WO2005118155A1 - 塗装方法 - Google Patents

Abstract

コンベア装置(3)を用いてパネル(9)を搬送すると共に、パネル(9)の塗装面を2つの塗装領域(CAa,CAb)に区分する。また、塗装領域(CAa,CAb)に対しては、噴霧機(6,7)を搬送方向に平行に往復動させて塗装する。このとき、塗装領域(CAa,CAb)の境界側では、塗装機の往復動の折返し部(Ta0,Tb0)を搬送方向の前側から後側に位置ずれさせ、階段状の塗装軌跡(Ta,Tb)を形成する。これにより、塗装領域(CAa,CAb)の境界側では折返し部(Ta0,Tb0)を分散して配置することができ、色むらの発生を抑制することができる。

Description

塗装方法 技術分野

本発明は、 例えば自動 の車

家具、 化製品等の 被塗物に対して噴霧機を用いて を行う 装方法に関 する。

明

旦

背 技術

一般に、 自動車の車体、 家具 、 電化製品等の比較的大 書

さな塗装面を有する被塗物に噴霧塗装を行う 合、 被塗 物の塗装面を複数の区画に分けて塗装を行う塗装方法が 知られている （例えば特開平 9 ― 5 2 0 6 7号公報、 特 開 2 0 0 3 — 1 4 4 9 9 0号公報参照）。

そして、 特開平 9 一 5 2 0 6 7号公報には 、 自動車の 車体の左， 右両側に 2台の噴霧機をそれぞれ配置し、 車 体の上面部を左， 右の 2 つの塗装領域に区分けして塗装 する構成が開示されている。 ( _の場合、 2台の噴霧機は 車体の左， 右方向に往復動しつつ各塗装領域を塗装する と dthに、 2 つの塗装領域の境界部で折返す構成となって いる 。 このとき、 塗装領域の 界部では 2台の噴霧機の 噴霧パターンが互いに干渉するから、 他の塗衣部位に比 ベて塗装膜が厚くなり、 色むら等の塗装不良の要因とな る このため、 特許文献 1 の従来技術では、 2 台の噴霧 機の噴霧パターンが干渉する塗 領域の境界部では、 各 噴霧機を塗装面から次第に離間させて塗装膜が過大に厚

< なるのを防止していた。

一方、 特開 2 0 0 3 — 1 4 4 9 9 0号公報には、 塗装 領域の境界部で塗装膜が厚く なるのを防止するために、 往復動の折返し部の位置を左方向と右方向とに交互に位 置ずれさせて櫛歯状の塗装軌跡を形成する と共に、 折返 し部では各噴霧機からの塗料の噴霧を停止する構成とな つていた。

ところで、 噴霧機の往復動の折返し部は、 噴霧機を往 復動させるときに平行移動する部位 (平行移動部） 等と 比べて、 噴霧パターンの塗り重ね回数 、 塗装膜の厚さ等 の塗装仕上がり性に関する要因が異なる。 このため、 従 来技術では、 噴霧機の往復動の折 Mし部では、 塗料の供 給、 停止 （ O N O F F ) の夕ィ ング、 噴霧パターン の大きさ、 吐出量、 塗装距離等の塗装仕上がり性に関す る要因を複合的に変化させて 塗装面全体の塗装仕上が り品質の均一化を図っていた

しかし、 特開平 9 一 5 2 0 6 7号公報の塗装方法では 各噴霧機の往復動の折返し部で噴霧機を塗装面から遠ざ けるから、 噴霧パターンが平行移動部に比べて大きく な り、 均一な塗装膜の厚さは得られる のの色むらが発生 し易い傾向があった。

また、 特開 2 0 0 3 — 1 4 4 9 9 0号公報の塗装方法 では、 折返し部でも平行移動部とほぼ同じ噴霧パターン を使用できるものの、 2 つの塗装領域の境界部では櫛歯 状の塗装軌跡が互いに嚙合するから 平行移動部に比ベ て塗装膜が厚く なり易い。 このため 従来技術では、 塗 装面全体の塗装仕上がり品質を 必ずしも十分には均一 化する ことができなかった。

特に、 マイ力粉やアルミ二ゥム粉のような高輝度顔料 を含む所謂メタ リ ック塗料は 塗装膜を形成する上で塗 装仕上がり性に大きく影響する のため、 メタ リ ッ ク 塗料を用いた場合には、 隣接する塗装領域の境界部に位 置する折返し部は、 塗装の仕上がり性の低下が顕著に現 れる力ゝら、 塗装面全体の塗装仕上が Ό α質を損ない易い という問題がめ 。 発明の開示

本発明は上述した従来技術の問題に みなされたもの で 、 本発明の目的は 、 複数の塗装領域の境界部に対する 塗装の仕上がり性を向上させ 、 塗装面全体の塗装仕上が り品 を i¾める しとがでさる塗装方法を提供する こ とに ある。

( 1 ) . 上述した課題を解決するために、 本発明は、 被塗物の塗装面を複数の塗装領域に区分けし、 各塗装領 域毎に噴霧機を往復動させつつ塗衣を行う塗装方法にお いて 、 HU記噴霧機の往復動の折返し部を、 前記往復動す る 2方向の ち一の方向に順次位置をずら し、 当該折返 し部の塗装軌跡を階段状に形成しながら区分けされた一 の塗装領域の塗装を行い、 前記噴霧機の往復動の折.返し 部を 、 目 u目 d一の塗装領域の折返し部と重ならないよう に 前記一の方向に順次位置をずら し 、 当該折返し部の塗装 軌跡を階段状に形成しながら前記一の塗装領域と隣接す る他の塗装領域の塗装を行う ことを特徴としている。

(_のよう に構成したこ とによ り 、 噴霧機の往復動の折

Mし部を一定方向に順次位置をずら し、 当該折返し部の 塗装軌跡を階段状に形成しながら塗装を行うから、 折返 し部を分散して配置する ことができる。 この結果、 例え ば折返し部を往復動方向の同じ位置に配置した場合や折 返し部を往復動の両方向に交互に移動させた場合に比べ て、 塗装面全体の色むらを緩和し 、 塗装仕上がり品質を 高める ことができる

さ ら に 、 例えば互いに隣合う塗装領域でほぼ平行な方 向に向けて Wl B己噴霧機を往復動させた場合には 、 一方の 塗装領域を塗装したときの塗装軌跡と他方の塗装領域を 塗 &したとさの 軌跡とを 、 折返し部を挟んで略直線 状に連 させる こ とがでさる 。 このため、 塗装面全体を 単一の塗 fe領域と した場合と同様の塗装仕上がり品質を 得る とができ

( 2 ) . 本発明では、 前記噴霧機を往復動させる とき の平行移動部では前記噴霧機から塗料を噴霧し 刖 ad往 復動の折返し部では前記噴霧機からの塗料の噴霧を停止 しながら塗装を行う構成としてもよい

これによ り、 往復動の折返し部では噴霧機からの塗料 の噴霧を停止する構成と したから、 折返し部でも塗料の 噴霧を継続した場合に比べて、 折返し部の塗装膜を薄く する こ とができる。 この結果、 折返し部の塗装膜の厚さ を平行移動部の塗装膜の厚さに近付ける とができるか ら、 隣合う 2つの塗装領域で塗装軌跡を繋ぎ合わせて色 むらを防止でき、 2 つの塗装領域からなる塗装面全体の 塗装仕上がり品質を高めることができる ,

( 3 ) . 本発明では、 前記被塗物を一定の搬送方向に 移動させる搬送手段を備え、 前記噴霧機が前記被塗物の 搬送方向とほぼ平行な方向に往復動する間に 、 前記折 し部は前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて順 次位置をずらす構成としてもよい。

これによ り、 折返し部は被塗物の搬送方向の前側から 後側に向けて順次位置をずらす構成としたから、 折返し 部の位置を固定した場合に比べて、 1 台の噴霧機で塗装 可能な範囲を広げる ことができる。 このため 、 塗装ライ ン全体に対して必要な噴霧機の台数を減少させる こ とが でき、 塗装ライ ンの設備費用、 噴霧機の整備費用等を低 減する ことができる。 図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明の第 1 の実施の形態に係る塗装方法に 用いられる塗装装置を示す斜視図である。

図 2 は、 図 1 中のパネルを塗装する ときの回転霧化型 噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。

図 3 は、 図 2 中のパネルのうち搬送方向後側の塗装領 域に対する塗装を開始した状態を示す正面図である。

図 4 は、 第 1 の折返し部を通過して第 2 の平行移動部 を塗 する状態を示す図 3 に続く正面図である。

図 5 は、 パネルのうち搬送方向後側の塗装領域に対す る塗装を終了した状態を示す正面図である。

図 6 は、 パネルのうち搬送方向前側の塗装領域に対す る塗 を開始した状態を示す正面図である。

図 7 は、 第 1 の折返し部を通過して第 2 の平行移動部 を塗装する状態を示す図 6 に続く正面図である。

図 8 は、 パネルのう ち搬送方向前側の塗装領域に対す る を終了した状態を示す正面図である。

図 9 は 、 第 1 の比較例による塗装方法を用いてパネル を塗装する ときの噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である 図 1 0 は 、 第 2 の比較例による塗装方法を用いてパネ ルを塗装すると の噴 の塗 軌跡を示す正面図であ き 図 1 1 は 、 第 2 の実施の形態による塗装方法を用いて パネルを塗 するとさの回転霧化型噴霧機の塗装軌跡を 示す正面図である 図 1 2 は、 第 3 の実施の形態に係る塗装方法に用い ら れる塗装装置を示す斜視図である

