JPWO2006054328A1 - エレベータの安全装置 - Google Patents

エレベータの安全装置

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Abstract

エレベータのかごの速度異常が検出されてからかごが停止するまでに必要な時間を短縮することができるエレベータの安全装置を提供する。このため、かごを案内するガイドレールの一側面と、このガイドレールの一側面に対して下方に向かうに従って離れるように配置された案内面との間に制動子を設け、この制動子に、かごの速度異常が検出された際にガイドレールに吸着する吸着部を備える。かごの速度異常が検出された場合には、吸着部をガイドレールに吸着させることにより制動子の下降を制止させ、この制動子がガイドレールに食い込むことにより楔を入れる形で制動力を発生させる。

Description

この発明は、エレベータのかごの昇降速度が所定値を超えた場合に、強制的にかごを停止させるエレベータの安全装置に関するものである。
エレベータ装置には、安全装置として、かごの昇降速度が所定値を超えた場合に強制的にかごを緊急停止させる非常止め装置が備えられている。図4は従来の非常止め装置が備えられたエレベータ装置の概略機構を示したものである。図4において、エレベータのかご13と釣合い重り14とは、巻上機の駆動綱車15に巻き掛けられた主ロープ16によって釣瓶式に懸吊されており、駆動綱車15の回動に連動して昇降路内を互いに逆方向に昇降する。なお、かご13と釣合い重り14とは、昇降路内に立設されたそれぞれのガイドレール1(一部図示せず)によりその昇降方向が案内されている。また、昇降路頂部に設置された調速機の主輪17と昇降路ピット部に設置された張り車18とには、その一部がかご13に連結された無端状の調速機用ロープ19が巻き掛けられており、調速機の主輪17は、調速機用ロープ19がかご13の昇降に連動して移動することにより、調速機用ロープ19の移動に連動して回動する。即ち、調速機は、主輪17の回動速度に基づいてかご13の昇降速度を検出する。
ここで、巻上機の駆動綱車15の回転速度異常やトラクション抜け等が発生し、かご13の下降速度がある規定値を超過した場合、調速機によりかご13の速度異常が検出され、かご13の強制停止が行われる。具体的には、先ず、調速機の主輪17の回転数がある所定値を超過することによりかご13の速度異常が検出される。調速機に設けられた把持手段(図示せず)は、かご13の速度異常が検出されると、移動中の調速機用ロープ19を掴み、この調速機用ロープ19を強制的に制止させる。かご13に設けられた非常止め装置2は、調速機用ロープ19が制止されることにより、この調速機用ロープ19との間に連結されたセーフティリンク20を介して動作され、かごを強制的に制止させる。一般に非常止め装置2は、各ガイドレール1に対応するように配置されており、制動子がガイドレール1に食い込むことにより楔を入れる形で制動力を発生させる。
かかる構成を有する従来の安全装置には、かご又は釣合い重りからなる昇降体と調速機用ロープとに固定されたセーフティリンクの押し上げレバーにより、昇降体を案内するガイドレールに対応して設けられた一対の非常止め装置の楔の下面を直接的に押し上げ、非常止め装置を動作させるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2001−80840号公報
特許文献1記載の安全装置を含め、調速機用ロープやセーフティリンク等を備えた従来の安全装置は、かごの速度異常が検出されてから非常止め装置が動作し、実際にかごが停止するまでのタイムラグが大きい。即ち、種々の動作遅れ、例えば、かごの速度異常を検出してから調速機用ロープが制止するまでに発生する調速機の把持手段の動作遅れや、調速機用ロープが制止してからセーフティリンクが動作するまでに発生する調速機用ロープの弾性変形による動作遅れ、セーフティリンクが動作してから非常止め装置が動作するまでに発生する連結部分の遊びによる動作遅れ等があるため、かごの下降速度がある規定値を超過した後も一定期間加速を続けることとなり、かごの停止距離が大きくなるという問題が発生していた。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、その目的は、かごの速度異常が検出されてからかごが停止するまでに必要な時間を短縮することができるエレベータの安全装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの安全装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、昇降路内に立設され、かごを案内するガイドレールと、かごの速度異常を検出するかご速度検出手段とを備え、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、かごを停止させるエレベータの安全装置において、かごに設けられ、下方に向かうに従ってガイドレールの一側面から離れるように配置された案内面と、案内面及びガイドレールの一側面の間に設けられた制動子と、この制動子に設けられ、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合にガイドレールに吸着する吸着部とを備え、制動子は、吸着部がガイドレールに吸着することによりその下降が制止されるとともに、下降する案内面に案内されてガイドレールの一側面との間に制動力を発生させるものである。
