JP2003300564A - 開放弁付き包装容器 - Google Patents

開放弁付き包装容器

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JP2003300564A
JP2003300564A JP2002109604A JP2002109604A JP2003300564A JP 2003300564 A JP2003300564 A JP 2003300564A JP 2002109604 A JP2002109604 A JP 2002109604A JP 2002109604 A JP2002109604 A JP 2002109604A JP 2003300564 A JP2003300564 A JP 2003300564A
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resin
hole
packaging container
adhesive
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Masahiko Kawashima
政彦 川島
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素でコストの安い開放弁付き包装容器を提
供し、特に加熱時に内容物より生じた水蒸気が貫通穴周
辺で冷却され、開放弁直下周辺の内容物を濡らすのを防
止しうる開放弁付き包装容器の提供。 【解決手段】 貫通穴と該貫通穴を覆い封緘しうる接着
ラベルからなる開放弁を有する包装容器であって、該接
着ラベルは容器加熱による内圧上昇で剥離するとともに
内圧開放後は再封緘可能な接着ラベルであることを特徴
とする開放弁付き包装容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開放弁付き包装容
器に関する。特に加熱時に内容物より生じた水蒸気が貫
通穴周辺で冷却され、その水分による開放弁直下周辺内
容物の局部的水濡れを防止できる開放弁付き包装容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包装容器に用いられる開放弁とし
て、容器の蓋部に穴をあけ、その部分に融点の低い熱可
塑性樹脂を介して穴を塞ぐ樹脂製蓋をヒートシールにて
固定し、内容物を加熱する際に生じる過水蒸気や包装容
器内の気体膨張により包装容器内の内圧が上昇し、その
圧力と水蒸気の熱により融点の低い熱可塑性樹脂部を溶
融、または溶融して弱くなった部分を破壊して過水蒸気
や包装容器内の気体を開放する開放弁が知られている。
しかしながらこの方法では融点の低い熱可塑性樹脂部を
溶融、または溶融して弱くなった部分を加熱する際に生
じる過水蒸気や包装容器内の気体膨張により破壊してし
まうため、再封緘することはできず、貫通穴を経由して
外部のごみ、埃、チリ、虫等が包装容器内に混入してし
まう場合がある。
【0003】また、スーパーマーケットやコンビニエン
スストア等に使用されるコストの安く汎用的な食品等の
内容物を入れたワンウェイ用の包装材料は、一般に樹脂
シートより成形された容器と蓋等が多く使用されてい
る。特に長期にわたって保存する食品には包装容器内の
空気を所望のガス置換した包装容器があり、該包装容器
の樹脂シートにおいて使用される包装材料はガスバリア
ーを有する樹脂を含む容器、蓋およびフィルムが使用さ
れている。これらの汎用的、かつ、コストの安い包装材
料には一般的に電子レンジ等の加熱の際に生じる包装容
器内の内圧上昇を安全に過水蒸気の排出をする機能を具
備した包装容器はなく、容器と蓋の封緘部分が包装容器
内の内圧上昇によって包装容器の一部を破壊し、過水蒸
気の排出をしているのである。そのため、内容物に汁分
を含む場合、汁分のふきこぼれ、破壊時の急激な内圧開
放に伴う内容物の飛散等があり、安全、かつ、十分に使
用できる包装容器はなかった。
【0004】このような加熱の際に生じる包装容器内の
内圧上昇を安全に過水蒸気の排出をする機能を有した包
装容器として、スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等に使用されるコストの安く汎用的な食品等の内容
物を入れたワンウェイ用包装材料では存在しないが、例
