JP2007248603A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示装置に画像入力信号が入力されていて、画像表示部に画像が表示されていない状態であることを、ユーザーが容易に認識することができ、ユーザー自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像信号が入力される信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、画像信号の入力状態を報知する報知手段とを有し、報知手段は、少なくとも信号入力検出部が画像信号の入力を検出してから、画像表示部が画像を表示するまでの間に、画像信号が入力中であることを報知する画像表示装置を提供することとした。
【選択図】図1
【解決手段】画像信号が入力される信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、画像信号の入力状態を報知する報知手段とを有し、報知手段は、少なくとも信号入力検出部が画像信号の入力を検出してから、画像表示部が画像を表示するまでの間に、画像信号が入力中であることを報知する画像表示装置を提供することとした。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータや、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、テレビチューナー等の様々なデバイスから入力される異なるフォーマットの画像信号に基づいて、画像を表示する画像表示装置が知られている。
この画像表示装置は、外部から画像信号が入力される信号入力部と、信号入力部から入力された画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、画像処理部が出力する出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部とを備えていた。
この画像表示装置に入力される画像信号の水平同期信号及び垂直同期信号は、そのフォーマット毎にそれぞれ周波数が異なる。
そのため、画像表示装置の画像処理部には、内部にVCO(電圧制御発振器)や位相比較器、位相補償アンプ、分周器等を備えて、入力される同期信号(通常は水平同期信号)に同期させ、周波数を所定数の逓倍したクロックを生成するPLL回路を備えていた。つまり、このPLL回路によって異なるフォーマット信号(水平同期周波数)に対応できるようにしていた(たとえば、特許文献1参照。)。
また、この種の画像処理装置で、外部から入力される画像信号の水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて入力された画像信号のフォーマットを判別し、判別したフォーマットに対応した分周比(1/N)をPLL回路に設定した後、PLL回路を動作させてクロック信号を生成し、生成したクロック信号に応じて、表示させる画像の各ドットに対応する出力画像信号を順次画像表示部に出力することにより、画像を表示させるようにしていたものも知られている。
特開平4−314094号公報
ところが、上記従来の画像表示装置は、画像信号が入力されてから画像を表示するまでの間に時間的な空白があった。
すなわち、この画像表示装置では、画像信号が入力されてから、PLL回路が同期信号と位相同期させた上記クロック信号を生成するまで、又は、入力された画像信号のフォーマットを判別するまでの間、画像信号が入力されているにもかかわらず画像表示部に画像を表示することができない時間があった。
そのため、この画像処理装置のユーザは、画像表示部に画像が表示されるまで、実際に画像信号が入力されているのかどうかを知ることができずに、不便さを感じるおそれがあった。
しかも、画像表示装置によっては、ユーザーが画像信号を表示させる操作(画像表示装置へ画像信号を入力するための操作)を行ってから表示部に画像が表示されるまでの間に、ユーザーが再度画像信号を入力するための操作を行うと、画像信号の入力が停止されてしまうものがあり、ユーザー自身が意に反して画像表示を停止させてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る発明では、画像信号が入力される信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、画像信号の入力状態を報知する報知手段とを有し、報知手段は、少なくとも信号入力検出部が画像信号の入力を検出してから、画像表示部が画像を表示させるまでの間に、画像信号が入力中であることを報知する画像表示装置を提供することとした。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、信号入力部に所定値よりも大きい振幅の画像信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明では、請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、画像信号の同期信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明では、請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、画像信号の輝度信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、画像処理部は、画像信号の同期信号に位相同期させて、出力画像信号を出力するためのクロック信号を生成する位相同期手段と、位相同期が完了したことを検出する同期検出手段とを備え、報知手段は、位相同期手段が位相同期の完了を検出したら報知を終了することを特徴とする。
また、請求項6に係る本発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、信号入力部は、複数の入力端子を備え、信号入力検出部は、複数の入力端子のうち少なくともいずれか1つの入力端子に画像信号が入力されたときに画像信号の入力を検出し、報知手段は、信号入力検出部が画像信号の入力を検出したら、報知を開始することを特徴とする。
