WO2007102211A1 - エレベータの非常止め装置 - Google Patents

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Abstract

 昇降体1と、昇降路に立設され昇降体1の昇降を案内する案内レール2と、昇降体1に設けられ、案内レール2と対向し上側が該案内レール2側に傾斜した押圧面7bが形成された押圧片と、押圧片の押圧面7bに摺接し非常止め動作時に案内レールと押圧片の押圧面との間に圧入されて昇降体1の降下を制動する制動楔片8とを備えたエレベータの非常止め装置3において、押圧片8は、押圧面7bが形成されて左右方向に変位可能に設けられた可動押圧片7aと、可動押圧片7aと該可動押圧片7aの反案内レール側の固定部5との間に配設され、通常時に可動押圧片7aを制動楔片8と案内レール2が離れるように保持し、非常止め動作時に回転して可動押圧片7aを案内レール2側に水平移動させて制動楔片8を案内レール2に押圧するカム12とを備える。

Description

明 細 書
エレベータの非常止め装置
技術分野
[0001] 本発明は昇降体に設けられて昇降体が異常速度による下降をしたとき動作するェ レベータの非常止め装置に関するものである。
背景技術
[0002] 従来のエレベータの非常止め装置においては、昇降体の異常速度による下降によ つて楔片が上昇して案内レール面と押圧体の押圧面との間に圧入し、押圧体の押圧 力によって昇降体の下降を制動するものがある(例えば特許文献 1参照)。
[0003] 特許文献 1 :日本特開 2004— 352401号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] 従来のエレベータ装置においては、昇降体の異常速度による下降によって楔片が 上昇した後、該楔片が案内レール面に当接し案内レール面と押圧体の押圧面との間 に圧入される。このため楔片の上昇開始力 該楔片が案内レール面に当接するまで に一定時間が必要となり、この一定時間は昇降体の異常下降発生から非常止め装 置の制動開始までの動作遅れ時間を長くする問題点があった。また動作遅れ時間が 長くなると昇降体の空走距離'空走時間及び昇降体の異常下降の距離が長くなり、 また非常止め時の動作速度が大きくなるため昇降体内への衝撃が大きくなるという問 題点があった。
課題を解決するための手段
[0005] この発明に係るエレベータの非常止め装置は、昇降体と、昇降路に立設され昇降 体の昇降を案内する案内レールと、昇降体に設けられ、案内レールと対向し上側が 該案内レール側に傾斜した押圧面が形成された押圧片と、押圧片の押圧面に摺接 し非常止め動作時に案内レールと押圧片の押圧面との間に圧入されて昇降体の降 下を制動する制動楔片とを備えた非常止め装置において、押圧片は、押圧面が形 成されて左右方向に変位可能に設けられた可動押圧片と、可動押圧片と該可動押 圧片の反案内レール側の固定部との間に配設され、通常時に可動押圧片を制動楔 片と案内レールが離れるように保持し、非常止め動作時に回転して可動押圧片を案 内レール側に水平移動させて制動楔片を案内レールに押圧するカムと、を備えたも のである。
[0006] またこの発明に係るエレベータの非常止め装置は、押圧片は可動押圧片の反案内 レール側の固定部に設けられた固定押圧片を有し、カムは固定押圧片に設けられた 軸受ブラケットに枢持された連結軸に設けられて可動押圧片と固定押圧片との間に 配設されたものである。
[0007] またこの発明に係るエレベータ装置は、可動押圧片と該可動押圧片の反案内レー ル側固定部とを引寄せ、非常止め動作時とは逆方向の力をカムに加える付勢体が設 けられたものである。
[0008] またこの発明に係るエレベータ装置は、非常止め動作時においてカムが回転し、制 動面が案内レールと当接し、さらにカムが微小量回転した時点でカムの回転を防止 するストツバが設けられたものである。
[0009] またこの発明に係るエレベータ装置は、非常止め動作時に調速機の動作により引 上げられる引上げ棒の上方向の変位をカムの回転力に変換したものである。
発明の効果
[0010] 本発明によれば、非常止め装置の制動開始の動作遅れ時間を短縮でき、より安全 なエレベータ装置とすることができる。 図面の簡単な説明
[0011] [図 1]図 1はこの発明の実施例 1におけるエレベータの非常止め装置の関連部材の 配置を概念的に示す平面図である。
[図 2]図 2は図 1の正面図である。
