JP2000259140A - 省電力制御方法および同方法を用いたコンピュータシステムおよび表示装置 - Google Patents

省電力制御方法および同方法を用いたコンピュータシステムおよび表示装置

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JP2000259140A
JP2000259140A JP11061439A JP6143999A JP2000259140A JP 2000259140 A JP2000259140 A JP 2000259140A JP 11061439 A JP11061439 A JP 11061439A JP 6143999 A JP6143999 A JP 6143999A JP 2000259140 A JP2000259140 A JP 2000259140A
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video memory
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Masaji Wada
正路 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータ側からの制御ではなく、表示装置
側主導でその電力消費状態を多段階制御する。 【解決手段】ビデオRAM14に対する書き込みアクセ
スの実行の有無が、VRAM状態通知信号によってパー
ソナルコンピュータ10からディスプレイモニタ20に
通知される。ディスプレイモニタ20側では、VRAM
状態通知信号に基づいて、画面変化が無くなってからの
経過時間、つまり描画のために行われるビデオメモリに
対する書き込みアクセスが停止してからの経過時間が表
示タイマ21によって計測され、その経過時間に応じて
多段階のパワーセーブ制御がパワーダウン制御部22に
より実行される。よって、ディスプレイモニタ20側主
導でその動作状態を多段階制御することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのデ
ィスプレイモニタとして使用される表示装置に適用され
る省電力制御方法および同方法を用いたコンピュータシ
ステムおよび表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等におい
ては、その消費電力を低減するための様々な省電力制御
技術が開発されている。VESA(Video Electroni
cs Standards Association)によって規格化された
DPMS(Display PowerManagement Signaling)
もその省電力制御技術の一つである。このDPMSは、
パーソナルコンピュータのディスプレイモニタをパワー
セーブするための規格であり、例えばキー入力が行われ
なくなってからの経過時間の長さ等をソフトウェアによ
って検出し、それに応じて、ディスプレイモニタを段階
的にパワーセーブするというものである。
【0003】DPMS対応のディスプレイモニタは、例
えば、オンモード、スタンバイモード、サスペンドモー
ド、オフモード、などの消費電力の異なる複数の動作状
態を有しており、どの動作状態を使用するかは、コンピ
ュータ側からの指示によって決定される。コンピュータ
側からの指示は、水平同期信号と垂直同期信号の供給状
態の組み合わせによって与えられ、その組み合わせを変
えることによって、ディスプレイモニタの動作状態を多
段階制御することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の省電力制御は、あくまでコンピュータ側からの制御
によってディスプレイモニタの動作状態を決定するとい
うものであり、キー入力の有無などのシステム動作の監
視や、キー入力がなくなってからの経過時間等を基にし
たシステムアイドル時間の計測、そのシステムアイドル
時間の長さに応じた水平/垂直同期信号の供給状態の切
り替え制御、などは、全てコンピュータ上で実行される
ソフトウェアによって行わなければならない。よって、
ディスプレイモニタの省電力制御のために、システム側
の負荷が増大するという問題があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、コンピュータ側からの制御ではなく、表示装
置側主導でその電力消費状態を多段階制御することが可
