルコンピュータのスクリーンセーバが使用 者の意図しないタイミングで起動したときでも、 自動的に画像表示部で出力される画 像信号が切換えられる。

[0056] また、本発明の画像表示装置において、前記スクリーンセーバの起動時の画像信 号を記憶する不揮発性のスクリーンセーバ記憶部を備え、前記スクリーンセーバ起動 検出部は、前記スクリーンセーバ記憶部に記憶された画像信号と前記外部から入力 された画像信号とがー致する場合に、前記スクリーンセーバの起動を検出する構成と した。

[0057] このような構成とすることにより、スクリーンセーバ起動検出部が、スクリーンセーバ 記憶部に記憶された画像信号と外部から入力された画像信号とがー致する場合に、 スクリーンセーバの起動を検出するので、容易にスクリーンセーバの起動が検知でき 、パーソナルコンピュータのスクリーンセーバが使用者の意図しないタイミングで起動 したときでも、 自動的に画像表示部で出力される画像信号が切換えられる。

[0058] また、本発明の画像表示装置において、前記外部から入力された画像信号を前記 画像表示部へ出力し続けるモードに切換えるモード切換部を備えた構成とした。

[0059] このような構成とすることにより、前記外部から入力された画像信号を前記画像表示 部へ出力し続けるモードに切換えることができる。

[0060] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部に記憶されている画像信号が 前記画像表示部へ出力されている場合において、本体に設けられた複数の操作ボ タン若しくはリモコンに設けられた複数の操作ボタンのいずれかが押下されたときに、 前記モード切換部は、前記モードに切換える構成とした。

[0061] このような構成とすることにより、複数の操作ボタンのうちいずれかが押下されたとき に、前記外部から入力された画像信号を前記画像表示部へ出力し続けるモードに切 換えることができる。

[0062] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は、前記外部から入力された 画像信号を順次記憶する構成とした。

[0063] このような構成とすることにより、前記記憶部は前記外部から入力された画像信号を 順次記憶するので、最新の画像信号に切換えることができる。

[0064] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は、少なくとも一フレーム分の 間隔を空けたタイミングで前記外部から入力された画像信号を順次記憶する構成と した。

[0065] このような構成とすることにより、少なくとも一フレーム分の間隔を空けたタイミングで 画像信号が順次記憶部に記憶される。すなわち、毎回画像信号が記憶部に記憶さ れるわけではなぐ記憶部に記憶される画像信号は少なくとも一フレーム分の間隔を 空けて間引かれるので、処理の負荷が軽くなる。

[0066] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は、外部から最初に入力され た一フレーム分の画像信号を記憶する構成とした。

[0067] このような構成とすることにより、外部から入力された最初の画像信号に応じた出力 に切換えることができる。

[0068] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は、前記外部から入力された 画像信号を記憶する指示である第二指示が入力されたときに、前記外部から入力さ れた画像信号を前記記憶部に記憶させる構成とした。

[0069] このような構成とすることにより、使用者が前記記憶部に記憶させたい画像を第二 指示の入力により指定することができる。このため、使用者が指定した画像信号の出 力に切換えることができる。

[0070] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は、複数フレームの画像信号 を記憶する構成とした。

[0071] このような構成とすることにより、記憶部は複数フレームの画像信号を記憶するので 、一フレーム分の画像信号を記憶部が記憶している最中に、画像信号の入力がなく なることによって、不完全な形で画像信号が記憶されてしまったとしても、一つ前に記 憶された画像信号は完全な形で記憶されているため、その画像信号に応じた出力に 切換えることができる。

[0072] また、本発明の画像表示装置において、前記画像表示部が前記記憶部に記憶さ れた画像信号に応じて出力しているときに、前記記憶部に記憶された複数フレーム の内からいずれのフレームの画像信号を前記画像表示部に出力するかを選択する 選択部を備えた構成とした。

[0073] このような構成とすることにより、記憶部に記憶されている複数フレームの中からレヽ ずれのフレームの画像信号を表示させる力を選択することができる。

[0074] また、本発明の画像表示装置において、前記記憶部は不揮発性の記憶部であり、 前記記憶部に記憶された前記画像信号を消去する消去部を備えた構成とした。

[0075] このような構成とすることにより、記憶部が不揮発性の記憶部である場合に、消去部 により記憶部に記憶された画像信号を消去することができる。

発明の効果

[0076] 本発明の画像表示装置によれば、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表 示されないときに、常に上記ブルーバック等の予め決められた画像を表示する表示 制御を行うのではなぐ画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されないと きであっても、外部から画像信号が入力中であるという条件や、画像を表示している 途中で外部から画像信号の入力がなくなったという条件等の所定の条件が成立して レ、る場合には、上記ブルーバック等の予め決められた画像を表示する表示制御とは 異なる所定の表示制御を行うことにより、使用者が感じる不便さを解消することができ る。

図面の簡単な説明

[0077] [図 1]第 1実施形態に係る画像表示装置を示す機能ブロック図である。

[図 2]第 1実施形態に係る画像表示装置における画像処理部を示す機能ブロック図 である。

[図 3]第 1実施形態に係る画像表示装置における信号入力検出部を示す機能ブロッ ク図である。

[図 4]第 1実施形態に係る画像処理装置の報知部が報知する報知画像を示す説明 図である。

[図 5]第 1実施形態に係る画像処理装置の報知部が報知する報知画像を示す説明 図である。

[図 6]第 1実施形態に係る画像処理装置の報知部が報知する報知画像を示す説明 図である。 [図 7]第 1実施形態に係る画像処理装置の報知部が報知する報知画像を示す説明 図である。

[図 8]第 1実施形態に係る画像表示装置の制御部が行う制御を示すフローチャートで ある。

[図 9]第 1実施形態に係る画像表示装置の第 1の変形例を示す機能ブロック図である

[図 10]第 1実施形態に係る画像表示装置の第 2の変形例を示す機能ブロック図であ る。

園 11]第 2実施形態に係る画像表示装置の斜視図である。

[図 12]第 2実施形態に係る画像表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 園 13]第 2実施形態に係る画像信号の波形を模式的に示した模式図である。

[図 14]第 2実施形態に係る画像表示装置の同期信号検出部へ出力される同期信号 の波形を模式的に示した模式図である。

園 15]第 2実施形態に力かる画像表示装置の動作を説明するフローチャートである。

[図 16]第 2実施形態に係る画像表示装置へ外部から画像信号の入力がなくなつたと きに出力される画像の一例を示す説明図である。

園 17]従来技術における外部から画像信号の入力がなくなったときに出力される画 像の一例を示す説明図である。

符号の説明

1、 la、 lb、 100 プロジェクタ

2 画像信号入力部

3 画像処理部

4 画像表示部

5 信号入力検出部

6 制御部

7 画像生成部

8 第 1インターフェース

9 第 2インターフェース 10 画像合成部

11 画像投影部

12 期信号検出用 OR回路

13 画像信号検出回路

14 ADC

15 PLL回路

16 情報表示部

17 報知部

Sigl 第 1画像信号

Sig2 第 2画像信号

Sig3 出力画像信号

Sig4 同期完了信号

Sig5 報知画像信号

Sig6 画像情報信号

Sig7 入力検出信号

Sig8 制御信号

Sig9 操作信号

H 水平同期信号

HI 第 1水平同期信号

H2 第 2水平同期信号

V 垂直同期信号

VI 第 1垂直同期信号

V2 第 2垂直同期信号

RGB 画像信号のうち各色 (R、 G、 B)輝度成分を表す信号

RGB1 第 1画像信号 Siglのうち各色（R、 G、 B)輝度成分を表す信号 GB2 第 2画像信号 Sig2のうち各色（R、 G、 B)輝度成分を表す信号

101 レンズ

20 同期信号検出部 30 メモリ

40 マイコン

50 表示部

60 画像信号コネクタ検出スィッチ

70 操作ボタン

80 画像切換部

90 画像信号入力部

発明を実施するための最良の形態

[0079] 本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する画像表示部と、画像信号が入力さ れる画像信号入力部と、この画像信号入力部を介して外部から入力される画像信号 に応じた画像を画像表示部に表示させる第 1の表示制御を行い、外部から入力され た画像信号に応じた画像が画像表示部に表示されないときに、画像信号が入力され ていない旨を示す画像を画像表示部に表示させる第 2の表示制御を行う制御部とを 備えている。