この発明は、エレベータ昇降路内を昇降するかごと、昇降路内に立設され、かごを案内するガイドレールと、かごの速度異常を検出するかご速度検出手段とを備え、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、かごを停止させるエレベータの安全装置において、かごに設けられ、下方に向かうに従ってガイドレールの一側面から離れるように配置された案内面と、案内面及びガイドレールの一側面の間に設けられた制動子と、この制動子に設けられ、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合にガイドレールに吸着する吸着部とを備え、制動子は、吸着部がガイドレールに吸着することによりその下降が制止されるとともに、下降する案内面に案内されてガイドレールの一側面との間に制動力を発生させる構成としたで、かごの速度異常が検出されてからかごが停止するまでに必要な時間を短縮することが可能となる。
図1は、この発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の正面図である。 図2は、この発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の要部側面図である。 図3は、この発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の動作を説明するための図である。 図4は、従来のエレベータ装置の構成図である。
符号の説明
1 ガイドレール
1a フランジ部
1b 頭部
2 非常止め装置
3 基台
4 第一の制動子
4a、6a 制動面
5 案内部
5a 案内面
6 第二の制動子
7 吸着部
8 ガイド
9 ガイドプレート
10 ガイド部
10a ストッパ
11 電磁石
11a 吸着面
12 バネ
13 かご
14 釣合い重り
15 駆動綱車
16 主ロープ
17 主輪
18 張り車
19 調速機用ロープ
20 セーフティリンク
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、この発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の正面図である。図1において、エレベータ昇降路内を昇降するかご(図示せず)は、その上下両端部に設けられたガイドローラ(図示せず)等が一対のガイドレール1に係合することにより、その昇降方向が案内されている。このガイドレール1は、横断面が略T字状を呈しており、フランジ部1aから突出する頭部1bがかごを間に挟んで互いに対向するように昇降路内に立設されている。また、かごの下部には、それぞれのガイドレール1に対応するように配置され、かごの下降速度がある規定値を超過した際に、それぞれのガイドレール1に係合することによりかごを緊急停止させる非常止め装置2が設けられている。なお、図示されていないが、かご又は昇降路固定体には、かごの下降速度がある規定値を超過したか否かを検出するかご速度検出手段と、このかご速度検出手段によりかごの下降速度がある規定値を超過したと検出された場合に、非常止め装置2の後述する電磁石に対する電力制御を行う電力制御手段とが設けられている。
上記非常止め装置2には、かごに設けられ、各ガイドレール1に対応するように配置された基台3と、この基台3に設けられ、ガイドレール1の頭部1b一側面と僅かな間隙を有して対向する制動面4aを備えた第一の制動子4と、基台3に設けられ、下方に向かうに従ってガイドレール1の頭部1b他側面から離れるように形成された案内面5aを有する案内部5と、この案内面5aに沿って上下方向に摺動可能となるように案内部5の案内面5a及びガイドレール1の頭部1b他側面の間に設けられ、ガイドレール1の頭部1bの他側面に対向する制動面6aを有する第二の制動子6と、この第二の制動子6の下部に設けられ、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、電力制御手段の制御によりその一部がガイドレール1の頭部1b他側面に吸着固定する吸着部7とが備えられている。
ここで、上記案内部5は、基台3に設けられ、上記案内面5aを有する略三角柱状を呈するガイド8と、このガイド8の案内面5aの両側にそれぞれ斜設された略L字状を呈するガイドプレート9とから構成されている。なお、このガイドプレート9は、ガイド8の案内面5aの頭部1b側において対向するように配置された折返し部が、案内面5aと略平行となるように、下方に向かうに従ってガイドレール1の頭部1b他側面から離れるように形成されている。
また、第二の制動子6とガイドプレート9とには、第二の制動子6がガイドプレート9の折返し部に沿って上下方向に摺動可能となるような摺動機構が設けられている。なお、この摺動機構はいかなる構成のものでも構わない。例えば、第二の制動子6の反頭部1b側に断面が略T字状を呈する突起部を形成し、この突起部がガイドレール9の折返し部に係合するように構成したものでも良い。
