JP2001162211A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JP2001162211A
JP2001162211A JP34560699A JP34560699A JP2001162211A JP 2001162211 A JP2001162211 A JP 2001162211A JP 34560699 A JP34560699 A JP 34560699A JP 34560699 A JP34560699 A JP 34560699A JP 2001162211 A JP2001162211 A JP 2001162211A
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JP
Japan
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coating
shape
atomizing
conveyed
spray
Prior art date
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Pending
Application number
JP34560699A
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English (en)
Inventor
Muneharu Omoto
宗治 大本
Toru Takeuchi
徹 竹内
Koji Tanaka
孝司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】搬送される形状物に合せて塗装が必要な場所に
最適の塗装ガン位置、ガン数を選択して塗装し、塗装ブ
ースの小型化、高塗着率を実現する塗装方法を提供す
る。 【解決手段】水平コンベアの上部を挟み込む形で設置さ
れ且つ霧化塗装機の噴霧領域をカバーする大きさの排気
ダクトの中で、搬送される形状物に対し、複数の霧化塗
装機が並列に設置され、該形状物の形状に応じて霧化塗
装が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装方法に関し、
詳しくは搬送される形状物に合せて塗装が必要な場所に
最適の塗装ガン位置、ガン数を選択して塗装し、塗装ブ
ースの小型化、高塗着率を実現する塗装方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来、水平コンベアで搬送さ
れる形状物を塗装する場合、一般的には水平レシプロに
取り付けられた霧化塗装機が使用されている。代表的な
霧化塗装機としては、エアースプレーガン、エアレスガ
ンなどが挙げられる。該水平コンベアの場合には、パレ
ットに形状物を載せてパレットごとに塗装が行われるこ
とが多く、特に自動車のサイドモールのような長尺の形
状物は、パレットに複数個、間隔をあけて並べられ塗装
されている。そのため、霧化塗装機のガンの運行範囲全
体での塗着効率は約30〜70%程度であるが、形状物
と形状物の間の部分も塗装されてしまうため、形状物だ
けの塗着効率は約10〜50%程度と非常に低いもので
あった。
【0003】また被塗物である形状物に塗着しなかった
霧化塗料は、ブースの給排気設備により強制排気される
ことになるが、通常は塗装機が設置されている塗装ブー
ス全体を温度調整あるいは温湿度調整して使用するた
め、空調に要するエネルギーは莫大なものであった。
【0004】本発明の目的は、必要最小限の大きさのブ
ース内に、複数の霧化塗装機を固定化あるいは半固定化
し、搬送される形状物に合せて塗装が必要な場所に最適
のガン位置、ガン数を選択して塗装し、塗装ブースの小
型化、高塗着率を実現する塗装方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平コンベア
の上部を挟み込む形で設置され且つ霧化塗装機の噴霧領
域をカバーする大きさの排気ダクトの中で、搬送される
形状物に対し、複数の霧化塗装機が並列に設置され、該
形状物の形状に応じて霧化塗装が行われることを特徴と
する塗装方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において霧化塗装機は、従
来公知のエアースプレー(二流体ノズル)、エアレスス
プレー、エアーミックススプレー、HVLPスプレーい
ずれのタイプでも使用可能である。好ましくは小型のエ
アスプレーガンが好適である。
【0007】本発明で使用される排気ダクトは、水平コ
ンベアの上部を挟み込む形で設置され且つ霧化塗装機の
