JP2005199165A - 塗装方法及び塗装装置 - Google Patents

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孝夫 野村
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Abstract

【課題】被塗装物の塗装膜厚の均一化を図ることのできる塗装方法及び塗装装置を提供する。
【解決手段】塗装装置4は、アーム7の先端に備えられた塗装ガン8の位置をコントローラ13によって制御するようになっている。往復運動させて複数の平行線を描くように、塗装ガン8の塗料の吐出口9を移動させて、重ね塗りさせながら、ワーク1へのスプレー塗装を行う。この塗装際に、ワーク1に対する吐出口9の距離を、前記平行線を描くストロークごと、及び、ストローク中に変化させる。これにより、塗り重ねされにくい傾向にあるワーク1の塗装範囲の周縁部では、ワーク1と吐出口9との距離が近くなり、厚塗りされる。また、塗り重ねされやすい傾向にある塗装範囲の中央部では遠くなり、薄塗りされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スプレー塗装するための塗装方法及び塗装装置に関するものである。
一般に、自動車の車体等の塗装に際しては、スプレー状に塗料を噴霧可能な塗装ガンが用いられる。塗装ガンは、ロボットアームの先端に備えられ、三次元的に位置を制御可能になっている。塗装の際には、図8に示すように、塗装ガン21の塗料の吐出口を、被塗装物22の塗装面に対して一定距離を保ちつつ、塗装面に沿って複数の平行線LXを描くように往復運動させる(特許文献1参照。)。このとき、塗装ガン21の移動速度及び塗料の吐出量は、一定に維持させる。また、前記平行線の間隔は、塗装ガン21の塗装パターンが重なる、いわゆる「重ね塗り」となるような範囲で、一定間隔に設定されている。
特開平7−185415号公報
しかしながら、上記塗装方法では、被塗装物22の周縁部では重ね塗りされにくく、中央部では何度も重ね塗りされる傾向にある。このため、図9に示すように、周縁部Eの塗装膜厚が薄く、中央部Cの塗装膜厚が厚くなり、被塗装物全体として塗装膜厚の差が非常に大きいものとなる。そのため、周縁部Eの最低塗装膜厚を厚めに設定した場合には、中央部Cの塗装膜厚が厚くなりすぎ、塗料が垂れてしまうおそれがある。反対に、中央部Cの塗装膜厚を薄めに設定した場合には、周縁部Eの塗装膜厚が薄くなりすぎて、透けが生じてしまうおそれがある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、被塗装物の塗装膜厚の均一化を図ることのできる塗装方法及び塗装装置を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.吐出口から塗料をスプレーし、被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線またはジグザグ線を描くように、前記吐出口と前記被塗装物とを相対移動させることで、前記被塗装物を塗装する塗装方法であって、前記線の間隔は、少なくとも隣り合う平行線上からスプレーされる塗装パターンが重なる範囲内であり、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記線を描くストロークごとに変化させつつ塗装することを特徴とする塗装方法。
上記手段1によれば、塗料を吐出口からスプレーしているため、前記被塗装物に対する吐出口の距離が近い場合には狭い範囲に厚塗りされ、遠い場合には広い範囲に薄塗りされる。このようなスプレー塗装をするにあたり、塗料の吐出口を被塗装物に対して、複数の平行線またはジグザグ線を描くように相対移動させる。このとき、線の間隔が、隣り合う線上からスプレーされる塗装パターンが重なるよう設定され、重ね塗りされる。また、被塗装物に対する吐出口の距離が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、線を描くストロークごとに変化させられる。すなわち、両端側の線上では前記吐出口の距離が近く、中央側の線上では吐出口の距離が遠くなる。このため、比較的塗り重ねされにくい傾向にある両端側の線に近いほど厚塗りされる。反対に、比較的何度も塗り重ねされやすい傾向にある中央側の線に近いほど薄塗りされる。従って、中央部の塗装膜厚が厚く、周縁部の塗装膜厚が薄くなり、被塗装物全体としての塗装膜厚に大きな差が生じる従来技術と異なり、被塗装物の塗装膜厚の均一化を図ることができる。
手段2.前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線であって、前記平行線の間隔が、両端側の平行線に近いほど狭く、中央側の平行線に近いほど広くなるように、前記被塗装物と前記吐出口とを相対移動させることを特徴とする手段1に記載の塗装方法。
