WO2006109608A1 - 電子レンジ用袋体及び該袋体を用いた加熱加圧調理方法 - Google Patents

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Abstract

(課題) 電子レンジを用いて調理する際、袋体内部の水蒸気を安全かつ効果的に排出し、且つ袋体内部の圧力を大気圧より高く保ち加熱加圧調理を可能にする電子レンジ用袋体及びその電子レンジ用袋体を用いた加熱加圧調理方法の提供。 (解決手段) 上面と下面を形成する一対のシート部材の周縁部をシールしてなる袋体であって、袋体内部の圧力が上昇して大気圧より高い所定値を超えたときに、袋体の一部を開口させることによって袋体内部の圧力を外部に逃がして圧力を低下させる圧力解放機構を有し、該圧力解放機構は、袋体内部の圧力を逃がした後も、該袋体内部の圧力を少なくとも大気圧より高く保つ圧力維持機能を有することを特徴とする電子レンジ用袋体を提供する。

Description

電子レンジ用袋体及び該袋体を用いた加熱加圧調理方法 技術分野
[0001] 本発明は、電子レンジ用袋体及びその電子レンジ用袋体を用いた加熱加圧調理 方法に関する。より詳しくは、電子レンジを用いて調理する際、袋体内部の水蒸気を 安全かつ効果的に排出し、且つ袋体内部の圧力を大気圧より高く保ち加熱加圧調 理を可能にする電子レンジ用袋体及びその電子レンジ用袋体を用いた加熱加圧調 理方法に関する。
背景技術
[0002] 従来、電子レンジ用袋体を用いて、電子レンジで食材を加熱する際、加熱調理する ことを目的とした発明は数多く存在している。特に、電子レンジ用袋体に圧力負荷部 を設け、電子レンジ用袋体内部が所定圧力に達すると、その圧力負荷部が開口する ことで、電子レンジ用袋体内部が過圧状態になることを防止し、加熱調理することを 目的とする発明が知られている。
[0003] 例えば、特許文献 1には、 V字形の圧力負荷部を有して 、る電子レンジ用食品容 器の発明が開示されている。この特許文献 1に開示される発明は、 V字形の圧力負 荷部が袋体内部の圧力が所定圧力以上になると開口し、加熱調理の際に電子レン ジ用袋体の破裂を防止することを目的として!、る。
また、特許文献 2には、圧力負荷部と液体調味料が収容された小袋を備えた袋体 についての技術が開示されている。この特許文献 2に開示される発明では、圧力負 荷部が袋体内部の圧力が所定圧力以上になると開口することにより、電子レンジ用 袋体の破裂を防止する一方、小袋内部の液体調味料が加熱され蒸発することにより 、液体調味料が密封された小袋は破袋する。この結果、特許文献 2の発明は、袋体 内で液体調味料と食材を混合して加熱調理することができる。
[0004] し力しながら、特許文献 1及び 2に開示される発明は、袋体内部の圧力が所定値以 上になると圧力負荷部が開口するため、袋体内部の圧力は急激に下がり、これらの 発明による電子レンジ用袋体を用いて加圧調理することができな力つた。 [0005] 特許文献 1:特公平 4 40005号公報
特許文献 2 :特開 2002— 153217号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] 本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、袋体内部の圧力が所定値以上 になると、袋体の破裂を防止する為の圧力解放機構によって圧力を解放する一方で 、圧力解放機構に圧力維持機構を備えることで、袋体内部の圧力を大気圧より高く 保って加圧調理を可能にする電子レンジ用袋体を提供する。
併せて、本発明は、上記電子レンジ用袋体を用いた加熱加圧調理方法を提供する 課題を解決するための手段
[0007] 請求の範囲第 1項記載の発明は、上面と下面を形成する一対のシート部材の周縁 部をシールしてなる袋体であって、袋体内部の圧力が上昇して大気圧より高い所定 値を超えたときに、袋体の一部を開口させることによって袋体内部の圧力を外部に逃 がして圧力を低下させる圧力解放機構を有し、該圧力解放機構は、袋体内部の圧力 を逃がした後も、該袋体内部の圧力を少なくとも大気圧より高く保つ圧力維持機能を 有することを特徴とする電子レンジ用袋体を提供する。
[0008] 請求の範囲第 2項記載の発明は、前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方にお いて前記上面及び下面シートを所定形状に接着して形成される圧力負荷部力 なり 、該圧力負荷部は、前記周縁部から間隔をあけて形成されるとともに、該周縁部と同 じ接着強度で接着されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電子レンジ 用袋体を提供する。
[0009] 請求の範囲第 3項記載の発明は、前記圧力負荷部と周縁部との間隔が 50mm以 下であることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0010] 請求の範囲第 4項記載の発明は、前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方にお いて前記上面及び下面シートを所定形状に接着して形成される圧力負荷部力 なり 、該圧力負荷部は、前記周縁部から間隔をあけて形成されるとともに、その接着強度 が上面シートの引っ張り強度より強ぐ且つ前記周縁部の接着強度以下に設定され ていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0011] 請求の範囲第 5項記載の発明は、前記圧力負荷部が円形状であることを特徴とす る請求の範囲第 4項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0012] 請求の範囲第 6項記載の発明は、前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方にお いて前記上面及び下面シートを所定形状に接着して形成される圧力負荷部力 なり 、該圧力負荷部は、前記周縁部を一辺として袋体内方に向けて形成された多角形状 とされるとともに、該多角形状の全面に亘つて接着されていることを特徴とする請求の 範囲第 1項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0013] 請求の範囲第 7項記載の発明は、前記多角形が三角形であることを特徴とする請 求の範囲第 6項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0014] 請求の範囲第 8項記載の発明は、前記圧力負荷部が、所定間隔毎に形成された 複数個の圧力負荷部力 なることを特徴とする請求の範囲第 6項又は第 7項記載の 電子レンジ用袋体を提供する。
[0015] 請求の範囲第 9項記載の発明は、前記袋体が複数の角部を有し、前記圧力負荷 部は、前記少なくとも一つの角部を挟んで隣り合う辺の少なくともいずれか一方に配 置されるとともに、該角部力もの距離が前記辺の長さの 10〜50%の範囲にあることを 特徴とする請求の範囲第 6項又は第 7項記載の電子レンジ用袋体。
[0016] 請求の範囲第 10項記載の発明は、前記圧力解放機構が、前記上面シートに設け られた切り込み力 なり、該切り込みは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えた ときに開口するとともに、開口した後においても、袋体内部の圧力が所定値以下に低 下した時にほぼ閉塞される長さ及び幅に設定されていることを特徴とする請求の範囲 第 1項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0017] 請求の範囲第 11項記載の発明は、前記切り込みが、前記上面シートの厚み未満 の深さの切り込み力もなることを特徴とする請求の範囲第 10項記載の電子レンジ用 袋体を提供する。
[0018] 請求の範囲第 12項記載の発明は、前記切り込みが、前記上面シートを貫通して設 けられた後に、接着剤により閉塞されていることを特徴とする請求の範囲第 10項記載 の電子レンジ用袋体を提供する。 [0019] 請求の範囲第 13項記載の発明は、前記切り込みを被覆するように接着されたフィ ルムを有し、該フィルムは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えたときに前記切 り込みからわずかに剥離し、該フィルムと前記切り込みの間に空隙を形成することを 特徴とする請求の範囲第 10項記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0020] 請求の範囲第 14項記載の発明は、前記圧力解放機構が、前記上面シートに設け られた開口部と前記開口部を被覆するように接着されたフィルムカゝらなり、