[図 3]図 3はエレベータの非常止め装置の作動前を示す図 2相当図である。
[図 4]図 4はエレベータの非常止め装置の作動初期段階を示す図 2相当図である。
[図 5]図 5はエレベータ非常止め装置の作動時を示す図 2相当図である。
[図 6]図 6はこの発明の実施例 2における図 2相当図である。
[図 7]図 7はこの発明の実施例 3おける図 1相当図である。 [図 8]図 8は実施例 3における図 2相当図である。
[図 9]図 9は発明の実施例 4おける図 1相当図である。
[図 10]図 10は実施例 4における図 2相当図である。 符号の説明
1 エレベータかご、
2 案内レール、
2a 案内レーノレ面、
3 非常止め装置、
4 枠体、
4a 切欠き、
5 押圧体、
5a U字型板状ばね、
6 鉛直軸、
7 第一押圧片、
7a 第二押圧片、
7b 押圧面、
8 制動楔片、
8a 制動面、
8b 固定制動体、
9 =m
10 軸受ブラケット、
11 連結軸、
12 カム、
13 第一付勢体、
13a ガイド軸、
14 第二付勢体、
14a 皿ばね、
15 保持具、 16 引上げレバー、
17 引上げ棒、
18 ストッパ、
発明を実施するための最良の形態
[0013] この発明の実施例では案内レール面両側に配設された左右一対の押圧片と、該押 圧片と案内レール面との間に圧入されエレベータ力ごを非常停止させる制動楔片と を備えたエレベータの非常止め装置を例として説明する。
実施例 1
[0014] 図 1はこの発明の実施例 1におけるエレベータの非常止め装置の関連部材の配置 を概念的に示す平面図、図 2は図 1の正面図、図 3はエレベータの非常止め装置の 非常止め未作動時の状態を示す正面図、図 4はエレベータの非常止め装置の非常 止め動作初期時の状態を示す図 3相当図、図 5はエレベータ非常止め装置の非常 止め動作時の状態示す図 3相当図である。
図にお 、て 1は昇降路(図示せず)内に設けられたエレベータ力ご力もなる昇降体( 図 1では図示を省略)、 2は昇降路に立設されエレベータ力ご 1の昇降を案内する断 面 T字型の案内レール、 2aは案内レール 2のエレベータかご 1側に突出した足辺両 側に形成された案内レール面、 3はエレベータかご 1に設けられ、該エレベータかご 1 の異常速度落下時に案内レール 2との摩擦により非常止め動作をする非常止め装置 である。
以下一対の非常止め装置 3の詳細な構成、及び動作を説明する。
[0015] 4は上板がエレベータかご 1の下側に接して設けられた非常止め装置 3の箱状の枠 体で、前面に開口部が形成され該開口部が案内レール 2と対向している。 4aは枠体 4の開口部上下に設けられた切欠きで、案内レール 2の足辺が入り込んでいる。なお 枠体 4は図 1にお 、て一部を除き図示を省略して 、る。
5は枠体 4内部の前後に延在し、前端部内側が案内レール面 2aと対向した左右一 対の押圧体、 6はこの左右一対の押圧体 5を長手中間にて枠体 4に枢着した左右一 対の鉛直軸、 7は左右一対の押圧体 5の前端部内側に設けられた左右一対の固定 押圧片、 7aはこの左右一対の固定押圧片 7のそれぞれ案内レール面 2a側に離れて 配置され、左右方向に変位可能な左右一対の可動押圧片、 7bはこの左右一対の可 動押圧片 7aの案内レール面 2aと対向する側面力 なり、上側が該案内レール面 2a 側に傾斜した左右一対の押圧面、 8は楔形状をなし楔形状の尖端を上向きにして左 右一対の押圧面 7bと摺接した左右一対の制動楔片、 8aはこの左右一対の制動楔片 8に形成され案内レール面 2aと対向する左右一対の制動面、 9は左右一対の可動押 圧片 7aと左右一対の制動楔片 8との間に設けられた案内コ口で、上下方向に摺動す る摩擦抵抗を小さくしている。
10は左右一対の固定押圧片 7の左右一対の可動押圧片 7a側に凸設された左右 一対の軸受ブラケット、 11は左右一対の軸受ブラケット 10に枢設されて前後方向水 平に延在する左右一対の連結軸、 12は左右一対の連結軸 11の前端側に設けられ て左右一対の可動押圧片 7と左右一対の固定押圧片 7aの間に配設された左右一対 の異径カムで、それぞれ外周両側 2点が左右一対の可動押圧片 7の内側及び左右 一対の固定押圧片 7aの外側と接触している。