また、請求項7に係る本発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、信号入力検出部が画像信号の入力を検出するまで、画像信号が未入力であることを報知することを特徴とする。
また、請求項8に係る本発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、画像表示部により画像信号の入力状態を示す画像を表示することによって報知を行うことを特徴とする。
また、請求項9に係る本発明では、請求項8に記載の画像表示装置において、画像信号の入力状態を示す画像は、少なくとも文字情報を含む画像であることを特徴とする。
また、請求項10に係る本発明では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、光を発する発光手段を備え、発光手段を点灯、又は、点滅させることにより報知を行うことを特徴とする。
また、請求項11に係る本発明では、請求項10に記載の画像表示装置において、報知手段は、入力画像信号の入力状態に応じて、発光手段が発する光の色を変更することにより報知を行うことを特徴とする。
また、請求項12に係る本発明では、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、所定の音情報を出力する出音手段を備え、出音手段により所定の音情報を出力することにより報知を行うことを特徴とする。
また、請求項13に係る本発明では、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、所定の情報を表示する情報表示手段を備え、情報表示手段により所定の情報を表示することによって報知を行うことを特徴とする。
また、請求項14に係る本発明では、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像表示装置において、画像表示部は、スクリーンに画像を投影可能な投影手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、以下に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る本発明では、画像信号が入力される信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、画像信号の入力状態を報知する報知手段とを有し、報知手段は、少なくとも信号入力検出部が画像信号の入力を検出してから、画像表示部が画像を表示させるまでの間に、画像信号が入力中であることを報知する画像表示装置を提供することとしたため、報知手段の報知により、画像表示装置に画像入力信号が入力されていて、画像表示部に画像が表示されていない状態であることを、ユーザーが容易に認識することができ、不便さを解消することができ、ユーザー自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができる。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、信号入力部に所定値よりも大きい振幅の画像信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とするため、画像信号が入力されたことを確実に検出することができる。
また、請求項3に係る本発明では、請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、画像信号の同期信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とするため、つまり、同期信号は、画像信号とは違い信号波形が一定の特徴を有するので検出が容易で、画像信号が入力されたことを精度よく容易に検出することができる。
また、請求項4に係る本発明では、請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置において、信号入力検出部は、画像信号の輝度信号が入力されたことを検出することにより、画像信号が入力されたことを検出することを特徴とするため、画像信号の入力をより確実に検知することができる。
また、請求項5に係る本発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、画像処理部は、画像信号の同期信号に位相同期させて、出力画像信号を出力するためのクロック信号を生成する位相同期手段と、位相同期が完了したことを検出する同期検出手段とを備え、報知手段は、位相同期手段が位相同期の完了を検出したら報知を終了することを特徴とするため、画像表示部に画像を表示する準備が完了すると同時に、報知手段による報知を終了させることができるので、報知手段による報知が画像表示中の妨げになることを防止することができる。
また、請求項6に係る本発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、信号入力部は、複数の入力端子を備え、信号入力検出部は、複数の入力端子のうち少なくともいずれか1つの入力端子に画像信号が入力されたときに画像信号の入力を検出し、報知手段は、信号入力検出部が画像信号の入力を検出したら、報知を開始することを特徴とするため、全ての入力端子をスキャンすることなく、画像信号が入力されたことを検出することができるので、画像信号が入力されてから報知手段が画像信号の入力の報知を開始するまでの時間を可及的に短縮することができる。
また、請求項7に係る本発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、信号入力検出部が画像信号の入力を検出するまで、画像信号が未入力であることを報知することを特徴とするため、画像表示部に画像が表示されていないときに、画像信号が入力中であるのか、画像信号が未入力中であるのかをユーザーに報知することができるので、画像信号の入力状態がよりきめ細やかに報知でき、ユーザーによる誤操作を確実に防止することができる。
また、請求項8に係る本発明では、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、画像表示部により画像信号の入力状態を示す画像を表示することによって報知を行うことを特徴とするため、ユーザーは、報知手段による報知を容易且つ確実に認識することができる。
