JP5832669B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、非常時に非常止め装置が第1及び第2のガイドレールを把持して昇降体を停止させるエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、かごは、第1及び第2のかごガイドレールに沿って昇降路内を昇降される。かごの上部には、第1及び第2のかごガイド装置が設けられている。かごの下部には、非常止め装置が搭載されている。
このような従来のエレベータ装置において、非常止め装置の作動時にかごに偏荷重がかかると、第1及び第2のかごガイド装置のうちのいずれか一方が対応するかごガイドレールから離れ、他方のみがかごガイドレールに押し付けられる片当たりの状態となる。このとき、かごガイド装置が当たっているかごガイドレールには大きな応力が生じるため、この応力に耐えられるように第1及び第2のかごガイドレールが設計されている。
また、従来の大容量のエレベータ装置では、かご下の非常止め装置のスペースが大きくなるのを防止しつつ大きな制動力を得るため、かごの下部と上部とにそれぞれ非常止め装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−299179号公報
しかし、特許文献1に示されたような従来のエレベータ装置では、2組の非常止め装置を用いているため、構成が複雑でコストが高くなるとともに、かごが大型化する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、ガイド装置の片当たりを防止し、ガイドレールの強度を低減することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内に設置されている第1及び第2のガイドレール、第1及び第2のガイドレール間に配置されており、第1及び第2のガイドレールに案内されて昇降路内を昇降される昇降体、昇降体に搭載されており、非常時に第1及び第2のガイドレールを把持して昇降体を停止させる非常止め装置、及び非常止め装置の作動時に、第1のガイドレールに接して第1のガイドレールに対する昇降体の水平方向への変位を規制する第1の変位規制部と、非常止め装置の作動時に、第2のガイドレールに接して第2のガイドレールに対する昇降体の水平方向への変位を規制する第2の変位規制部とを有しており、非常止め装置に対して上下方向に間隔をおいて昇降体に搭載されている水平変位規制装置を備えている。
この発明のエレベータ装置は、第1及び第2の変位規制部を有する水平変位規制装置が、非常止め装置に対して上下方向に間隔をおいて昇降体に搭載されており、非常止め装置の作動時には、第1及び第2の変位規制部により、第1及び第2のガイドレールに対する昇降体の水平方向への変位が規制されるので、簡単な構成により、ガイド装置の片当たりを防止し、ガイドレールの強度を低減することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。 図1のかごの非常止め装置作動時の状態を示す平面図である。 図2の第1の変位規制部を拡大して示す平面図である。 図3の可動部材が規制位置に変位した状態を示す平面図である。 図1のかごを拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態2による第1の変位規制部を示す平面図である。 図6の可動部材が規制位置に変位した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3による第1の変位規制部を示す正面図である。 図8の可動部材が規制位置に変位した状態を示す正面図である。 図9の第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態4による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態5による第1の変位規制部を示す平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図12の可動部材が規制位置に変位した状態を示す平面図である。 図14のXV−XV線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータ装置のかごを示す正面図である。 図16のかごの非常止め装置作動時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態7による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態8による第1の変位規制部を示す平面図である。 図19の可動部材が規制位置に変位した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態9による第1の変位規制部を示す平面図である。 図21のXXII−XXII線に沿う断面図である。 図21の可動部材が規制位置に変位した状態を示す平面図である。 図23のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。 図23の第1の変位規制部を示す側面図である。 この発明の実施の形態10によるエレベータ装置のかごを示す正面図である。 この発明の実施の形態11による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態12による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態13による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態14による第1の変位規制部を示す平面図である。 この発明の実施の形態15による第1の変位規制部を示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。図において、昇降路1内には、第1及び第2のかごガイドレール2,3と、第1及び第2の釣合おもりガイドレール4,5とが設置されている。