ガイドプレート9に上下方向に摺動可能に設けられた第二の制動子6は、外力が働かない場合には自重によりガイドプレート9の下部に配置される。この時、互いに対向する第二の制動子6の制動面6aとガイドレール1の頭部1b他側面との間には所定の間隙が形成されており、制動面6aが頭部1b他側面に接触することはない。一方、かかる状態から第二の制動子6がガイドプレート9の上部側に移動すると、第二の制動子6は、ガイドプレート9との間に設けられた摺動機構に案内され頭部1b側に徐々に移動する。即ち、第二の制動子6の制動面6aと頭部1bの他側面とが接近し、その間に形成された間隙が徐々に狭くなる。ここで、第二の制動子6が所定の高さに達すると、第二の制動子6の反頭部1b側側面とガイド8の案内面5aとが、ローラガイド等の摺動機構(図示せず)を介して係合する。また、第二の制動子6がさらに上方に移動して所定の高さに達すると、第一の制動子4の制動面4aと第二の制動子6の制動面6aとの間隔が、ガイドレール1の頭部1bの幅と略同程度となり、制動面4aが頭部1b一側面に、また、制動面6aが頭部1b他側面にそれぞれ接触する。なお、第二の制動子6は、ガイドレール1の頭部1bに接触する際の制動面6aの高さが、第一の制動子4の制動面4aと略同高さとなるように設定されている。
図2はこの発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の要部側面図であり、第二の制動子6とその下部に設けられた吸着部7との構成を示したものである。図1及び図2において、第二の制動子6の制動面6aより下方に設けられた吸着部7は、第二の制動子6の下部に固定されたガイド部10と、略円柱状を呈し、その一端面に設けられた吸着面11aがガイドレール1の頭部1b他側面に対向するように配置されるとともに、この吸着面11aが頭部1b他側面に接離可能となるように、ガイド部10に水平方向に摺動可能に設けられた電磁石11と、この電磁石11を反頭部1b他側面側に付勢するバネ12とから構成されている。
ここで、ガイド部10と電磁石11とに設けられた摺動機構はいかなる構成のものでも構わない。例えば、図2に示すように、ガイド部10の下部に断面が略T字状の溝を水平方向に形成し、電磁石11の上部にこの溝と嵌合する断面が略T字状の突起部を設けたようなものでも良い。また上記バネ12は、電磁石11の外周面とガイド部10に設けられたストッパ10aとの間に設けられている。このストッパ10aは、上記摺動機構の反頭部1b側に、電磁石11の他端面と対向するように配置されており、バネ12によって付勢された電磁石11を係止している。したがって、第二の制動子6がガイドプレート9の下部に配置されている場合には、電磁石11の吸着面11aと頭部1bの他側面との間には所定の間隙が形成されている。
次に、この発明に係るエレベータの安全装置の動作について説明する。
図3は、この発明の実施例1におけるエレベータの安全装置の動作を説明するための図である。図1及び図3において、エレベータの通常運転時、かごの昇降速度は、かご速度検出手段により常時検出されている。かかる状態では、図1に示すように、第二の制動子6は自重によりガイドプレート9の下部に配置されており、また、電磁石11の吸着面11aとガイドレール1の頭部1b他側面との間には所定の間隙が形成されている。ここで、かご速度検出手段によりかごの下降速度がある規定値を超過したことが検出されると、電力制御手段は、かご速度検出手段の検出結果に基づいて電磁石11に対して電力を供給し、電磁石11の吸着面11aに磁力を発生させる。なお、ストッパ10aと電磁石11との間に設けられたバネ12の付勢力は、図1の状態において電磁石11とガイドレール1との間に発生する吸着力よりも小さくなるように設定されている。したがって、電磁石11は、電力制御手段により電力が供給されることにより、バネ12の付勢力に抗してガイドレール1の頭部1b側に水平移動し、ガイドレール1の頭部1bのある位置に吸着固定される。なお、かごとともに下降していた第二の制動子6は、電磁石11がガイドレール1の頭部1bに吸着することにより、その下降が制止される。
一方、エレベータのかごは、電磁石11がガイドレール1の頭部1bに吸着固定した後も下降を継続する。したがって、第二の制動子6は、下降してくるガイド8の案内面5aによって頭部1b側に押し付けられるように案内され、第二の制動面6aと頭部1bの他側面とが接触することにより、ガイド8とガイドレール1の頭部1bとの間に楔を入れる形となり、かごを強制的に停止させる強力な制動力を発生させる。
この発明の実施例1によれば、かごの速度異常が検出されてからかご停止のための制動力が発揮されるまでに、電磁石11への電力供給及びガイドレール1への電磁石11の吸着の動作しか必要としないため、従来のように調速機用ロープやセーフティリンク等を使用した場合と比較して、実際にかごが停止するまでの時間を大幅に短縮することが可能となる。また、セーフティリンク等が不要となるため構造を簡素化することができるため、コストを削減することができるとともに、非常止め装置2とセーフティリンクとの連結等を考慮する必要がないため、非常止め装置2の設置場所の制限が緩和され、据付及び保守時の作業性が向上する。