上記手段2によれば、平行線の間隔が両端側の平行線に近いほど狭く、中央側の平行線に近いほど広くされる。このため、比較的塗り重ねされにくい両端側の線に近いほど、塗り重ね量が多くなり、比較的何度も塗り重ねられる中央側の線に近いほど、塗り重ね量が減る。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段3.前記吐出口の移動軌跡が複数のジグザク線であって、前記ジグザグ線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくなるように、前記被塗装物と前記吐出口とを相対移動させることを特徴とする手段1に記載の塗装方法。
上記手段3によれば、ジグザグ線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくされる。このため、手段2と同様の作用効果が奏される。
手段4.前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記線を描く1ストローク中に変化させつつ塗装することを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の塗装方法。
上記手段4によれば、被塗装物に対する吐出口の距離が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、線を描くストロークごとだけでなく、その1ストローク中にも変化させられる。すなわち、前記距離が、一本の平行線の両端では近く、中央部では遠くなる。このため、比較的塗り重ねされにくい傾向にある線両端に近いほど厚塗りされる。反対に、比較的何度も塗り重ねされやすい傾向にある線中央に近いほど薄塗りされる。従って、手段1から3に記載の作用効果と相まって、周縁部と中央部との塗装膜厚差を低減でき、被塗装物の塗装膜厚のより一層の均一化を図ることができる。
手段5.吐出口から塗料をスプレーし、被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が1本の線を描くように、前記吐出口と前記被塗装物とを相対移動させることで、前記被塗装物を塗装する塗装方法であって、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記線を描く1ストローク中に変化させつつ塗装することを特徴とする塗装方法。
上記手段5によれば、塗料を吐出口からスプレーしているため、前記被塗装物に対する吐出口の距離が近い場合には狭い範囲に厚塗りされ、遠い場合には広い範囲に薄塗りされる。このようなスプレー塗装をするにあたり、塗料の吐出口を被塗装物に対して、1本の線を描くように相対移動させる。このとき、被塗装物に対する吐出口の距離が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、線を描く1ストローク中に変化させられる。すなわち、前記距離が、1本の線の両端では近く、中央部では遠くなる。このため、1本の線を描く間に比較的塗り重ねされにくい傾向にある線両端に近いほど厚塗りされる。反対に、1本の線を描く間に、比較的塗り重ねされやすい傾向にある線中央に近いほど薄塗りされる。従って、中央部の塗装膜厚が厚く、周縁部の塗装膜厚が薄くなり、被塗装物全体としての塗装膜厚に大きな差が生じる従来技術と異なり、被塗装物の塗装膜厚の均一化を図ることができる。
手段6.前記吐出口からの塗料の吐出量が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では多く、前記塗装範囲の中央部では少なくなるように変化させつつ塗装することを特徴とすることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の塗装方法。
上記手段6によれば、吐出量が塗装範囲の周縁部では多く、中央部では少なくされる。このため、比較的塗り重ねされにくい周縁部では厚塗りされ、比較的何度も塗り重ねされやすい中央部では薄塗りされる。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段7.前記被塗装物に対する前記吐出口の移動速度が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では遅く、前記塗装範囲の中央部では速くなるように変化させつつ塗装することを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の塗装方法。