昇降体であるかご6は、第1及び第2のかごガイドレール2,3間に配置されており、第1及び第2のかごガイドレール2,3に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり7は、第1及び第2の釣合おもりガイドレール4,5間に配置されており、第1及び第2の釣合おもりガイドレール4,5に案内されて昇降路1内を昇降される。
かご6の上部には、第1のかごガイドレール2に沿って移動する第1のかご上部ローラガイド装置8と、第2のかごガイドレール3に沿って移動する第2のかご上部ローラガイド装置9とが設けられている。
かご6の下部には、第1のかごガイドレール2に沿って移動する第1のかご下部ローラガイド装置10と、第2のかごガイドレール3に沿って移動する第2のかご下部ローラガイド装置11とが設けられている。
釣合おもり7の上部には、第1の釣合おもりガイドレール4に沿って移動する第1の釣合おもり上部ローラガイド装置12と、第2の釣合おもりガイドレール5に沿って移動する第2の釣合おもり上部ローラガイド装置13とが設けられている。
釣合おもり7の下部には、第1の釣合おもりガイドレール4に沿って移動する第1の釣合おもり下部ローラガイド装置14と、第2の釣合おもりガイドレール5に沿って移動する第2の釣合おもり下部ローラガイド装置15とが設けられている。各ローラガイド装置8〜15は、複数のガイドローラを有している。
昇降路1の上部には、巻上機(駆動装置)16が設置されている。巻上機16は、駆動シーブ17と巻上機本体18とを有している。巻上機本体18は、駆動シーブ17を回転させる巻上機モータ(図示せず)と、駆動シーブ17の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
駆動シーブ17には、懸架手段19が巻き掛けられている。懸架手段19としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。かご6及び釣合おもり7は、懸架手段19により吊り下げられており、巻上機16により昇降路1内を昇降される。
また、かご6の下部には、非常時に第1及び第2のかごガイドレール2,3を把持してかご6を停止させる非常止め装置20が搭載されている。非常止め装置20は、例えば調速機(図示せず)により作動される。
調速機には、かご6の異常速度の閾値として、定格速度よりも高い第1の過大速度(OS速度)と、第1の過大速度よりも高い第2の過大速度(Trip速度)とが予め設定されている。調速機は、かご6の速度が第1の過大速度に達すると、巻上機モータへの通電を遮断するとともに、巻上機ブレーキを作動させる。また、調速機は、かご6の速度が第2の過大速度に達すると非常止め装置20を作動させる。
かご6には、非常止め装置20に対して上下方向に間隔をおいて水平変位規制装置21が搭載されている。この例では、非常止め装置20がかご6の下部に搭載されているのに対して、水平変位規制装置21はかご6の上部に搭載されている。
水平変位規制装置21は、非常止め装置20の作動時に第1及び第2のかごガイドレール2,3に対するかご6の水平方向への変位を規制する。また、非常止め装置20の作動時には、かご6は、水平変位規制装置21とかごガイドレール2,3との間の摩擦力の有無によらず、非常止め装置20の制動力によって非常停止される。
即ち、水平変位規制装置21は、非常止め装置20の作動時にかご6の水平方向への変位を規制するものであり、結果的にかごガイドレール2,3との間にある程度の摩擦力が発生したとしても、かご6の非常停止動作に必要とされるものではない。
また、水平変位規制装置21は、通常時(非常止め装置20の非作動時)には、第1及び第2のかごガイドレール2,3に対するかご6の水平方向への変位を規制せず許容する。
図2は図1のかご6の非常止め装置20作動時の状態を示す平面図である。かご6の上部には、上梁22が固定されている。懸架手段19は、上梁22の中間部に接続されている。昇降路1内には、上下方向に互いに間隔をおいて複数のレールブラケット23が固定されている。かごガイドレール2,3は、複数組のレールクリップ24によりレールブラケット23に締結されている。
第1のかごガイドレール2は、レールブラケット23に締結されたベース部2aと、ローラガイド装置8,10が接するガイド部2bと、ガイド部2bとベース部2aとの間を繋ぐ繋ぎ部(くびれ部)2cとを有している。繋ぎ部2cの幅寸法(図2の上下方向寸法)は、ガイド部2bの幅寸法よりも小さい。第2のかごガイドレール3も、第1のかごガイドレール2と同様に、ベース部3a、ガイド部3b及び繋ぎ部3cを有している。
水平変位規制装置21は、上梁22の第1のかごガイドレール2側の端部に固定された第1の変位規制部25と、上梁22の第2のかごガイドレール3側の端部に固定された第2の変位規制部26とを有している。