[0080] すなわち、この画像表示装置の制御部は、外部から画像信号が入力されると、その 画像信号に応じた動画や静止画等の各種画像を順次画像表示部に表示させる第 1 の表示制御を行う一方、電源が投入されている状態において、外部から入力される 画像信号に対応した画像が画像表示部に表示されていないときには、画像信号が 入力されていない旨を使用者に示す画像として、ブルーバックと呼ばれる全面青色 の画像を画像表示させる第 2の表示制御を行うのである。

[0081] 特に、この画像表示装置が備える制御部は、外部から入力される画像信号に応じ た画像が画像表示部に表示されないときであっても、外部から画像信号が入力中で あるという所定の条件や、外部からの画像信号の入力が途中でなくなったという所定 の条件が成立している場合には、上記第 2の表示制御を行わずに、第 2の表示制御 とは異なる所定の表示制御として第 3の表示制御を行うように構成しており、これによ り、外部から入力される画像信号に対応した画像が画像表示部に表示されていない ときに使用者が感じていた不便さを解消するようにしている。

[0082] 以下、本発明に係る画像表示装置の一実施形態について図面を参照して具体的 に説明する。なお、ここで、本実施形態の画像表示装置の制御部が行う第 1及び第 2 の表示制御については、従来の画像表示装置の制御部が行う表示制御と同様であ るため、その説明は省略することとし、以下の説明においては、本発明の要部となる 第 3の表示制御について具体的に説明することとする。

[0083] (第 1実施形態）

第 1実施形態では、外部から入力される画像信号に応じた画像が画像表示部に表 示されてない状態において、外部から画像信号が入力中であるという所定の条件が 成立していた場合に、画像表示装置の制御部が行う第 3の表示制御について説明 する。

[0084] 図 1は、第 1実施形態に係る画像表示装置を示す機能ブロック図であり、図 2は第 1 実施形態に係る画像表示装置の画像処理部を示す機能ブロック図であり、図 3は、 第 1実施形態に係る画像表示装置の信号入力検出部を示す機能ブロック図であり、 図 4〜図 7は、第 1実施形態に係る画像処理装置の報知部が報知する報知画像を示 す説明図であり、図 8は、第 1実施形態に係る画像表示装置の制御部が行う制御を 示すフローチャートであり、図 9及び図 10は、第 1実施形態に係る画像表示装置の変 形例を示す機能ブロック図である。

[0085] なお、ここでは、画像表示装置の一例として液晶表示パネルを用いたプロジェクタ を例に挙げて説明する力 本発明はこれに限定されるものではなぐ例えば、画像表 示装置は DMD (ディジタル 'マイクロミラー'デバイス）を用いた表示パネルでもよぐ 外部から画像信号が入力される画像信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変 換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部とを備 えた任意の画像表示装置に対して適用することができるものである。

[0086] [画像表示装置の構成の説明]

図 1に示すように、本実施形態に係る画像表示装置は、パーソナルコンピュータや DVD (Digital Versatile Disk)プレーヤ等の外部装置から画像信号が入力される画 像信号入力部 2と、入力された画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部 3と 、変換した出力画像信号に基づいてスクリーン（図示略）に画像を投影して表示する 画像表示部 4と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する 信号入力検出部 5と、信号入力検出部 5による検出結果と画像処理部 3による処理状 態とが入力される制御部 6と、制御部 6の制御に基づいて所定の報知画像信号を画 像表示部 4に出力する画像生成部 7とを有するプロジェクタ 1である。

[0087] 特に、このプロジェクタ 1は、画像信号の入力状態を報知する報知部を備えており、 この報知部は、少なくとも信号入力検出部 5が画像信号の入力を検出してから、画像 表示部 4が画像を表示させるまでの間に、画像信号が入力中であることを使用者へ 報知するものである。

[0088] すなわち、第 1実施形態におけるプロジェクタ 1では、制御部 6と画像生成部 7と画像 表示部 4とが報知部として機能し、制御部 6が画像生成部 7を動作させて、少なくとも 信号入力検出部 5が画像信号の入力を検出してから、画像表示部 4が画像を表示さ せるまでの間に、画像信号が入力中であることを示す報知画像を画像表示部 4に表 示させる第 3の表示制御を行うように構成してレ、る。

[0089] [画像信号入力部の説明]

画像信号入力部 2は、図 1に示すように、第 1インターフェース 8と第 2インターフエ一 ス 9とレ、う複数の入力インターフェースを備えてレ、る。

[0090] 第 1インターフェース 8は、外部装置（図示略）が出力する所定のフォーマットの第 1 画像信号 Siglが入力される入力端子と、入力された第 1画像信号 Siglから画像の各 色（R、 G、 B)の輝度成分を表す第 1色信号 RGB1と、画像を 1フレームずつ表示させ る際に、 1フレーム分の第 1色信号 RGB1の出力開始タイミング及び出力終了タイミン グを計るための第 1垂直同期信号 VIと、 1フレームの画像を表示させる際に水平方向 の走査を開始するタイミングを計るための第 1水平同期信号 HIとをそれぞれ分離して 抽出する信号分離回路とを備えており、抽出した第 1色信号 RGB1と第 1垂直同期信 号 VIと第 1水平同期信号 HIとを画像処理部 3に出力すると共に、第 1垂直同期信号 VIと第 1水平同期信号 HIとを信号入力検出部 5へ出力する。

[0091] 第 2インターフェース 9は、他の外部装置（図示略）が出力する第 1画像信号 Siglと はフォーマットの異なる第 2画像信号 Sig2が入力される入力端子と、入力された第 2 画像信号 Sig2から各色（R、 G、 B)の輝度成分を表す第 2色信号 RGB2と、第 2垂直同 期信号 V2と、第 2水平同期信号 H2とをそれぞれ分離して抽出する信号分離回路とを 備えており、抽出した第 2色信号 RGB2と第 2垂直同期信号 V2と第 2水平同期信号 H2 とを画像処理部 3に出力すると共に、第 2垂直同期信号 V2と第 2水平同期信号 H2と を信号入力検出部 5へ出力する。

[0092] なお、ここでは、画像信号入力部 2に 2個の入力インターフェースを設けるようにして いる力 画像信号入力部 2に設ける入力インターフェースの個数はこれに限定される ものではない。また、第 1画像信号 Siglと第 2画像信号 Sig2とが同一フォーマットであ つてもよいことは言うまでもない。