また、請求項9に係る本発明では、請求項8に記載の画像表示装置において、画像信号の入力状態を示す画像は、少なくとも文字情報を含む画像であることを特徴とするため、ユーザーは、報知手段による報知の内容を容易に認識することができる。
また、請求項10に係る本発明では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、光を発する発光手段を備え、発光手段を点灯、又は、点滅させることにより報知を行うことを特徴とするため、ユーザーは、投影できない状態であっても報知でき、画像表示装置を操作しながら確認できるなど、報知手段による報知を容易且つ確実に認識することができる。
また、請求項11に係る本発明では、請求項10に記載の画像表示装置において、報知手段は、入力画像信号の入力状態に応じて、発光手段が発する光の色を変更することにより報知を行うことを特徴とするため、ユーザーは、投影できない状態であっても報知でき、画像表示装置を操作しながら確認できるなど、報知手段による報知をより一層容易且つ確実に認識することができる。
また、請求項12に係る本発明では、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、所定の音情報を出力する出音手段を備え、出音手段により所定の音情報を出力することにより報知を行うことを特徴とするため、ユーザーは、投影できない状態であっても報知でき、画像表示部及び画像表示装置本体に対して注意を払っていなくても、報知手段による報知を容易且つ確実に認識することができる。
また、請求項13に係る本発明では、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像表示装置において、報知手段は、所定の情報を表示する情報表示手段を備え、情報表示手段により所定の情報を表示することによって報知を行うことを特徴とするため、ユーザーは、画像を投影表示できない状態であっても報知でき、画像表示装置を操作しながら確認できるなど、報知手段による報知をより一層容易且つ確実に認識することができる。
また、請求項14に係る本発明では、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像表示装置において、画像表示部は、スクリーンに画像を投影可能な投影手段を有することを特徴とするため、画像表示装置に画像入力信号が入力されていて、画像表示部に画像が表示されていない状態であることを、ユーザーが容易に認識することができ、不便さを解消することができ、ユーザー自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができるプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明に係る画像表示装置の一実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像表示装置を示す機能ブロック図であり、図2は画像表示装置における画像処理部を示す機能ブロック図、図3は、画像表示装置における信号入力検出部を示す機能ブロック図、図4〜図7は、画像処理装置の報知手段が報知する報知画像を示す説明図、図8は、画像表示装置の制御部が行う制御を示すフローチャート、図9及び図10は、他の実施形態に係る画像表示装置を示す機能ブロック図である。
なお、ここでは、画像表示装置の一例として液晶表示パネルを用いたプロジェクタを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像表示装置はDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いた表示パネルでもよく、外部から画像信号が入力される信号入力部と、画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部とを備えた任意の画像表示装置に対して適用することができるものである。
[画像表示装置の構成の説明]
図1に示すように、本実施形態に係る画像表示装置は、パーソナルコンピュータやDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ等の外部装置から画像信号が入力される信号入力部2と、入力された画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部3と、変換した出力画像信号に基づいてスクリーン(図示略)に画像を投影して表示する画像表示部4と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部5と、信号入力検出部による検出結果と画像処理部による処理状態とが入力される制御部6と、制御部6の制御に基づいて所定の報知画像信号を画像表示部4に出力する画像生成部7とを有するプロジェクタ1である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像表示装置は、パーソナルコンピュータやDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ等の外部装置から画像信号が入力される信号入力部2と、入力された画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部3と、変換した出力画像信号に基づいてスクリーン(図示略)に画像を投影して表示する画像表示部4と、画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部5と、信号入力検出部による検出結果と画像処理部による処理状態とが入力される制御部6と、制御部6の制御に基づいて所定の報知画像信号を画像表示部4に出力する画像生成部7とを有するプロジェクタ1である。
特にこのプロジェクタ1は、画像信号の入力状態を報知する報知手段を備えており、この報知手段は、少なくとも信号入力検出部5が画像信号の入力を検出してから、画像表示部4が画像を表示させるまでの間に、画像信号が入力中であることを報知するものである。
[信号入力部の説明]
信号入力部2は、図1に示すように、第1インターフェース8と第2インターフェース9という複数の入力インターフェースを備えている。
信号入力部2は、図1に示すように、第1インターフェース8と第2インターフェース9という複数の入力インターフェースを備えている。