変位規制部25,26は、上梁22に固定されたU字形の固定部材27と、固定部材27に変位可能に設けられた一対の可動部材28a,28bとをそれぞれ有している。可動部材28a,28bは、第1及び第2のかごガイドレール2,3に対するかご6の水平方向への変位を規制する規制位置と、規制位置よりも第1及び第2のかごガイドレール2,3から離れた離隔位置との間で変位可能となっている。図2では、全ての可動部材28a,28bが規制位置に変位している。
また、図2では、非常止め装置20の作動時にかご6に偏荷重がかかり、かご6の上部が第2のかごガイドレール2側へ変位している。これに対して、第1の変位規制部25の固定部材27が第1のかごガイドレール2の先端面に当たることにより、第1のかごガイドレール2に対するかご6の水平方向への変位が規制されている。
また、第2の変位規制部26の可動部材28a,28bがガイド部3bの繋ぎ部3c側の端面に当たることにより、第2のかごガイドレール3に対するかご6の水平方向(第2のかごガイドレール3から離れる方向)への変位が規制されている。
図3は図2の第1の変位規制部25を拡大して示す平面図、図4は図3の可動部材28a,28bが規制位置に変位した状態を示す平面図である。固定部材27と可動部材28a,28bとの間には、可動部材28a,28bを規制位置(図4)と離隔位置(図3)との間で変位させる一対のアクチュエータ29a,29bと、可動部材28a,28bの直線移動を案内する一対のスライドガイド機構30a,30bとが設けられている。第2の変位規制部26の構成は、第1の変位規制部25と同じである。
図5は図1のかご6を拡大して示す正面図である。非常止め装置20には、作動レバー(引き上げレバー)31が設けられている。作動レバー31には、調速機の調速機シーブに巻き掛けられたループ状の調速機ロープ32が接続されている。
調速機ロープ32は、通常時には、かご6の昇降に伴って循環移動される。しかし、かご6の下降速度が第2の過大速度に達すると、調速機により調速機ロープ32の循環移動が停止される。調速機ロープ32の循環移動が停止されると、かご6の下降により作動レバー31が引き上げられ、これにより非常止め装置20が作動する。
非常止め装置20には、非常止め装置20の作動を検出する作動検出部が設けられている。この例では、作動検出部として、作動検出スイッチ33が用いられている。作動検出スイッチ33の接点は、通常時は閉じられており、作動レバー31が引き上げられると開放される。作動検出スイッチ33の接点が開放されると、その信号(図の破線矢印)に応じて、アクチュエータ29a,29bにより可動部材28a,28bが規制位置に変位される。
このようなエレベータ装置では、非常止め装置20の作動時に、第1及び第2の変位規制部25,26により、第1及び第2のかごガイドレール2,3に対するかご6の水平方向への変位が規制(所定の範囲内に制限)される。これにより、特にかごガイドレール2,3に対してかご6が離れる方向へ動く場合に、第1及び第2のかごガイドレール2,3が同じ方向に変位するような水平力(かご6の動きに合わせてかごガイドレール2,3を変形させるような力)がかご6とかごガイドレール2,3との間に発生する。
従って、かご上部ローラガイド装置8,9の片当たりを防止し、かごガイドレール2,3の強度を低減することができる。また、非常止め装置20を2組用いる場合に比べ、構成を簡単にすることができる。
また、可動部材28a,28bが規制位置と離隔位置との間で変位可能になっているため、かご6の通常走行時に可動部材28a,28bがかごガイドレール2,3に干渉することがなく、騒音、振動及び走行ロスの発生を防止することができる。
さらに、作動検出スイッチ33により非常止め装置20の作動が検出されると、アクチュエータ29a,29bにより可動部材28a,28bが規制位置に変位されるので、可動部材28a,28bを変位させるための構成をコンパクト化することができる。
なお、実施の形態1では2つのアクチュエータ29a,29bを用いたが、1つのアクチュエータの駆動力を2つの可動部材28a,28bに伝達するようにしてもよい。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態2の第1の変位規制部は、かご6に固定された固定部材35と、固定部材35に回動可能に設けられている一対の可動部材36a,36bと、可動部材36a,36bを回動変位させる一対のアクチュエータ37a,37bとを有している。
可動部材36a,36bは、第1のかごガイドレール2に対するかご6の水平方向への変位を規制する規制位置(図7)と、規制位置よりも第1のかごガイドレール2から離れた離隔位置(図6)との間で、鉛直な回動軸35aを中心として回動変位可能となっている。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、非常止め装置20の作動時に可動部材36a,36bが回動変位される第1及び第2の変位規制部を用いた場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態2では2つのアクチュエータ37a,37bを用いたが、例えば2つの可動部材36a,36bの間に2つの可動部材36a,36bを連動させる歯車機構等を設け、1つのアクチュエータで2つの可動部材36a,36bを回動させるようにしてもよい。
実施の形態3.
