JPH06246222A - スプレーコーティング方法および装置 - Google Patents

スプレーコーティング方法および装置

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JPH06246222A
JPH06246222A JP5035727A JP3572793A JPH06246222A JP H06246222 A JPH06246222 A JP H06246222A JP 5035727 A JP5035727 A JP 5035727A JP 3572793 A JP3572793 A JP 3572793A JP H06246222 A JPH06246222 A JP H06246222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray
coated
coating
air flow
coating agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP5035727A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tamura
達也 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Forming Industry Co Ltd filed Critical Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority to JP5035727A priority Critical patent/JPH06246222A/ja
Publication of JPH06246222A publication Critical patent/JPH06246222A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング剤の付着率が高く、コーティン
グ剤および溶媒を有効に利用できるとともに、フィルタ
の寿命を長くして、効率よくスプレーコーティングを行
えるスプレーコーティング方法および装置を得る。 【構成】 被コーティング物1にスプレーノズル3から
コーティング剤のスプレー4を吹付けてコーティング層
5を形成する際、偏向気流形成装置11の吹出ノズル1
4から被コーティング物1の周辺部に偏向気流12を形
成し、スプレー4を被コーティング物1の方向に偏向さ
せてコーティング層5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーティング剤をスプ
レーして被コーティング物にコーティングする方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のスプレーコーティング装置
を示す断面図である。図において、1は被コーティング
物であって、チェーンコンベア等により、ブース2内に
搬送されるようになっているが、詳細な図示は省略され
ている。3はスプレーノズルで、被コーティング物1上
に配置され、上下、左右、前後方向に移動し、コーティ
ング剤のスプレー4を形成して被コーティング物1に吹
付けてコーティング層5を形成するようになっている。
6はブース2の下部に設けられたフィルタである。
【0003】従来のスプレーコーティング方法は、スプ
レーノズル3から空気を噴射し、あるいは噴射すること
なく、コーティング剤のスプレー4を形成して被コーテ
ィング物1に吹付け、被コーティング物1の表面にコー
ティング層5を形成する。
【0004】このとき被コーティング物1の表面に均一
にコーティング層5が形成されるように、被コーティン
グ物1に対してスプレーノズル3を相対的に前後、左
右、上下に移動させてスプレー4を形成する。3a、3
bは水平方向に最大限移動したときのスプレーノズル3
の移動位置、4a、4bは同じくスプレー4の移動位置
を示す。
【0005】このようにしてコーティングを行うと、ス
プレー4の被コーティング物1に吹付けられる領域のコ
ーティング剤は被コーティング物1に付着してコーティ
ング層5を形成し、残部はブース2の下部に流下し、フ
ィルタ6を通して回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスプレーコーティング方法および装置におい
ては、均一にコーティング層5を形成するために、被コ
ーティング物1の面aよりも広い領域b、cにスプレー
4を形成し、あるいは移動させるようにしているので、
領域b、cに形成されるスプレー4はコーティングに利
用されない。
【0007】一般に使用したコーティング剤の全量に対
する被コーティング物1へのコーティング剤の付着量
は、通常のスプレー塗装の場合20〜30%、静電スプ
レー塗装の場合40〜50%とされており、50%以上
のコーティング剤が無駄に使用されている。この場合、
多量の溶媒を必要とするほか、回収するコーティング剤
も場合によっては再生する必要があるため効率が悪く、
またフィルタ6の再生、交換の頻度も高くなるという問
題点がある。