えば電子レンジを使用した調理器具の開発が、近年盛ん
に行われている。電子レンジを使用した調理器具の一例
として、特開平8−324653号公報には、容器本体
の底部を側壁よりも肉厚の大なる埋め込み構造体を具備
した電子レンジ用調理容器が開示されている。該公報に
は容器本体に嵌合する蓋体に筒状の埋め込み構造を具備
し、その筒状開口部にアングル付きの薄板弁を備える蒸
気抜き孔を設けてあり、蒸気圧の均一な保持と過水蒸気
のスムーズな排出ができ、さらに過水蒸気解放後には筒
状開口部を薄板弁で封緘できるところが優れている。
【0005】しかしながら、特開平8−324653号
号公報で代表されるような電子レンジ用調理容器に用い
られる巧妙でしかもコストの高い埋め込み構造の開放弁
では、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等に
使用されるコストの安く汎用的なワンウェイ用の包装材
料に応用することは容器製造面においてもコスト面にお
いても実質的に困難である。また、スーパーマーケット
やコンビニエンスストア等で購入した食品等の内容物を
一旦、該公報に開示されている電子レンジ用調理容器に
移し変え、電子レンジ加熱を施すには購入者が食品を移
し変えるという手間がかかる問題が残されている。さら
に、ガス置換された包装容器においてはアングル付きの
薄板弁が筒状開口部を確実に密封するのは困難な構造で
あるため、ガス置換した包装容器に該容器外に存在する
気体が包装容器内への流入する問題が残されている。
【0006】そのため、包装材料によって包装されたス
ーパーマーケットやコンビニエンスストア等で購入した
食品等をそのまま、他の容器に内容物を移しかえること
なく電子レンジ等で加熱し、加熱の際に生じる包装容器
内の内圧上昇を安全に過水蒸気の排出し、過水蒸気の排
出後、埃やチリや虫の混入を防止するため、封緘するこ
とができる開放弁およびそれを具備した包装容器の出現
が期待され、特にスーパーマーケットやコンビニエンス
ストア等に使用されるコストの安く汎用的なワンウェイ
用包装材料にも具備できるもっと簡素でコストの安い開
放弁の出現が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に対し、簡素でコストの安い開放弁付き包装容器を
提供し、特に加熱時に内容物より生じた水蒸気が貫通穴
周辺で冷却され、開放弁直下周辺の内容物を濡らすのを
防止しうる開放弁付き包装容器を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至
った。すなわち、本発明は下記の通りである。 1.貫通穴と該貫通穴を覆い封緘しうる接着ラベルから
なる開放弁を有する包装容器であって、該接着ラベルは
容器加熱による内圧上昇で剥離するとともに内圧開放後
は再封緘可能な接着ラベルであることを特徴とする開放
弁付き包装容器。 2.貫通穴開口稜部周辺に、容器本体に連なるくぼみ部
を有することを特徴とする1.または1.に記載の開放
弁付き包装容器。 3.貫通穴と該貫通穴を覆い封緘しうる接着ラベルから
なる開放弁であって、該接着ラベルが容器加熱による内
圧上昇で剥離するとともに内圧開放後は再封緘可能な接
着ラベルであることを特徴とする開放弁。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、その好ましい態
様を中心に詳細に説明する。本発明が従来技術と最も相
違するところは、従来技術の開放弁が構造的にかなり大
掛りであり、再利用する調理容器用でスーパーマーケッ
トやコンビニエンスストア等に使用されるコストの安く
汎用的なワンウェイ用の包装用開放弁でないのに対し、
本発明は安価で構造的に簡素で、ワンウェイ用に適した
包装用開放弁である。本発明は、包装材料によって包装
されたスーパーマーケットやコンビニエンスストア等で
購入した食品等をそのまま、他の容器に内容物を移しか
えることなく電子レンジ等で加熱し、加熱の際に生じる
包装容器内の内圧上昇を過水蒸気の排出により抑え、過
水蒸気の排出後、埃やチリや虫の混入を防止するため、
封緘することができる、簡素でコストの安い開放弁およ
びそれを具備した包装容器である。特に加熱時に内容物
より生じた水蒸気が貫通穴周辺で冷却し、その水分が引
