WO2006077698A1

WO2006077698A1 - 表示制御装置

Info

Publication number: WO2006077698A1
Application number: PCT/JP2005/022638
Authority: WO
Inventors: Takahiro Kudo; Kazushi Kawase
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-01-21
Filing date: 2005-12-09
Publication date: 2006-07-27
Also published as: US20090009533A1; CN101103251A; JP3908249B2; EP1840509A4; JP2006201081A; EP1840509A1

Abstract

　映像上の不要な情報表示を抑制し、映像の視認性を向上させることができる表示制御装置を提供する。　映像３７およびナビゲーション情報３１乃至３６を表示装置の画面上に割り当てた映像表示領域３８およびナビ表示領域３０にそれぞれ表示させる制御手段を備えた表示制御装置において、制御手段は、ナビゲーション情報３１乃至３６のうち利用者に関連する関連情報３４、３５をナビ表示領域３０に加えて映像表示領域３８に表示させる。

Description

明細書

表示制御装置

技術分野

[0001] 本発明は、表示制御装置に関し、例えば、車両に搭載され、映像およびナビゲーシヨン情報を表示装置に表示させる表示制御装置に関するものである。

背景技術

[0002] 従来の表示制御装置は、図 12に示すように、ナビゲーシヨン情報のうち道路 50、河川 51および自車マーカ 52等の予め定められた種別の情報を表示装置の画面に表示させ、画面上の他の領域 53、 54には、透過処理を施して、カメラによって撮影された映像を表示させて、た (例えば、特許文献 1参照)。

特許文献 1 :特開 2004— 125446号公報 (第 6頁、第 5図）

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] し力しながら、従来の表示制御装置においては、予め定められた種別の情報がカメラによって撮影された映像上に合成表示されるため、利用者にとって不要な情報も映像上に表示されるといった問題があった。

[0004] 本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、映像上の不要な情報の表示を抑制し、映像の視認性を向上させることができる表示制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0005] 本発明の表示制御装置は、映像およびナビゲーシヨン情報を表示装置の画面上に割り当てた映像表示領域およびナビ表示領域にそれぞれ表示させる制御手段を備えた表示制御装置において、前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報のうち利用者に関連する関連情報を前記映像表示領域に表示させるように構成されている。

[0006] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報のうち関連情報に限って、映像表示領域に表示することを許可するため、映像上の不要な情報の表示を抑制し、映像の視認性を向上させることができる。 [0007] なお、前記制御手段は、前記映像表示領域内で関連情報が表示される領域においては、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像と前記映像とを画像合成して表示させるようにしてもよ!、。

[0008] この構成により、本発明の表示制御装置は、関連情報と映像とを映像表示領域に表示させることができる。

[0009] また、前記制御手段は、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像を前記映像に重ねることによって画像合成するようにしてもょ、。

[0010] この構成により、本発明の表示制御装置は、関連情報が映像表示領域で視認できるよう表示させることができる。

[0011] また、前記制御手段は、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像と前記映像とを透過合成することによって画像合成するようにしてもょ、。

[0012] この構成により、本発明の表示制御装置は、映像表示領域で関連情報が表示されて、る領域にぉ、ても映像を視認することができるため、映像の視認性を向上させることができる。

[0013] また、前記制御手段は、前記映像表示領域上で前記映像中の接近物を表す領域と前記関連情報を表す画像の表示領域との間で重複領域がある場合には、前記重複領域が解消するよう前記ナビゲーシヨン情報を表す画像を加工するようにしてもよい。

[0014] この構成により、本発明の表示制御装置は、関連情報の表示による映像中の接近物を表す領域の視認性を向上させることができる。

[0015] また、前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報を表す画像の縮尺を変化させることによって前記ナビゲーシヨン情報を表す画像をカ卩ェするようにしてもょ、。

[0016] この構成により、本発明の表示制御装置は、映像表示領域上で映像中の接近物を表す領域と関連情報を表す画像の表示領域との間の重複領域を、ナビゲーシヨン情報を表す画像の縮尺を変化させることによって解消することができる。

[0017] また、前記制御手段は、前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報を表す画像の表示位置を変化させることによって前記ナビゲーシヨン情報を表す画像を加工するようにしてもよい。 [0018] この構成により、本発明の表示制御装置は、映像表示領域上で映像中の接近物を表す領域と関連情報を表す画像の表示領域との間の重複領域を、ナビゲーシヨン情報を表す画像の表示位置を変化させることによって解消することができる。

