JPH1123305A - 車両用走行案内装置 - Google Patents

車両用走行案内装置

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Publication number
JPH1123305A
JPH1123305A JP17868897A JP17868897A JPH1123305A JP H1123305 A JPH1123305 A JP H1123305A JP 17868897 A JP17868897 A JP 17868897A JP 17868897 A JP17868897 A JP 17868897A JP H1123305 A JPH1123305 A JP H1123305A
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JP
Japan
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vehicle
lane
display
guidance
traveling
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Application number
JP17868897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Mizutani
寛正 水谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH1123305A publication Critical patent/JPH1123305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両前方に障害物が存在する場合でも案内対
象交差点の表示や認識を十分に行うことができると共
に、進路案内情報である矢印等を容易かつ的確に認識さ
せることができる車両用走行案内装置を提供する。 【解決手段】 制御部18が自車位置検出部20や地図
データベース22から取得する情報に基づいて、案内対
象交差点までの距離やそこでの分岐方向等を算出し、そ
の情報に基づいて車両のフロントウインドウガラス上に
配置されたCCDカメラ12a,12bで取得した映像
を選択する。同時に、制御部18は自車両の周囲の走行
車両や駐停車車両等の障害物を認識し、その障害物に進
路案内情報である矢印が干渉しないように重畳し、当該
矢印や案内対象交差点の視認性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用走行案内装
置、特に取得した車両前方の映像に車両の進路案内情報
を重畳表示する車両用走行案内装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用のナビゲーション装置の普
及がめざましく、単に目的地までの誘導経路を提供する
だけでなく、誘導のポイントとなる案内対象地点(例え
ば、交差点やインターチェンジの出入口)に近づくと音
声による誘導案内や道路標識や地図の拡大表示等を行
い、前記車両を目的地まで迅速かつ正確に誘導する車両
用走行案内装置が多く提案されている。
【0003】また、特開平7−63572号公報には、
車両の前方映像をビデオカメラ等の撮影手段で取得し、
誘導のポイントとなる案内対象地点に近づくと、当該案
内対象地点における車両の進路を示す進路案内情報とし
て矢印画像を前記前方映像に重畳表示して、より正確で
わかりやすい車両の誘導案内を行う車載用ナビゲーショ
ン装置の走行案内画像表示方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
に車両の前方映像に車両の進路を示す矢印画像を重畳す
る場合、取得した前方画像に障害物、例えば、前方走行
車両や停止車両等が存在する場合、誘導案内の対象とな
る交差点等が前記障害物によって遮られ見えなかった
り、重畳した矢印が前記障害物に重なり実際の案内対象
地点の表示をすることができず、重畳された矢印は十分
な誘導機能を果たすことができないという問題がある。
また、矢印が障害物を貫通したり重なったりする場合、
矢印の認識に煩わしさを伴うと共に、突然、曲がるべき
交差点等が出現したり交差点までの距離が十分に認識す
ることができなくなる等、余裕を持って進路変更の操作
が行えるような矢印を表示することができないという問
題がある。特に、障害物がトラック等の大型車両の場
合、この問題は顕著に現れる。
【0005】本発明は、このような問題を解決すること
を課題としてなされたものであり、車両前方に障害物が
存在する場合でも案内対象地点の表示や認識を十分に行
うことができると共に、進路案内情報である矢印等を容
易かつ的確に認識させることができる車両用走行案内装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の構成は、所定の移動経路に基づい
て車両を誘導案内する車両用走行装置において、車両の
左右に配置され当該車両前方方向の映像を取得する少な
くとも2基のカメラと、前記移動経路に基づいて案内の
対象に含まれる案内対象交差点における分岐方向を認識
する分岐方向認識手段と、前記分岐方向に応じて前記カ
メラを選定し、選定したカメラで取得した映像に車両の
進路を示す進路案内情報を重畳表示する表示手段と、を
含むことを特徴とする。
【0007】ここで、前記カメラは、小型CCDカメラ
等が用いられ、フロントウインドウの周辺等の車両前方
の映像を取得しやすい位置に配置される。また、前記移
動経路は、例えばナビゲーション処理に基づく車両の現
在位置と目的地とを地図情報上にトレースすることによ
って、自己で演算したり、外部情報、例えば路側に設け
られたビーコン等から得られる情報によって取得するこ
とができる。そして、前記分岐方向認識手段は、取得し
た移動経路に基づいて、案内対象交差点やそこにおける
分岐方向の認識を行う。さらに、取得した映像に重畳す
る進路案内情報は、例えば前記分岐方向に進むための車
線変更を示す矢印や案内対象交差点における直進や右折
左折等の方向を示す矢印、そのほか標識等の情報であ
り、前記映像に合成してディスプレイ装置等に出力され
る。
【0008】この構成によれば、左右両側に配置された
カメラを選択活用することによって、運転者の車両前方
方向の映像上の視野を広げることが可能になると共に、
案内対象交差点の映像取得が容易になり、案内対象地点