き起こす開放弁直下周辺の内容物の局部的な水濡れを防
止することができることである。
【0010】本発明でいう食品包装容器用開放弁および
この開放弁の開放原理について、図1および図2を用い
て説明する。図1(A)は本発明の開放弁を具備した樹
脂シートからなる包装容器の斜視図である。貫通穴を蓋
に設け、その貫通穴を容器外より接着性を有する接着ラ
ベルによって覆い、貫通穴を封緘する(図1(B))。
この開放弁の開放原理について、図2を用いて説明す
る。図2(A)は貫通穴を接着ラベル4にて封緘してい
る図の断面図である。接着ラベル4は電子レンジ等によ
り加熱した時の包装容器内の内圧(図2(B))によっ
て容器外側に剥がれ(図2(C))、包装容器内の内圧
上昇を過水蒸気の排出により抑えることができる開放弁
である。さらに過水蒸気の排出後、接着ラベルの腰(曲
げ弾性力)により、該貫通穴を覆い、軽く接着ラベルを
押えることにより該貫通穴を再封緘(図2(D))する
ことができる。
【0011】本発明でいう開放弁は包装容器に少なくと
も1つ具備していれば良いが、内容物が液体を伴う場
合、蓋の天面に開放弁を具備したほうが汁漏れ等の観点
より好ましい。また、通常、貫通穴は成形と別工程にて
作成される。その一例を示せば、まず、プラスチックシ
ートを加熱溶融させ、成形型に合わせ成形し、成形体が
連なったシート状のものを抜き型といわれるカット刃で
押し切りして切り抜くのである。貫通穴の作成は成形体
が連なったシート状のものをカット刃で押し切りして切
り抜かれる工程で、あらかじめ抜き型自体に貫通穴作成
用の刃をセットしておき、すべての成形体が連なったシ
ート状のものをカット刃で押し切りして切り抜かれる際
に、同時に貫通穴も押し切りして切り抜かれる。
【0012】本発明でいう貫通穴とは包装容器内外を自
由に気体が移動するための通路を言い、完全に切り抜き
した形状であっても、完全に切り抜きでない形状(切り
込みを入れた舌状形状)であってもよい。本発明では貫
通穴を用いて過水蒸気のスムーズな排出をおこなう。貫
通穴の開口形状は包装容器の中と外を出入りすることが
できる機能を有すれば支障はないが、貫通穴の開口形状
として正方形(図3(A))、長方形(図3(B))、
コーナー部がRを有している四角形(図3(C))、多
角形(図3(D))、円(図3(E))、半円(図3
(F))、楕円(図3(G))、半楕円(図3
(H))、星形(図3(I))、不定形(図3(J))
など完全に開口を有する切り抜き形状が挙げられる他、
完全に切り抜きでない形状として、コの字(図3
(K))、V字(図3(L))、U字(図3(M))、
不定形の切れこみ(図3(N))等が挙げられ、蓋を穿
孔加工する際に切りくずがでないため、これらの切れこ
み等がより好ましい。
【0013】このような切れこみの場合の貫通穴の面積
は切りこみの入れられた舌状部分を折り返し、穴を広げ
た時に開く最大面積で表わす。本発明の貫通穴の開口面
積は内容量によって異なるが、包装容器の内容量100
0cm3に対し、貫通穴の開口面積が0.2cm2より小
さいと加熱した時に生じた過水蒸気等を容器外に効率良
く排出することができず、包装容器内の内圧上昇が上昇
し、容器の内外に気圧差を生じ、包装容器が変形する場
合や容器の強度の弱い部分が破裂し、内容物を飛散した
りする場合がある。
【0014】また、貫通穴の開口面積が3cm2を越え
ると、過水蒸気の容器外への排出は容易に行うことはで
きるが、貫通穴を覆う接着シールの面積も大きくする必
要があり、包装容器の美粧性が劣る場合があったり、貫
通穴の開口断面積を跨いで貼付されている接着シールの
機械的強度が不十分となる等の場合がある。そのため好
ましい貫通穴の開口面積は0.2〜3cm2であり、よ
り好ましくは0.3〜2.8cm2で、さらに好ましく
は0.6〜2.5cm2である。また、本発明でいう稜
とは縁を示し、貫通穴開口稜部とは貫通穴開口面の縁
を、くぼみ部稜部とは蓋平面部とくぼみの境の縁を言う
意味である。
【0015】本発明でいう貫通穴開口稜部周辺にくぼみ
部を有することについて説明する。本発明では、蓋平面
部または平面部に連なるくぼみ部を介して貫通穴を作成
し、その貫通穴を容器外より接着性を有する接着ラベル
によって覆い、封緘する。覆い、封緘するとは、接着ラ