[0019] また、前記制御手段は、利用者の走行履歴に関連する前記関連情報を表示させるようにしてもよい。

[0020] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報から利用者に関連する関連情報を車両の走行履歴に基づいて選択することができる。

[0021] また、前記制御手段は、利用者による経路探索結果に関連する前記関連情報を表示させるようにしてちょい。

[0022] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報から利用者に関連する関連情報を経路探索結果に基づいて選択することができる。

[0023] また、前記制御手段は、利用者による経路探索の履歴に関連する前記関連情報を表示させるようにしてちょい。

[0024] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報から利用者に関連する関連情報を経路探索の履歴に基づいて選択することができる。

[0025] また、前記制御手段は、利用者の現在位置に関連する前記関連情報を表示させるようにしてもよい。

[0026] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報から利用者に関連する関連情報を現在位置に基づいて選択することができる。

[0027] また、前記制御手段は、現在時刻に関連する前記関連情報を表示させるようにしてちょい。

[0028] この構成により、本発明の表示制御装置は、ナビゲーシヨン情報から利用者に関連する関連情報を現在時刻に基づ、て選択することができる。

発明の効果

[0029] 本発明は、映像上の不要な情報の表示を抑制し、映像の視認性を向上させることができるという効果を有する表示制御装置を提供するものである。

図面の簡単な説明

[0030] [図 1]図 1は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムのブロック図である。

[図 2]図 2は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムが参照する走行履歴の説明図である。

[図 3]図 3は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成するカメラの設置位置の例を示す概念図である。

[図 4]図 4は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成する

CPUの表示モード切替動作を説明するためのフロー図である。

[図 5]図 5は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成する

CPUの各表示モードにおけるディスプレイ装置の画面の表示例を示すイメージである。

[図 6]図 6は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムのカメラ切替規則の説明図である。

[図 7]図 7は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成する

CPUによる映像表示領域の表示制御動作を説明するためのフロー図である。

[図 8]図 8は、本発明の第 1の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成する

CPUによるナビ表示領域の表示制御動作を説明するためのフロー図である。

[図 9]図 9は、本発明の第 2の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成する

[図 10]図 10は、本発明の第 2の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成するディスプレイ装置の画面の表示例を示すイメージである。

[図 11]図 11は、本発明の第 2の実施の形態におけるナビゲーシヨンシステムを構成するディスプレイ装置の画面の他の表示例を示すイメージである。

[図 12]図 12は、従来の表示制御装置におけるディスプレイ装置の画面の表示例を示すイメージである。

符号の説明

1 ナビゲーシヨンシステム

2 CPU

3 ROM 4 RAM

5 大容量記憶装置

6 メディアドライブ

7 入力装置

8 ディスプレイ装置

9 GPS受信機

10 ジャイロ

11 車速センサ

12 FM受信機

13、 14 カメラ

発明を実施するための最良の形態

[0032] 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

[0033] なお、本実施の形態においては、本発明に係る表示制御装置を車両に搭載されるナビゲーシヨンシステムに適用し、本発明に係る表示制御装置を構成する制御手段を CPU (Central Processing Unit)を用いて構成した例について説明する。

[0034] (第 1の実施の形態）

本発明の第 1の実施の形態のナビゲーシヨンシステムを図 1に示す。

[0035] ナビゲーシヨンシステム 1は、 CPU2と、 ROM (Read Only Memory) 3と、 RAM (Ran dom Access Memory) 4と、ハードディスク装置等の大容量記憶装置 5と、 DVD (Digit al Versatile Disc)等の着脱可能な記録媒体力情報を読み込むメディアドライブ 6と、キーボード、ポインティングデバイスおよびタツチパネル等によって構成された入力装置 7と、液晶ディスプレイ等の表示装置を構成するディスプレイ装置 8と、 GPS (Glo bal Positioning System)アンテナで受信した複数の衛星から送出された電波に基づ V、て現在位置の緯度および経度を測る GPS受信機 9と、自車の進行方位を検出するジャイロ 10と、自車の車輪の回転数に基づいて車速を検知する車速センサ 11と、 VICS (Vehicle Information and Communication System)情報を受信および復号するための FM (Frequency Modulation)受信機 12と、車両外部を撮影する撮影装置を構成するカメラ 13、 14とを備えている。 [0036] CPU2は、ディスプレイ装置 8の表示を制御するための表示制御プログラム等を含むプログラムを ROM3ゃ大容量記憶装置 5から RAM4に読み込み、 RAM4に読み込まれたプログラムを実行することによって、ディスプレイ装置 8の表示等のようなナビゲーシヨンシステム 1の各機能を制御するようになって!/、る。