ここで通常時、つまり非常止め装置 3の非常止め未作動時において左右一対の異 径カム 12は頂部が上を向いて直立し、異径の短径部位が左右一対の固定押圧片 7 及び左右一対の可動押圧片 7aに接触し、また左右一対の制動楔片 8は枠体 4すな わち左右一対の可動押圧片 7aに対し所定量下側にずれて保持されている。このとき 左右一対の制動楔片 8の制動面 8aと案内レール面 2aとの間には所定間隔の空隙が 形成されている。
非常止め装置 3の非常止め動作時においては左右一対の異径カム 12は回転力を 加えられ、それぞれの頂部が案内レール面 2a側に傾斜する。これにより左右一対の 異径カム 12の長径部位が左右一対の固定押圧片 7及び左右一対の可動押圧片 7a に接触し、左右一対の可動押圧片 7aは通常時よりも案内レール 2側に変位して、左 右一対の制動楔片 8の制動面 8aを案内レール面 2aに押圧する。また左右一対の制 動楔片 8は案内レール 2との摩擦により上昇して左右一対の可動押圧片 7aの押圧面 7bと案内レール面 2aとの間に圧入されエレベータかご 1の降下を制動する構成であ る。なお非常止め動作時において左右一対の異径カム 12に回転力をカ卩える構成に ついては後述する。 [0017] 13は左右一対のカム 12の上方及び下方に設けられ、左右一対の固定押圧片 7と 左右一対の可動押圧片 7aを連結して引寄せるコイルばね力 なる第一付勢体で、 左右一対の固定押圧片 7及び左右一対の可動押圧片 7aに常に左右一対の異径カ ム 12と接触する荷重を与えている。また第一付勢体 13は左右一対の異径カム 12に 非常止め動作時とは逆回転方向に力を作用させることにより、乗客の故意のゆすり等 による非常止め装置 3の誤作動を軽減するとともに、非常止め復帰時に左右一対の 異径カム 12を直立した通常位置に戻す。
14は左右一対の押圧体 5の奥端 (反固定押圧片 7側端)間に設けられた圧縮ばね からなる第二付勢体で、互いに対向した左右一対の固定押圧片 7を相互に離れる方 向に付勢する。 15は枠体 4にねじ込まれて左右一対の押圧体 5の奥端外側に配置さ れたボルトからなる保持具で、第二付勢体 14によって付勢された左右一対の押圧体 5の回動変位を常時において所定位置で阻止する。これにより通常時、つまり左右一 対の異径カム 12が直立している時において、左右一対の可動押圧片 7aの押圧面 7 bはそれぞれ案内レール面 2aと離れた所定位置に保持され、案内レール面 2aと左 右一対の制動楔片 8の制動面 8aとの間を所定間隔に保持される。また第二付勢体 1 4は非常止め動作時、制動楔片 8が上昇することにより生ずる左右一対の固定押圧 片 7及び左右一対の押圧体 5の前端間を押し広げる力に抗する。
[0018] 次に非常止め動作時の左右一対の異径カム 12の回転機構について説明する。
16は左右一対の連結軸 11端部に設けられ先端部が該連結軸 11の外周方向に延 在した左右一対の引上げレバーで、それぞれの先端部は通常時すなわち左右一対 の異径カム 12の直立時においては左右一対の固定押圧片 7側の斜め下方を向き、 引上げられることにより左右一対の異径カム 12を傾斜させる。 17は上下方向垂直に 延在し下端が左右一対の引上げレバー 16の先端部に設けられた左右一対の弓 I上 げ棒で、上端には詳細な構成の説明を省くがエレベータ力ご 1の異常速度降下時に 調速機動作を介して上方に引上げられる構成が設けられている。これにより非常止 め動作時、左右一対の引上げ棒 17の上方向の変位は、左右一対の引上げレバー 1 6、左右一対の連結軸 11、及び左右一対の異径カム 12の回転に変換される。
18は左右一対の可動押圧片 7の前面上部に凸設された左右一対のストツバで、非 常止め動作時に左右一対の引上げレバー 16の上面と当接することで左右一対の異 径カム 12の回転を制止する。また左右一対のストッパ 18は、非常止め動作時におい て左右一対の異径カム 12が左右一対の弓 I上げ棒 17で回転し、左右一対の制動楔 片 8の制動面 8aが案内レール面 2aと当接し、さらに左右一対の引上げ棒 17が微小 量上昇した時点で左右一対の引上げレバー 16の上昇を防止する。このとき左右一 対の異径カム 12は圧縮ばね 14によって、常に左右一対の固定押圧片 7と左右一対 の可動押圧体 7aを介して圧縮される方向に力を受ける。この圧縮される方向の力は 水平方向に働き、左右一対の異径カム 12の左右一対の固定押圧片 7と左右一対の 可動押圧片 7aとの接触点がそれぞれ回転軸中心を通る水平線に対し対向する位置 にある場合、左右一対の異径カム 11に回転力が働くため、両接触点は回転軸中心 を通る水平線に対し上側あるいは下側になるようにしてある。