ベルで直接貫通穴を封緘する構造だけでなく、接着ラベ
ルが貫通穴と空間を隔てていても結果的に接着ラベルが
容器内外の気体の流れを遮断する構造をも含めていう。
貫通穴周辺部に貫通穴開口稜部よりも包装容器内側にへ
こんだ形状を有するくぼみ部を具備することが好まし
い。
【0016】図4は接着ラベルにより該貫通穴を覆い、
封緘する例を示す断面図である。図4(A)は本発明接
着ラベルにより該貫通穴を直接封緘する断面図である。
前記くぼみ部とは、貫通穴開口稜部よりも包装容器内側
にへこんだ形状(図4(B)から(D))を示し、電子
レンジ等により加熱する際、内容物より生じた水蒸気に
よって包装容器内の内圧が上昇し、接着ラベルを部分的
に剥がして安全に過水蒸気の排出をするが、部分的に蓋
に接着されている接着ラベルの接着面に水蒸気が接し、
その後冷却され水蒸気が水分になり、接着ラベルの接着
面に付着する。その水分が開放弁直下周辺の内容物に局
部的な水濡れを生じ、内容物の商品性劣化を招く場合が
ある。この水分による開放弁直下周辺の内容物の局部的
水濡れを防止するため、該へこみ部が液溜めの機能を、
また貫通穴開口稜部が包装容器内への逆流防止の堰の役
目をし、一種の液溜め機能を発揮するのである。
【0017】本発明でいうくぼみ部の断面形状として図
4(B)(貫通穴開口稜部が接着ラベルに接する場
合)、図4(C)(貫通穴開口稜部が接着ラベルに接す
ることなく、貫通穴開口稜部が垂直に落ち込んでいる場
合)、図4(D)(貫通穴開口稜部が接着ラベルに接す
ることなく、貫通穴開口稜部が曲面で落ち込んでいる場
合)、図4(E)(貫通穴開口稜部が接着ラベルに接す
ることなく、貫通穴開口稜部が傾斜面で落ち込んでいる
場合)等が挙げられ、樹脂シートを成形する際、成形
後、成形型枠より成形品を抜き取るのであるが、貫通穴
開口稜部が垂直に落ち込んでいるよりもある程度傾斜し
ている方が成形型枠より抜きやすいため好ましい。ま
た、くぼみ部稜部の平面形状と接着ラベルの形状を意識
的に換えて、接着ラベルが蓋平面部を接着している幅を
部分的に狭くして、接着ラベルが包装容器内の内圧によ
り容易に剥がれやすくする等の工夫を施してもよい。例
えば、図5(A)に示す接着ラベルとくぼみ部周辺にほ
ぼ一定の接着幅を有する場合、図5(B)に示すくぼみ
部周辺に一部分のみ接着幅が狭い部分を有する場合や、
図5(C)に示してあるくぼみ部周辺に一部分のみ接着
幅が狭い部分2ヶ所を有する場合などが挙げられるが、
該へこみが液溜めの機能を発揮すれば、どのような形状
であっても支障はないが、液溜めするための容量が多い
方が好ましい。
【0018】樹脂シートとは容器や蓋を成形する前段階
でのシート状の原料を示し、この樹脂シートを熱成形
(圧空成形、真空成形、真空圧空成形等)により、所望
の金型のより所望の成形を行い、容器や蓋を作成する。
容器や蓋のシート状の原料である樹脂シートに用いられ
る樹脂とは熱可塑性樹脂をいうが、一般的に容器や蓋に
使用される樹脂であれば何でも良い。例えば、熱可塑性
樹脂ではポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
スチレン樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、セルロースアセテート樹脂等が
挙げられ、ガスバリアー性を必要とする場合は、ポリア
ミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂、エチレン−ビニルアルコール
系共重合体樹脂(EVOH等)等が挙げられる。容器や
蓋は、これらの樹脂より構成される単層または多層構成
等のフィルムおよびシートからなる。また、多層構成の
場合、多層にする方法として共押出し、ラミネート等が
あるが、適宜選択すれば良い。
【0019】本発明でいう容器とは、樹脂シートを熱成
形して得られる容器を示すが内容物を入れて、密封する
ことさえできれば何でも良い。また、蓋は容器同様に樹
脂シートを熱成形されて作成される蓋を示し、容器の上
部を覆うものであり、内容物を入れた容器を覆うことが
できれば何でも良いが、内容物を目視確認するという観
点より上部を覆う蓋は透明であること、また、美粧性の
観点よりも透明で光沢に優れる樹脂であることが良い。
さらに容器と蓋の高さの関係において、内容物ボリュー