第1インターフェース8は、外部装置(図示略)が出力する所定のフォーマットの第1画像信号Sig1が入力される入力端子と、入力された第1画像信号Sig1から画像の各色(R、G、B)の輝度成分を表す第1色信号RGB1と、画像を1フレームずつ表示させる際に、1フレーム分の第1色信号RGB1の出力開始タイミング及び出力終了タイミングを計るための第1垂直同期信号V1と、1フレームの画像を表示させる際に水平方向の走査を開始するタイミング計るための第1水平同期信号H1とを分離して抽出する信号分離回路とを備えており、抽出した第1色信号RGB1と第1垂直同期信号V1と第1水平同期信号H1とを画像処理部3に出力すると共に、第1垂直同期信号V1と第1水平同期信号H1とを信号入力検出部5へ出力する。
第2インターフェース9は、他の外部装置(図示略)が出力する第1画像信号Sig1とはフォーマットの異なる第2画像信号Sig2が入力される入力端子と、入力された第2画像信号Sig2から各色(R、G、B)の輝度成分を表す第2色信号RGB2と、第2垂直同期信号V2と、第2水平同期信号H2とを分離して抽出する信号分離回路とを備えており、抽出した第2色信号RGB2と第2垂直同期信号V2と第2水平同期信号H2とを画像処理部3に出力すると共に、第2垂直同期信号V2と第2水平同期信号H2とを信号入力検出部5へ出力する。
なお、ここでは、信号入力部2に2個の入力インターフェースを設けるようにしているが、信号入力部2に設ける入力インターフェースの個数はこれに限定されるものではない。また、第1画像信号Sig1と第2画像信号Sig2とが同一フォーマットであってもよいことは言うまでもない。
また、画像信号と垂直同期信号と水平同期信号とをそれぞれ別個に出力するような外部装置からの画像信号に基づいて画像を表示させる場合には、入力される各信号にそれぞれ対応した複数の入力端子をもつ入力インターフェースを用いるようにする。
[画像処理部の説明]
画像処理部3は、図2に示すように、画像信号検出回路13と、A/Dコンバータ(以下「ADC14」という。)と、PLL(Phase Locked Loop)回路15とを備えている。
画像処理部3は、図2に示すように、画像信号検出回路13と、A/Dコンバータ(以下「ADC14」という。)と、PLL(Phase Locked Loop)回路15とを備えている。
画像信号検出回路13は、信号入力部2から入力される第1色信号RGB1と第2色信号RGB2とのどちらの画像信号であってもPLL回路15から入力されるクロック信号CLKに応じて画像信号の有無を検出すると共に一時的に記憶し、記憶した画像信号を出力色信号RGB3としてクロック信号CLKに応じてADC14へ出力する回路である。
ADC14は、画像信号検出回路13から入力されるアナログの出力色信号RGB3を、PLL回路15から入力されるクロック信号CLKに応じてA/D変換してディジタルの出力画像信号Sig3を生成し、画像表示部4へ出力する回路である。
また、PLL回路15は、信号入力部2から入力される同期信号が第1水平同期信号H1、第2水平同期信号H2のいずれの水平同期信号(以下、単に「水平同期信号H」という。)であっても同期させ、周波数を所定数の逓倍(N倍)した同期クロックを生成する。PLL回路15は、内部にVCO(電圧制御発振器)や位相比較器、位相補償アンプ、分周器等を備えて構成されるのが一般的であるが、分周器の分周数Nは、水平同期信号が第1水平同期信号H1であるか、第2水平同期信号H2であるかでその分周数を変える場合が多い。
そして、この同期クロックに基づいて、出力画像信号Sig3を出力するためのクロック信号CLKを生成して画像信号検出回路13とADC14とに入力するものであり、位相同期手段として機能する回路である。
さらに、このPLL回路15は、クロック信号CLKの位相と水平同期信号H及び垂直同期信号Vとの位相同期が完了したことを検出したときに、その旨を示す同期完了信号Sig4を制御部6へ出力する同期検出手段としても機能するものである。
[画像表示部の説明]
画像表示部4は、図1に示すように、画像合成部10と、画像投影部11とを備えている。
画像表示部4は、図1に示すように、画像合成部10と、画像投影部11とを備えている。
画像合成部10は、画像処理部3から順次入力される出力画像信号Sig3と、画像生成部7から入力される後述の報知画像信号Sig5とを合成して、又は、いずれか一方の画像信号を選択し、画像投影部11が表示する画像1フレーム分の画像情報が蓄積されるまで、その画像情報を一時的に記憶するフレームメモリ(図示略)を備えており、このフレームメモリに記憶した画像情報を含む画像情報信号Sig6をフレーム単位で順次画像投影部11へ出力する回路である。
画像投影部11は、光源となるランプと、ランプが発する光を赤、緑、青の三原色に分離するダイクロイックミラーと、ダイクロイックミラーにより分離した各光それぞれ対応して設けた透過型の液晶表示パネルと、液晶表示パネルを透過した3色の光を合成するプリズムと、プリズムにより合成した光を拡大する投影レンズとを備えている。
そして、この画像投影部11は、ランプを点灯した状態で、画像合成部10から入力される画像情報信号Sig6に基づいて3つの液晶パネルをそれぞれ動作させることにより、画像をスクリーンに投影する投影手段として機能するものである。
[信号入力検出部の説明]
信号入力検出部5は、図3に示すように、同期信号検出用OR回路12を備えている。
信号入力検出部5は、図3に示すように、同期信号検出用OR回路12を備えている。
この同期信号検出用OR回路12は、信号入力部2から第1水平同期信号H1と、第1垂直同期信号V1と、第2水平同期信号H2と、第2垂直同期信号V2とをそれぞれ個別に入力できるように構成している。なお、OR回路は、ダイオードなどの素子でアナログ的に実施も可能であるが、本実施例では、画像処理部3の制御等も考慮しロジック回路で実施しているため、第1及び第2インターフェース8、9において、各信号はTTLレベル等のロジック回路に対応するロジック信号に変換されている。
そして、同期信号検出用OR回路12には、信号入力部2に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2のうちのいずれか一方が入力されたときに、入力された画像信号から抽出された同期信号(水平同期信号Hと垂直同期信号V)が略同時に入力される。