次に、図8はこの発明の実施の形態3による第1の変位規制部を示す正面図である。実施の形態3の第1の変位規制部は、かご6の上部に固定された一対の固定部材38a,38bと、固定部材38a,38bにそれぞれ回動可能に設けられている一対の可動部材39a,39bと、可動部材39a,39bを回動変位させる1つ又は一対のアクチュエータ(図示せず)とを有している。
可動部材39a,39bは、第1のかごガイドレール2に対するかご6の水平方向への変位を規制する規制位置(図9、10)と、規制位置よりも第1のかごガイドレール2から離れた離隔位置(図8)との間で、回動軸40a,40bを中心として回動変位可能となっている。回動軸40a,40bは、水平方向に対して傾斜している。
また、可動部材39a,39bは、離隔位置に位置しているとき、立ち上がった状態になっている。このとき、可動部材39a,39bは、真上から見て全体がかご6の領域内に配置されている。さらに、可動部材39a,39bは、離隔位置から第1のかごガイドレール2側へ倒れ込むことにより、規制位置に変位される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、通常時は可動部材39a,39bがかご6上に立ち上がっているため、可動部材39a,39bがかごガイドレール2,3に干渉するのをより確実に防止することができる。
なお、上記の例ではアクチュエータにより可動部材を変位させたが、可動部材の駆動方法は特に限定されず、例えばソレノイドや油圧機構などで駆動させてもよい。
また、上記の例では、可動部材を規制位置から離隔位置に戻す復帰作業は、アクチュエータにより自動的に行っても、保守員により手動で行ってもよい。
実施の形態4.
次に、図11はこの発明の実施の形態4による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態4の第1の変位規制部は、実施の形態2と同様の一対の可動部材36a,36bと、可動部材36a,36b間に設けられたばね41と、一対の電磁石42a,42bとを有している。
かご6の通常運転時は、電磁石42a,42bが励磁されており、可動部材36a,36bは、電磁石42a,42bに吸着されて離隔位置(図11の2点鎖線)に位置している。
これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、電磁石42a,42bへの通電が遮断され、ばね41の力により可動部材36a,36bが規制位置に変位される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態4では2つの電磁石42a,42bを用いたが、例えば2つの可動部材36a,36bの間に2つの可動部材36a,36bを連動させる歯車機構等を設け、1つの電磁石で2つの可動部材36a,36bを離隔位置に保持するようにしてもよい。
また、2つのばねにより2つの可動部材36a,36bを個別に規制位置に付勢してもよい。
さらに、上記の例では、作動検出部として作動検出スイッチ33を用いたが、スイッチ以外のセンサ等であってもよい。
実施の形態5.
次に、図12はこの発明の実施の形態5による第1の変位規制部を示す平面図、図13は図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。実施の形態5の第1の変位規制部は、鉛直な回動軸45を中心に規制位置(図14)と離隔位置(図12)との間で回動可能な一対の可動部材46a,46bと、可動部材46a,46b間に設けられているばね47と、可動部材46a,46bを離隔位置にロックするロック部材48とを有している。
可動部材46a,46bには、引っ掛かり部である凹部49a,49bがそれぞれ設けられている。ロック部材48は、ロック部材本体48aと、ロック部材本体48aから下方へ鉛直に突出したストッパ部としての一対のロックピン48b,48cとを有している。ロック部材本体48aは、可動部材46a,46bの上方に水平に配置されている。また、ロック部材本体48aの一端部は、調速機ロープ32に接続されている。
通常運転時には、ロックピン48bは、凹部49aに挿入されている。また、ロックピン48cは、凹部49bに挿入されている。これにより、通常運転時には、ばね47に抗して、可動部材46a,46bが離隔位置に保持されている。
これに対して、上述したように、調速機により調速機ロープ32の循環移動が停止されると、かご6の下降により作動レバー31が引き上げられ、これにより非常止め装置20が作動する。このとき、かご6に対してロック部材48も引き上げられ、凹部49a,49bからロックピン48b,48cが外れる。そして、ばね47により、可動部材46a,46bが図14及び図15に示す規制位置に変位される。
第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、調速機ロープ32に機械的に連動して可動部材46a,46bを規制位置に変位させても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態5では、可動部材46a,46bに凹部49a,49bを設け、ロック部材48にロックピン48b,48cを設けたが、逆に配置してもよい。この場合、ロックピンは可動部材から鉛直上方へ突出させればよい。
また、引っ掛かり部は凹部49a,49bに限定されるものではなく、例えば孔であってもよい。
さらに、ストッパ部もロックピン48b,48cに限定されるものではない。
実施の形態6.