ム感を容器のディスプレイ効果により発揮するという観
点より、容器の高さが上部を覆う蓋の高さよりも低い方
が良い。
【0020】本発明でいう接着ラベルとは、ガス置換包
装された容器を封緘し、包装容器内と容器外とを気体の
出入りを妨げるため機能(ガスバリアー性)を有するラ
ベルをいう。また、本発明でいう接着ラベルは、平面形
状であって蓋と接触する面は接着剤が存在する。その接
着ラベルが蓋に具備される貫通穴を覆い、容器内から外
へ、あるいは容器外から内への気体の流れを遮断するた
め封緘(密封)をすることができればよく、その形状は
問わない。接着ラベルの平面形状として正方形(図3
(A))、長方形(図3(B))、コーナー部がRを有
している四角形(図3(C))、多角形(図3
(D))、円(図3(E))、半円(図3(F))、楕
円(図3(G))、半楕円(図3(H))、星形(図3
(I))、不定形(図3(J))などが挙げられる。ま
た、より好ましくは接着シールにつまみ部分を具備して
もよく、さらにより好ましくは接着シールに印刷等を施
して、商品差別化をしてもよい。
【0021】本発明の貫通穴が接着ラベルにて覆われて
封緘した構造とは貫通穴が接着ラベルによって包装容器
内外を気体が自由に移動するための通路を遮断できれば
よく、貫通穴開口稜部にて接着封緘する(図4(A))
必要は無く、貫通穴および貫通穴開口稜部周辺に具備し
たくぼみ部全体を接着ラベルにて覆い封緘した構造(図
4(B)、(C)、(D)、(E))でも良い。接着ラ
ベルの材質として、紙、金属薄膜、樹脂等より構成され
る単層または多層構成等が挙げられるが、分別回収の観
点より容器と同じ材質である樹脂からなることがより好
ましい。また、電子レンジ加熱時において電子の衝突に
よるスパーク防止の観点より金属薄膜や金属蒸着等の金
属を含まない材質、ガスの散逸防止の観点よりガスバリ
アー樹脂であることがさらに好ましい。
【0022】本発明でいう接着ラベルはおおきく区別す
るとガスバリアー基材層、接着剤層の2層に分けられ
る。ガスバリアー基材層はガスバリアー性を有している
ことが必要であり、二酸化炭素ガス透過量が1.0〜4
935.0ml/m2/day/MPa、酸素ガス透過
量が1.0〜3948.0ml/m2/day/MPa
(0.1〜400cc/m2・24hr・atm)、窒
素ガス透過量が1.0〜1480.5ml/m2/da
y/MPaを有するものが好ましく、より好ましくは二
酸化炭素ガス透過量が10.0〜4500.0ml/m
2/day/MPa、酸素ガス透過量が10.0〜25
00.0ml/m2/day/MPa、窒素ガス透過量
が10.0〜1300.0ml/m2/day/MPa
を有するものであり、さらに好ましくは二酸化炭素ガス
透過量が20.0〜4000.0ml/m2/day/
MPa、酸素ガス透過量が20.0〜1300.0ml
/m2/day/MPa、窒素ガス透過量が20.0〜
1000.0ml/m2/day/MPaを有するもの
である。さらにより好ましくは二酸化炭素ガス透過量が
20.0〜1000.0ml/m2/day/MPa、
酸素ガス透過量が20.0〜300.0ml/m2/d
ay/MPa、窒素ガス透過量が20.0〜250.0
ml/m2/day/MPaを有するものである。
【0023】本発明に用いられるガスバリアー基材層の
厚さは、用いられる樹脂の酸素ガス透過量によって異な
り、前述の酸素ガス透過量が1.0〜1974.0ml
/m 2・day/MPaである厚さを確保することが好
ましい。例えば、酸素ガス透過量の少ないエチレン−ビ
ニルアルコール系共重合体樹脂(EVOH)の場合、酸
素ガス透過量の観点からは数μm程度で酸素ガス透過量
を達成することは可能であるが、接着ラベルとしての腰
が乏しいため、該ラベルをラベル貼付機械による作業効
率が悪く、該ラベルの取り扱いの観点より他の腰を有す
る樹脂である例えばポリプロピレン系樹脂(PP)、ポ
リエステル系樹脂(PET)と積層する必要がある。P
PとEVOHの積層構成であるガスバリアー基材層の場
合、酸素ガス透過量が1.0〜1974.0ml/m2
・day/MPaであることが好ましく、ガスバリアー
基材層の厚さは接着ラベルの腰の観点より20〜150
μmが好ましい。また、より好ましくは30〜120μ
m、さらに好ましくは35〜115μmである。