このことを利用して、この信号入力検出部5では、信号入力部2が備える2つの入力端子のうち、少なくとも1つの入力端子に画像信号(第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2)が入力され、それに伴って、同期信号検出用OR回路12に上記した4種類、2組の同期信号(H1、V1とH2、V2)のうち少なくとも1組の同期信号が入力されたことを検出することによって、プロジェクタ1に画像信号(第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2)が入力されたことを検出するようにしている。なお、通常、水平同期信号、垂直同期信号の一方しか入力されない場合は考えにくいので、いずれか一方を検出すればよいが、周波数の高い水平同期信号を検出するのが検出時間が短くて済むのでよい。
これにより、画像信号の入力と同時に、画像信号が入力されたことを検出することができ、しかも、全ての入力端子をスキャンすることなく、画像信号が入力されたことを検出することができるので、画像信号が入力されてから報知手段が画像信号の入力の報知を開始するまでの時間を可及的に短縮することができる。
また、同期信号検出用OR回路12は、同期信号の入力を検出したときに、その旨を示す入力検出信号Sig7を制御部6に出力する。
なお、ここで信号入力検出部5は、単に同期信号の入力だけを検出して画像信号の入力を検出しているが、同期信号検出用OR回路12の出力側に、同期信号検出用OR回路12から出力される信号の信号レベル(振幅)を検出し、その信号レベルが所定値よりも大きい場合に画像信号が入力されたと判定する入力判定手段を設け、この入力判定手段による判定結果を入力検出信号Sig7として制御部6に出力してもよく、これにより、画像信号が入力されたことをより確実に検出することができる。
この場合には、検波回路などのレベル検出回路により入力判定手段を構成する。
このように、信号入力検出部5にレベル検出回路を設けた場合、同期信号検出用OR回路12に、第1色信号RGB1と第2色信号RGB2とを入力するように構成すれば、画像信号における輝度成分のレベルを検出することもできる。
これにより、信号入力検出部5は、検出された画像信号の輝度成分のレベルに基づいて画像信号が入力されたか否かを判定することができ、画像信号の入力をより確実に検知することができる。
また、本実施形態では、第1インターフェース8及び第2インターフェース9という2つの入力インターフェースに対して1つの信号入力検出部5を設けているが、第1インターフェース8と第2インターフェース9とのそれぞれに個別に信号入力検出部を設け、各信号入力検出部が出力する同期信号を同期信号検出用OR回路12に入力し、この同期信号検出用OR回路12が出力する信号を入力検出信号Sig7として制御部6に入力するように構成してもよい。
このように構成することによって、第1画像信号Sig1と第2画像信号Sig2とが同時に入力されたような場合であっても、好適に画像信号の入力を検出することができる。
[制御部の説明]
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが動作する際に読み出すプログラムやデータ等を記憶したメモリとを備えている。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが動作する際に読み出すプログラムやデータ等を記憶したメモリとを備えている。
そして、この制御部6は、信号入力検出部5から入力検出信号Sig7が入力されると、所定のプログラムを読み出して実行することにより、画像生成部7を動作させるための制御信号Sig8を画像生成部7へ出力する。
このとき制御部6は、CPUの動作クロックを用いて入力検出信号Sig7(同期信号)の周期を測ることにより、信号入力検出部5の同期信号検出用OR回路12から入力された入力検出信号Sig7が同期信号であることを判別し、これにより、プロジェクタ1に画像信号が入力されたことを検出する。なお、同期信号は、そのフォーマット毎に特有の周期を有するため、制御部6は、同期信号の周期を測ることにより、同時にそのフォーマットも判別することができる。
また、制御部6は、画像処理部3から同期完了信号Sig4が入力されると、画像生成部7への制御信号Sig8の出力を停止する。
[画像生成部の説明]
画像生成部7は、制御部6からの制御に基づいて動作し、画像合成部10へ報知画像信号Sig5を出力する回路である。
画像生成部7は、制御部6からの制御に基づいて動作し、画像合成部10へ報知画像信号Sig5を出力する回路である。
この画像生成部7は、プロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が入力中であることを示す報知画像(以下、「入力中報知画像」という。)と、プロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が未入力であることを示す報知画像(以下、「未入力報知画像」という。)に関する情報を記憶した報知画像情報記憶手段(図示略。)を備えている。
そして、この画像生成部7は、信号入力検出部5が第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力を検出したときに、制御部6から入力される制御信号Sig8に従って、報知画像情報記憶手段に記憶している入力中報知画像の情報に基づいて画像を生成し、その画像を報知画像信号Sig5として画像合成部10へ出力することにより、プロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が入力中であることを示す報知を開始する。
このとき、画像表示部4は、画像生成部7から入力される報知画像信号Sig5に基づいて、先ず図4に示すように、「入力ソースを検出しました。」という少なくとも文字情報を含む入力検出報知画像をスクリーンに表示させた後、図5に示すように、「画像が表示されるまで、そのままお待ちください。」という文字情報を含む入力中報知画像を表示し、その後、図6に示すように、クロック信号CLKの同期状況を模式的に表現したプログレスバーの画像を同期中報知画像として表示することにより報知を行う。