上記手段7によれば、吐出口の移動速度が塗装範囲の周縁部では遅く、中央部では早くされる。このため、比較的塗り重ねされにくい周縁部では厚塗りされ、比較的何度も塗り重ねされやすい中央部では薄塗りされる。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段8.吐出口から塗料をスプレーするための塗装ガンと、前記塗装ガンと被塗装物との位置を相対移動させるための移動手段と、前記移動手段を制御可能な制御手段とを備え、前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線またはジグザグ線を描き、かつ、前記線の間隔が、少なくとも隣り合う線上からスプレーされる塗装パターンの重なる範囲内とすると共に、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記線を描くストロークごとに変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする塗装装置。
上記手段8によれば、塗装ガンによって、塗料が吐出口からスプレーされる。スプレータイプの塗装ガンでは、被塗装物に対する吐出口の距離が近い場合には狭い範囲に厚塗りされ、遠い場合には広い範囲に薄塗りされる。このような塗装ガンによりスプレー塗装をするにあたり、移動手段によって、塗装ガンと被塗装物との位置が、相対移動させられる。そして、制御手段によって、移動手段が制御されることで、塗装ガンの吐出口が複数の平行線またはジグザグ線を描くように相対移動させられる。このとき、線の間隔は、隣り合う線上からスプレーされる塗装パターンが重なるよう設定され、重ね塗りされる。また、被塗装物に対する吐出口の距離が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、線を描くストロークごとに変化させられる。すなわち、両端側の線上では前記吐出口の距離が近く、中央側の線上では吐出口の距離が遠くなる。このため、比較的塗り重ねされにくい傾向にある両端側の線に近いほど厚塗りされる。反対に、比較的何度も塗り重ねされやすい傾向にある中央側の線に近いほど薄塗りされる。従って、中央部に近づくほど、多く重ね塗りされて、中央部の塗装膜厚が厚く、周縁部の塗装膜厚が薄くなり、被塗装物全体としての塗装膜厚に大きな差が生じる従来技術と異なり、被塗装物の塗装膜厚のより均一化を図ることができる。
手段9.前記制御手段は、前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線を描き、かつ、前記平行線の間隔が、両端側の平行線に近いほど狭く、中央側の平行線に近いほど広くなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする手段8に記載の塗装装置。
上記手段9によれば、制御手段によって、平行線の間隔が、両端側の線に近いほど狭く、中央側の線に近いほど広くなるように、移動手段が制御される。このため、比較的塗り重ねされにくい両端側の平行線に近いほど、塗り重ね量が多くなり、比較的何度も塗り重ねられる中央側の線に近いほど、塗り重ね量が減る。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段10.前記制御手段は、前記吐出口の移動軌跡がジグザグ線を描き、かつ、前記ジグザグ線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする手段8に記載の塗装装置。
上記手段10によれば、制御手段によって、ジグザク線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくなるように、移動手段が制御される。このため、比較的塗り重ねされにくい両端側の線に近いほど、塗り重ね量が多くなり、比較的何度も塗り重ねられる中央側の線に近いほど、塗り重ね量が減る。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段11.前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記平行線を描く1ストローク中に変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする手段8乃至10のいずれかに記載の塗装装置。
上記手段11によれば、制御手段によって、被塗装物に対する吐出口の距離が、前記線を描く1ストローク中に変化させられて、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、移動手段が制御される。すなわち、前記距離が、一本の線の両端では近く、中央部では遠くなる。このため、比較的塗り重ねされにくい傾向にある線両端に近いほど厚塗りされる。反対に、比較的何度も塗り重ねされやすい傾向にある線中央に近いほど薄塗りされる。従って、手段8から10に記載の作用効果と相まって、周縁部と中央部との塗装膜厚差を低減でき、被塗装物の塗装膜厚のより一層の均一化を図ることができる。