図 1 3 は、 第 3 の実施の形態による塗装方法を用いて パネルを塗装するとさの回転霧化型噴 機の塗装軌跡を 示す正面図であ 。

図 1 4は、 第 4 の実施の形態に係る塗装方法に用いら れる塗装装置を示す斜視図である

図 1 5 は、 第 4 の実施の形態による塗装方法を用いて パネルを塗装する とさの回転霧化型噴 機の塗装軌跡を 示す正面図であ

図 1 6 は、 第 5 の実施の形態による塗装方法を用いて パネルを塗装するとさの回転霧化型噴 機の塗装軌跡を

7 す正面図であ 。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態による塗衣方法を用いて被 塗物を塗装する場合を例に挙げ、 添付図面に従って詳細 に説明する。

まず、 図 1 ないし図 8 は本'発明の第 1 の実施の形態を 示す。 第 1 の実施の形能では、 例えば比較的大きな家具 電化製品等の外面を構成するパネルに対し、 ロボッ ト装 置に取付けられた回転霧化型噴霧機によ り塗装を行う場 合を例に挙げて説明する

図 1 において、 1 は塗装ブース 2 内に配設された塗装 装置で、 該塗装装置 1 は 、 後述の ンベァ装置 3 、 ロボ ッ ト装置 4 ， 5 、 回転霧化型噴霧機 6 ， 7 によって大略 構成されている。

3 は塗装ブース 2 内の天井側に設けられたコ ンベア装 置を示している。 該コンベア装置 3 は 、 図 2等に示すよ に 八ンガ 3 Aを用いて後述するパネル 9 を吊下げる と itに の状能で、 パネル 9 を例えば矢示 A方向 （図

2 中の右方向から左方向） に所定の速度をもって搬送す るものでめる

4 ， 5 は噴霧機用動作装置を構成する多軸型のロボッ 卜装置を示している。 該ロポッ ト衣置 4 , 5 は、 コ ンベ ァ装置 3 の途中に位置して該コンベァ装置 3 の側方に配 設されている また、 2 台のロポッ ト装置 4， 5 は、 ンベァ装置 3 の搬送方向 （矢示 A方向） に対して間隔を も て後側と前側とにそれぞれ配置され、 後述の回転霧 化型噴霧機 6 7 を移動して塗装作業を実行するもので ある

そして Πポヅ 卜装置 4は、 基台 4 Aと、 該基台 4 A 上に回転可能か 揺動可能に設けられた垂直アーム 4 B と 該垂直ァ ム 4 Bの先端に揺動可能に設けられた水 平ァ ム 4 C と 該水平アーム 4 Cの先端に設けられた 手首 4 D とによ り大略構成されている。 口ポッ ト装置 5 も 口ポッ 卜装置 4 とほぼ同様に 基台 5 A、 垂直ァ ― ム 5 B 水平ァ ム 5 C、 手首 5 Dによって大略構成さ れている

なお Πボッ 卜装置 4 は、 コ ンベァ装置 3 に平行に PX けられた 卜ラ Vキング機構 （図示せず） に取付ける構成 としても い の場合、 卜 ラ ッキング機構は、 コ ンベ ァ装置 3 の搬送方向と平行に伸長し 、 ロボッ 卜装置 4

5 を搬送方向または反搬送方向に任意の速度で独立的に 移動させるよ になってレ 。 これによ り、 ト ラツキン グ機構は ンベァ装置 3で搬送されるパネル 9 に対す る ポ V 卜 置 4 , 5 (噴霧機 6 ， 7 ) の移動速度を調 整するものである また、 口ポッ ト装置 4 5 は、 手首 4 D 5 Dに回転 霧化型噴霧機 6 7 を支持している。 そして、 口ボッ h 装置 4 5 は、 コ ンベア装置 3 によって後述のパネル 9 が塗装位置に搬送されてく る と、 垂直アーム 4 B 5 B 水平アーム 4 C 5 C等を揺動させ、 最大ス ト Π ―ク幅 S m axの範囲内で噴霧機 6 7 をパネル 9 に沿 て搬送 方向とほぼ平行に往復動させるものである。

6 , 7 は 2台の口ポッ ト装置 4 5 の手首 4 D ， 5 D にそれぞれ取付けられた回転霧化型噴霧機を示している。 該噴霧機 6 , 7 は、 先端側に高速で回転駆動される回転 霧化頭 6 A 7 Aを有している。 そして、 噴霧機 6 7 は、 塗料を回転霧化 6 A , 7 Aに向け吐出する とに よ り、 該回転霧化頭 6 A , 7 Αの遠心力の作用によ Ό塗 料を微粒化し 、 刖力に配置されたパネル 9 に向けて塗料 を噴霧するものである

た、 噴霧機 6 7 には 回転霧化頭 6 A 7 Aの外 周側の周囲に位置してシェ ―ピングエア噴出口 （図示せ ず） が設けられている のシェ —ビングエア噴出口は、 回転霧化頭 6 A 7 Aから噴霧された噴霧塗料を取囲む よう に後側から シェ ピング Xァを吹付ける。 これによ Ό シ ヒングェァは、 回転霧化頭 6 A , 7 Aから噴 れた噴霧塗料が 心力によ り径方向に広がろう とす るのを抑え、 所望の 寸法を た円形状の噴霧パ夕 ン P (スプレ—パ夕 に整形するものである

8 (噴霧機 6 7 ) に接続して 設け 制御装置 8 は、 例えば塗装ラ ィ ン 配設されている こで 制 御装 4 5 、 噴霧機 6 7 ェァ れも図示せず） 等の制御を行 う プログラムを つたコ ンビュ—夕等によ Ό 成されて いる 。 そして 、 制御装置 8 は、 ロポッ 卜装置 4 , 5 の動 作 （噴霧機 6 7 の移動速度）. , 噴霧機 6 7 の塗料の 曰 、

吐出重、 ンェ ―ピングエアの噴出圧力等を制御している。

9 は被塗物となるパネルを示している。 該パネル 9 は、 例えばスチール製の家具、 電化製品の外面板等をなす略 四角形状の板体で 、 コンベア装置 3 に吊下げられた状態 で順次矢示 A方向に搬送される。 また、 パネル 9は 搬 送方向 （矢示 A方向） に対して例えば噴霧機 6 , 7 の最 大ス トローク幅 S maxよ り も大きな長さ寸法 L 1を有して いる （図 2参照）。 そして、 パネル 9 の塗装面は 例え ば搬送方向の後側 （上流側） と前側 （下流側） と 位 する 2つの塗装領域 C A a, C A bとに区分けされ 各 装領域 C Aa, C Abは 、 搬送方向後側の噴霧機 6 と搬 方向前側の噴霧機 7 とによつてそれぞれ塗装されるちの である。

第 1 の実施の形態による塗装装置 1 は前述のよ Ό に構 成されるが、 本実施の形態による塗装方法に いて、 パ ネル 9 を塗装する場合を例に挙げ、 図 2ないし図 8 を参 照して説明する。

初めに、 図 2ないし図 8 において、 パネル 9 の塗装面 に左， 右方向に往復動するよ う に描かれた実線と点線

(破線） は、 パネル 9 の塗装面に対する噴霧機 6 ， 7 (回転霧化頭 6 A, 7 A) の塗装軌跡 T a, T b (移動軌 跡） を示している。 また、 塗装軌跡 T a， Tbの実線は、 噴霧機 6， 7が左， 右方向に沿って平行に移動する平行 移動部 T al〜 T a8， TM〜 Tb8を示している。 塗装軌跡 T a, Tbの点線は、 噴霧機 6 , 7が折返して移動する折 返し部 TaO， TbOを示している。 さ らに、 6 ， 7 は、 例えば平行移動部 T a 1〜 T a 8， T b l〜 T b 8では塗料 を噴霧し、 折返し部 T a O , T b 0では塗料の噴霧を停止す る構成となっている。 また、 2台の噴霧機 6， 7 は、 い ずれもパネル 9 (被塗物） との相対速度を保ち つ塗装 軌跡 T a， T bに沿って後述する一連の塗装動作を行う も のである

まず、 装工程について 2 ないし図 5 を用い て説明する。 第 1 の塗 工程では 、 パネル 9 がコ ン ベア装置 て搬送されてく る と 、 該パネル 9 は 搬送方向の上流側 （後側） に位置する噴霧機 6 の近傍を 通過する。 このとき、 制御装置置 88 はは 、、 後後側側のの口ポッ 卜装 置 4および噴霧機 6 を用いて 、 パネル 9 の 面のうち 搬送方向後側の塗装領域 C A aに対する塗装を 始する このとき、 噴霧機 6 は、 図 3 に示すよう に、 塗 軌跡 T aの開始位置 T a sと してパネル 9 のう ち右上側の角隅 移動して、 塗料の噴霧を開始する。 これによ り、 噴霧機

6 は、 噴霧パターン P を形成する と共に、 塗料の噴霧を 継続した状態で第 1 の平行移動部 T a 1に沿つてパネル 9 の上側を左方向に向けて移動する。