の表示や認識を十分に行わせることができると共に、進
路案内情報である矢印等を容易かつ的確に認識すること
ができる。
【0009】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記装置において、さらに、取得した映像
に基づいて車両前方に存在する障害物を認識する障害物
認識手段を含み、前記表示手段は、認識した障害物を映
像上で回避する位置に進路案内表示を重畳することを特
徴とする。
【0010】ここで、前記障害物とは、例えば、自車両
の前方を走行する車両や落下物等である。また、障害物
を映像上で回避する位置とは、障害物の側方等である。
【0011】この構成によれば、車両前方に障害物があ
る場合でも重畳する進路案内表示は障害物を貫通したり
重なったりすることがないので、運転者は進路案内情報
を容易かつ的確に認識させることができる。
【0012】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記装置において、さらに、前記表示手段
は、自車両の走行する走行車線を認識する車線認識手段
と、前記走行車線上に存在する障害物を認識する車線障
害物認識手段と、を含み、前記表示手段は、前記走行車
線上に障害物を認識した場合には分岐方向と逆方向に配
置されたカメラで取得した映像に進路案内情報を重畳表
示することを特徴とする。
【0013】ここで、自車両の走行する走行車線は例え
ばDGPS等の手段によって正確に認識される。また、
走行車線上に存在する障害物とは、自車両の前方を走行
する車両や落下物等の他、駐停車車両等も含む。
【0014】この構成によれば、自車両の走行している
走行車線上に一時的に障害物が出現した場合でもその障
害物を避けた案内対象交差点の映像取得が容易になり、
案内対象地点の表示や認識を十分に行うことができると
共に、進路案内情報である矢印等を容易かつ的確に認識
することができる。
【0015】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記装置において、前記進路案内情報を重
畳する映像の選択は、前記案内対象交差点から所定距離
内で実行することを特徴とする。
【0016】ここで、前記所定距離とは、片側一車線の
場合、例えば300mであり、片側二車線以上の場合に
は、例えば700mである。
【0017】この構成によれば、極端に早いタイミング
で進路案内情報の重畳処理が行われず、運転者を困惑さ
せることがない。また、重畳処理後の画面に他車両等が
割り込む可能性が少なく良好な進路案内情報の提供を行
うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0019】図1には、本実施形態の車両用走行案内装
置10の構成ブロック図が示されている。本実施形態の
場合、従来のナビゲーション装置のように車両の現在位
置と目的地とに基づいて、最適移動経路を算出したり、
その経路の再探索等を行うためのシステムの一部の機能
を共有して構成されている。
【0020】車両の前方方向の映像を撮影するカメラと
して、小型のCCDカメラ12a,12bが例えば、図
2に示すようにフロントウインドウガラスの上部の左右
位置に配置されている。なお、図2の場合、前記CCD
カメラ12a,12bは車室内の角に配置されているた
め、フロントウインドウガラスの汚れが取得映像の品質
の影響を与えるためワイパの拭き取り領域に配置される
ことが望ましい。また、CCDカメラ12a,12bの
レンズ部分の汚れ対策やカメラ本体部分の防水、防塵対
策等が十分に行われる場合は、CCDカメラ12a,1
2bを車外に配置することも可能である。
【0021】CCDカメラ12a,12bで撮影された
映像は、画像認識・処理部14と後述する合成部16に
入力される。前記画像認識・処理部14では、入力され
た車両前方映像に基づいて、自車両が走行している道路
の車線数の検出や現在走行している走行車線判別、自車
両の走行車線及び隣接する車線(左車線または右車線及
び両車線)の前方障害物(他車両や落下物等)の有無、
前記障害物までの距離、また、前方に存在する駐車車両
や停車車両の有無等を検出する。
【0022】前記自車両の走行する道路の車線数の検出
や走行車線判別は、周知の白線検出や路面の輝度検出等
によって行うことができる。また、後述する制御部18
を介して取得できる自車位置検出部20からの情報や地
図データベース22からの情報に基づいて、前記車線数
や走行車線の認識を行うこともできる。また、自車両の
前方の障害物の有無は、周知のパターンマッチング法等
を用いて検出することができる。また、前記障害物まで
の距離は左右に配置されたCCDカメラ12a,12b
で取得できる2つの映像を用いてステレオ法等によって
算出することができる。なお、この時、車線に対する障
害物の幅も同時に算出する。さらに、前方に存在する駐
車車両や停車車両の有無は、周知のオプティカルフロー
手法等によって得ることができる。
【0023】前記画像認識・処理部14で取得した各情
報は、車両用走行案内装置10の全体の制御を行う制御
部18に入力される。この制御部18には、自車位置検
出部20からの情報や地図データベース22からの情報
が入力される。前記自車位置検出部20は、GPS(D
GPSも含む)との交信機能や路側に設置されたビーコ
ンとの交信機能、FM多重放送の受信機能等を含んでい
る。また、地図データベース22の有する地図情報に
は、各道路の車線数や交差点の形態やその名称等の他、
道路周辺の施設等の情報も含まれている。なお、この地
図データベース22は、前述した全ての情報を予め記憶
していても良いし、前記ビーコンやFM多重放送等から
得られる情報を選択的に記憶して、自車位置や目的地に
応じた必要な情報(地図情報等)のみを保持するように
しても良い。なお、前記制御部18には、目的地の入力
をはじめとする各種入力事項の入力を行う操作入力部2
4が接続されている。
【0024】前記制御部18は、自車位置検出部20や
地図データベース22、操作入力部24等から入力され
る情報に基づいて、自車両の位置検出(絶対位置)や目
的地までの最適移動経路の探索や前記最適移動経路に基
づく分岐点である案内対象交差点及びそこでの分岐方
向、さらに、自車両と前記案内対象交差点までの距離の
計算等を行う。また、前記制御部18は前記前記案内対
象交差点やその周辺において車両を誘導するために使用
する進路案内情報としての矢印や疑似映像(標識や看板
等)を計算作成する。