次に、図16はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置のかごを示す正面図である。実施の形態6の水平変位規制装置51は、かご6上の第1のかごガイドレール2側の端部に設けられた第1の変位規制部52と、かご6上の第2のかごガイドレール3側の端部に設けられた第2の変位規制部53と、作動レバー31と第1及び第2の変位規制部52,53とを連結するロック部材54とを有している。
第1の変位規制部52は、実施の形態5と同様の可動部材46a,46b及びばね47を有している。第2の変位規制部53の構成は、第1の変位規制部52と同じである。ロック部材54は、ロック部材本体54aと、ロック部材本体54aから下方へ鉛直に突出したストッパ部としての2対のロックピン54b,54c,54d,54eと、ロック部材本体54aと作動レバー31とを連結する連結部54fとを有している。ロック部材本体54aは、第1及び第2の変位規制部52,53の上方に水平に配置されている。
通常運転時には、ロックピン54b,54c,54d,54eは、実施の形態5と同様に凹部49a,49bに挿入されている。これにより、通常運転時には、ばね47に抗して、可動部材46a,46bが離隔位置に保持されている。
これに対して、調速機により調速機ロープ32の循環移動が停止されると、かご6の下降により作動レバー31が引き上げられ、これにより非常止め装置20が作動する。このとき、図17に示すように、かご6に対してロック部材54も引き上げられ、凹部49a,49bからロックピン54b,54c,54d,54eが外れる。そして、ばね47により、実施の形態5と同様に、可動部材46a,46bが規制位置に変位される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、作動レバー31に機械的に連動して可動部材46a,46bを規制位置に変位させても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態6では、可動部材46a,46bに凹部49a,49bを設け、ロック部材54にロックピン54b,54c,54d,54eを設けたが、逆に配置してもよい。この場合、ロックピンは可動部材から鉛直上方へ突出させればよい。
また、引っ掛かり部は凹部49a,49bに限定されるものではなく、例えば孔であってもよい。
さらに、ストッパ部もロックピン54b,54c,54d,54eに限定されるものではない。
実施の形態7.
次に、図18はこの発明の実施の形態7による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態7の第1の変位規制部は、鉛直な回動軸55を中心に規制位置(実線)と離隔位置(2点鎖線)との間で回動可能な一対の可動部材56a,56bと、可動部材56a,56bに固定された一対の電磁石57a,57bとを有している。電磁石57a,57bは、繋ぎ部2cに対向するように可動部材56a,56bの先端に固定されている。
通常運転時には、電磁石57a,57bへの通電は遮断されており、可動部材56a,56bは離隔位置に位置している。
これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、電磁石42a,42bが励磁され、鋼製のかごガイドレール2を電磁石57a,57bが吸引することにより、可動部材56a,56bが規制位置に変位される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、通常運転時に可動部材56a,56bを離隔位置に保持する1つ又は複数のばねを可動部材56a,56bに設けてもよい。
実施の形態8.
次に、図19はこの発明の実施の形態8による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態8の第1の変位規制部は、一対の可動部材61a,61bと、可動部材61a,61bに接するガイド部材62と、ガイド部材62を移動させるアクチュエータ63とを有している。ガイド部材62には、可動部材61a,61bに接する一対の楔部62a,62bが設けられている。
通常運転時には、可動部材61a,61bは、図19に示す離隔位置に位置している。これに対して、非常止め装置20の作動時には、アクチュエータ63によりガイド部材62がかごガイドレール2側へ前進される。このとき、可動部材61a,61bは、楔部62a,62bにより押圧されて、図20に示す規制位置までかごガイドレール2側へ水平にスライド移動される。
第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、通常運転時に可動部材61a,61bを離隔位置に保持するばねを設け、ガイド部材62を後退させることにより可動部材61a,61bが離隔位置に自動的に復帰するようにしてもよい。
また、通常運転時に、例えば電磁石又はロック機構等によりガイド部材62を離隔位置に保持し、非常止め装置20の作動時にばね等によりガイド部材62を規制位置まで押し出すようにしてもよい。
実施の形態9.