【0024】接着ラベルに用いられるガスバリアー基材
層に用いられる樹脂とは、酸素ガス透過量が1.0〜1
974.0ml/m2・day/MPaであることが好
ましく、食品包装用途に用いられる樹脂であれば支障が
なく、該樹脂を用いたフィルムを帯状に裁断されたもの
であれば特に制限されない。例えば、ポリエチレン系樹
脂(HDPE、LLDPE等)、ポリプロピレン系樹脂
(PP)、ポリブテン−1系樹脂(PB)、ポリ−4−
メチルペンテン−1系樹脂をはじめとするポリオレフィ
ン系樹脂(PO)、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂(EVA)、エチレン−メチルメタアクリレート共
重合体樹脂(EMA等)、エチレン−ビニルアルコール
系共重合体樹脂(EVOH等)をはじめとするポリオレ
フィン系樹脂変性物(PO変性物)、ポリエチレンテレ
フタレート系(含変性)樹脂(PET等)、ポリブチレ
ンテレフタレート系(含変性)樹脂(PBT等)をはじ
めとする芳香族成分を一部含む、又はポリ乳酸系樹脂、
ポリグリコール酸系樹脂をはじめとする脂肪族成分のポ
リエステル系樹脂(PET)、ポリ塩化ビニリデン系樹
脂(PVDC)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)をは
じめとする塩素系樹脂、αオレフィン−一酸化炭素共重
合樹脂(含同水添樹脂)、αオレフィン(エチレン、
他)−スチレン共重合樹脂(含同水添樹脂)、エチレン
−環状炭化水素系化合物共重合樹脂(含同水添樹脂)、
ポリアミド系樹脂(Ny)、カプロラクトン系樹脂、等
から少なくとも一種を主体として選択される樹脂組成物
を単層もしくはこれらの多層またはこの層と異なる樹脂
を積層させたもの、もしくはこれらの樹脂からなる延伸
もしくは未延伸のラベルが挙げられ、中でも耐熱性、ガ
スバリアー性の点よりポリエチレン系樹脂(特にHDP
E)、ポリプロピレン系樹脂(PP)、エチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体樹脂(EVOH等)、ポリアミ
ド系樹脂(Ny)、ポリエチレンテレフタレート系(含
変性)樹脂(PET等)、ポリブチレンテレフタレート
系(含変性)樹脂(PBT等)をはじめとする芳香族成
分を一部含む、又はポリ乳酸系樹脂、ポリグリコール酸
系樹脂をはじめとする脂肪族成分のポリエステル系樹脂
(PET)等が好ましい。又、本発明の効果を損なわな
い範囲内で、公知の添加剤、例えば、酸化防止剤、光安
定剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、滑剤等を混入した
り、公知の表面処理、例えば、コロナ放電処理、火焔処
理、電子・プラズマ等を含む放射線照射処理、イオンエ
ッチング処理等、塩化ビニリデン等をガスバリアー塗工
処理をしてもよい。
【0025】接着ラベルに用いられるガスバリアー基材
層として無機系物質を層状に具備している樹脂層を設
け、ガスバリアー基材層としてもよい。例えば、ガスバ
リアー性の乏しい低密度ポリエチレン樹脂層にシリカお
よび/またはアルミナの無機系物質を蒸着処理にてガス
バリアー性を付与しても良い。次に、接着ラベルの接着
剤層について説明する。まず、接着とは接着ラベルと蓋
を貼り合わせることを意味する。接着強度は適宜、選択
されれば良く、所望の接着強度によって接着剤の種類、
塗布量等を選択すれば良く、接着強度の弱い粘着であっ
てもガス置換包装封緘用接着ラベルと袋や容器や蓋を貼
り合わせ、密封することができれば良い。代表的な接着
剤として溶剤タイプ、ホットメルトタイプ、反応性タイ
プ等が挙げられるが接着性を有しているものであれば支
障はなく、例えばゴム系接着剤、アクリル系接着剤、ビ
ニルエーテル系接着剤、シリコン系接着剤やこれらの中
から少なくとも一種を主体として選択される樹脂組成物
が挙げられる。好ましくは所望の接着強度を設定しやす
いという観点より、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、
ビニルエーテル系接着剤、さらに好ましくはゴム系接着
剤、アクリル系接着剤である。さらに溶媒抽出物が少な
く、不純物の少ない観点より、アクリル系接着剤がさら
により好ましい。