【0025】前記制御部18で作成された進路案内情報
は、V−RAM26に保存される。そして、制御部18
は、認識している自車両の位置や自車両の周辺の状況に
基づいて、前記進路案内情報である矢印や疑似映像がC
DDカメラ12a,12bで取得した映像の前記障害物
と干渉しないように重畳できる側のCDDカメラ12a
またはCCDカメラ12bで取得した映像のいずれか選
択し、合成部16において重畳合成する。また、制御部
18は、進路案内情報が重畳合成された映像をディスプ
レイ28に出力表示すると共に、スピーカ30等の音声
出力手段によって、処理に対応した経路案内を行う。な
お、ディスプレイ28にタッチスイッチ等を設け、前記
操作入力部24の機能を一体化しても良い。
【0026】図1、図2に加え、図3以降のフローチャ
ート及び表示例を示す説明図を用いて、車両用走行案内
装置10の処理動作を説明する。
【0027】図3に示すフローチャートにおいて、操作
入力部24から目的地を入力すると(S100)、制御
部18は、自車位置検出部20及び地図データベース2
2等からの情報に基づいて、自車両の位置検出と最適移
動経路の算出を行う(S101)。続いて、制御部18
は、自車両の現在位置と前記最適移動経路とに基づい
て、自車両から最も近い案内対象交差点における分岐方
向の判別を行う(S102)。前記案内対象交差点と
は、前記最適移動経路に基づいて車両が走行を行う場合
に右折や左折、それに類似する運転操作を必要とする特
徴を有する地点のことである。また、分岐方向とは右折
や左折、それに類似する運転操作に基づいて車両が向か
う方向である。制御部18は前記分岐方向を判別したら
当該分岐方向と同じ側に配置されたCCDカメラからの
映像をディスプレイ表示用に選択する(S103)。す
なわち、右折の場合CCDカメラ12aからの映像が表
示用として選択され、左折の場合はCCDカメラ12b
からの映像が表示用として選択される。この時、選択さ
れた映像は、直ちにディスプレイ28に出力表示しても
良いし、実際に進路案内情報を重畳し、案内タイミング
になった時に出力表示するようにしても良い。
【0028】続いて、制御部18は自車位置検出部20
と地図データベース22とからの情報に基づいて、自車
両と案内対象交差点との距離Lを算出すると共に(S1
04)、自車両が現在走行している道路が2車線以上の
道路か否かの判断を行う(S105)。この判断は地図
データベース22の地図情報が有する道路形態情報によ
って容易に判断することができる。
【0029】(S105)において、現在走行している
道路が2車線以上でない場合、すなわち片側1車線の道
路である場合、図4に示すフローチャートの(A)に移
行し、前記自車両と案内対象交差点との距離Lが300
m以下になったか否かの判断を行う(S200)。も
し、前記距離Lが300m以下になった場合、制御部1
8は、300m先に分岐点がある旨の音声案内、例えば
『300m先左折です。』等の案内をスピーカ30を介
して行う(S201)。続いて、自車両の位置を基準に
前記案内対象交差点の手前に交差点があるか否かの判断
を行う(S202)。この判断も自車位置検出部20及
び地図データベース22等からの情報に基づいて行うこ
とができる。
【0030】前記案内対象交差点の手前に交差点が存在
する場合、自車両の走行車線前方に障害物として、例え
ば車両が存在するか否かの判断を行う(S203)。こ
の判断は、前述したように、周知のパターンマッチング
等の手法によって行う。走行車線前方に車両が存在する
場合、前記V−RAM26に保存されている進路案内情
報としての直進矢印が、(S103)で選定されたCC
Dカメラの映像における前方を走行する車両に重ならな
いように、当該直進矢印の重畳位置を算出する(S20
4)。この重畳位置は、パターンマッチングを実行した
時に、前記前方車両が映像上のどの位置に存在するか、
前方車両の車幅や走行車線の道幅等が合わせて認識でき
るため容易に算出することができる。重畳位置が算出さ
れたら、制御部18は合成部16において選定されたC
CD映像に直進矢印の合成を行い、ディスプレイ28に
表示する(S205)。図5には、前記(S205)に
おけるディスプレイ28の出力表示例が示されている。
図5の場合、左折する案内対象交差点の手前の交差点を
直進通過する例が示されている。この場合、案内対象交
差点では左折するので、図2における左側に配置された
CCDカメラ12bで取得された映像が選択され、前方
を走行中の車両32を避け、その左側に直進矢印34を
重畳表示している。
【0031】また、(S203)において、自車両の走
行車線前方に車両が存在しないと判断された場合、制御
部18は前記V−RAM26に保存されている進路案内
情報としての直進矢印が、(S103)で選定されたC
CDカメラの映像における自車両の走行車線の走行ライ
ン上(走行車線のほぼ中央)になるように、前記直進矢
印の重畳位置を算出する(S206)。この重畳位置も
走行車線の道幅等が容易に認識可能なので容易に算出す
ることができる。重畳位置が算出されたら、前述と同様
に制御部18は合成部16において選定されたCCD映
像(CCDカメラ12bで取得した映像)に直進矢印の
合成を行い、ディスプレイ28に表示する(S20
7)。図6には、前記(S207)におけるディスプレ
イ28の出力表示例が示されている。図6の場合も、案
内対象交差点の手前の交差点を通過し直進する例が示さ
れ、図2における左側に配置されたCCDカメラ12b
で取得された映像で、自車両の走行ライン上に直進矢印
34を重畳表示している。
【0032】前述した(S205)または(S207)
でディスプレイ28に表示が完了したら、(S202)
に戻って、前記案内対象交差点の手前に交差点があるか
否かの判断を行う。自車両の走行に伴い一定の周期で
(S202)の判断を行い、前記案内対象交差点の手前
に前記交差点が存在する場合には(S203)〜(S2
07)の処理を行う。この時、自車両の前に前記交差点
からの車両の進入や交差点での前方車両の右左折がある
可能性があるため(S203)における前回の判断が維
持されたり、変更されたりする。また、映像に重畳する
進路案内情報としての矢印の長さは、自車両の移動に伴
って修正されていく。
【0033】一方、(S202)で案内対象交差点の手
前位置に交差点が無いと判断されたら、図7に示すフロ
ーチャートに移行する。まず、自車両が案内対象交差点
の手前100mに進入したか否かの判断(0<L≦10