【0008】本発明の目的は、コーティング剤の付着率
を高くして、コーティング剤および溶媒を有効に利用す
るとともに、フィルタの寿命を長くして、効率よくコー
ティングを行うことができるスプレーコーティング方法
および装置を提案することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は次のスプレーコ
ーティング方法および装置である。 (1)スプレー手段からコーティング剤のスプレーを形
成して被コーティング物に吹付け、被コーティング物に
コーティング層を形成する方法において、被コーティン
グ物の周辺部に偏向気流を形成し、スプレーの方向を被
コーティング物の方向に偏向させて、コーティングを行
うことを特徴とするスプレーコーティング方法。 (2)スプレー手段と被コーティング物の相対位置を変
化させてスプレーを吹付けることを特徴とする上記
(1)記載の方法。 (3)被コーティング物を囲むように偏向気流を形成す
ることを特徴とする上記(1)または(2)記載の方
法。 (4)被コーティング物を支持する支持手段と、コーテ
ィング剤のスプレーを形成し、被コーティング物に吹付
けるスプレー手段と、被コーティング物の周辺部に偏向
気流を形成して、スプレーの方向を被コーティング物の
方向に偏向させる偏向気流形成装置とを備えていること
を特徴とするスプレーコーティング装置。
【0010】
【作用】本発明のスプレーコーティング装置によるスプ
レーコーティング方法は、被コーティング物を支持手段
で支持し、スプレー手段でスプレーを形成して被コーテ
ィング物に吹付ける。このとき偏向気流形成装置により
被コーティング物の周辺部に偏向気流を形成して、スプ
レーの方向を被コーティング物の方向に偏向させ、被コ
ーティング物にコーティング層を形成する。
【0011】請求項2のスプレーコーティング方法で
は、スプレー手段および/または被コーティング物を移
動させることにより、両者の相対位置を変えてコーティ
ングを行う。請求項3のスプレーコーティング方法で
は、被コーティング物を囲むように偏向気流を形成す
る。
【0012】上記のように偏向気流の形成により、被コ
ーティング物の領域外に形成されたスプレーは被コーテ
ィング物の領域に偏向させられてコーティング層を形成
する。このためコーティング剤の付着率は高くなり、効
率よくスプレーコーティングを行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1は実施例のスプレーコーティング装置を示す断
面図、図2はその平面図であり、図3と同符号は同一ま
たは相当部分を示す。
【0014】被コーティング物1は支持台8に載せら
れ、チェーンコンベア9により間欠移動し、ブース2内
に進入するようになっている。スプレーノズル3は前
後、左右、上下に移動して、ブース2内に進入した被コ
ーティング物1にスプレー4を吹付けるようになってい
る。
【0015】11は偏向気流形成装置であって、被コー
ティング物1の周辺部を囲む位置に偏向気流(エアカー
テン)12を形成するように、ブース2の上部に設けら
れている。偏向気流形成装置11は、被コーティング物
1の周辺部に向って偏向気流12を線状に吹出す吹出ノ
ズル14と、この吹出ノズル14に気体を吹出すスリッ
ト15を有する気体供給パイプ16と、この気体供給パ
イプ16に給気ホース18を接続する接続ポート17と
を有している。
【0016】気体供給パイプ16は被コーティング物1
の上方に、被コーティング物1の周辺部を囲むように四
辺形の枠状に配置され、下向にスリット15が開口して
いる。吹出ノズル14は、吹出口14aが下向の状態
で、気体供給パイプ16を覆うように取付けられてお
り、気体供給パイプ16の円周方向に沿って回転し、吹
出口14aの方向が変るようになっている。給気ホース
18は弁19を介してコンプレッサ等の気体供給源に接
続している。
【0017】上記のスプレーコーティング装置によるス
プレーコーティング方法は、まず被コーティング物1を
支持台8に載せてチェーンコンベア9により間欠移動さ
せて、ブース2内に進入させ、コーティング位置に停止
させる。
【0018】一方、偏向気流形成装置11において、吹
出口14aが被コーティング物1の周辺部に向くように
吹出ノズル14の取付位置を調整した状態で、弁19を
開いて給気ホース18から圧縮空気等の気体を供給する
と、気体は接続ポート17から気体供給パイプ16に入
ってスリット15から吹出し、さらに吹出ノズル14の
吹出口14aから吹出して、被コーティング物1の周辺
部に偏向気流12の幕(エアカーテン)を形成する。
【0019】この状態でスプレーノズル3から空気等の
気体を噴射し、あるいは噴射することなく、コーティン
グ剤を霧化し、コーティング剤のスプレー4を形成して
コーティング層5を形成する。ここでスプレーノズル3
を前後、左右、上下に移動させて、両者の相対位置を変
化させることにより、均一にコーティング層5を形成す
る。
【0020】このときスプレーノズル3によって形成さ
れるスプレー4のうち、被コーティング物1の領域外に
向う部分4cは、偏向気流12によって被コーティング