[0093] また、画像信号と垂直同期信号と水平同期信号とをそれぞれ別個に出力するような 外部装置からの画像信号に基づいて画像を表示させる場合には、入力される各信 号にそれぞれ対応した複数の入力端子をもつ入力インターフェースを用いるようにす る。

[0094] [画像処理部の説明]

画像処理部 3は、図 2に示すように、画像信号検出回路 13と、 A/Dコンバータ（以 下「ADC14」とレ、う。）と、 PLL (Phase Locked Loop)回路 15とを備えてレ、る。

[0095] 画像信号検出回路 13は、画像信号入力部 2から入力される第 1色信号 RGB1と第 2 色信号 RGB2とのどちらの画像信号であっても、 PLL回路 15から入力されるクロック信 号 CLKに応じて画像信号の有無を検出すると共に一時的に記憶し、記憶した画像信 号を出力色信号 RGB3としてクロック信号 CLKに応じて ADC14へ出力する回路である

[0096] ADC14は、画像信号検出回路 13から入力されるアナログの出力色信号 RGB3を、 P LL回路 15から入力されるクロック信号 CLKに応じて A/D変換してディジタルの出力 画像信号 Sig3を生成し、画像表示部 4へ出力する回路である。

[0097] また、 PLL回路 15は、画像信号入力部 2から入力される同期信号が第 1水平同期 信号 Hl、第 2水平同期信号 H2のいずれの水平同期信号 (以下、単に「水平同期信 号 H」という。）であっても同期させ、周波数を所定数の遁倍 (N倍)した同期クロックを 生成する。この PLL回路 15は、内部に VC〇（電圧制御発振器)や位相比較器、位相 補償アンプ、分周器等を備えて構成されるのが一般的であるが、分周器の分周数 N は、水平同期信号が第 1水平同期信号 HIであるか、第 2水平同期信号 H2であるか でその分周数を変える場合が多レ、。

[0098] そして、この PLL回路 15は、同期クロックに基づいて、出力画像信号 Sig3を出力す るためのクロック信号 CLKを生成して画像信号検出回路 13と ADC14とに入力するも のであり、位相同期部として機能する回路である。

[0099] さらに、この PLL回路 15は、クロック信号 CLKの位相と水平同期信号 H及び垂直同 期信号 Vとの位相同期が完了したことを検出したときに、その旨を示す同期完了信号 Sig4を制御部 6へ出力する同期検出部としても機能するものである。

[0100] [画像表示部の説明]

画像表示部 4は、図 1に示すように、画像合成部 10と、画像投影部 11とを備えている

[0101] 画像合成部 10は、画像処理部 3から順次入力される出力画像信号 Sig3と、画像生 成部 7から入力される後述の報知画像信号 Sig5とを合成して、又は、いずれか一方の 画像信号を選択して、画像投影部 11が表示する画像 1フレーム分の画像情報が蓄 積されるまで、その画像情報を一時的に記憶するフレームメモリ（図示略）を備えてお り、このフレームメモリに記憶した画像情報を含む画像情報信号 Sig6をフレーム単位 で順次画像投影部 11へ出力する回路である。

[0102] 画像投影部 11は、光源となるランプと、ランプが発する光を赤、緑、青の三原色に 分離するダイクロイツクミラーと、ダイクロイツクミラーにより分離した各光それぞれに対 応して設けた透過型の液晶表示パネルと、液晶表示パネルを透過した 3色の光を合 成するプリズムと、プリズムにより合成した光を拡大する投影レンズとを備えている。

[0103] そして、この画像投影部 11は、ランプを点灯した状態で、画像合成部 10から入力さ れる画像情報信号 Sig6に基づいて 3つの液晶パネルをそれぞれ動作させることにより 、画像をスクリーンに投影する投影部として機能するものである。

[0104] [信号入力検出部の説明]

信号入力検出部 5は、図 3に示すように、同期信号検出用 OR回路 12を備えている

[0105] この同期信号検出用 OR回路 12は、画像信号入力部 2から第 1水平同期信号 HIと 、第 1垂直同期信号 VIと、第 2水平同期信号 H2と、第 2垂直同期信号 V2とをそれぞ れ個別に入力できるように構成している。なお、同期信号検出用 OR回路 12は、ダイ オードなどの素子でアナログ的に実施も可能であるが、第 1実施形態では、画像処理 部 3の制御等も考慮しロジック回路で実施しているため、第 1及び第 2インターフエ一 ス 8、 9において、各信号は TTLレベル等のロジック回路に対応するロジック信号に変 換されている。

[0106] そして、同期信号検出用〇R回路 12には、画像信号入力部 2に第 1画像信号 Sigl又 は第 2画像信号 Sig2のうちのいずれか一方が入力されたときに、入力された画像信号 力 抽出された同期信号 (水平同期信号 Hと垂直同期信号 V)が略同時に入力される

[0107] このことを利用して、この信号入力検出部 5では、画像信号入力部 2が備える 2つの 入力端子のうち、少なくとも 1つの入力端子に画像信号 (第 1画像信号 Sigl又は第 2 画像信号 Sig2)が入力され、それに伴って、同期信号検出用 OR回路 12に上記した 4 種類、 2組の同期信号 (Hl、 VIと H2、 V2)のうち少なくとも 1組の同期信号が入力され たことを検出することによって、プロジェクタ 1に画像信号 (第 1画像信号 Sigl又は第 2 画像信号 Sig2)が入力されたことを検出するようにしている。なお、通常、水平同期信 号、垂直同期信号の一方しか入力されない場合は考えにくいので、いずれか一方を 検出すればよいが、周波数の高い水平同期信号を検出するのが検出時間が短くて 済むのでよい。

[0108] これにより、画像信号の入力と同時に、画像信号が入力されたことを検出することが でき、しかも、全ての入力端子をスキャンすることなぐ画像信号が入力されたことを 検出することができるので、画像信号が入力されてから報知部が画像信号の入力の 報知を開始するまでの時間を可及的に短縮することができる。

[0109] また、同期信号検出用 OR回路 12は、同期信号の入力を検出したときに、その旨を 示す入力検出信号 Sig7を制御部 6に出力する。

[0110] なお、ここで信号入力検出部 5は、単に同期信号の入力だけを検出して画像信号 の入力を検出しているが、同期信号検出用 OR回路 12の出力側に、同期信号検出 用 OR回路 12から出力される信号の信号レベル (振幅）を検出し、その信号レベルが 所定値よりも大きい場合に画像信号が入力されたと判定する入力判定部を設け、こ の入力判定部による判定結果を入力検出信号 Sig7として制御部 6に出力してもよぐ これにより、画像信号が入力されたことをより確実に検出することができる。

[0111] この場合には、検波回路などのレベル検出回路により入力判定部を構成する。

[0112] このように、信号入力検出部 5にレベル検出回路を設けた場合、同期信号検出用 O R回路 12に、第 1色信号 RGB1と第 2色信号 RGB2とを入力するように構成すれば、画 像信号における輝度成分のレベルを検出することもできる。

[0113] これにより、信号入力検出部 5は、検出された画像信号の輝度成分のレベルに基づ レ、て画像信号が入力されたか否力 ^判定することができ、画像信号の入力をより確 実に検知することができる。