該フィルムは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えたときに開口するとともに、 開口した後においても、袋体内部の圧力が所定値以下に低下した時にほぼ閉塞さ れる長さ及び幅に設定されて 、る切り込みを有して 、ることを特徴とする請求の範囲 第 1項記載の電子レンジ用袋体。
[0021] 請求の範囲第 15項記載の発明は、前記切り込みが、所定間隔を有して平行に並 設された複数の切り込み力もなることを特徴とする請求の範囲第 10項乃至第 14項い ずれかに記載の電子レンジ用袋体を提供する。
[0022] 請求の範囲第 16項記載の発明は、請求の範囲第 1項乃至第 15項いずれかに記 載の袋体を使用する加熱加圧調理方法であって、下準備が行われた食材を収容し た食材収容具を前記袋体内部に収容し、
前記袋体を密封し、前記袋体を加熱し、圧力解放機構が、前記袋体の一部を開口 させて、袋体内部の圧力を低下させるために、袋体内部の圧力を解放するとともに、 該圧力解放機構の圧力維持機構が、袋体内部の圧力を大気圧より高い一定値に維 持し、大気圧より高い一定圧力下で、さらに加熱が施されることを特徴とする加熱カロ 圧調理方法を提供する。
これらの発明を提供することによって、上記課題を悉く解決する。
発明の効果
[0023] 請求の範囲第 1項記載の発明によれば、袋体内部の圧力を開放する為の圧力解 放機構を設ける一方で、この圧力解放機構が圧力維持機能を有することによって、 袋体の破裂が防止されると同時に袋体内部の圧力を大気圧より高い圧力に保つこと ができるため、この袋体を用いて加熱加圧調理が可能となる。
[0024] 請求の範囲第 2項記載の発明によれば、圧力負荷部が周縁部の内方において周 縁部から距離をあけて形成されているので、袋体内部の圧力が上昇した時に、圧力 負荷部と周縁部との間の距離が最も短い部分に圧力が集中する。このとき、圧力負 荷部の接着強度が周縁部の接着強度と等しいため、前記圧力負荷部の接着部にお いて材料破壊が発生するとともに前記圧力集中部分に最も近い周縁部の接着部に おいて材料破壊が発生し開口部が形成され、その開口部力 袋体内部の圧力を逃 力 Sして圧力を低下させることができる。
この周縁部に形成される開口部の大きさは、圧力負荷部の大きさ及び圧力負荷部 と周縁部の距離に依存し、形成される開口部の大きさにより袋体内部の圧力の調節 を行うことができる。つまり、圧力負荷部の大きさ及び位置を調節することによって、圧 力を逃がした後の袋体内部の圧力を調節することができ、袋体内部の圧力を大気圧 より高い一定値に保つことができる。
[0025] 請求の範囲第 3項記載の発明によれば、圧力負荷部と周縁部との間隔が 50mm以 下に設定されている。上記範囲において、この間隔に負荷される圧力が大きく変化 するので、開口部の大きさの調節が容易になる。開口部の大きさを調節することによ つて、圧力を逃がした後の袋体内部の圧力を調節することができるので、袋体内部の 圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0026] 請求の範囲第 4項記載の発明によれば、圧力負荷部が周縁部力 間隔を有して形 成されることによって、袋体内部の圧力が上昇すると、圧力負荷部の周りに圧力が集 中する。このとき、圧力負荷部の接着強度が上面シートの引っ張り強度より強ぐ且つ 前記周縁部の接着強度以下に設定されているので、袋体内部の圧力が上昇すると、 圧力負荷部の周縁部の上面シートにおいて材料破壊が発生し、圧力負荷部と略同 一形状の開口部が形成され、袋体内部の圧力を低下させることができる。
この開口部の大きさは、圧力負荷部の大きさに依存するため、形成される開口部の 大きさにより袋体内部の圧力の調節を行うことができる。つまり、圧力負荷部の大きさ を調節することによって、圧力を逃がした後の袋体内部の圧力を調節することができ 、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0027] 請求の範囲第 5項記載の発明によれば、圧力負荷部を円形にすることによって、圧 力負荷部に均等の圧力を負荷することができるので、確実に開口部の大きさを調節 することができる。開口部の大きさを調節することによって、圧力を逃がした後の袋体 内部の圧力を調節することができるので、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つこと ができる。
[0028] 請求の範囲第 6項記載の発明によれば、袋体が多角形の圧力負荷部を有している ため、袋体内部の圧力が上昇すると、この多角形の各頂点部に圧力が集中する。こ れにより各頂点部から材料破壊が発生し、圧力負荷部が開口するので、袋体内部の 圧力を解放して圧力を低下させることができる。
開口部の大きさは、圧力負荷部の大きさに依存するため、形成される開口部の大き さにより袋体内部の圧力を調節することができる。つまり、圧力負荷部の大きさを調節 することによって、圧力を逃がした後の袋体内部の圧力を調節することができ、袋体 内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0029] 請求の範囲第 7項記載の発明によれば、圧力負荷部を三角形に形成することによ つて、圧力が集中する頂点を一つに特定することができる。圧力負荷部の接着部に おいて材料破壊が発生し始める部分を一つに特定するので、確実に開口部の大きさ を調節することができ袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0030] 請求の範囲第 8項記載の発明によれば、複数の圧力負荷部が所定間隔をおいて 配置されることによって、袋体の大きさに応じた圧力負荷部の数及び位置を設定する ことができ、袋体の大きさによらず、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができ る。
[0031] 請求の範囲第 9項記載の発明によれば、袋体が膨張する時に、圧力負荷部の位置 が最も圧力が力かる位置にあるため、最も圧力が力かる部分力 圧力を逃がすことが でき、袋体内部の圧力を均一に大気圧より高く保つことができる。
[0032] 請求の範囲第 10項記載の発明によれば、袋体内部の圧力が所定値を超えたとき に、切り込みが開口するため、袋体の破裂を防止できる一方、袋体内部の圧力が所 定値以下に低下した時に、この切り込みがほぼ閉塞される長さ及び幅に設定されて いるため、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0033] 請求の範囲第 11項記載の発明によれば、切り込みの深さが上面シートの厚み未満 に設定されているので、過圧状態になる前に直ちに袋体内部の圧力を解放すること となり、切り込みの前記所定長さ及び幅を維持することができる。切り込みが前記所 定長さ及び幅を維持することによって、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことが できる。
[0034] 請求の範囲第 12項記載の発明によれば、切り込みは上面シートを貫通して設けら れた後に、接着剤によって閉塞されているため、切り込みが一度開口した後も、この 接着剤は切り込みの接着面に残る。袋体内部の圧力が所定値まで下降した時、切り 込みの接着面に残った接着剤によって切り込みが閉塞され、袋体内部の圧力を大気 圧より高く保つことができる。
[0035] 請求の範囲第 13項記載の発明によれば、切り込みを被覆するようにフィルムが接 着されており、袋体内部の圧力が所定値まで上昇すると、フィルムがわずかに剥離し 、フィルムと切り込みの間に空隙が形成されることで、空隙力 袋体内部の圧力が解 放される。袋体内部の圧力が所定値まで下がると、空隙がほぼ無くなり、フィルムと切 れ目が再びほぼ接着状態になるので、袋体内部の圧力の下降が停止する。袋体内 部の圧力が再び所定値まで上昇すると、空隙が形成され、空隙から袋体内部の圧力 を解放する。上記の説明の如ぐ袋体内部の圧力に応じて切り込みとフィルムとの間 の空隙が変化するため、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0036] 請求の範囲第 14項記載の発明によれば、フィルムに設けられた切り込みが袋体内 部の圧力が所定値を超えたときに開口するため、袋体の破裂を防止できる一方、袋 体内部の圧力が所定値以下に低下した時に、この切り込みがほぼ閉塞される長さ及 び幅に設定されているため、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。