噴霧領域をカバーする大きさを有する。霧化塗装機は塗
装ユニットによって半固定化されているので該噴霧領域
をカバーするものであれば必要最低限の大きさでよい。
【0008】本発明では、上記排気ダクトの中で、搬送
される形状物に対し、複数の霧化塗装機が並列に設置さ
れ、該形状物の形状に応じて霧化塗装が行われる。塗装
ゾーンの手前に形状センサーが設置され、形状物の形状
や大きさが検知された結果に連動して、塗装に必要な霧
化塗装機の数や位置が決定される。形状センサーからの
信号は、制御盤に送られ、例えばあらかじめ形状物ごと
に入力されていた適性のガン位置や角度、ガン数などの
データと照合され、霧化塗装機に動作指令の信号が送ら
れたり、またコンベアの経時駆動に対して形状センサー
で検知された経時信号から制御盤において投影形状が作
成され、これよりコンベアの経時駆動に対して霧化塗装
機に動作指令の信号が送られたりする。
【0009】該霧化塗装機は、好適には複数の霧化塗装
機が一直線上に装着されたユニットとして用いられ、該
ユニットが塗装アームに接合されて複数設置され、該各
ユニットの位置や各ユニット中の各霧化塗装機の噴霧O
N/OFFが形状センサーの検知結果によって制御され
る。
【0010】本発明方法では、水平コンベアに設置可能
であれば、あらゆる形状の被塗物に塗装可能であり、例
えば断面が角形、半円形など特に制限はない。特に長尺
の形状物には好適であり、該形状物はコンベアの進行方
向が長尺となるよう搬送されるのが望ましい。
【0011】また水平コンベアに設置可能であれば、各
種形状物を塗装パレットに並べて搬送し塗装に供しても
よい。
【0012】
【実施例】実施例1 図1は、本発明方法の実施例に基づく塗装ラインの概略
説明図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図であ
る。図2は排気ダクト内の塗装ユニットと被塗物との位
置関係を示す概略断面図である。
【0013】図1に示す塗装ラインでは、水平コンベア
7の上に被塗物1が設置され順次搬送されており、該コ
ンベア7には被塗物1の形状を検知する形状センサー
2、3、さらにベースコート塗装を2回、クリヤーコー
ト塗装を1回行うための、塗装開始検知リミッター4、
4'、塗装ユニット6、6'、6"をカバーする排気ダクト
5、5'、5"を夫々順次具備してなる。
【0014】該被塗物1の形状は、垂直方向の形状セン
サー2及び水平方向の形状センサー3により検知され、
該検知信号は、制御盤10に送信される。該制御盤10
には、予め各種形状物ごとに塗装ユニットにおける適正
のガン数・位置・角度等についてのデータを入力済みで
あり、受信した検知信号から搬送される被塗物1の形状
が判断され、該形状物の塗装に必要な動作指示が該制御
盤10から各塗装ユニットへ送られる。
【0015】塗装ユニット6は、図2のように、複数の
霧化塗装機8が並列に装着されたものであり、排気ダク
ト5内に通常、複数個設置される。各塗装ユニット6
は、夫々塗装アーム9に接合されて該塗装ユニット6の
移動を可能としている。
【0016】該各塗装ユニット6は、図2(a)、
(b)及び(c)のように、制御盤10からの動作指示
によって塗装アーム9が、搬送されてくる被塗物1の種
々の形状によって、塗装に必要な位置・角度に制御され
て移動し、各塗装ユニット6中で塗装に必要な霧化塗装
機だけが制御盤からの動作指示によって噴霧塗装を行
う。塗装の開始は、被塗物が塗装開始検知リミッターを
通過時にONとなり、 被塗物が通過し終わるとOFF
となる。
【0017】ここで上記塗装ラインにおいて、自動車部
品のサイドモールを被塗物として下記の通り塗装を行っ
た。ベースコート塗料として「ソフレックスNo715
シルバーM」(関西ペイント社製)を塗装粘度13秒
(FC#4、20℃)に調整して使用し、クリヤーコー
ト塗料として「ソフレックスNo500クリヤー」(関
西ペイント社製)を塗装粘度15秒(FC#4、20
℃)に調整して使用した。各塗装ユニットに装着される
各霧化塗装機として、「AM−25ノズル」(アトマッ
クス社製、二流体ノズル)を使用し、ベースコート塗料
を吐出量5〜20g/分、霧化空気圧0.2MPaで、
クリヤーコート塗料を吐出量5〜20g/分、霧化空気
圧0.15MPaで塗装し、良好な仕上り性が得られ
た。また搬送されるサイドモールの形状・大きさにより
多少の変動はあるが、塗装距離約8cmでの塗装で、塗
着効率約70〜90%であり、高塗着率が達成できた。
【0018】実施例2 図3は、本発明方法の実施例に基づく塗装ラインの概略
上面図である。図3に示す塗装ラインでは、水平コンベ