[0114] また、第 1実施形態では、第 1インターフェース 8及び第 2インターフェース 9という 2 つの入力インターフェースに対して 1つの信号入力検出部 5を設けている力 S、第 1イン ターフェース 8と第 2インターフェース 9とのそれぞれに個別に信号入力検出部を設け 、各信号入力検出部が出力する同期信号を同期信号検出用 OR回路 12に入力し、 この同期信号検出用 OR回路 12が出力する信号を入力検出信号 Sig7として制御部 6 に入力するように構成してもよレ、。

[0115] このように構成することによって、第 1画像信号 Siglと第 2画像信号 Sig2とが同時に 入力されたような場合であっても、好適に画像信号の入力を検出することができる。

[0116] [制御部の説明]

制御部 6は、 CPU (Central Processing Unit)と、 CPUが動作する際に読み出すプ ログラムやデータ等を記憶したメモリとを備えている。

[0117] そして、この制御部 6は、信号入力検出部 5から入力検出信号 Sig7が入力されると、 所定のプログラムを読み出して実行することにより、画像生成部 7を動作させるための 制御信号 Sig8を画像生成部 7へ出力する。

[0118] このとき制御部 6は、 CPUの動作クロックを用いて入力検出信号 Sig7 (同期信号）の 周期を測ることにより、信号入力検出部 5の同期信号検出用〇R回路 12から入力され た入力検出信号 Sig7が同期信号であることを判別し、これにより、プロジェクタ 1に画 像信号が入力されたことを検出する。なお、同期信号は、そのフォーマット毎に特有 の周期を有するため、制御部 6は、同期信号の周期を測ることにより、同時にそのフォ 一マットも判別することができる。

[0119] また、制御部 6は、画像処理部 3から同期完了信号 Sig4が入力されると、画像生成 部 7への制御信号 Sig8の出力を停止する。

[0120] [画像生成部の説明]

画像生成部 7は、制御部 6からの制御に基づいて動作し、画像合成部 10へ報知画 像信号 Sig5を出力する回路である。

[0121] この画像生成部 7は、プロジェクタ 1に第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2が入 力中であることを示す報知画像（以下、「入力中報知画像」という。）と、プロジェクタ 1 に第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2が未入力であることを示す報知画像 (以 下、「未入力報知画像」という。）に関する情報を記憶した報知画像情報記憶部（図示 略。）を備えている。

[0122] そして、この画像生成部 7は、信号入力検出部 5が第 1画像信号 Sigl又は第 2画像 信号 Sig2の入力を検出したときに、制御部 6から入力される制御信号 Sig8に従って、 報知画像情報記憶部に記憶してレ、る入力中報知画像の情報に基づレ、て画像を生 成し、その画像を報知画像信号 Sig5として画像合成部 10へ出力することにより、プロ ジヱクタ 1に第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2が入力中であることを示す報知 を開始する。

[0123] このとき、画像表示部 4は、画像生成部 7から入力される報知画像信号 Sig5に基づ いて、先ず図 4に示すように、「入力ソースを検出しました。」という少なくとも文字情報 を含む入力検出報知画像をスクリーンに表示させた後、図 5に示すように、「画像が 表示されるまで、そのままお待ちください。」という文字情報を含む入力中報知画像を 表示し、その後、図 6に示すように、クロック信号 CLKの同期状況を模式的に表現した プログレスバーの画像を同期中報知画像として表示することにより報知を行う。

[0124] このように、スクリーン上に文字情報を含む画像を表示させて、画像信号の入力状 態を報知することにより、使用者は、報知部による報知を容易且つ確実に認識するこ とができる。

[0125] また、この画像による報知を行っている間に、制御部 6は入力検出信号 Sig7に基づ レ、て画像信号が入力されている入力インターフェースを判別することができるため、 判別したインターフェース名を画像表示部 4により報知させることもできる。

[0126] 一方、画像生成部 7は、画像処理部 3が同期検出部として機能して、クロック信号 CL Kと、水平同期信号 H又は垂直同期信号 Vとの位相同期が完了したことを検出したこ とを契機に、制御部 6からの制御信号 Sig8の入力が停止されると、報知画像信号 Sig5 の出力を停止させて、第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2が入力中であることを 示す報知を終了させる。

[0127] このように、第 1実施形態のプロジェクタ 1では、クロック信号 CLKの位相同期が完了 して、画像を表示する準備が完了すると同時に、報知部による報知を終了させること ができるので、報知部による報知が画像表示の妨げになることを防止することができ る。

[0128] なお、この報知を終了するタイミングは、同期検出部による検出結果に限定するも のではなぐたとえば、画像処理部 3の画像信号検出回路 13が 1フレーム分の色信号 を記憶したときに、 ADC14から制御部 6へ同期完了信号 Sig4を出力し、この同期完了 信号 Sig4が制御部 6へ入力されたタイミングで制御信号 Sig8の出力を停止させること により報知を終了させてもよい。

[0129] こうすることにより、報知の終了と略同時に画像表示を開始させることができるので、 使用者に違和感を与えることなく画像表示を開始させることができる。

[0130] また、この画像生成部 7は、信号入力検出部 5によりプロジェクタ 1への第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2の入力を検出するまで、第 1画像信号 Sigl又は第 2画像 信号 Sig2が未入力であることを報知する。

[0131] すなわち、画像生成部 7は、信号入力検出部 5が第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信 号 Sig2の入力を検出していない期間に、制御部 6から入力される制御信号 Sig8に従つ て、報知画像情報記憶部に記憶してレ、る未入力報知画像の情報に基づレ、て画像を 生成し、その画像を報知画像信号 Sig5として画像合成部 10へ出力することにより、プ ロジェクタ 1に第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2が入力されていないことを報知 するのである。

[0132] このとき、画像表示部 4は、図 7に示すように、「入力ソースが未検出です。」という文 字情報を含む画像を表示することにより報知を行う。 [0133] こうして制御部 6は、入力された画像信号に対応した画像が画像表示部 4に表示さ れてレ、なレ、ときに、画像信号が入力されてレ、なレ、旨を示す報知画像を画像表示部 4 に表示させる第 2の表示制御を行うのである。

[0134] そして、制御部 6がこの第 2の表示制御を行うことによって、画像表示部 4に画像が 表示されないときに、使用者へ画像信号が未入力中であることを報知することができ る。

[0135] ここで、文字情報を含む画像の生成方法としては、文字情報を含む画像を予め報 知画像情報記憶部に記憶させておく方法以外でも、各文字を生成できるフォントジェ ネレータを設け、このフォントジェネレータを制御部 6の制御信号 sig8により制御して、 各文字画像を生成し、上述した「入力ソースを検出しました。」等の文字情報を含む 画像を生成してもよい。

[0136] このとき、制御信号 sig8は、出力が停止されなくても、報知画像信号 sig5の出力が停 止されるように制御できる信号であってもよい。

[0137] このように、画像生成部 7は、制御部 6による制御に基づいて、画像表示部 4と協働 して第 1画像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2の入力状態を示す報知画像を表示する ことにより、画像信号が入力中であることを報知する報知部として機能する。

[0138] [制御部が行う制御の説明]

上記したように構成したプロジェクタ 1において制御部 6は、図 8に示すフローチヤ一 トに従って制御を行うことにより画像生成部 7を動作させて、プロジェクタ 1への第 1画 像信号 Sigl又は第 2画像信号 Sig2の入力状態を報知部に報知させる。

[0139] 図 8に示すように制御部 6は、プロジェクタ 1に電源が投入されたか否かの判断を行 い（ステップ S1)、電源が投入されたと判断した場合（S1： YES)に、処理をステップ S 2へ移し、電源が投入されていないと判断した場合（SI : NO)に、処理をステップ S1 へ戻す。