0m)を行う(S300)。自車両が案内対象交差点の
手前100mに進入したら、制御部18は、100m先
に分岐点がある旨の音声案内、例えば『100m先左折
です。』等の案内をスピーカ30を介して行う(S30
1)。続いて、案内対象交差点までの100m以内に前
方車両が存在するか否かの判断をパターンマッチング等
により再度行う(S302)。この時の前方車両は、手
前の交差点で合流してきた車両や前記案内対象交差点に
おける信号待ち車両等である(この時、路肩の駐停車車
両は前方車両に含まないものとする)。もし、自車両の
前方に車両が存在する場合、前記前方車両に重ならない
案内対象交差点での進路(本実施形態では左折)を示す
矢印図形の計算を行う(S303)。この場合、自車両
の位置や前方車両の位置等によって矢印先端の曲がり方
(左折方向の曲がり角度)や矢印の長さが変化するた
め、前記V−RAM26に保持されている矢印図形の修
正を行う。そして、選定側のCCDカメラ(左折の場
合、左側のCCDカメラ12b)映像における前方車両
の車幅等を考慮して当該前方車両に重ならない矢印図形
の重畳位置の算出を行う(S304)。そして、算出さ
れた重畳位置に矢印図形(左折矢印)を重畳して、ディ
スプレイ28に出力表示する(S305)。図8には、
前記(S305)におけるディスプレイ28の出力表示
例が示されている。図8の場合、案内対象交差点で左折
する例が示されている。この場合、案内交差点では左折
するので、図2における左側に配置されたCCDカメラ
12bで取得された映像が選択され、前方を走行中の車
両36を避け、その左側に左折矢印38を重畳表示して
いる。
【0034】また、(S302)で案内対象交差点と自
車両との間に前方車両が存在しないと判断された場合、
前記V−RAM26に保持されている矢印図形に自車両
の位置等に応じて矢印先端の曲がり方(左折方向の曲が
り角度)や矢印の長さ等の調節を行い、案内対象交差点
での進路を示す進路案内情報としての矢印図形(この場
合、左折矢印)の算出を行う(S306)。左折矢印が
取得できたら、(S103)で選定されたCCDカメラ
の映像における自車両の走行車線の走行ライン上(走行
車線のほぼ中央)になるような前記左折矢印の重畳位置
を算出し(S307)、前記制御部18は合成部16に
おいて選定されたCCD映像(CCDカメラ12bで取
得した映像)に左折矢印の合成を行い、ディスプレイ2
8に表示する(S308)。図9には、前記(S30
8)におけるディスプレイ28の出力表示例が示されて
いる。図9の場合も、案内対象交差点で左折する例が示
され、図2における左側に配置されたCCDカメラ12
bで取得された映像で、自車両の走行ライン上に左折矢
印38を重畳表示している。
【0035】(S305)または(S308)で重畳し
た矢印のディスプレイ28に対する表示が完了したら、
自車両が案内対象交差点を通過したか否かの判断を行う
(S309)。この判断は、自車位置と地図データとの
比較によって容易に行うことができる。もし、案内対象
交差点を通過している場合、すなわち、本実施形態にお
いて左折が完了している場合、ディスプレイ28を矢印
合成表示から他の表示モードに切り替え(S310)、
通常の地図画面による最適移動経路表示やTV画面、オ
ーディオコントロール画面等に切り替える。そして、図
3のフローチャートの(S102)に移行し、次の案内
対象交差点における矢印重畳処理に備え、CCDカメラ
12a,12bの選択や次の案内対象交差点までの距離
等の算出を行う。また、進路案内情報の重畳処理の開始
タイミングを700mや300m、100m等所定のタ
イミングで行うことによって、極端に早いタイミングで
進路案内情報の重畳処理が行われず、運転者を困惑させ
ることがない。また、重畳処理後の画面に他車両等が割
り込む可能性が少なく良好な進路案内情報の提供を行う
ことができる。
【0036】一方、(S309)において、自車両が案
内対象交差点をまだ通過していないと判断された場合
は、自車両が図3のフローチャートの(S101)で算
出した最適移動経路から逸脱しているか否かの判断を行
う(S311)。この判断も自車両の位置と地図データ
とを比較することによって容易に判断することができ
る。最適移動経路から逸脱していない場合、信号待ちに
よる一時的な渋滞等で案内対象交差点に到達していない
と判断して、(S300)に戻り、(S300)以降の
処理を繰り返す。なお、(S311)から(S300)
に戻った場合、(S301)の音声による案内が頻繁に
行われると運転者が煩わしさを感じる場合があるので、
間欠的(例えば50m手前や10m手前)に行うことが
望ましい。
【0037】また、(S311)で、自車両が当初算出
した最適移動経路から逸脱していると判断された場合
は、ディスプレイ28を矢印合成表示から他の表示モー
ド(例えば、地図画面)に切り替え(S312)、図3
のフローチャートの(S101)に戻り、先に探索した
最適移動経路への復帰経路の探索や新たな最適移動経路
の探索を行い、前述した処理を再度行い、その経路に基
づいて自車両の誘導を行う。
【0038】図3のフローチャートに戻り、(S10
5)で、現在、自車両が走行している道路が2車線以上
であると判断された場合、前記自車両から案内対象交差
点までの距離Lが700m以下になったか否かの判断を
行う(S106)。もし、自車両が案内対象交差点の7
00m以内に接近した判断された場合、制御部18は、
700m先に分岐点がある旨の音声案内、例えば『70
0m先左折です。』等の案内をスピーカ30を介して行
う(S107)。
【0039】続いて、制御部18は、現在自車両が走行
している車線が複数車線(例えば、3車線道路)のうち
のどの車線であるかを検出し(S108)、目的とする
案内対象交差点で曲がるために2車線以上の車線変更が
必要か否かの判断を行う(S109)。この走行車線検
出や車線変更数はDGPSからの情報やビーコンからの
情報や地図情報等に基づいて容易に認識できる。
【0040】もし、(S109)で2車線以上の車線変
更が必要ないと判断された場合、例えば案内対象交差点
で左折する時に3車線の道路の中央または左側を走行し
ている場合、図10に示すフローチャートの(S40
0)に移行する。そして、前記自車両と案内対象交差点
との距離Lが300m以下になった場合、図4の示すフ
ローチャートにおける1車線道路走行時の処理と同様
に、制御部18は、300m先に分岐点がある旨の音声
案内、例えば『300m先左折です。』等の案内をスピ