[0037] 大容量記憶装置 5には、上記プログラムの他に地図情報、車両の走行履歴および経路探索データの履歴等が記憶される。

[0038] ここで、地図情報には、道路、交差点、建造物および河川などの地物を表す情報および各地物に関する説明や広告等の情報を含む地物情報や、道路の車線数や一方通行などの交通規制に関する道路情報等が含まれる。例えば、地図情報は、プログラムを実行する CPU2によって DVD等からメディアドライブ 6を介して大容量記憶装置 5に読み込まれる。

[0039] また、走行履歴は、例えば、 GPS受信機 9によって得られた自車の位置、ジャイロ 1 0によって検出された自車の進行方位、および、車速センサ 11によって検知された自車の車速に基づいて、プログラムを実行する CPU2によって生成される。図 2に示すように、走行履歴には、走行日時を示す情報 21、出発地を示す情報 22、目的地を示す情報 23、および、道路や交差点等の地物に付与された IDの配列よりなる経路情報 24が含まれる。

[0040] また、経路探索データは、利用者によって入力装置 7を介して設定された出発地から目的地までの経路を表し、例えば、経路探索データには、図 2に示した走行履歴と同様に、探索日時を示す情報、出発地を示す情報、目的地を示す情報、および、経路情報が含まれる。

[0041] カメラ 13、 14は、図 3に示すように、車両左側のドアミラー 20および車両後部にそれぞれ設けられ、車両左側後方および車両後方をそれぞれ撮影するようになって、る。ここで、本実施形態において、 2台のカメラ 13、 14を用いた力本発明に用いられるカメラの台数および撮影方向を限定するものではない。

[0042] 以上のように構成されたナビゲーシヨンシステム 1において、図 4乃至図 8を用いてその動作を説明する。

[0043] なお、本実施の形態にぉ、て、表示制御プログラムを実行する CPU2は、地図表示モードおよび映像地図表示モードの 2つの表示モードをとり、これらの表示モードは、例えば、 GPS受信機 9によって得られた自車の位置、ジャイロ 10によって検出された自車の進行方位、車速センサ 11によって検知された自車の車速、および利用者による入力装置 7を介した入力等に基づいて切り替わる。

[0044] 図 4は、表示制御プログラムを実行する CPU2の表示モード切替動作を説明するためのフロー図であり、図 5は、各表示モードにおけるディスプレイ装置 8の画面の表示例を示すイメージである。

[0045] 図 5 (a)に示すように、 CPU2は、地図表示モードにある場合には（Sl、図 4)、ディスプレイ装置 8の画面上にナビゲーシヨン情報を表示するためのナビ表示領域 30を割り当てる（S2)。

[0046] ここで、ナビゲーシヨン情報は、地図情報に含まれる地物情報、経路探索データ、自車を表す自車マーカ、および、 VICS情報から得られた渋滞状況や交通規制等の交通情報や広告情報等を含む。

[0047] 例えば、ナビ表示領域 30には、 GPS受信機 9によって得られた自車の位置に基づいて特定された範囲の地図情報に基づいた地図 31が表示され、地図 31上に特定の地物を表すランドマーク 32乃至 34、経路探索データ 35および自車マーカ 36等が表示される。

[0048] 図 5 (b)に示すように、 CPU2は、映像地図表示モードにある場合には（Sl、図 4)、ディスプレイ装置 8の画面上にカメラ 13、 14によって撮影された映像 37を表示するための映像表示領域 38およびナビ表示領域 30を割り当てる（S3)。

[0049] ここで、 CPU2は、映像 37をカメラ 13、 14のうち何れ力も得るかを、例えば、車両に設けられた方向指示器やトランスミッションの状態、ジャイロ 10によって検出された自車の進行方位、および、車速センサ 11によって検知された自車の車速等に基づいて選択する。例えば、 CPU2は、図 6に示すカメラ切替規則に従って、走行状態が左折、右折または後進かによつてカメラ 13、 14の何れかを選択する。

[0050] 図 7は、表示制御プログラムを実行する CPU2による映像表示領域の表示制御動作を説明するためのフロー図である。なお、表示制御プログラムを実行する CPU2による映像表示領域の表示制御動作は、当該 CPU2が映像地図表示モードにある場合に実行される。

[0051] まず、 CPU2は、映像表示領域に表示する映像を更新するタイミングである力否かを判断し (S11)、映像表示領域に表示する映像を更新するタイミングであると判断した場合には、非表示情報を抽出する（S12)。