ア7の上に各種被塗物12が並んで設置された塗装パレ
ット11が置かれ順次搬送されており、該コンベア7に
は各種被塗物12の形状を検知する形状センサー15、
さらに塗装を行うための塗装ユニット14をカバーする
排気ダクト5を夫々順次具備してなる。
【0019】該各被塗物12の形状は、コンベア7の経
時駆動に対して形状センサー15により夫々検知された
経時信号が制御盤16に送信され、該制御盤16におい
て投影形状として作成される。該投影形状から判断され
て各被塗物12の塗装に必要な動作指示が該制御盤16
から各塗装ユニット14へ送られる。塗装ユニット14
は、複数の霧化塗装機13が並列に装着されたものであ
り、該各塗装ユニット14では、制御盤16からの動作
指示によって、コンベアの経時駆動に対して各塗装ユニ
ット14中で塗装に必要な霧化塗装機だけが選択され、
霧化空気や塗料の吐出バルブが開き、噴霧塗装が行われ
る。
【0020】ここで上記塗装ラインにおいて、サイズの
違う各種平板状の工業用部品を被塗物として下記の通り
塗装を行った。ベースコート塗料として「ソフレックス
レッドM」(関西ペイント社製)を塗装粘度15秒
(FC#4、20℃)に調整して使用し、クリヤーコー
ト塗料として「ソフレックスNo500クリヤー」(関
西ペイント社製)を塗装粘度15秒(FC#4、20
℃)に調整して使用した。各塗装ユニットに装着される
各霧化塗装機として、「ルミナー自動スプレーガンST
−6RW」(扶桑精機社製、エアスプレーガン)を使用
し、ベースコート塗料を吐出量15〜30g/分、霧化
空気圧0.3MPaで、クリヤーコート塗料を吐出量1
5〜30g/分、霧化空気圧0.2MPaで塗装し、良
好な仕上り性が得られた。従来のパレット全体を水平レ
シプロ機で賭塗装した時の形状物だけの塗着効率は約1
5〜30%(パレットに載せる形状物の大きさ・個数で
変動する)であったが、本実施例では通常塗装距離30
cmでの塗着効率が約40〜60%、8cmでの塗着効
率が65〜80%であり、高塗着率が達成できた。
【0021】
【発明の効果】本発明方法によれば、搬送される形状物
に合せて塗装が必要な場所に最適の塗装ガン位置、ガン
数を選択して塗装するので、塗装ブースの小型化、高塗
着率を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例に基づく塗装ラインの概略
説明図であり、(a)は上面図、(b)は側断面図であ
る。
【図2】図1における排気ダクト内の塗装ユニットと被
塗物との位置関係を示す概略断面図である。
【図3】本発明方法の実施例に基づく塗装ラインの概略
上面図である。
【符号の説明】
1、12 被塗物 2 垂直方向の形状センサー 3 水平方向の形状センサー 4、4' 塗装開始検知リミッター 5、5'、5" 排気ダクト 6、6'、6" 塗装ユニット 7 水平コンベア 8、13 霧化塗装機 9 塗装アーム 10、16 制御盤 11 塗装パレット 14 塗装ユニット 15 形状センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AA02 AA34 AA39 AA40 AA52 AA85 AA90 4F035 AA03 BA02 BB02 CB03 CB13 CC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平コンベアの上部を挟み込む形で設置さ
    れ且つ霧化塗装機の噴霧領域をカバーする大きさの排気
    ダクトの中で、搬送される形状物に対し、複数の霧化塗
    装機が並列に設置され、該形状物の形状に応じて霧化塗
    装が行われることを特徴とする塗装方法。
  2. 【請求項2】塗装ゾーンの手前に形状センサーが設置さ
    れ、形状物の形状や大きさがが検知された結果に連動し
    て、塗装に必要な霧化塗装機の数や位置が決定される請
    求項1記載の塗装方法。
  3. 【請求項3】複数の霧化塗装機が装着されたユニット
    が、塗装アームに接合されて複数設置され、該各ユニッ
    トの位置や各ユニット中の各霧化塗装機の噴霧ON/O
    FFが形状センサーの検知結果によって制御される請求
    項1又は2記載の塗装方法。
  4. 【請求項4】長尺の形状物が、コンベアの進行方向が長
    尺となるよう搬送される請求項1記載の塗装方法。
  5. 【請求項5】各種形状物が塗装パレットに並べられて搬
    送される請求項1記載の塗装方法。
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