ーカ30を介して行う(S401)。続いて、自車両の
位置を基準に前記案内対象交差点の手前に交差点がある
か否かの判断を行う(S402)。前記案内対象交差点
の手前に交差点が存在する場合、自車両の走行車線前方
に障害物としての車両が存在するか否かの判断を行う
(S403)。走行車線前方に車両が存在する場合、前
記V−RAM26に保存されている進路案内情報として
の直進矢印が、(S103)で選定されたCCDカメラ
の映像における前方を走行する車両に重ならないよう
に、前記直進矢印の重畳位置を算出する(S404)。
重畳位置が算出されたら、制御部18は合成部16にお
いて選定されたCCD映像に直進矢印の合成を行い、デ
ィスプレイ28に表示する(S405)。この時、ディ
スプレイ28に表示される映像は、車線数が異なるのみ
で図5に示す場合と略同一である。
【0041】また、(S403)において、自車両の走
行車線前方に車両が存在しないと判断された場合、前記
V−RAM26に保存されている進路案内情報としての
直進矢印が、(S103)で選定されたCCDカメラの
映像における自車両の走行車線の走行ライン上(走行車
線のほぼ中央)になるように、前記直進矢印の重畳位置
を算出する(S406)。重畳位置が算出されたら、前
述と同様に制御部18は合成部16において選定された
CCD映像(CCDカメラ12bで取得した映像)に直
進矢印の合成を行い、ディスプレイ28に表示する(S
407)。この時、ディスプレイ28に表示される映像
は、車線数が異なるのみで図6に示す場合と略同一であ
る。
【0042】前述した(S405)または(S407)
でディスプレイ28に表示が完了したら、(S402)
に戻って、前記案内対象交差点の手前に交差点があるか
否かの判断を行う。そして、自車両の走行に伴い一定の
周期で(S402)の判断を行い、前記案内対象交差点
の手前に前記交差点が存在する場合には(S403)〜
(S407)の処理を行う。図4で述べたように、自車
両の前に前記交差点からの車両の進入や交差点での前方
車両の右左折がある可能性があるため、(S403)に
おける前回の判断が維持されたり、変更されたりする。
また、映像に重畳する進路案内情報としての矢印の長さ
は、自車両の移動に伴って修正される。
【0043】一方、(S402)で案内対象交差点の手
前位置に交差点が無いと判断されたら、自車両が現在走
行している車線が案内対象交差点の分岐方向に曲がるこ
とができる車線(必要車線)を走行しているか否か、す
なわち、案内対象交差点で左折する場合、現在走行中の
道路の複車線のうち最も左側の車線を走行しているか否
かの判断を行う(S408)。この判断もDGPSから
の情報やビーコンからの情報や地図情報等に基づいて容
易に行うことができる。そして、自車両が必要車線を走
行中であると判断された場合には、当該必要車線におい
て、自車両の前方に車両(障害物)が存在するか否かの
判断を行う(S409)。この場合、前方車両とは、必
要車線の路肩に駐停車している車両等である。この判断
も前述してきたようにオプティカルフロー等の手法によ
って、容易に行うことができる。前記(S409)にお
いて、前方に駐停車車両が存在しない場合には、図7の
フローチャートの(S300)に移行する。この場合、
既に、案内対象交差点を曲がるために1車線道路を走行
している状態と同じ状態になるので、1車線道路を走行
中の矢印重畳処理と同じになり、(S300)以降の処
理を行う。そして、現在対象になっている案内対象交差
点に関する処理を完了し、次の案内対象交差点の処理に
移行する。なお、(S409)から(S300)に移行
した後、(S302)で再度前方車両の有無確認を行う
のは、自車両が走行する必要車線に隣接する車線からの
割り込み車両等がある場合があるからである。
【0044】前記(S409)において、前方に駐停車
車両が存在する場合、その車両(障害物)を回避するた
めの映像を得るために、現在選定されているCCDカメ
ラ(案内対象交差点の分岐方向と同じ側に配置されたC
CDカメラ)とは、逆方向に配置されたCCDカメラを
ディスプレイ表示用カメラとして選定する(S41
0)。そして、分岐方向の必要車線の隣まで車線変更す
る(例えば、3車線道路において、左折のための最左車
線を走行していた場合、中央車線に車線変更する)車線
変更処理を図11のフローチャートに基づいて行う(S
411)。
【0045】図11のフローチャートにおいて、まず、
制御部18は現在自車両が走行している車線(現在は必
要車線)の前方方向に走行中の車両が存在するか否かの
判断を行う(S500)。この判断も前述したようにパ
ターンマッチング等の手法によって容易に行うことがで
きる。もし、自車両の前方に走行車両が存在する場合、
制御部18は、前記V−RAM26に記憶されている進
路案内情報としての車線変更を促す矢印図形を呼び出
し、前方の車両に応じて当該車両と重ならないような形
状に当該矢印図形の修正計算を行う(S501)。そし
て、前記車線変更矢印が、(S410)で選定されたC
CDカメラの映像における前方を走行する車両に重なら
ないように、前記矢印の重畳位置を算出する(S50
2)。重畳位置が算出されたら、制御部18は合成部1
6において選定されたCCD映像に車線変更矢印の合成
を行い、ディスプレイ28に表示する(S503)。な
お、車線変更矢印の重畳映像は後述する。また、このよ
うな車線変更の指示を行う場合は、変更先の車線の状況
(車両の存在の有無等)を自車両の側方や後方の状況を
認識できる手段、例えばCCDカメラ等によって安全確
認を行った後行う必要がある。
【0046】ディスプレイ28に車線変更矢印の重畳表
示が終了したら、自車両が実際に分岐方向の必要車線の
隣まで車線変更が終了したか否かの判断を行い(S50
4)、車線変更が終了していない場合には、前記(S5
00)に戻り車線変更処理を再度行い、自車両の移動に
伴う重畳矢印の更新を行う。
【0047】一方、前記(S500)で自車両の前方に
走行車両が存在しないと判断された場合には、制御部1
8は、前記V−RAM26に記憶されている進路案内情
報としての車線変更を促す矢印図形を呼び出し、現在、
自車両が走行している走行車線のほぼ中央に来るように
当該車線変更矢印の修正計算を行う(S505)。前記
車線変更矢印が、(S410)で選定されたCCDカメ
ラの映像における自車両の走行車線の走行ライン上(走
行車線のほぼ中央)になるように、前記車線変更矢印の
重畳位置を算出する(S506)。重畳位置が算出され
たら、前述と同様に制御部18は合成部16において選