[0140] 次に、ステップ S2において制御部 6は、画像生成部 7へ制御信号 Sig8を出力するこ とによって、画像表示部 4により図 7に示す未入力報知画像を表示させる画像信号未 入力表示処理を行い、その後、処理をステップ S3へ移す。

[0141] 次に、ステップ S3において制御部 6は、信号入力検出部 5から入力される入力検出 信号 Sig7に基づいて、信号入力検出部 5が同期信号 (水平同期信号 H又は垂直同期 信号 V)を検出したか否かの判断を行い、同期信号を検出したと判断した場合 (S3 : YES)に、処理をステップ S4へ移し、同期信号を検出していないと判断した場合（S3 ： N〇）に、処理をステップ S2へ戻す。

[0142] 次に、ステップ S4におレ、て制御部 6は、画像生成部 7へ制御信号 Sig8を出力するこ とによって、画像表示部 4により図 4に示す入力検出報知画像を表示させる画像信号 検出表示処理を行い、その後、処理をステップ S5へ移す。

[0143] 次に、ステップ S5において制御部 6は、画像生成部 7へ制御信号 Sig8を出力するこ とによって、画像表示部 4により図 5に示す入力中報知画像を表示させた後、図 6に 示す同期中報知画像を表示させる同期中表示処理を行い、その後、処理をステップ S6へ移す。

[0144] 次に、ステップ S6において制御部 6は、画像処理部 3から入力される同期完了信号 Sig4に基づいて、クロック信号 CLKと同期信号 (水平同期信号 H又は垂直同期信号 V )との位相同期が完了したか否かの判断を行い、位相同期が完了したと判断した場 合（S6 :YES)に、処理をステップ S7へ移し、位相同期が完了していないと判断した 場合（S6 : NO)に、処理をステップ S5へ戻す。

[0145] 次に、ステップ S7において制御部 6は、画像生成部 7への制御信号 Sig8の出力を停 止することにより、入力中報知画像の表示を停止させる同期中表示終了処理を行い 、その後、処理をステップ S8へ移す。

[0146] 次に、ステップ S8において制御部 6は、使用者による入力切替操作を検出したか否 かの判断を行う。

[0147] ここでの入力切替操作とは、現在プロジェクタ 1に画像信号を供給している外部装 置以外の外部装置から画像信号を入力させるために行う操作のことである。

[0148] そして、制御部 6は、入力切替操作を検出したと判断した場合（S8 : YES)に、処理 をステップ S2へ戻し、入力切替操作を検出していないと判断した場合（S8 : N〇）に 処理を終了する。

[0149] [第 1実施形態に係るプロジェクタの変形例 1]

また、上記第 1実施形態に記載したプロジェクタ 1では、図 4〜図 7に示す報知画像 を画像表示部 4の画像投影部 11によりスクリーン上に表示させるようにしてレ、るが、こ のプロジェクタ 1の変形例 1として、所定の情報を表示する情報表示部をさらに設け、 この情報表示部により所定の情報を表示することによって画像信号の入力状態を報 知することちできる。

[0150] すなわち、この変形例 1に係るプロジェクタ laは、図 9に示すように、画像表示部 4と は別に、所定の情報を表示する情報表示部 16を備えている。なお、図 9において、図 1に示すプロジェクタ 1と同一の構成要件については、同一の符号を付することにより その説明を省略する。

[0151] この情報表示部 16は、液晶表示装置により構成することができ、画像生成部 7と接 続され、情報表示部 16内部の報知画像情報記憶部には、報知画像に関する情報に 加え、使用者の操作に対応した画像に関する情報を記憶している。

[0152] また、情報表示部 16に接続されている画像生成部 7は、制御部 6の他、使用者が操 作する操作部（図示略）と接続されており、画像の再生や停止を行うとき等、使用者 が操作部を操作したときに、その操作に対応した操作信号 Sig9が入力される。

[0153] そして、この画像生成部 7は、操作信号 Sig9が入力されると、報知画像情報記憶部 に記憶している情報に基づいて、その操作信号 Sig9に対応した画像を生成し、報知 画像信号 Sig5として情報表示部 16へ出力することにより、情報表示部 16に使用者の 操作に対応した画像を表示させる。

[0154] また、制御部 6は、図 1に示したプロジェクタ 1の制御部 6と同様に、画像生成部 7へ 制御信号 Sig8を出力することにより、未入力報知画像、入力検知報知画像、入力中 報知画像等の各種報知画像を情報表示部 16に表示させる制御を行う。

[0155] このように、変形例 1におけるプロジェクタ laでは、情報表示部 16が制御部 6及び画 像生成部 7と共に報知部として機能するため、使用者は上記切替操作等を行う時に、 報知部による報知をより一層容易且つ確実に認識することができる。

[0156] また、ここでは情報表示部 16として、液晶表示装置を用いて説明したが、これに限 定するものではなく有機 EL (Electro Luminescence)表示装置など、任意の表示装置 を適用すること力 Sできる。

[0157] [第 1実施形態に係るプロジェクタの変形例 2] また、第 1実施形態のプロジェクタ 1の変形例 2として、図 10に示すプロジェクタ lbの ように、制御部 6の制御に基づいて画像以外を用いて画像信号の入力状態を報知す ることができる報知部 17を設けることもできる。なお、図 10においても、図 1に示すプ ロジェクタ 1と同一の構成要件については、同一の符号を付することによりその説明を 省略する。

[0158] このプロジェクタ lbに設ける報知部 17としては、所定の光を発する発光装置として 機能する LED (Light Emitting Diode)を用いることができる。

[0159] そして、この LEDを制御部 6から入力される制御信号 Sig8に従って動作させることに より、画像信号の入力状態を報知することができる。

[0160] すなわち、このプロジェクタ lbでは、制御部 6の制御により LEDを点滅させることによ つて、画像信号が未入力であることを報知し、 LEDを継続的に点灯させることによつ て、画像信号が入力中であることを報知することができる。

[0161] また、報知部 17として、発する光の色が異なる複数の LEDを設け、画像信号の入 力状態に応じて発光させる LEDを切替えるように構成すれば、使用者に認識させる 光の色を変更することによって、使用者に画像信号の入力状態を報知することができ る。

[0162] すなわち、制御部 6の制御により赤色の光を発する LEDを発光させることによって 画像信号が未入力であることを報知し、青色の光を発する LEDを発光させることによ り画像信号が入力中であることを報知することができる。

[0163] このように、 LEDを用いて画像信号の入力状態を報知することにより、使用者は、 発光している LEDの色や点灯状態により、一層容易且つ確実に画像信号の入力状 態を認識することができる。

[0164] また、報知部 17として、所定の音情報を出力する出音部を設ければ、この出音部に より画像信号の入力状態を報知することもできる。

[0165] この出音部は、所定の音声情報を記憶可能な音声記憶メモリと、音声記憶メモリに 記憶した音声情報を出音するスピーカとを備え、制御部 6から入力される制御信号 Sig 8に従って「入力ソースが未検出です。」という音声ガイダンスや警告音などを出力す ることによって画像信号が未入力であることを報知し、「入力ソースを検出しました、画 像が表示されるまで、そのままお待ち下さい。」という音声ガイダンスを出力することに よって画像信号が入力中であることを報知することができる。