能な省電力制御方法および同方法を用いたコンピュータ
システムおよび表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、コンピュータのディスプレイモニタとし
て使用される表示装置の省電力制御方法であって、前記
コンピュータに設けられたビデオメモリに対する書き込
みアクセスの実行の有無を示すビデオメモリ状態情報
を、前記コンピュータから前記表示装置に送信し、前記
コンピュータからのビデオメモリ状態情報を基に、前記
ビデオメモリに対する書き込みアクセスが停止してから
の経過時間を前記表示装置に計測させ、前記計測された
経過時間の長さに応じて、前記表示装置がその表示装置
自体の電力消費状態を段階的に切り替えることを特徴と
する。
【0007】この省電力制御方法においては、キー入力
が無くなってからの時間などをシステム側で計測する代
わりに、ビデオメモリに対する書き込みアクセスの実行
の有無を示すビデオメモリ状態情報が、システムの状態
変化を通知するための信号として、コンピュータから表
示装置へ送信される。表示装置側では、コンピュータ側
から受け取ったビデオメモリ状態情報に基づいて、画面
変化が無くなってからの経過時間、つまり描画のために
行われるビデオメモリに対する書き込みアクセスが停止
してからの経過時間が計測され、その経過時間に応じて
多段階のパワーセーブ制御が実行される。よって、表示
装置側主導でその動作状態を多段階制御できるようにな
り、コンピュータ側からの制御によってディスプレイモ
ニタの動作状態を決定するという従来の方法に比し、コ
ンピュータ側の負荷の低減を図ることが可能となる。
【0008】また、前記ビデオメモリ状態情報は、前記
コンピュータから前記表示装置に供給される表示信号の
ブランキング期間にその表示信号線に重畳して送信する
ことが好ましい。これにより、専用の信号線を用意する
必要が無くなるため、コンピュータにディスプレイモニ
タを接続するために使用されている既存のインターフェ
イスをそのまま利用することができる。
【0009】また、前記ビデオメモリ状態情報として
は、前記ビデオメモリに対して書き込みアクセスが実行
される度に前記コンピュータから前記表示装置に送信さ
れる書き込み通知信号を利用することができる。この場
合には、前記コンピュータのアイドル時に実行されるス
クリーン保護用プログラムの起動の有無を検出し、前記
スクリーン保護用プログラムの起動期間中は、前記コン
ピュータから前記表示装置へ前記書き込み通知信号が送
信されることを禁止するように制御することが好まし
い。これにより、システムアイドル時にスクリーンセー
バなどのスクリーン保護用プログラムがディスプレイの
焼き付きを防止するための描画を行っても、それに影響
されることなく、表示装置の省電力制御を行うことがで
きる。
【0010】また、前記コンピュータをアイドル状態か
ら通常動作状態に復帰させる所定のウェイクアップイベ
ントの発生の有無を検出し、前記ウェイクアップイベン
トの発生が検出されたときは、前記書き込み通知信号を
強制発行することが好ましい。これにより、ビデオメモ
リへの描画が行われなくても、システムがアイドル状態
から復帰したときにそれに連動して表示装置を通常動作
状態に即座に戻すことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施形態に係るコン
ピュータシステムの構成が示されている。このコンピュ
ータシステムは、パーソナルコンピュータ(PC)10
と、そのディスプレイモニタ20とから構成されてい
る。このコンピュータシステムにおいては、ディスプレ
イモニタ20の多段階の省電力制御は、画面データの描
画に用いられるビデオRAMに対する書き込みアクセス
の有無を示すVRAM状態通知信号を用いて行われる。
【0013】すなわち、パーソナルコンピュータ(P
C)10の表示制御部には、図示のように、ディスプレ
イコントローラ13とビデオRAM(VRAM)14と
が設けられており、この表示制御部からディスプレイモ
ニタ20には、表示用のビデオ信号と共に前述のVRA
M状態通知信号が送信される。
【0014】ディスプレイコントローラ13はディスプ
レイモニタ20を表示制御するためのものであり、一定
の画面リフレッシュレートで、ビデオRAM(VRA
M)14から表示データを読み出し、それを表示用の
R,G,Bビデオ信号に変換して出力する。ビデオRA