なお、この発明の実施の形態1では、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、電磁石11に電力を供給することによって電磁石11をガイドレール1の頭部1bに吸着固定させているが、吸着部7に、ガイドレール1の頭部1b他側面に対向するように配置され、ガイド部10aに摺動可能に設けられた永久磁石(図示せず)と、この永久磁石の磁力を打ち消すように配置された電磁石11とを備えることにより、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、電磁石11への電力を遮断することによって永久磁石をガイドレール1の頭部1b他側面に吸着固定させるようにしても良い。即ち、エレベータの通常運転時には、電磁石11に電力を供給することにより互いの磁力を打ち消すように電磁石11と永久磁石とを配置し、かごの速度異常が検出された場合に、電磁石11への電力を遮断し、永久磁石をガイドレール1の頭部1bに吸着させるように構成する。かかる構成を有することにより、停電時等、電磁石11に電力が供給されない場合にかごを停止状態にすることができ、安全性をより向上させることが可能となる。
また、この発明の実施の形態1では、かごの下降速度がある規定値を超過した場合について説明したが、釣合い重りの下部にも同様の安全装置を設けることにより、かごの上昇速度がある規定値を超過した場合にも、かごの緊急停止を行うことが可能となる。
また、吸着部7として永久磁石のみを使用し、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、弾性体等により上記永久磁石をガイドレール1に吸着固定させるようにしても良い。なお、この場合には、かご速度検出手段としてガイドレール1に接触するローラ等を使用し、電気的動作を使用せず、機械的な動作のみにより制動力を発生させるようにしても良い。
以上のように、この発明にかかるエレベータの安全装置によれば、かごの速度異常を検出してから実際にかごを緊急停止させるまでの時間を大幅に短縮することができるため、速度超過後のかごの移動距離を大幅に短縮することが可能となり、より安全性に優れたエレベータ装置の提供が可能となる。

Claims (4)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路内に立設され、前記かごを案内するガイドレールと、前記かごの速度異常を検出するかご速度検出手段とを備え、前記かご速度検出手段により前記かごの速度異常が検出された場合に、前記かごを停止させるエレベータの安全装置において、前記かごに設けられ、下方に向かうに従って前記ガイドレールの一側面から離れるように配置された案内面と、前記案内面及び前記ガイドレールの一側面の間に設けられた制動子と、この制動子に設けられ、前記かご速度検出手段により前記かごの速度異常が検出された場合に前記ガイドレールに吸着する吸着部とを備え、前記制動子は、前記吸着部が前記ガイドレールに吸着することによりその下降が制止されるとともに、下降する前記案内面に案内されて前記ガイドレールの一側面との間に制動力を発生させることを特徴とするエレベータの安全装置。
  2. エレベータ昇降路内を昇降するかごと、前記昇降路内に立設され、前記かごを案内するガイドレールと、前記かごの速度異常を検出するかご速度検出手段とを備え、前記かご速度検出手段により前記かごの速度異常が検出された場合に、前記かごを停止させるエレベータの安全装置において、前記かご速度検出手段の検出結果に基づいて電力制御を行う電力制御手段と、前記かごに設けられ、下方に向かうに従って前記ガイドレールの一側面から離れるように配置された案内面と、前記案内面及び前記ガイドレールの一側面の間に設けられた制動子と、この制動子に設けられ、前記かご速度検出手段により前記かごの速度異常が検出された場合に、前記電力制御手段の電力制御により前記ガイドレールに吸着する吸着部とを備え、前記制動子は、前記吸着部が前記ガイドレールに吸着することによりその下降が制止されるとともに、下降する前記案内面に案内されて前記ガイドレールの一側面との間に制動力を発生させることを特徴とするエレベータの安全装置。
  3. 吸着部は、ガイドレールに対向するように配置された電磁石を備え、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、前記電磁石に電力が供給されることにより、前記電磁石が前記ガイドレールに吸着することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの安全装置。
  4. 吸着部は、ガイドレールに対向するように配置された永久磁石と、この永久磁石の磁力を打ち消すように配置された電磁石とを備え、かご速度検出手段によりかごの速度異常が検出された場合に、前記電磁石への電力が遮断されることにより、前記永久磁石が前記ガイドレールに吸着することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの安全装置。
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