次に 、 噴霧機 6 がパネル 9 の左， 右方向の中央側に移 動して平行移動部 T a 1の終端 E a ίに到達する と、 噴霧機

6 は第 1 の折返し部 T a Oの始端に配置される。 このため、 噴霧機 6 は、 図 4 に示すよう に、 塗料の噴霧を一旦停止 する と共に、 第 1 の折返し部 T a Oに沿つてパネル 9 の下 方向に向けて移動する。

そして、 噴霧機 6 は、 平行移動部 T a 1に対して噴霧パ 夕 ―ン Pの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ下方向に 移動し 、 折返し部 T a Oの終端に到達する。 このとき 、 噴 は、 第 2 の平行移動部 T a 2の始端 E a sに配置され 機 ⁶ る このため、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開する と共 に 塗料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T a2 に沿つてパネル 9 のお方向に向けて移動する。

そして、 噴霧機 6 がパネル 9 の右端側に位置して平行 移動部 T a2の終端 E anこ到達する と、 噴霧機 6 は第 2 の 折 し部 T aOの始端に配置される。 このため、 噴霧機 6 は 塗料の噴霧を一旦停止する と共に、 第 2 の折返し部

T aOに沿つてパネル 9 の下方向に向けて移動する。

次に、 噴霧機 6 が第 2 の折返し部 T aOの終端に到達す る と 、 噴霧機 6 は第 3 の平行移動部 T a3の始端 E asに配 置される。 このため、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開し、 第 3 の平行移動部 T a3に沿つてパネル 9 の左方向に向け て移動する。 そして、 平行移動部 T a3の終端 Eanこ到達 すると、 噴霧機 6 は、 第 1 の折返し部 T aOと同様に 、 塗 料の噴霧を一旦停止して 、 第 3 の折返し部 T aOに沿つて パネル 9 の下方向に向けて移動する。

のとき、 平行移動部 T a3, T a4間を接続する第 3 の 折返し部 T aOは、 平行移動部 T al, T a2間を接続する第

1 の折返し部 T aOと同様に 2 つの塗装領域 C A a, C A b 間の境界付近に配置されている。 しかし、 第 3 の折返し 部 T aOは、 第 1 の折返し部 T aOよ り も搬送方向 (矢示 A 方向 ) の後側に位置して これら 2 つの折返し部 T aOは 搬送方向に対して間隔寸法 Δ Lだけ互いに 間している

(図 2参照）。

そして、 第 1 の折返し部 T aOと同様に、 噴霧機 6 は、 平行移動部 T a 3に対して例えば第 1 の折返し部 T aOと同 じ距離寸法だけ下方向に移動し、 第 3 の折返し部 T aOの 終顺に到達する。 そこで、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再 開すると共に、 塗料の噴霧を継続した状態で第 4の平行 移 部 T a 4に沿つてパネル 9 の右方向に向けて移動する。 のよう に、 噴霧機 6 は 平

移動部 T a 1から平行移

/噪 動部 T a 4までの塗 作と同 に 以降の塗装動作を 返す 即ち、 第 5 〜第 8 の平行移動部 T a 5 T a 8では 塗料の噴霧を行いつつ搬送方向と平行に移動し、 第 5 第 7 の折返し部 T a Oでは 塗料の噴霧を停止して搬送方 向と直交した下方向に移動する のとき、 第 5 , 第 7 の折返し部 T a Oは 、 第 1 第 3 の折返し部 T a Oと同様に、 搬送方向の前側か ら後側に向けて間隔寸法△ Lをもつて 順次位置がずれている （図 2参照）。

最終的に、 図 5 に示すよう に、 噴霧機 6 が平行移動部 T a 8の終端 E a こ移動する と、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T a の終了位置 T a f としてパネル 9 のうち図 2 中の右下側の 角隅に配置される。 これによ り、 噴霧機 6 は、 この位置 で塗料の噴霧を停止し、 パネル 9 に対する塗装を終了す る。

次に 、 第 2 の塗装工程について、 図 2 と、 図 6 ないし 図 8 とを用いて説明する。 この第 2 の塗装工程では、 パ ネル 9 がコ ンベア装置 3 を用いて搬送方向前側 （下流 側 ) の噴霧機 7 の近傍に移動する と、 制御装置 8 は、 前 側の Πポッ ト装置 5および噴霧機 7 (図 1 中の左側の噴 霧機 7 ) を用いて、 パネル 9 の塗装面のうち搬送方向前 側の塗装領域 C A bに対する塗装を開始する。 このとき、 噴霧機 7 は、 図 6 に示すよう に、 塗装軌跡 T bの開始位 置 T b sと してパネル 9 のうち左上側の角隅に移動して、 塗料の噴霧を開始する。 これによ り 、 噴霧機 7 は、 噴霧 パ夕一ン P を形成する と共に、 塗料の噴霧を継続した状 で 1 の平行移動部 T b 1に沿ってパネル 9 の上側を右 方向に向けて移動する。 次に、 噴霧機 7がパネル 9 の左， 右方向の中央側に移 動して平行移動部 TMの終端 E Mに到達する と、 噴霧機

7は第 1 の折返し部 TbOの始端に配置される。 このため 噴霧機 7 は 、 図 7 に示すよう に、 塗料の噴霧を一旦停止 すると共に 、 第 1 の折返し部 T bOに沿ってパネル 9 の下 方向に向けて移動する。 このと 平行移動部 T Mの終 端 E bfは 左， 右方向に対して隣合う平行移動部 T alの 終端 E afの近傍に位置して、 これらの平行移動部 T bl ，

T alは略直線状に配置されている。 また、 第 1 の折返し 部 T bOも 左， 右方向に対して隣合う第 1 の折返し部 T a0の近傍に位置して、 互いに略平行な上， 下方向に延び ている。

そして 噴霧機 7が平行移動部 Tblに対して噴霧パ夕 ン Pの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ下方向に移 動し、 第 1 の折返し部 T bOの終端に到達する と、 噴霧機

7 は第 2 の平行移動部 T b2の始端 E bsに配置される のため、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開する と共に 塗 料の噴霧を継続した状態で第 2の平行移動部 T b 2に沿 てパネル 9の左方向に向けて移動する。

そして 噴霧機 7がパネル 9の左端側に位置して平行 移動部 T b2の終端 E bnこ到達する と、 噴霧機 7 は第 2 の 折返し部 T b 0の始端に配置される。 このため、 噴霧機 7 は 、 塗料の噴霧を一旦停止する と共に、 第 2 の折返し部

T bOに沿つてハ⁰ネル 9の下方向に向けて移動する。

次に、 噴霧機 7が第 2 の折返し部 T bOの終端に到達す る と、 噴霧機 7 は第 3の平行移動部 T b3の始端 E bsに配 置される このため 、 噴霧機 7は、 塗料の噴霧を再開し、 第 3の平行移動部 τ b 3に沿つてパネル 9 の右方向に向け て移動する 。 そして 、 平行移動部 T b3の終端 E bfに到達 する と、 噴霧機 7 は、 第 1 の折返し部 T bOと同様に、 塗 料の噴霧を一旦停止して、 第 3 の折返し部 T bOに沿って パネル 9 の下方向に向けて移動する。

このとき、 第 3 の折返し部 T bOは、 第 1 の折返し部 T bOと同様に 2 つの塗装領域 C Aa， C Ab間の境界付近に 配置されている。 しかし、 第 3 の折返し部 TbOは、 第 1 の折返し部 TbOよ り も搬送方向 （矢示 A方向） の後側に 位置して、 これら 2つの折返し部 T bOは搬送方向に対し て間隔寸法 Δ Lだけ互いに離間している (図 2参照 )。

そして、 第 1 の折返し部 TbOと同様に、 噴霧機 7 は、 平行移動部 T b3に対して例えば第 1 の折返し部 TbOと同 じ距離寸法だけ下方向に移動して第 3 の折返し部 T bOの 終端に到達する。 そこで、 噴霧機 7 は、 塗料の噴霧を再 開する と共に、 塗料の噴霧を継続した状態で第 4の平行 移動部 T b4に沿つてパネル 9 の左方向に向けて移動する このよう に、 噴霧機 7 は 、 平行移動部 T Mから平行移 動部 Tb4までの塗装動作と同様に、 以降の塗装動作を繰 返す。 即ち、 第 5 〜第 8 の平行移動部 T b5〜 T b8では 、 塗料の噴霧を行いつつ搬送方向と平行に移動し、 第 5 〜 第 7 の折返し部 T bOでは、 塗料の噴霧を停止して搬送方 向と直交した下方向に移動 ^ 。 <_のとき、 第 5， 第 7 の折返し部 TbOは、 第 1 , 第 3 の折 し部 T bOと同様に、 搬送方向の前側から後側に向けて間隔寸法 Δ Lをもつて 順次位置ずれしている。

最終的に、 図 8 に示すよう に、 噴 機 7 が平行移動部

T b8の終端 E b こ移動する と、 噴霧機 7 が塗装軌跡 T b の終了位置 T b f と してパネル 9 のうち図 2 中の左下側の 角隅に配置される。 これによ り、 噴霧機 7 は、 この位置 で塗料の噴霧を停止し、 パネル 9 に対する塗装を終了す る。