[0052] ここで、非表示情報とは、ナビゲーシヨン情報を映像表示領域およびナビ表示領域に渡って表示させると仮定した場合に、映像表示領域にあたるナビゲーシヨン情報に含まれる各情報のことをいう。

[0053] 次に、 CPU2は、非表示情報から案内中の経路やこの経路に関する交通情報等のように利用者に関連する関連情報を抽出する (S13)。ここで、関連情報は、ナビゲーシヨン情報に含まれる各情報のうち、車両の走行履歴、経路探索データ、経路探索データの履歴、現在位置、現在時刻等に基づいて選択される。例えば、利用者が「A 店」によく立ち寄ることが走行履歴力も認識できる場合には、現在位置近辺の地物を表す地物情報から「A店」および「A店」と同種の店舗の情報が抽出され、抽出された店舗の情報から利用者がよく立ち寄る店舗や利用者がよく走行するエリアにある店舗は、利用者が熟知していると考えられるため除外され、この結果として得られた地物情報が関連情報となる。

[0054] また、昼食や夕食の時間帯など一般的に食事をする時間帯に現在時刻があれば、飲食店に関する情報が利用者にとって有益であるため、 CPU2は、飲食店に関する情報を関連情報としてもよい。

[0055] さらに、 CPU2は、飲食店の中でも、昼食の時間帯 (例えば、 12時から 13時まで）には、ファーストフード店などの軽食をとることができる店舗の情報を関連情報とし、夕食の時間帯 (例えば、 18時から 20時まで）には、レストランなどの通常の食事ができる店舗の情報を関連情報としてもよい。これは、飲食店に関する情報に限定される必要はなぐ時間帯、季節および曜日に応じて利用者との関連度が変化するいかなる店舗や施設に関する情報であってもよい。

[0056] 次に、関連情報が抽出できた場合には（S14)、 CPU2は、非表示情報から抽出された関連情報を表す関連画像と映像表示領域に表示される映像とを画像合成する（ S15) ₀ここで、画像合成は、関連画像を映像に重ねることによって行うようにしてもよく、関連画像と映像とを透過合成することによって行うようにしてもょ、。

[0057] 最後に、 CPU2は、ディスプレイ装置 8の画面上に割り当てた映像表示領域に映像を表示させる（S16)。例えば、図 5 (b)に示すように、非表示情報のうち関連情報として抽出されたランドマーク 34および経路探索データ 35は、映像 37と画像合成されて映像表示領域 38に表示される。

[0058] 図 8は、表示制御プログラムを実行する CPU2によるナビ表示領域の表示制御動作を説明するためのフロー図である。

[0059] まず、 CPU2は、ナビ表示領域に表示するナビゲーシヨン情報を更新するタイミングであるか否かを判断し (S21)、ナビ表示領域に表示するナビゲーシヨン情報を更新するタイミングであると判断した場合には、 GPS受信機 9によって得られた自車の位置に基づいて特定された範囲のナビゲーシヨン情報をディスプレイ装置 8の画面上に割り当てたナビ表示領域に表示させる（S22)。

[0060] ここで、 CPU2が映像地図表示モードにある場合には（S23)、 CPU2は、図 7を用いて説明した映像表示領域の表示制御動作を実行する（S24)。なお、 CPU2が映像表示領域に表示する映像を更新するタイミングを十分に短い間隔で生じさせる場合には、ステップ S24は、省いてもよい。

[0061] このような本発明の第 1の実施の形態のナビゲーシヨンシステムによれば、ナビゲーシヨン情報のうち利用者に関連する関連情報に限って、映像表示領域に表示することを許可するため、映像上の不要な情報の表示を抑制し、映像の視認性を向上させることがでさる。

[0062] (第 2の実施の形態）

本発明の第 2の実施の形態のナビゲーシヨンシステムは、本発明の第 1の実施の形態のナビゲーシヨンシステム 1と同一のハードウェア構成を有するため、各構成要素、符号および用語については、本発明の第 1の実施の形態におけるものと同一のものを用い、説明を省略する。

[0063] また、本発明の第 2の実施の形態のナビゲーシヨンシステムは、本発明の第 1の実施の形態のナビゲーシヨンシステム 1に対して、映像表示領域の表示制御動作を CP U2に実行させるための表示制御プログラムが以下に説明するように相違する。 [0064] 図 9は、表示制御プログラムを実行する CPU2による映像表示領域の表示制御動作を説明するためのフロー図である。なお、表示制御プログラムを実行する CPU2による映像表示領域の表示制御動作は、当該 CPU2が映像地図表示モードにある場合に実行される。