M14はディスプレイモニタ20に画面表示すべき表示
データを記憶するためのものであり、パーソナルコンピ
ュータ(PC)10上で実行されるソフトウェアによっ
て、描画のためのライトアクセスが行われる。このビデ
オRAM14をライトアクセスしてビデオRAM14内
の表示データを書き替えることにより、ディスプレイモ
ニタ20に画面表示される表示内容が更新される。
【0015】ビデオRAM14がライトアクセスされる
と、前述のVRAM状態通知信号が“0”から“1”に
変化することにより、その旨がディスプレイモニタ20
に通知される。パーソナルコンピュータ(PC)10が
通常動作している期間中においては、ソフトウェアによ
る描画によりビデオRAM14がライトアクセスされる
が、キー入力待ちなどのシステムアイドル状態になる
と、ソフトウェアによる描画処理は行われない。よっ
て、ディスプレイモニタ20は、VRAM状態通知信号
の“0”、“1”の変化によってシステム状態の変化を
知ることができる。
【0016】ディスプレイモニタ20はパーソナルコン
ピュータ(PC)10の本体に接続して使用される例え
ばCRTモニタなどの外部表示装置であり、その省電力
制御のために、図示のように表示タイマ21およびパワ
ーダウン制御部22を備えている。
【0017】表示タイマ21は、受信したVRAM状態
通知信号に基づいて、ビデオRAM14に対するライト
アクセスが停止してからの経過時間、つまりシステムア
イドルによって画面変化が無くなってからの経過時間の
長さを計測するものであり、“1”のVRAM状態通知
信号またはシステムリセットなどによってリセットされ
ると、計時のためのカウント動作を開始する。カウント
動作は、次に“1”のVRAM状態通知信号を受けるま
で継続して行われる。
【0018】パワーダウン制御部22は、表示タイマ2
1によって計測された画面変化が無くなってからの経過
時間の長さに応じて、ディスプレイモニタ20の動作状
態を多段階制御するためのものである。画面変化が無く
なってからの経過時間が長くなるに従って、通常動作状
態から、輝度低下状態、表示オフ状態、電源オフ状態、
へとより深い低消費電力状態に段階的に切り替えられ
る。
【0019】このように、図1においては、キー入力が
無くなってからの時間などをシステム側で計測する代わ
りに、ビデオRAM14に対する書き込みアクセスの実
行の有無が、VRAM状態通知信号によってパーソナル
コンピュータ10からディスプレイモニタ20に通知さ
れる。ディスプレイモニタ20側では、VRAM状態通
知信号に基づいて、画面変化が無くなってからの経過時
間、つまり描画のために行われるビデオメモリに対する
書き込みアクセスが停止してからの経過時間が計測さ
れ、その経過時間に応じて多段階のパワーセーブ制御が
実行される。よって、ディスプレイモニタ20側主導で
その動作状態を多段階制御できるようになり、コンピュ
ータ側からの制御によってディスプレイモニタの動作状
態を決定するという従来の方法に比し、コンピュータ側
の負荷の低減を図ることが可能となる。
【0020】図2には、図1のパーソナルコンピュータ
10の具体的な構成が示されている。
【0021】パーソナルコンピュータ10には、前述の
ディスプレイコントローラ13およびビデオRAM(V
RAM)14に加え、図示のように、CPU11、主メ
モリ12、D/Aコンバータ(DAC)15、制御レジ
スタ16、AND回路17、およびOR回路18が設け
られている。
【0022】CPU11はパーソナルコンピュータ10
全体の動作を制御するためのものであり、主メモリ12
上にロードされたOSや実行対象のアプリケーションプ
ログラムを実行する。画面書き換えのための描画は、C
PU11がディスプレイコントローラ13を介してビデ
オRAM14をライトアクセスすることによって行われ
る。また、画面リフレッシュのためにディスプレイコン
トローラ13によってビデオRAM14から読み出され
た表示データは、D/Aコンバータ(DAC)15によ
って、アナログRGB信号から構成されるビデオ信号に
変換されて、ディスプレイモニタ20に供給される。
【0023】VRAM状態通知信号は、AND回路17
およびOR回路18を介して表示タイマリセット信号と
してディスプレイモニタ20に送信される。つまり、C
PU11がビデオRAM14をライトアクセスして描画
を行うと、VRAM状態通知信号が発生され、それがA
ND回路17の一方の入力に供給される。AND回路1