このように、スクリーン上に文字情報を含む画像を表示させて、画像信号の入力状態を報知することにより、ユーザーは、報知手段による報知を容易且つ確実に認識することができる。
また、この画像による報知を行っている間に、制御部6は入力検出信号Sig7に基づいて画像信号が入力されている入力インターフェースを判別することができるため、判別したインターフェース名を画像表示部4により報知させることもできる。
一方、画像生成部7は、画像処理部3が同期検出手段として機能して、クロック信号CLKと、水平同期信号H又は垂直同期信号Vとの位相同期が完了したことを検出したことを契機に、制御部6からの制御信号Sig8の入力が停止されると、報知画像信号Sig5の出力を停止させることによって、プロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が入力中であることを示す報知を終了する。
このように、画像表示部にクロック信号CLKの位相同期が完了して、画像を表示する準備が完了すると同時に、報知手段による報知を終了させることができるので、報知手段による報知が画像表示の妨げになることを防止することができる。
なお、この報知を終了するタイミングは、同期検出手段による検出結果に限定するものではなく、たとえば、画像処理部3の画像信号検出回路13が1フレーム分の色信号を記憶したときに、ADC14から制御部6へ同期完了信号Sig4を出力し、この同期完了信号Sig4が制御部6へ入力されたタイミングで制御信号Sig8の出力を停止させることにより報知を終了させてもよい。
こうすることにより、報知の終了と略同時に画像表示を開始させることができるので、ユーザーに違和感を与えることなく画像表示を開始させることができる。
また、この画像生成部7は、信号入力検出部5によりプロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力を検出するまで、第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が未入力であることを報知する。
すなわち、画像生成部7は、信号入力検出部5が第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力を検出していない期間に、制御部6から入力される制御信号Sig8に従って、報知画像情報記憶手段に記憶している未入力報知画像の情報に基づいて画像を生成し、その画像を報知画像信号Sig5として画像合成部10へ出力することにより、プロジェクタ1に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2が入力されていないことを示す報知を行う。
このとき、画像表示部4は、図7に示すように、「入力ソースが未検出です。」という文字情報を含む画像を表示することにより報知を行う。
これにより、画像表示部4に画像が表示されていないときに、画像信号が入力中であるのか、未入力中であるのかをユーザーに報知することができるので、ユーザーによる誤操作を確実に防止することができる。
ここで、文字情報を含む画像の生成方法としては、文字情報を含む画像を予め報知画像情報記憶手段に記憶させておく方法以外でも、各文字を生成できるフォントジェネレータを制御部6のsig8により制御して、各文字画像を生成し、上述した「入力ソースを検出しました。」等の文字情報を含む画像を生成してもよい。
このとき、sig8は、出力が停止されなくても、sig5の出力が停止されるように制御できる信号であってもよい。
このように、画像生成部7は、制御部6による制御に基づいて、画像表示部4と共に第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力状態を示す画像を表示することによって報知する報知手段として機能するものである。
[制御部が行う制御の説明]
上記したように構成したプロジェクタ1において制御部6は、図8にしめすフローチャートに従って制御を行うことにより画像生成部7を動作させて、プロジェクタ1への第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力状態を報知させる。
上記したように構成したプロジェクタ1において制御部6は、図8にしめすフローチャートに従って制御を行うことにより画像生成部7を動作させて、プロジェクタ1への第1画像信号Sig1又は第2画像信号Sig2の入力状態を報知させる。
図8に示すように制御部6は、プロジェクタ1に電源が投入されたか否かの判断を行い(ステップS1)、電源が投入されたと判断した場合(S1:YES)に、処理をステップS2へ移し、電源が投入されていないと判断した場合(S1:NO)に、処理をステップS1へ戻す。
次に、ステップS2において制御部6は、画像生成部7へ制御信号Sig8を出力することによって、画像表示部4により図7に示す未入力報知画像を表示させる画像信号未入力報知処理を行い、その後、処理をステップS3へ移す。
次に、ステップS3において制御部6は、信号入力検出部5から入力される入力検出信号Sig7に基づいて、信号入力検出部5が同期信号(水平同期信号H又は垂直同期信号V)を検出したか否かの判断を行い、同期信号を検出したと判断した場合(S3:YES)に、処理をステップS4へ移し、同期信号を検出していないと判断した場合(S3:NO)に、処理をステップS2へ戻す。
次に、ステップS4において制御部6は、画像生成部7へ制御信号Sig8を出力することによって、画像表示部4により図4に示す入力検出報知画像を表示させ、その後、処理をステップS5へ移す。
次に、ステップS5において制御部6は、画像生成部7へ制御信号Sig8を出力することによって、画像表示部4により図5に示す入力中報知画像を表示させた後、図6に示す同期中報知画像を表示させる同期中表示処理を行い、その後、処理をステップS6へ移す。
次に、ステップ6において制御部6は、画像処理部3から入力される同期完了信号Sig4に基づいて、クロック信号CLKと同期信号(水平同期信号H又は垂直同期信号V)との位相同期が完了したか否かの判断を行い、位相同期が完了したと判断した場合(S6:YES)に、処理をステップS7へ移し、位相同期が完了していないと判断した場合(S6:NO)に、処理をステップS5へ戻す。
次に、ステップS7において制御部6は、画像生成部7への制御信号Sig8の出力を停止することにより、入力中報知画像の表示を停止させる同期中表示終了処理を行い、その後、処理をステップS8へ移す。