定されたCCD映像に車線変更矢印の合成を行い、ディ
スプレイ28に表示する(S507)。なお、車線変更
矢印の重畳映像は後述する。そして、ディスプレイ28
に車線変更矢印の重畳表示が終了したら、自車両が実際
に分岐方向の必要車線の隣まで車線変更が終了したか否
かの判断を行い(S504)、車線変更が終了していな
い場合には、前記(S500)に戻り車線変更処理を再
度行い、自車両の移動に伴う重畳矢印の更新を行う。
前記(S504)または(S508)で、車線変更が完
了したと判断されたら制御部18はディスプレイ28に
表示された車線変更のための車線変更矢印合成画面から
他の表示モード(地図表示や他の案内表示)に切り替え
て(S509)、車線変更処理を終了し、図10に示す
フローチャートの(S412)に戻る。そして、案内対
象交差点で分岐方向に進むための必要車線において、自
車両より前方に駐停車車両が存在するか否かの確認を再
度行う。必要車線に駐停車車両がまだ存在する場合に
は、現在走行している前記必要車線の隣の車線の走行を
継続し、駐停車車両の存在の確認を継続する。
【0048】一方、前記(S412)で、必要車線に駐
停車車両が存在しない場合、現在選定されているCCD
カメラとは逆方向のCCDカメラを表示用カメラとして
選定する(S413)。すなわち、再び案内対象交差点
における分岐方向と同じ側に配置されたCCDカメラが
選定されることになる。そして、図12に示すフローチ
ャートに移行し、必要車線に戻る車線変更処理を実行す
る。
【0049】まず、現在走行している前記必要車線の隣
の車線の前方に走行車両があるか否かの判断を行う(S
600)。この判断も前述したようにパターンマッチン
グ等の手法によって容易に行うことができる。もし、自
車両の前方に走行車両が存在する場合、制御部18は、
前記V−RAM26に記憶されている進路案内情報とし
ての車線変更を促す矢印図形を呼び出し、前方の車両と
重ならないような形状に当該矢印図形の修正計算を行う
(S601)。そして、前記車線変更矢印が、図10の
(S413)で選定されたCCDカメラの映像における
前方を走行する車両に重ならないように、前記矢印の重
畳位置を算出する(S602)。重畳位置が算出された
ら、制御部18は合成部16において選定されたCCD
映像に車線変更矢印の合成を行い、ディスプレイ28に
表示する(S603)。なお、車線変更矢印の重畳映像
は後述する。
【0050】ディスプレイ28に車線変更矢印の重畳表
示が終了したら、自車両が実際に分岐方向の必要車線ま
で車線変更が終了したか否かの判断を行い(S60
4)、車線変更が終了していない場合には、前記(S6
00)に戻り車線変更処理を再度行い、自車両の移動に
伴う重畳矢印の更新を行う。
【0051】一方、前記(S600)で自車両の前方に
走行車両が存在しないと判断された場合には、制御部1
8は、前記V−RAM26に記憶されている進路案内情
報としての車線変更を促す矢印図形を呼び出し、現在、
自車両が走行している走行車線のほぼ中央に来るように
当該車線変更矢印の修正計算を行う(S605)。前記
車線変更矢印が、(S413)で選定されたCCDカメ
ラの映像における自車両の走行車線の走行ライン上(走
行車線のほぼ中央)になるように、前記車線変更矢印の
重畳位置を算出する(S606)。重畳位置が算出され
たら、前述と同様に制御部18は合成部16において選
定されたCCD映像に車線変更矢印の合成を行い、ディ
スプレイ28に表示する(S607)。なお、車線変更
矢印の重畳映像は後述する。そして、ディスプレイ28
に車線変更矢印の重畳表示が終了したら、自車両が実際
に分岐方向の必要車線まで車線変更が終了したか否かの
判断を行い(S608)、車線変更が終了していない場
合には、前記(S600)に戻り車線変更処理を再度行
い、自車両の移動に伴う重畳矢印の更新を行う。
【0052】前記(S604)または(S608)で、
車線変更が完了したと判断されたら制御部18はディス
プレイ28に表示された車線変更のための車線変更矢印
合成画面から他の表示モード(地図表示や他の案内表
示)に切り替えて(S609)、車線変更処理を終了
し、図7に示すフローチャートの(S300)に移行す
る。この場合、既に、必要車線には駐停車車両もなく案
内対象交差点を曲がるために1車線道路を走行している
状態と同じ状態になるので、1車線道路を走行中の矢印
重畳処理と同じ状態になり、(S300)以降の処理を
行い、現在対象になっている案内対象交差点に関する処
理を完了した後、次の案内対象交差点の処理に移行す
る。なお、この場合も必要車線に車線変更後、(S30
2)で再度前方車両の有無確認を行うが、前述と同様に
自車両が走行する必要車線に隣接する車線からの割り込
み車両等がある場合があるからである。また、(S30
1)における音声案内も前述したように運転者に煩わし
さを与えない程度に制限することが望ましい。
【0053】図3のフローチャートの(S109)にお
いて、案内対象交差点で曲がるために2車線以上の車線
変更が必要であると判断された場合、すなわち、案内対
象交差点で左折する場合、現在走行している道路が片側
3車線道路で最右車線を走行している場合、分岐方向に
曲がるために走行していなければならない必要車線の隣
まで車線変更をするための車線変更処理を行う(S11
0)。
【0054】前記(S110)で行う車線変更処理は、
図11のフローチャートに示す処理と同じであるため説
明は省略する。ただし、複数の車線(4車線以上)が存
在する道路で、2車線以上の車線変更が必要な場合に
は、図11の(S500)から(S508)が繰り返し
実行され、必要車線の隣まで車線変更が行われる。
【0055】自車両が実際に必要車線の隣まで車線変更
が終了したら、図13のフローチャートに移行し、自車
両の位置と案内対象交差点との距離Lが300m以下に
なったか否かの判断が行われる(S700)。前記自車
両と案内対象交差点との距離Lが300m以下になった
場合、図4に示すフローチャートにおける1車線道路走
行時の処理と同様に、制御部18は、300m先に分岐
点がある旨の音声案内、例えば『300m先左折で
す。』等の案内をスピーカ30を介して行う(S70
1)。続いて、自車両の位置を基準に前記案内対象交差
点の手前に交差点があるか否かの判断を行う(S70
2)。前記案内対象交差点の手前に交差点が存在する場
合、自車両の走行車線前方に障害物としての車両が存在
するか否かの判断を行う(S703)。走行車線前方に