7の他方の入力にはVRAM状態出力制御信号が供給さ
れている。
【0024】このVRAM状態出力制御信号は、VRA
M状態通知信号がOR回路18に出力されることを許可
または禁止するためのゲート信号である。制御レジスタ
16に“1”のVRAM状態出力制御フラグF1がセッ
トされた場合にはVRAM状態通知信号の出力が有効と
なり、また“0”のVRAM状態出力制御フラグF1が
セットされた場合にはVRAM状態通知信号の出力が無
効化される。
【0025】VRAM状態出力制御フラグF1は、通常
は“1”にセットされており、VRAM状態通知信号は
そのままAND回路17を介してOR回路18に出力さ
れる。しかし、ディスプレイの焼き付け防止のためのス
クリーンセーバプログラムが起動されたときには、VR
AM状態出力制御フラグF1は、CPU11によって
“0”にセットされる。これにより、システムアイドル
時にスクリーンセーバプログラムがディスプレイの焼き
付けを防止するための描画を行っても、VRAM状態通
知信号の出力は抑制される。よって、スクリーンセーバ
プログラムによるライトアクセスが行われても、それに
よってAND回路17の出力が“1”となることはな
い。
【0026】AND回路17の出力はOR回路18の一
方の入力に供給される。OR回路18の他方の入力には
ウェイクアップ信号が供給されており、AND回路17
の出力信号とウェイクアップ信号との論理和が表示タイ
マリセット信号となる。ウェイクアップ信号は、ディス
プレイモニタを通常動作状態に復帰させるための信号で
ある。例えば、キー入力などのように、アイドル状態の
パーソナルコンピュータ10を通常動作状態に復帰させ
る所定のウェイクアップイベントが発生されると、それ
に応答して“1”のウェイクアップフラグF2がCPU
11によって制御レジスタ16にセットされる。これに
より、ビデオRAM14への描画を待たずに、ディスプ
レイモニタ20の表示を再開させることができる。
【0027】なお、表示タイマリセット信号は、ビデオ
信号の水平又は垂直ブランキング期間にそのビデオ信号
線に重畳してディスプレイモニタ20に送信することが
好ましい。これにより、専用の信号線を用意する必要が
無くなるため、パーソナルコンピュータ10にCRTモ
ニタを接続するために使用されている既存のインターフ
ェイスをそのまま利用することができる。
【0028】図3には、ディスプレイコントローラ13
の内部構成とVRAM状態通知信号を発生するための回
路構成の一例が示されている。
【0029】ディスプレイコントローラ13には、図示
のように、ビデオRAM14をリード・ライトアクセス
するためのVRAM制御回路131と、システムバスを
介してコマンドやデータの授受を行うバスインターフェ
イス回路132と、画面リフレッシュのためのリフレッ
シュ回路133が設けられている。CPU11によるビ
デオRAM14への描画はバスインターフェイス回路1
32およびVRAM制御回路131を介して実行され、
またディスプレイモニタ20へのビデオ信号の供給は、
リフレッシュ回路133の制御の下にVRAM制御回路
131を介してビデオRAM14から表示データを読み
出し、それをDAC15に渡すことによって行われる。
【0030】VRAM制御回路131がビデオRAM1
4をライトアクセスするときに付勢される書き込み制御
信号線(WRITE)には、図示のようにラッチ回路2
01が接続されており、そのラッチ回路201からの出
力がVRAM状態通知信号となる。この場合、ビデオR
AM14に対してライトアクセスが実行される度に、そ
れを示す書き込み通知信号としてVRAM状態通知信号
が発生されることになる。
【0031】次に、図4を参照して、ディスプレイモニ
タ20側の構成を説明する。
【0032】ディスプレイモニタ20には、図示のよう
に、省電力管理部101、電源回路102、ビデオ信号
処理回路103、およびCRTユニット104が設けら
れている。省電力管理部101は、ディスプレイモニタ
20の電力消費を多段階制御するためのものであり、こ
こには前述の表示タイマ21とパワーダウン制御部22
が設けられている。
【0033】電源回路102は、省電力管理部101か
らの指示に従ってCRTユニット104の電源の動的に
オン・オフ制御する。ビデオ信号処理回路103はコン
ピュータ10からのビデオ信号を処理してCRTユニッ
ト104を実際に駆動制御するための信号処理部であ