手段12.吐出口から塗料をスプレーするための塗装ガンと、前記塗装ガンと被塗装物との位置を相対移動させるための移動手段と、前記移動手段を制御可能な制御手段とを備え、前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が1本の略直線を描き、かつ、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記線を描く1ストローク中に変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする塗装装置。
上記手段12によれば、塗装ガンによって、塗料が吐出口からスプレーされる。スプレータイプの塗装ガンでは、被塗装物に対する吐出口の距離が近い場合には狭い範囲に厚塗りされ、遠い場合には広い範囲に薄塗りされる。このような塗装ガンによりスプレー塗装をするにあたり、移動手段によって、塗装ガンと被塗装物との位置が、相対移動させられる。そして、制御手段によって、移動手段が制御されることで、塗装ガンの吐出口が1本の略直線を描くように相対移動させられる。このとき、被塗装物に対する吐出口の距離が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記線を描く1ストローク中に変化させられる。すなわち、前記距離が、一本の線の両端では近く、中央部では遠くなる。このため、1本の線を描く間に比較的塗り重ねされにくい傾向にある線両端に近いほど厚塗りされる。反対に、1本の線を描く間に比較的塗り重ねされやすい傾向にある線中央に近いほど薄塗りされる。従って、中央部に近づくほど、多く重ね塗りされて、中央部の塗装膜厚が厚く、周縁部の塗装膜厚が薄くなり、被塗装物全体としての塗装膜厚に大きな差が生じる従来技術と異なり、被塗装物の塗装膜厚のより均一化を図ることができる。
手段13.前記吐出口からの塗料の吐出量を調節するための吐出量調節手段を備え、前記制御装置は、前記吐出量が前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では多く、前記塗装範囲の中央部では少なくなるように、前記吐出量調節手段を制御することを特徴とすることを特徴とする手段8乃至12のいずれかに記載の塗装装置。
上記手段13によれば、吐出量調節手段によって、吐出口からの塗料の吐出量が調整される。そして、制御装置によって、吐出量が被塗装物の塗装範囲の周縁部では多く、塗装範囲の中央部では少なくなるように、吐出量調節手段が制御される。このため、比較的塗り重ねされにくい周縁部では厚塗りされ、比較的何度も塗り重ねされやすい中央部では薄塗りされる。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段14.前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動速度が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では遅く、前記塗装範囲の中央部では速くなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする手段8乃至13のいずれかに記載の塗装装置。
上記手段14によれば、制御装置によって、被塗装物に対する吐出口の移動速度が、被塗装物の塗装範囲の周縁部では遅く、中央部では速くなるように、移動手段が制御される。このため、比較的塗り重ねされにくい周縁部では厚塗りされ、比較的何度も塗り重ねされやすい中央部では薄塗りされる。従って、被塗装物の塗装膜厚のさらに一層の均一化を図ることができる。
手段15.前記移動手段は、前記塗装ガンを移動させるものであることを特徴とする手段8乃至14のいずれかに記載の塗装装置。
上記手段15によれば、移動手段によって、塗装ガンが移動させられることで、塗装ガンと被塗装物との相対位置を変化させることができる。
手段16.前記被塗装物に対する前記塗装ガンの相対位置を検出するための位置検出手段を備え、前記制御手段は、前記位置検出手段によって検出された位置に基づき、前記移動手段を制御することを特徴とする手段8乃至15のいずれかに記載の塗装装置。
上記手段16によれば、位置検出手段によって、被塗装物に対する塗装ガンの相対位置が検出される。そして、制御手段によって、検出された位置に基づき、移動手段が制御される。このため、相対位置関係が正確に把握され、塗装ガンを正確に移動させることができる。従って、精度良く塗装を実施することができ、より一層の塗装膜厚の均一化を図ることができる。
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、被塗装物としてのワーク1は、台車2に載置、保持されている。該台車2は、コンベア3によって搬送されるようになっており、これにより、ワーク1が移送される。また、前記コンベア3に沿って、塗装装置4が設けられている。
塗装装置4は、基台5と、該基台5上に設けられたロボット6とを備えている。ロボット6は、移動手段としてのアーム7と、該アーム7の先端に塗装ガン8とを備えた多軸多関節型ロボットであり、塗装ガン8の位置や向きを三次元的に変更させることが可能となっている。