次に、ステップS8において制御部6は、ユーザーによる入力切替操作を検出したか否かの判断を行う。
ここでの入力切替操作とは、現在プロジェクタ1に画像信号を供給している外部装置以外の外部装置から画像信号を入力させるために行う操作のことである。
そして、制御部6は、入力切替操作を検出したと判断した場合(S8:YES)に、処理をステップS2へ戻し、入力切替操作を検出していないと判断した場合(S8:NO)に処理を終了する。
[他の実施形態]
また、上記実施形態に記載したプロジェクタ1では、図4〜図7に示す報知画像を画像表示部4の画像投影部11によりスクリーン上に表示させるようにしているが、他の実施形態として、所定の情報を表示する情報表示手段をさらに設け、この情報表示手段により所定の情報を表示することによって画像信号の入力状態を報知することもできる。
また、上記実施形態に記載したプロジェクタ1では、図4〜図7に示す報知画像を画像表示部4の画像投影部11によりスクリーン上に表示させるようにしているが、他の実施形態として、所定の情報を表示する情報表示手段をさらに設け、この情報表示手段により所定の情報を表示することによって画像信号の入力状態を報知することもできる。
すなわち、他の実施形態に係るプロジェクタ1aは、図9に示すように、画像表示部4とは別に、所定の情報を表示する情報表示手段として機能する情報表示部16を備えている。なお、図9において、図1に示すプロジェクタ1と同一の構成要件については、同一の符号を付することによりその説明を省略する。
この情報表示部16は、液晶表示装置により構成することができ、画像生成部7と接続され、情報表示部16内部の報知画像情報記憶手段には、報知画像に関する情報に加え、ユーザーの操作に対応した画像に関する情報を記憶している。
情報表示部16に接続されている画像生成部7は、制御部6の他、ユーザーが操作する操作部(図示略)と接続されており、画像の再生や停止を行うとき等、ユーザーが操作部を操作したときに、その操作に対応した操作信号Sig9が入力される。
そして、この画像生成部7は、操作信号Sig9が入力されると、報知画像情報記憶手段に記憶している情報に基づいて、その操作信号Sig9に対応した画像を生成し、報知画像信号Sig5として情報表示部16へ出力することにより、情報表示部16にユーザーの操作に対応した画像を表示させる。
また、制御部6は、図1に示したプロジェクタ1の制御部6と同様に、画像生成部7へ制御信号Sig8を出力することにより、未入力報知画像、入力検知報知画像、入力中報知画像等の各種報知画像を情報表示部16に表示させる制御を行う。
このように、プロジェクタ1aでは、情報表示部16が制御部6及び画像生成部7と共に報知手段として機能するため、ユーザーは上記切替操作等を行う時に、報知手段による報知をより一層容易且つ確実に認識することができる。
また、ここでは情報表示部16として、液晶表示装置を用いて説明したが、これに限定するものではなく有機EL(Electro Luminescence)表示装置など、任意の表示装置を適用することができる。
また、その他の実施形態として、図10に示すプロジェクタ1bのように、制御部6の制御に基づいて画像以外を用いて画像信号の入力状態を報知することができる報知部17を設けることもできる。なお、図10においても、図1に示すプロジェクタ1と同一の構成要件については、同一の符号を付することによりその説明を省略する。
このプロジェクタ1bに設ける報知部17としては、所定の光を発する発光手段として機能するLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。
そして、このLEDを制御部6から入力される制御信号Sig8に従って動作させることにより、画像信号の入力状態を報知することができる。
すなわち、このプロジェクタ1bでは、制御部6の制御によりLEDを点滅させることによって画像信号が未入力であることを報知し、LEDを継続的に点灯させることによって画像信号が入力中であることを報知することができる。
また、報知部17として、発する光の色が異なる複数のLEDを設け、画像信号の入力状態に応じて発光させるLEDを切替えることにより、ユーザーに報知する光の色を変更することができる。
すなわち、制御部6の制御により赤色の光を発するLEDを発光させることによって画像信号が未入力であることを報知し、青色の光を発するLEDを発光させることにより画像信号が入力中であることを報知することができる。
このように、LEDを用いて画像信号の入力状態を報知することにより、ユーザーは、発光しているLEDの色や点灯状態により、一層容易且つ確実に画像信号の入力状態を認識することができる。
また、報知部17として、所定の音情報を出力する出音手段を設け、この出音手段により画像信号の入力状態を報知することもできる。
この出音手段は、所定の音声情報を記憶可能な音声記憶メモリと、音声記憶メモリに記憶した音声情報を出音するスピーカとを備え、制御部6から入力される制御信号Sig8に従って「入力ソースが未検出です。」というガイダンスや警告音などを出力することによって画像信号が未入力であることを報知し、「入力ソースを検出しました、画像が表示されるまで、そのままお待ち下さい。」というガイダンスを出力することによって画像信号が入力中であることを報知することができる。
このように、音情報による報知を行うことにより、ユーザーは画像表示部4及びプロジェクタ1b本体に対して注意を払っていなくても、画像信号の入力状態を容易且つ確実に認識することができる。
以上のように、本発明によれば、報知手段の報知により、画像表示装置に画像入力信号が入力されていて、画像表示部に画像が表示されていない状態であることを、ユーザーが容易に認識することができ、不便さを解消することができ、ユーザー自身が意に反して画像表示を停止させてしまうことを防止することができる。
1 プロジェクタ
2 信号入力部
3 画像処理部
4 画像表示部
5 信号入力検出部
6 制御部
7 画像生成部
8 第1インターフェース
9 第2インターフェース
10 画像合成部
11 画像投影部
12 期信号検出用OR回路
13 画像信号検出回路
14 ADC
15 PLL回路
16 情報表示部
17 報知部
Sig1 第1画像信号
Sig2 第2画像信号