また本非常止め装置 3は、図で示した非常止め装置 3が、エレベータかご 1の両側 に配置された案内レール 2に対応してエレベータかご 1の両側に配置されて 、る。一 方の非常止め装置 3の左右一対の異径カム 12に枢着された左右一対の連結軸 11 力 他方の非常止め装置の左右一対の異径カム 11とも枢着されており、一方のカム の回転に連動されて他方の左右一対の異径カム 12も回転するため、もう一方の非常 止め装置 3も同じ動作をする。
上述のように構成されたエレベータの非常止め装置 3の動作例を図 3〜図 5を用い て説明する。
エレベータ運転中等の通常時、図 3で示すように左右一対の異径カム 12は直立し、 また左右一対の制動楔片 8は枠体 4、すなわち左右一対の可動押圧片 7aの下方位 置に保持されて、左右一対の制動楔片 8の制動面 8aが案内レール面 2aに非接触状 態に配置される。
非常止め装置の非常止め動作時、図 4で示すように、まず調速機の動作を左右一 対の引上げ棒 17、左右一対の引上げレバー 16、及び左右一対の連結軸 11、及び 左右一対の異径カム 12を介して左右一対の可動押圧片 7a、及び制動楔片 8がそれ ぞれ案内レール 2側へ水平移動し、制動面 8aがそれぞれ案内レール面 2aに押圧さ れる。 次にさらなるエレベータかご 1の下降によって、左右一対の制動楔片 8の傾斜により 左右一対の可動押圧片 7a、左右一対の異径カム 12、及び左右一対の固定押圧片 7 力 第二付勢体 14によって付勢された左右一対の押圧体 5の前端部をそれぞれ外 側に変位させる。したがって、左右一対の押圧体 5の第二付勢体 14に基づく押圧力 によって左右一対の制動楔片 8の制動面 8aが案内レール面 2aに押圧され、左右一 対の制動楔片 8の制動面 8aと案内レール面 2aとの摩擦によってエレベータかご 1の 下降が制動させる。
次にさらにエレベータかご 1が下降すると、左右一対の制動楔片 8の上端が枠体 4 の上板にあたり、該制動楔片 8の上昇変位が停止し非常止め装置 3の最大制動力が 発生する。
[0020] 上述のように構成された非常止め装置 3によれば、エレベータかご 1の異常速度降 下の非常時に調速機動作を介して左右一対の異径カム 12が回転することにより、左 右一対の制動楔片 8を案内レール 2側へ変位させることができる。これにより従来のよ うに左右一対の制動楔片を押圧面の斜面に沿って上方向に移動させつつ案内レー ル面 2a側に変位させるよりも移動距離が短くて済み、該左右一対の制動楔片 8を短 時間で案内レール面 2aに当接させることができる。
[0021] また同様にこの非常止め装置 3によれば左右一対の制動楔片 8の空走時間が短く なり制動開始が早くなる。これにより制動開始時の下降速度が抑えられるため、衝撃 力 S小さくなりエレベータかご 1内の人体への影響が安全側となる。また、非常止め装 置 3の制動動作のための昇降体 1の下降距離余裕を短縮することができ、さらに非常 止め装置 3の作動信頼性を向上させることができる。
[0022] また同様にこの非常止め装置 3によれば、左右一対の制動楔片 8を通常時位置か ら案内レール 2に接しさせるまでに必要であった上方向の寸法が不要となるため、非 常止め装置の上下方向の小型化が図れる。これにより、スペース縮小が図れ、レイァ ゥト性の向上、短ピット化に伴う建築費削減などの効果を得ることができる。
実施例 2
[0023] 図 6はこの発明の実施例 2における図 2相当図である。図において実施の形態 1と 同等の構成に同符号を付しているので説明を省略する。 実施の形態 1においては左右一対の異径カム 12の上下方に左右一対の固定押圧 片 7と左右一対の可動押圧片 7aを連結したコイルばね力もなる第一付勢体 13が配 置されるが、本実施の形態 2においては第一付勢体 13の内側に該第一付勢体 13の 取付部品を兼ね、且つ左右一対の固定押圧片 7及び左右一対の可動押圧片 7aに 植設されたガイド軸 13aが配設した構成としている。これにより実施の形態 1と同様の 効果を得るとともに、左右一対の可動押圧片 7aは姿勢が変化せずに左右方向の動 くようにガイドされ、実施の形態 1の構成では起こりえる左右一対の異径カム 12の接 触点とコイルばね 13の中点がずれて左右一対の可動押圧片 7aが左右一対の固定 押圧片 7に対して傾き不安定な動作になることを防ぐことができる。