また、塗装装置4は、塗装ガン8へと塗料を供給するための塗料供給路の最上流に、塗料を貯留するための塗料タンク10を備えている。該塗料タンク10の下流側には塗料供給路に沿って、該塗料タンク10から塗料を送出させるためのポンプ11と、塗料の供給量を調整するための吐出量調節手段としてのバルブ12とが設けられている。さらに、塗装装置4は、前記ロボット6とバルブ12とを制御するための制御手段としてのコントローラ13を備えている。
なお、前記塗装ガン8は、図2(a)に示すように、吐出口9から塗料を所定の角度で広げつつスプレーするものであり、その塗装パターンは平面略円形となっている。本実施の形態における塗装ガン8としては、回転霧化型静電塗装装置が採用されている。このような塗装ガン8では、図2(b)に示すように、吐出光9から塗装面までの距離が近ければ、狭い範囲に厚塗りされる。逆に、図2(c)に示すように、前記距離が遠ければ、広い範囲に薄塗りされることとなる。
そして、ワーク1を塗装する際には、コンベア3によって移送されるワーク1が、塗装装置4の前に到達させられると、コンベア3が一旦停止させられる。また、塗装装置4では、ポンプ11によって、塗料タンク10に貯留された塗料が塗装ガン8の方へと送り出される。該送出された塗料の塗装ガン8への供給量は、コントローラ13によってバルブ12を制御することで調整される。ここで調整された塗料の供給量が、塗装ガン8からの塗料の吐出量となる。さらに、コントローラ13によってアーム7が制御されることで、塗装ガン8が移動させられる。本実施の形態では、塗装ガン8の噴霧範囲に対して、ワーク1の塗装範囲が充分に大きいため、塗料を噴霧しつつ、塗装ガン8を移動させて、ワーク1に塗装を施すようになっている。塗装の完了後、コンベア3の停止が解除され、塗装されたワーク1は、コンベア3の順路に沿って移送され、次のワークが塗装装置4の前へと移送される。
次に、前記塗装装置4を用いて、ワーク1を塗装する際の特徴について説明する。なお、説明を簡単にするため、便宜上ワーク1を四角形の平板とする。
図3に示すように、基本的には、塗装ガン8の吐出口9を、一定速度で図のY方向に往復運動させて、所定間隔X1の複数の平行線を描きつつ、ワーク1の一端から他端に向かって、図のX方向に順に移動させて、塗装していく。なお、所定間隔X1は、塗装の際に塗装パターン同士が重なって塗り重ねされるような範囲内に設定されている。
さらに、図4(a),(b)及び図5に基づき詳しく説明する。ここでは、例えば、5本の平行線を描くように、吐出口9を移動させて塗装を完了することとする。まず、前記一端側である塗装開始端の第1ラインL1を塗装する。第1ラインL1上では、塗装ガン8の吐出口9とワーク1の塗装面との距離である塗装距離を所定の第1距離H1に保ち、所定の第1吐出量M1で塗料を吐出させつつ、塗装ガン8を移動させる。
次に、前記第1ラインL1から所定間隔X1平行移動させた位置にある第2ラインL2を塗装する。第2ラインL2の両端では、塗装距離を前記所定距離H1とし、吐出量も前記第1吐出量M1とする。第2ラインL2の中央に近づくに従って、塗装距離を徐々に大きくするとともに、吐出量を徐々に少なくする。そして、第2ラインL2の中央部では、塗装距離を第1距離H1よりも大きな第2距離H2とし、吐出量を第1吐出量M1よりも少ない第2吐出量M2とする。
そして、前記第2ラインL2からさらに所定間隔X1平行移動させた位置にある第3ラインL3を塗装する。第3ラインL3の両端では、塗装距離を前記所定距離H1とし、吐出量も前記第1吐出量M1とする。第3ラインL3の中央に近づくに従って、塗装距離を徐々に大きくするとともに、吐出量を徐々に少なくする。そして、第3ラインL3の中央部では、塗装距離を第2距離H2よりも大きな第3距離H3とし、吐出量を第2吐出量M2よりも少ない第3吐出量M3とする。
続いて、前記第3ラインL3からさらに所定間隔X1平行移動させた位置にある第4ラインL4を塗装する。第4ラインL4は、第2ラインL2と同様の塗装距離と吐出量とする。
最後に、前記第4ラインL4からさらに所定間隔X1平行移動させた位置にある終了端の第5ラインL5を塗装する。第5ラインL5は、第1ラインL1と同様の塗装距離と吐出量とする。
以上詳述したように、塗装ガン8を移動させるラインL1〜L5毎に塗装距離を変化させ、ワーク1のX方向中央に近づくほど、塗装距離を大きくしている。このため、ワーク1のX方向中央に近づくほど、薄塗りされる。さらに、1本のラインL2〜L4を描く1ストローク内の塗装距離を変化させ、ワーク1のY方向中央に近づくほど塗装距離を大きくしている。このため、ワーク1のY方向中央に近づくほど、薄塗りされる。従って、ワーク1の周縁部から中央部に近づくほど、塗装距離が大きくなり、薄塗りされる。その結果、中央部に近づくほど中央部の塗装膜厚が厚く、周縁部の塗装膜厚が薄くなり、ワーク全体として塗装膜厚に大きな差が生じてしまっていた従来技術とは異なり、比較的重ね塗りのされにくい周縁部上では、1回の塗布に際しての塗装膜厚が厚くなる。また、比較的何度も重ね塗りされることとなる中央部上では、1回の塗布に際しての塗装膜厚が薄くなる。その結果、ワーク1の塗装膜厚の著しい均一化を図ることができる。