[0037] 請求の範囲第 15項記載の発明によれば、切り込みが所定間隔を有して平行に並 設されることによって、袋体の大きさに影響されることなく圧力維持が可能になるので 、袋体内部の圧力を均一で大気圧より高く保つことができる。
[0038] 請求の範囲第 16項記載の発明によれば、食材に圧力調理を施すために、請求の 範囲第 1項乃至第 15項いずれかに記載の袋体を使用しているため、圧力解放機構 により袋体内部の圧力を逃がした後も、袋体内部の圧力は大気圧より高く保たれ、袋 体内の食材に対して圧力調理をすることができる。
また、下準備した食材を収容した食材収容具を袋体に収容することで、加熱加圧調 理後、食材収容具を取り出し食器に食材を綺麗に盛り付けたり、食材収容具の食材 を別の食器に移す手間を省 、て、その食材収容具のまま食事することが可能となる。 発明を実施するための最良の形態
[0039] 本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の電子レンジ用袋体は、圧力維持機能を有した圧力解放機構を備え、上面 と下面を形成する一対のシート部材の周縁部をシールして形成される。
尚、本明細書中において、上面シートと下面シートとは、袋体を載置した時の表側 を上面、裏側を下面と便宜的に述べたに過ぎず、裏返すことで上下面は逆になる。
[0040] この袋体は、一対のシート部材の周縁をシールして形成されている。周縁部は袋体 の周囲の長さに対して所定の割合で形成されるものである。例えば、袋体の平面視 がー辺 20cmの正方形の場合、一対のシート部材の周縁辺力も袋体の内側に向かつ て 2cm以下、好ましくは lcm以下の部分である。また、このシールした部分の接着強 度は、後述する実施例の圧力負荷部の強度に対して相関的に変化する。
この袋体の有する形状や大きさは、特に限定されるものではなぐ利用者の所望す る形状や寸法を適宜設定すればょ ヽ。
[0041] 圧力解放機構は、袋体内部の圧力が所定圧力に達した時に、袋体の一部を開口 して袋体内部の圧力を外部に逃がして圧力を低下させる機能を有する。
その一方で、この圧力解放機構は、袋体の一部を開口した後も、袋体内部の圧力 を少なくとも大気圧より高く保つ圧力維持機能を有する。
袋体の一部を開口させる時の圧力は、後述する圧力負荷部や切り込みの形成方 法によって適宜に設定される。
開口後に維持される袋体内部の圧力は、大気圧より高ければ特に限定されるもの ではないが、 1〜1. 5atm好ましくは 1. 2〜1. 3atmに設定されることが好ましい。 尚、この維持される圧力は、袋体の一部が開口される時の所定圧力値以下である。
[0042] 圧力維持機能は、圧力解放機構によって圧力が解放された後も、袋体内部の圧力 を少なくとも大気圧より高く保つ機能である。
以下、この圧力維持機能を持つ圧力解放機構を備えた電子レンジ用袋体の実施 例について説明する。
[0043] 袋体の第 1実施例である第 1袋体(1)を説明する。図 1は、第 1袋体(1)を示す平面 図である。図 2は図 1の A-A線断面図である。この第 1袋体(1)は、一対の上面シート (11)と下面シート(12)を有してなる。この上面シート(11)と下面シート(12)は、夫 々の周縁部 ( 13)をシールして第 1袋体(1)を形成して 、る。
この一対のシートの形状は、特に限定されないが、四角形に形成されることが好ま しい。四角形が最も容易に製造でき、使用者にとって最も使い易い形状と考えられる ためである。
[0044] この第 1袋体(1)は、袋体内の圧力を解放する圧力解放機構である圧力負荷部 (6 1)を有している。この圧力負荷部(61)は、図 2で示す如ぐ上面シート(11)及び下 面シート(12)の一部を所定形状となるように接着されている。
尚、本発明において、圧力負荷部の接着はヒートシールによりなされ、周縁部(13) と同様に、シールし形成されている。
この圧力負荷部(61)の平面視の形状は、特に限定されるものではないが、略円形 であることが好ましい。この圧力負荷部(61)が略円形に形成されることによって、第 1 袋体 (1)内部の圧力が圧力負荷部 (61)に負荷される場合に於いて圧力を均等化す ることができ、圧力負荷部(61)の強度を向上させることができるからである。
[0045] この圧力負荷部(61)の平面視に於ける大きさは、第 1袋体(1)自体の大きさ(形状 )に応じて適宜設定されている。例えば、第 1袋体(1)が平面視において 25 X 16cm の長方形に形成される時、圧力負荷部 (61)が第 1袋体(1)を形成する時、長い辺の 略中央から間隔を 8mm有して、直径 5mmの円形として形成される。
[0046] この圧力負荷部(61)は、周縁部(13)力 所定間隔 (dl)を有して配置されている 。この所定間隔 (dl)は、特に限定されるものではなぐ第 1袋体(1)内に負荷される 圧力に応じて調整することができる。
例えば、第 1袋体(1)の平面視の形状が 25 X 16cmの長方形であり、 1〜1. 5atm で第 1袋体(1)の圧力を解放させる場合には、圧力負荷部 (61)は直径 5mmの円形 として形成され、周縁部(13)カゝら 8mmの間隔を有して配置される。
[0047] 圧力負荷部 (61)を形成する上面シート(11)と下面シート(12)の接着強度は、第 1 袋体 (1)の周縁部(13)の上面シート(11)と下面シート(12)の接強強度と等しく設 定されている。
尚、周縁部(13)の接着強度は、 10〜60N/15mmに設定され、圧力負荷部(61) の接着強度は、周縁部(13)の接着強度と同じであるので、 10〜60N/15mmに設 定されている。
[0048] 次に、第 1袋体 (1)の圧力負荷部 (61)の動作を説明する。図 3は第 1袋体 (1)の圧 力負荷部 (61)が動作し、開口部 (71)が形成された直後の第 1袋体 (1)の平面図で ある。図 4は図 3の A-A線断面図である。
第 1袋体(1)が加熱されると第 1袋体(1)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 1袋体(1)内部が膨張されることになる。
圧力が所定間隔 (dl)に集中し、所定間隔 (dl)付近の圧力が高くなる。この所定 間隔 (dl)力 圧力負荷部(61)から周縁部(13)まで最も近 、間隔であるからである この圧力は、圧力負荷部 (61)と、圧力負荷部 (61)に最も近い周縁部(13)に同じ 強さで負荷される。圧力負荷部 (61)の接着強度は周縁部(13)の接着強度と同じ接 着強度で設定されている。第 1袋体 (1)内部の圧力が所定値に達すると、圧力負荷 部 (61)の接着強度と周縁部(13)の接着強度が等 、ので、圧力負荷部 (61)の接 着部において材料破壊が発生するとともに、周縁部(13)の接着強度も耐え切れなく なり圧力負荷部(61)に最も近い周縁部(13)の接着部においても材料破壊が発生し 、周縁部(13)に開口部(71)が形成される。
この開口部(71)は第 1袋体(1)内部の食材力 発生する蒸気による圧力と袋体(1 )から解放される圧力を等しくするような大きさに設定されることになる。
[0049] この圧力負荷部(61)と開口部(71)の形状の大きさは比例関係を有している。圧力 負荷部(61)の大きさが大きくなると、形成される開口部(71)の大きさも大きくなる。 圧力負荷部(61)が大きくなると、圧力が負荷される周縁部(13)の幅も広がるためで ある。
圧力負荷部 (61)と周縁部(13)の所定間隔 (dl)が長くなると、形成される開口部( 71)の大きさは小さくなり、この所定間隔 (dl)によって所定間隔 (dl)に集中する圧 力を小さくなるので、周縁部(13)に負荷される圧力を小さくすることができる。
圧力負荷部 (61)の大きさ及び圧力負荷部 (61)と周縁部(13)の所定間隔 (dl)の 長さを調節することによって、形成される開口部(71)の大きさを調節することが可能 になる。