[0065] まず、 CPU2は、映像表示領域に表示する映像を更新するタイミングである力否かを判断し (S31)、映像表示領域に表示する映像を更新するタイミングであると判断した場合には、非表示情報を抽出し (S32)、抽出した非表示情報から関連情報を抽出する（S33)。

[0066] 次に、関連情報が抽出できた場合には（S34)、 CPU2は、映像中の接近物を表す領域を抽出する（S35)。ここで、接近物を表す領域の抽出は、例えば、公知のォプティカルフロー検出によって行われる（例えば、特開 2004— 56763号公報参照)。

[0067] 次に、 CPU2は、非表示情報から抽出された関連情報を表す関連画像と映像表示領域に表示される映像とを画像合成したときに、関連画像の表示領域と映像中の接近物を表す領域との間で重複領域が生じる力否かを判断する（S36)。

[0068] 関連画像の表示領域と映像中の接近物を表す領域との間で重複領域が生じると判断した場合には、 CPU2は、この重複領域が解消するようナビゲーシヨン情報を表す画像をカ卩ェする（S37)。

[0069] 例えば、図 10 (a)に示すように、関連情報として抽出されたランドマーク 40と、映像中の接近物を表す領域 41との間で重複領域が生じる場合には、 CPU2は、図 10 (b )に示すように、ナビゲーシヨン情報を表す画像の表示位置を変化させる。なお、図 1 0 (b)においては、ナビゲーシヨン情報を表す画像の表示位置が右方向に変化している。

[0070] ここで、ナビゲーシヨン情報を表す画像の加工は、図 11に示すように、ナビゲーション情報を表す画像の縮尺を変化させることによって行ってもよい。なお、図 11においては、ナビゲーシヨン情報を表す画像の縮尺が大きくなつて、る。

[0071] 図 9において、 CPU2は、非表示情報から抽出された関連情報を表す関連画像と映像表示領域に表示される映像とを画像合成する（S38)。最後に、 CPU2は、ディスプレイ装置 8の画面上に割り当てられた映像表示領域に映像を表示させる（S39) [0072] このような本発明の第 2の実施の形態のナビゲーシヨンシステムによれば、関連情報の表示による映像中の接近物を表す領域の視認性を向上させることができる。産業上の利用可能性

[0073] 以上のように、本発明に力かる表示制御装置は、映像上の不要な情報表示を抑制し、映像の視認性を向上させることができるという効果を有し、例えば、車両に搭載され、映像およびナビゲーシヨン情報を表示装置に表示させる表示制御装置等として有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 映像およびナビゲーシヨン情報を表示装置の画面上に割り当てた映像表示領域およびナビ表示領域にそれぞれ表示させる制御手段を備えた表示制御装置において前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報のうち利用者に関連する関連情報を前記映像表示領域に表示させることを特徴とする表示制御装置。

[2] 前記制御手段は、前記映像表示領域内で前記関連情報が表示される領域にお!、ては、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像と前記映像とを画像合成して表示させることを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

[3] 前記制御手段は、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像を前記映像に重ねることによって画像合成することを特徴とする請求項 2に記載の表示制御装置。

[4] 前記制御手段は、前記映像表示領域に表示される関連情報を表す画像と前記映像とを透過合成することによって画像合成することを特徴とする請求項 2に記載の表示制御装置。

[5] 前記制御手段は、前記映像表示領域上で前記映像中の接近物を表す領域と前記関連情報を表す画像の表示領域との間で重複領域がある場合には、前記重複領域が解消するよう前記ナビゲーシヨン情報を表す画像を加工することを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

[6] 前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報を表す画像の縮尺を変化させることによつて前記ナビゲーシヨン情報を表す画像を加工することを特徴とする請求項 5に記載の表示制御装置。

[7] 前記制御手段は、前記ナビゲーシヨン情報を表す画像の表示位置を変化させることによって前記ナビゲーシヨン情報を表す画像を加工することを特徴とする請求項 5 に記載の表示制御装置。

[8] 前記制御手段は、利用者の走行履歴に関連する前記関連情報を表示させることを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

[9] 前記制御手段は、利用者による経路探索結果に関連する前記関連情報を表示させることを特徴とする請求項 1に記載の表示制御装置。

[10] 前記制御手段は、利用者による経路探索の履歴に関連する前記関連情報を表示させることを特徴とする請求項 9に記載の表示制御装置。

[11] 前記制御手段は、利用者の現在位置に関連する前記関連情報を表示させることを特徴とする請求項 8に記載の表示制御装置。

[12] 前記制御手段は、現在時刻に関連する前記関連情報を表示させることを特徴とする請求項 8に記載の表示制御装置。