車両が存在する場合、前記V−RAM26に保存されて
いる進路案内情報としての直進矢印が、(S103)で
選定されたCCDカメラの映像における前方を走行する
車両に重ならないように、前記矢印の重畳位置を算出す
る(S704)。重畳位置が算出されたら、制御部18
は合成部16において選定されたCCD映像に直進矢印
の合成を行い、ディスプレイ28に表示する(S70
5)。この時、ディスプレイ28に表示される映像は、
車線数が異なるのみで図5に示す場合と略同一である。
【0056】また、(S703)において、自車両の走
行車線前方に車両が存在しないと判断された場合、前記
V−RAM26に保存されている進路案内情報としての
直進矢印が、(S103)で選定されたCCDカメラの
映像における自車両の走行車線の走行ライン上(走行車
線のほぼ中央)になるように、前記直進矢印の重畳位置
を算出する(S706)。重畳位置が算出されたら、前
述と同様に制御部18は合成部16において選定された
CCD映像(CCDカメラ12bで取得した映像)に直
進矢印の合成を行い、ディスプレイ28に表示する(S
707)。この時、ディスプレイ28に表示される映像
は、車線数が異なるのみで図6に示す場合と略同一であ
る。
【0057】前述した(S705)または(S707)
でディスプレイ28に表示が完了したら、(S702)
に戻って、前記案内対象交差点の手前に交差点があるか
否かの判断を行う。そして、自車両の走行に伴い一定の
周期で(S702)の判断を行い、前記案内対象交差点
の手前に前記交差点が存在する場合には(S703)〜
(S707)の処理を行う。図4で述べたように、自車
両の前に前記交差点からの車両の進入や交差点での前方
車両の右左折がある可能性があるため(S703)にお
ける前回の判断が維持されたり、変更されたりする。ま
た、映像に重畳する進路案内情報としての矢印の長さ
は、自車両の移動に伴って修正される。
【0058】一方、(S702)で案内対象交差点の手
前位置に交差点が無いと判断されたら、必要車線におい
て自車両より前方に駐停車車両が存在するか否かの判断
を行う(S708)。必要車線に駐停車車両が存在する
場合、現在走行している必要車線の隣の車線の走行を維
持し、必要車線に駐停車車両が存在するか否かの判断を
継続する。もし、必要車線に駐停車車両が無くなったこ
とが確認されたら、前述した図12のフローチャートに
移行し、必要車線に車線変更を行う処理を実行する。そ
して、必要車線に車線変更が完了したら図7のフローチ
ャートに移行し、案内対象交差点を通過するまで処理を
順次行う。
【0059】以下、同様に、案内対象交差点に接近する
度に、上述した各フローチャートの処理を行いCCDカ
メラで取得した映像に進路案内情報を重畳しディスプレ
イに表示しながら車両の誘導案内を行う。
【0060】なお、図14から図17に車線変更をする
場合のディスプレイの表示例を示す。図14は、自車両
走行車線前方に走行車両40が存在する場合に、走行車
両40を避けて側方に車線変更矢印を重畳表示する場合
の例であり、図11のフローチャートの(S503)等
で表示される場合に同様な表示が行われる。また、図1
5は、自車両走行車線前方に走行車両が存在しない場合
に車線変更矢印を自車両の走行車線のほぼ中央に車線変
更矢印を重畳表示する場合であり、図11のフローチャ
ートの(S507)等で表示される場合に同様な表示が
行われる。
【0061】また、図16、図17は、案内対象交差点
で分岐方向(左方向)に曲がるために車線変更を行う場
合を示したもので、図16は、現在自車両が走行してい
る車線の前方に走行車両40が存在する場合に、走行車
両40を避けて側方に車線変更矢印を重畳表示する場合
の例であり、図12のフローチャートの(S603)等
で表示される場合に同様な表示が行われる。また、図1
7は、自車両走行車線前方に走行車両が存在しない場合
に車線変更矢印を自車両の走行車線のほぼ中央に車線変
更矢印を重畳表示する場合であり、図12のフローチャ
ートの(S607)等で表示される場合に同様な表示が
行われる。なお、(S607)の場合は、必要車線前方
に駐停車車両が無いことが図10の(S412)で確認
された場合であり、映像から駐停車車両42が消えてか
ら車線変更矢印の重畳が行われるが、自車両の側方や斜
め前方等接近した位置に駐停車車両が存在する場合に
は、図17のように駐停車車両の前方位置で必要車線に
進入するような車線変更矢印を重畳しても良い。なお、
図14〜図17はいずれも図2における左側に配置され
たCCDカメラ12bで取得した映像に矢印を重畳した
例である。また、前述したように、車線変更の指示を行
う場合は、変更先の車線の状況(車両の存在の有無等)
を自車両の側方や後方の状況を認識できる手段、例えば
CCDカメラ等によって安全確認を行った後行う必要が
ある。
【0062】なお、本実施形態は、進路案内情報の重畳
表示の一例であり、案内対象交差点や道路の形態、自車
両の周辺に存在する障害物(走行車両、駐停車車両、そ
の他自車両の走行を妨げるもの)の量や大きさ等に応じ
て、進路案内情報としての矢印の形状や長さ、大きさ、
重畳位置等は適宜変更され、同様な効果を得ることがで
きる。
【0063】また、本実施形態では、車両の現在位置と
移動目的地とに基づいて、移動経路を自車両側で計算し
て、案内対象交差点における分岐方向を認識する例を示
したが、前記移動経路の取得方法は任意であり、例え
ば、路側に設けられたビーコン等から得られる外部情報
(外部情報センタ等からの情報)に基づいて、移動経路
の認識を行ってもよい。例えば、ビーコンとの情報の送
受信によって移動経路を取得する場合、外部情報センタ
に車両の現在位置と目的地とを送信し当該外部情報セン
タで移動経路を算出し、その結果を車両が受信したり、
また、外部情報センタ等で独自に作成した移動経路(例
えば、交通規制や通行止め等を積極的に回避させるため
の移動経路)を車両が受信することによって移動経路を
取得しても本実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0064】このように、その状況で選択されたCCD
カメラの映像を選択活用することによって映像視野を広
げ、かつ障害物等に進路案内情報が干渉しないように重
畳するようにすることによって、案内対象交差点の認識
やそこに誘導する進路案内情報の認識を容易かつ正確に
行うことができる。また、本実施形態では、案内対象交
差点を一般道路の交差点として説明したが、高速道路や