[0050] 第 1袋体(1)から解放される圧力は、この開口部(71)の大きさに依存する。第 1袋 体(1)内部の食材力 発生する蒸気による圧力と袋体(1)から解放される圧力を等し くすることによって、第 1袋体(1)内部の圧力を一定値に保つことが可能になる。つま り、開口部の大きさを調節することによって、第 1袋体(1)から解放される圧力を調節 することで、第 1袋体(1)内部の圧力を大気圧より高い一定値に保つことが可能にな る。
[0051] 上記の説明の如ぐ圧力負荷部 (61)の大きさ及び圧力負荷部 (61)と周縁部(13) の所定間隔 (dl)を調節することにより、形成される開口部(71)の大きさを調節するこ とで、第 1袋体(1)内部の圧力を大気圧より高い一定値に保つことが可能になる。
[0052] 袋体の第 2実施例である第 2袋体 (2)を説明する。図 5は第 2袋体 (2)を示す平面 図である。図 6は図 5の A-A線断面図である。図 5、 6に示す如ぐこの第 2袋体(2)は 、第 1実施例の第 1袋体と同様にして形成される。
また、この一対のシートの形状も、実施例 1と同様、特に限定されないが、四角形に 形成されることが好ましい。四角形が最も容易に製造でき、使用者にとって最も使い 易 ヽ形状と考えられるためである。
[0053] この第 2袋体 (2)は、第 1実施例の第 1袋体(1)と同様、上面シート (21)及び下面 シート(22)の一部を所定形状となるように接着した圧力負荷部(62)を有して 、る。 この圧力負荷部(62)の形状は平面視に於いて、特に限定されるものではなぐ使 用者によって適宜設定され形成されるが略円形であることが好ましい。この圧力負荷 部(62)が略円形に形成されることによって、第 2袋体 (2)内部の圧力が負荷される場 合に於いて圧力を均等化することができ圧力負荷部 (62)の接着強度を向上させるこ とができるカゝらである。
[0054] この圧力負荷部(62)の平面視に於ける大きさは、第 2袋体 (2)自体の大きさ(形状 )に応じて設定されている。例えば、第 2袋体(2)が平面視において 15 X 20cmの長 方形に形成される時、圧力負荷部 (62)が第 2袋体 (2)を形成する短辺の略中央から 間隔を 2mm有して、直径 4mmの円形として形成される。
[0055] 圧力負荷部 (62)を形成する上面シート (21)と下面シート (22)の接着強度は、周 縁部 (23)の接着強度より弱く形成されて!ヽる。つまり圧力負荷部 (62)と周縁部 (23) との間に接着強度の差を持たせて 、る。
この強度差は、特に限定されないが、 50N/15mm以下の強度差を有するように形 成される。このように形成されることによって、後述する圧力負荷部(62)の周縁にお いて形成される開口部(72)を効果的に形成することができるからである。
尚、周縁部(13)の接着強度は、 10〜60N/15mmに設定され、圧力負荷部(62) の接着強度は、 10〜30N/15mmに設定されている。
[0056] 次に、第 2袋体 (2)の圧力負荷部 (62)の動作を説明する。図 7は第 2袋体 (2)の圧 力負荷部 (62)が動作し開口部(72)が形成した直後の第 2袋体 (2)の平面図である 。図 8は図 7の A-A線断面図である。
第 2袋体 (2)が加熱されると第 2袋体 (2)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 2袋体 (2)内部が膨張されることになる。
このとき、圧力が圧力負荷部 (62)の周りに集中し、圧力負荷部 (62)の周りの圧力 が高くなる。ここで、圧力負荷部 (62)の接着強度は上面シート (21)の引っ張り強度 よりも強く設定されている。
第 2袋体 (2)内部の圧力が所定圧力に達すると、圧力負荷部 (62)の周りの上面シ ート(21)にその引っ張り強度より強い圧力が負荷される。この時、図 7、 8に示す如く 、圧力負荷部 (62)の接着強度と周縁部 (62)の接着強度には強度差があるので、圧 力負荷部(62)の周りの上面シート (21)にお 、て材料破壊が発生し、圧力負荷部(6 2)と略同一形状の開口部(72)が上面シート (21)に形成される。
この開口部(72)は、第 2袋体 (2)内部の食材から発生する蒸気による圧力と第 2袋 体 (2)から解放される圧力を等しくするような大きさで形成されることになる。
[0057] この圧力負荷部(62)と開口部(72)の大きさは比例関係がある。圧力負荷部の大 きさが大きくなると、形成される開口部(72)の大きさも大きくなる。この開口部(72)は 、圧力負荷部(62)の周囲に沿って形成されるためである。 圧力負荷部(62)の大きさを調節することによって、形成される開口部(72)の大きさ を調節することが可能になる。
[0058] 第 2袋体 (2)内部の食材から発生する蒸気による圧力と第 2袋体 (2)から解放され る圧力を等しくすることによって、第 2袋体 (2)内部の圧力を大気圧より高い一定値に 保持することが可能になる。第 2袋体 (2)から解放される圧力は、この開口部(72)の 大きさに依存する。第 1袋体(1)と同様、開口部(72)の大きさを調節することによって 、第 2袋体 (2)から解放される圧力を調節することで、第 2袋体 (2)内部の圧力を大気 圧より高い一定値に保持することが可能になる。
[0059] 上記の説明の如ぐ第 1袋体(1)と同様、圧力負荷部 (62)の大きさを調節すること により、形成される開口部(72)の大きさを調節することで、第 2袋体 (2)内部の圧力 を大気圧より高い一定値に保つことが可能になる。
[0060] 袋体の第 3実施例である第 3袋体 (3)を説明する。図 9は、後述する圧力負荷部 (6 3)が三角形の時の第 3袋体(3)を示す平面図である。図 10は、図 9の A-A線断面図 である。図 9、 10に示す如ぐこの第 3袋体 (3)は、第 2実施例の第 2袋体と同様にし て形成される。
また、この一対のシートの形状も、実施例 2と同様、特に限定されないが、四角形に 形成されることが好ましい。四角形が最も容易に製造でき、使用者にとって最も使い 易 ヽ形状と考えられるためである。
[0061] この第 3袋体 (3)は、この第 3袋体 (3)内の圧力を解放する圧力解放機構である圧 力負荷部 (63)を有している。この第 3袋体 (3)が有する圧力負荷部 (63)は、図 9、 1 0で示す如ぐ上面シート(31)及び下面シート(32)の一部を所定形状となるように接 着し形成されている。
この圧力負荷部(63)の形状は、平面視に於いて、多角形状に形成されている。多 角形状に形成されることによって、第 3袋体 (3)内部の圧力が上昇した時、圧力負荷 部(63)に力かる圧力の位置が各頂点に集中されることになる。この圧力負荷部(63) は、圧力負荷部(63)の一辺が袋体の一辺に接合するように配置される。
この圧力負荷部(63)は三角形であることが好ましい。この圧力負荷部(63)は、図 9、 10に示す如ぐ圧力負荷部(63)の一辺が袋体の一辺に接合するように配置され るので、第 3袋体 (3)内部の圧力が上昇した時、この圧力負荷部 (63)が三角形に形 成されることによって、圧力が集中する頂点を一つに特定することができる。圧力が 集中する頂点を一つに特定することによって、圧力負荷部の材料破壊が始まる部分 も一つに設定できるので、確実に開口部の大きさを調節することができる。開口部の 大きさを調節することによって、袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことができる。 尚、この圧力負荷部(63)が形成する多角形の大きさは特に限定するものではない 力 一辺約 5〜20mm、好ましくは、約 5〜: LOmmの多角形になるように設定されるこ とが好ましい。
[0062] この圧力負荷部(63)の配置は特に限定されるものではないが、袋体の角部から袋 体の辺の長さの 10〜50%の位置に配置されることが好ましい。この位置力 第 3袋 体 (3)内部の圧力が上昇した時、最も圧力が高くなる位置である。この最も圧力が高 くなる位置力 圧力を逃がすことで、第 3袋体 (3)内部の圧力を一定に保つことがで きる。
例えば、図 9に示す如ぐ袋体が平面視において 25 X 16cmの長方形であるとき、 一辺 0. 5cmの正三角形の圧力負荷部(63)は袋体の角部力 長辺の 12. 5cmに設 定されることが好ましい。短辺ならば 8cmに設定されることが好ましい。