物1の領域に向うように偏向流4dとなり、コーティン
グ層5を形成する。これによりコーティング剤の付着率
は高くなり、効率よくスプレーコーティングが行われ
る。このためスプレーノズル3から噴射されるコーティ
ング剤の量は少なくてよく、これに伴って溶媒の使用量
も少なくなる。
【0021】スプレー4のうち、一部は偏向気流12と
ともに被コーティング物1の領域外に吹付けられて流下
し、フィルタ6を通して回収され、再使用される。この
ようにコーティングされないで回収されるコーティング
剤は従来の場合より少量であるので、無駄となる溶媒の
量も少なく、またコーティング剤を再生する場合でも再
生効率はよく、フィルタ6の寿命も長くなる。
【0022】コーティング層5が形成された後、スプレ
ーノズル3からのスプレー4の形成を停止し、さらに偏
向気流形成装置11による偏向気流12の形成を停止
し、チェーンコンベア9により被コーティング物1を搬
出する。そして新しい被コーティング物1を搬入して、
同様の操作を繰返えす。
【0023】上記の説明において、スプレー4の形成
は、コーティング剤を気体の噴射により霧化する場合に
限らず、コーティング剤のみを噴出して霧化することに
よっても形成できる。この場合、コーティング剤として
は液状に限らず、粉末状のものでもよい。コーティング
剤としては、塗料のほか、表面硬化剤、帯電防止剤等の
表面処理剤その他のものがコーティングの対象となる。
【0024】また偏向気流12を形成する気体は空気そ
の他の気体が用いられる。上記実施例では、被コーティ
ング物1とスプレーノズル3の相対位置を変えるため
に、スプレーノズル3を移動させたが、被コーティング
物1を移動させてもよい。この場合、前後、左右、上下
のほかに回転等の動作も可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、被コーティング物の周
辺部に形成した偏向気流によりスプレーを偏向させて、
コーティング層を形成するようにしたため、コーティン
グ剤の付着率を高くしてコーティング剤および溶媒を有
効に利用するとともに、フィルタの寿命を長くして、効
率よくスプレーコーティングを行うことができるスプレ
ーコーティング方法および装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスプレーコーティング装置の断面図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来のスプレーコーティング装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 被コーティング物 2 ブース 3 スプレーノズル 4 スプレー 5 コーティング層 6 フィルタ 8 支持台 9 チェーンコンベア 11 偏向気流形成装置 12 偏向気流 14 吹出ノズル 15 スリット 16 気体供給パイプ 18 給気ホース 19 弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレー手段からコーティング剤のスプ
    レーを形成して被コーティング物に吹付け、被コーティ
    ング物にコーティング層を形成する方法において、 被コーティング物の周辺部に偏向気流を形成し、スプレ
    ーの方向を被コーティング物の方向に偏向させて、コー
    ティングを行うことを特徴とするスプレーコーティング
    方法。
  2. 【請求項2】 スプレー手段と被コーティング物の相対
    位置を変化させてスプレーを吹付けることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 被コーティング物を囲むように偏向気流
    を形成することを特徴とする請求項1または2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 被コーティング物を支持する支持手段
    と、コーティング剤のスプレーを形成し、被コーティン
    グ物に吹付けるスプレー手段と、 被コーティング物の周辺部に偏向気流を形成して、スプ
    レーの方向を被コーティング物の方向に偏向させる偏向
    気流形成装置とを備えていることを特徴とするスプレー
    コーティング装置。
JP5035727A 1993-02-24 1993-02-24 スプレーコーティング方法および装置 Pending JPH06246222A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010091994A (ko) * 2000-03-15 2001-10-23 이데이 노부유끼 음극선관퍼늘 내부의 카본도포방법 및 장치
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JP2015174083A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社東芝 成膜装置
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