なお、 搬送方向の前側 （下流側） の噴霧機 7 は、 搬送 方向後側 （上流側） の噴霧機 6 が塗装領域 C A aの塗装 作業を終了した後に、 塗装領域 C A bの塗装作業を開始 する構成と してもよく 、 塗装領域 C A aの塗装作業の途 中に、 塗装領域 C Abの塗装作業を開始する構成と して もよい。 即ち、 2 台の噴霧機 6， 7 が干渉しない状態で あれば、 2 台の噴霧機 6， 7 が同時に塗装作業を行う構 成としてもよい。

かく して、 本実施の形態によれば、 噴霧機 6 , 7 の往 復動の折返し部 T aO, T bOを搬送方向と逆向きの一定方 向に順次位置をずら し、 当該折返し部 T aO， T bOの塗装 軌跡 T a， Tbを階段状に形成する構成としている。 この ため、 塗装領域 C A aの塗装軌跡 T aのうち例えば平行移 動部 T a3， T a4間に位置する第 3 の折返し部 T aOは、 第 2 の平行移動部 T a2に隣接して配置される。 従って、 平 行移動部 T a2に沿って塗装を行う と、 そのときの噴霧パ ターン Pが第 3 の折返し部 T aOにも重なり合う。

また、 他方の塗装領域 C Abのうち第 5 の平行移動部 Tb5も、 第 3 の折返し部 T aOに隣接して配置されるから、 他方の塗装領域 C Abの第 5 の平行移動部 T b5に沿って 塗装を行う ときにも、 そのときの噴霧パターン Pが第 3 の折返し部 T aOに重なり合う。

同様に、 2 つの塗装領域 C A a, C Ab間の境界部分に 位置する折返し部 T aO, TbOは、 隣接する平行移動部 T al〜T a8， T bl~ Tb8を塗装する ときの噴霧パターン P が重なるから、 平行移動部 T al〜 T a8， T M〜Tb8の塗 装を行う ときに、 この塗装に伴う全ての噴霧パターン P を折返し部 T aO， TbOに重ね合わせる ことができる。 の結果、 折返し部 T aO T bOに対する噴霧パターン

Pの塗り重ね回数、 塗装膜の厚さ等を他の部位 （平行移 動部 T al~ T a8 T bl~ T b8) に近付ける ことができ、 折返し部 T aO, T bOの色むらを緩和して塗装仕上がり性 を向上する ことができる。

そこで、 この塗装仕上がり性について、 図 1 ないし図

8 に示す本実施の形態 場合と、 図 9 図 1 0 に示す第 1 ， 第 2 の比較例の場 とを比較する。

まず、 図 9 は第 1 の 較例を示している。 この第 1 の 比較例の場合、 例えば 返し部 T aO' T bO ' をパネル 9 の左， 右方向に対し ほぼ同じ位置に配置して塗装軌 跡 T a ' T b ' を形成 ている。 この場合には、 折返し 部 T aO' T bO' がパ ル 9 の左， 右方向の中央部の 1 箇所に集中的に配置さ る。 このため、 第 1 の比較例で は、 図 9 中に一点鎖線 で示すよう に、 色むら部分が 1 列に亘つて生じる傾向がある

一方、 図 1 0 は第 2 較例を示している。 この第 2 の比較例の場合、 例え 返し部 T aO" T bO " をパネ ル 9 の左， 右方向の中央部にに交互に移動させて塗装軌跡 T a" , T b〃 を櫛歯状 グザグ状） に形成している。 の場合にも、 折返し部 T aaOO'" T bO" が左， 右方向の

2箇所に集中的に配置 る。 このため、 第 2 の比較例 でも、 図 1 0 中に一点 O 1, O 2で示すよう に、 色む ら部分が 2列に亘つて生じ易い。

これに対し、 第 1 の実施の形態では、 塗装軌跡 T a,

T bを階段状に形成したから、 折返し部 T aO, T bOの位 置を一定方向にずらすこ とができる。 この結果、 折返し 部 T aO, T bOをパネル 9 に対して分散して配置する こ と ができ、 塗装面全体の色むらを緩和し、 塗装仕上がり品 質を高める ことができる。

また、 互いに隣合う塗装領域 C A a C Abでは、 ほぼ 平行な方向に向けて噴霧機 6 7 を往復動させる構成と したか ら、 一方の塗装領域 C Aaを塗装したときの塗装 軌跡 T aの平行移動部 T al~ T a8と他方の塗装領域 C Ab を塗装したときの塗装軌跡 T bの平行移動部 T bl T b8 とを直線状に繋げて連続させる こ とができる のため、 パネル 9の塗装面全体を単一の塗装領域とした 合と同 様の塗装仕上がり品質を得る ことができる ,

また、 第 1 の実施の形態では、 平行移動部 T al T a8,

T M T b 8では噴霧機 6 7から塗料を噴霧し 折返し 部 T aO, TbOでは噴霧機 6 7からの塗料の噴霧を停止 する構成としている。 このため、 折返し部 T aO T bOで ち塗料の噴霧を継続した場合に比べて、 折返し部 T aO,

T bOの塗装膜を薄くする ことができる。

しの結果、 折返し部 TaO, TbOの塗装膜の厚さを平行 移動部 T al T a8 Tbl Tb8の塗装膜の厚さに近付け る ことができる 。 これによ り 、 隣合う 2つの塗装領域 C

A a, C A bで塗装軌跡 T a Tbのうち平行移動部 T al

T a8, Tbl T b8を繋ぎ合わせる ことがでさ しの繋ぎ 合わせ部分で色むら を防止でき、 2つの塗装領域 C Aa C A bからなるパネル 9 の塗装面全体の塗装仕上がり 品 質を高める ことができる。

さ らに、 噴霧機 6 7 をパネル 9 の搬送方向とほぼ平 行な方向に往復動させると共に、 折返し部 TaO, TbOを パネル 9 の搬送方向の前側 （下流側） か ら後側 （上流 側） に向けて順次位置をずらす構成と したから、 折返し 部 TaO T bOの.位置を固定した場合に比べて、 1台の噴 霧機 6 , 7 の塗装可能な範囲を実質的に広げる ことがで さる

即ち、 パネル 9 の搬送に伴ってパネル 9 は噴霧機 6 ，

7 の正面位置から次第に前側 （下流側） に遠ざかるか ら、 噴霧機 6 ， 7 が往復動を重ねるにつれて、 次第に塗装可 能な範囲がパネル 9 のうち搬送方向の （下流側） にずれ てしまう。 このため、 各塗装領域 C A a , C A bの塗装開 始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲と は 、 必然的に位置ずれする ことになる。

そこで、 本実施の形態による場合と、 図 9 のよう に折 返し部の位置をずらさない場合とについて、 比較してみ る 。 図 9 に示す第 1 の比較例では、 往復動の折返し部 τ aO ' ， T b (T の位置をずらさずに固定するためには 、 塗 お開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範 囲とが重複する範囲に限られる。 この結果、 1 台の噴霧 機で塗装可能な範囲は、 この噴霧機の最大ス ト 口一ク幅

S maxよ り も狭い範囲に限定され、 塗装可能な範囲は狭

< なる。

これに対し、 本実施の形態では、 隣合う塗装領域 C A a , C A bでは噴霧機 6 ， 7 の往復動の折返し部 T a O , T b Oをパネル 9 の搬送方向の前側から後側に向けて順次そ の位置をずらす構成としている。 これによ り、 パネル 9 が噴霧機 6 , 7 から次第に遠ざかっても噴霧機 6 , 7 が 往復動を重ねるにつれて、 往復動の範囲は次第にパネル 9 の搬送方向の後側 （上流側） に位置ずれする ことにな る。

この 果 、 塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時 に塗装可能な範囲とが重複する範囲に制限されず 、 噴霧 機 6 ， 7 の塗装可能な範囲を実質的に広げる こ とがでさ る しのため 、 塗装装置 1 (塗装ラィ ン全体） に対して 必要な噴霧機 6 7 の台数を減少させる こ とができ 塗 装装置 1 の設備費用、 噴霧機 6 7 の整備費用等を低減 する ことができる。

次に 、 図 1 1 は本発明の第 2 の実施の形態を示してい る。 本実施の形態の特徴は、 パネルの搬送方向に対して 直交する方向に噴霧機を往復動させる塗装軌跡を形成し たこ とにある。 なお、 本実施の形 では、 (述した第 1 の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し そ の説明を省略するものとする。

まず 、 第 2 の実施の形態では、 噴霧機用動作装置とし て第 1 の実施の形態で使用した 2台のロボッ 卜装置 4

5が用いられ、 各ロボッ ト装置 4 ， 5 に取り付けられた 回転霧化型噴霧機 6 , 7 は上， 下方向に往復動する構成 としている。 また、 第 2 の実施の形態では、 被塗物とし て、 第 1 の実施の形態で用いたパネル 9 を長辺が上 下 方向と平行になるように縦置きした状態で使用している 次に 、 第 2 の実施の形態による塗装方法について 縦 置き状態のパネル 9 を塗装する場口 を例に挙げ、 図 1 1 を参照して説明する。

初めに、 図 1 1 において、 パネル 9 の塗装面に上 下 方向に往復動するよう に描かれた実線と点線 （破線 ) は、 第 1 の実施の形態と同様に、 パネル 9 の塗装面に対する 噴霧機 6 , 7 の塗装軌跡 T a, T b (移動軌跡） を示して いる。 また、 塗装軌跡 T a Tbの実線は、 噴霧機 6 7 が上， 下方向に沿って平行に移動する平行移動部 T al