さらに、前記塗装距離を変化させるのに加えて、塗装ガン8を移動させるラインL1〜L5毎、及び、1本のラインL2〜L4を描く1ストローク内の吐出量をも変化させることで、ワーク1の周縁部から中央部に近づくほど、吐出量を少なくしている。従って、ワーク1の塗装膜厚の一層の均一化を図ることができる。
また、塗装距離や吐出量の範囲設定によって全体の塗装膜厚が設定されることとなる。このため、適切に範囲設定を設定するだけで、塗装膜厚が厚すぎて塗料が垂れてしまったり、薄すぎてしまったりといった不具合を抑制することもできる。
加えて、ワーク1の周縁部上に吐出口9がある場合には、塗装距離が小さく設定されているため、塗装範囲が狭くなる。このため、ワーク1外に噴霧されてしまう塗料の量を低減させることができ、塗料の浪費を抑制することができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施の形態では、塗装時の塗装ガン8の移動速度を一定としているが、ワーク1の周縁部から中央部に近づくほど、高速にしてもよい。例えば、第1ラインL1及び第5ラインL5では、比較的低速で移動させる。第2ラインL2及び第5ラインL5では、両端から中央に近づくに従って速度を早め、両端では低速、中央では中速とする。第3ラインでは、両端から中央に近づくに従って速度を早め、両端では低速、中央では高速とする。低速時には厚塗り、高速時には薄塗りとなるため、周縁部では厚塗り、中央部では薄塗りされる。その結果、ワーク1の塗装膜厚のより均一化を図ることができる。
(b)上記実施の形態では、各ラインL1〜L5の間隔は、一定間隔となっているが、図6のように、中間のライン間(第2ラインL2と第3ラインL3との間,第3ラインL3と第4ラインL4との間)の間隔Xaを端のライン間(第1ラインL1と第2ラインL2との間,第4ラインL4と第5ラインL5との間)の間隔Xbよりも広く設定してもよい。これにより、図の上下方向中間部における塗り重ね量が減り、ワーク1の塗装膜厚の一層の均一化を図ることができる。
(c)塗装時の吐出量を一定とし、塗装距離を変化させるだけでもよい。また、前述の塗装距離、吐出量、移動速度、及び、ラインL1〜L5の間隔の設定を適宜組み合わせて変更させるようにしてもよい。例えば、塗装距離を変化させると同時に、塗装ガン8の前記移動速度を変化させ、さらに、前記ラインL1〜L5の間隔を異なるものとさせてもよい。
(d)上記実施の形態では、塗装時において、一時的に吐出量を減少させているが、塗料を吐出しないようにしてもよい。
(e)上記実施の形態では、ワーク1に対し、5本の平行線(ラインL1〜L5)を描くように塗装ガンを移動させて塗装しているが、必ずしも5本である必要はなく、1本(1ストローク)の線または2本以上の平行線を描く場合に適用でき、ワーク1の周縁部と中央部とにおいて、前述の塗装距離、吐出量、移動速度、及び、ラインL1〜L5の間隔を適宜変更するように設定すればよい。
(f)上記実施の形態では、各ラインL1〜L5における中央部の塗装距離は、3段階(H1,H2,H3)となっているが、2段階としてもよい。例えば、第3ラインL3の中央部の塗装距離を第2ラインL2及び第4ラインL4と同様にしてもよい。さらに、ライン数が多い場合には、ワーク1の中央に近づくほど塗装距離が広がるように設定すればよいのであって、4段階以上に塗装距離を変えてもよい。また、同様に、吐出量に関しては、ワーク1の中央に近づくほど減少させるように設定すればよく、2段階または4段階以上に変えてもよい。移動速度に関しては、中央に近づくほど高速にするように設定すればよく、2段階または4段階以上に変えてもよい。ラインL1〜L5の間隔に関しては、中央に近づくほど広くするように設定すればよく、3段階以上に変えてもよい。
(g)図4では、第2ラインL2、第3ラインL3及び第4ラインL4において、塗装距離の一定となる区間が存在しているが、必ずしも一定区間を設ける必要はない。例えば、図7に示すように、各ラインL2〜L4の中央部が凸状となる曲線を描くようにしてもよい。
(h)塗装時には、必ずしもコンベア3が停止されていなくても差し支えない。ワーク1と塗装ガン8との相対位置を管理して、ロボット6を制御するようにすればよい。さらには、相対位置が適切に管理できれば、塗装ガン8を固定し、ワーク1を移動させるような構成としても差し支えない。
(i)ワーク1の形状は、四角形の平板となっているが、勿論、他の形状をしたワークでもよく、四角形でなくてもよいし、塗装面に凹凸があってもよい。