【0026】また、これらの接着剤は、本発明の効果を
損なわない範囲内で、公知の添加剤、例えば、酸化防止
剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤等を含有し
ていてもよい。また、本発明のガス置換包装封緘用接着
ラベルのガスバリアー基材層と接着剤層の間に部分剥離
を意図的に生じる様にあらかじめガスバリアー基材層に
剥離効果のあるシリコン等を印刷し、接着剤層がガスバ
リアー基材層より剥離して被接着体である袋、容器、蓋
に残る、いわゆる改竄防止印刷を具備しても良い。
【0027】ゴム系接着剤としては、例えば、シス−
1,4−ポリイソプレンを主成分とする天然ゴム、スチ
レン・ブタジエンゴム(SBR)、ポリイソブチレン、
ブチルゴム等を主成分とする合成ゴム、又は、スチレン
・ブタジエン・スチレン共重合ゴム(SBS)、スチレ
ン・イソプレン・スチレン共重合ゴム(SIS)等を主
成分とするブロックゴム等から少なくとも一種選択され
る接着性エラストマーに、常温で液体又は固体で分子量
が数百から約1万までの無定形オリゴマー(2量体以上
の中分子量重合体)の熱可塑性樹脂であるロジン系樹
脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クロマン・インデン樹
脂等の接着付与剤、及び、鉱油、液状ポリブテン、液状
ポリイソブチレン、液状ポリアクリル酸エステル等の軟
化剤等を配合したものが挙げられる。
【0028】アクリル系接着剤としては、例えば、通常
Tgの低いホモポリマーであるアクリル酸アルキルエス
テルに代表される接着性を与える主モノマー、低級アル
キル基のアクリル酸エステル、メタクリル酸アルキルエ
ステル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリルなど
主モノマーと共重合可能でTgが高くなるような凝集性
を与えるコモノマー、アクリル酸やメタクリル酸など
(アクリレートなど)のカルボキシル基含有モノマーや
水酸基、エポキシ基、アミノ基などの接着性を与え架橋
点となる官能基含有モノマーの接着性反応物に、場合に
よっては上記接着付与剤、軟化剤等を配合したものが挙
げられる。
【0029】ビニルエーテル系接着剤としては、例え
ば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニルイソブチルエーテル等のホモポリマー又はアクリレ
ートとのコポリマー(接着性エラストマー)で、場合に
よっては上記接着付与剤、軟化剤等を配合したものが挙
げられる。シリコン系接着剤としては、例えば、高分子
量のポリジメチルシロキサン又はポリジメチルジフェニ
ルシロキサンで代表されるポリマー連鎖の末端に残存シ
ラノール基(SiOH)を持つポリマー(又は接着性エ
ラストマー)と上記接着付与剤、軟化剤等を配合したも
のがある。
【0030】ガスバリアー性、特にガス置換包装の観点
において接着強度を幅広く設定でき、さらに食品衛生の
観点よりアクリル系接着剤が好ましい。接着強度はJI
S−Z−0237の25℃における180度引きはがし
法による測定方法( JIS−Z−0237の180度
引きはがし法: 幅25mmのテープをステンレス板に
貼りつけ、テープの一端をもう一方の一端に向かって剥
離速度300m/minで試験板から180度方向に引
き剥がすのに要する力を測定して用いた。)において
0.1〜10N/cmであることが接着時の接着強度と
剥離時の剥離強度の観点より、好ましい。より好ましく
は0.2〜9.5N/cm 、さらにより好ましくは
0.3〜7.5N/ cmである。また、包装容器の内
圧上昇によって接着ラベルが自動的に剥がれる観点より
80℃における180度引きはがし法による測定値が2
5℃における180度引きはがし法による測定値よりも
低いことが好ましい。25℃における180度引きはが
し法による測定値が好ましくは0.1〜8N/cmであ
ることが接着時の接着強度と剥離時の剥離強度の観点よ
り、好ましい。より好ましくは0.2〜7.5N/ c
m 、さらにより好ましくは0.3〜5.5N/ cmで
ある。
【0031】本発明に用いられる接着剤層の厚さは用い
られる接着剤によってことなるが25℃における180
度引きはがし法による測定方法において接着強度が0.