T a8, T M T b8を示し、 塗装軌跡 T a, Tbの点線は 噴霧機 6 , 7が折返して移動する折返し部 T aO T bOを 示している。 さ らに、 噴霧機 6 7 は 、 例えば平行移動 部 T al Ta8 Tbl Tb8では塗料を噴霧し、 折返し部 τ a O T b Oでは塗料の噴霧を停止する構成となつている また 2台の噴霧機 6 7 は、 いずれもパネル 9 (被涂 物 ) との相対速度を保ちつつ塗装軌跡 T a T bに沿つて 後述する一連の塗装動作を行う ものである ,

まず 、 第 1 の塗装工程では、 パネル 9 がコンペァ装置

3 を用いて搬送方向の後側 （上流側） の噴霧機 6 の近傍 に移動する と、 制御装置 8 は、 搬送方向後側の口ボッ 卜 装置 4 (噴霧機 6 ) を用いて、 パネル 9 の塗装面の ち 例えば上側の塗装領域 C A aに対する塗 を開始する

のとき、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T aの開始位置 T a sと してパネル 9 のうち図 1 1 中の左上側の角隅に移動して、 塗料の噴霧を開始する。 そして、 噴霧機 6 は、 塗料の噴 霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 T a lに沿つてパネ ル 9 の左側を下方向に向けて移動する。

次に 、 噴霧機 6 がパネル 9 の上， 下方向の中央側に移 動して平行移動部 T a 1の終端 E a Πこ到達すると、 噴霧機

6 は第 1 の折返し部 T a Oの始端に配置される のため、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を一旦停止する と共に、 第 1 の 折返し部 T a Oに沿ってパネル 9 の右方向に向けて移動す る。

そして 噴霧機 6が平行移動部 T a 1に対して噴霧パ夕 ン Ρの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ右方向に移 動して第 1 の折返し部 T a Oの終端に到達すると、 噴霧機

6 は、 第 2 の平行移動部 T a 2の始端 E a sに配置される のため 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開すると共に 塗料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T a 2に沿 つてパネル 9 の上方向に向けて移動する。

このよ に 、 噴霧機 6 は、 上， 下方向の往復動を繰返 しながら ネル 9 の搬送方向に対して後側に向けて徐々 に移動する。 従つて、 第 2 の実施の形態では、 塗装領域 c A a, C Ab間の境界側に位置する折返し部 T aOは、 上， 下方向のうち例えば上側に向けて順次位置がずれている。

れによ り 、 塗装軌跡 T aのう ち塗装領域 C A a, C Ab 間の境界側は 階段状に形成されている。

最終的に、 霧機 6 が第 8 の平行移動部 T a8の終端 E anこ移動する と、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T aの終了位置 T a ίとしてパネル 9 のうち図 1 1 中の右上側の角隅に配置 される。 そして、 噴霧機 6 は、 この位置で塗料の噴霧を 停止し、 パネル 9 に対する塗装を終了する。

一方、 第 2 の塗装工程では、 パネル 9 がコ ンベア装置 3 を用いて搬送方向前側 （下流側） の噴霧機 7 の近傍に 移動すると、 制御装置 8 は、 搬送方向前側の口ポッ ト装 置 5 (噴霧機 7 ) を用いて、 パネル 9 の塗装面のうち例 えば下側の塗装領域 C A bに対する塗装を開始する。 こ のとき、 噴霧機 7 は、 塗装軌跡 T bの開始位置 T bsと し てパネル 9 のうち図 1 1 中の左下側の角隅に移動して、 塗料の噴霧を開始する。 そして、 噴霧機 7 は、 塗料の噴 霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 TMに沿ってパネ ル 9 の左側を上方向に向けて移動する。

次に 噴霧機 7 がパネル 9 の上， 下方向の中央側に移 動して平行移動部 T Mの終端 E b fに到達する と、 噴霧機

7 は第 1 の折返し部 T bOの始 mに配置される。 このため、 噴霧機 7 は 、 塗料の噴霧を 旦停止する と共に、 第 1 の 折返し部 T bOに沿つてパネル 9 の右方向に向けて移動す る のとさ、 平行移動部 T Mの終端 E bfは、 上， 下方 向に対して隣合う平行移動部 T alの終端 E a fの近傍に位 置して れらの平行移動部 T bl, T alは略直線状に配 置されている また、 第 1 の折返し部 T bOは上， 下方向 に対して隣合う折返し部 T aOの近傍に位置し、 折返し部 T bO, T aOは互いに略平行な左， 右方向に延びている。 そして、 噴霧機 7 が平行移動部 T b 1に対して噴霧パタ

—ン P の直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ右方向に移 動して第 1 の折返し部 T bOの終端に到達すると、 噴霧機

7 は、 塗料の噴霧を再開する と共に、 塗料の噴霧を継 した状態で第 2 の平行移動部 T b2に沿ってパネル 9 の下 方向に向けて移動する。

このよう に、 噴霧機 7 は、 上 ， 下方向の往復動を繰返 しながらパネル 9 の搬送方向に対して後側に向けて徐 に移動する。 従って、 第 2 の実施の形態では、 塗装領域

C A a, C A b間の境界側に位置する折返し部 T b 0は、 上， 下方向のうち例えば上側に向けて順次位置がずれている これによ り 、 塗装軌跡 T bのう ち塗装領域 C A a， C A b 間の境界側は 、 階段状に形成されている。

最終的に、 噴霧機 7 が第 8 の平行移動部 T b8の終端 E bf に移動する と、 噴霧機 7 が塗装軌跡 T bの終了位置 T bf としてパネル 9 のうち図 1 1 中の右下側の角隅に配置 される。 し によ り、 噴霧機 7 は、 この位置で塗料の噴 霧を停止し、 パネル 9 に対する塗装を終了する。

かく して、 このよう に構成された第 2 の実施の形態で も、 前述した第 1 の実施の形態とほぼ同様の作用効果を 得ることができる。

次に、 図 1 2 および図 1 3 は本発明の第 3 の実施の形 態を示している。 本実施の形態の特徴は、 パネルを 3 つ の塗装領域に区分して塗装を行ったこ とにある。 なお 、 本実施の形態では、 前述した第 1 の実施の形態と同一の 構成要素に同一の符号を付し、 その説明を省略するもの とする まず、 第 3 の実施の形能、で、 は、 図 1 2 に示すよう に、 噴霧機用動作装置と して第 1 の実施の形態で使用した口 ポッ 卜装置 4， 5 とほぼ同様の口ポッ 卜装置 1 1 を 1 台 追加し 、 合計 3台の Πポッ 卜装置 4 ， 5 , 1 1 を用いる また、 各 Πポッ 卜衣置 4 ， 5 ， 1 1 に取り付けられた回 転霧化型噴霧機 6 ， 7 1 2 は左 右方向 （搬送方向） に往復動する構成としている

また 、 第 3 の実施の形能で、は、 被塗物として、 第 1 の 実施の形態で用いたパネル 9 よ り 左， 右方向の長さ寸 法が大さいパネル 1 3 を使用 している。 そして、 パネル

1 3 の塗装面は 、 例 ば搬送方向の後側、 中間側 、 前側 に位置する 3つの塗装領域 C A a, C A b, C Acとに区 分けされ、 各塗装領域 C Aa, C Ab， C Acは、 搬送方 向後側、 中間側、 前側に配置された噴霧機 6 , 7， 1 2 によってそれぞれ塗装されるものである。

次に、 第 3の実施の形能による塗 方法について 、 型パネル 1 3 を塗装する場合を例に挙げ、 図 1 3 を参 して説明する

初めに、 図 1 3 に いて、 パネル 1 3の塗装面に左 右方向に往復動するよ に描かれた実線と点線 (破線 は、 第 1 の実施の形 と同様に、 パネル 1 3の塗装面 対する噴霧機 6 , 7 1 2 の塗装軌跡 T a, T b, T c (移動軌跡） を示している。 また、 塗装軌跡 T a, Tb， T cの実線は、 噴霧機 6， 7 , 1 2 が左， 右方向に沿つ て平行に移動する平行移動部 Tal〜 Ta8, T bl~ T b8, T cl〜 T c8を示している。 塗装軌跡 T a, Tb T cの点 線は、 噴霧機 6 ， 7 , 1 2が折返して移動する折返し部 T aO, TbO, T cOを示している。 さ らに、 噴霧機 6 7 1 2 は、 例えば平行移動部 T al〜 T a8， TM〜 Tb8, T cl〜 T c 8では塗料の噴霧を行い、 折返し部 T aO, T bO,

T cOでは塗料の噴霧を停止する構成となっている。 また、

3台の噴霧機 6 , 7 , 1 2 は、 いずれもパネル 1 3 (被 塗物） との相対速度を保ちつつ塗装軌跡 T a, T b, T c に沿つて後述する一連の塗装動作を行う ものである ,

まず 、 第 1 の塗装工程では、 パネル 1 3がコ ンペァ装 置 3 を用いて搬送方向の後側 （最上流側） の噴霧機 6 の 近傍に移動する と、 制御装置 8は、 搬送方向後側の口ポ ッ 卜装置 4を用いて、 パネル 1 3 の塗装面のうち例えば 搬送方向後側の塗装領域 C A aに対する塗装を開始する。