[0166] このように、音情報による報知を行うことにより、使用者は画像表示部 4及びプロジェ クタ lb本体に対して注意を払っていなくても、画像信号の入力状態を容易且つ確実 に認識することができる。

[0167] このように、第 1実施形態では、報知部の報知により、画像表示装置に画像入力信 号が入力されていて、画像表示部に前記画像信号に応じた画像が表示されていな い状態であることを、使用者が容易に認識することができ、不便さを解消することがで き、使用者自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができる

[0168] (第 2実施形態）

第 2実施形態では、外部から入力される画像信号に応じた画像が画像表示部に表 示されない状態において、外部からの画像信号の入力が途中でなくなったという所 定の条件が成立していた場合に、画像表示装置の制御部が行う第 3の表示制御に ついて説明する。

[0169] 具体的には、 PC (パーソナルコンピュータ）等の外部装置から入力される画像信号 に応じた画像を画像表示部に表示させている最中に、画像表示装置から画像信号 入力用のコネクタが外れた場合、及び、画像表示部に画像を表示している最中に、 画像信号を出力している PCのスクリーンセーバが起動した場合に、画像表示装置が 行う第 3の表示制御について説明する。

[0170] ここで、図 11は第 2実施形態に係るプロジェクタの斜視図である。第 2実施形態に 係るプロジェクタ 100は、図 11に示すように、プロジェクタ 100の正面に画像を投影す るためのレンズ 101が突出して設けられている。

[0171] 図 12はプロジェクタ 100の電気的構成を示すブロック図である。このプロジェクタ 100 には画像信号入力部 90、同期信号検出部 20、メモリ 30、マイコン 40、画像表示部 5 0、画像信号コネクタ検出スィッチ 60、操作ボタン 70、画像切換部 80が備えられてい る。

[0172] 画像信号入力部 90には外部からアナログ信号である画像信号が入力される。ここ で画像信号について説明する。図 13は画像信号 (複合映像信号)の波形を模式的 に示した模式図である。図示したように、画像信号は画像信号部と同期信号部とを備 える。同期信号は垂直同期信号と水平同期信号とに大別され、水平同期信号の周 期よりも長い一定の周期で垂直同期信号が存在する。隣り合う水平同期信号部の間 には 1ライン分の輝度信号 (カラー信号の場合は、赤色、緑色、青色各色の輝度信号 )を乗せた画像信号部が存在する。

[0173] 画像信号が入力されると画像信号入力部 90は入力された画像信号を AZD変換し 、 AZD変換した画像信号をメモリ 30及び制御部であるマイコン 40に出力する。また 、画像信号入力部 90は入力された画像信号から垂直同期信号及び水平同期信号 を抽出し、この垂直同期信号と水平同期信号とを同期信号検出部 20に出力する。同 期信号検出部 20は同期信号を検出しているときは、画像信号を検出中であることを 示す信号をマイコン 40に出力する。同期信号検出部 20は同期信号が検出しなくな つたときは、検出中であることを示す信号の出力を中止する。画像信号入力部 90か ら同期信号検出部 20へ出力される同期信号の波形を図 14に示す。図 14に示すよう に同期信号検出部 20へ出力される同期信号は垂直同期信号 Vと水平同期信号 Hで ある。

[0174] メモリ 30は所定フレーム分の画像信号を記憶する FiFo (First In First Outの略 で、一例としてはフィールドメモリやフレームメモリ）である。メモリ 30はマイコン 40から 受信しているライトイネーブル信号が Hiの場合に、画像信号入力部 90から入力され た画像信号を記憶する。マイコン 40は、前記検出された同期信号つまり垂直同期信 号及び水平同期信号に基づいて、メモリ 30にライトイネーブル信号やリードイネーブ ル信号等のメモリ制御信号を送り、メモリ 30が所定のタイミングで画像信号を記憶し たり、読み出したりするよう制御している。

[0175] また、メモリ 30は後述するようにマイコン 40から送られてくる画像信号制御信号に 制御されて指定されたアドレスに記憶されている画像信号を順次、画像切換部 80に 出力する。画像切換部 80は、画像信号入力部 90から出力される画像信号とメモリ 3 0から出力される画像信号とをマイコン 40から送られてくる制御信号によって選択し 表示部 50へ出力する。 [0176] 表示部 50は画像切換部 80から入力された画像信号に応じた画像を表示する。

[0177] 同期信号検出部 20は画像信号入力部 90から入力された同期信号を、例えば、各 同期信号間の周期が所定の時間であるか否かに基づいて検出し、その検出結果に 基づいて画像信号が入力されているか否かを示す入力確認信号をマイコン 40へ送 信する。この入力確認信号は Hiの時は画像信号が入力されていることを示し、 Low の時は画像信号が入力されてレ、なレ、ことを示す。

[0178] 画像信号コネクタ検出スィッチ 60は、外部から画像信号が搬送されるケーブルのコ ネクタ力 画像信号入力部 90内の入力端子に接続されているか否かを検出する。画 像信号コネクタ検出スィッチ 60はコネクタが接続されているか否かを示す信号をマイ コン 40に送信する。最近では、入力端子にコネクタの接続を検出できるスィッチが内 蔵されたものがあり、それを使用すれば容易に実施できる。

[0179] 操作ボタン 70はプロジェクタ 100の筐体の表面に設けられており、プロジェクタ 100 の各種操作を行なうためのボタンである。操作ボタン 70は利用者により押下されると 、それを示す信号をマイコン 40に送信する。

[0180] マイコン 40には図示しない CPU、 ROM, RAM等が内蔵されている。マイコン 40 には更に不揮発性の ROMが内蔵されており、スクリーンセーバが起動したときに出 力されるスクリーンセーバ画像の判別用の画像信号のパターンが 1フレーム分記憶さ れてレ、る。登録されてレ、るスクリーンセーバのパターンを追加や書き換え記憶させら れるため、より精度よくスクリーンセーバの起動を検出できる。

[0181] 次にマイコン 40を中心として制御されるプロジェクタ 100の動作を説明する。図 15は プロジェクタ 100の動作を説明するフローチャートである。

[0182] 図示しない電源ボタンが押下されると図 15のフローが開始され、まず起動処理を実 行する（S100)。

[0183] 次にマイコン 40はコネクタが接続されているか否かを、画像信号コネクタ検出スイツ チ 60から入力される信号に基づいて判断する（S101)。コネクタが接続されていない と判断した場合は（S 101： No)、後述する S 104へ進む。

[0184] コネクタが接続されていると判断した場合は（S101 : Yes)、同期信号検出部 20か ら入力される入力確認信号に基づいて、画像信号が入力されているか否かを判断す る（S102)。

[0185] 画像信号が入力されていない場合は（S102 : No)、後述の S104へ進む。画像信 号が入力されている場合は（S102 :Yes)、スクリーンセーバが起動中であるか否か を判断する（S103)。

[0186] ここでスクリーンセーバが起動中であるか否かは、別のルーチンで、マイコン 40に 内蔵された RAMに記憶された所定パターンの画像信号と、画像信号入力部 90から 入力された画像信号とを比較して一致するか否かで判断される。そのときスクリーン セーバが起動中であると判断した場合は RAMにスクリーンセーバが起動中であるこ とを示すフラグを立てる。 S103では、このフラグが立っているか否かを判断する。マイ コン 40は、 RAMに記憶された所定パターンの画像信号と、画像信号入力部 90から 入力された画像信号とが、ほとんど一致した場合はスクリーンセーバが起動したと判 断する。