実施例 3
[0024] 図 7はこの発明の実施例 3おける図 1相当図、図 8は実施例 3における図 2相当図で ある。
図にお 、て、 5aは実施の形態 1における左右一対の押圧体 5及び第二付勢体 14 の構成を一体化した U字型の板状パネからなる付勢体で、非常止め動作時に該板 状パネ 5aの先端部内側に加えられる外側方向の力に抗する。また左右一対の可動 押圧片 7aは上下端が枠体 4の上板及び下板に挟まれて左右方向に摺動する。これ により実施の形態 1と同様の効果を得るとともに非常止め装置 3の部品点数、及び奥 行き寸法を削減できる。
ここで図に示すように左右一対の弓 I上げレバー 16、及び左右一対のストッパ 18を それぞれ左右一対の可動押圧片 7a側に設けても実施可能なことは言うまでもない。 実施例 4
[0025] 図 9は発明の実施例 4おける図 1相当図、図 10は実施例 4における図 2相当図であ る。
本実施の形態 4における非常止め装置 3においては、実施の形態 1における左右 一対の異径カム 12、左右一対の可動押圧片 7a、及び左右一対の制動楔片 8は案内 レール面 2aの片面側のみに配設される。また左右一対の押圧体 5、左右一対の固定 押圧片 7、及び第二付勢体 14は省略され異径カム 12は可動押圧体 7aと枠体 4の側 壁との間に配設される。 8bは案内レール面 2aの反制動楔片 8側に対向した固定制 動体、 14aは固定制動体 8bと枠体 4の側板との間に設けられた皿ばねで、非常止め 動作時に該固定制動体 8bにより加えられる圧縮方向の力に抗する。非常止め装置 3 は非常止め動作時、制動楔片 8の制動面 8aと案内レール面 2aが当接し、該制動楔 片 8が上昇すると枠体 4ごと異径カム 12側に変位し、制動楔片 8の制動面 8bと固定 制動体 8で案内レール 2を挟んでエレベータかご 1の制動を行う。
このように構成された非常止め装置 3によれば、実施の形態 1〜3と同様の効果を 得るとともにさらなる部品点数の削減ができる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係るエレベータの非常止め装置は、案内レールにより移 動を案内される移動体に設けられ、該案内レールに対して傾斜した押圧面と、非常 止め時に該押圧面と前記案内レールとの間に圧入されて前記移動体を制動する楔 と、を有する非常止め手段に使用できる。

Claims

請求の範囲
[1] 昇降体と、
昇降路に立設され前記昇降体の昇降を案内する案内レールと、
前記昇降体に設けられ、前記案内レールと対向し上側が該案内レール側に傾斜し た押圧面が形成された押圧片と、
前記押圧片の押圧面に摺接し非常止め動作時に前記案内レールと前記押圧片の 押圧面との間に圧入されて前記昇降体の降下を制動する制動楔片とを備えた非常 止め装置において、
前記押圧片は、
押圧面が形成されて左右方向に変位可能に設けられた可動押圧片と、
前記可動押圧片と該可動押圧片の反案内レール側の固定部との間に配設され、通 常時に前記可動押圧片を前記制動楔片と前記案内レールが離れるように保持し、非 常止め動作時に回転して前記可動押圧片を案内レール側に水平移動させて前記制 動楔片を前記案内レールに押圧するカムと、を備えたことを特徴とするエレベータの 非常止め装置。
[2] 押圧片は可動押圧片の反案内レール側の固定部に設けられた固定押圧片を有し 、カムは前記固定押圧片に設けられた軸受ブラケットに枢持された連結軸に設けら れて前記可動押圧片と前記固定押圧片との間に配設されたことを特徴とする請求項 1記載のエレベータの非常止め装置。
[3] 可動押圧片と該可動押圧片の反案内レール側固定部とを引寄せ、非常止め動作 時とは逆方向の力を前記カムに加える付勢体が設けられたことを特徴とする請求項 1 または請求項 2記載のエレベータの非常止め装置。
[4] 非常止め動作時においてカムが回転し、制動面が案内レールと当接し、さらに前記 カムが微小量回転した時点で前記カムの回転を防止するストツバが設けられたことを 特徴とする請求項 1〜請求項 3いずれかに記載のエレベータの非常止め装置。
[5] 非常止め動作時に調速機の動作により引上げられる引上げ棒の上方向の変位を カムの回転力に変換したことを特徴とする請求項 1〜請求項 4いずれかに記載のエレ ベータの非常止め装置。
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