り、省電力管理部101からの指示に従って、輝度の高
・低制御や、表示のオン・オフ制御を行う。
【0034】なお、前述したように、表示タイマリセッ
ト信号をビデオ信号線上に重畳して送信する場合には、
水平/垂直同期信号を用いてビデオ信号線上から表示タ
イマリセット信号を抽出する回路を設け、それを省電力
管理部101に導くようにすればよい。
【0035】次に、図5のフローチャートを参照して、
省電力管理部101による省電力制御の手順を説明す
る。
【0036】ディスプレイモニタ20がパワーオンされ
ると、システムリセットが行われ、表示タイマ21のリ
セットも行われる(ステップS101)。このリセット
により、表示タイマ21はカウント動作を開始する。表
示タイマ21によるカウント動作はコンピュータ10か
ら表示タイマリセット信号を受信するまで継続して実行
される。
【0037】パワーダウン制御部22には、多段階のパ
ワー制御のために予め決められた3つの設定値(設定値
1〜3)が保持されており、表示タイマ21のカウント
値が予め決められた設定値1を越えると(ステップS1
05のYES)、表示状態は低消費電力の低輝度に変更
される(ステップS106)。また、設定値2を越える
と(ステップS107のYES)、低輝度表示よりも低
消費電力の状態を実現するために、CRTユニット10
4への表示は停止される(ステップS108)。さら
に、設定値3を越えると(ステップS109のYE
S)、CRTユニット104への電源供給は停止される
(ステップS110)。
【0038】コンピュータ10から表示タイマリセット
信号が受信されると(ステップS102のYES)、表
示タイマ21がリセットされた後(ステップS10
3)、現在の状態から通常状態への復帰処理が行われ、
これにより高輝度での表示が再開される(ステップS1
04)。
【0039】次に、制御レジスタ16へのVRAM状態
出力制御フラグF1,ウェイクアップフラグF2の設定
処理動作について説明する。これらフラグの設定は、コ
ンピュータ10上で実行されるソフトウェアによって実
行される。
【0040】図6のフローチャートは、VRAM状態出
力制御フラグF1の設定処理の手順を示している。
【0041】まず、OSとの通信などによってスクリー
ンセーバの起動の有無が判断される(ステップS20
1)。スクリーンセーバが起動されたことを検出する
と、“1”のVRAM状態出力制御フラグF1が制御レ
ジスタ16にセットされる(ステップS202)。これ
により、スクリーンセーバによるVRAM書き換えによ
って表示タイマリセット信号が発生されることを防止す
ることができる。
【0042】図7のフローチャートは、ウェイクアップ
フラグF2の設定処理の手順である。
【0043】まず、OSとの通信などによってコンピュ
ータ10がアイドル状態から通常動作状態に復帰される
ようなウェイクアップイベントの発生の有無が調べられ
る(ステップS301)。ウェイクアップイベントの発
生が検出されると、“1”のウェイクアップフラグF2
が制御レジスタ16にセットされる(ステップS30
2)。これにより、コンピュータ10がアイドル状態か
ら通常動作状態に復帰した場合には、それに連動して直
ちにディスプレイモニタ20も通常動作状態に復帰させ
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ側からの制御ではなく、表示装置側主導で
その電力消費状態を多段階制御することが可能となり、
コンピュータの負荷の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるコンピュータ本体内の構成
を示すブロック図。
【図3】同実施形態で用いられるディスプレイコントロ
ーラの内部構成とVRAM状態通知信号を発生するため
の回路構成の一例を示す図。
【図4】同実施形態におけるディスプレイモニタ内の構
成を示すブロック図。
【図5】図4のディスプレイモニタ内で実行される省電
力制御動作の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態のコンピュータ本体内で実行される
VRAM状態出力制御フラグの設定処理の手順を示すフ
ローチャート。
【図7】同実施形態のコンピュータ本体内で実行される
ウェイクアップフラグの設定処理の手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ(PC)、11…CP