[0187] スクリーンセーバが起動中でないと判断した場合は（S103 : No)、メモリ 30に出力 するライトイネーブル信号を Hiにして、メモリ 30を書換え可能状態にし、入力されて レ、る画像信号をメモリ 30に書き込み、マイコン 40は画像切換部 80に最新の画像信 号が表示部 50へ出力されるよう制御信号を送る（S106)。画像切換部 80はその制 御信号を受け表示部 50へ最新の画像信号を出力する（S110)。これにより、表示部 50からは最新の画像信号に応じた画像の表示が実行される（S 111)。

[0188] 次に図示しない電源ボタンが押下されて電源が OFFされるか否かを判断する（S1 12)。電源 OFFでない場合は（S112 : No)、 S101へ戻る。

[0189] 電源 OFFの場合は（S112 :Yes)、終了処理を実行し（S113)電源が OFFされる。

[0190] コネクタが接続されていないと判断した場合（S101 : No)、画像信号が入力されて いないと判断した場合（S102 : No)、及び、スクリーンセーバが起動中であると判断 した場合（S103 :Yes)は、外部出力モードが設定されているか否かを判断する（S1 04)。ここで外部出力モードとは、コネクタが切断されていたり、画像信号が入力され ていなかったり、スクリーンセーバが起動されていたりしたとしても、外部から入力され た画像信号に応じて表示部 50に出力させ続けるモードのことである。

[0191] 外部出力モードは、例えば、メモリ 30に記憶されている画像信号に応じて、表示部 が画像を出力している場合おいて、操作ボタン 70のうちいずれかが操作されたときに 設定されるものとする。外部出力モードが設定されている場合は（S104 :Yes)、 S10 6へ進む。

[0192] 外部出力モードが設定されていない場合は（S104 : No)、マイコン 40は複数フレ ームの画像が記憶されていなレ、か、複数フレームの画像が記憶されても表示画像の 選択指示が無ければ（S105 : No)、リードィネーブル信号を Lowにして、メモリ 30を 読み出し可能状態にするとともに記憶させていた所定の画像のアドレスをメモリ 30へ 出力し、画像切換部 80に記憶していた所定の画像の画像信号を出力させる（S107

[0193] S105において、表示画像の選択指示がある場合は（S105 : Yes)、メモリ 30を読 み出し可能状態にするとともに、選択指示された画像のアドレスをメモリ 30へ出力し、 選択指示された画像の画像信号を出力させる（S 108)。

[0194] S107、 S108のステップ後、マイコン 40は、第 3の表示制御として、メモリ 30の出力 画像信号を表示部 50へ出力するよう制御信号を画像切換部 80へ送り、画像切換部 80は其の制御信号を受けメモリ 30から出力された画像信号を表示部に出力する（S 109)。これにより、表示部 50からはメモリ 30から読み出された画像信号に応じた画 像の表示が実行される（S 111)。

[0195] 尚、上記実施例は、これは一例であり、種々の実施形態があることは言うまでもない 。例えば、 S106で書き込んだ画像信号の書き換え（消去)方に関しては、メモリ容量 と表示画像の選択指示仕様等で異なるが、例えば、直前の 1フレームを記憶させる 場合だと、 1フレーム前の画像信号を最新 (直前）の画像信号に書き換えるようマイコ ン 40によって制御することで実施できる。

[0196] このように、第 2実施形態のプロジェクタ 100によれば、例えば、外部から入力される 画像信号に応じた画像を表示している最中に、外部からの画像信号の入力がなくな つたとしても（S102参照）、制御部であるマイコン 40が第 3の表示制御を行うことによ り、図 16に示すように、メモリ 30に記憶された画像信号に応じて表示部 50に画像を 出力することができる。

[0197] この第 2実施形態において、画像表示部 50が本発明の画像表示部に相当する。ま た、メモリ 30が本発明の記憶部に相当する。また、マイコン 40及び画像切換部 80が 切換部に相当する。また、同期信号検出部 20が画像信号検出部に相当する。画像 信号コネクタ検出スィッチ 60が本発明のコネクタ検出部に相当する。また、 S104で スクリーンセーバの起動を判断するマイコン 40がスクリーンセーバ起動検出部に相 当する。また、画像表示部 50が画像を出力している場合における操作ボタン 70がモ ード切換部に相当する。

[0198] 尚、上述の第 2施形態で、同期信号検出部 20が検出する同期信号は、垂直同期 信号でも水平同期信号でもよい。あるいは、垂直同期信号と水平同期信号との両方 を検出しても良い、一般的には、検出時間が短くて済む等の理由で水平同期信号を 検出することで画像信号の入力の有無を判断する場合が多い。また、同期信号の有 無を検出する方法として、水平同期信号に PLL回路で同期させられるか否かで同期 信号の有無を判断する手段もよく用いられている。また、その他の信号、例えば図 13 等の画像信号部を検出することによって画像信号の入力の有無が判断されても良い

[0199] また、上述の第 2施形態では、マイコン 40の ROMに記憶された所定の画像信号と 、入力された画像信号とを比較し、それらが略一致した場合に、スクリーンセーバが 起動されたと判断したが、複数フレームの間ほとんど同じような画像信号が入力され た場合にスクリーンセーバが起動されたものとして判断するようにしても良い。

[0200] また、上述の第 2施形態では、ライトイネーブル信号が Hiの時には、メモリ 30は入 力された画像信号を順次記憶するものとして説明したが、数フレーム分の間隔を空け たタイミングの 1フレーム分の画像信号を記憶するようにしても良い。毎回画像信号が メモリ 30に記憶されるわけではなぐ処理の負荷が軽くなる。また、例えば、画像を記 憶する

タイミングを指示する指示ボタンを操作ボタン 70として設け、この指示ボタンが押下さ れたときの画像信号をメモリ 30に記憶するようにしても良い。また、例えば、画像信号 入力部 90に入力された最初の画像信号だけを記憶するようにしても良い。

[0201] また、上述の第 2施形態ではメモリ 30は FiFoであるとして説明した力 ビデオ RAM や高速の D— RAMであってもよい。また、不揮発性のメモリを別途設け、入力が無い 場合の画像信号を長期間使用できる様にしてもよいし、スクリーンセーバ判別用の画 像を利用するスクリーンセーバ毎に追加編集削除できる様にしてもよい。この場合、 セキュリティの観点から記憶した画像信号を消去する消去部を設けることが望ましい。

Claims

請求の範囲

[1] 画像を表示する画像表示部と、画像信号が入力される画像信号入力部と、外部か ら入力される画像信号に応じた画像を前記画像表示部に表示させる第 1の表示制御 を行い、前記画像表示部に前記画像が表示されないときに、前記画像信号が入力さ れていない旨を示す画像を前記画像表示部に表示させる第 2の表示制御を行う制御 部とを備え、前記制御部は、前記画像表示部に前記画像信号に応じた前記画像が 表示されないときであっても、所定の条件が成立している場合には、前記第 2の表示 制御を行わずに、所定の第 3の表示制御を行うことを特徴とする画像表示装置。

[2] 前記画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、前記画像信号が外部か ら入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、前記画像信号 の入力状態を報知する報知部とを有し、前記画像表示部は、前記出力画像信号に 基づいて画像を表示し、前記制御部は、前記第 3の表示制御として、前記信号入力 検出部が前記画像信号の入力を検出したことを前記所定の条件に、少なくとも前記 信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出してから、前記画像表示部が画像を 表示させるまでの間に、前記画像信号が入力中であることを前記報知部に報知させ ることを特徴とする請求項 1に記載の画像表示装置。