(j)塗装ガン8の構成としては、回転霧化型静電塗装装置でなくても差し支えなく、塗料をスプレー状に噴霧できるものであればよい。また、必ずしも、スプレーを所定の角度で広げる構成となっていなくてもよい。例えば、塗装パターンが距離によって、変化しないものでも差し支えない。このような塗装ガンであっても、一般に、塗装距離を遠くすると塗装膜厚が薄くなる傾向があるため、塗装距離の変更も有効である。
(k)また、塗装ガン8による塗装パターンは、必ずしも、平面略円形でなくてもよい。例えば、平面略楕円形、略棒状等の塗装パターンでもよい。
(l)上記の実施形態では、特に言及していないが、ワーク1と塗装ガン8との相対位置を検出する位置検出手段としてのセンサを設け、センサによって検出された位置に基づき、コントローラ13による制御が行なわれる構成としてもよい。また、予め決められた位置にワーク1があるものとして、コントローラ13による制御が行われる構成であってもよい。
(m)上記実施の形態では、吐出口の移動軌跡が複数の平行線を描くように塗装ガン8が移動させられるようになっているが、移動軌跡は、必ずしも複数の平行線でなくてもよい。例えば、渦巻状やジグザグ線を描くようにしてもよい。なお、ジグザグ線を描く場合には、屈折角度を変更するようにしてもよく、すなわち、両端側の線に近いほど、屈折角度を小さくし、中央側の線に近いほど屈折角度を大きくしてもよい。これにより、前記平行線のライン間隔を変更する場合と同様の効果が得られる。
(n)上記実施の形態では、塗装ガン8からの塗料の吐出量は、バルブ12を制御することで調整されるようになっているが、バルブ12のみならず、塗装ガン8やポンプ11を制御することで、調整するようにしてもよい。なお、塗装ガン8が、回転霧化型静電塗装装置である場合には、吐出口9に設けられたニードルを制御することで吐出量を制御可能である。
(o)バルブ12が、塗装ガン8とポンプ11との間に設けられているが、塗料タンク10と塗装ガン8との間であれば、別の位置に設けてもよい。また、塗料の供給量を調整できればよいため、バルブ12とは異なる構成の吐出量調節手段を設けてもよい。
塗装装置の構成及び塗装の様子を説明するための模式図である。 吐出口からの距離による塗装膜厚の説明をするための図であって、(a)は塗装ガンから塗料をスプレーした状態を示す模式図であって、(b)は吐出口からワークまでの距離が近い場合における塗装膜厚を示す断面図であり、(c)は吐出口からワークまでの距離が遠い場合における塗装膜厚を示す断面図である。 ワークに対する吐出口の移動軌跡を示す平面図である。 ワークに対する吐出口の塗装距離を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は塗装距離のY方向の位置の変化を示すグラフである。 ワークに対する吐出量の変化を示す模式平面図である。 別の実施の形態であって、ワークに対する吐出口の移動軌跡に関して平行線の間隔を変更した場合を説明するための平面図である。 別の実施の形態であって、ワークに対する吐出口の移動軌跡に関して塗装距離を変更した場合を説明するための平面図である。 従来のワークに対する吐出口の移動軌跡を示す斜視図である。 従来の塗装膜厚を示す模式図である。
符号の説明
1…ワーク、4…塗装装置、7…移動手段としてのアーム、8…塗装ガン、12…吐出量調節手段、13…制御手段としてのコントローラ。

Claims (14)

  1. 吐出口から塗料をスプレーし、
    被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線またはジグザグ線を描くように、前記吐出口と前記被塗装物とを相対移動させることで、前記被塗装物を塗装する塗装方法であって、
    前記線の間隔は、少なくとも隣り合う線上からスプレーされる塗装パターンが重なる範囲内であり、
    前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、
    前記線を描くストロークごとに変化させつつ塗装することを特徴とする塗装方法。
  2. 前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線であって、
    前記平行線の間隔が、両端側の平行線に近いほど狭く、中央側の平行線に近いほど広くなるように、前記被塗装物と前記吐出口とを相対移動させることを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
  3. 前記吐出口の移動軌跡が複数のジグザク線であって、
    前記ジグザグ線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくなるように、前記被塗装物と前記吐出口とを相対移動させることを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