のと 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T aの開始位置 T asと して、 パネル 1 3の上側うち第 1 の平行移動部 T b 1の終

E M近傍となる図 1 3 中の左， 右方向の中央側に移動 して、 塗料の噴霧を開始する。 そして、 噴霧機 6 は 、 塗 料の噴霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 T alに沿つ てパネル 1 3の上側を右方向に向けて移動する。

次に 、 噴霧機 6がパネル 1 3の右端側に移動して平行 移動部 Talの終端 E a こ到達する と、 噴霧機 6 は、 塗料 の噴霧を一旦停止すると共に、 第 1 の折返し部 T aOに沿 つてパネル 1 3 の下方向に向けて移動する。

そして、 噴霧機 6が平行移動部 T alに対して噴霧パ夕 一ン Pの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ下方向に移 動すると、 噴霧機 6 は、 折返し部 T a0の終端に到達する。 そこで 、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開すると共に 、 塗 料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T a2に沿つ てパネル 1 3の左方向に向けて移動する。

このよう に、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復動を繰返 しながらパネル 1 3 の下側に向けて徐々に移動する 。 従 ゥて、 第 3 の実施の形態でも、 塗装領域 C Aa, C Ab間 の境界側に位置する折返し部 T a 0は、 搬送方向の前側か ら後側に向けて順次位置がずれている。 これによ り 、 塗 装軌跡 T aのうち塗装領域 C A a C A b間の境界側は、 階段状に形成されている。

最終的に 噴霧機 6 が第 8 の平行移動部 Τ a 8の終 m E a Πこ移動する と、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T aの終了位 m T a ίと してパネル 1 3 の下側うち図 1 3 中の左 , 右 ¾向の 中央側に配置される し れによ り 、 噴霧機 6 は、 この位 置で塗料の噴霧を停止し、 パネル 1 3 に対する塗装を終 了する。

次に、 第 2 の塗装工程では、 パネル 1 3 がコ ンベア装 置 3 を用いて 3台の噴霧機 6 7 1 2 のうち搬送方向 の中間側に位置する噴霧機 7 の近傍に移動する と 、 制御 装置 8 は 中間側のロポッ ト装置 5 を用いて 、 例えばパ ネル 1 3 の塗装面のうち搬送方向の中間側に位置する塗 装領域 C A bに対する塗装を開始する しのとき 、 噴霧 機 7 は、 塗装軌跡 T bの開始位置 T b sとして 、 パネル 1

3 の上側 ち第 1 の平行移動部 T e lの終端 E c i近傍とな る図 1 3 中の左， 右方向の中央側に移動して 、 塗料の噴 霧を開始する。 そして、 噴霧機 7 は 塗料の噴霧を継続 した状態で第 1 の平行移動部 T Mに沿つてパネル 1 3 の 上側を右方向に向けて移動する。

次に 噴霧機 7 が所定のス トロ ク幅だけ移動して平 行移動部 T b lの終端 E b f に到達すると、 噴霧機 7 は 、 平 行移動部 T a lの始端 E a s近傍に配置される このため、 噴霧機 7 は 、 塗料の噴霧を一旦停止すると共に、 第 1 の 折返し部 T b Oに沿つてパネル 1 3 の下方向に向けて移動 する

そして 噴霧機 7が平行移動部 T b lに対して例えば第 1 の折 Mし部 T aOと同じ距離寸法だけ下方向に移動する と 、 噴霧機 7 は、 第 1 の折返し部 T bOの終端に到達する そ で 、 噴霧機 7 は、 塗料の噴霧を再開すると共に、 塗 料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T b2に沿 てパネル 1 3 の左方向に向けて移動する。 このよう に 、 噴霧機 7 は 、 左， 右方向の往復動を繰返しながらパネル

1 3 の下側に向けて徐々に移動する。

のとき 、 2 つの塗装領域 C Aa, C Ab間の境界側に 位置する 4 回の折返し部 T bOは、 搬送方向の前側から後 側に向けて順次位置がずれる と共に、 塗装領域 C A b

C A c間の境界側に位置する 3 回の折返し部 T bOも搬送 方向の前側から後側に向けて順次位置がずれている。 こ れによ り、 塗装軌跡 Tbのうち、 2 つの塗装領域 C Aa， C A b間の境界側は階段状に形成される と共に、 塗装領 域 C Ab， C Ac間の境界側も階段状に形成され、 塗装軌 跡 T bは全体として平行四辺形状をなしている。

最終的に、 噴霧機 7 が第 8 の平行移動部 Tb8の終端 E bf に移動する と、 '噴霧機 7 が塗装軌跡 T bの終了位置 T としてパネル 1 3 の下側のつち第 8 の平行移動部 T c8 の始端 E c s近傍に位置して図 1 3 中の左 右方向の中央 側に配置される れによ り 、 噴霧機 7 は 、 この位置で 塗料の噴 を停止し 、 パネル 1 3 に対する塗装を終了す る。

一方、 第 3 の塗装工程では、 パネル 1 3 がコ ンベア装 置 3 を用いて搬送方向前側 （下流側） の噴霧機 6 の近傍 に移動する と、 制御装置 8 は、 搬送方向前側の口ポッ ト 装置 4 を用いて、 例えばパネル 1 3 の塗装面のうち搬送 方向前側の塗装領域 C A cに対する塗装を開始する。 こ のとき、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T cの開始位置 T csと し てパネル 1 3 のう ち図 1 3 中の左上側の角隅に移動して 塗料の噴霧を開始する 。 そして、 噴霧機 6 は、 塗料の噴 霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 T c 1に沿ってパネ ル 1 3 の上側を右方向に向けて移動する。

次に 、 噴霧機 6 がパネル 1 3 の左， 右方向の中央側に 移動して平行移動部 T c lの終端 E c こ到達する と、 噴霧 機 6 は 、 平行移動部 τ Mの始端 E b s近傍に配置される そこで 、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を一旦停止すると共に 第 1 の折返し部 T c 0に沿ってパネル 1 3 の下方向に向け て移動する。

そして、 噴霧機 6 が平行移動部 T c 1に対して例えば第

1 の折返し部 T a0 T b Oと同じ距離寸法だけ下方向に移 動する と、 第 1 の折返し部 T c Oの終端に到達する。 そ で、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開すると共に、 塗料の 噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T c 2に沿ってパ ネル 1 3 の左方向に向けて移動する。

のよう に、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復-動を繰返 しながらパネル 1 3 の下側に向けて徐々に移動する。 従 つて 2つの塗装領域 C A b , C A c間の境界側に位置す る折返し部 T c Oは、 搬送方向の前側から後側に向けて順 次位置がずれている。 これによ り 、 塗装軌跡 T cのう ち 塗装領域 C A b C A c間の境界側は、 階段状に形成され ている。

最終的に、 噴霧機 6 が第 8 の平行移動部 T c 8の終端 E c こ移動する と、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T cの終了位置 T c f としてパネル 1 3 のうち図 1 3 中の左下側の角隅に配 置される。 これにより、 噴霧機 6 は、 この位置で塗料の 噴霧を停止し、 パネル 1 3 に対する塗装を終了する。

かく して、 このよう に構成された第 3 の実施の形態で も、 刖述した第 1 の実施の形態とほぼ同 ί录の作用効果を 得る とがでさる ο

次に 図 1 4および図 1 5 は本発明の第 4の実施の形 態を示し 、 本実施の形態の特徴は 1台の噴霧機を用い て複数の塗 領域を塗装する構成としたこ とにある 。 な お、 本実施の形 Heでは、 述した第 1 の実施の形態と同 の 成要奉に の符号を付し その説明を省略する ものとする。

まず 、 第 4の実施の形態では、 噴霧機用動作装置と し て第 1 の実施の形態で使用 したロポッ ト装置 4が 1 台用 いられ Dポッ 卜装置 4 に取り付けられた回転霧化型噴 霧機 6 は左 ， 右方向に往復動する構成としている また、 第 4の実施の形態では、 被塗物として、 第 1 の実施の形 態で用いたパネル 9 を使用している。

次に 、 第 4の実施の形態による塗装方法について パ ネル 9 を塗装する場合を例に挙げ、 図 1 5 を参照して 明する 。 本実施の形態では、 第 1 の実施の形態と異な り、 第 1 の塗装工程では塗装領域 C Abの塗装を行い 第 2 の塗装工程では塗装領域 C Abの塗装を行う ちのである。 初めに、 図 1 5 において、 パネル 9 の塗装面に左 右 方向に往復動するよう に描かれた実線と点線 （破線） は、 第 1 の実施の形能と同様に、 パネル 9 の塗装面に対する 噴霧機 6の塗装軌跡 T a, Tb (移動軌跡） を示している。 また 、 塗装軌跡 T a, Tbの実線は、 噴霧機 6が左 , 右方 向に沿って平行に移動する平行移動部 Tal T a8 , T bl

T b8を示している 。 塗装軌跡 T a, Tbの点線は 、 噴霧 機 6が折返して移動する折返し部 T aO T bOを示してい る さ らに、 噴霧機 6は、 例えば平行移動部 T al T a8

T M T b8では塗料の噴霧を行い、 折返し , T bO では塗料の噴霧を停止する構成となっている。 また、 噴 霧機 6 は、 パネル 9 (被塗物） との相対速度を保ちつつ 塗装軌跡 T a T bに沿って後述する一連の塗装動作を行 う ものである。