[3] 前記信号入力検出部は、前記画像信号入力部に所定値よりも大きい振幅の画像 信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたことを検出 することを特徴とする請求項 2に記載の画像表示装置。

[4] 前記信号入力検出部は、前記画像信号の同期信号が入力されたことを検出するこ とにより、前記画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする請求項 2に記載 の画像表示装置。

[5] 前記信号入力検出部は、前記画像信号の輝度信号が入力されたことを検出するこ とにより、前記画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする請求項 2に記載 の画像表示装置。

[6] 前記画像処理部は、前記画像信号の同期信号に位相同期させて、前記出力画像 信号を出力するためのクロック信号を生成する位相同期部と、前記位相同期が完了 したことを検出する同期検出部と、を備え、前記報知部は、前記同期検出部が前記 位相同期の完了を検出したら、前記報知を終了することを特徴とする請求項 2に記載 の画像表示装置。

[7] 前記画像信号入力部は、複数の入力端子を備え、前記信号入力検出部は、前記 複数の入力端子のうち少なくともいずれ力、 1つの入力端子に前記画像信号が入力さ れたときに前記画像信号の入力を検出し、前記報知部は、前記信号入力検出部が 前記画像信号の入力を検出したら、前記報知を開始することを特徴とする請求項 2に 記載の画像表示装置。

[8] 前記報知部は、前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出するまで、前 記画像信号が未入力であることを報知することを特徴とする請求項 2に記載の画像 表示装置。

[9] 前記報知部は、前記画像表示部により前記画像信号の入力状態を示す画像を表 示することによって、前記報知を行うことを特徴とする請求項 2に記載の画像表示装 置。

[10] 前記画像信号の入力状態を示す画像は、少なくとも文字情報を含む画像であるこ とを特徴とする請求項 9に記載の画像表示装置。

[11] 前記報知部は、光を発する発光部を備え、前記発光部を点灯、又は、点滅させるこ とにより、前記報知を行うことを特徴とする請求項 2に記載の画像表示装置。

[12] 前記報知部は、前記入力画像信号の入力状態に応じて、前記発光部が発する光 の色を変更することにより前記報知を行うことを特徴とする請求項 11に記載の画像表 示装置。

[13] 前記報知部は、所定の音情報を出力する出音部を備え、前記出音部により前記所 定の音情報を出力することにより、前記報知を行うことを特徴とする請求項 2に記載の 画像表示装置。

[14] 前記報知部は、所定の情報を表示する情報表示部を備え、前記情報表示部により 前記所定の情報を表示することによって前記報知を行うことを特徴とする請求項 2に 記載の画像表示装置。

[15] 前記画像表示部は、スクリーンに画像を投影可能な投影部を有することを特徴とす る請求項 1に記載の画像表示装置。

[16] 外部から入力された画像信号を記憶する記憶部と、前記画像表示部に出力する前 記画像信号を前記外部から入力された画像信号と、前記記憶部に記憶された画像 信号とで切換える切換部を備え、

前記制御部は、前記第 3の表示制御として、前記切換部に、前記画像表示部に出 力する前記画像信号を前記外部から入力された画像信号から、前記記憶部に記憶 された画像信号に切換させることを特徴とする請求項 1に記載の画像表示装置。

[17] 前記外部から入力される画像信号の入力の有無を検出する画像信号検出部を備 え、前記制御部は、前記画像信号検出部が画像信号の入力を検出しなくなつたこと を前記所定の条件に、前記第 3の表示制御を行うことを特徴とする請求項 16に記載 の画像表示装置。

[18] 前記画像信号検出部は、画像信号に含まれる同期信号を検出することにより画像 信号の入力を検出するものであることを特徴とする請求項 17に記載の画像表示装置

[19] 前記切換部は、前記外部から入力された画像信号から前記記憶部に記憶されてい る画像信号に切換える指示である第一指示が入力されたときに、前記画像表示部へ の出力を前記記憶部に記憶されている前記画像信号に切換えることを特徴とする請 求項 16に記載の画像表示装置。

[20] 前記外部から画像信号が搬送されるケーブルのコネクタが接続されるコネクタ接続 部と、前記コネクタ接続部と前記コネクタとの接続を検出するコネクタ検出部とを備え 、前記切換部は、前記コネクタ検出部により前記コネクタの接続が検出されなくなつ たときに、前記画像表示部への出力を前記記憶部に記憶されている画像信号に切 換えることを特徴とする請求項 16に記載の画像表示装置。

[21] 前記外部から入力される画像信号はパーソナルコンピュータから入力される画像信 号であって、前記パーソナルコンピュータのスクリーンセーバの起動を検出するスクリ ーンセーバ起動検出部を備え、前記切換部は、前記スクリーンセーバ起動検出部が 前記スクリーンセーバの起動を検出したときに、前記画像表示部への出力を前記記 憶部に記憶されている画像信号に切換えることを特徴とする請求項 16に記載の画像 表示装置。

[22] 前記スクリーンセーバの起動時の画像信号を記憶する不揮発性のスクリーンセー バ記憶部を備え、前記スクリーンセーバ起動検出部は、前記スクリーンセーバ記憶部 に記憶された画像信号と前記外部から入力された画像信号とがー致する場合に、前 記スクリーンセーバの起動を検出することを特徴とする請求項 21記載の画像表示装 置。

[23] 前記外部から入力された画像信号を前記画像表示部へ出力し続けるモードに切換 えるモード切換部を備えたことを特徴とする請求項 16に記載の画像表示装置。

[24] 前記記憶部に記憶されている画像信号が前記画像表示部へ出力されている場合 において、本体に設けられた複数の操作ボタン若しくはリモコンに設けられた複数の 操作ボタンのいずれかが押下されたときに、前記モード切換部は、前記モードに切 換えることを特徴とする請求項 23に記載の画像表示装置。

[25] 前記記憶部は、前記外部から入力された画像信号を順次記憶することを特徴とす る請求項 16に記載の画像表示装置。

[26] 前記記憶部は、少なくとも一フレーム分の間隔を空けたタイミングで前記外部から 入力された画像信号を順次記憶することを特徴とする請求項 16に記載の画像表示 装置。

[27] 前記記憶部は、外部から最初に入力された一フレーム分の画像信号を記憶するこ とを特徴とする請求項 16に記載の画像表示装置。

[28] 前記記憶部は、前記外部から入力された画像信号を記憶する指示である第二指示 が入力されたときに、前記外部から入力された画像信号を前記記憶部に記憶させる ことを特徴とする請求項 16に記載の画像表示装置。

[29] 前記記憶部は、複数フレームの画像信号を記憶することを特徴とする請求項 16に 記載の画像表示装置。

[30] 前記画像表示部が前記記憶部に記憶された画像信号に応じて出力しているときに 、前記記憶部に記憶された複数フレームの内からいずれのフレームの画像信号を前 記画像表示部に出力するかを選択する選択部を備えたことを特徴とする請求項 29 記載の画像表示装置。

[31] 前記記憶部は不揮発性の記憶部であり、 前記記憶部に記憶された前記画像信号を消去する消去部を備えたことを特徴とす る請求項 16に記載の画像表示装置。