1〜10N/cmであれば良く、接着剤層の厚さに依存
するものではない。例えば、アクリル系接着剤の場合、
接着強度の観点より接着剤層の厚さは2〜50μmが好
ましい。また、より好ましくは3〜40μm、さらに好
ましくは5〜35μmである。
【0032】接着ラベルにつまみを具備し、易開封性を
付与してもよい。例えば、接着ラベルに半円状のつまみ
を具備し、蓋より該つまみ部を引き上げることにより簡
単に開口する等の易開封性を付与した方が、包装容器の
加熱時の破裂防止という観点より、より好ましい。ま
た、該ラベルの粘着剤としてアクリル系エマルジョン
は、水蒸気により粘着剤の接着強度が弱くなるため、よ
り好ましい。前述のガス置換包装について説明する。ガ
ス置換包装とは密封包装容器内の空気を所望のガスに置
換した包装を意味し、内容物の保存性向上や商品の色等
に関する外観性等の効果が挙げられ、例えば、食品等を
不活性ガス中に保持することことによって、油脂成分
の酸化防止、ビタミン等の有効成分の保存、かびや
菌類や酵母の繁殖による腐敗防止、色素の変色・退色
防止、香気の飛散防止等に効果が得られる。また、更
に炭酸ガス等の制菌作用を有するガスにて置換すること
で内容物の保存性をさらに向上することもできる場合が
ある。
【0033】上記ガスは、例えば、窒素、二酸化炭素
(炭酸ガス)、酸素、アルゴン等が挙げられ、単独また
はこれらの組み合わせて使用することができる。また、
積極的にかびや菌類や酵母の殺菌目的で一般に知られる
オゾンや天然および合成抗菌性物質(例えばヒノキチオ
ール等)を用いても良い。一般的にガス置換装置のガス
置換方法はチャンバー式、ガスフラッシュ式等が挙げら
れる。チャンバー式のガス置換方法とはチャンバー内部
全体を一旦、真空状態に脱気し、そのままの状態で置換
ガスを送り込みガス置換を行う方法であり、一般的にチ
ャンバー式のガス置換は置換ガスを置換率が高く、確実
にガス置換をすることができる特徴を有する。一方、ガ
スフラッシュ式のガス置換方法とは内容物を入れた包装
容器内に置換ガスを直接フラッシュして、包装容器内の
空気を置換ガスによって追い出すことによってガス置換
を行う。一般的にガスフラッシュ式はチャンバー式より
も置換率が低いといわれているがガスフラッシュ時間を
調節することで所望のガス置換率が得られる。ガスフラ
ッシュ式はチャンバー式に比べ設備的に安価であり、業
者の設備投資コストを抑えることが可能である。本発明
でいうガス置換装置のガス置換方法は上記に挙げられた
ガス置換方法やその他のいずれの方法によって包装容器
内の内容物(種類や形状)、包装スピード、設置スペー
ス、ガス置換率等に応じて適宜選択すれば良い。本発明
でいう内容物とは主として食品であり、生鮮3品と呼ば
れる鮮魚、生肉、生野菜の他、例えば、スーパーやコン
ビニエンスストア等で販売される惣菜(煮物、焼き物、
蒸し物、炒め物)、弁当等挙げられる。
【0034】
【発明の効果】本発明により、包装材料によって包装さ
れたスーパーマーケットやコンビニエンスストア等で購
入した食品等をそのまま、他の容器に内容物を移しかえ
ることなく電子レンジ等で加熱できる方式を可能にす
る、簡素でコストの安い開放弁およびそれを具備した包
装容器の提供を可能にした。さらに、ガス置換された包
装容器においてはガス置換効果を効果的に長時間持続す
ることができる他、容器外からの酸素の流入を防ぎ、内
容物の酸化を防止でき、食品の保存性を飛躍的に向上す
ることができることである。特に加熱時に内容物より生
じた水蒸気が貫通穴周辺で冷却し、その水分による開放
弁直下周辺の内容物の局部的な水濡れを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の包装容器を示す斜視図であり、図1
(A)は接着ラベルを貼っていない場合を示し、図1
(B)は接着ラベルを貼った場合を示す。
【図2】本発明の開放弁の開放原理を示した包装容器断
面図である。図2(A)は加熱前、図2(B)は加熱
時、図2(C)は加熱後接着ラベルが剥がれ内圧開放
時、図2(D)は内圧解放後の包装容器断面図である。
【図3】(A)〜(N)は、本発明の貫通穴、接着ラベ
ルの平面形状の例を示す図である。
【図4】(A)〜(E)は、貫通穴稜部周辺に設けられ
るくぼみ部の例を示す断面図である。
【図5】くぼみ部稜部に対する接着ラベルの配置例を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 蓋 2 容器 3 貫通穴 4 接着ラベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通穴と該貫通穴を覆い封緘しうる接着
    ラベルからなる開放弁を有する包装容器であって、該接
    着ラベルは容器加熱による内圧上昇で剥離するとともに
    内圧開放後は再封緘可能な接着ラベルであることを特徴
    とする開放弁付き包装容器。
  2. 【請求項2】 貫通穴開口稜部周辺に、容器本体に連な
    るくぼみ部を有することを特徴とする請求項1に記載の
    開放弁付き包装容器。
  3. 【請求項3】 貫通穴と該貫通穴を覆い封緘しうる接着
    ラベルからなる開放弁であって、該接着ラベルが容器加
    熱による内圧上昇で剥離するとともに内圧開放後は再封
    緘可能な接着ラベルであることを特徴とする開放弁。
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