[0063] この圧力負荷部(63)は第 3袋体 (3)の一辺に複数個設けることができる、この場合 、圧力負荷部(63)の間の間隔は特に限定されるものではないが、少なくとも 10cm 以上の距離を有することが好ましい。第 3袋体 (3)内部の圧力を第 3袋体 (3)内部全 体で均一に保っためである。
また、この圧力負荷部(63)の数は特に限定するものではないが、第 3袋体 (3)の各 辺の長さの合計と比例関係を持たせることが好ましい。例えば、第 3袋体 (3)の各辺 の長さの合計が 20cmに対して圧力負荷部(63)を 1個設けると設定した場合、第 3 袋体 (3)の各辺の長さの合計力 Ocmで圧力負荷部(63)が 2個、第 3袋体 (3)の各 辺の長さの合計が 60cmで圧力負荷部(63)が 3個、第 3袋体(3)の各辺の長さの合 計が 80cmで圧力負荷部(63)が 4個と設定されることになる。
[0064] 次に、第 3袋体 (3)の圧力負荷部 (63)の動作を説明する。図 11は第 3袋体の圧力 負荷部(63)が動作し開口部(73)が形成された直後の図である。 第 3袋体 (3)が加熱されると第 3袋体 (3)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 3袋体 (3)内部が膨張されることになる。
圧力が圧力負荷部 (63)の頂点に集中し、その部分の圧力が高くなる。第 3袋体 (3 )内部の圧力が所定値に達した時、圧力負荷部 (63)の接着強度よりも強い圧力が 負荷される。この時、図 11に示す如ぐ圧力負荷部(63)の接着部において材料破 壊が発生し、この材料破壊に続!ヽて圧力負荷部 (63)が接合した周縁部(33)の接 着部においても材料破壊が発生し、開口部(73)が形成される。
この開口部(73)は、第 3袋体 (3)内部の食材から発生する蒸気による圧力と第 3袋 体 (3)から解放される圧力を等しくするような大きさで形成されることになる。
[0065] この圧力負荷部(63)と開口部(73)の大きさは比例関係がある。圧力負荷部の大 きさが大きくなると、図 11に示す如ぐ形成される開口部(73)の大きさも大きくなる。 圧力負荷部(63)の大きさを調節することによって、形成される開口部(73)の大きさ を調節することが可能になる。
[0066] 第 3袋体 (3)内部の食材から発生する蒸気による圧力と第 3袋体 (3)から解放され る圧力を等しくすることによって、第 3袋体 (3)内部の圧力を大気圧より高い一定値に 保持することが可能になる。第 3袋体 (3)から解放される圧力は、この開口部(73)の 大きさに依存する。開口部(73)の大きさを調節することによって、第 3袋体 (3)から解 放される圧力を調節することで、第 3袋体 (3)内部の圧力を大気圧より高い一定値に 保持することが可能になる。
[0067] 上記の説明の如ぐ圧力負荷部(63)の大きさ調節することにより、形成される開口 部(73)の大きさを調節することで、第 3袋体 (3)内部の圧力を大気圧より高い一定値 に保持することが可能になる。
[0068] 袋体の第 4実施例である第 4袋体 (4)を説明する。図 12は、切り込み (64)を有した 第 4袋体 (4)を示す平面図である。図 13は図 12の A-A線断面図で、切り込み(641) は後述するように上面シート(41)を貫通しないタイプである。図 14は、図 12の A-A 線断面図で、切り込み(642)は後述する上面シート (41)を貫通するタイプである。こ の第 4袋体 (4)は図 12、 13、 14に示す如ぐ第 3実施例の第 3袋体 (3)と同様にして 形成される。 この一対のシートの形状も、第 3実施例と同様、特に限定されないが、四角形に形 成されることが好ましい。四角形が最も容易に製造でき、使用者にとって最も使い易 V、形状と考えられるためである。
[0069] この第 4袋体 (4)は、この第 4袋体 (4)の圧力を解放する圧力解放機構である切り 込み(64)を有している。この第 4袋体 (4)が有する切り込み(64)は、図 13、 14で示 す如ぐ上面シート (41)に設けられている。
この切り込み(64)の形状は、平面視において、特に限定されるものではないが直 線であることが好ましい。この切り込み(64)が直線に形成されることによって、切り込 み (64)が開口した後、第 4袋体 (4)内部の圧力が所定値まで下がった時に切り込み (64)をほぼ閉塞することができ、切り込みの圧力維持機能を高めることができる。ま た、この切り込み(64)の形状を直線にすることが好ましい、袋体の製造過程で直線 が最も製造が容易であると考えられるからである。
また、この切り込み(64)が形成する直線は、長さ約 lmn!〜 30mm、好ましくは、約 3mm〜: LOmm、開口時の幅が約 0. 01mm〜l. Omm、好ましくは、約 0. 05mm〜 0. 7mmになるように設定されることが好ましい。第 4袋体 (4)の圧力が所定値以下に 低下した時に、切り込みをほぼ閉塞させるためである。
[0070] 切り込み(64)には 2つのタイプがある。一つは、図 13に示す如ぐ上面シート(41) を貫通しない切り込み(641)、もう一つは、図 14に示す如ぐ上面シート (41)を貫通 する切り込み(642)である。
[0071] 上面シート (41)を貫通しない切り込み(641)について説明する。この切り込み(64 1)の深さは特に限定されるものではないが、上面シート(11)の厚み 20〜50%に設 定されることが好ましい。
この切り込み(641)は、上面シート (41)の表面、裏面どちら側力 設けられてもか まわないが、裏面に設けられることが好ましい。裏面に設けることにより、第 4袋体 (4) 内部の圧力が所定圧力に達した時に、即座に切り込み(641)が開口するためである
[0072] 上面シート (41)を貫通する切り込み(642)について説明する。図 14に示す如ぐ この切り込み(642)は通常時は、接着剤(81)を用いて閉塞されている。第 4袋体 (4 )を密閉するためである。
通常時の第 4袋体 (4)の密封度を確保し、加熱時に第 4袋体 (4)内部の圧力が所 定値まで上昇した時、切り込み(642)を開口するのに適当だ力もである。
この接着剤 (81)は、通常時の第 4袋体 (4)の密封度を確保し加熱時に第 4袋体 (4 )内部の圧力が所定値まで上昇した時、切り込み(642)を開口する程度に接着する 。さらに、この接着剤(81)の材質は人体に影響しないものを利用することが好ましい 。加熱加圧調理中に第 4袋体 (4)内部の食材にこの接着剤 (81)が付着したとしても 、この接着剤(81)の材質が人体に影響しないものであることによって、食品の安全 性を確保するためである。
上面シート (41)を貫通する切り込み(642)は、使用する接着剤(81)によって、最 初に切り込み(642)が開口する時の第 4袋体 (4)の圧力の調節が容易になる。
上面シート (41)を貫通しない切り込み(641)は、製造過程において、上面シート( 41)を貫通する切り込み(642)の接着剤 (81)を用いて切り込み(642)を接着する作 業を省くことができる。
[0073] この切り込み (64)の数は、第 4袋体 (4)自体の大きさ(形状)に応じて適宜設定され る。この際、この切り込み(64)は、所定間隔を有して配置される。この所定間隔は特 に限定されるものではないが、 lmn!〜 4mm、好ましくは、 2mm〜3mmになるように 設定されることが好ましい。
[0074] 上面シート (41)の材質としては、熱可塑性を有するならば、特に限定されるもので はない。好ましくはポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレン力 袋自身の各強度的 にも優れ、耐熱性も確保できる為である。
[0075] 次に、第 4袋体 (4)の切り込み (64)の動作を説明する。図 15は第 4袋体 (4)の切り 込み(641)が動作する様子を示した図 12の A-A線断面図である。図 16は第 4袋体( 4)の切り込み(642)が動作する様子を示した図 12の A-A線断面図である。
[0076] 第 4袋体 (4)の切り込み (641)が動作する様子を説明する。
第 4袋体 (4)が加熱されると第 4袋体 (4)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 4袋体 (4)内部が膨張されることになる。