U、12…主メモリ、13…ディスプレイコントロー
ラ、14…ビデオRAM(VRAM)、15…D/Aコ
ンバータ(DAC)、16…制御レジスタ、17…AN
D回路、18…OR回路、20…ディスプレイモニタ、
21…表示タイマ、22…パワーダウン制御部、101
…省電力管理部、102…電源回路、103…ビデオ信
号処理回路、104…CRTユニット、131…VRA
M制御回路、132…バスインターフェイス回路、13
3…リフレッシュ回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのディスプレイモニタとし
    て使用される表示装置のための省電力制御方法であっ
    て、 前記コンピュータに設けられたビデオメモリに対する書
    き込みアクセスの実行の有無を示すビデオメモリ状態情
    報を、前記コンピュータから前記表示装置に送信し、 前記コンピュータからのビデオメモリ状態情報を基に、
    前記ビデオメモリに対する書き込みアクセスが停止して
    からの経過時間を前記表示装置に計測させ、 前記計測された経過時間の長さに応じて、前記表示装置
    がその表示装置自体の電力消費状態を段階的に切り替え
    ることを特徴とする省電力制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ビデオメモリ状態情報は、前記コン
    ピュータから前記表示装置に供給される表示信号のブラ
    ンキング期間にその表示信号線に重畳されて送信される
    ことを特徴とする請求項1記載の省電力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ビデオメモリ状態情報は、前記ビデ
    オメモリに対して書き込みアクセスが実行される度に前
    記コンピュータから前記表示装置に送信される書き込み
    通知信号であり、 前記コンピュータのアイドル時に実行されるスクリーン
    保護用プログラムの起動の有無を検出し、 前記スクリーン保護用プログラムが起動されている期間
    中は、前記コンピュータから前記表示装置への前記書き
    込み通知信号の送信を禁止することを特徴とする請求項
    1記載の省電力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ビデオメモリ状態情報は、前記ビデ
    オメモリに対して書き込みアクセスが実行される度に前
    記コンピュータから前記表示装置に送信される書き込み
    通知信号であり、 前記コンピュータをアイドル状態から通常動作状態に復
    帰させる所定のウェイクアップイベントの発生の有無を
    検出し、 前記ウェイクアップイベントの発生が検出されたとき、
    前記書き込み通知信号を強制発行することを特徴とする
    請求項1記載の省電力制御方法。
  5. 【請求項5】 消費電力が異なる複数の動作状態を有す
    る表示装置をディスプレイモニタとして使用するコンピ
    ュータシステムにおいて、 前記コンピュータシステムに設けられたビデオメモリに
    対する書き込みアクセスの実行の有無を示すビデオメモ
    リ状態情報を前記表示装置に送信する手段を具備し、 前記表示装置は、 前記ビデオメモリ状態情報を基に、前記ビデオメモリに
    対する書き込みアクセスが停止してからの経過時間を計
    測する手段と、 前記計測された経過時間の長さに応じて、前記表示装置
    の動作状態を切り替える手段とを含むことを特徴とする
    コンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 消費電力が異なる複数の動作状態を有
    し、コンピュータのディスプレイモニタとして使用可能
    な表示装置において、 前記コンピュータに設けられたビデオメモリに対する書
    き込みアクセスの実行の有無を示すビデオメモリ状態情
    報を前記コンピュータから受信し、そのビデオメモリ状
    態情報を基に、前記ビデオメモリに対する書き込みアク
    セスが停止してからの経過時間を計測する手段と、 前記計測された経過時間の長さに応じて、前記表示装置
    自体の電力消費状態を段階的に切り替える手段とを具備
    することを特徴とする表示装置。
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