次に、図21はこの発明の実施の形態9による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態9の第1の変位規制部は、鉛直な回動軸65を中心として回動可能な一対の可動部材66a,66bと、可動部材66a,66b間に配置されている楔部67と、楔部67を上下動させるアクチュエータ68とを有している。
楔部67は、回動軸65に対して第1のかごガイドレール2とは反対側に配置されている。通常運転時には、楔部67は図22に示す下降位置に位置しており、可動部材66a,66bは図21に示す離隔位置に位置している。
これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、アクチュエータ68により楔部67が図23及び図24に示す上昇位置まで持ち上げられ、可動部材66a,66bが楔部67により押圧される。これにより、可動部材66a,66bの楔部67が接している部分の間隔が押し広げられ、逆に、可動部材66a,66bの繋ぎ部2cに対向する部分の間隔が狭められ、可動部材66a,66bが図23に示す規制位置まで変位される。
第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、通常運転時に可動部材66a,66bを離隔位置に保持するばねを設け、楔部67を下降させることにより可動部材66a,66bが離隔位置に自動的に復帰するようにしてもよい。
また、通常運転時に、例えば電磁石又はロック機構等により楔部67を離隔位置に保持し、非常止め装置20の作動時にばね等により楔部67を規制位置まで押し上げるようにしてもよい。
実施の形態10.
次に、図26はこの発明の実施の形態10によるエレベータ装置のかごを示す正面図である。実施の形態10の水平変位規制装置71は、かご6上の第1のかごガイドレール2側の端部に設けられた第1の変位規制部72と、かご6上の第2のかごガイドレール3側の端部に設けられた第2の変位規制部73と、作動レバー31と第1及び第2の変位規制部72,73とを連結する連結部材74とを有している。
第1の変位規制部72は、実施の形態9と同様の可動部材66a,66bを有している。第2の変位規制部73の構成は、第1の変位規制部72と同じである。連結部材74には、第1の変位規制部72の可動部材66a,66b間に配置された第1の楔部74aと、第2の変位規制部73の可動部材66a,66b間に配置された第2の楔部74bと、作動レバー31に連結された連結部74cとを有している。
通常運転時には、楔部74a,74bは、実施の形態9の楔部67と同様に下降位置に位置しており、可動部材66a,66bは離隔位置に位置している。
これに対して、調速機により調速機ロープ32の循環移動が停止されると、かご6の下降により作動レバー31が引き上げられ、これにより非常止め装置20が作動する。このとき、かご6に対して連結部材74も引き上げられ、可動部材66a,66bの楔部74a,74bが接している部分の間隔が押し広げられ、逆に、可動部材66a,66bの繋ぎ部2cに対向する部分の間隔が狭められ、可動部材66a,66bが規制位置まで変位される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、作動レバー31に機械的に連動して可動部材66a,66bを規制位置に変位させても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる
なお、通常運転時に可動部材66a,66bを離隔位置に保持するばねを設け、楔部67を下降させることにより可動部材66a,66bが離隔位置に自動的に復帰するようにしてもよい。
実施の形態11.
次に、図27はこの発明の実施の形態11による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態11の第1の変位規制部は、鉛直な回動軸81を中心に回動可能な一対の可動部材82a,82bと、可動部材82a,82bのかごガイドレール2に対向する面に設けられている複数の電磁石83a,83b,83c,83dとを有している。
可動部材82a,82bは、図27に示すようにかごガイドレール2のガイド部2bの両側面に接する規制位置と、ガイド部2bから離隔した離隔位置との間で回動可能になっている。可動部材82a,82bのガイド部2bに接する面には、摩擦保持部84a,84bが設けられている。
摩擦保持部84a,84bは、可動部材82a,82bが規制位置に位置するときに、かごガイドレール2から離れようとする方向(図のX軸方向)へのかご6の変位に抵抗する摩擦力を発生する。かご6の昇降方向(図のZ軸方向)への摩擦保持部84a,84bのかごガイドレール2に対する摩擦力は、X軸方向への摩擦力に比べて十分に小さい。
通常運転時には、可動部材84a,84bは離隔位置に保持されている。これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、電磁石83a,83b,83c,83dが励磁され、鋼製のかごガイドレール2を電磁石83a,83b,83c,83dが吸引することにより、可動部材82a,82bが規制位置に変位される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、かごガイドレール2,3のガイド部2bと繋ぎ部2cとの間に十分な段差がない場合にも、非常止め装置20の作動時にかご6の変位を規制することができる。
実施の形態12.