まず、 第 1 の塗装工程では、 塗装領域 C A bに塗装を 施すものである。 このため、 パネル 9 がコ ンベア装置 3 を用いて噴霧機 6 の近傍に移動する と、 制御装置 8 は、 1 台の口ポッ ト装置 4 を用いて、 パネル 9 の塗装面のう ち搬送方向前側の塗装領域 C A bに対する塗装を開始す る のとき、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T bの開始位置 T b sと してパネル 9 のうち図 1 5 中の左上側の角隅に移動 して、 塗料の噴霧を開始する 。 そして、 噴霧機 6 は、 塗 料の噴霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 T b 1に沿 てパネル 9 の上側を右方向に向けて移動する。

次に 噴霧機 6 がパネル 9 の左， 右方向の中央側に移 動すると 、 噴霧機 6 は、 平行移動部 T Mの終端 E b nこ到 達する そこで、 噴霧機 6 は 、 塗料の噴霧を一旦停止す る と共に 、 第 1 の折返し部 T b 0に沿つてパネル 9 の下方 向に向けて移動する。

そして 、 噴霧機 6 が平行移動部 T Mに対して噴霧パ夕 ーン Pの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ下方向に移 動する と 、 噴霧機 6 は、 第 1 の折返し部 T b Oの終端に到 達する そこで、 噴霧機 6 は 、 塗料の噴霧を再開する と 共に、 塗料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T b 2に沿ゥてパネル 9 の左方向に向けて移動する。

このよう に、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復動を繰返 しながらパネル 9 の下側に向けて徐々 に移動する。 従 て、 塗 領域 C A a , C A b間の境界側に位置する折返し 部 T b Oは 、 搬送方向の前側から後側に向けて順次位置が ずれている。 これによ り 、 塗装軌跡 T bのう ち塗装領域 C Aa, C A b間の境界側は、 階段状に形成されている。 そして 、 噴霧機 6 が平行移動部 T b8の終端 E bfに移動 する と 、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T bの終了位置 T bf と して パネル 9 のうち図 1 5 中の左下側の角隅に配置される。 これによ り、 噴霧機 6 は、 この位置で塗料の噴霧を停止 し、 次なる塗装領域 C Aaの塗装軌跡 T aの開始位置 T as に向けて移動する。

次に 、 第 2 の塗装工程では、 塗装領域 C Aaに塗装を 施すものである。 このため、 塗装領域 C Abの塗装が終 了する と 、 噴霧機 6 は、 パネル 9 の塗装面のう ち搬送方 向後側の塗装領域 C Aaに対する塗装を開始する。 この とき 、 パネル 9 がコ ンベア装置 3 を用いて搬送されてい るか ら 、 塗装領域 C A bの塗装作業中にパネル 9 が搬送 方向の刖側に移動してパネル 9 のう ち搬送方向後側の部 位が噴霧機 6 の近傍に移動している。 これによ り、 噴霧 機 6 は搬送方向後側の塗装領域 C A aに対する塗装が可 能とな ている。

そして 、 塗装領域 C Aaに対する塗装を開始する とき には 、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T aの開始位置 T asと して パネル 9 のうち図 1 5 中の右上側の角隅に移動して、 塗 料の噴霧を開始する。 その後、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧 を継続した状態で第 1 の平行移動部 T a 1に沿ってパネル

9 の上側を左方向に向けて移動する。

次に 、 噴霧機 6 がパネル 9 の左， 右方向の中央側に移 動する と 、 噴霧機 6 は、 平行移動部 T a 1の終端 E a Πこ到 達する そこで、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を一旦停止す ると共に 、 第 1 の折返し部 T aOに沿ってパネル 9 の下方 向に向けて移動する。 このとき、 平行移動部 Talの終端 E aiは、 左， 右力向に対して隣合う平行移動部 T Mの終

E biの近傍に位置して、 これらの平行移動部 T M , τ alは略直線状に配置されている。 また、 第 1 の折返し部

T aOは左， 右方向に対して隣合う折返し部 TbOの近傍に 位置し、 折返し部 τ a0 T bOは互いに略平行な上， 下方 向に延びている。

そして、 噴霧機 6が平行移動部 T a 1に対して例えば第

1 の折返し部 T bOと同じ距離寸法だけ下方向に移動する と 、 噴霧機 6 は、 第 1 の折返し部 T aOの終端に到達する そこで、 噴霧機 6 は 、 塗料の噴霧を再開すると共に 、 塗 料の噴霧を紘 ITCした状態で第 2の平行移動部 T a2に沿つ てパネル 9 の右方向に向けて移動する。

このよう に、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復動を繰返 しながらパネル 9 の下側に向けて徐々 に移動する。 従つ て、 塗装領域 C A a, C A b間の境界側に位置する折返し 部 TaOは、 搬送方向の前側から後側に向けて順次位置が ずれている。 これによ り 、 塗装軌跡 T aのう ち塗装領域 C A a, C A b間の境界側は、 階段状に形成されている。 最終的に、 噴霧機 6が第 8 の平行移動部 T a8の終端 E a こ移動する と、 噴霧機 6が塗装軌跡 T aの終了位置 T aiとしてパネル 9 のつち図 1 5 中の右下側の角隅に配置 される れによ り 噴霧機 6 は、 この位置で塗料の噴 霧を停止し 、 パネル 9 に対する塗装を終了する。

か < して のよ Ό に構成された第 4の実施の形態で 前述した第 1 の実施の形態とほぼ同様の作用効果を 得る ことができる 特に、 第 4の実施の形態では、 1台 の噴霧機 6 を用いて複数の塗装領域 C Aa C Abを塗装 する構成と したから 例えぱパネル 9 の搬送速度が比較 的遅いとさには 1 台の噴霧機 6 を用いて大きな塗装面 を涂 壮する ことができ 噴霧機 6 の台数を減少させて、 塗 衣置 1 (塗装ラィ ン全体） の設備コス 卜、 メ ンテナ ンスコス ト等を低減する とができる ,

なお 、 第 4の実施の形 では、 噴霧機 6 を 1 台だけ使 用する構成としたが、 例えば、 第 1 の実施の形能と同様 に 、 搬送方向に沿って 2台の噴霧機 6 7 を配置したと きには 2 台の噴霧機 6 7 がいずれも複数の塗装領域

C A a , C A bを塗装する構成としてもよい れによ り、 パネル 9 の塗装面全体を 2 回に亘つて塗装する ことがで きる。

次に 、 図 1 6 は本発明の第 5 の実施の形態を不してい る。 本実施の形態の特徴は、 1 台の噴霧機を用いて複数 の塗装領域を塗装すると共に、 噴霧機の塗装対象を 方 の塗装領域から他方の塗装領域に切換える とさに 方 の塗装軌跡の終了位置と他方の塗装軌跡の開始位置とを 近付けて、 塗装の噴霧を停止する時閘を短縮する構成と したこ とにある。 なお、 本実施の形態では、 前述した第

1 の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し その説明を省略するものとする。

まず 、 第 5 の実施の形態では、 噴霧機用動作装置と し て第 1 の実施の形態で使用したロポッ ト装置 4が 1 台用 レ られ 、 口ポッ ト装置 4 に取り付けられた回転霧化型噴 霧機 6 は左， 右方向に往復動する構成としている また、 第 5 の実施の形態では、 被塗物として 、 第 1 の実施の形 態で用いたパネル 9 を使用している。

次に 、 第 5 の実施の形態による塗装方法について パ ネル 9 を塗装する場合を例に挙げ、 図 1 6 を参照して 明する 。 本実施の形態では、 第 1 の実施の形態と異なり 、 第 1 の塗装ェ程では塗装領域 C A bの i塗装を行い 第 2 の塗装工程では塗装領域 C Abの塗装を行う ものである。 初めに 、 図 1 6 において、 パネル 9 の塗装 Hiに左， 右 方向に往復動するよう に描かれた実線と 占線 (破線） は 第 1 の実施の形態と同様に、 パネル 9 の塗装面に対する 噴霧機 6 の塗装軌跡 T a, T b (移動軌跡） を示している また、 塗装軌跡 T a, T bの実線は 噴霧機 6が左， 右方 向に沿 て平行に移動する平行移動部 T al Ta7, T bl Tb7を示している。 塗装軌跡 T a Tbの点線は、 噴霧 機 6が折返して移動する折返し部 T a0 T bOを示してい る さ らに、 噴霧機 6は、 例えば平行移動部 τ al T a7

T bl T b7では塗料の噴霧を行い、 折返し部 τ aO T bO では塗料の噴霧を停止する構成となっている。 また 噴 霧機 6 は 、 パネル 9 (被塗物 ) との相対速度を保ち 塗装軌跡 T a T bに沿つて後 ja する一連の塗装動作を行 ラ のである

まず、 第 1 の塗装工程では、 塗装領域 C Abに塗装を 施すものである。 このため、 パネル 9がコ ンベア装置 3 を用いて噴霧機 6 の近傍に移動する と、 制御装置 8は、 1台の口ポッ ト装置 4を用いて、 パネル 9の塗装面のう ち搬送方向前側の塗装領域 C Abに対する塗装を開始す る。 このとき、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T bの開始位置 T b sとしてパネル 9のうち図 1 6 中の左上側の角隅に移動 して、 塗料の噴霧を開始する。 そして、 噴霧機 6は、 塗 料の噴霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 Tblに沿つ てパネル 9 の上側を右方向に向けて移動する。