Sig3 出力画像信号
Sig4 同期完了信号
Sig5 報知画像信号
Sig6 画像情報信号
Sig7 入力検出信号
Sig8 制御信号
Sig9 操作信号
H 水平同期信号
H1 第1水平同期信号
H2 第2水平同期信号
V 垂直同期信号
V1 第1垂直同期信号
V2 第2垂直同期信号
RGB 画像信号のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
RGB1 第1画像信号Sig1のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
RGB2 第2画像信号Sig2のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
2 信号入力部
3 画像処理部
4 画像表示部
5 信号入力検出部
6 制御部
7 画像生成部
8 第1インターフェース
9 第2インターフェース
10 画像合成部
11 画像投影部
12 期信号検出用OR回路
13 画像信号検出回路
14 ADC
15 PLL回路
16 情報表示部
17 報知部
Sig1 第1画像信号
Sig2 第2画像信号
Sig3 出力画像信号
Sig4 同期完了信号
Sig5 報知画像信号
Sig6 画像情報信号
Sig7 入力検出信号
Sig8 制御信号
Sig9 操作信号
H 水平同期信号
H1 第1水平同期信号
H2 第2水平同期信号
V 垂直同期信号
V1 第1垂直同期信号
V2 第2垂直同期信号
RGB 画像信号のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
RGB1 第1画像信号Sig1のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
RGB2 第2画像信号Sig2のうち各色(R、G、B)輝度成分を表す信号
Claims (14)
- 画像信号が入力される信号入力部と、
前記画像信号を出力画像信号に変換する画像処理部と、
前記出力画像信号に基づいて画像を表示させる画像表示部と、
前記画像信号が外部から入力されたか否かを含む入力状態を検出する信号入力検出部と、
前記画像信号の入力状態を報知する報知手段とを有し、
前記報知手段は、少なくとも前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出してから、前記画像表示部が画像を表示させるまでの間に、前記画像信号が入力中であることを報知することを特徴とする画像表示装置。 - 前記信号入力検出部は、前記信号入力部に所定値よりも大きい振幅の画像信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記信号入力検出部は、前記画像信号の同期信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記信号入力検出部は、前記画像信号の輝度信号が入力されたことを検出することにより、前記画像信号が入力されたことを検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記画像処理部は、前記画像信号の同期信号に位相同期させて、前記出力画像信号を出力するためのクロック信号を生成する位相同期手段と、
前記位相同期が完了したことを検出する同期検出手段と、を備え、
前記報知手段は、前記位相同期手段が前記位相同期の完了を検出したら、前記報知を終了することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記信号入力部は、複数の入力端子を備え、
前記信号入力検出部は、前記複数の入力端子のうち少なくともいずれか1つの入力端子に前記画像信号が入力されたときに前記画像信号の入力を検出し、
前記報知手段は、前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出したら、前記報知を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記報知手段は、前記信号入力検出部が前記画像信号の入力を検出するまで、前記画像信号が未入力であることを報知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記報知手段は、前記画像表示部により前記画像信号の入力状態を示す画像を表示することによって、前記報知を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記画像信号の入力状態を示す画像は、少なくとも文字情報を含む画像であることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
- 前記報知手段は、光を発する発光手段を備え、
前記発光手段を点灯、又は、点滅させることにより、前記報知を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記報知手段は、前記入力画像信号の入力状態に応じて、前記発光手段が発する光の色を変更することにより前記報知を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
- 前記報知手段は、所定の音情報を出力する出音手段を備え、
前記出音手段により前記所定の音情報を出力することにより、前記報知を行うことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記報知手段は、所定の情報を表示する情報表示手段を備え、
前記情報表示手段により前記所定の情報を表示することによって前記報知を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記画像表示部は、スクリーンに画像を投影可能な投影手段を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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- 2006-03-14 JP JP2006069127A patent/JP2007248603A/ja active Pending
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