次に、図28はこの発明の実施の形態12による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態12では、実施の形態11の電磁石83a,83b,83c,83dの代わりに、可動部材82a,82b間にばね85が設けられている。
通常運転時には、可動部材82a,82bは、例えば実施の形態4、5又は6等の方法で離隔位置に保持されている。
これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、ばね85の力により可動部材82a,82bが規制位置に変位される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態11と同様の効果を得ることができる。
実施の形態13.
次に、図29はこの発明の実施の形態13による第1の変位規制部を示す平面図である。この実施の形態13は、実施の形態8(図19、20)と実施の形態11(図27)とを組み合わせたものである。実施の形態13の第1の変位規制部は、一対の可動部材87a,87bと、可動部材87a,87bに接するガイド部材62と、ガイド部材62を移動させるアクチュエータ63とを有している。
可動部材87a,87bは、かごガイドレール2のガイド部2bの両側面に接する規制位置と、図29に示すようにガイド部2bから離隔した離隔位置との間でスライド可能になっている。可動部材87a,87bのガイド部2bに接する面には、摩擦保持部88a,88bが設けられている。
摩擦保持部88a,88bは、可動部材87a,87bが規制位置に位置するときに、かごガイドレール2から離れようとする方向(図のX軸方向)へのかご6の変位に抵抗する摩擦力を発生する。かご6の昇降方向(図のZ軸方向)への摩擦保持部88a,88bのかごガイドレール2に対する摩擦力は、X軸方向への摩擦力に比べて十分に小さい。
通常運転時には、可動部材87a,87bは、図29に示す離隔位置に位置している。これに対して、非常止め装置20の作動時には、アクチュエータ63によりガイド部材62がかごガイドレール2側へ前進される。このとき、可動部材87a,87bは、楔部62a,62bにより押圧されて、規制位置までかごガイドレール2側へ水平にスライド移動される。
第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態11と同様の効果を得ることができる。
実施の形態14.
次に、図30はこの発明の実施の形態14による第1の変位規制部を示す平面図である。この実施の形態14は、実施の形態9(図21〜25)と実施の形態11(図27)とを組み合わせたものである。可動部材66a,66bのガイド部2bに接する面には、摩擦保持部89a,89bが設けられている。
摩擦保持部89a,89bは、可動部材66a,66bが規制位置に位置するときに、かごガイドレール2から離れようとする方向(図のX軸方向)へのかご6の変位に抵抗する摩擦力を発生する。かご6の昇降方向(図のZ軸方向)への摩擦保持部89a,89bのかごガイドレール2に対する摩擦力は、X軸方向への摩擦力に比べて十分に小さい。
通常運転時には、楔部67は図22に示す下降位置に位置しており、可動部材66a,66bは図30に示す離隔位置に位置している。
これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、アクチュエータ68(図22)により楔部67が上昇位置(図23、24)まで持ち上げられ、可動部材66a,66bが楔部67により押圧される。これにより、可動部材66a,66bの楔部67が接している部分の間隔が押し広げられ、逆に、可動部材66a,66bのガイド部2bに対向する部分の間隔が狭められ、可動部材66a,66bが規制位置まで変位される。
第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、第1及び第2の変位規制部以外の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、実施の形態11と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態13、14に示したように、実施の形態1〜12の構成は適宜組み合わせることが可能である。例えば、実施の形態9、10、11を組み合わせて、図30の楔部67を作動レバー31に機械的に連動させて上昇位置へ変位するようにしてもよい。
実施の形態15.