このとき、第 4袋体 (4)内部の圧力が所定値に達すると、この切り込み (641)は、第 4袋体 (4)内部の圧力を逃がすため、図 15に示す如ぐ切り込み(641)は開口する。 この開口時の切り込み(641)の最大幅は、上述したように 0. 05mm〜0. 7mmにな る。
[0077] 第 4袋体 (4)内部の圧力が所定圧力値にまで低下すると、この切り込み(641)はほ ぼ閉塞し、袋体内部の圧力を所定値に保つ。切り込み(641)の長さ及び幅を上述し たような所定値にすることで、図 15に示す如ぐ切り込み(641)をほぼ閉塞できる。 その後、第 4袋体 (4)内部の圧力が再び上昇すると、図 15に示す如ぐ切り込み (6
41)が開口する。第 4袋体 (4)内部の圧力を逃がした後、切り込み(641)は再びほぼ 閉塞する。
上記の説明の如ぐ切り込み (641)は、第 4袋体 (4)内部の圧力に応じた開閉を繰 り返すことで、圧力を維持する弁のような役割を果たすことができ第 4袋体 (4)内部の 圧力を大気圧より高い一定値に保つことができる。
[0078] 次に第 4袋体 (4)の切り込み (642)が動作する様子を説明する。
第 4袋体 (4)が加熱されると第 4袋体 (4)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 4袋体 (4)内部が膨張されることになる。
このとき、第 4袋体 (4)内部の圧力が所定値に達すると、その切り込み (642)の接 着が剥がれ、上面シートを貫通する切り込み (642)が形成される。第 4袋体 (4)内部 の圧力を解放するため、図 16に示す如ぐ切り込み(642)は開口する。この開口時 の切り込み(642)の最大幅は、上述したように 0. 05mm〜0. 7mmになる。
[0079] 第 4袋体 (4)内部の圧力が所定圧力値にまで低下すると、この切り込み(642)はほ ぼ閉塞し、袋体内部の圧力を所定値に保つ。切り込みの長さ及び幅を上述したよう な所定値にすることで、図 16に示す如ぐ切り込み(642)をほぼ閉塞できることを発 見した。また、切り込み(642)には接着剤が残っているので、切り込み(642)は閉塞 する。
その後、第 4袋体 (4)内部の圧力が再び上昇すると、図 16に示す如ぐ切り込み (6
42)が開口する。第 4袋体 (4)内部の圧力を逃がした後、切り込み(642)は再びほぼ 閉塞する。
[0080] 上記の説明の如ぐ切り込み(64)は、第 4袋体 (4)内部の圧力に応じた開閉を繰り 返すことで、圧力を維持する弁のような役割を果たすことができ、第 4袋体 (4)内部の 圧力を大気圧より高い一定値に保つことができる。
[0081] 袋体の第 5実施例である第 5袋体 (5)を説明する。図 17は第 5袋体 (5)を示す平面 図である。図 18は、図 17の A-A線断面図で、切り込み(651)が上述した上面シート(
51)を貫通しないタイプである。図 19は、 A-A線断面図で、切り込み(652)が上述し た上面シート (51)を貫通するタイプである。
この一対のシートの形状も、第 4実施例と同様、特に限定されないが、四角形に形 成されることが好ましい。四角形が最も容易に製造でき、使用者にとって最も使い易
V、形状と考えられるためである。
[0082] この第 5袋体 (5)は、第 4実施例と同様、この第 5袋体 (5)の圧力を解放する圧力解 放機構である切り込み(65)を有して 、る。この第 5袋体が有する切り込み(65)は図
18、 19で示す如ぐ上面シート(51)に設けられている。また、この切り込み(65)を覆 うようにフイノレム(9)が接着されて 、る。
この切り込み(65)の形状は、平面視において、特に限定されるものではないが、第
4実施例と同様、直線であることが好ましい。袋体の製造過程で直線が最も製造しや す 、と考えられるからである。
また、この切り込み(65)が形成する直線は、長さ約 lmn!〜 30mm、好ましくは、約
3mm〜: LOmm、開口時の幅が約 0. 01mm〜l. Omm、好ましくは、約 0. 05mm〜
0. 7mmになるように設定されることが好ましい。第 5袋体(5)の圧力が所定値以下に 低下した時に、切り込み(9)をほぼ閉塞させるためである。
[0083] 切り込み(65)には 2つのタイプがある。第 4実施例と同様、 2つのタイプが考えられ る。一つは、図 18に示す如ぐ上面シート(51)を貫通しない切り込み(651)、もう一 つは、図 19に示す如ぐ上面シート(51)を貫通する切り込み(652)である。
[0084] 上面シート(51)を貫通しない切り込み(651)について説明する。この切り込み(65
1)の深さは特に限定されるものではないが、図 18に示す如ぐ上面シート(51)の厚 み 20〜50%に設定されることが好ましい。
この切り込み(651)は、上面シート(51)の表面、裏面どちら側力 設けられてもか まわないが、裏面に設けられることが好ましい。裏面に設けることにより、第 5袋体(5) 内部の圧力が所定圧力に達した時に、即座に切り込み(651)が開口するためである
[0085] 上面シート(51)を貫通する切り込み(652)について説明する。この切り込み(652 )は通常時は接着剤 (82)を用いて閉塞されている。第 5袋体 (5)を密閉するためで ある。
加熱時に第 5袋体 (5)内部の圧力が所定値まで上昇した時、切り込み (652)を開 口するのに適当だ力もである。ただし、第 4実施例と異なり、切り込み(652)はフィル ムに覆われているので、切り込み(652)の接着強度は第 4実施例の切り込み(642) の接着強度より弱くても、通常時に第 5袋体 (5)の密封度を確保することができる。 この接着剤 (82)は、第 4実施例と同様、第 5袋体 (5)内部の圧力が所定値まで上 昇した時、切り込み(652)を開口する程度に接着する。さらに、この接着剤(82)の材 質も、人体に影響しないことが好ましい。加熱加圧調理中に第 4袋体 (4)内部の食材 にこの接着剤 (82)が付着したとしても、この接着剤 (82)の材質が人体に影響しな!ヽ ものであることによって、食品の安全性を確保するためである。
[0086] この切り込みの数は、第 5袋体(5)自体の大きさや形状に応じて適宜設定される。こ の際、この切り込み(65)は、所定間隔を有して配置される。この所定間隔は特に限 定されるものではないが、 lmn!〜 4mm、好ましくは、 2mn!〜 3mmになるように設定 されることが好ましい。
[0087] 次に、フィルム(9)について説明する。
フィルム(9)とは薄膜のことであり、その材質は特に限定はされないが、ポリプロピレ ン或いはシリコン系榭脂を用いることが好ましい。フィルム(9)としてポリプロピレン或 いはシリコン系榭脂を用いることで、後述するフィルム(9)と切り込み(65)の間の空 隙を効果的に形成できるためである。
フィルム(9)の形状は、図 18、 19に示す如ぐ切り込み(65)全面を覆う形状であれ ば特に限定はされない。後述する、切り込み(65)とフィルム(9)の間に空隙が形成さ れれば、フィルム(9)の形状は特に限定されな!、。
具体的な大きさとしては、切り込み(65)の長さが 10mmの時、フィルム(9)の形状 は一辺 20mmの正方形に設定される。 [0088] フィルム(9)は、粘着材を用いて、第 5袋体 (5)内部の圧力が所定値に達すると、後 述するように、フィルム(9)は切り込み(65)からわずかに剥離し空隙を形成するよう に接着されている。
[0089] 上面シート (51)の材質としては、熱可塑性を有するならば、特に限定されるもので はない。好ましくはポリプロピレンが好ましい。第 4袋体 (4)の上面シートと同様、ポリ プロピレンが、袋自身の各強度的にも優れ、耐熱性も確保できる為である。
[0090] 次に、第 5袋体 (5)の切り込み (65)の動作を説明する。図 20は第 5袋体 (5)の切り 込み(651)及びフィルム(9)が動作する様子を示した図 17の A-A線断面図である。 図 21は第 5袋体(5)の切り込み(652)及びフィルム(9)が動作する様子を示した図 1 7の A-A線断面図である。
[0091] 第 5袋体 (5)の切り込み (651)及びフィルム(9)が動作する様子を説明する。
第 5袋体 (5)が加熱されると、第 5袋体 (5)内部に収容される食材等の水分が気化 され蒸気となる。この蒸気によって第 5袋体 (5)内部が膨張されることになる。