  4. 前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、
    前記線を描く1ストローク中に変化させつつ塗装することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の塗装方法。
  5. 吐出口から塗料をスプレーし、
    被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が1本の線を描くように、前記吐出口と前記被塗装物とを相対移動させることで、前記被塗装物を塗装する塗装方法であって、
    前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、
    前記線を描く1ストローク中に変化させつつ塗装することを特徴とする塗装方法。
  6. 前記吐出口からの塗料の吐出量が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では多く、前記塗装範囲の中央部では少なくなるように変化させつつ塗装することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗装方法。
  7. 前記被塗装物に対する前記吐出口の移動速度が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では遅く、前記塗装範囲の中央部では速くなるように変化させつつ塗装することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の塗装方法。
  8. 吐出口から塗料をスプレーするための塗装ガンと、
    前記塗装ガンと被塗装物との位置を相対移動させるための移動手段と、
    前記移動手段を制御可能な制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線またはジグザグ線を描き、かつ、
    前記線の間隔が、少なくとも隣り合う線上からスプレーされる塗装パターンの重なる範囲内とすると共に、
    前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記線を描くストロークごとに変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする塗装装置。
  9. 前記制御手段は、前記吐出口の移動軌跡が複数の平行線を描き、かつ、前記平行線の間隔が、両端側の平行線に近いほど狭く、中央側の平行線に近いほど広くなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の塗装装置。
  10. 前記制御手段は、前記吐出口の移動軌跡がジグザグ線を描き、かつ、前記ジグザグ線の屈折角度が、両端側の線に近いほど小さく、中央側の線に近いほど大きくなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の塗装装置。
  11. 前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記線を描く1ストローク中に変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の塗装装置。
  12. 吐出口から塗料をスプレーするための塗装ガンと、
    前記塗装ガンと被塗装物との位置を相対移動させるための移動手段と、
    前記移動手段を制御可能な制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動軌跡が1本の略直線を描き、かつ、
    前記被塗装物に対する前記吐出口の距離が、前記線を描く1ストローク中に変化させられて、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では近くに、前記塗装範囲の中央部では遠くになるように、前記移動手段を制御することを特徴とする塗装装置。
  13. 前記吐出口からの塗料の吐出量を調節するための吐出量調節手段を備え、
    前記制御装置は、前記吐出量が前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では多く、前記塗装範囲の中央部では少なくなるように、前記吐出量調節手段を制御することを特徴とすることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の塗装装置。
  14. 前記制御手段は、前記被塗装物に対する前記吐出口の移動速度が、前記被塗装物の塗装範囲の周縁部では遅く、前記塗装範囲の中央部では速くなるように、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の塗装装置。
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