次に、 噴霧機 6がパネル 9 の左， 右方向の中央側に移 動して平行移動部 Tblの終端 Eb こ到達すると、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を一旦停止する と共に、 第 1 の折返し 部 T bOに沿ってパネル 9の下方向に向けて移動する。 そして 噴霧機 6が平行移動部 T b 1に対して噴霧パタ ーン Pの直径寸法よ り も小さい距離寸法だけ下方向に移 動する と 噴霧機 6 は、 第 1 の折返し部 TbOの終 mに到 達する そ で、 噴霧機 6は、 塗料の噴霧を再開する と 共に、 塗料の噴霧を継続した状態で第 2 の平行移動部 T b2に沿つてパネル 9の左方向に向けて移動する。

このよラ に 、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復動を繰返 しながらパネル 9 の下側に向けて徐々 に移動する の 場合、 塗装領域 C A a, C A b間の境界側に位置する 3回 の折返し部 T bOは 搬送方向の前側から後側に向けて順 次位置がずれている。 これによ り 、 塗装軌跡 T bの Ό ち 塗装領域 C Aa, C A b間の境界側は、 階段状に形成され ている

そして、 噴霧機 6が第 7 の平行移動部 Tb7の終端 E bf に移動する と、 噴霧機 6が塗装軌跡 T bの終了位置 T bf としてパネル 9の下側のうち図 1 6 中の左， 右方向の中 央側に配置される。 このため、 噴霧機 6 は、 この位置で 塗料の噴霧を停止し、 次なる塗装領域 C Aaの塗装軌跡

T aの開始位置 T asに向けて移動する。

次に、 第 2 の塗装工程では、 塗装領域 C Aaに塗装を 施すものである。 このため、 塗装領域 C Abの塗装が終 了する と、 噴霧機 6は、 パネル 9 の塗装面のうち上流側 の塗装領域 C Aaに対する塗装を開始する。 このとき、 パネル 9がコ ンベア装置 3 を用いて搬送されているから、 塗装領域 C A bの塗装作業中にパネル 9が搬送方向の前 側に移動してパネル 9 のうち搬送方向後側の部位が噴霧 機 6の近傍に移動している。 これによ り、 噴霧機 6 は搬 送方向後側の塗装領域 C A aに対する塗装が可能となつ ている。 そして、 塗装領域 C A aに対する塗装を開始する とき には、 噴霧機 6 は、 塗装軌跡 T aの開始位置 T asと して パネル 9の上側のうち平行移動部 T b 1の終端 E M近傍に 移動して、 塗料の噴霧を開始する。 その後、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を継続した状態で第 1 の平行移動部 T alに沿 つてパネル 9の上側を右方向に向けて移動する。

次に、 噴霧機 6がパネル 9の左端側に移動する と 噴 霧機 6 は 平行移動部 T alの終端 E a こ到達する そ で 、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を一旦停止すると共に 第

1 の折返し部 T aOに沿ってパネル 9 の下方向に向けて移 動する。

そして 噴霧機 6が平行移動部 T alに対して例えば第

1 の折返し部 T bOと同じ距離寸法だけ下方向に移動する と 、 噴霧機 6 は、 第 1 の折返し部 T aOの終端に到達する そこで、 噴霧機 6 は、 塗料の噴霧を再開する と共に 塗 料の噴霧を継続した状態で第 2の平行移動部 T a2に沿つ てパネル 9の左方向に向けて移動する。

このよう に、 噴霧機 6 は、 左， 右方向の往復動を繰返 しながらパネル 9 の下側に向けて徐々 に移動する 従 て 、 塗装領域 C A a C A b間の境界側に位置する折 し 部 T aim 搬送方向の前側から後側に向けて順次位置が ずれている 。 これによ り 、 塗装軌跡 T aのうち塗装 域

C Aa, C A b間の境界側は、 階段状に形成されている。 最終的に、 噴霧機 6が平行移動部 T a7の終端 Eanこ移 動する と、 噴霧機 6 が塗装軌跡 T aの終了位置 T af と し てパネル 9のうち図 1 6 中の右下側の角隅に配置される から、 噴霧機 6 は、 この位置で塗料の噴霧を停止し、 パ ネル 9 に対する塗装を終了する。

かく して、 このよう に構成された第 5の実施の形態で も した第 1 , 第 4の実施の形態とほぼ同様の作用 効果を得る ことができる。 特に、 第 5 の実施の形態では 最初の塗装軌跡 T bの終了位置 Tbiと次なる塗装軌跡 Ta の開始位置 T asとをパネル 9 の左， 右方向の中央側に配 置して、 終了位置 Tbf と開始位置 T asとの距離寸法を短 縮している。 このため、 終了位置 Tbf と開始位置 T asと の間を噴霧機 6が移動するときに塗装の噴霧を停止する 時間が生じるのに対し、 このような塗料の噴霧の停止時 間を短縮する こ とができ、 塗装時間を短縮し、 生産性を 高める とができ

な 第 5 の実施の形態では最初の塗装軌跡 T bの終 了位置 T b f と次なる塗装軌跡 T aの開始位置 T asとをい ずれもパネル 9 の左， 右方向の中央側に配置する構成と した。 しかし、 本発明はこれに限らず、 終了位置 T b f と 開始位置 T asとの距離寸法が短縮できるのであれば、 終 了位置 T Mをパネル 9の左， 右方向の中央側に配置する のに対し、 開始位置 T asをパネル 9 の右上側の角隅に配 置する構成としてもよい。

また、 前記第 1 ， 第 2 の実施の形態では、 塗装軌跡 T a, T bは例えば平行移動部 T al TMのよう に互いに逆 方向に向けて移動する構成とした。 しかし、 本発明はこ れに限らず、 例えば第 5 の実施の形態と同様に、 塗装軌 跡 T aに対して塗装軌跡 T bを互いに同じ方向に向けて移 動させる構成と してもよい。

また Su記第 1 ， 第 3〜第 5 の実施の形態では、 塗 軌跡 T a, T b T cはパネル 9 1 3 の上側か ら下側に 向けて形成するものとしたが、 例えばパネルの下側から 上側に向けて塗装軌跡を形成する構成としてもよい。 の場口 も、 隣合う塗装領域の境界側に位置する折返し部 は、 搬送方向の前側から後側に向けて順次位 H ¾ずらす 構成とするのが好ましい。

また、 前記各実施の形態では 、 塗装軌跡 T a， T b , T cのう ち折返し部 T a O , , T b O : T c Oでは塗料の噴霧を停 止する構成と した。 しかし、 本発明はこれに限らず、 例 えば塗装軌跡の折返し部でも塗料の噴霧を継続する構成 と してもよい。 この場合、 隣 う 2 つの塗装領域の境界 側では、 例えば一方の塗装領域の折返し部と他方の塗装 領域の折返し部との間に所定の間隔を設け、 塗装領域の 境界側で塗装膜が厚く なるのを防ぐ構成とするものでめ る。

また 、 前記各実施の形態では、 板状のパネル 9 ， 1 3 を塗装する構成としたが、 塗装面が広くて塗装面を複数 の塗装領域に区分するものであればよく 、 例 ば自動車 の車体等にも適用可能であ

また 、 前記各実施の形態では、 コ ンペァ装 m. 3 を用い て搬送している状態の八 °ネル 9 , 1 3 に対して塗装を行 う構成とした。 しかし、. 発明はこれに限らず 、 例えば、 停止した状態のパネルに対して塗装を行 構成としても よい

さ らに、 前記各実施の形態では 、 回転霧化型噴霧機 6 ,

7 ， 1 2 を用いる構成としたが、 スプレ ―ガン型の噴霧 機を用いてもよく 、 静電塗装に限らず、 他の塗壮装置を 用いてもよい。

Claims

1 . 被塗物の塗装面を複数の塗装領域に区分けし、 各 塗装領域毎に噴霧機を往復動させ Όつ塗装を行う塗装方 法に -Joいて

刖記噴霧機の往復動の折返し部を、 刖記往復動する 2 方向の ち の方向に順次位置をずら し 、 当該折返し部 青

の塗装軌跡を階段状に形成しながら区分けされた一の塗 装領域の塗装を行い、

記噴霧機の往復動の折返のし部を、 刖記一の塗装領域 の折返し部と重ならないよう に、 m e己 の方向に順次位 置をずら し 当該折返し部の塗装軌跡を階段状に形成し ながら 記 の塗装領域と隣接する他の塗装領域の塗装 を行 Ό ことを特徴とする塗装方法,

2 . 刖記噴霧機を往復動させる ときの平行移動部では 刖 噴霧機から塗料を噴霧し m記往復動の折返し部で は前記噴 機からの塗料の噴霧を停止しながら塗装を行 う ことを特徴とする請求項 1 に記載の塗装方法。

3 . 前記被塗物を一定の搬送方向に移動させる搬送手 段を備え、

前記噴霧機が前記被塗物の搬送方向とほぼ平行な方向 に往復動する間に、 前記折返し部は前記被塗物の搬送方 向の前側から後側に向けて順次位置をずらすこ とを特徴 とする請求項 1 に記載の塗装方法。