第 5袋体 (5)内部の圧力が所定値に達すると、図 20に示す如ぐ第 5袋体 (5)内部 の圧力を逃がすため、切り込み(651)は開口する。第 5袋体(5)内の圧力により切り 込み(651)力もフィルム(9)がわずかに剥離し、フィルム(9)と切り込み(651)の間に 空隙が形成され、この空隙力 第 5袋体 (5)の圧力を解放する。
第 5袋体 (5)内部の圧力が所定圧力値まで低下すると、図 20に示す如ぐ切り込み (651)はほぼ閉塞し、この空隙も消滅する。これにより、袋体内の圧力は所定値に保 たれる。
[0092] 第 5袋体(5)内部の圧力が再び上昇すると、図 20に示す如ぐ切り込み(651)が開 口し、フィルム(9)と切り込み(651)の間に空隙が再び形成される。第 5袋体(5)内部 の圧力を逃がした後、切り込み(651)は再び閉塞し、空隙も消滅する。
第 5袋体(5)内部の圧力に応じた切り込み(651)の開閉及び空隙の形成/消滅に より、切り込み(651)及びフィルム(9)は圧力を維持する弁のような役割を果たすこと ができる。切り込み(651)及びフィルム(9)が圧力を維持する弁のような役割を果た すことによって、第 5袋体 (5)内部の圧力を大気圧より高い一定値に保つことができる [0093] 第 5袋体 (5)の切り込み (652)及びフィルム(9)が動作する様子を説明する。
第 5袋体 (5)が加熱されると第 5袋体 (5)内部に収容される食材等の水分が気化さ れ蒸気となる。この蒸気によって第 5袋体 (5)内部が膨張されることになる。
このとき、第 5袋体 (5)内部の圧力が所定値に達すると、切り込み (652)の接着が 剥がれ、第 5袋体 (5)内部の圧力を解放するため、図 21に示す如ぐ切り込み (652) は開口する。第 5袋体(5)内の蒸気により切り込み(652)力もフィルム(9)がわずか に剥離し、フィルム(9)と切り込み (652)の間に空隙が形成され、この空隙力 第 5袋 体 (5)の圧力を解放する。
[0094] 第 5袋体 (5)内部の圧力が所定圧力値にまで低下すると、第 5袋体 (5)内部の圧力 が低下する。この時、切り込み(652)に残る接着剤によって、図 21に示す如ぐ切り 込み(652)がほぼ閉塞する。同時に、第 5袋体(5)内部の圧力が下がることによって 空隙が消滅する。切り込み (652)がほぼ閉塞し空隙が消滅しているので、第 5袋体( 5)内部の圧力は所定値に保たれる。
[0095] 第 5袋体(5)内部の圧力が再び上昇すると、図 21に示す如ぐ切り込み(652)が開 口し、フィルム(9)と切り込み(652)の間に空隙が再び形成される。第 5袋体(5)内部 の圧力を逃がした後、切り込み(652)は再び閉塞し、空隙も消滅する。
第 5袋体(5)内部の圧力に応じた切り込み(652)の開閉及び空隙の形成/消滅に より、切り込み(652)及びフィルム(9)は圧力を維持する弁のような役割を果たすこと ができる。切り込み(652)及びフィルム(9)が圧力を維持する弁のような役割を果た すことによって、第 5袋体 (5)内部の圧力を大気圧より高い一定値に保つことができる
[0096] 袋体の第 6実施例である第 6袋体を説明する(図示せず)。この第 6袋体は、第 4袋 体 (4)と第 5袋体 (5)の特徴を組み合わせて形成されて!、る。
この第 6袋体の上面シートには、開口部が形成されている。開口部を覆うように、第 5袋体(5)と同様、フィルムが接着されている。この開口部の形状及び大きさは特に 限定されるものではない。
フィルムには、第 4袋体と同様の圧力維持機能を有した切り込みが設けられている 。第 6袋体内部の圧力が上昇すると、第 6袋体のフィルムが有する切り込みは第 4袋 体 (4)が有する切り込み (64)と同じ動作を示すので、第 6袋体内部の圧力を大気圧 より高い一定値に保持することが可能となる。
[0097] 次に、実施例 1乃至 6の袋体を用いた加熱加圧調理方法について説明する。
この加圧調理方法は、実施例 1乃至 6の袋体を用いる事で、電子レンジを用いて袋 体内部の食材に対して圧力調理することを目的としている。特に実施例 1乃至 6の袋 体に食材収容具を収容して加熱加圧調理行うことが特徴である。
[0098] 実施例 1乃至 6の袋体内部には、食材収容具が収容されている。この食材収容具 は、食材を収容するための容器であり、例えば皿、コップ、茶碗、お椀、耐熱食器、耐 熱グラス等であり、電子レンジでは用いる事ができない金属製の食材収容具を除くと 特に限定されるものではない。
食材収容具には、下準備が行われた食材が収容される。下準備が行われた食材は 、既に味付けが施さており加熱調理、加圧調理することで食せる状態となる食材のこ とを指す。
例えば、親子丼の具を調理する場合の下準備した食材は、一口大に切られた鶏肉、 所望の大きさに切られた玉葱、溶き卵、煮物タレ、水を指す。ただし、食材には調味 料も含まれている。
実施例 1乃至 6の袋体内部に食材収容具を収容した後、袋体を密封しなければな らない。密封しないと加圧調理ができないからである。この密封する方法は特に限定 はされな 、が、袋体の周縁部と同様ヒートシールが好ま 、。
[0099] 実施例 1乃至 6の袋体内部の圧力が所定値に達すると、圧力解放機構により、実施 例 1乃至 6の袋体内部の圧力を解放する。その一方で、圧力解放機構に圧力維持機 能を備えることにより、実施例 1乃至 6の袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことが できる。実施例 1乃至 6の袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことで、袋体内部の 食材に対して圧力調理することができる。
[0100] 実施例 1乃至 6の袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことによって、袋体内部の 食材に対して加熱調理に加え加圧調理を行うので、加熱調理するのみの袋体に比 ベて、調理時間の短縮を図れる。
袋体内部の圧力を大気圧より高く保つことによって、袋体内部の水蒸気温度が 100 °C以上まで上昇することが可能になる。上述したように、実施例 1乃至 5の袋体内部 の圧力は 1. 2〜1. 3atmに保たれることによって、この圧力に対応して、実施例 1乃 至 5の袋体内部の水蒸気温度は 110〜120°Cまで上昇することが可能になる。
実施例 1乃至 5の袋体内部の水蒸気温度が 100°C以上まで上昇することにより、水 蒸気温度が 100°Cでも死滅しない細菌を殺菌することが可能になる。
[0101] 本発明の加熱加圧調理方法について実施例をあげて説明する。
実施例として、親子丼の具の調理方法について説明する。図 22は実施例 1の第 1 袋体( 1 )を用 、た親子丼の具の加熱調理中の図である。
食材収容具として平底鍋(101)を使う。この鍋(101)に、下準備が行われた食材で ある一ロ大に切られた鶏肉(201)、一ロ大に切られ玉葱(202)、煮物タレと水をカロ えられた溶き卵(203)を夫々適量ずつ収容する。この鍋(101)を第 1袋体(1)に収 容し、第 1袋体(1)を密封して電子レンジで加熱する。
加熱がすすむと食材の水分が気化され蒸気となる。この蒸気によって第 1袋体(1) 内部が膨張されることになる。
第 1袋体 (1)内部の圧力が上昇すると、圧力負荷部 (61)によって開口部 (71)が形 成されるので、第 1袋体(1)の蒸気が開口部(71)力 排出される。その一方で、圧力 負荷部 (61)に備えた圧力維持機能によって、第 1袋体 (1)内部の圧力を大気圧より 高く保つことができる。第 1袋体(1)内部の圧力を大気圧より高く保つことにより、第 1 袋体(1)内部の下準備が行われた食材に対して加圧調理できるので、加熱調理する のみの袋体に比べて所要時間を短縮して親子丼の具を調理することができる。
さらに、第 1袋体(1)内部の圧力が大気圧より高く保つことにより、第 1袋体(1)内部 の水蒸気温度が 100°C以上まで上昇するので、親子丼の具に対して殺菌も可能に なる。
[0102] 加熱加圧調理後、第 1袋体(1)から完成した親子丼の具が収容された平底鍋(101 )を取り出す。ご飯が盛られた丼の上に、平底鍋(101)から親子丼の具を滑らすよう にして綺麗に盛り付けることができる。
図面の簡単な説明
[0103] [図 1]第 1袋体を示す平面図である。 [図 2]図 1の A-A線断面図である。
圆 3]第 1袋体の圧力負荷部が動作し開口部が形成された直後の第 1袋体の平面図 である。
[図 4]図 3の A-A線断面図である。