次に、図31はこの発明の実施の形態15による第1の変位規制部を示す平面図である。実施の形態15の第1の変位規制部は、電磁石86を有している。電磁石86は、かごガイドレール2のかご6側端面に対向してかご6に搭載されている。
通常運転時には、電磁石86への通電は遮断されている。これに対して、非常止め装置20の作動が検出されると、電磁石86が励磁され、電磁石86がかごガイドレール2に吸着される。第2の変位規制部の構成は、第1の変位規制部と同じである。また、他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような第1及び第2の変位規制部によっても、かご上部ローラガイド装置8,9の片当たりを防止し、かごガイドレール2,3の強度を低減することができる。また、非常止め装置20を2組用いる場合に比べ、構成を簡単にすることができる。
なお、水平変位規制装置の位置はかご6の上部に限定されるものではなく、例えばかご6の上下方向の中間部であってもよい。例えば、非常止め装置20がかご6に配置されている場合、水平変位規制装置をかご6の下部に配置してもよい。
また、2組以上の水平変位規制装置をかご6に搭載してもよい。
さらに、上記の実施の形態1〜15では、2本のかごガイドレール2,3を示したが、3本以上のガイドレールにより昇降体の昇降が案内されるエレベータ装置にもこの発明は適用できる。例えば、かごの両側に2本ずつのかごガイドレールが配置されている場合、4本のかごガイドレールに対応する4個の変位規制部を用いてもよい。即ち、第3のガイドレール以降を追加、又は第1及び第2のガイドレールを2本以上ずつ設けてもよい。これに伴い、第3の変位規制部を追加、又は第1及び第2の変位規制部を2個以上ずつ用いてもよい。
さらにまた、上記の実施の形態1〜15の変位規制部を適宜組み合わせて用いてもよい。
また、ガイド装置は、スライディングガイドシューでもよい。
さらに、昇降体は釣合おもりであってもよい。即ち、釣合おもりに非常止め装置が搭載されている場合、水平変位規制装置を釣合おもりに搭載してもよい。
さらにまた、巻上機の位置やローピング方式等のエレベータ装置全体のレイアウトは、図1のレイアウトに限定されない。
また、この発明は、機械室を持つエレベータ装置、機械室レスエレベータ、リニアモータエレベータ、油圧エレベータ、ダブルデッキエレベータ、共通の昇降路内に複数のかごが配置されているワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、あらゆるタイプのエレベータ装置に適用できる。

Claims (5)

  1. 昇降路内に設置されている第1及び第2のガイドレール、
    前記第1及び第2のガイドレール間に配置されており、前記第1及び第2のガイドレールに案内されて前記昇降路内を昇降される昇降体、
    前記昇降体に搭載されており、非常時に前記第1及び第2のガイドレールを把持して前記昇降体を停止させる非常止め装置、及び
    前記非常止め装置の作動時に、前記第1のガイドレールに接して前記第1のガイドレールに対する前記昇降体の水平方向への変位を規制する第1の変位規制部と、前記非常止め装置の作動時に、前記第2のガイドレールに接して前記第2のガイドレールに対する前記昇降体の水平方向への変位を規制する第2の変位規制部とを有しており、前記非常止め装置に対して上下方向に間隔をおいて前記昇降体に搭載されている水平変位規制装置
    を備え、
    前記第1及び第2の変位規制部は、前記第1及び第2のガイドレールに対する前記昇降体の水平方向への変位を規制する規制位置と、規制位置よりも前記第1及び第2のガイドレールから離れた離隔位置との間で変位可能な可動部材をそれぞれ有しており、
    前記可動部材は、前記非常止め装置の作動に機械的に連動して規制位置に変位されるエレベータ装置。
  2. 前記第1及び第2の変位規制部は、前記可動部材を規制位置に変位させるばねをそれぞれ有しており、
    通常運転時には、前記可動部材は離隔位置に保持されており、
    前記非常止め装置の作動時には、前記非常止め装置の作動に機械的に連動して前記可動部材の離隔位置への保持が解除され、前記ばねにより前記可動部材が規制位置に変位される請求項記載のエレベータ装置。
  3. 前記水平変位規制装置は、前記第1及び第2の変位規制部の前記可動部材にそれぞれ接する複数の楔部を有しており、
    前記非常止め装置の作動時には、前記非常止め装置の作動に機械的に連動して前記楔部が前記可動部材を押圧し、これにより前記可動部材が規制位置に変位される請求項記載のエレベータ装置。
  4. 前記第1及び第2のガイドレールは、ベース部と、前記かごに設けられたガイド装置が接するガイド部と、前記ガイド部と前記ベース部との間を繋ぐ繋ぎ部とをそれぞれ有しており、
    前記繋ぎ部の幅寸法は、前記ガイド部の幅寸法よりも小さくなっており、
    前記可動部材は、規制位置にあるとき、前記ガイド部の前記繋ぎ部側の端面に当たることにより、前記第1及び第2のガイドレールから離れる方向への前記昇降体の変位を規制する請求項記載のエレベータ装置。
  5. 前記可動部材の前記第1及び第2のガイドレールに接する面には、摩擦保持部が設けられており、
    前記摩擦保持部は、前記可動部材が規制位置に位置するときに、前記第1及び第2のガイドレールから離れようとする方向への前記昇降体の変位に抵抗する摩擦力を発生する請求項記載のエレベータ装置。
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