有料道路の出入口やインターチェンジ等にも同様に適用
することが可能で同様の効果を得ることができる。
【0065】また、本実施形態では、進路案内情報が分
岐方向を示す矢印である例を示したが、分岐方向を示す
看板や標識等でも同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施形態では、重畳する矢印を予めV−RAMに
記憶した矢印を基準にそのまま、または一部修正して重
畳する例を示したが、予め全ての矢印パターンを準備し
てもよいし、必要な時に作成するようにしてもよい。
【0066】さらに、本実施形態では2基のCCDカメ
ラを用いる場合を説明したが、2基以上配置して、さら
に他角度からの映像を取得して、進路案内情報の重畳処
理を行えば、より認識しやすい走行案内を行うことがで
きる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、左右両側に配置された
カメラを選択活用することによって、運転者の車両前方
方向の表示視野を広げることが可能になると共に、案内
対象交差点の映像取得が容易になり、案内対象地点の表
示や認識を十分に行うことができると共に、進路案内情
報である矢印等を容易かつ的確に認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
の構成を説明するブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
のCCDカメラの配置位置を説明する説明図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部で
ある。
【図4】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部で
ある。
【図5】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説明
図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説明
図である。
【図7】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部で
ある。
【図8】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説明
図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装置
において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映像
に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説明
図である。
【図10】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部
である。
【図11】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部
である。
【図12】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部
である。
【図13】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳する重畳処理を説明するフローチャートの一部
である。
【図14】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説
明図である。
【図15】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説
明図である。
【図16】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説
明図である。
【図17】 本発明の実施形態に係る車両用走行案内装
置において、進路案内情報をCCDカメラで取得した映
像に重畳した場合のディスプレイの表示例を説明する説
明図である。
【符号の説明】
10 車両用走行案内装置、12a,12b CCDカ
メラ、14 画像認識・処理部、16 合成部、18
制御部、20 自車位置検出部、22 地図データベー
ス、24 操作入力部、26 V−RAM、28 ディ
スプレイ、30スピーカ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の移動経路に基づいて車両を誘導案
    内する車両用走行案内装置において、 車両の左右に配置され当該車両前方方向の映像を取得す
    る少なくとも2基のカメラと、 前記移動経路に基づいて案内の対象に含まれる案内対象
    交差点における分岐方向を認識する分岐方向認識手段
    と、 前記分岐方向に応じて前記カメラを選定し、選定したカ
    メラで取得した映像に車両の進路を示す進路案内情報を
    重畳表示する表示手段と、 を含むことを特徴とする車両用走行案内装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 さらに、 取得した映像に基づいて車両前方に存在する障害物を認
    識する障害物認識手段を含み、 前記表示手段は、認識した障害物を映像上で回避する位
    置に進路案内表示を重畳することを特徴とする車両用走
    行案内装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 さらに、 前記表示手段は、自車両の走行する走行車線を認識する
    車線認識手段と、 前記走行車線上に存在する障害物を認識する車線障害物
    認識手段と、 を含み、 前記表示手段は、前記走行車線上に障害物を認識した場
    合には分岐方向と逆方向に配置されたカメラで取得した
    映像に進路案内情報を重畳表示することを特徴とする車
    両用走行案内装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の装置において、 前記進路案内情報を重畳する映像の選択は、前記案内対
    象交差点から所定距離内で実行することを特徴とする車
    両用走行案内装置。
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Cited By (47)

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