圆 5]第 2袋体を示す平面図である。
[図 6]図 5の A-A線断面図である。
圆 7]第 2袋体の圧力負荷部が動作し開口部が形成した直後の第 2袋体の平面図で ある。
[図 8]図 7の A-A線断面図である。
圆 9]三角形の圧力負荷部を有する第 3袋体を示す平面図である。
[図 10]図 9の A-A線断面図である。
圆 11]第 1袋体の圧力負荷部が動作し開口部が形成された直後の図である。
圆 12]切り込みを有した第 4袋体を示す平面図である。
[図 13]上面シートを貫通しない切り込みを有する図 12の A-A線断面図である。
[図 14]上面シートを貫通する切り込みを有する図 12の A-A線断面図である。
圆 15]第 4袋体の上面シートを貫通しない切り込みが動作する様子を示した図 12の A-A線断面図である。
圆 16]第 4袋体の上面シートを貫通する切り込みが動作する様子を示した図 12の A-
A線断面図である。
圆 17]第 5袋体を示す平面図である。
[図 18]上面シートを貫通しない切り込みを有する図 17の A-A線断面図である。
[図 19]上面シートを貫通する切り込みを有する図 17の A-A線断面図である。
圆 20]第 5袋体の上面シートを貫通しない切り込み及びフィルムが動作する様子を示 した図 17の A-A線断面図である。
圆 21]第 5袋体の上面シートを貫通する切り込み及びフィルムが動作する様子を示し た図 17の A-A線断面図である。
圆 22]実施例 1の第 1袋体を用いた親子丼の具の加熱加圧調理中の図である。 圆 23]親子丼の調理完成後の斜視図である。 符号の説明
'第 1実施例の第 1袋体
11 '第 1袋体の上面シート
12 '第 1袋体の下面シート
13 '第 1袋体の周縁部
2· '第 2実施例の第 2袋体
21 '第 2袋体の上面シート
22 '第 2袋体の下面シート
23 '第 2袋体の周縁部
3 · '第 3実施例の第 3袋体
31 '第 3袋体の上面シート
32 '第 3袋体の下面シート
33 '第 3袋体の周縁部
4· '第 4実施例の第 4袋体
41 '第 4袋体の上面シート
42 '第 4袋体の下面シート
43 '第 4袋体の周縁部
5 · '第 5実施例の第 5袋体
51 '第 5袋体の上面シート
52 '第 5袋体の下面シート
53 '第 5袋体の周縁部
61 '第 1実施例の圧力負荷部
62 '第 2実施例の圧力負荷部
63 '第 3実施例の圧力負荷部
64 '第 4実施例の切り込み
641 •上面シートを貫通しな!、切り込み
642 •上面シートを貫通する切込み
65 · '第 5実施例の切り込み 651 ···上面シートを貫通しない切り込み
652· ··上面シートを貫通する切込み
71'"'第1実施例の開ロ部
72····第 2実施例の開口部
73····第 3実施例の開口部
81··· '第 4実施例の切り込み(642)を接着するために用いられる接着剤 82··· '第 5実施例の切り込み(652)を接着するために用いられる接着剤
9 第 5実施例の切り込みを覆うフィルム
101···平底鍋
201 ロ大に切られた鶏肉
202 ロ大に切られた玉葱
203·· '煮物タレと水を加えられた溶き卵

Claims

請求の範囲
[1] 上面と下面を形成する一対のシート部材の周縁部をシールしてなる袋体であって、 袋体内部の圧力が上昇して大気圧以上の所定値を超えたときに、袋体の一部を開 口させることによって袋体内部の圧力を外部に逃がして圧力を低下させる圧力解放 機構を有し、
該圧力解放機構は、袋体内部の圧力を逃がした後も、該袋体内部の圧力を少なく とも大気圧とり高く保つ圧力維持機能を有することを特徴とする電子レンジ用袋体。
[2] 前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方において前記上面及び下面シートを所 定形状に接着して形成される圧力負荷部からなり、
該圧力負荷部は、前記周縁部から間隔をあけて形成されるとともに、該周縁部と同 じ接着強度で接着されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電子レンジ 用袋体。
[3] 前記圧力負荷部と周縁部との間隔が 50mm以下であることを特徴とする請求の範 囲第 2項記載の電子レンジ用袋体。
[4] 前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方において前記上面及び下面シートを所 定形状に接着して形成される圧力負荷部からなり、
該圧力負荷部は、前記周縁部から間隔をあけて形成されるとともに、その接着強度 が上面シートの引っ張り強度より強ぐ且つ前記周縁部の接着強度以下に設定され ていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電子レンジ用袋体。
[5] 前記圧力負荷部が円形状であることを特徴とする請求の範囲第 4項記載の電子レ ンジ用袋体。
[6] 前記圧力解放機構が、前記周縁部の内方において前記上面及び下面シートを所 定形状に接着して形成される圧力負荷部からなり、
該圧力負荷部は、前記周縁部を一辺として袋体内方に向けて形成された多角形状 とされるとともに、該多角形状の全面に亘つて接着されていることを特徴とする請求の 範囲第 1項記載の電子レンジ用袋体。
[7] 前記多角形が三角形であることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の電子レンジ 用袋体。
[8] 前記圧力負荷部が、所定間隔毎に形成された複数個の圧力負荷部からなることを 特徴とする請求の範囲第 6項又は第 7項記載の電子レンジ用袋体。
[9] 前記袋体が複数の角部を有し、
前記圧力負荷部は、前記少なくとも一つの角部を挟んで隣り合う辺の少なくともい ずれか一方に配置されるとともに、該角部力もの距離が前記辺の長さの 10〜50%の 範囲にあることを特徴とする請求の範囲第 6項又は第 7項記載の電子レンジ用袋体。
[10] 前記圧力解放機構が、前記上面シートに設けられた切り込み力 なり、
該切り込みは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えたときに開口するとともに 、開口した後においても、袋体内部の圧力が所定値以下に低下した時にほぼ閉塞さ れる長さ及び幅に設定されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電子レン ジ用袋体。
[11] 前記切り込みが、前記上面シートの厚み未満の深さの切り込み力 なることを特徴 とする請求の範囲第 10項記載の電子レンジ用袋体。
[12] 前記切り込みが、前記上面シートを貫通して設けられた後に、接着剤により閉塞さ れていることを特徴とする請求の範囲第 10項記載の電子レンジ用袋体。
[13] 前記切り込みを被覆するように接着されたフィルムを有し、
該フィルムは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えたときに前記切り込みから わずかに剥離し、該フィルムと前記切り込みの間に空隙を形成することを特徴とする 請求の範囲第 10項記載の電子レンジ用袋体。
[14] 前記圧力解放機構が、前記上面シートに設けられた開口部と前記開口部を被覆す るように接着されたフィルム力もなり、
該フィルムは、袋体内部の圧力が上昇して所定値を超えたときに開口するとともに、 開口した後においても、袋体内部の圧力が所定値以下に低下した時にほぼ閉塞さ れる長さ及び幅に設定されて 、る切り込みを有して 、ることを特徴とする請求の範囲 第 1項記載の電子レンジ用袋体。
[15] 前記切り込みが、所定間隔を有して平行に並設された複数の切り込み力 なること を特徴とする請求の範囲第 10項乃至第 14項いずれかに記載の電子レンジ用袋体。
[16] 請求の範囲第 1項乃至第 15項いずれかに記載の袋体を使用する加熱加圧調理方 法であって、
下準備が行われた食材を収容した食材収容具を前記袋体内部に収容し、 前記袋体を密封し、
前記袋体を加熱し、
圧力解放機構が、前記袋体の一部を開口させて、袋体内部の圧力を低下させるた めに、袋体内の圧力を解放するとともに、
該圧力解放機構の圧力維持機構が、袋体内部の圧力を大気圧以上の一定値に維 持し、
大気圧以上の一定圧力下で、さらに加熱が施されることを特徴とする加熱加圧調 理方法。
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